JPS60162651A - 輪転印刷機の版胴の版盤にインキを着ける方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、輪転印刷機の版胴の版盤にインキを着ける方
法に関する。

従来の技術並びにその欠点 例えばオフセット輪転印刷機のために使用される短いイ
ンキ装置を設計する場合における問題点は、数μｍの薄
い均一なインキ膜を連続的に版盤に供給することにある
。この場合「均一な」という概念は、インキ膜が版盤の
幅全体及び版胴の全周にわたってしかも全印刷時間にわ
たってむらのない均一な厚さで版盤に塗布されることを
意味する。パタニン現象（いわゆるインキの凹凸）を生
ゼしぬることなく特に数μｍの薄いインキ厚を粘性の高
いインキにおいて生せしめかつこれを維持することは、
このような印刷機において印刷される印刷物の品質にと
って基礎条件である。パターン現象というのは、版盤か
らインキ装置に逆に転写されたインキパターンが１Ｍ方
向においてずらされることなく、新たに供給されたイン
キ膜と共に再び版盤に塗布され、この結果新しいインキ
膜における厚さの違いが印像における不鮮明部分として
現れることを言う。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第３２３２７８０号明細
書に開示された短いインキ装置では、版胴と同径の１つ
又は２つのインキ着はローラが用いられている。このイ
ンキ装置の利点は、このような印刷装置では前記インキ
着はローラによってパターン現象が発生し得ないことに
ある。

またこの公知のインキ装置ではこのような利点のほかに
、湿し水を簡単な形式で供給できること並びに、はこり
を生せしめやすい紙を用いた場合でも印刷インキの汚染
を回避できることが判っている。さらにこのために、汚
れを引き起こすインキ膜を除去するのに役立つクリーニ
ングブレードが提案されている。しかしながらこの公知
のインキ装置では、インキ量を区域ごとに調整するため
に調整技術上の面倒な手間をかけることなしにどのよう
にして薄いインキ膜を個個の区域において正確に生ぜる
かが不明である。

またフランス特許第１４０１７１８号明細書に開示され
たインキ装置には、パターン現象を生せしめることなく
働く、版胴と同径のインキ着はローラは示されておらず
、従ってこの公知のインキ装置は、パターン現象を生せ
しめることなく働く短いインキ装置の範躊にははいらな
い。この公知のインキ装置は薄いインキ膜を形成するた
めのものであるがそのための具体的な解決策は提示され
ていない。この場合高粘性のインキの層厚はほんの数μ
ｍなので、インキ移しに関与する部材の幾何、学的な精
度に対しては高い要求がなされている。この場合また、
インキ膜の層厚を粘性及び染着力に応じて印刷技術上有
利な値に調節しなくてはならないことによってさらに難
度が高まる。前記幾何学的な精度を得るためには場合に
よっては高い製作費を必要とする。さらにまた特に、層
厚を規定する狭い箇所を高粘性の薄いインキ膜が通過す
る際における大きな力に基づいて生ゼしぬられる変形が
回避不能であることも考慮しなくてはならない。

発明の課題 ゆえに公知のインキ装置における上述の欠点認識の上に
立つ本発明の課題は、版胴に配属されていて該配置と同
径の１つ又は２つのインキ着はローラと該インキ着はロ
ーラに配属されたインキ胴とを有するインキ区域のない
インキ装置を備えた輪転印刷機において、版盤の印版と
は無関係でしかも汚れの影響を受けない均一でむらのな
い薄いインキ膜を不都合なパターン現像を生ゼしめるこ
となく版胴に移して、この結果全面にわたって均一でむ
らのない密度で印刷された印刷物を得ることのできる方
法を提供することである。すなわち、インキ膜を版盤に
該版盤の幅及び長さ全体にわたってかつ全印刷時間にわ
たっていたるところで均一な層厚でイ−ンキ着けする方
法を提供することである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の方法では、インキつ
ぼかも第１のインキローラに過剰インキ膜を供給し、調
量装置を用いて比較的厚い均一なインキ膜を生せしめ、
このインキ膜の厚さを、相前後して配置された複数のイ
ンキローラを介して減じてインキ胴に移し、薄いインキ
膜をこのインキ胴から少なくとも１つのインキ着はロー
ラを介して版盤に移し、このインキ移しの後に版盤から
逆に転写されてインキ胴周面に残ったインキパターンな
ドクタ装置によって除去するようにした。

