JPS63246670A - 免疫分析用試薬 - Google Patents

免疫分析用試薬

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JPS63246670A
JPS63246670A JP7963087A JP7963087A JPS63246670A JP S63246670 A JPS63246670 A JP S63246670A JP 7963087 A JP7963087 A JP 7963087A JP 7963087 A JP7963087 A JP 7963087A JP S63246670 A JPS63246670 A JP S63246670A
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JP
Japan
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antibody
liposome
reagent
immobilized
immunoassay
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Application number
JP7963087A
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Yoshio Ishimori
石森 義雄
Toshihiro Tsuneyoshi
常吉 俊広
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は試料中に存在する被検物質を特異的に定量分析
するための免疫分析用試薬の改良に関する。
(従来の技術) 近年、ガンに関する研究が進展するにつれて各種の腫瘍
マーカーが見出されるようになってきた。
こうした腫瘍マーカーの代表例としては、倒えばα−フ
ェトプロティン(AFP)、ガン胎児性抗原(CEA)
、塩基性フェトプロティン(RFP)及び膵ガン胎児性
抗原(POA)等を挙げることができる。これらの腫瘍
マーカーについては、正常人ではその濃度が極めて低く
(例えばCEAの場合、数ng/mQ以下)、腫瘍患者
の場合には正常人の10倍以上の値を示すことが多いも
ののやはり濃度が低い、このため、いずれにしても腫瘍
マーカーを定量分析するにあたっては非常に高い検出感
度が要求される。
従来、抗原又は抗体を定量するための免疫分析法として
は、以下のような種々の方法が知られている。
例えば、放射性物質で標識化した抗原又は抗体を用いる
放射線免疫分析法(RI A)が開発されている。しか
し、RTAでは放射性物質の取扱いが面倒で、その廃棄
処理も問題になる。
そこで、放射性物質の代りに酵素や蛍光物質等の種々の
物質で標識化した抗原又は抗体を使用する免疫分析法が
提案されている。しかし、この方法では遊離抗体と結合
抗体とを分離することが困難であるという問題がある。
これに対して、遊離抗体と結合抗体との分離工程が不要
な均一系で測定できる画期的な手法としてEMIT法が
知られている(Rosentthal at al、、
’C11n、Chem、、22.1899(1976)
)、 L/かじ、この方法は原理的に高分子量のタンパ
ク質抗原又は抗体の定量には適用できない。
また、脂溶性の抗原を膜内に取込み、内部にグルコース
を封入したリポソームを調製し、抗原抗体反応によるリ
ポソームの破壊に伴うグルコースの流出量を測定するこ
とにより、抗体の定量を行なう手法が発表されている(
Haxby et al、;Ilio−Chemist
ry、61.300(1968))。ところが、この方
法を腫瘍マーカーの定量に適用しようとする場合、マー
カー自身、又はマーカーに対する抗体すなわちタンパク
質である免疫グロブリンをリポソーム上に担持させなけ
ればならない。
また、特開昭56−132564号には、抗原又は抗体
を担持させ、内部に酵素を封入したリポソームを用い、
