JPH065108B2 - 被接合部材のデッキ面間で押圧変形によって形成されるスペ−サを有する金属ガスケット - Google Patents

被接合部材のデッキ面間で押圧変形によって形成されるスペ−サを有する金属ガスケット

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JPH065108B2
JPH065108B2 JP61067119A JP6711986A JPH065108B2 JP H065108 B2 JPH065108 B2 JP H065108B2 JP 61067119 A JP61067119 A JP 61067119A JP 6711986 A JP6711986 A JP 6711986A JP H065108 B2 JPH065108 B2 JP H065108B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/02Sealings between relatively-stationary surfaces
    • F16J15/06Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
    • F16J15/08Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
    • F16J15/0818Flat gaskets
    • F16J2015/0862Flat gaskets with a bore ring

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  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は被接合部材のデッキ面間で押圧変形によって
形成されるスペーサを有する金属ガスケットに係り、特
に被接合部材のデッキ面間隙全体に合致する形状に形成
されたスペーサによってデッキ面間隙全体を確実に補償
してシール性の向上を図り、また、ビードの機能劣化を
防止し得る被接合部材のデッキ面間で押圧変形によって
形成されるスペーサを有する金属ガスケットに関する。
[従来の技術] 内燃機関を構成する被接合部材であるシリンダヘッドの
デッキ面とシリンダブロックのデッキ面間の接合部に
は、燃焼ガスのリークを防止するために、ガスケット、
または、ガスケットと共にスペーサが介設されている。
また、近年、ガスケットには、接合部をシールすべく形
成されたビードを有する金属ガスケットが利用されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、一般に、シリンダヘッドとシリンダブロック
とを締付用ボルトによって締付けて締結した際に、ボル
ト締付部位側において締付圧が高く間隙が小であり、一
方、ボルト締付部位側から離間する箇所においては締付
圧が低くなり、シリンダヘッドのデッキ面とシリンダブ
ロックのデッキ面間の間隙が大となる。このため、シリ
ンダヘッドのデッキ面とシリンダブロックとのデッキ面
間には、間隙の差が生ずる。この間隙の差は、内燃機関
の種類によって異なるものである。
しかしながら、従来、各種の内燃機関において、ボルト
締付部位側と該ボルト締付部位側から離間する箇所とに
おけるデッキ面の間隙の差に応じてスペーサの形状を設
定すべき要因、即ちスペーサの高さ等を容易に設定し得
なかった。このため、各種の内燃機関において、各被接
合部材のデッキ面間隙に合致した形状のスペーサを介設
することができず、よって、接合部に間隙が生じ、燃焼
ガスのリークが発生し易く、燃焼ガスに含有する物質が
デッキ面間の接合部に堆積してシール性が低下するとと
もに、使用時に例えば燃焼ガス圧力や機関熱の影響で燃
焼室周りのデッキ面間隙が拡縮するので、特に金属ガス
ケットの場合にはビードの交番荷重によってへたりが生
じ、使命寿命が短くなる等の不都合がある。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、上述の不都合を除去すべく、
スペーサは、被接合部材のボルト締付部位側から離間す
るに従い押圧変形が漸次困難な状態になるべくボルト締
付部位側から離間するに従い高さが漸次大きく形成され
た合成樹脂からなる素材を設け、この素材はビードより
も燃焼室用孔側の基板の内縁部で且つビードの頂部が指
向する内縁部の面側に重合してボルト締付力によって被
接合部材のデッキ面間隙に合致すべく高さを変更させて
設けて、形成されることにより、被接合部材のデッキ面
間隙全体に合致する形状に形成されたスペーサによって
デッキ面間隙全体を確実に補償してシール性を向上し、
また、燃焼ガス圧力や機関熱の影響によりデッキ面間隙
が拡縮するのを阻止してビードの機能劣化を防止し得る
