JPS63235335A - 二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフイルム

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JPS63235335A
JPS63235335A JP6797187A JP6797187A JPS63235335A JP S63235335 A JPS63235335 A JP S63235335A JP 6797187 A JP6797187 A JP 6797187A JP 6797187 A JP6797187 A JP 6797187A JP S63235335 A JPS63235335 A JP S63235335A
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polyester
spherical silica
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Norihiro Nomi
能美 慶弘
Kinji Hasegawa
欣治 長谷川
Hisashi Hamano
浜野 久
Hideo Kato
秀雄 加藤
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二軸配向ポリエステルフィルムに関し、更に詳
しくは球状シリカ微粒子と他の不活性無機粒子を含有し
、平坦で、滑り性、耐削り性等に優れた二軸配向ポリエ
ステルフィルムに関する。
〔従来技術〕
ポリエチレンテレフタレートフィルムに代表されるポリ
エステルフィルムは、その優れた物理的、化学的特性の
故に、広い用途に用いられ、例えば磁気テープ用、コン
デンサー用、写真用。
包装用、OHP用等に用いられている。
ポリエステルフィルムにおいては、その滑り性や耐削れ
性がフィルムの製造工程および各用途における加工工程
の作業性の良否、さらにはその製品品質の良否を左右す
る大きな要因となっている。これらが不足すると、例え
ばポリエステルフィルム表面に磁性層を塗布し、磁気テ
ープとして用いる場合には、磁性層塗布時におけるコー
ティングロールとフィルム表面との摩擦が激しく、また
これによるフィルム表面の摩耗も激しく、極端な場合に
はフィルム表面へのしわ、擦シ傷等が発生する。また磁
性層塗布後のフィルムをスリットしてオーディオ、ビデ
オまたはコンピューター用テープ等に加工した後でも、
リールやカセット等からの引き出し、巻き上げその他の
操作の際に、多くのガイド部。
再生ヘッド等との間で摩耗が著しく生じ、擦り傷、歪の
発生、さらにけポリエステルフィルム表面の削れ等によ
る白粉状物質を析出させる結果、磁気記録信号の欠落、
即ちドロップアウトの大きな原因となることが多い。
一般に、フィルムの滑シ性の改良には、フィルム表面に
凹凸を付与することによりガイドロール等との間の接触
面積を減少せしめる方法が採用されており、大別して(
1)フィルム原料に用いる高分子の触媒残渣から不活性
の微粒子を析出せしめる方法と、(11)不活性の無機
微粒子を添加せしめる方法が用いられている。これら原
料高分子中の微粒子は、その大きさが大きい程、滑り性
の改良効果が大であるのが一般的であるが、磁気テープ
、特にビデオ用′のごとき精密用途には、その粒子が大
きいこと自体がドロップアウト等の欠点発生の原因とも
な手生るため、フィルム表面の凹凸は出来るだけ微細で
ある必要があシ、これら相反する特性を同時に満足すべ
き要求がなされているのが現状である。
捷た、上記不活性微粒子を含有するポリエステルからな
るフイルームは、通常二軸延伸によって該微粒子とポリ
エステルの境界に剥離が生じ、該微粒子の囲りにボイド
が形成されている。このボイドは、微粒子が大きい#1
ど、形状が板状より球状はど、また微粒子が単一粒子で
変形しにくいほど、そしてまた未延伸フィルムを延伸す
る際に延伸面積倍率が大きいtlど、オた低温で行うほ
ど大きくなる。このボイドは、大きくなればなる程突起
の形状がゆるやかな形となり摩擦係数を高くすると共に
繰り返し使用時に生じた二軸配向ポリエステルフィルム
のボイド上の小さな傷(スクラッチ)Kよって屯粒子の
脱落が起り、耐久性を低下させるとともに削れ粉発生の
原因となっている。不活性微粒子として例えば炭酸カル
シウム、酸化チタン、カオリン。
コロイド状シリカ等の1種または2種以上(大粒子と小
粒子の組合せ)を添加することが従来から良く行なわれ
ているが、これら微粒子は大きなボイドを形成すること
から上述の問題を内在しており、この改善が望咬れてい
る。
〔発明の目的〕
本発明者は、これら不都合を解消し、小粒子周辺のボイ
ドを少なくし且つフィルム表面が適度に粗れることによ
ってフィルムの滑り性と耐削れ性が向上し、しかも各用
途に適した表面性の二軸配向ポリエステルフィルムを得
るべく鋭意検討の結果、本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、ボイドが少なく、平坦で、滑
シ性、耐削れ性等に優れた二軸配向ポリエステルフィル
ムを提供することにある。
〔発明の構成・効果〕
本発明の目的は、本発明によれば、ポリエステル中に、
第1成分として平均粒径がo、o o sμm以上0.
