JPS63120256A - 免疫分析用試薬 - Google Patents

免疫分析用試薬

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Publication number
JPS63120256A
JPS63120256A JP26503886A JP26503886A JPS63120256A JP S63120256 A JPS63120256 A JP S63120256A JP 26503886 A JP26503886 A JP 26503886A JP 26503886 A JP26503886 A JP 26503886A JP S63120256 A JPS63120256 A JP S63120256A
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JP
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antibody
reagent
substance
immunoassay
examined
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JP26503886A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ishimori
石森 義雄
Masako Hado
羽藤 正子
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は試料中に存在する被検物質を特異的に定量分析
するための免疫分析用試薬の改良に関する。
(従来の技術) 近年、ガンに関する研究が進展するにつれて各種の腫瘍
マーカーが見出されるようになってきた。こうした腫瘍
マーカーの代表例としては、例えばα−フェトプロティ
ン(AFP)、ガン胎児性抗原(CEA)、塩基性フェ
トプロティン(BFP)及び膵ガン胎児性抗原(POA
)等を挙げることができる。これらの腫瘍マーカーにつ
いては、正常人ではその濃度が極めて低く(例えばCE
Aの場合、数n g / m文具下)、腫瘍、巴者の場
合には正常人の10倍以上の値を示すことが多いものの
やはり濃度が低い、このため、いずれにしても腫瘍マー
カーを定量分析するにあたっては非常に高い検出感度が
要求される。
従来、抗原又は抗体を定f!するための免疫分析法とし
ては、以下のような種々の方法が知られている。
例えば、放射性物質で標識化した抗原又は抗体を用いる
放射線免疫分析法(RI A)が開発されている。しか
し、RIAでは放射性物質の取扱いが面倒で、その廃棄
処理も問題になる。
そこで、放射性物質の代りに酵素や蛍光物質等の種々の
物質で?!識化した抗原又は抗体を使用する免疫分析法
が提案されている。しかし、この方法ではM、敲抗体と
結合抗体とを分離することが困難であるという問題があ
る。
これに対して、遊離抗体と結合抗体との分離工程が不要
な均−系で測定できる画期的な手法としてEMIT法が
知られている(Rosenttha! et al。
;C11n、Ghem、、22.1899(197Ei
)) 、しかし、この方法は原理的に高分子量のタンパ
ク質抗原又は抗体の定量には適用できない。
また、脂溶性の抗原を膜内に取込み、内部にグルコース
を封入したリボソームをyJ4製し、抗原抗体反応によ
るリボソームの破壊に伴うグルコースの流出量を測定す
ることにより、抗体の定量を行なう手法が発表されてい
る(Haxby et al、: Bio−chemi
stry、81,300(1[18)) 、ところが、
コノ方v二を腫瘍マーカーの定量に適用しようとする場
合、マーカー自身、又はマーカーに対する抗体すなわち
タンパク質である免疫グロブリンをリボソーム」二に担
持させなければならない。しかし、現在までのところ、
脂溶性のタンパク質をリボソームード。
に担持させることは可能であるが、親水性のタンパク質
をリボソーム上に担持させる技術は確立されていない。
また、特開昭58−132584号には、抗原又は抗体