被接合部材のデッキ面間で押圧変形によって形成される
スペーサを有する金属ガスケットを実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、弾性金属板に燃
焼室用孔とこの燃焼室用孔を囲繞するビードを形成した
基板面と被接合部材のデッキ面間に介在するスペーサを
有する金属ガスケットにおいて、前記スペーサは、前記
被接合部材のボルト締付部位側から離間するに従い押圧
変形が漸次困難な状態になるべく前記ボルト締付部位側
から離間するに従い高さが漸次大きく形成された合成樹
脂からなる素材を設け、この素材は前記ビードよりも前
記燃焼室用孔側の前記基板の内縁部で且つ前記ビードの
頂部が指向する前記内縁部の面側に重合してボルト締付
力によって前記被接合部材のデッキ面間隙に合致すべく
高さを変更させて設けたことを特徴とする。
[作用] この発明の構成によれば、スペーサは、被接合部材のデ
ッキ面間においてボルト締付部位側から離間するに従い
弾性変形が漸次困難な状態になるべくボルト締付部位側
から離間するに従い高さが漸次大きく形成された合成樹
脂からなる素材を設け、この素材はビードよりも燃焼室
用孔側の基板の内縁部で且つビードの頂部が指向する内
縁部の面側に重合してボルト締付力によって被接合部材
のデッキ面間隙に合致すべく高さを変更させて設けて、
形成される。即ち、ボルト締付部位側においては、素材
の高さが小さいので、素材が容易に圧縮変形され、素材
の高さがその小なるデッキ面間隙に合致した適正な形状
に変形される一方、ボルト締付部位側から離間する箇所
においては、素材の高さが大きく、素材の弾性変形が困
難なので、素材の高さがその大なるデッキ面間隙に合致
すべく適正に変更される。
これにより、被接合部材のデッキ面間隙の差に応じて所
定の高さが変更されたスペーサを同種の被接合部材のデ
ッキ面間に介設することができ、このデッキ面間隙全体
を確実に補償させてシール性を向上することができ、ま
た、燃焼ガス圧力や機関熱の影響によりデッキ面間隙が
拡縮するのを阻止してビードの機能劣化を防止し、使用
寿命を長くすることができる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
第1〜4図は、この発明の第1実施例を示すものであ
る。図1において、32は金属ガスケットである。この
金属ガスケット32は、弾性金属板からなる基板34に
より構成され、図示しないが、内燃機関の被接合部材た
るシンリンダヘッドのデッキ面とシリンダブロックのデ
ッキ面間の接合部に介設されるものである。
この基板34には、シリンダ内径よりも少許大なる内径
の燃焼室用孔36−1、362が直列に形成されている
とともに、これら燃焼室用孔36−1、36−2周りの
内縁部34−1a、34−2aを囲繞する一定幅のビー
ド38−1、38−2が形成され、また、外縁側に複数
のボルト用孔40が形成されている。上述の如く、燃焼
室用孔36−1、36−2の内径をシリンダ内径よりも
少許大きく形成することにより、基板34のビード38
−1、38−2がボルト締付力によって圧縮変形した際
に、基板34の燃焼室用孔36−1、36−2の内縁部
34−1a、34−2aが燃焼室(図示せず)内に突出
するのを防止する。
また、前記基板34のビード38−1、38−2の頂部
が指向する面で燃焼室用孔36−1、36−2の内縁部
34−1a、34−2aには、ボルト用孔40側から離
間するに従い変形が漸次困難な状態になるべく、ボルト
締付部位側から離間するに従い高さが漸次大きく形成さ
れた合成樹脂からなる一定幅の素材42−1、42−2
が溶射等の付着手段によって付着される。この素材42
−1、42−2は、通常変形するが、加熱すると硬化す
る性質の材や経時によって硬化する合成樹脂からなる。
即ち、2気筒内燃機関においては、シリンダブロックと
シリンダヘッドとを接合し締付用ボルトによって締結し
た際に、締付圧が異なって金属ガスケット32の反発力
により、燃焼室用孔36−1と燃焼室用孔36−2とが
近接する箇所で最大のデッキ面間隙が生じ、また隣接す
るボルト用孔40とボルト用孔40間において前記燃焼
室孔用36−1、36−2間の間隙に比し少許小なるデ
ッキ面間隙が生じ、更にボルト用孔40近傍において前
記燃焼室用孔36−1、36−2間のデッキ面間隙の略
半分のデッキ面間隙が生ずるものである。
そこで、この異なるデッキ面間隙の差を補償するため
に、第2図に示す如く、内縁部34−1a、34−2a
の面には、燃焼室用孔36−1、36−2間において最
大の高さH1、例えば100μmの素材42−1a、4
2−2aを付着する。この素材42−1aの高さH1
は、デッキ面間の間隙に圧縮変形する所定高さを加えた
ものである。
また、内縁部34−1aの面には、第3図に示す如く、
ボルト用孔40、40間において上述の高さH1に比し