発明の作用並びに効果 本発明の方法によれば、まず初めに所望の薄さのインキ
膜がインキローラ連鎖な介して生ぜしめられ、版盤から
逆に転写されてインキ胴周面に残ったインキパターンを
掻き取ることによって、次いでこの所望の薄さのインキ
膜が不都合な影響を受けることなくインキ胴からインキ
着はローラを介して版胴の版盤に移される。本発明の方
法は、特に、インキを残すことなく完全に除去すること
が必要でない場合には、インキパターンをインキ胴を）
も掻き取ることは比較的容易であるというｕｔＡに基づ
いている。従って本発明による方法の利点としては次の
ことが挙げられる。すなわち、本発明によればまず初め
比較的１ｖいインキ膜が生ゼしぬられ、次いでこのイン
キ膜がインキローラ列を介して移されてその厚さが順次
減じられ、この結果版盤の要求に相当する薄いインキ膜
がインキローラ列終端におけるインキ胴において得られ
、この薄いインキ膜がパターン現象を生ぜしぬることな
く１つ又は２つのインキ着はローラを介して版胴に供給
され、ひいては均一でむらのない鮮明な印刷物が得られ
る。

実施例 第１図に示されたオフセット印刷装置は、２つのゴム胴
２０間を通して案内されて印像を得る紙匹１を印刷する
ために設けられている。両ビム胴２は周知のように各１
つの版胴３と協働し、紙匹ＩＫ移される印像をこの版胴
３かも得る。すべての胴は両側で各印刷装置のサイドフ
レーム４に支承されている。

各版胴３の版盤のインキ着けは図示の実施例では、版胴
と同じ直径を有するインキ着はローラ５を介して行われ
る。各インキ着はローラ５にはインキ胴６が１つずつ配
属されており、このインキ胴６はインキ装置７によって
インキ着けされかつ湿し装置８によって湿される。

第２図及び第３図には本発明による方法を実施するイン
キ装置の構成が拡大して示されており、この場合第１の
インキローラ９には調量条片の形の調量装置１０が配属
されており、この調量装置１０は比較的厚い均一なイン
キ膜をインキローラ９に連続的に形成する。この場合イ
ンキローラ９にはまず初めインキつぼ１２からインキ出
しローラ１１によって多量の過剰インキ膜が供給される
。

調量装置１０の後ろで第１のインキローラ９は比較的厚
いインキ膜を、相前後して配置された複数のインキロー
ラ１３〜２０を介してインキ胴６に移す。個個のインキ
ローラの間の多数の間隙箇所によって、移されるインキ
膜はその厚さを減じられる。この場合インキローラ列１
３〜２０においてはゴムインキローラと練りローラとが
交互に配置されていてもよい。

インキ胴６の回転方向で見てインキローラ１９の後には
湿し装置８が設けられており、この湿し装置の湿し水膜
は、既にインキ胴６にある薄いインキ層に塗布される。

次いで湿し水並びにインキ膜はインキ着はローラ５に移
される。このインキ移し動作時にインキ膜が分けられた
後で、版胴３の版盤によって形成されたインキパターン
の一部はインキ胴６に転写される。この転写されたイン
キパターンはドクタ装置２１によってインキ胴６０周面
から除去される。次いでこの掻き取られたインキ２２は
インキつぼ１２に達する。この場合インキつぼ１２には
新しいインキと掻き取られたインキ２２との間に仕切り
壁が設けられていてもよい。