4μm未満であシかつ粒径比(長径/短径)が1.0〜
1.2である球状シリカ微粒子を0.005〜3重量%
の割合で含有し、かつ第2成分として平均粒径が0.4
〜1.5μmである他の不活性無機粒子を0.2重量%
よシ多く2重量%以下の割合で含有することを!P#微
とする二軸配向ポリエステルフィルムによって達成され
る。
ここで、球状シリカ粒子の長径、短径2面積円相当径は
粒子表面に金属を蒸着してのち電子WR微鋺にて例えば
1万〜3万倍に拡大した像から求め、平均粒径2粒径比
は次式で求める。
平均粒径=測定粒子の面積円相当径の総和/測定粒子の
数粒径比=シリカ粒子の平均長径/核粒子の平均短径本
発明におけるポリエステルとは芳香族ジカルボン酸を主
たる酸成分とし、脂肪族グリコールを主たるグリコール
成分とするポリエステルである。かかるポリエステルは
実質的に線状であり、そしてフィルム形成性特に溶融成
形によるフィルム形成性を有する。芳香族ジカルボン酸
としては、例えばテレフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、イソフタル酸、ジフェニルエタンジカルボン酸、ジ
フェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン
酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルケト
ンジカルボン酸、アンス2センジカルボy酸等を挙ケル
ことができる。脂肪族グリコールとしては、例えばエチ
レングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ペンタメチレンクリコール、ヘキナメ
チレングリコール。
デカメチレングリコール等の如き炭素数2〜10のポリ
メチレングリコールあるいはシクロヘキサンジメタツー
ルの如き脂環族ジオール等を挙げることができる。
本発明において、ポリエステルとしでは例えばアルキレ
ンテレフタレート及び/又はアルキレンナフタレートを
主たる構成成分とするものが好ましく用いられる。
かかるポリエステルのうちでも、例えばポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートは
4ちろんのこと、例えば全ジカルボン酸成分の80モル
チ以上がテレフタルレンゲリコールである共重合体が好
ましい。そまた例えばアジピン酸、セパチン酸等の如き
脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサン−1,4−ジカル
ボン酸の如き脂環族ジカルボン酸等であることができる
。また、全グリコール成分の20モルチ以下は、エチレ
ングリコール以外の上記グリコールであることができ、
あるい社例えばジオール:L4−’)ヒドロキシメチル
ベンゼンの如き芳香畿を含む脂肪族ジオール;ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール。
ポリテトラメチレングリコール等の如きポリアルキレン
グリコール(ポリオキシアルキレングリコール)等であ
ることもできる。
また、本発明で用いるポリエステルは、例えばヒドロΦ
7安息香酸の如き芳香族オキシ酸;ω−ヒドロキシカプ
ロン酸の如き脂肪族オキク酸等のオキシカルボン酸に由
来する成分を、ジカルボン酸成分およびオキシカルボン
酸成分の総量に対し20モルチ以下で共重合或は結合す
るものも包含される。
さらに本発明におけるポリエステルには実質的に線状で
ある範囲の量、例えば全酸成分に対し2モルチ以下の量
で、3官能以上のポリカルたものをも包含される。
上記ポリエステルは、それ自体公知であり、且つそれ自
体公知の方法て製造することができる。