漸次低くなった高さH2、例えば80μmの素材42−
1bを付着する。同様に、内縁部34−2aの面には、
漸次低くなった高さH2の素材42−2を付着する(図
示せず)。
更に、内縁部34−1aの面には、第4図に示す如く、
ボルト用孔40近傍において前記高さH1から漸次低く
なり、高さH1の略半分の高さH3、例えば50μmの
素材42−1cを付着する。同様に、内縁部34−2a
の外面には、漸次低くなった高さH3の素材42−2c
を付着する(図示せず)。
これにより、内縁部34−1a、34−2aには、燃焼
室用孔36−1、36−2周りの異なる間隙に合致した
高さの素材42−1、42−2が付着される。従って、
燃焼室用孔36−1、36−2間の素材42−1a、4
2−2aが最も変形を困難とし、またボルト用孔40、
40間の素材42−1b、42−2Bが燃焼室用孔36
−1、36−2間の素材に比し少許変形を容易とし、更
にボルト用孔40近傍の素材42−1c、42−2cが
上述の素材に比し最も変形を容易とするものである。
高さが変更された素材42−1、42−2は、使用時の
機関熱や経時によって硬化し、スペーサと成るものであ
る。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
シリンダヘッドのデッキ面とシリンダブロックのデッキ
面間に介装された素材42を付着した金属ガスケット3
2は、ボルト締付力により圧縮され、これによりビード
38が高さを低減して弾性変形する。このとき、ボルト
用孔40側において締付圧が大きくデッキ面間には、金
属ガスケット32の反発力等により比較的小なる間隙が
生ずる。一方、ボルト用孔40、40間において締付圧
が小さくデッキ面間には、上述の間隙よりも大なる間水
が生ずる。従って、ボルト用孔40側において、素材4
2−1の高さが大なる締付圧によって変更されようとす
るが、この素材42−1の最小高さH3が小さいので、
素材42−1の高さの変更、つまり変化が容易である。
また、ボルト用孔40、40間において、素材42−2
の高さが小なる締付圧によって変更、つまり、変化され
るが、その間隙に対処し得るように変更が困難な状態の
最大高さH1の素材42−2が設けられているので、素
材42−2の高さがその間隙全体に合致すべく変更、つ
まり、変化される。
この結果、基板34のビード38と内端面間の燃焼室用
孔40周りにおいて、デッキ面間隙の差に応じて素材4
2の高さを変更させることができる。
そして、高さが変更された素材42をシリンダヘッドの
デッキ面とシリンダブロックのデッキ面間に介設した状
態にする。さすれば、素材42は、使用時の機関熱や経
時により硬化し、スペーサとして機能を果す。
そして、このスペーサを有する金属ガスケット32を同
種の他の内燃機関に使用することにより、同種の各内燃
機関において、シリンダヘッドとシリンダブロックの接
合部のシール性を向上させることができる。
この結果、気筒が直列に設けられた2気筒内燃機関の金
属ガスケット32において、隣接する燃焼室間のデッキ
面間隙、ボルト用孔40側から離間する箇所のデッキ面
間隙、そしてボルト用孔40近傍のデッキ面間隙の全て
を効果的に補償するスペーサを基板34に設けることが
でき、これにより、シール性を向上して燃焼ガスがリー
クするのを防止し、また、燃焼ガスに含有する物質がデ
ッキ面間に堆積するのを回避させ、更に、燃焼圧力等の
影響により燃焼室周りのデッキ面間隙が拡縮するのを阻
止し、交番荷重によってビード38−1、38−2にへ
たりが生ずるのを回避し、ビード38−1、38−2の
機能劣化を防止して使用寿命を長くすることができる。
また、シリンダヘッドをシリンダブロックに締結する際
に、スペーサになった素材42の存在により、ビード3
8が完全に平坦になるのが阻止され、ビード38の動き
が担持され、ビード38の機能劣化の防止にも寄与させ
ることができる。
更に、素材42を溶射によって基板34に付着すれば、
素材42の付着作業を容易に果し得る。
更にまた、デッキ面間隙に合致するスペーサの製作を簡
便に果し得るとともに、廉価とし得る。
第5〜7図は、この発明の第2実施例を示すものであ
る。以下の実施例においては、上述の実施例と同一機能
を果す箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にあ
る。即ち、上述の第1実施例の金属ガスケット32は一
枚の基板34で構成されたものであるが、この第2実施
例の金属ガスケット52は中間板54と第1基板56と
第2基板58とによって構成される。つまり、金属ガス
ケット52は、中間板54の両面に第1、第2基板5
6、58を積層するとともに、第1基板56の第1.ビ
ード60−1、60−2の頂部及び第2基板58の第2
ビード62−1、62−2の頂部を中間板54に当接さ
せず突設し、その対抗面に対し第1、第2基板56、5