抗原抗体反応によるリポソームの破壊に伴う酵素の流出
量を測定することにより、抗体の定量を行なう方法が開
示されている。そして、この公報では、タンパク質をグ
ルタルアルデヒド等の二官能性架橋試薬を介してリポソ
ーム上に担持させることが記載されている。しかし、本
発明者らの研究によると、上記のような架橋試薬で抗体
をリポソームに担持させると、一般に抗体の活性が低下
し、抗原抗体反応に伴うリポソームの破壊が引起されな
くなることが判明している。
更に、上述した従来の免疫分析法は、一般的に分析に長
時間を要し、しかも多数の試料を自動的に測定すること
ができないという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、試料中の微量な被検物質を高感度かつ高精度に定量
することができる免疫分析用試薬を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、リン脂質及び糖脂質のうち少なくともいずれ
か一方よりなるリポソームと、該リポソーム上に架橋基
を介して固定化された抗体と、リポソーム内に封入され
た親水性の標識物質とからなる免疫分析用試薬において
、抗体の重量がIB o Q eのリン脂質あるいは糖
脂質当り0.01〜500μgであることを特徴とする
免疫分析用試薬である。
本発明の免疫分析用試薬は、リポソーム上に固定化され
る抗体の重量が、リポソームを構成するリン脂質あるい
は糖脂質1μsOQ当り0.01〜500μgである。
 0.01μgより少ないと、感度が悪く、500μg
より多いと保存安定性が低く、また、測定の際には非特
異反応が起こりS/N比が低下するため被検物質を精度
よく検出することができない。
好ましくはリン脂質あるいは糖脂質IIUo12当り1
〜10μgである。
本発明の免疫分析用試薬において、リポソームはリン脂
質又は糖脂質の少なくとも一方からなる。
リポソームを安定化する上では、リン脂質、糖脂質に対
してコレステロールが10〜500モル%含まれること
が好ましい。
本発明で用いられるリン脂質及び糖脂質としては分子量
が小さいものだけでなくどの様なものであっても良く特
に限定されるものではない。リン脂質、糖脂質中の脂肪
酸炭素鎖は炭素原子数が12〜18であることが好まし
く、更に偶数であることがより好ましい6例えばジパル
ミトイルホスファチジルコリン(D P P C)、ジ
パルミトイルホスファチジルエタノールアミン(DP)
)E)、ジオレオイルホスファチジルエタノールアミン
(DOPE)。
シミリストイルホスファチジルエタノールアミン(DM
PE)、ジステアロイルホスファチジルエタノールアミ
ン(D S P E)等が挙げられる。
本発明では枝分かれ構造を持つリン脂質あるいは糖脂質
を用いてもよい。このような脂質として例えばα、ω−
ヘキサトリアコンタンジカルボン酸−N−ヒドロキシサ
クシンイミドジエステル、α、ω−テトラトリアコンタ
ンジカルボン酸−N−ヒドロキシサクシンイミドジエス
テル等が挙げられる。
このような枝分かれした脂質を用いて更に精密かつ簡便
な免疫分析用試薬を調整することができる。すなわち、
脂質の枝分かれした先端に抗体もしくは抗体の一部分を
固定化し、これをリポソーム′fI4N液と混合し、イ
ンキュベートして脂質の交換反応により抗体固定化分枝
脂質をリポソームに導入する(第5図参照)、得られた
免疫分析用試薬は抗体もしくは抗体の一部分がちょうど
50〜100人離れてリポソーム上に固定化されている
ため補体が1対1に近い形で反応できる。このため被検
物質に対する抗体もしくは抗体の一部分が微景でよく、
高感度、高精度な定量分析が可能となる。
本発明の免疫分析用試薬において、リポソーム内部に封
入される標識物質としては、親水性で。
リポソーム外へ溶出された際に定量可能な物質が選択さ
れる。このような物質としては1例えば、高濃度では自
己消光により蛍光を示さないが、低濃度(10−”M以
下)で非常に強い蛍光を発するカルボキシフルオレセイ
