JPS63242638A - 印刷開始前に輪転印刷機のインキ装置に本刷りに近いインキ配分を一定に生じさせる方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、輪転印刷機のインキ装置における本刷りに近
いインキ配分を一定に生じさせる方法に関する。

［従来の技術］ 輪転印刷機、特にオフセット輪転印刷機の場合、極めて
薄い均一なインキ膜を、湿し水によって湿された印刷版
に供給することが必要である。

この場合に使用される高粘性の印刷インキには、このイ
ンキ膜をつくるのに、大抵の場合多くのローラを備えた
高価なインキ装置が必要である。そのため、インキ装置
に印刷に適したインキ分配が確立されるまで長い時間が
かかる結果となる。

西ドイツ特許出願公開第３３３８１４３号公報は、洗浄
された空のインキ装置から出発したインキ装置事前調整
方法について述べている。この場合、すべてのローラに
４ないし５μｍの厚さの一定の基礎インキ層をつくる必
要があり、次にこの層の上に第２の工程においてインキ
プロフィールが塗布される。その場合、第２の工程は、
圧力が加えられて行われるか、またはインキプロフィー
ルおよびインキ勾配が最終的に形成された後に遅れて圧
力が加えられる。

この場合、常に空のインキ装置にする必要があることが
欠点である。したがって、インキ着けを変更するたびに
、全部のインキ装置を洗浄することが前提条件になる。

しかしながら、これは、それぞれの洗浄作業の際にイン
キが無駄使いされ、時間を要し、所要の溶剤を含む洗浄
剤によって環境が不必要に汚染され、その場合これによ
って余計な費用を要するため、実際の要求′に適合しな
い０色系列の変更のために洗浄を必要とする稀な場合、
この関連において殆んど役割を果たさない。

実際において、インキ着けの変更の場合、通常インキ装
置を洗浄せずに新しい印刷インキ着けが準備され行われ
る６例えば休業時間のような長い休止の前でも、インキ
装置は多くの場合洗浄されない、これは“オーバーナイ
トインキ”の使用によって問題をなくすことができる。

したがって、インキの交換時に、新しいインキ着けがい
ままでより少ないインキで足りる限り、事前インキ着け
のインキ量およびインキ分布と無関係に、機械が新しい
調整状態に置かれ、多数の損紙によって、局部的な過剰
量がインキ装装置から送出されるのが通常である。

［発明が解決しようとする課題］ この実情から出発して、本発明の目的は、インキ装置を
全部空にし洗浄しなくても新しいプロフィールが形成さ
れるようにされた、インキ装置における本刷りに近いイ
ンキ配分を一定に生じさせる方法を提供することである
。

［課題を解決するための手段］ この目的は、請求項１または２のいずれかの特徴によっ
て達成される。

請求項１に示すように、印刷開始前にインキプロフィー
ルの変更が２つの工程において行われる。先ず、先行す
る印刷インキ着けによってインキ装置に存在するインキ
プロフィールが、それ自体回転する機械において、イン
キ調量要素の閉鎖によって、およびインキ装置内にプロ
フィールに応じて存在する局部的なインキ量を所定の数
の回転後にインキつぼに戻すことによって、すべてのロ
ーラにおいて、均一に僅少な一定したプロフィールに無
関係なインキ層の厚さが減少され、次に、後続の印刷イ
ンキ着けのためにインキ装置に必要なインキ着けに応じ
たインキプロフィールが、インキ調量要素の局部的な調
整によって、およびインキ装置に送るインキ筋の長さの
調整によって、および一定数のインキ装置の回転によっ
て形成され、したがって正確に定められた条件のもとに
プロフィールの形成が行われる。

この対策の長所は、任意のプロフィールから出発して、
それまでのインキ着けのプロフィールから直接正確に定
められた基礎インキ層がすべてのローラに形成され、ま
た新しいプロフィールの連続的な形成が自動的に行われ
ることである。これによって、多数の損紙、およびイン
キ装置の洗浄によって生じる時間ミ経費の浪費が回避さ
れ、短時間に多額の支出を要せずに新しい印刷インキ着
けを行なうことが印刷者に可能になる。インキ装置に移
されるインキ筋の場合、これは例えば呼び出しインキ装
置の場合、呼び出しローラから移されるインキ筋の長さ
に関係する。