8を対称形状に配設している。また、上述の第1実施例
の第2図と同じ断面である第5図に示す如く、中間板5
4の内縁部54−1a、54−2aの一面に重合する第
1基板56の内縁部56−1a、56−2aの外面に最
大の高さH1の第1素材64−1a、64−2aを付着
するとともに、前記中間板54の内縁部54−1a、5
4−2aの他面に重合する第2基板58の内縁部58−
1a、58−2aの外面には同様に高さH1の第2素材
66−1a、66−2aを付着する。また、上述の第1
実施例の第3図と同じ断面である第6図に示す如く、ボ
ルト用孔40、40間において、第1基板56の内縁部
56−1aの外面に前記高さH1から漸次高さが小さく
なった高さH2の第1素材64−1bを付着するととも
に、第2基板58の内縁部58−1aの外面には同様に
高さH2の第2素材66−1bを付着する。また、図示
しないが第1基板56の内縁部56−2aの外面に高さ
H2の第1素材64−2bを付着するとともに、第2基
板58の内縁部58−2aの外面にも高さH2の第2素
材66−2bを付着する。更に、上述の第1実施例の第
4図と同じ断面である第7図に示す如く、ボルト用孔4
0近傍において、第1基板56の内縁部56−1aの外
面に高さH2から漸次高さが小さくなった前記高さH1
の略半分の高さH3の第1素材64−1cを付着すると
ともに、第2基板58の内縁部58−1aの外面には同
様に高さH3の第2素材66−1cを付着する。また、
図示しないが第1基板56の内縁部56−2aの外面に
高さH3の第1素材64−2cを付着するとともに、第
2基板58の内縁部58−2aの外面にも高さH3の第
2素材66−2cを付着する。なお、中間板54と第1
基板56と第2基板58とを一体的に結合する場合に
は、ボルト用孔40の筒状の止め具(図示せず)を挿入
するとともに止め具の両端部を第1、第2基板56、5
8面上に折曲げてかしめを施したり、あるいは中間板5
4、第1基板56、第2基板58の一部を突出させて形
成し、これ等の突出部位をスポット溶接やリベットで行
う。
この第2実施例の構成によれば、上述の第1実施例と同
効を得るとともに、第1、第2ビード60、62の弾性
復元量及び弾性復元力を増加させ、シール面圧を高くす
ることができ、また追従性を有さしめてシール効果を更
に向上することが可能となる。
また、この第2実施例においても、第1、第2素材6
4、66が変形され且つ硬化したスペーサの存在によっ
て第1、第2ビード60、62が完全に平坦になるのが
阻止され、各ビードの機能劣化を防止することができ
る。
第8〜10図は、この発明の第3実施例を示すものであ
る。
この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にあ
る。即ち、金属ガスケット72は、中間板74の両面に
第1、第2基板76、78を積層するとともに、第1基
板76の第1ビード80−1、80−2の頂部及び第2
基板78の第2ビード82−1、82−2の頂部を中間
板74に当接させその対向面に対し第1、第2基板7
6、78を対称形状に配設している。また、上述の第1
実施例の第2図と同じ断面である第8図に示す如く、中
間板74の第1基板76側の内縁部74−1a、74−
2aの面に最大の高さH1の第1素材84−1a、84
−2aを付着するとともに、前記中間板74の第2基板
78側の内縁部74−1a、74−2aの面には同様に
高さH1の第2素材86−1a、86−2aを付着す
る。また、上述の第1実施例の第3図と同じ断面である
第9図に示す如く、ボルト用孔40、40間において、
中間板74の第1基板76側の内縁部74−1aの面に
前記高さH1より少許低い高さH2の第1素材84−1
bを付着するとともに、中間板74の第2基板78側の
内縁部74−1aの面には同様に高さH2の第2素材8
6−1bを付着する。また、図示しないが中間板74の
第1基板76側の内縁部74−2aの面に高さH2の第
1素材84−2bを付着するとともに、中間板74の第
2基板78側の内縁部74−2aの面にも高さH2の第
2素材86−2bを付着する。更に、上述の第1実施例
の第4図と同じ断面である第10図に示す如く、ボルト
用孔40近傍において、中間板74の第1基板76側の
内縁部74−1aの面に前記高さH1の略半分の高さH
3の第1素材84−1cを付着するとともに、中間板7
4の第2基板78側の内縁部74−1aの面には同様に
高さH3の第2素材86−1cを付着する。また、図示
しないが中間板74の第1基板76側の内縁部74−2
aの外面に高さH3の第1素材84−2cを付着すると
ともに、中間板74の第2基板74側の内縁部74−2
aの外面にも高さH3の第2素材86−2cを付着す
る。なお、中間板74と第1基板76と第2基板78と
を一体的に結合する場合には、ボルト用孔40に筒状の