ンのような蛍光性物質;リポソーム外で酸化反応により
発光するルミノールやルシフェリンのような発光性物質
;可視域又は紫外域に特異的な吸収帯を有する吸光性化
合物(水溶性色素等);酸化酵素の作用により分解され
、酸素消費又は過酸化水素生成をもたらすグルコース、
シュークロース等の糖類;テトラペンチルアンモニウム
のような比較的大きなイオン性化合物;ニコチンアミド
アデニンジヌクレオチド(N A D )のような補酵
素類;メチルビオロゲン等のラジカル化合物等が挙げら
れる。これらの化合物は、検出方法、感度及びリポソー
ムの安定性等の因子を考慮した上で適宜選択される。
本発明の免疫分析用試薬において、リポソーム上に固定
化される抗体は、いかなるタンパク質であってもよく、
例えば IaA、IgE、IgG、I匹M等が挙げられ
る。また、これらの抗体の一部を固定化してもよい、更
に、モノクローナル抗体であることが感度の向上という
点から好ましい。
本発明の免疫分析用試薬において、リポソーム上に抗体
又はその一部を固定化するためには、脂質分子と架橋剤
との反応によりリポソームに官能基を導入する。また、
必要に応じて抗体又はその一部に架橋剤を反応させて官
能基を導入する。なお、必要に応じて官能基を導入した
後、例えば還元剤(例えばジチオトレイトール:DTT
)等で処理して修飾する。
上記のような架橋剤としては、例えば、N−サクシンイ
ミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート(S
PDP)、N−サクシンイミジル4−(p−マレイミド
フェニル)ブチレート(SMPH)。
N−サクシンイミジル4−(p−マレイミドフェニル)
アセテート(SMPA)、N−サクシンイミジル4−(
p−マレイミドフェニル)プロピオネート(SMPP)
、N −(γ−マレイミドブチリルオキシ)サクシンイ
ミド(GMBS)、N−(t−マレイミドカプロイルオ
キシ)サクシンイミド(EMCS) 、ジサクシンイミ
ジルスペレート(DSS)等が挙げられる。    − 例えば、5PDPは、次式 で示され、温和な条件下で反応して、第17ミノ基を有
する化合物と、チオール基を有する化合物とを結合する
架橋剤である。
また、SMPHは、次式 で示され、5PDPと同様な反応で抗体を固定化できる
が、最終生成物中に−5−8−結合を含まず(−8−結
合のみ)、血清などの還元性雰囲気下でも安定である。
本発明の免疫分析用試薬は保存等の際に緩衝液を用いる
ことができ、緩衝液はpHが6〜8.浸透圧が250〜
350mOsm、好ましくは270〜300mOsmで
あることが望ましい。
以下、本発明を更に詳細に説明する。本発明の免疫分析
用試薬は例えば次のような方法により製造することがで
きる。
まず、所望の脂質と架橋剤とを溶媒中で反応させること
により、脂質分子に官能基を導入して官能性脂質とする
。この官能基がリポソーム上における抗体又はその一部
を固定化するための官能基として作用する6次に得られ
た官能性脂質とコレステロールの適当量とをフラスコに
入れ、溶媒を加えて溶解・混合させた後、溶媒を吸引除
去して乾燥する。この結果、フラスコ壁面に脂質薄膜が
形成される。つづいて、フラスコ内に標識物質を含有す
る水溶液を加え、密栓して振とうすることにより、リポ
ソームの懸濁液を調製する。
一方、リポソームに固定化される抗体またはその一部に
は、必要ならば架橋剤との反応により架橋基を導入した
後、必要に応じて還元剤等で処理して修飾する。
次いで、上記リポソーム懸濁液と適当量の抗体又はその
一部とを適当な緩衝液中で反応させて。
リポソームに抗体又はその一部を固定化させる。
本発明の免疫分析用試薬は以下のようにして使用される
。すなわち、被検物質を含有する試料に本発明に係る免
疫分析用試薬を加え、これと別に補体を加える。この結
果、抗原抗体反応及び補体の活性化が誘起され、リポソ
ームが破壊されて、内部に封入されている標識物質が流
出する。この流出した標識物質の量と、試料中の被検物