上記ポリエステルとしては、0−クロロフェノール中の
溶液として35℃で測定して求めた固有粘度が約0.4
〜約0.9のものが好ましい。
本発明の二軸起臥ポリエステルフィルムはそのフィルム
表面に多数の微細な突起を有している。それらの多数の
微細な突起は本発明によればポリエステル中に分散して
含有される多数の球状シリカ微粒子(第1成分)と他の
不活性無機粒子(第2成分)に由来する。
これら不活性粒子を分散含有するポリエステルは、通常
ポリエステルを形成するための反応時、例えばエステル
交換法による場合のエステル交換反応中あるいは重縮合
反応中の任意の時期、又は直接重合法による場合の任意
の時期に、球状シリカ微粒子と他の不活性無機粒子をそ
れぞれまたは一緒に(好ましくはグリコールのスラリー
として)反応系中に添加することKよシ製造することが
できる。好ましくは、重縮合反応の初期例えば固有粘度
が約0.3に至るまでの間に、これら不活性粒子を反応
系中に添加するのが好ましい。
本発明においてポリエステル中に分散含有させる第1成
分としての球状シリカ微粒子は平均粒径が0.05 a
m以上0.4μm未清マヒりかつ粒径比(長径/短径)
が1.0〜1.2であるシリカ微粒子である。この微粒
子は個々の形状が極めて真球に近い球状であって、従来
から滑剤とし4に て知られているシリカ粒子が10μm程度の超微細な塊
状粒子か、これらが凝集して0.5μm程度の凝集物(
凝集粒子ンを形成しているのとは著しく異なる点に特徴
がある。球状シリカ微粒子の平均粒径は好ましくは0.
1〜0.35μmである。
この平均粒径が0.05μm未涜で上滑り性の向上効果
が不充分であシ、好ましくない。また球状シリカ微粒子
の粒径比(長径/短径)は、好ましくは1.0〜1.1
5、更罠好ましくは1.0〜1.1である。
また、球状シリカ粒子は粒径分布がシャープであること
が好ましく、分布の急峻度を表わす相対標準偏差が0.
5以下、更には0.3以下、特に0.15以下であるこ
とが好ましい。
この相対標準偏差は次式で表わされる。
ここで、Dに個々の粒子の面積円相当径(μm)Σ D
I D =面積円相当径の平均値(= −) (μm)n:
 粒子の測定個数 を表わす。
相対標準偏差が0.5以下の球状シリカ微粒子を用いる
と、該微粒子が球状で且つ粒度分布が極めて急峻である
ことから、フィルムの表面に形成される小突起の分布は
極めて均一性が高く、小突起高さのそろった、清シ性の
優れたポリエステルフィルムが得られる。
球状シリカ微粒子は、上述の条件を満せば、その製法、
その他に何ら限定されるものではない。例えば、球状シ
リカ微粒子は、オルトケイ酸エチル(81(Oc!Hs
)4)の加水分解から含水シリカ(81(OH)4)単
分散球をっくシ、更にとの含水シリカ単分散球を脱水化
処理してシリカ結合〔ミS l−0−s l w!M)
を三次元的に成長させること冬製造できる(日本化学学
会誌’81 、 Nn9 、 P、1503)。
S I (OC2)1s )4+41−%O−+ S 
I (OR)、 +4C,H,OH=+s I −OH
+FIO−8l ai−+m s i −o−s t 
= +5゜本発明において第1成分としての球状シリカ
微粒子の添加量は、ポリエステルに対して0.005〜
3重量%の割合とする必要があシ、好ましくは0.01
〜2重量%、更に好ましくは0.02〜1重量%である
。この添加量が0.005重量%未清マヒ、滑り性や耐
削れ性の向上効果が不充分となシ、一方3重量%を超え
ると界面平坦性が低下し、好ましくない。
本発明においてポリエステル中に分散含有させる第2成
分としての他の不活性無機粒子は、前記球状シリカ微粒
子と異なる組成、形状のものであって、平均粒径が0.
