JPS63246573A - 積層金属ガスケツト - Google Patents
積層金属ガスケツトInfo
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- JPS63246573A JPS63246573A JP7631287A JP7631287A JPS63246573A JP S63246573 A JPS63246573 A JP S63246573A JP 7631287 A JP7631287 A JP 7631287A JP 7631287 A JP7631287 A JP 7631287A JP S63246573 A JPS63246573 A JP S63246573A
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は積層金属ガスケットに係り、特に燃焼室孔周
縁に設けた所定厚さの補償部によりシリンダヘッドとシ
リンダブロック間の間隙の拡縮が生ずるのを防止し、基
板に形成したビードの疲労破壊を回避して安定したシー
ル効果を得るとともに、使用寿命を長くし得る積層金属
ガスケットに関する。
縁に設けた所定厚さの補償部によりシリンダヘッドとシ
リンダブロック間の間隙の拡縮が生ずるのを防止し、基
板に形成したビードの疲労破壊を回避して安定したシー
ル効果を得るとともに、使用寿命を長くし得る積層金属
ガスケットに関する。
被接合部材の接合面のシール、例えば内燃機関のシリン
ダヘッドとシリンダブロックとのデツキ面間のシールに
は、金属ガスケットが利用されている。金属ガスケット
は、弾性金属板に形成したシール部位を囲繞するビード
を被接合部材を接合するボルト等の締結力により弾性変
形させ、この弾性変形時の弾性復元力及び弾性復元量に
よりシール部位たる燃焼室孔を形成した前記シリンダヘ
ッドとシリンダブロックとのデツキ面に面圧を作用させ
、弾性的なシール線を形成する。これにより、デツキ面
間のシールを果すとともにデツキ面の歪みに追従させて
シール効果を維持している。
ダヘッドとシリンダブロックとのデツキ面間のシールに
は、金属ガスケットが利用されている。金属ガスケット
は、弾性金属板に形成したシール部位を囲繞するビード
を被接合部材を接合するボルト等の締結力により弾性変
形させ、この弾性変形時の弾性復元力及び弾性復元量に
よりシール部位たる燃焼室孔を形成した前記シリンダヘ
ッドとシリンダブロックとのデツキ面に面圧を作用させ
、弾性的なシール線を形成する。これにより、デツキ面
間のシールを果すとともにデツキ面の歪みに追従させて
シール効果を維持している。
積層金属ガスケットとしては、例えば実願昭57−17
5511号及び特願昭57−154556号に開示され
ている。実願昭57−175511号に記載のものは、
二枚の基板に形成したビードの頂部を夫々同方向に指向
させるとともに二枚の基板間には中間板を介装して構成
され、ビードの弾性復元量及び復元力を増加させ、接合
面の部分的面圧の不均一を補償し、シール性を向上させ
ている。特願昭57−154556号に記載のものは、
表片面にシール材を被着した二枚の基板間に副板を介装
するとともに、副板の表裏両面に各基板の裏片面を接合
し、且つ基板のビードが副板を中心として略対称位置に
なるように各基板を積層して構成され、ビードの弾性に
よる復元量を倍増してシール効果を向上させている。
5511号及び特願昭57−154556号に開示され
ている。実願昭57−175511号に記載のものは、
二枚の基板に形成したビードの頂部を夫々同方向に指向
させるとともに二枚の基板間には中間板を介装して構成
され、ビードの弾性復元量及び復元力を増加させ、接合
面の部分的面圧の不均一を補償し、シール性を向上させ
ている。特願昭57−154556号に記載のものは、
