JPH0410351Y2 - - Google Patents

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JPH0410351Y2
JPH0410351Y2 JP16221585U JP16221585U JPH0410351Y2 JP H0410351 Y2 JPH0410351 Y2 JP H0410351Y2 JP 16221585 U JP16221585 U JP 16221585U JP 16221585 U JP16221585 U JP 16221585U JP H0410351 Y2 JPH0410351 Y2 JP H0410351Y2
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JP
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auxiliary
pulley
crankshaft
belt
tension
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JP16221585U
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関の補機部品駆動装置に関
し、特に、クランクシヤフトにベルト張力の影響
を及ぼさないようにした内燃機関の補機部品駆動
装置に係る。
〔従来の技術〕
内燃機関においては、出力の一部を利用して動
弁装置やオルタネータ、ウオータポンプ等の補機
部品を駆動するようになつている。例えば、実開
昭56−90730号に示されているように、クランク
シヤフトに固定されるクランクシヤフトプーリが
駆動プーリとなり、カムシヤフトに固定されるカ
ムシヤフトプーリそして補機部品のシヤフトに固
定されるプーリが従動プーリとなつて、一定張力
の基で張られた補機駆動ベルトが巻き掛けされて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、クランクシヤフトのうちクランクシ
ヤフトプーリが固定されている部分は、片持ち状
態にあるので、クランクシヤフトプーリを介して
ベルト張力により曲げモーメントを受ける状態に
ある。このとき、クランクシヤフトの軸受部のう
ちクランクシヤフトプーリに最も近い軸受部は曲
げの支点となる。ところが、軸受部とクランクシ
ヤフトとの間には、潤滑を配慮して若干のクリア
ランスが設定されているために、クランクシヤフ
トが軸受部内でベルトの張力により引つ張られる
向きに偏り、引つ張られる向きと反対側では、ク
リアランスが部分的に設定値より大きくなる。こ
のため、クランクシヤフトプーリに最も近い1番
気筒の爆発行程時、クランクシヤフトから軸受部
に荷重が作用すると、部分的に大きなクリアラン
スが形成された方向では、加速がついてクランク
シヤフトが軸受部に衝突することになり、軸受部
からの打音を大きくしている問題がある。
従つて、本考案の技術的課題は、ベルト張力の
作用する方向と反対方向に、等しい大きさの力を
クランクシヤフトに加えることにより、クランク
シヤフト軸受部からの打音を低減することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を解決するために講じた手段
は、本考案の内燃機関の補機部品駆動装置によれ
ば、クランクシヤフトプーリの中心を基準とする
円弧状のガイド孔を有する補助プーリ固定部材
と、ガイド孔へ移動可能に係合され、かつ、固定
部材によつて補助プーリ固定部材に各々固定され
る一対の補助プーリと、一対の補助プーリとクラ
ンクシヤフトプーリの間に巻き掛けられる補助ベ
ルトとを設け、補助プーリをガイド孔に沿つて移
動することにより補助プーリの位置及び補助プー
リの相対距離を調整可能となし、補機駆動ベルト
の張力と補助ベルトの張力との平衡をクランクシ
ヤフトプーリのところで保つことにある。
〔作用〕
この手段によれば、一対の補助プーリが補助プ
ーリ固定部材のガイド孔に沿つて移動可能である
ので、各々の補助プーリの移動によつて補助プー
リ間の相対距離及び補助プーリの設置個所が調整
可能な構成となる。したがつて、クランクシヤフ
トプーリに巻き掛けされる補助ベルトの張力の大
きさは、補助プーリ間の距離を調整することで選
定され、補助ベルトの張力によりクランクシヤフ
トプーリが引つ張られる向きは、補助プーリの設
置個所により選定される。
〔実施例〕
以下、本考案の望ましい実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図に示すように、内燃機関の本体を形成す
るシリンダブロツク1とシリンダヘツド2のフロ
ント側では、シリンダブロツク1に設置されるク
ランクシヤフト(図示せず)及びシリンダヘツド
2に設置されるカムシヤフト(図示せず)に、そ
れぞれクランクシヤフトプーリ3とカムシヤフト
プーリ4が内燃機関の本体のフロント側に固定さ
れている。ここで、クランクシヤフトプーリ3が
駆動プーリとなり、カムシヤフトプーリ4ととも
に補機部品の一つであるオイルポンプのプーリ6
が従動プーリとなつてベルト5が巻き掛けされて
いる。さらに、ベルト5の外側には、アイドラプ
ーリ7,8が設置されていて、ベルト5の張力お
よび巻き角が設定されている。
次に、シリンダブロツク1の外に設けられる補
機部品であるウオータポンプのプーリ9と同様に
補機部品であるオルタネータのプーリ10には別
のベルト11がクランクシヤフトプーリ3ととも
に巻き掛けされている。ベルト11の張力は、ウ
オータポンプのプーリ9の位置を移動させること
で設定できるようになつている。
さらに、他の補機部品であるエアコンプレツサ
のプーリ12と同様に補機部品であるパワーステ
アリングポンプのプーリ13には他のベルト14
がクランクシヤフトプーリ3とともに巻き掛けさ
れている。ベルト14の張力は、エアコンプレツ
サのプーリ12の位置を移動させることで設定で
きるようになつている。
ところで、カムシヤフトプーリ4、アイドラプ
ーリ7,8、そして上記補機部品のプーリ6,
9,10,12,13以外に、一対の補助プーリ
15,16には、クランクシヤフトプーリ3とと
もに補機駆動ベルト17が巻き掛けされるように
なつている。このため、第2図にも示すように、