4〜1.5μmであればWE限定されない。この他の不
活性無機粒子としては、カオリン、ベントナイト、酸化
チタン。
炭酸カルシウム、多孔質シリカ等を例示することができ
る。これらは1種またF′i2種以上を用いることがで
きる。かかる他の不活性無機粒子の平均粒径は0.5〜
1.3 pm、更には0.5〜1.0μmであることが
好ましい。所定の平均粒径の粒子を得るためには従来か
ら知られている粒子調製法を用いることができ、例えば
粉砕処理9分級操作等を施して所定の平均粒径9粒度分
布にすることが好ましい。
本発明において第2成分としての不活性無機粒子の含有
量は、ポリエステルに対して0.23量チよシ多く2重
量%以下の割合とする必要があり、好ましくは0.21
〜1.0重量%、更に好ましくは0.25〜0.5重量
%である。この含有量が2重t%を越えると表面平坦性
が低下し、好ましくない。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは従来から蓄積
された二軸延伸フィルムの製造法に順じて製造できる。
例えば、球状シリカ微粒子及び他の不活性無機粒子を含
有するポリエステルを溶融jl!!膜して非晶質の未延
伸フィルムと1次いで該未延伸フィルムを二軸方向に延
伸し、熱固定し、必要であれば弛緩熱処理することによ
って製造される。その際、フィルム表面特性は、球状シ
リ°力微粒子や他の不活性無機粒子の粒径、量等によっ
て、また延伸条件によって変化するので従来の延伸条件
から適宜選択する。
また、密!f、熱収縮率等も延伸、熱処理時の温度1倍
率、速度等によって変化するので、これらの特性を同時
に満足する条件を定める。例えば、延伸温度は1段目延
伸温度(例えば縦方向延伸温度:T、)が(’rt −
10)〜(7g+4s)℃の範囲(但し、TK :ポリ
エステルのガラス転移温度)から、2段目延伸温度(例
えば横方向延伸温度:ち)が(Tt+毫5)〜(’r、
+40)”Cの範囲から選択するとよい、tた、凰伸倍
率は一軸方向の延伸倍率が2.5以上、特に3倍以上で
かつ面積倍率か8倍以上、特に10倍以上となる範囲か
ら選択するとよい。更Kまた、熱固定温度は180〜2
50℃、更には200〜230℃の範囲から選択すると
よい。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは従来のものく
比してボイドの少ないフィルムであるが、特に球状シリ
カ微粒子の周辺におけるボイドが小さい特徴がある。こ
の球状シリカ微粒子周辺のボイドが小さい理由は球状シ
リカ微粒子のポリエステルへの親和性の喪さと、更に粒
子そのものが極めて真球に近いことから、延伸において
滑剤周辺の応力が均等に伝播し、ポリエステルと滑剤の
界面の一部に応力が集中しないことによると推測される
本発明においては、その粒径分布が極めてシャープであ
る球状シリカ微粒子の添加によシポリエステルフイルム
の表面に形成された小突起の分布は極めて均一性が高く
、小突起の高さのそろったポリエステルフィルムが得ら
れる。
その′様な球状シリカの小粒子を、更に他の不活性無機
物の大粒子とともに含有させることによって、大小二種
の突起の相剰効果により滑り性を更に向上させ、耐削れ
性及び耐すシきず性に優れた二軸配向ポリエステルフィ
ルムを、得ることが可能となる。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、均一な凹凸
界面特性、すぐれた渭シ性及び耐削れ性を有し、すりき
す、白粉等の発生量が著しく少ないという特徴を有する
。この二軸配向ポリエステルフィルムはこれらの特性を
活かして各種の用途に広く用いることができる。例えば
、磁気記録用例えばビデオ用、オーディオ用、コンピュ
ーター用などのベースフィルムとして用いると、優れた
電磁変換特性、滑夛性、走行耐久性等が得られる。また
コンデンサー用途に用いると、低い摩擦係数、すぐれた
巻回性、低いつぶれ荷重、高い透明性等が得られる。上
述のように、この二軸配向ポリエステルフィルムは磁気
記録媒体のベースフィルム特に磁気テープのベースフィ
ルムに用いるのが好ましいが、これに限定されるもので
なく、電気用途、包装用途および蒸着用フィルム等の他
の分野へも広く適用する事が出来る。更に、フィルム片
面もしくは両面に易接着処理、コロナ処理等の界面加工