質の量との間には相関関係があるので、流出した被検物
質を適当な分析方法によって定量することにより、被検
物質を定量することができる。
そして、実際の定量分析においては、予め被検物質の濃
度が既知の試料を用いて検量線を作成しておき、これを
もとにして同一条件で被検物質の濃度が未知の試料との
反応により流出した標識物質を測定することにより定量
分析を行なう。
以上のような本発明に係る免疫分析用試薬を用いて定量
が可能な被検物質は、腫瘍マーカー(AFP、BFP、
CEA、POA等)、免疫グロブリン(IgA、IgE
、IgG、IgM等)、ホルモン、インシュリン、T1
.薬物等の抗原が挙げられ、更にこれらに対する抗体に
対しても適用できる。
(作 用) 本発明の免疫分析用試薬によれば、適当量の抗体がリポ
ソーム上に固定化されているので、にG感度・高精度の
測定が可能になるばかりでなく、リポソームの保存安定
性も非常に向上する。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
i)実施例1 ヒトIgGの測定 本実施例において用いた試薬のうち、ジパルミトイルホ
スファチジルコリン(D P P C)、コレステロー
ル、ジパルミトイルホスファチジルエタノールアミン(
DPPE)及びジチオトレイトール(D T T)はシ
グマ社製のものを用いた。また、N−サクシンイミジル
3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート(SPDP
)及びセファデックスG −25フアインはファルマシ
ア社製のものを用いた。
他の試薬は市販品(特級)を精製せずに使用した。
なお、水は全てイオン交換水を用いた。
■ 官能性リン脂質ニジチオピリジル−DPPE(DT
P−DPPE)の調製 密栓付三角フラスコにDPPE70■を分取し。
クロロホルム/メタノール(5:1)混合溶媒25艷に
溶解した1次に、トリエタノールアミン6oμQ及び5
PDP50■を添加し、窒素置換した後、室温で1時間
反応させてDPPEにジチオピリジル基を導入した。つ
づいて、ロータリーエバポレータにより溶媒を除去した
0次いで、乾燥物をクロロホルム/メタノール(10:
1)混合溶媒に溶解した後、シリカゲルカラムを用いて
精製し、DTP−DPPEの分画を回収した。更に、ロ
ータリーエバポレータにより約5−まで濃縮した。DT
P−DPPEの収率は80〜95%であった。これを窒
素封入下−20℃で保存した。
この反応によりDPPEの導入されたジチオピリジル基
が固定化用官能基となる。
■ リポソームの調製 使用した脂質は全てクロロホルム又はクロロホルム/メ
タノール(2: 1)混合溶媒に溶解した。
5mMのD P P C200μQ、 10mMのコレ
ステロール100μQ及び1mMのDTP−DPPE 
(■で得られた官能性リン脂質)50μeを10mQ容
量のナス型フラスコに入れ、更にクロロホルム2−を加
えてよく混合した。次に、約50℃の温浴中でロータリ
ーエバポレータにより溶媒を除去した。再びクロロホル
ム2−を加えて十分に撹拌した後、再度ロータリーエバ
ポレータにより溶媒を除去した。
この操作を数回繰り返すと、フラスコ壁而に脂質薄膜が
形成された。つづいて、フラスコをデシケータ中に移し
て真空ポンプで約1時間吸引し、溶媒を完全に除去した
次いで、0.2Mのカルボキシフルオレセイン(イース
トマン・コダック社製、pH7,4:以下、CFと記す
)100μeを添加し、フラスコ内部を窒素で置換した
後、密栓して約60℃の水浴中に約1分間浸漬した。つ
づいて、Vortexミキサーを用い。
フラスコ壁面の脂質薄膜が完全に消失するまでフラスコ
を激しく振とうした。この操作によりリポソーム懸濁液
が調製された。このリポソーム懸濁液にゼラチン−ベロ
ナール緩衝液(以下、GVB−と記す)を少量添加した
後、全て遠心チューブに移し、4℃において15000
rpmで20分間遠心し、遊離のCFを除去した。更に