すべてのローラにおいて均一で僅少で一定したプロフィ
ールに無関係なインキ層の厚さのインキ装置の状態は、
インキ調量要素が閉じ特にインキ筋幅が最大の場合、呼
び出しローラが所定数の機械回転に調整され、インキ分
離適合性に応じてインキがインキつぼに戻されることに
よって得られる０局部的なインキプロフィールが印刷イ
ンキ着はローラの方向に次第に減少するため、インキを
戻す場合、インキ勾配の減少と共に局部的なインキプロ
フィールも特に運び出される０次の工程は、これのすぐ
後に、または時間を置いて、第１の工程に続けることが
できる。必要なインキ装置の回転が定められている場合
、インキ装置における必要なインキ勾配が考慮されるた
め、短時間後に新しい印刷インキ着けの本刷りによる手
動処置なしに開始するために、印刷者は単にインキ着け
の変更を開始するだけでよい。

請求項２に記載の措置によって、事前にインキ着けと継
続インキ着けとの間の局部的なインキ量の結果に応じて
、均一の基礎インキ層をつくらすに、直接新しい本刷り
に適したインキプロフィールをインキ装置に生じること
が可能となり、このため、印刷開始前に、先ず、先行す
る印刷インキ着けの際に存在する調量要素およびインキ
筋の長さの局部的な調整の計算機内に記憶された値が、
インキ調量要素および継続する印刷インキ着けのインキ
筋の長さの局部的な調整に対する計算機の第２の記憶装
置に入力された値と比較され、それぞれのインキ領域の
値から局部的なインキ量の差が形成され、インキ量の差
が正であっても負であっても、インキ装置の局部的な記
憶量だけ補充されて、回転するインキ装置からインキつ
ぼに戻されるかインキ装置に送られ、その場合、先ず局
部的なインキ量の差が均衡するまでの必要なインキ装置
の回転数が見出され、最初の場合、それによって、イン
キ装置における後続の印刷インキ着けに必要なインキ調
量要素およびインキ装置に送るインキ筋の長さの調整が
行われ、その場合、この調整によって、本刷りの開始前
にインキがインキ装置から移送されることがなく、印刷
の終了時にインキ装置に移送されることもない。

その場合、処理工程が自動的に制御されて経過するため
、時間および経費の浪費を少なくし、本刷りに近いイン
キ装置内へのインキの分布を生じることができる。

インキ装置に適当なインキ勾配を得るため、この方法の
場合、行われるインキ装置の回転の部分において、本来
必要な量より若干多いインキがインキ装置から取り出さ
れ、行われるインキ装置の回転の残りの部分において同
じ量のインキが再び供給される。これによって、適当な
インキ勾配が自動的に生じ、こらば、回転数の決定の際
、または局部的な調整の際に、容易に考慮される。

均衡化された結果を有する領域において、変更は行われ
ない０例えば、行われる機械回転数の最初の半分におい
てインキが取り出され、第２の半分において同じ量のイ
ンキが再び供給されるように行うことができる。これに
よって、適当なインキ勾配が再び生じる。必要な機械回
転数の決定は、例えば新しい位置における最大のインキ
筋、インキ過剰差を有する領域の閉鎖およびインキネ足
差を有する領域の開放が基礎に置かれている。

勿論、他の組合せ、例えば正の記憶インキ量差を有する
領域に対する手段において、負の記憶インキ量差を有す
る領域に対する手段と同数の機械回転になるインキ筋の
決定も可能である。

新しい印刷インキ着けに相当するインキプロフィールお
よびこれに属するインキ筋の幅は、例えば印刷原稿また
は印刷版の寸法によって決定され、データラインまたは
記憶媒体毎に入力されるか、または手動で印刷者によっ
て入力および記憶されることができる。

上述の特徴の場合、局部的なインキ量差が、必要なイン
キ筋の幅および局部的な調整の計算に使用されることか
ら出発することができる。さらに、ローラインキ装置が
、両方の印刷インキ着けの間のインキ量差より大きな、
局部的なインキ必要量に応じたインキ量を局部的に蓄積
することが考慮される０例えば、インキ筋の幅を計算す
る際、インキ装置に蓄積されたインキ量の正および負の
差を有する領域の間に平均値を形成することが可能であ
る。

