JPS61133863A - 免疫分析装置 - Google Patents

免疫分析装置

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Publication number
JPS61133863A
JPS61133863A JP59255020A JP25502084A JPS61133863A JP S61133863 A JPS61133863 A JP S61133863A JP 59255020 A JP59255020 A JP 59255020A JP 25502084 A JP25502084 A JP 25502084A JP S61133863 A JPS61133863 A JP S61133863A
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JP
Japan
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immunoassay
reagents
liposome
substance
immunoassay device
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Pending
Application number
JP59255020A
Other languages
English (en)
Inventor
Masako Hado
羽藤 正子
Yoshio Ishimori
石森 義雄
Masao Koyama
小山 昌夫
Shigeru Ando
茂 安藤
Kazuya Okamoto
和也 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP59255020A priority Critical patent/JPS61133863A/ja
Publication of JPS61133863A publication Critical patent/JPS61133863A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、試料中の抗原または抗体を分析定量するため
の免疫分析装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
近年、ガンに関する研究が進展してくるにつれて各種の
マーカーが見出されるようになった。例えばα−7エト
グロテイン(AFP) 、ガン胎児性抗原(CEA) 
、塩基性7エトグロテイン(BFP )および、・1巾
ガン胎児性抗原(POA)などがその代表例として挙け
ることができる。これらの1)市瘍マーカーの幌度は正
常人の場合、非常に低い(例えば、AFアの場合: 1
0 ng/mll以下)。一方、iI+1!瘍患者の場
合には正常人の10倍程度の値を示すことが多い。
いずれにしても、腫瘍マーカーの分析定量には、非常に
高い検出感度が要求される。
この要求を満すために、従来は、放射性物質で標識化し
た抗iまたは抗体を用いる放射線免疫分析法(RIA)
が開発された。しかしながら、RIAは取扱いが面倒で
廃棄処理も問題になる。そこで、放射性物質の代りに酵
素や螢光物質など種々の物質で標識化した抗原あるいは
抗体を使用する免疫分析法が提案されたが、これらにお
いても遊離抗体と結合抗体を何らかの方法で分離しなけ
ればならないという欠点を有していた。また、Rose
nthalA、 F、 Vargas、M、G、and
 klass C−S、 (1976)C1in、 C
hem、 22 、1899に発表されたEMIT法は
、分離工程の不要な均一系で測定できる画期的な手法で
あるが、原理的に高分子量のタンパク質抗原らるいは抗
体には適用できない。
ところで、Haxby、 J、んkinsk)’、 C
,B、 and kinsiG’S、C,(1968)
Biochemistr7.61 300で、qh脂溶
性抗原を膜内に取り込みグルコースを封入したリポソー
ムを調製し、抗原抗体反応によるリポソームの破壊に伴
うグルコースの流出量を測定することにより、抗体の定
量を行う手法が発表された。
しかしながら、腫瘍マーカーを測定するためには、マー
カー自身あるいはこれらのマーカーに対する抗体、すな