止め具(図示せず)を挿入するとともに止め具の両端部
を第1、第2基板76、78の一部を突出させて形成
し、これ等の突出部位をスポット溶接やリベットで行
う。
この第3実施例の構成によれば、上述の第1実施例と同
効を得るとともに、第1、第2ビード80、82の弾性
復元量及び復元力を増加させ、シール面圧を高くするこ
とができ、また追従性を有せしめてシール効果を更に向
上し得る。また、第1、第2素材84、86が中間板7
4、第1、第2基板76、78によって挟持されるの
で、第1、第2素材84、86がシリンダヘッドのデッ
キ面にシリンダブロックのデッキ面に直接に接すること
がない。また、第1、第2素材84、86が中間板74
と第1、第2基板76、78とによって形成される空間
内で圧縮変形されるので、素材が従にフローすることが
ない。この結果、素材のこぼれ等の不都合を確実に防止
することが可能となる。
また、この第3実施例においても、第1、第2素材8
4、86が変形され且つ硬化したスペーサの存在により
第1、第2ビード80、82が完全に平坦になるのが阻
止され、各ビードの機能劣化を防止することができる。
なお、この発明は上述の実施例に限定されず、種々応用
改変が可能であることは勿論である。
例えば、単気筒や2気筒用の内燃機関に限定せず、2気
筒以上の多気筒用内燃機関用のスペーサを得ることも可
能である。
[発明の効果] 以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、
スペーサは、被接合部材のボルト締付部位側から離間す
るに従い押圧変形が漸次困難な状態になるべくボルト締
付部位側から離間するに従い高さが漸次大きく形成され
た合成樹脂からなる素材を設け、この素材はビードより
も燃焼室用孔側の基板の内縁部で且つビードの頂部が指
向する内縁部の両側に重合してボルト締付力によって被
接合部材のデッキ面間隙に合致すべく高さを変更させて
設けて、形成されたことにより、被接合部材のデッキ面
間隙全体に合致したスペーサによってデッキ面間隙全体
を確実に補償してシール性を向上し、また、燃焼ガス圧
力や機関熱の影響によりデッキ面間隙が拡縮するのを阻
止し、交番荷重によってビードが機能劣化するのを防止
して使用寿命を長くし得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの発明の第1実施例を示し、第1図は素
材を付着した2気筒内燃機関用の金属ガスケットの平面
図、第2図は第1図のVIII−VIII線による金属ガスケッ
トの拡大断面図、第3図は第1図のIX−IX線による
金属ガスケットの拡大断面図、第4図は第1図のX−X
線による金属ガスケットの拡大断面図である。 第5〜7図はこの発明の第2実施例を示し、第5図は隣
接する燃焼室用孔間の金属ガスケットの拡大断面図、第
6図はボルト用孔間の金属ガスケットの拡大断面図、第
7図はボルト用孔近傍の金属ガスケットの拡大断面図で
ある。 第8〜10図はこの発明の第3実施例を示し、第8図は
隣接する燃焼室用孔間の金属ガスケットの拡大断面図、
第9図はボルト用孔間の金属ガスケットの拡大断面図、
第10図はボルト用孔近傍の金属ガスケットの拡大断面
図である。 図において、32は金属ガスケット、34は基板、36
は燃焼室用孔、38はビード、40はボルト用孔、そし
て42は素材である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−188955(JP,U) 実開 昭58−48959(JP,U) 実開 昭52−34350(JP,U) 実開 昭54−53167(JP,U) 実開 昭57−122856(JP,U) 実開 昭60−26728(JP,U) 実公 昭58−29329(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性金属板に燃焼室用孔とこの燃焼室用孔
    を囲繞するビードを形成した基板面と被接合部材のデッ
    キ面間に介在するスペーサを有する金属ガスケットにお
    いて、前記スペーサは、前記被接合部材のボルト締付部
    位側から離間するに従い押圧変形が漸次困難な状態にな
    るべく前記ボルト締付部位側から離間するに従い高さが
    漸次大きく形成された合成樹脂からなる素材を設け、こ
    の素材は前記ビードよりも前記燃焼室用孔側の前記基板
    の内縁部で且つ前記ビードの頂部が指向する前記内縁部
    の両側に重合してボルト締付力によって前記被接合部材
    のデッキ面間隙に合致すべく高さを変更させて設けたこ
    とを特徴とする被接合部材のデッキ面間で押圧変形によ
    って形成されるスペーサを有する金属ガスケット。
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