を担持させ、内部に酵素を封入したリボソームを用い、
抗原抗体反応によるリボソームの破壊に伴う酵素の流出
量を測定することにより、抗体の定量を行なう方法が開
示されている。そして、この公報では、タンパク質をグ
ルタルアルデヒド等の二官能性架橋試薬を介してリボソ
ーム上に担持させることが記載されている。しかし、本
発明者らの研究によると、上記のような架橋試薬で抗体
をリボソームに担持させると、一般に抗体の活性が低下
し、抗原抗体反応に伴うリボソームの破壊が引起されな
くなることが判明している。
更に2上述した従来の免疫分析法は、一般的に分析に長
時間を要し、しかも多数の試料を自動的に測定すること
ができないという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、試料中の微量な被検物質を高感度かつ高精度に定量
することができる免疫分析用試薬を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の免疫分析用試薬は、緩衝液中に、リン脂質又は
糖脂質のうち少なくとも一方及びコレステロールからな
り、その内部に親水性の標識物質を封入し、その表面に
架橋剤を介して被検物質に対する第1の抗体の少なくと
も一部を固定化したリボソーム試薬と、被検物質に対す
る第2の抗体とを含有することを特徴とするものである
以下、本発明を更に詳細に説明する0本発明の免疫分析
用試薬は例えば次のような反応により製造することがで
きる。
まず、所望の脂質と架橋剤とを溶媒中で反応させること
により、脂質分子に官能基を導入して官能性脂質とする
。この官能基がリボソーム上における第1の抗体又はそ
の一部を固定化するための官能基として作用する0次に
得られた官能性脂質とコレステロールの適当量とをフラ
スコに入れ、溶媒を加えて溶解参混合させた後、溶媒を
吸引除去して乾燥する。この結果、フラスコ壁面に脂質
薄膜が形成される。つづいて、フラスコ内に標識物質を
含有する水溶液を加え、密栓して振とうすることにより
、リボソームの懸濁液を調製する。
一方、リボソームに固定化される第1の抗体またはその
一部には、必要ならば架橋剤との反応により架橋基を導
入した後、必要に応じて還元剤等で処理して修飾する。
次いで、上記リボソーム懸濁液と第1の抗体又はその一
部とを適当な緩衝液中で反応させて、リボソームに第1
の抗体又はその一部を固定化させる、更に、この緩衝液
中に第2の抗体を添加して本発明に係る免疫分析用試薬
を調製する。
なお1本発明においては、緩衝液中に、リボソーム試薬
及び第2の抗体の他に、補体を含有させてもよい。
本発明において、緩衝液はpHが6〜8、浸透圧が25
0〜350+505m、好ましくは270〜300 m
oSi+であることが望ましい。
本発明の免疫分析用試薬において、リボソームはリン脂
質又は糖脂質の少なくとも一方とコレステロールとから
なる。リボソームを安定化する一Lでは、リン脂質、糖
脂質に対してコレステロールが10〜500モル%含ま
れることが好ましい。
また、リン脂質中の脂肪酸残基は、炭素原子数が12〜
18であることが好ましく、更に偶数であることがより
好ましい。
未発1jの免疫分析用試薬において、リボソーム内部に
封入される標識物質としては、親水性で、リボソーム外
へ溶出された際に定量可能な物質が選択される。このよ
うな物質としては、例えば、高濃度では自己消光により
蛍光を示ざないが、低濃度(101M以下)で非常に強
い蛍光を発するカルボキシフルオレセインのような蛍光
性物質;リボソーム外で酸化反応により発光するルミノ
ールやルシフェリンのような発光性物質:可視域又は紫
外域に特異的な吸収帯を有する吸光性化合物(水溶性色
素等);酸化酵素の作用により分解され、酸素消費又は
過酸化水素生成をもたらすグルコース、シュークロース
等の糖類;テトラペンチルアンモニウムのような比較的
大きなイオン性化合物:ニコチンアミドアデニンジヌク
レオチド(NAD)のような補酵素類;メチルビオロゲ
ン等のラジカル化合物等が挙げられる。これらの化合物