わちタンパク質である免疫グロブリンをリポソーム上に
担持させねばならない。ところが、現在まで、脂溶性の
タンパク質を担持したリポソームを用いることは可能で
ろりたが、親水性ノタンパク質を担持したリポソーム等
のマイクaカプセルを用いる抗原または抗体の分析法を
利用した免疫分析装置は報告されていない。−なぜなら
ば、親水性のタンパク質をリポソームに担持せしめる技
術が確立されていなかったからである。
一方、特開昭56−132564″免疫分析用生成物お
よび方法”ICおいては、抗原あるいは抗体を担持し内
部に酵素を封入したリポソームを用いて免疫分析を行う
方法が開示されているが、そこでは、タンパク質の担持
方法としてグルタルアルデヒド等の一官能性架橋試薬を
用いる方法を提案している。本発明者らの研究によると
、このような架橋試薬で抗体をリポソームに担持すると
、一般に抗体の活性が低下し、抗原抗体反応に伴うリポ
ソームの破壊が引起されなくなることが判明した。
更に、このような従来の免役分析技術を用いて多項目の
抗原又は抗体などの被検物質を、測定するには、試薬の
分注、希釈などが複雑で被検物質により反応時間が異な
ってくるため、自動化が困難であった。
〔発明の目的〕
本発明は、前記事情を1!み未知の被検試料に含まれて
いる複数の抗原または抗体を簡単な装置で迅速・簡便に
定量するための多項目の免疫分析装置を提供することを
目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の免疫分析装置は親水性の標識物質を封入し、親
水性の抗原又は少くとも一部分の抗体を感作したりリポ
ソームよりなる免疫分析用試薬を複数橿備えこれと被検
試料とを反応させて溶出した標識物質を測定することに
より、被検試料の多項目の測定が簡便に行なうことがで
きる。この免疫分析装置の一例を第1図の模式図に示す
図で試薬供給室1〜4には対応する被検物質を異にした
免疫分析用試薬がそれぞれ収容てれている。又それらの
免疫分析用試薬と被検試料との反応に必要な補体が補体
供給室5に収容されている。
これらの免疫分析用試薬、補体およびサンプルカッグア
より分注された被検試料が反応槽6にそれぞれ所定量供
給され混合されて反応する。そしてこの反応によりリポ
ソーム内の標識物質はそれぞれの被検試料に対応して被
検試料の濃度に応じた電だけ反応槽内ic溶出する。こ
の溶出した標識物質を波長可変機8から照射される一定
波長の光あるいは酵素電極またはイオン電極等の測定電
極8゜9を用いて測定機1)によシ測定して各項目の定
量が行なわれる。本分析装置に用いる免疫分析用試薬は
個々の測定項目に対して特異的に反応する性質を有して
おり爽にリポソーム内に封入されている標識物質は溶出
して測定する際に他の被検試料との反応により溶出した
標識物質と型組しないように、さらには反応時のpH1
反応時間、反応条件、反応物質等により適宜選択される
。また、上述した波長可変器8及び測定機1)は吸収、
発光、螢光等の測定条件に応じた波長の元を発生及び検
出することが可能でろりさらにはRate As’sa
7のできる機能をも備えている。そしてこれらの反応が
行なわれる反応槽6の温度は25°−・40°Cさらに
は37°に保たれていることが好ましい。
本分析装置による定量が可能な被検物質は、種瘍マーカ
ー(AFP 、BFP 、 CEA 、及びPOA等)
免疫グロブリン(IgA、IgE、IgG及びIgM等
)ホルモン(インシュリン、 T3及びT4等)及び薬
物等の抗原、あるいはそれらに対応する抗体でろって、
広範囲に亘る。
又、リポソーム上に感作される抗原又は少くとも一部分
の抗体は親水性であることが必要でるる。
しかしながら固定化された抗原又は抗体と抗原抗体反応
を起こす被検物質は、親水性でなくともよい。
このリポソーム内に封入される標識物質は親水性であっ
てリポソーム外VC溶出され死際に定量可能な物質でな
ければならない。かかる物質としては1例えば、カルボ
キシル7レオレセイン(CF)のような螢光性化合物、
ルミノール、ルシフェリンのような発光性化合物、可視
部あるいは紫外部に特異的な吸収帯を有する吸光性化合
物(水溶性色lL等) 、グルコースオキシダーゼ(G
OD)、アルカリフォスファターゼ(ALP)のような