表片面にシール材を被着した二枚の基板間に副板を介装
するとともに、副板の表裏両面に各基板の裏片面を接合
し、且つ基板のビードが副板を中心として略対称位置に
なるように各基板を積層して構成され、ビードの弾性に
よる復元量を倍増してシール効果を向上させている。
ところで、積層金匡ガスケットを介装してシリンダブロ
ックにシリンダヘッドを締結用ボルトにより締結した際
に、ボルトの締結力により例えばシリンダヘッドが湾曲
し、特に燃焼室周りの間隙が大となり歪みが生じること
がある。また、内燃機関の爆発行程時には、シリンダヘ
ッドとシリンダブロック間の間隙の拡縮が生ずる。この
ため、燃焼室周りの大なる間隙から燃焼ガスがリークし
、この燃焼ガスによって積層金属ガスケットが汚損した
り、含有している物質の堆積によりシール効果を低減さ
せるという不都合があった。また、使用時に燃焼圧力で
燃焼室周りのデツキ面間隙が拡縮することにより、積層
金属ガスケットのビードに交番荷重が作用してへたりを
生じせしめビードが必要以上の押圧幅で、押下縮小と復
元とを繰返し、ビードに疲労破壊が生じ、使用寿命が短
くなるとともに、この交番荷重が締結用ボルトにも作用
してボルトやボルトの係合するシリンダヘッド部位を損
壊させるおそれがあり、さらには、ボルト締結力を減少
させてシール効果を低減させるという不都合があった。
ックにシリンダヘッドを締結用ボルトにより締結した際
に、ボルトの締結力により例えばシリンダヘッドが湾曲
し、特に燃焼室周りの間隙が大となり歪みが生じること
がある。また、内燃機関の爆発行程時には、シリンダヘ
ッドとシリンダブロック間の間隙の拡縮が生ずる。この
ため、燃焼室周りの大なる間隙から燃焼ガスがリークし
、この燃焼ガスによって積層金属ガスケットが汚損した
り、含有している物質の堆積によりシール効果を低減さ
せるという不都合があった。また、使用時に燃焼圧力で
燃焼室周りのデツキ面間隙が拡縮することにより、積層
金属ガスケットのビードに交番荷重が作用してへたりを
生じせしめビードが必要以上の押圧幅で、押下縮小と復
元とを繰返し、ビードに疲労破壊が生じ、使用寿命が短
くなるとともに、この交番荷重が締結用ボルトにも作用
してボルトやボルトの係合するシリンダヘッド部位を損
壊させるおそれがあり、さらには、ボルト締結力を減少
させてシール効果を低減させるという不都合があった。
そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく、
二枚の基板の間には第1中間板と該第1中間板の厚さよ
りも小なる厚さの第2中間板とを重合させて設け、第1
中間板の燃焼室孔側の端縁を第2中間板が位置する面上
に折返すとともに第2中間板とは離間させ所定厚さの補
償部を設けたことにより、シリンダヘッドとシリンダブ
ロック間の間隙の拡縮が生ずるのを防止し、基板に形成
したビードの疲労破壊を回避して安定したシール効果を
得るとともに、使用寿命を長くし得る積層金属ガスケッ
トを実現するにある。
二枚の基板の間には第1中間板と該第1中間板の厚さよ
りも小なる厚さの第2中間板とを重合させて設け、第1
中間板の燃焼室孔側の端縁を第2中間板が位置する面上
に折返すとともに第2中間板とは離間させ所定厚さの補
償部を設けたことにより、シリンダヘッドとシリンダブ
ロック間の間隙の拡縮が生ずるのを防止し、基板に形成
したビードの疲労破壊を回避して安定したシール効果を
得るとともに、使用寿命を長くし得る積層金属ガスケッ
トを実現するにある。
この目的を達成するためにこの発明は、燃焼室孔を囲繞
してビードを形成した弾性金属板からなる二枚の基板を
設け、この二枚の基板の間に中間板を介装した積層金属
ガスケットにおいて、前記二枚の基板の間には第1中間
板と該第1中間板の厚さよりも小なる厚さの第2中間板
とを重合させて設け、前記第1中間板の前記燃焼室孔側