は、検出方法、感度及びリボソームの安定性等の因子を
考慮した上で適宜選択される。
本発明の免疫分析用試薬において、リボソーム上に固定
化される第1の抗体は、いかなるタンパク質であっても
よい。また、これらの抗体の一部を固定化してもよい。
本発明の免疫分析用試薬において、リボソーム上に第1
の抗体又はその一部を固定化するためには、脂質分子と
架橋剤との反応によりリボソームに官能基を導入する。
また、必要に応じて第1の抗体又はその一部に架橋剤を
反応させて官能基を導入する。なお、必要に応じて官能
基を導入した後、例えば還元剤(例えばジチオトレイト
ール:DTT)等で処理して修飾する。
上記のような架橋剤としては、例えば、N−サクシンイ
ミジル3−(z−ピリジルジチオ)プロピオネ−h (
SPDP)、N−サクシンイミジル4−(p−マレイミ
ドフェニル)ブチレート(SMPB)、N−サクシンイ
ミジル4−(P−マレイミドフェニル)アセテ−1−(
SMPA)、N−サクシンイミジル4−(p−マレイミ
ドフェニル)プロピオネート(SMPP)、N−(γ−
マレイミドブチリルオキシ)サクシンイミド(GMBS
)、N−(ε−マレイミドカプロ・fルオキシ)サクシ
ンイミド(EMC5)、ジサクシンイミジルスペレー)
 (DSS)等が挙げられる。
例えば、5PDPは、次式 で示され、温和な条件下で反応して、第1アミノ基を有
する化合物と、チオール基を有する化合物で示され、5
PDPと同様な反応で抗体を固定化できるが、最終生成
物中に−5−3−結合を含まず(−S−結合のみ)、血
清などの還元性雰囲気下でも安定である。
本発明の免疫分析用試薬において、被検物質に対する第
2の抗体の動物種は、補体を取込みやすいウサギ又はマ
ウスのモノクローナル抗体がより好ましいが、特に限定
されない。ただし、この第2の抗体は補体結合部位を有
する形状でなければならない。一方、第2の抗体との関
係により、すポンーム上に固定化される第1の抗体は、
酵素処理で補体結合部位を除去する場合にはその動物種
は特に限定されないが、除去しない場合にはモルモット
補体に対して安定なりギの抗体又はマウスのモノクロー
ナル抗体が望ましい、なお、第1の抗体と第2の抗体と
してモノクローナル抗体を用いる場合、互いに異なる抗
原決定部位を認識するモノクローナル抗体を用いる。
本発明において用いられる補体は格別限定されないが1
通常補体価の高いモルモット血清が好ましい、なお、場
合に応じてウサギ、マウス、ヒト等の血清を使用しても
よい。
本発明の免疫分析用試薬は以下のようにして使用される
。すなわち、被検物質を含有する試料に本発明に係る免
疫分析用試薬を加え、これと別に補体を加える。なお、
予め補体が含有されている免疫分析用試薬を用いてもよ
い、この結果、抗原抗体反応によりリボソーム上に固定
化されている第1の抗体又はその一部と第2の抗体との
間に被検物質が挟み込まれ、更に補体の作用によりリボ
ソームが破壊されて、内部に封入されている標コ物質が
流出する。この流出した標識物質の量と、試料中の被検
物質の量との間には相関関係があるので、流出した被検
物質を適当な分析方法によって定量することにより、被
検物質を定量することができる。
そして、天座の定量分析においては、予め被検物質の濃
度が既知の試料を用いて検量線を作成しておき、これを
もとにして同一条件で被検物質の濃度が未知の試料との
反応により流出した標識物質を測定することにより定量
分析を行なう。
以上のような本発明に係る免疫分析用試薬を用いて定量
が可能な被検物質は、腫瘍ブーカー(AFP、BFP、
CEA、POA等)、免疫グロブリン(I gA、 I
 gE、IgG、IgM等)、ホルモン、インシュリン
、T3、薬物等の抗原が挙げられ、更にこれらに対する
抗体に対しても適用できる。
(作用) 上記のような免疫分析用試薬によれば、リボソーム上に
固定化された第1の抗体又はその一部と第2の抗体との
間に確実に被検物質が挟みこまれ、補体結合部位を有す
る第2の抗体と補体との反応によりリボソームが破壊さ
れるので、流出する標識物質のM:から微量の被検物質
を高感度、高精度で定量することができる。