酵素、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD
 )のよプな補酵素、メチルビオロゲンのようなラジカ
ル化合物、酸化酵素の作用により分解され、酸素消費あ
るいは、過酸化水素生成をもたらすようなグルコース及
びシェークロースなどの糖類、テトラペンチルアンモニ
ウムのような比較的大きなイオン性化合物等の特異的な
吸収帯をもつ水溶性物質を用いる。
そしてこれらの標識物質は、検出方法、感度。
安定性、及び組み合せ条件等の因るを勘案した上、適宜
に選択てれ、リポソーム内に封入される。例えば標識物
質としてCFを用いた場合CFは一定濃度以下では螢光
を発するがその一定濃度(10−5M程度)を超えると
自己消光性により螢光を発しなくなるという性質を有し
ている。この性質を利用して広い濃度範囲にわたる測定
が可能である。
すなわち、IgM、 IgG、 IgA等のマーカーは
他のAFPCEA等のマーカーに比べて、通常10〜1
0倍のa度でろるため、濃度の低い物質と同一の検出方
法を用いる場合には所定の比率で希釈しなくてはならな
いが、CF等の場合にはその溶出濃度が低い場合には螢
光を測足し、その溶出濃度が高い場合には吸光を測定す
ることで希釈の必要がなくより簡便な測定が可能である
。本発明の分析装置ではこのような螢光及び吸光の両者
が測定できる測定機を有することにより、より広範囲の
被検試料の測定が可能になる。またその螢光、吸光度等
を測定する場合には基準となる比較溶液を別に測定機に
備えておいたり、あるいは試薬を混入反応させる前にあ
らかじめ被検試料を測定して基準値を定めておけばよい
以上に説明した本発明の免疫分析装置に用いる免疫分析
用試薬は、例えば次の如き方法で製造される。まず、所
望のリン脂質及び糖脂質の少くとも一方と架橋剤(これ
を用いた場合を架橋法という)とを溶媒中で反応せしめ
、リポソーム上に感作される抗原又は抗体と結合し得る
官能基を脂質分子に導入する。次いで、得られた官能性
脂質とコレストロール及び必要であれば他の脂質の適当
量をフラスコに入れ、溶媒を加えて溶解させた後、溶媒
を留去し、吸引乾燥する。ここでコレストロールを用い
たのはより安定性を増したりリポソームを得るためであ
り、その比率は用いたリン脂質及び糖脂質に対して10
〜500モルチであることが望ましい。しかる後、壁面
に薄膜が形成されたフラスコ内に所定の標識物質の水浴
液を加え、密栓をして振とうし、リポソームの懸濁液を
得る。
−万、リポソームに感作すべき抗原又は抗体と架橋剤と
を緩衝液中で反応させて架橋基を導入し。
しかる後、必要であれば、該架橋基を還元する試薬(例
えばジチオトレイトール; DTI’ )と更に反応さ
せて、修飾抗原または抗体を得る。
最後にリポソームと修飾抗原または抗体とを適当な緩衝
液中で反応せしめることにより、本発明の分析装置に用
いる免疫分析用試薬が得られる。
この際、測定対象物の種類によ)修飾抗にあるいは抗体
の感作濃度を適当に変化させることが重要である。なお
、被検物質が腫瘍マーカーるるいは免疫グロブリン等の
時には、場合に応じて酵素的に分解した抗体の1部分を
リポソームに感作させて用いることも可能である。
上記製造法における架橋剤としては1例えば、N−サク
シンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネー
ト(SPDP) 、N−サクシンイミジル4−(p−マ
レイミド°フェニルンプチレート(SMPB )、N−
サクシンイミジル4−(p−マレイミドフェニル)アセ
テート(SMPA) 、N−ナクシンイミジル4−(1
)−マレイミドフェニル)クロビオネート(SMPP)
 、N −(r−マレイミドブチリルオキシ)サクシン
イミド(GMBS) 、N −(ε−マレイミドカグロ
イルオキ7)ナクシンイミド(EMCS)が挙げられる
。この甲で例えば5PDPは、次式:基を肩する化合物
どうしを結合する架橋剤でありファルマシア社から市販
されている。感作させるタンパク質抗原をこの5PDP
で処理し、ジチオトレイトール(DTT )で還元した
後、予め5PDPを作用させたリポソームと反応させる
と、室温以下、数時間から1日でリポソーム上に抗原を
感作することができる。
SMPBは、次式: で示され、5PDPと同様な反応でタンパク質を固定化