特殊な例のためにはインキ胴６に、インキローラ１６に
接して転動する別のインキローラ２４が配属されていて
もよい。

湿し装置８は周知のように、湿し水８のなかに浸漬ロー
ラ２６と、調量ローラ２７と水着はローラ２８と該水着
はローラに配属された練りローラ２９とから成っている
。

第６図の実施例は第２図の実施例と次の点で異なってい
る。すなわち第６図の実施例では調量条片の代わりに第
１のインキローラ９ｖｃ面ドクタが調量装置３０として
設けられており、この調量装置３０によって比較的厚い
均一なインキ膜が第１のインキローラ９に形成される。

この場合調量装置３０の接触圧は第１のインキローラ９
の長さにわたって一定である。

次に第４図を参照しながら本発明の方法によルインキ着
けの経過を説明する。まず初め第４図左下のインキつぼ
から過剰インキ膜が第１のインキローラに塗布され、こ
の過剰インキ膜からインキ調量装置は厚いインキ膜を形
成する。

次いで、相前後して配置された複数の練り口〜う及ヒイ
ンキローラを介して薄いインキ膜が形成され、このイン
キ膜はインキ胴に供給される。

さらにインキ胴には選択的に湿し水が湿し装置から移さ
れるようになっていてもよい。インキ胴はさらにインキ
・湿し水膜をインキ着はローラ（右下）に移し、このイ
ンキ着はローラＶＣよって版胴の版盤がインキ着けされ
る。この版盤によって逆に転写されたインキパターンは
、インキ胴に設けられた掻き取り箇所において除去され
、所望の場合には、この掻き取られたインキはインキつ
ぼに戻される。この結果これによって得られた、はぼイ
ンキを掻き取られたインキ胴周囲が、パターン現象（い
わゆるインキの凹凸）を生ゼしぬることなく、薄いイン
キ膜及び選択的に湿し水を受け取るために利用される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインキ着は方法を用いたオフセッ
ト印刷装置な概略的に示す側面図、第２図は第１図に示
されたオフセット印刷装置のインキ装置及び湿し装置の
ローラ列を示す図、第６図は第２図に示されたものとは
別の形式のインキ調量装置を備えたインキ装置及び湿し
装置のローラ列な示す図、第４図は本発明の方法による
インキ着けの経過を示す図である。 １・・・紙匹、２・・・ゴム胴、３・・・版胴、４・・
・サイドフレーム、５・・・インキ着ケローラ、６・・
・インキ胴、７・・・インキ装置、８・・・湿し装置、
９・・・インキローラ、１０．３０・・・調量装置、１
１・・・インキ出しローラ、１２・・・インキつぼ、１
３〜２０・・・インキローラ、２１・・・ドクタ装置、
２２−・・インキ、２３・・・仕切り壁、２４・・・イ
ンキローラ、２５・・・湿し水、２６・・・浸漬ローラ
、２７・・・調量ローラ、２８・・・水着はローラ、２
９・・・練りローラ インキ表置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 版胴（３）ｖｃ配属されていて該版胴と同径の１つ又は
   ２つの・ｒンキ着はローラ（５）と該インキ着はローラ
   に配属されたインキ胴（６）とを有するインキ区域のな
   いインキ装置（７）を備えた輪転印刷機の版胴の版盤に
   インキを着ける方法であって、 インキつぼ（１２）から第１のインキローラ（９）に過
   剰インキ膜を供給し、調量装置（１０゜３０）を用いて
   比較的厚い均一なインキ膜を生ゼしぬ、 このインキ膜の厚さを、相前後し、て配置された複数の
   インキローラ（１３〜２０）を介して減じてインキ胴（
   ６）に移し、 薄いインキ膜をこのインキ胴（６）から少なくとも１つ
   のインキ着はローラ（５）を介して版盤に移し、 このインキ移しの後に版盤から逆に転写されてインキ胴
   （６）周面に残ったインキパターンをドクタ装置（２１
   ）によって除去することを特徴とした、輪転印刷機の版
   胴の版盤にインキを着ける方法。