(実施例) 以下1本発明の詳細な説明する。
実施例1 ヒトIgGの測定 本実施例において用いた試薬のうち、ジパルミトイルホ
スファチジルコリン(DPPC)、コレステロール、ジ
パルミトイルホスファチジルエタノールアミン(DPP
E)及びジチオトレイトール(DTT)はシグマ社製の
ものを用いた。また、N−サクシンイミジル3−(2−
ピリジルジチオ)プロピオネート(SPDP)及びセフ
ァデックスG−25フアインはファルマシア社製のもの
を用いた。他の試薬は市阪品(特級)を精製せずに使用
した。なお2水は全てイオン交換水を用いた。
■官能性リン脂質ニジチオビリジルー〇PPE(DTP
−DPPE)の調製 密栓付三角フラスコにDPPE70mgを分取し、クロ
ロホルム/メタノール(5:l)混合症ON 25 m
 lに溶解した0次に、トリエタノールアミ760 j
Ll及びSPDP50mgを添加し、窒素置換した後、
室温で1時間反応させてDPPHにジチオピリジル基を
導入した。つづいて、ロータリーエバポレータにより溶
媒を除去した0次いで、乾燥物をクロロホルム/メタノ
ール(10:1)混合溶媒に溶解した後、シリカゲルカ
ラムを用いて精製し、DTP−DPPHの分画を回収し
た。更に、ロータリーエバポレータにより約5m文まで
濃縮した。DTP−DPPHの収率は80〜95%であ
った。これを窒素封入下−20℃で保存した。
この反応によりDPPHの導入されたジチオピリジル基
が固定化用官能基となる。
(リボソーム上調製 使用した脂質は全てクロロホルムヌはクロロホyvム/
メタノール(2:1)混合溶媒に溶解した。
5mMのDPPC200川、Q 、!OmMのコレステ
ロールioogi及び1mMのDTP−DPPE(■で
得られた官能性リン脂質)50gMを10mfL容贋の
ナス型フラスコに入れ、更にクロロホルム2mMを加え
てよく混合した0次に、約50℃の水浴中でロータリー
エバポレータにより溶媒を除去した。再びクロロホルム
2mJlを加えて十分に攪拌した後、再度ロータリーエ
バポレータにより溶媒を除去した。この操作を数回繰り
返すと、フラスコ壁面に脂質薄膜が形成された。つづい
て、フラスコをデシケータ中に移して真空ポンプで約1
時間吸引し、溶媒を完全に除去した。
次いで、 0.2Mのカルポギシフルオレセイン(イー
ストマンーコダック社製、pH7,4:以下、CFと記
す)100gJlを添加し、フラスコ内部を窒麦で置換
した後、密栓して約60℃の水浴中に約1分間浸漬した
。つづいて、Vortexミキサーを用い、フラスコ壁
面の脂質薄膜が完全に消失するまでフラスコを激しく振
とうした。この操作によりリボソーム懸濁液が調製され
た。このリボソーム懸濁液にゼラチン−ベロナール緩衝
液(以下、GVB−と記す)を少量添加した後、全て遠
心チューブに移し、4℃において15000rpmで2
0分間遠心し、遊離のCFを除去した。
更に、この操作を上澄が透明になるまで繰り返した。最
後に、GVB−2mM及び10%NaN35弘文を加え
、 Vortexミキザーで懸濁させ、窒素封入後、冷
蔵庫に保存した。
■ヤギ抗−ヒl−IgG抗体の修飾 的15 m g / m文のヤギ抗−ヒトIgG抗体2
mMに1、OmMの5PDP!タノール溶液10JLl
を加え、十分攪拌してそのまま室温で30分間反応させ
、ヤギ抗−ヒトIgG抗体にジチオピリジル基を導入し
た0次に、予め生理食塩水で飽和させたセファデックス
G−25フアインのゲルを充填したカラム(ゲル体積:
約15mu)に反応液を展開し、0.1M酢酸緩衝液(
p H4,5,0,85%NaC1含有)で溶出させた
。つづいて、゛最初のタンパク質分画約2m文に更に2
mfLの酢酸緩衝液を加え、窒素置換した後、ジチオト
レイトール約30 m文を添加し、十分に攪拌して室温
で20分間反応させ、ジチオピリジル基をSH基と置換
して修飾した。つづいて、予め0.OIMのHEPES
緩衝液で飽和させたセファデックスG−25フアインの
ゲルを充填したカラム(ゲル体積:約3Om立)に反応
液を展開し、HEPES緩衝液で溶出した。次いで、最