を行う事も出来る。
〔実 施 例〕
以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。
なお本発明における種々の柳性値および特性は以下の如
く測定されたものである。
(11球状シリカ粒子の粒径 粒子粒径の測定には次の状態がある。
1)粉体から、平均粒径9粒径比等を求める場合 2)フィルム中の粒子の平均粒径1粒径比等を求める場
合 1)粉体からの場合: 電顕試料台上に粉体を個々の粒子ができるだけ重らない
ように散在せしめ、金スパッター装置によシ表面に金薄
膜蒸着層(層厚み200〜300χ)を形成せしめ、走
査型電子顕微鏡にて1万〜3万倍の倍率で観察し、日本
レギュレーター■製ルーゼツクス(Luz@x) 50
0にて、少なくとも100個の粒子の長径(Det) 
、短径(DI + )及び面積円相当径(Di)を求め
る。そして、これらの次式で表わされる数平均値をもっ
て、粒子の長径(DJ) 、短径(Di)、平均粒径(
D)を表わす。
2)フィルム中の粒子の場合: 試料フィルム小片を走査型電子顕微鏡用試料台に固定し
、日本電子■製スノくツタ−リング装置(JFC−11
00型イオンスノくツタリング装置)を用いてフィルム
表面に下記条件にてイオンエツチング処理を施す。
条件は、ペルジャー内に試料を設置し、約10−3To
rrの真空状態まで真空度を上げ、電圧0.25 kV
 、電流12 、5 mAにて約10分間イオンエツチ
ングを実施する。更に同装置にて、フィルム表面に金ス
ノくツタ−を施し、走査型電子顕微鏡にて10,000
〜30.000倍で観察し、日本レギュレーター■製ル
ーゼツクス500にて少なくとも100個の粒子の長径
(DA’l) 、短径(Da t )及び面積円相当径
(Di)を求める。以下、上記1)と同様に行なう。
(2)  シリカ粒子以外の粒子の粒径等1)平均粒径 島津製作所製CP−50型セントリフニゲルパーティク
ル サイズ アナライザー(C@ntrifugal 
Particle 5ize Analys@r)を用
いて測定し、得られた遠心沈降曲線を基に算出した各粒
径の粒子とその存在量との積算曲線から、50マスパー
セントに相当する粒径を読み増り、この値を上記平均粒
径とする(Bookr粒変測定技術」日刊工業新聞社発
行、1975年9頁242〜247参照)。
2)粒径比 フィルム小片をエポキシ樹脂にて固定成形し、ミクロト
ームにて約60OAの厚みの超薄切片(フィルムの流れ
方向に平行ににてフィルム中の滑剤の断面形状を観察し
、滑剤の長軸と短軸の比で表わす。
3)相対標準備差値 球状シリカの場合と同様にして測定を行ない、球状以外
の粒子はフィルム厚み方向について、粒子の粒径比から
体積を算出し、等価球とした時の直径をもって粒径とし
、相対標準偏差°を算出する。
(3)  フィルム異面粗さくRa) 中心線平均粗さくRa)としてJIS−BO601で定
義される値であシ、本発明では■小板研究所の触針式異
面粗さ針(SURFCORDERSE −30C)を用
いて測定する。測定条件等は次の通りでおる。
ト)触針先端半径:2μm (b)  測定圧力  : a o my(c)  カ
ットオフ : 0.25關(d)   測  定  長
  :2.5gm(@)  データーのまとめ方 同−試料について5回繰返し測定し、最も大きい値を1
つ除き、残り4つのデーターの平均値の小数点以下4桁
目を四捨五入し、小数点以下3桁目まで光示する。
(4)  ボイド比 上記(11−2)の方法に従ってフィルム中(表面)の
滑剤周辺を暴露し、少なくとも50個の固体微粒子の長
径とボイドの長径を測定し、次式 ボイド比=yj?()=λ邑1L− 固体微粒子の長径 で求めるボイド比の数平均値で表わす。
(5)  フィルムの摩擦係数(μk)温IJj20℃
、湿度60%の環境で、巾1/2インチに裁断したフィ
ルムを、固定棒(表面粗さ o、3 am  )に角 
11:#=(152/1 8 0  )πラジアン(1
52°)で接触させて毎会2001の速さで移動(摩擦
)させる。入口テン、シwンT、が351となるように
テンションコントローラーを調整した時の出口テンショ
ン(T2 : 、9 )をフィルムが90℃逆行したの
ちに出口テンション検出機で検出し、次式で走行摩擦係
数μkを算出する。
#に=(2,303/#)1m(T、/T1)=0.8