の端縁を前記第2中間板が位置する面上に折返すととも
に前記第2中間板とは離間させ且つ前記基板に重合させ
て所定厚さの補償部を設けたことを特徴とする。
してビードを形成した弾性金属板からなる二枚の基板を
設け、この二枚の基板の間に中間板を介装した積層金属
ガスケットにおいて、前記二枚の基板の間には第1中間
板と該第1中間板の厚さよりも小なる厚さの第2中間板
とを重合させて設け、前記第1中間板の前記燃焼室孔側
の端縁を前記第2中間板が位置する面上に折返すととも
に前記第2中間板とは離間させ且つ前記基板に重合させ
て所定厚さの補償部を設けたことを特徴とする。
この発明の構成によれば、シリンダヘッドとシリンダブ
ロックとのデツキ面間隙を補償するために、燃焼室孔を
囲繞して設けたビードのビード部位よりも燃焼室孔側に
所定厚さの補償部を形成している。これにより、燃焼室
周りの大なるデツキ面間隙を補償し、燃焼ガス圧力や機
関熱の影響によりデツキ面間隙が拡縮するのを防止し、
ビードへの交番荷重の作用を弱化させてビードのへたり
を防止する。従って、基板のビードが必要以上の押圧幅
で、押下縮小と復元とを繰り返すことがなく、ビードに
疲労破壊が生ずるのを防止し、使用寿命を長くし得る。
ロックとのデツキ面間隙を補償するために、燃焼室孔を
囲繞して設けたビードのビード部位よりも燃焼室孔側に
所定厚さの補償部を形成している。これにより、燃焼室
周りの大なるデツキ面間隙を補償し、燃焼ガス圧力や機
関熱の影響によりデツキ面間隙が拡縮するのを防止し、
ビードへの交番荷重の作用を弱化させてビードのへたり
を防止する。従って、基板のビードが必要以上の押圧幅
で、押下縮小と復元とを繰り返すことがなく、ビードに
疲労破壊が生ずるのを防止し、使用寿命を長くし得る。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
に説明する。
第1〜4図は、この発明の実施例を示すものである。図
において、2は積層金属ガスケットである。この積層金
属ガスケット2は、弾性金属板からなり厚さtoを有す
る第1、第2基板4.6、これ算筆1、第2基板4.6
間に介装する第1、第2中間板8.10を有している。
において、2は積層金属ガスケットである。この積層金
属ガスケット2は、弾性金属板からなり厚さtoを有す
る第1、第2基板4.6、これ算筆1、第2基板4.6
間に介装する第1、第2中間板8.10を有している。
第1、第2基板4.6には、燃焼室孔12が形成され、
またこの燃焼室孔12周辺に複数のボルト孔14が形成
されている。前記第1中間f&8には、該第1中間板8
の厚さtlよりも小なる厚さtlを有する第2中間板1
0が積層される。この第1中間板8の厚さtlと第2中
間仮10の厚さtlとにより、厚さH、なる中間構成体
が構成される。また、第1中間仮8の燃焼室孔12側の
端縁8eは、曲げ加工等により前記第2中間板10が積
層した面側に折返され、前記第2中間板10の端縁10
eとは重合せず、つまり該第2中間板lOの燃焼室孔1
2側の端縁10eと所定距離Cだけ離間して配設される
。第2中間板10自体と第2中間板10の端縁1oeと
の重合により、前記厚さH!よりも大なる厚さH2が形
成される。
またこの燃焼室孔12周辺に複数のボルト孔14が形成
されている。前記第1中間f&8には、該第1中間板8
の厚さtlよりも小なる厚さtlを有する第2中間板1
0が積層される。この第1中間板8の厚さtlと第2中
間仮10の厚さtlとにより、厚さH、なる中間構成体
が構成される。また、第1中間仮8の燃焼室孔12側の
端縁8eは、曲げ加工等により前記第2中間板10が積
層した面側に折返され、前記第2中間板10の端縁10
eとは重合せず、つまり該第2中間板lOの燃焼室孔1
2側の端縁10eと所定距離Cだけ離間して配設される
。第2中間板10自体と第2中間板10の端縁1oeと