請求項３は、請求項１の発展形態において、存在するイ
ンキプロフィールを減少させるための好適な処理工程を
開示しており、その場合、インキ調量要素が閉鎖位置に
動かし、インキつぼローラが特に最大のインキ筋幅に調
整され、呼び出しローラの動作を行われ、一定数のイン
キ装置の回転が行われ、呼び出しローラの動作が中止さ
れ、インキ装置のインキプロフィールを減少させるため
、さらに所定数の回転が行われ、後続の印刷インキ着け
に必要なインキプロフィールの形成が個々の処理工程に
よって行われ、その場合、インキ調量要素が必要なイン
キプロフィールに局部的に調整され、インキつぼローラ
が定められたインキ筋幅に調整され、呼び出しローラの
動作が行われ、一定数のインキ装置の回転が行われ、紙
送りおよび機械への押圧が行われるか、または呼び出し
ローラの動作を中止されるか、または呼び出しローラの
動作を中止されて機械の運転が停止される。

請求項４は、請求項３に示された存在するインキプロフ
ィールの加速されたを減少を開示しており、同時に紙を
送る場合、次の処理工程によってインキ調量要素が閉鎖
位置に動かされ、インキつぼローラが特に最大のインキ
筋幅に調整され、呼び出しローラの動作が行われ、紙送
りおよび機械への押圧が行われ、一定数の機械の回転が
行われ、呼び出しローラの動作が中止されて紙送りおよ
び機械への押圧が行われ、インキプロフィールを減少さ
せるため、機械が紙送りなしに一定の機械回転数だけさ
らに回転され、その後、請求項３の場合と同様にプロフ
ィールの形成が行われる。

請求項５は、同時に紙を送る場合、インキつぼへのイン
キ戻しなしに、存在するインキプロフィールを加速的に
減少させるようにした請求項３に記載の方法を開示して
おり、その場合、紙送りおよび機械への押圧が行われ、
一定数の機械回転が行われ、紙送りおよび機械への押圧
が中止され、インキプロフィールを減少させるため、紙
送りな　−しに機械が所定の機械回転数だけさらに回転
され、その後、請求項３の場合と同様にプロフィールの
減少が行われる。

請求項６は、自動運転を行うための請求項２に記載の方
法を開示しており、この方法では、個々の処理工程によ
って、存在するインキプロフィールおよび後続の印刷イ
ンキ着けに必要なインキプロフィールの同時の形成が行
われ、その場合、インキ調量要素が、決定されたインキ
量差に応じて局部的に調量され、インキつぼローラが計
算されたインキ筋幅に調整され、呼び出しローラの動作
が行われ、プロフィールの減少および同時のプロフィー
ルの形成に対する計算で見出されたインキ装置の回転が
行われ、インキ調量要素が後続の印刷インキ着けのため
局部的に必要なインキプロフィールに調整され、インキ
つぼローラが所要のインキ筋幅に調整され、紙送りおよ
び機械への押圧が行われるか、または呼び出しローラの
動作が中止されるか、または呼び出しローラの動作が中
止され機械の運転が停止される。