できるが、最終生成物中に−8−8−結合を含まず(−
8−結せのみ)、血清などの還元的雰囲気下でも安定で
おる。
このようにして得られた免疫分析用試薬は、補体の存在
下で試料と接触することによりリポソームが破壊され、
内部に封入されていた標識物質が流出する。この流出し
た標識物質を定量することによって試料の定量分析を行
なうのが本発明に係る免疫分析装置である。この定量操
作に用いられる補体としては、格別限定されないが通常
補体の活性すなわち補体価の高いモルモット血清が用い
られる。しかし、場合に応じてウサギ、マウス、ヒト等
の血清を使用してもよい。又、本免疫分析用試薬を用い
て抗原あるいは抗体を定量する際には、この補体価が測
定範囲及び検出限界を決定するのに重要であり、この補
体価を0.1〜10 CHsoの範囲の中より選定して
用いることが望ましい。
なお、本発明の免疫分析装置に用いる免疫分析用試薬は
、まず脂質と抗原又は抗体とを、架橋剤を用いて結合せ
しめ、次いで得られた結合体を界面活性剤とともに水中
に加えてミセルを形成させ、しかる後、透析らるいはゲ
ル口過等を用いて界面活性剤を除去することによシ製造
することも可能でめる。
〔発明の実施例〕
以下、実施例によυ本発明を更に詳細に説明するが、こ
れらの実施例は、本発明の範囲を何ら制限するものでは
ない。
実施例1゜ M?分析用リボノーム試薬を次のようにして作成した。
用いた試薬のうちジパルミトイルホスファチジルコリン
(DPPC) 、コレステロール、ジパルミトイルホス
ファチジルエタノールアミン(DPPE )及びジチオ
トレイトール(DTT )はングマ社製のものを用い九
。N−サクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)ク
ロビオネート(5PDP )及びセファデックスG−2
5フアインはファル1ンア社より購入した。他の試薬は
市販品(特級)を精製せずに使用した。なお、水はイオ
ン交換水を用いた。
そしてまずDPPE−ジチオビリジネート(DPPE−
DTP)のv4製をした。密検付三角フラスコに70m
gのDPPE’を分取し、25μlのクロロホルム/メ
タノール(5:1)溶液に溶解し、60μlのトリエタ
ノールアミン及び50mgの5PDPを添加後窒素置換
した。室温で1時間反応させた後、ロータリーエバポレ
ーターで溶媒を除去した。その乾fi物t5mlのクロ
ロホルム/メタノール(10:1)に溶解させ、シリカ
ゲルカラムを用いて精製した。生成物画分を回収し、エ
バポレーターで約5μjまで濃縮した。収率は80〜9
5チであった。
保存は窒素封入下−20’Oで行った。
ついでリポソームの調製を行なった。
使用する脂質はすべてクロロホルムまたはクロホルム/
メタノール(2/1 )に溶解した。まず5mM DP
PC(200μl)、 10mM コレストロール(1
00μl)及び1 mMDPPE−DTP (50μl
 )を10m1のナス減フラスコに入れ、更に2mlの
クロロホルムを加えて良く混合した。水浴中(約50°
C)でロータリーエバポレーターにより溶媒を除去した
。再び2mlのりcxロホルムを添加し、十分攪拌後、
再度ロータリーエバポレーターにより溶媒を蒸発させた
。この操作を数回繰り返すと、フラスコ壁・面に薄膜が
形成された。7−yスコをデシケータ−中に掻し、真空
ポンプで約1時間吸引し、溶媒を完全に除去した。次に
、100μbの0.2 Mカルボキシフルオレセイン(
イーストマン・コダッ/社製。
pH7,4)を添加し、フラスコ内部を窒素で置換した
後に密栓して、60°C程度の水浴中に約1分間浸漬し
た。続いて、Vortex ミキサーを用い、壁面の脂
質薄膜が完全に消失するまで7ラス;を激しく損と5し
た。この操作によ)、リポソーム懸濁液が調製嘔れた。
ゼラチン−ベロナール緩衝液(以下、G■−と略記)を
少量添加し、リポソーム懸濁液を完全に遠心チューブに
移した。4 ’0 、15.00Orpmで20分間遠
心し、遊離のCFを除去した。上清か透明になるまでG
■−を用いてこの操作を繰り返した。最後に2mlのG
V13−及び5μ/のL O% NaN3を加え% V
ortex ミキサーで懸濁させ、窒素封入後。
冷蔵庫に保存した。
次にヒト−m抗体の修飾を行なった。5mgのヒh −
AFP抗体(日本バイオテスト研究所)を2mlの0.