シリンダブロツク1のフロント側に沿つてシリン
ダヘツド2と反対の下端には、補助プーリ15,
16を設置するための半円形状をしたブラケツト
18(補助プーリ固定部材)が設けられている。
このブラケツト18は、クランクシヤフトプーリ
3の中心Oを基準にした円弧カーブのガイド孔1
9を備えている。第3図に示すように、このガイ
ド孔19に補助プーリ15,16の回転軸となる
シヤフト20,21が貫通しており、シヤフト2
0,21の一端部に切られたねじにワツシヤ付き
のナツト22,23(固定部材)が螺合してブラ
ケツト18に対してシヤフト20,21が固定さ
れ、補助プーリ15,16がクランクシヤフトプ
ーリ3の回りに設置されるようになつている。な
お、シヤフト20,21のうちガイド孔19に嵌
まる部分は、矩形断面となつており、ガイド孔1
9内で回転しないようになつている。
次に、ナツト22,23の他に、シヤフト2
0,21の他端部にもワツシヤ付きのナツト2
4,25が螺合しており、補助プーリ15,16
に内蔵されてシヤフト20,21に挿入されたボ
ールベアリング26,34がシヤフト20,21
から抜けないようにナツト24,25により固定
されている。
ところで、補助プーリ15,16とブラケツト
18との間には、シヤフト20,21を相互に連
結するテンシヨンバー27が存在する。連結にあ
たつて、シヤフト20はテンシヨンバー27の一
端面側に設けられた孔28に圧入され、シヤフト
21はテンシヨンバー27の他端面から設けられ
たU字型の切欠き29にスライド可能に挿入され
ている。ここで、シヤフト21にテンシヨンボル
ト31が貫通させてあり、切欠き29が開口する
テンシヨンバー27の他端面に突出するようにな
つている。そして、この他端面にテンシヨンボル
ト31を貫通させるようにしてキヤツプ30が設
置されてあり、このキヤツプ30にテンシヨンボ
ルト31と螺合するナツト32が着座するように
なつている。さらに、ナツト32にはナツト33
が圧着しており、ナツト33はナツト32の緩み
止めとして機能している。
以上のようにして、ナツト22,23が緩めら
れると、テンシヨンバー27によつて連結された
シヤフト20,21がガイド孔19に沿つてスラ
イド可能となり、ブラケツト18に対して補助プ
ーリ15,16の設置個所がガイド孔19の範囲
にわたつて適宜選択されることになる。このた
め、補助プーリ15,16、そしてクランクシヤ
フトプーリ3に巻き掛けされた補助ベルト17の
張力に関しクランクプーリ3に作用する方向が自
由に選定される。
また、ナツト22が締まつてナツト23が緩ん
だ状態の基で、ナツト33が緩められナツト32
が回転させられると、テンシヨンボルト31が切
られたねじのために移動して、シヤフト21を介
してベルト17の張力を受ける補助プーリ16を
切欠き29内でスライド可能となる。こうして、
補助プーリ15,16の相対距離を可変にするこ
とで、ベルト17の張力の大きさが自由に選定さ
れる。
従つて、補助ベルト17を除いて、クランクシ
ヤフトプーリ3に巻き掛けされている補機駆動用
のベルト5,11,14の張力に、補助ベルト1
7の張力がクランクシヤフトプーリ3のところで
釣り合うように設定されると、軸受部内における
クランクシヤフトの偏りが防止される。
〔考案の効果〕
このようにして、本考案の講じた手段によれ
ば、クランクシヤフトプーリに巻き掛けされる補
助ベルトの張力の大きさを、補助プーリ間の距離
を調整することで選定し、補助ベルトの張力によ
りクランクシヤフトプーリが引つ張られる向き
を、補助プーリの設置個所により選定するので、
カムシヤフトプーリや補機部品のプーリに巻き掛
けされるベルトによつてクランクシヤフトプーリ
を介して引つ張られるクランクシヤフトを軸受部
内で偏らせずに定位置に保てる。従つて、本考案
によれば、ベルトの引つ張りによつて軸受部内の
クリアランスが部分的に大きくなるために発生す
る打音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例による補機部品駆動
装置のレイアウトを示す概略図、第2図は、第1
図の拡大図、第3図は、第2図の−断面図で
ある。 3……クランクシヤフトプーリ、4……カムシ
ヤフトプーリ、5,11,14……ベルト、6,
9,10,11,12,13……補機部品のプー
リ、17……補助ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクシヤフトに固定されるクランクシヤフ
    トプーリを駆動プーリとしてカムシヤフトプーリ
    や補機部品のプーリを従動プーリとして補機駆動
    ベルトが巻き掛けされた内燃機関の補機部品駆動
    装置において、前記クランクシヤフトプーリの中
    心を基準とする円弧状のガイド孔を有する補助プ
    ーリ固定部材と、該ガイド孔へ移動可能に係合さ
    れ、かつ、固定部材によつて該補助プーリ固定部
    材に各々固定される一対の補助プーリと、該一対
    の補助プーリと前記クランクシヤフトプーリの間
    に巻き掛けられる補助ベルトとを設け、前記補助
    プーリを前記ガイド孔に沿つて移動することによ
    り前記補助プーリの位置及び前記補助プーリの相
    対距離を調整可能となし、補機駆動ベルトの張力
    と補助ベルトの張力との平衡を前記クランクシヤ
    フトプーリのところで保つことを特徴とする内燃
    機関の補機部品駆動装置。
JP16221585U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0410351Y2 (ja)

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JP16221585U JPH0410351Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JP16221585U JPH0410351Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JPS6271340U JPS6271340U (ja) 1987-05-07
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