初のタンパク質分画約2m文を回収し、窒素置換した後
、使用するまで冷蔵庫に保存した。
■免疫分析用試薬の調製 ■で得られたリボソーム懸濁液と、■で得られた修飾抗
体とを等量ずつ混合し、窒素置換した後、密栓してゆっ
くり振とうしながら1晩反応させた0次に、HEPES
緩衝液及びGVB″″で順次洗浄し、未反応の抗体及び
漏出したCFを除去した0次いで、調製されたヤギ抗−
ヒトIgG抗体固定化リボソーム試薬に、上記反応に用
いたリボソーム懸濁液の量に相当するGVB−及び10
%NNaN31Opを添加して懸濁させた後、窒素置換
して使用するまで冷蔵庫に保存した。
更に、得られたヤギ抗−ヒ) I gG抗体固定化リボ
ソーム試薬と第2抗体(K第1es社製、400倍希釈
)を含有するGVB+とを、等量ずつ混合して本発明に
係る免疫分析用試薬を調製した。なお、緩衝液はPHが
7,5、浸透圧が280 rxGstsであった。
以上の■〜■の操作により調製された免疫分析用試薬を
用いて以下のようにしてヒl−IgGの定量を行なった
まず、予め既知の濃度となるように適当量のG V B
 ”  (0,1mMc7)M g C文2及び0.0
3mMのCaCl2を含有するGVB−)で希釈した濃
度の異なるヒトIgGを試料とし、U型マイクロプレー
ト (タンク社製;96穴(ウェル))の複数のウェル
に25鉢文ずつ注入した8次に、各ウェルに上記免疫分
析用試薬を10jLuずつ注入し、37°Cで30分間
接触反応させた。その後、各ウェルに補体(モルモット
血清;  0.5CHso)を25μ5文ずつ注入し、
37℃で1時間静置した。
反I8後、各ウェルに0.OIMのEDTA−ベロナー
ル緩衝液100ulLを加えた反応を停止させ、プレー
ト用蛍光分光光度計(MTP−12F、コロナ電子社製
)により各ウェルの蛍光を測定した(EX  :490
nm、Em :520nm)、この結果得られたヒトI
gGC度とCFの相対遊山率との関係を第1図に示す、
ここで、相対遊出率とは、ヤギ抗−ヒトIgG抗体固定
化リボソームのみを含む懸濁液に10%T riton
−X (界面活性剤)25ufl及びGVB−50hl
tmfiDした場合について測定した蛍光値(リボソー
ムが全て破壊される場合に相当する)と、上記実験にお
いてヒトIgGを含まないGVB” 25ihlを添加
した場合について測定した蛍光値(リボソームが全く破
壊されない場合に相当する)との差を100%とした相
対値である。
第1図から明らかなように、ヒ)IgG儂度が10−3
〜10 = g / m交の範囲で標識物質であるCF
の遊出が認められ、10−’ 〜10−”g/mlの範
囲ではヒトI g G Q度とCFの相対遊出率との間
には明確な相関関係がある。したがって、この相関関係
を検量線として用いることにより、微量なヒ)IgGが
含まれている濃度未知の試料中のヒトIgGの定量が可
能となる。
比較例 実施例工の■に対応する操作において、ヤギ抗−ヒトI
gG抗体固定化リボソーム試薬に第2抗体を含まないG
VB+を添加した以外は、実施例1と全く同様にしてヒ
hIgc5度とCFの相対遊出率との関係を調べた。そ
の結果を第2図に示す。
第2図から明らかなように、ヒトxgaet度とCFの
相対遊出率とが相関関係を示すのは10−4〜10−6
g / m lの範囲であり、しかも相対遊出率は大幅
に減少し、測定感度が大幅に低下している。
実施例2 実施例1と同様にしてpHが7.5.9:、4圧が28
0厘Ossの緩衝液中に、ヤギ抗−ヒ)IgG抗体固定
化リボソーム試薬、第2抗体及び補体を含む免疫分析用
試薬を調製し、実施例1と同様にしてヒトI gGm度
とCFの相対遊出率との関係を調べた。その結果を第3
図に示す。
第3図から明らかなように、ヒ)I+rGW度とCFの
相対遊山率とが明確な相関関係を示すのは10= 〜1
0−7g/mlの範囲であり実施例1の場合よりもほぼ
1桁小さいが、この試薬でも十分に測定が可能であるこ
とがわかる。
実施例3 実施例1と同様にしてpHが7.3、浸透圧が290 
tsOsraの緩衝液中に、ヒ)AFPに対するモノク