の重合により、前記厚さH!よりも大なる厚さH2が形
成される。
前記重積した第1中間仮8と第2中間+7i10との両
面には、これ算筆1、第2中間板8.10を挾持するよ
うに第1、第2基板4.6が設けられる。即ち、第1中
間板8の端縁8eが折返された面側の第2中間板10上
には、第1中間板8の端縁8eを囲繞するように第1ビ
ード16が形成された第1基板4が積層される。この第
1凸板4は、第1ビード16の頂部が第2中間板10面
に接して配設される。一方、第1中間板8の端縁8eが
折返された反対側面上には、前記第1ビードエ6と同一
位置に第2ビード18が形成された第2基板6が積層さ
れる。この第2基板6は、前記第1基板4と略同−形状
に形成され、第2ビード18の基部が第2中間板10面
に接し、頂部が外方に突出して設けられる。従って、第
1基板4の第1ビード16と第2基板6の第2ビード1
8とは、夫々頂部が同一方向に指向するとともに同一位
置にある。これにより、第1ビード16と第2ビード1
8とが位置する箇所には、積層金属ガスケット2のビー
ド部位20が形成される。また、このビード部位20よ
りも燃焼室孔12側には、第1基板4の端縁4eの厚さ
to、第2基板6の端縁6eの厚さto、第1中間板8
自体及び第1中間板8の端縁8eの厚さH2によって積
層金属ガスケット2の補償部22が形成される。つまり
、この補償部22は、第3図に示す如く、締結された際
に他の箇所よりも大なる厚さH3に形成される。
面には、これ算筆1、第2中間板8.10を挾持するよ
うに第1、第2基板4.6が設けられる。即ち、第1中
間板8の端縁8eが折返された面側の第2中間板10上
には、第1中間板8の端縁8eを囲繞するように第1ビ
ード16が形成された第1基板4が積層される。この第
1凸板4は、第1ビード16の頂部が第2中間板10面
に接して配設される。一方、第1中間板8の端縁8eが
折返された反対側面上には、前記第1ビードエ6と同一
位置に第2ビード18が形成された第2基板6が積層さ
れる。この第2基板6は、前記第1基板4と略同−形状
に形成され、第2ビード18の基部が第2中間板10面
に接し、頂部が外方に突出して設けられる。従って、第
1基板4の第1ビード16と第2基板6の第2ビード1
8とは、夫々頂部が同一方向に指向するとともに同一位
置にある。これにより、第1ビード16と第2ビード1
8とが位置する箇所には、積層金属ガスケット2のビー
ド部位20が形成される。また、このビード部位20よ
りも燃焼室孔12側には、第1基板4の端縁4eの厚さ
to、第2基板6の端縁6eの厚さto、第1中間板8
自体及び第1中間板8の端縁8eの厚さH2によって積
層金属ガスケット2の補償部22が形成される。つまり
、この補償部22は、第3図に示す如く、締結された際
に他の箇所よりも大なる厚さH3に形成される。
この厚さH3を有する補償部22は、燃焼室孔12周り
のデツキ面間隙を補償し、デツキ面間隙が拡縮するのを
防止するものである。
のデツキ面間隙を補償し、デツキ面間隙が拡縮するのを
防止するものである。
前記第1、第2基板4.6及び第1、第2中間仮8.1
0は、例えば夫々外端縁を延設して重合させ、この重合
した箇所に孔部を形成してこの孔部にリベット等を押通
してかしめたり、あるいは第1基板4又は第2基板6の
外端縁を折返して他側の基板に重合させて係止させ、夫
々が一体的に保持されるものである。
0は、例えば夫々外端縁を延設して重合させ、この重合
した箇所に孔部を形成してこの孔部にリベット等を押通
してかしめたり、あるいは第1基板4又は第2基板6の
外端縁を折返して他側の基板に重合させて係止させ、夫
々が一体的に保持されるものである。
また、第3.4図において、24.26は内燃機関を構
成するシリンダヘッド、シリンダブロックであり、この