、この操作を上澄が透明になるまで繰り返した。最後に
、GVB−2mM及び10%NaN、5μgを加え、 
Vortexミキサーで間約15mg/−のヤギ抗−ヒ
トIgG抗体2dに10mMの5PDPエタノール溶液
10μeを加え、十分撹拌してそのまま室温で30分間
反応させ、ヤギ抗−ヒトIgG 抗体にジチオピリジル
基を導入した0次に、予め生理食塩水で飽和させたセフ
ァデックスG−25フアインのゲルを充填したカラム(
ゲル体積:約15mQ)に反応液を展開し、0.1M酢
酸緩衝液(p H4,s、o、as%NaCQ含有)で
溶出させた。
つづいて、最初のタンパク質分画約2allに更に2d
の酢酸緩衝液を加え、窒素置換した後、ジチオトレイト
ール約30mQを添加し、十分に撹拌して室温で20分
間反応させ、ジチオピリジル基をSH基に還元した。つ
づいて、予め0.01MのHEPES緩衝液で飽和させ
たセファデックスG−25フアインのゲルを充填したカ
ラム(ゲル体積:約30社)に反応液を展開し、HEP
ES緩衝液で溶出した。
次いで、最初のタンパク質分画約211LIlを回収し
、窒素置換した後、使用するまで冷蔵庫に保存した。
■ 免疫分析用試薬の調製 ■で得られたリポソーム懸濁液と、■で得られた適当濃
度(OD280nm=0.01〜5の範囲)の修飾抗体
とを等量ずつ混合し、窒素置換した後、密栓してゆっく
り振とうしながら1晩反応させた。広に、HEPES1
1wt液及びGVB−でm次洗りし、未反応の抗体及び
漏出したCFを除去した。次いで、調製されたヤギ抗−
ヒトIgG 抗体固定化リポソーム試薬に、上記反応に
用いたリポソーム懸濁液の量に相当するGVB−及び1
0%NaN:110μQを添加して懸濁させた後、窒素
置換して使用するまで冷蔵庫に保存した。
リポソームに抗体を反応させる前後の抗体濃度を色素結
合法で測定することにより抗体固定化量を決定した。反
応させる修飾ヤギ抗−ヒト IgG抗体の濃度と、リポ
ソーム上に固定化される抗体量は第2図に示すように正
比例する。尚、色素結合法とは次のようなものである。
クマシー・ブリリアントブルーG −250の酸性溶量
法の一つである。例えば、Bio −Rad u 10
のタンパク分析試薬を用いると、抗体溶液(200μQ
)と試薬(800μQ)をa2合し、15分後に595
nmの吸光度を測定する。予め、既知濃度の抗体溶液か
ら作成した検量線を用いて抗体a度を決定する。このよ
うにして、リポソームと抗体との結合反応前後における
抗体濃度を定量することにより、リポソームに結合した
抗体量を知ることができる。
■ ヒトIgGの定量 以上の■〜■の操作により調製された免疫分析用試薬(
OD280nm=i、Oの抗体濃度でヤギ抗−ヒト■g
G抗体を固定化した場合、抗体固定化量約200μg/
μ5oQeリン脂質)を用いて以下のようにしてヒトI
gGの定量を行なった。
まず、予め既知の濃度となるように適当量のGVB” 
(0,1mMのMgCQ、及び0.03mMのCaCl
2.を含有するGVB−)で希釈した濃度の異なるヒト
IgGを試薬とし、U型マイクロプレー1−(ヌンク社
製;96穴(ウェル))の複数のウェルに25μεずつ
注入した。次に、各ウェルに上記免疫分析用試薬を10
μaずつ注入し、37℃で30分間接触反応させた。そ
の後、各ウェルにウサギ抗−ヒトIgG抗体(Mile
s社製:400倍希釈)及び補体(モルモツ1−血清;
 0.5C11,。)を251ずつ注入シ、37℃で1
時間静置した。
反応後、各ウェルに0.01MのE D T A−ベロ
ナールB衝液100μqを加えた反応を停止させ、プレ
ート用蛍光分光光度計(M’r))−12F、コロナ電
子社’R)により各ウェルの蛍光を測定した(Ex:4
90nm、 Em : 520nm)。この結果得られ
たヒトIgG 濃度とCFの相対遊出率との関係を第1
図に示す、ヒトI gG #ff1O−’ 〜10−’
g/ IIIQ(7)範囲−c’、CF(1)遊出が認
メラレ、10−’ 〜10−’g/mQ (7)il?