ローナル抗体(サブクラスI gG 、 、第1の抗体
)を固定化したリボソーム試薬及び上記モノクローナル
抗体と異なる抗原決定部位を認識するモノクローナル抗
体(サブクラスIgG1.第2の抗体)を含む免疫分析
用試薬を調製し、実施例1と同様にしてヒトAFP濃度
とCFの相対遊出率との関係を調べた。
その結果、  ヒ)AFPa度がIO−” 〜10−’
g/mlの範囲で測定できることがわかった。
実施例4 実施例1とほぼ同様にして浸透圧が200〜600m0
5m、  pHが5〜9(浸透圧280〜3 Q Q 
masm)の緩衝液中に、ヤギ抗−ヒトIgG抗体固定
化リボソーム試薬と第2抗体とを含む免疫分析用試薬を
調製し、CFの漏出率を調べた。
第4図に緩衝液の浸透圧とCFの漏出率との関係を、第
5図に緩衝液のpHとCFの漏出率との関係をそれぞれ
示す、なお、漏出率は、調製直後の免疫分析試薬の蛍光
値を0、:A製置後の免疫分析試薬のリボソームを全て
破壊したときの蛍光値を100として5免疫分析試薬を
1週間放置した後の蛍光値を相対比率で示したものであ
る。
第4図及び第5図から明らかなように、浸透圧が250
〜350m051g、pHが6〜8の場合にCFの漏出
率が低く、この範囲の浸透圧及びpHを有する緩衝液で
あればリボソームを破壊することが少ないので望ましい
ことがわかる。
[発明の効果] 以−J−詳述したように本発明によれば、試料中の微酸
な被検物質を高感度かつ高精度に定量することができる
免疫分析用試薬を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の免疫分析用試薬を用いた場
合のと)IgGの濃度とCFの相対遊山率との関係を示
す特性図、第2図は本発明の比較例の免疫分析用試薬を
用いた場合のヒ)IgGの1度とCFの相対遊出率との
関係を示す特性図、第3図は本発明の実施例2の免疫分
析用試薬を用いた場合のヒ) I gGの濃度とCFの
相対遊出率との関係を示す特性図、第4図は緩衝液の浸
透圧とCFの漏出率との関係を示す特性図、第5図は緩
衝液のpHとCFの漏出率との関係を示す特性図である
。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 、 、 rg G難(g/mj’) 第1図 cl−I9 G 濃A      (q/rr+J)第
2図 第3図 ジぐ遁圧 (mOsm) 第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)緩衝液中に、リン脂質又は糖脂質のうち少なくと
    も一方及びコレステロールからなり、その内部に親水性
    の標識物質を封入し、その表面に架橋剤を介して被検物
    質に対する第1の抗体の少なくとも一部を固定化したリ
    ボソーム試薬と、被検物質に対する第2の抗体とを含有
    することを特徴とする免疫分析用試薬。
  2. (2)緩衝液中に、リボソーム試薬及び第2の抗体の他
    に、補体を含有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の免疫分析用試薬。
  3. (3)第1の抗体と第2の抗体とが、互いに異なる抗原
    決定部位を認識するモノクローナル抗体であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の免疫分
    析用試薬。
JP26503886A 1986-11-07 1986-11-07 免疫分析用試薬 Pending JPS63120256A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63179254A (ja) * 1987-01-20 1988-07-23 Nitsusui Seiyaku Kk 抗原定量方法
JPH04303770A (ja) * 1991-03-30 1992-10-27 Toyo Ink Mfg Co Ltd 抗原の免疫分析法

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