シリンダヘット24のデツキ面24dとシリンダブロッ
ク26のデツキ面26d間の接合部28に積層金属ガス
ケット2を介装し、締結用ボルト30により締結する。
成するシリンダヘッド、シリンダブロックであり、この
シリンダヘット24のデツキ面24dとシリンダブロッ
ク26のデツキ面26d間の接合部28に積層金属ガス
ケット2を介装し、締結用ボルト30により締結する。
なお、符号32は燃焼室、34はピストン、Sはシリン
ダヘッド24とシリンダブロック26との間の燃焼室側
のデツキ面間隙である。
ダヘッド24とシリンダブロック26との間の燃焼室側
のデツキ面間隙である。
以下、この実施例の作用を説明する。
シリンダヘッド24とシリンダブロック26との接合部
28に介装された積層金属ガスケット2は、締結用ポル
l−30の締結力により圧縮され、これにより第1、第
2ビード16.18が高さを低減して圧縮変形される。
28に介装された積層金属ガスケット2は、締結用ポル
l−30の締結力により圧縮され、これにより第1、第
2ビード16.18が高さを低減して圧縮変形される。
この変形により、第1、第2ビード16.18はシリン
ダヘッド24およびシリンダブロック26のデツキ面2
4d、26dに所定の面圧で圧接し、シールを果す。締
結用ポル)30の締結時には、第4図に示す如<、+r
fi1えばシリンダヘッド24が湾曲して歪みを生じ、
特に、燃焼室32周りのデツキ面の間隙Sが大となる問
題がある。しかし、前述の如く、ビード部位20よりも
燃焼室孔12側に所定厚さの補償部22を設けたことに
より、この補償部22の厚さによって、シリンダヘッド
24の歪みに起因する大なる間隙Sを補償することがで
きる。これにより、間隙Sからの燃焼ガスのリークを防
止することが可能となる。また、燃焼ガス圧力や、機関
熱の影響によりデツキ面間隙が拡縮するのを防止させ、
第1、第2ビード16.1Bに作用する交番荷重を補償
部22によって弱化させ、第1、第2ビード16.18
のへたりを防止する。つまり、ビードが必要以上の押圧
幅で、押下縮小と復元とを繰り返し、ビードに疲労破壊
が生ずるのを防止するものである。しかも、締結用ボル
ト30やこの締結用ボルト30の係合するシリンダヘッ
ド24部位の損壊を防止し得るとともに、締結用ボルト
30の締結力の低下を防止でき、安定したシール効果の
低減を防止し得る。
ダヘッド24およびシリンダブロック26のデツキ面2
4d、26dに所定の面圧で圧接し、シールを果す。締
結用ポル)30の締結時には、第4図に示す如<、+r
fi1えばシリンダヘッド24が湾曲して歪みを生じ、
特に、燃焼室32周りのデツキ面の間隙Sが大となる問
題がある。しかし、前述の如く、ビード部位20よりも
燃焼室孔12側に所定厚さの補償部22を設けたことに
より、この補償部22の厚さによって、シリンダヘッド
24の歪みに起因する大なる間隙Sを補償することがで
きる。これにより、間隙Sからの燃焼ガスのリークを防
止することが可能となる。また、燃焼ガス圧力や、機関
熱の影響によりデツキ面間隙が拡縮するのを防止させ、
第1、第2ビード16.1Bに作用する交番荷重を補償
部22によって弱化させ、第1、第2ビード16.18
のへたりを防止する。つまり、ビードが必要以上の押圧
幅で、押下縮小と復元とを繰り返し、ビードに疲労破壊
が生ずるのを防止するものである。しかも、締結用ボル
ト30やこの締結用ボルト30の係合するシリンダヘッ
ド24部位の損壊を防止し得るとともに、締結用ボルト
30の締結力の低下を防止でき、安定したシール効果の
低減を防止し得る。
また、この実施例によれば、積層した第1中間仮8と第
2中間板10とを挾持させるように第1、第2基板4.
6を設けたので、ビード部位20の復元量および復元力
を増大させ、ビード部位20のシール効果を向上する。
2中間板10とを挾持させるように第1、第2基板4.