jul!ではヒトIgG 濃度とCF’の相対遊出率と
の間には明確な相関関係がある。ここで、相対遊出率と
は、ヤギ抗−ヒトIgG抗体固定化リポソームのみを含
む懸濁液に10%Triton−X(界面活性剤)25
μ2及びG V B−50μ2を添加した場合について
測定した蛍光値(リポソームが全て破壊される場合に相
当する)と、上記実験においてヒトIgGを含まないG
VB”25μiを添加した場合について測定した蛍光値
(リポソームが全く破壊されない場合に相当する)との
差を100%とした相対値である。
次に10’″7g/ndtのヒトIgGを抗体固定化量
が0.01〜500μg/1moQeの種々の免疫分析
用試薬を用いて測定したところ第3図に示すような良好
な結果が得られた。
ii)比較例 抗体固定化量を500〜1000 u g/ ttmo
Qeとした他は実施例1と同様の免疫分析用試薬を用い
て10−’g/mlのヒトIgGの測定を行なったとこ
ろ第3図に示すような結果が得られた。一方、補体(0
−5C11so )のみを加え、補体に対する安定性を
評価したところ、第4図に示すように不安定であること
がわかった。
in)実施例2 ウサギ抗−ヒトIgG抗体(DaKo社製)を用いて抗
体固定化量0.01〜150μy、/1moQの免疫分
析用試薬を実施例1と同様の方法で得た。実施例1と同
様に評価したところ良好な結果が得られた。
〜)実施例3 ■ 抗体固定化脂質の合成 1■/I!LQの抗ヒトAFP抗体2艷を2%のデオキ
シコール酸を含むリン酸バッファー(pH7,1:以下
PBSと記す)で希釈し、N−ヒドロキシサ・クシンイ
ミドのα、ω−ヘキサトリアコンタンジカルボン酸ジニ
ジエステル50μ 37℃で12時間インキュベートし技分かれした先端に
抗体を結合したリン脂質を合成した。次にセファデック
スG−75カラムを用いて0.15%デオキシコール酸
でゲル口過した.これにより短時間溶離成分として,抗
体を含む成分が補集でき未反応のパルミチン酸エステル
を除く事ができる。
■ 免疫分析用試薬の調製 ■で得られた抗体固定化脂質を用いて実施例1と同様に
免疫分析用試薬を調製した。色素結合法で抗体固定化量
を決定したところ0.01〜500μgであったにれら
を実施例1と同様に評価したところいずれも良好な結果
が得られた。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば,試料中の*量な被
検物質を高感度かつ高精度に定量することができる免疫
分析用試薬を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の免疫分析用試薬を用いた場
合のヒトIgG の濃度とCFの相対遊出率との関係を
示す特性図、第2図は反応させる抗体濃度とリポソーム
上への固定化量の関係を示す図、第3図は抗体固定化量
の異なるリポソームを用いて10−’g/−のヒトIg
Gを測定した時のCF相対遊出率の変化を表わす図、第
4図は、リポソームの補体に対する安定性を示す図、第
5図は本発明の一実施例を説明する図である。 1・・・固定化抗体      2・・・脂質酸銀3・
・・脂肪鎖 4・・・リン脂質2重量膜(リポソーム)代理人 弁理
士 則 近 憲 佑 −、′lj

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リン脂質及び糖脂質のうちの少なくともいずれか
    一方よりなるリポソームと、該リポソーム上に架橋基を
    介して固定化された抗体と、リポソーム内に封入された
    親水性の標識物質とからなる免疫分析用試薬において、
    抗体の重量が1μmolのリン脂質あるいは糖脂質当り
    0.01〜500μgであることを特徴とする免疫分析
    用試薬。
  2. (2)前記抗体の重量が1μmolのリン脂質あるいは
    糖脂質当り1〜10μgであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の免疫分析用試薬。
  3. (3)前記リポソームがリン脂質及び糖脂質のうちの少
    なくともいずれか一方とコレステロールからなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の免疫
    分析用試薬。
  4. (4)前記抗体がモノクローナル抗体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項又は第3項記載
    の免疫分析用試薬。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237126A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Shizuoka Prefecture ELISA法を用いたヒト血清中の抗原特異的なIgG抗体力価測定の標準化法

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JPS60138465A (ja) * 1983-12-27 1985-07-23 Denka Seiken Co Ltd 新規な抗原定量法
JPS6199867A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 Toshiba Corp 免疫分析用試薬

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