OIM HEPES緩衝液(pH7,45; 0.85
%NaC)含有ンに溶解し、窒素で置換した後、10μ
lの10mM 5PDP (エタノール溶液)を加え、
十分攪拌してそのまま室温で30分間反応させた。反応
後、反応液を予め生理食塩水で飽和させたセファデック
スG−257アインのゲルを充填したカラム(ゲル体積
:約15mAりに展開し、O,1M酢酸緩衝液(pH4
,5、0,85%NaC4含有ンで溶出させた。
最初のタンパク質クラクション(約2m1)に更に2m
lの酢酸緩衝液を加え、窒素置換後、ジチオトレイトー
ル(約30mg )を添加した。十分に攪拌して20分
間室温で反応てせた。反応後、予め0、OLM HEP
ES緩衝液で飽和させたセファデックスG−25フアイ
ンのゲルを充填してらるカラム(ゲル体積:約30m1
)に反応液を展開し前記HEPES緩衝液で溶出した。
最初のタンパク質7ラクシヲン(約2m1)を集め、窒
素置換後、使用するまで冷蔵庫に保存した。
そして、前述のようにして調製したリポソーム懸濁液と
等量の修飾ヒト−AFP抗体液を混合し、窒素置換後密
栓して室温でゆっくり振とうしながら1晩反応させた。
前記HEPES緩衝液、次いでGVB−で洗浄して、未
反応のヒ) −AFP抗体を除去した。こうして得られ
たヒ) −AFP抗体感作リポソームに、反応に用いた
リポソーム懸濁液の葉に相当するG■−及び5μjの1
0%NaN3を最後に添加し、懸濁、窒素置換後、使用
するまで冷蔵庫に保存した。この他に、 CRP分析用
リボす−ム試薬フェリチン分析用リボす−ム試薬、Ig
M分析用リボす−ム試薬、  IgA分析用リポソーム
試薬も感作抗体、封入物質も各々目的とする物質に変え
て、同様な方法で作成した。
こうして得られた分析用試薬を使って血清中のAFP 
、CRP 、フェリチンr Ignの4項目を第1図に
示した本発明に係る分析装置により測定した。図で試料
供給室1,2,3.4にはそれぞれ上述した4種の被検
物質に対応した第1表に示したところの免役分析用試薬
A、B、C,Dが、4°Cに保たれた状態で保存されて
いる。
以下余白 まずテンプルカッグアより分注された被検試料が37゛
0に保たれ九反応槽6へ送液さ減5倍希釈される。ここ
に前述の試薬A、B、C,D及び補体供   1給室5
より供給されだ補体を同等に混入し37”O’で15分
間反応させる。この反応後、それぞれ溶出した標識物質
を表1に示した測定項目で測定し   jた。すなわち
、波長可変器8により励起490nm螢光520nmで
AFP 量を、410 nmの吸光でフェリチン量を測
定し、グルコース電極で溶出できたグルコース濃度から
CRP量を、尿素電極でIgM量を各々測定機1)で測
定した。第2表にヒト血清3検体における枯果を示した
第2表 実゛施例2゜ 血清中のA3i? 、CRP 、フェリチン、Ign、
EgAを第1図心示した本発明に係る分析装置を用いて
測定し丸。
実施例1と同様にして第3表に示した5種の異なった試
薬を調製し、10倍に希釈した被検浴液に順次混入して
反応させた。
以下余白 まず、AFP用試薬F及びCRP用試薬Gを補体ととも
に添加し、5公債流出したCFを波長可変器により励起
490 nm *螢光520 nmの螢光分析を行ない
、一方グルコース電極により流出にグルコース量を測定
してRate法により定量した。欠いで、上記AFP 
、CRPの定量終了後、fgM用試薬工及びIgA用試
薬Jを補体と共に添加し5分後同様の方法で定量を行な
った。最後Vc7エリチン用試薬H及び補体及び補助試
薬を添加し5公債505 nmにて比色法により定量を
行なった。これらの結果を第4表に示す。
実施例3゜ 血清中のAFP 、 IgG、 IgA、 IgM を
第1図に示した本発明に係る分析装置を用いて測定した
。実施例1と同様にして第5表に示した4種の異なった
試薬を調製し、5倍に希釈した被検溶液に順次混入して
反応させた。
以下余白 まず、 AFP用試薬K及びIgA用試薬Mを補体と供
に添加し5分後反応によって流出したCFを励起490
nm+螢光520nmで測定し、グルコース電極により
グルコース流出tを測定した。これより試料中の、υT
及びIgAの定量を行なった。次に、IgM用試薬N及
び補体を添加して5分後反応によって流出したグルコー
ス量を測定しIgMの定量を行なった。この時の流出量
は先の試薬Mからの流出量との合計値が検出されるが測
定器の演算処理により先の試薬Mからの分を王引いた値