特許請求の範囲に明確に示されていない範囲でも、説明
に述べられたすべての新しい特徴は本発明に重要である
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、先ず、先行する印刷インキ着けによってインキ装置
   に存在するインキプロフィールが、それ自体回転する機
   械において、インキ調量要素の閉鎖によって、およびイ
   ンキ装置内にプロフィールに応じて存在する局部的なイ
   ンキ量を所定数の回転後にインキつぼに戻すことによっ
   て、すべてのローラにおいて、均一に僅少な一定したプ
   ロフィールに無関係なインキ層の厚さになるまで減少さ
   れ、次に、後続の印刷インキ着けのためにインキ装置に
   必要なインキ着けに応じたインキプロフィールが、イン
   キ調量要素の局部的な調整によって、およびインキ装置
   に送るインキ筋の長さの調整によって、および一定数の
   インキ装置の回転によって、形成されることを特徴とす
   る、印刷開始前に輪転印刷機のインキ装置に本刷りに近
   いインキ配分を一定に生じさせる方法。 ２、先ず、先行する印刷インキ着けの際に存在する調量
   要素およびインキ筋の長さの局部的な調整の計算機内に
   記憶された値が、インキ調量要素および継続する印刷イ
   ンキ着けのインキ筋の長さの局部的な調整に対する計算
   機の第２の記憶装置に入力された値と比較され、それぞ
   れのインキ領域の値から局部的なインキ量の差が形成さ
   れ、インキ量の差が正であっても負であっても、インキ
   装置の局部的な記憶量だけ補充されて、回転するインキ
   装置からインキつぼに戻されるかインキ装置に送られ、
   その場合、先ず局部的なインキ量の差が均衡するまでの
   必要なインキ装置の回転数が見出され、最初の場合、そ
   れによって、インキ装置における後続の印刷インキ着け
   に必要なインキ調量要素およびインキ装置に送るインキ
   筋の長さの調整が行われ、その場合、この調整によって
   、インキがインキ装置から移送されることがなく、ある
   いはインキ装置にも移送されないことを特徴とする、印
   刷開始前に輪転印刷機のインキ装置に本刷りに近いイン
   キ配分を一定に生じさせる方法。３、下記の処理工程： インキ調量要素を閉鎖位置に動かし、 インキつぼローラを特に最大のインキ筋幅に調整し、 呼び出しローラの動作を行い、 一定数のインキ装置の回転を行い、 呼び出しローラの動作を中止し、 インキプロフィールを減少させるためインキ装置を所定
   の回転数だけさらに回転させる、ことによって、存在す
   るインキプロフィールの減少が行われ、 後続の印刷インキ着けに必要なインキプロフィールの形
   成が、下記の処理工程： インキ調量要素を必要なインキプロフィールに局部的に
   調整し、 インキつぼローラを定められたインキ筋幅に調整し、 呼び出しローラの動作を行い、 一定数のインキ装置の回転を行い、 紙送りおよび機械への押圧を行うか、または呼び出しロ
   ーラの動作を中止するか、または呼び出しローラの動作
   を中止して機械の運転を停止する、 ことによって行われる、請求項１記載の方法。 ４、同時に紙を送る場合、下記の処理工程：インキ調量
   要素を閉鎖位置に動かし、 インキつぼローラを特に最大のインキ筋幅に調整し、 呼び出しローラの動作を行い、紙送りおよび機械への押
   圧を行い、 一定数の機械の回転を行い、 呼び出しローラの動作を中止して紙送りおよび機械への
   押圧を行い、 インキプロフィールを減少させるため機械を紙送りなし
   に一定の回転数だけさらに回転させ、その後、請求項３
   の場合と同様にプロフィールの形成を行う ことによって、存在するインキプロフィールの加速され
   た減少が行われる、請求項３記載の方法。 ５、同時に紙を送る場合、下記の処理工程：紙送りおよ
   び呼び出し動作が行われていない場合における機械への
   押圧を行い、 一定数の機械回転を行い、 紙送りおよび機械への押圧を中止し、 インキプロフィールを減少させるため紙送りなしに機械
   を所定の機械回転数だけさらに回転させ、その後、請求
   項３の場合と同様にプロフィールの減少を行う ことによって、存在するインキプロフィールの加速され
   た減少が行われる、請求項３記載の方法。 ６、下記の処理工程： インキ調量要素を、決定されたインキ量差に応じて局部
   的に調量し、 インキつぼローラを計算されたインキ筋の幅に調整し、 呼び出しローラの動作を行い、 プロフィールの減少および同時にプロフィールの形成の
   ための計算で見出されたインキ装置の回転を行い、 インキ調量要素を後続の印刷インキ着けのために局部的
   に必要なインキプロフィールに調整し、紙送りおよび機
   械への押圧を行うか、または呼び出しローラの動作を行
   うか、または呼び出しローラの動作を行って機械への運
   転を停止する、 ことによって、存在するインキプロフィールの減少およ
   び同時に後続の印刷インキ着けに必要なインキプロフィ
   ールの形成が行われる、請求項２記載の方法。