6を設けたので、ビード部位20の復元量および復元力
を増大させ、ビード部位20のシール効果を向上する。
従って、燃焼室32周りは補償部22とシール部位20
との二箇所でシールされるので、更に高いシール効果を
得ることができ、燃焼ガスのリークを効率良く防止する
。
との二箇所でシールされるので、更に高いシール効果を
得ることができ、燃焼ガスのリークを効率良く防止する
。
更に、積層金属ガスケット2のビード部位20と補償部
22との厚さを、第1中間板8の厚さtlおよび/また
は第2中間板10の厚さtlを変更することによって変
更させることができ、デツキ面に作用させるシール面圧
を補償部22の厚さによって所望に応じて容易に変更設
定することができる。
22との厚さを、第1中間板8の厚さtlおよび/また
は第2中間板10の厚さtlを変更することによって変
更させることができ、デツキ面に作用させるシール面圧
を補償部22の厚さによって所望に応じて容易に変更設
定することができる。
なお、この発明は上述の実施例に限定されず、種々応用
改変が可能であることは勿論である。
改変が可能であることは勿論である。
例えば、上述の実施例において、補償部を第1中間板の
燃焼室孔側の端縁を折返して構成したが、補償部の厚さ
を調整するために、メッキ、溶射、塗着等を施したり、
あるいは金属又は耐熱性樹脂等の部材を設けることが可
能である。
燃焼室孔側の端縁を折返して構成したが、補償部の厚さ
を調整するために、メッキ、溶射、塗着等を施したり、
あるいは金属又は耐熱性樹脂等の部材を設けることが可
能である。
また、補償部の増加させる厚さ分を、シリンダヘッドあ
るいはシリンダブロックのデツキ面に補償部材を固着し
たり、あるいはデツキ面と基板間に補償部材を介設して
形成することも可能である。
るいはシリンダブロックのデツキ面に補償部材を固着し
たり、あるいはデツキ面と基板間に補償部材を介設して
形成することも可能である。
更に、補償部の厚さを、燃焼室周り全体に形成せず、所
望に応じて燃焼室周りに部分的に設けることが可能であ
る。これにより、例えばボルト締結部位においては点接
触させる一方、ボルト締結部位から離間する箇所におい
ては線接触させ、シール性を担保し得る。
望に応じて燃焼室周りに部分的に設けることが可能であ
る。これにより、例えばボルト締結部位においては点接
触させる一方、ボルト締結部位から離間する箇所におい
ては線接触させ、シール性を担保し得る。
更にまた、補償部の厚さを、例えばボルト締結部位にお
いて小さくする一方、ボルト締結部位がら離間する箇所
においては大きくし、シール面圧の均一化を図り、シー
ル性を向上させることも可能である。
いて小さくする一方、ボルト締結部位がら離間する箇所
においては大きくし、シール面圧の均一化を図り、シー
ル性を向上させることも可能である。
また、二枚の基板は夫々ビードの頂部を同方向に指向さ
せて配設したが、夫々ビード幅を異ならせた夫々ビード
の頂部を夫々中間板に接しその対向面に対し対称形状に
配設することも可能である。
せて配設したが、夫々ビード幅を異ならせた夫々ビード
の頂部を夫々中間板に接しその対向面に対し対称形状に
配設することも可能である。
更に、積層金属ガスケットの表裏面、つまり第1基板の
表面及び第2基板の表面にはデツキ面のツールマーク等
の不整面を補償するメッキ層やシール材を被着すること
も可能である。
表面及び第2基板の表面にはデツキ面のツールマーク等
の不整面を補償するメッキ層やシール材を被着すること
も可能である。
更にまた、第1、第2ビードの幅や高さを、デツキ面間
隙に応じて変更することも可能である。
隙に応じて変更することも可能である。
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、
二枚の基板の間には第1中間板と該第1中間板の厚さよ
りも小なる厚さの第2中間板とを重合させて設け、第1
中間板の燃焼室孔側の端縁を第2中間板が位置する面上
に折返すとともに第2中間板とは離間させ所定厚さの補
償部を設けことにより、シリンダヘッドとシリンダブロ
ック間の間隙の拡縮が生ずるのを防止し、基板に形成し
たビードの疲労破壊を回避して安定したシール効果を得
るとともに、使用寿命を長くし得る。
二枚の基板の間には第1中間板と該第1中間板の厚さよ
りも小なる厚さの第2中間板とを重合させて設け、第1
中間板の燃焼室孔側の端縁を第2中間板が位置する面上
に折返すとともに第2中間板とは離間させ所定厚さの補
償部を設けことにより、シリンダヘッドとシリンダブロ
ック間の間隙の拡縮が生ずるのを防止し、基板に形成し
たビードの疲労破壊を回避して安定したシール効果を得
るとともに、使用寿命を長くし得る。
第1〜4図はこの発明の実施例を示し、第1図は積層金
属ガスケットの平面図、第2図は第1図のn−n線によ
る要部拡大断面図、第3.4図は積層金属ガスケットを
接合部に介装した状態の一部省略した要部断面図である
。 図において、2は積層金属ガスケット、4は第1基板、
6は第2基板、8は第1中間板、10は第2中間板、1
2は燃焼室孔、16は第1ビード、18は第2ビード、
20はビード部位、22は補償部、24はシリンダヘッ
ド、28はシリンダブロック、28は接合部、30は締
結用ボルト、そして32は燃焼室である。
属ガスケットの平面図、第2図は第1図のn−n線によ
る要部拡大断面図、第3.4図は積層金属ガスケットを
接合部に介装した状態の一部省略した要部断面図である