を算出した。最後にIgG用リポす−ム試薬及び補体さ
らに補助試薬を添加して10分後反応により流出した標
識物質を505nmの吸収ピークを測定することにより
IgGの定量を行なった。これらの結果を第6表に示す
第  6  表 〔発明の効果〕 本発明の免疫分析装置は均−系の反応を用いて広範囲に
亘る多種の抗原あるいは抗体の定量分析が迅速、簡便に
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る免疫分析装置の模式図でbる。 1.2,3.4・・・試薬供給室 5     ・・・補体供給室 6     ・・・反応槽 7    ・・・サンプルカップ 8    ・・・波長可変機 9.10  ・・・測定電極 1)    ・・・測定機

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リン脂質及び糖脂質の少くとも一方よりなるリポ
    ソームと、架橋法により前記リポソーム上に感作された
    親水性の抗原または少くとも一部分の抗体と、前記リポ
    ソーム内に封入された親水性の標識物質とからなり、 前記リポソームを構成するリン脂質及び糖脂質のうち、
    前記架橋法において用いた架橋剤と反応したリン脂質及
    び糖脂質の構成比が0.01〜30モル%であり、かつ
    脂質換算で0.5mMのリポソームに対して感作される
    親水性の抗原または少くとも一部分の抗体の感作濃度が
    0.01〜20mg/mlである免疫分析用試薬を複数
    種備え、 被検試料と前記複数種の免疫分析用試薬とを補体ととも
    に同一の反応槽内で反応させる手段と、前記反応により
    流出した標識物質を測定する手段とを具備したことを特
    徴とする免疫分析装置。
  2. (2)複数種の免疫分析用試薬を同一の反応槽内へ同時
    に入れる手段を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の免疫分析装置。
  3. (3)複数種の免疫分析用試薬を同一の反応槽内へ順次
    入れる手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の免疫分析装置。
  4. (4)架橋法に使用する架橋剤を、N−サクシンイミジ
    ル3−(2−ピトジルジチオ)プロビオネート(SPD
    P)、N−サクシンイミジル4−(P−マレイミドフェ
    ニル)ブチレート(SMPB)、N−サクシンイミジル
    4−(p−マレイミドフェニル)アセテート(SMPA
    )、N−サクシンイミジル4−(p−マレイミドフェニ
    ル)プロビオネート(SMPP)、N−(γ−マレイミ
    ドブチリルオキシ)サクシンイミド(GMBS)、N−
    (ε−マレイミドカプロイルオキシ)サクシンイミド(
    EMCS)の中より選んだことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の免疫分析装置。
  5. (5)リポソームを構成するリン脂質及び糖脂質に対し
    て10〜500モル%のコレステロールを含むことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の免疫分析装置。
  6. (6)分析時に共に用いられる補体の活性(補体価)が
    0.1〜10CH_5_0であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の免疫分析装置。
  7. (7)標識物質が螢光性化合物、発光性化合物、吸光性
    化合物、糖類、イオン性化合物、酵素、補酵素類または
    ラジカル化合物であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の免疫分析装置。
JP59255020A 1984-12-04 1984-12-04 免疫分析装置 Pending JPS61133863A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6479661A (en) * 1987-09-22 1989-03-24 Nissui Seiyaku Co Immunological analysis

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