。 図において、2は積層金属ガスケット、4は第1基板、
6は第2基板、8は第1中間板、10は第2中間板、1
2は燃焼室孔、16は第1ビード、18は第2ビード、
20はビード部位、22は補償部、24はシリンダヘッ
ド、28はシリンダブロック、28は接合部、30は締
結用ボルト、そして32は燃焼室である。
Claims (1)
- 燃焼室孔を囲繞してビードを形成した弾性金属板からな
る二枚の基板を設け、この二枚の基板の間に中間板を介
装した積層金属ガスケットにおいて、前記二枚の基板の
間には第1中間板と該第1中間板の厚さよりも小なる厚
さの第2中間板とを重合させて設け、前記第1中間板の
前記燃焼室孔側の端縁を前記第2中間板が位置する面上
に折返すとともに前記第2中間板とは離間させ且つ前記
基板に重合させて所定厚さの補償部を設けたことを特徴
とする積層金属ガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7631287A JPS63246573A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 積層金属ガスケツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7631287A JPS63246573A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 積層金属ガスケツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63246573A true JPS63246573A (ja) | 1988-10-13 |
JPH0477833B2 JPH0477833B2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=13601852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7631287A Granted JPS63246573A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 積層金属ガスケツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63246573A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04129967U (ja) * | 1991-05-21 | 1992-11-30 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関用メタルガスケツト |
JPH08261328A (ja) * | 1995-01-25 | 1996-10-11 | Japan Metal Gasket Co Ltd | 金属ガスケット |
US6135459A (en) * | 1997-10-15 | 2000-10-24 | Nippon Gasket Co., Ltd. | Metal gasket |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947343U (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-29 | 石川ガスケツト株式会社 | 内燃機関用ヘツドガスケツト |
JPS6026862A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-09 | Toyota Motor Corp | 積層型ガスケツト |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP7631287A patent/JPS63246573A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947343U (ja) * | 1982-09-22 | 1984-03-29 | 石川ガスケツト株式会社 | 内燃機関用ヘツドガスケツト |
JPS6026862A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-09 | Toyota Motor Corp | 積層型ガスケツト |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04129967U (ja) * | 1991-05-21 | 1992-11-30 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関用メタルガスケツト |
JPH08261328A (ja) * | 1995-01-25 | 1996-10-11 | Japan Metal Gasket Co Ltd | 金属ガスケット |
US6135459A (en) * | 1997-10-15 | 2000-10-24 | Nippon Gasket Co., Ltd. | Metal gasket |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0477833B2 (ja) | 1992-12-09 |
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