681軸(’rt/ 35 )(6)   削  れ 
 性 ベースフィルムの走行面の削れ性を5段のミニスーパー
カレンダー・を使用して評価する。
カレンダーはナイロンロールとスチールロールの5段カ
レンダーで69、処理温度は80℃、フィルムにがかる
線圧は200 kg/cR。
フィルムスピードは50m/分で走行させる。
フィルムを全長2000m走行させた時点でカレンダー
のトップローラ−に付着する汚れで、ベースフィルムの
削れ性を評価する0〈5段階判定〉 0ナイロンロールの汚れ全くなし Oナイロンロールの汚れほとんどなし Δナイロンロールがやや汚れる Xナイロンロールが汚れる ××ナイハンロールがひどく汚れる (7)  スクラッチ判定 巾1/2インチに裁断したフィルムを、上記(5)の摩
擦係数測定装置を用いてフィルム面が固定棒に152°
の角度で接触する様にかけ、20cII/see速度で
10m走行させ、これを50回繰返した後の1/2イン
チ巾ベースフィルムの表面に入ったスクラッチの太さ、
深さ。
数を総合して次の5段階判定する。
〈5段階判定〉 ◎ 1/2インチ巾ベースフィルムに全くスクラッチが
認められない 01/2インチ巾ベースフィルムにほとんどスクラッチ
が認められない △ 1/2インチ巾ベースフィルムにスクラッチが認め
られる(何本か) X  1/2インチ巾ベースフィルムに太いスクラッチ
が何本か認められる XX  1/2インチ巾ヘースフィルムに太く深いスク
ラッチが多数全面Kuめられる 比較例−1〜−7 ジメチルテレフタレートとエチレングリコールトラ、エ
ステル交換触媒として酢酸マンガンを、重合触媒として
二酸化アンチモンを、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤
として第1表に示す無機粒子を用いて常法によシ重合し
、固有粘al’(オルノクロロフェノール、35℃) 
0.62のポリエチレンテレフタレートを得た。   
 ′このポリエチレンテレフタレートのペレットを17
0℃、3時間乾燥後押出機ホッパーに供、!!!面仕上
げ0.38程度、表面温度20℃の回転冷却ドラム上に
形成押出し、200gの未延伸フィルムを得た。
このようにして得られた未延伸フィルムを75℃にで予
熱し、更に低速、高速のロール間で15M上方より90
0℃の表面温度のIRヒーター1本にて加熱し、3.6
倍に延伸し急冷し、続いてステンターに供給し105℃
にて横方向に3.7倍に延伸した。得られた二輪延伸フ
ィルムを205℃の温度で5秒間熱固定し、厚み15μ
mの熱固定二軸配向フィルムを得た。
これらフィルムの特性を第1表に示す。
比較例−1+ −2+−3+  7のものは走行時の摩
擦係数が高く、且つ耐スクラッチ性も劣り、不満足なも
のである。比較例−4,−5゜−6のものは走行性は良
いものの、カレンダ一工程にて白粉が発生し、不満足な
ものである。
実施例−1〜−6 カオリンの代シに第2我に示す第1成分としての球状シ
リカ(日本触媒化学工業■製)及び第2成分としての他
の不活性無機微粒子を用いる以外は比較例−1と同様に
行って二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
これらのフィルムの特性を第2表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエステル中に、第1成分として平均粒径が0.
    05μm以上0.4μm未満でありかつ粒径比(長径/
    短径)が1.0〜1.2である球状シリカ粒子を0.0
    05〜3重量%の割合で含有し、第2成分として平均粒
    径が0.4〜1.5μmである他の不活性無機粒子を0
    .2重量%より多く2重量%以下の割合で含有してなる
    二軸配向ポリエステルフィルム。 2、球状シリカ粒子の下記式で表わされる相対標準偏差
    が0.5以下である特許請求の範囲第1項記載の二軸配
    向ポリエステルフィルム。 相対標準偏差=▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、Di:個々の粒子の面積円相当径(μm)@D
    @:面積相当径の平均値(▲数式、化学式、表等があり
    ます▼)(μm)n:粒子の個数 を表わす。
JP6797187A 1987-03-24 1987-03-24 二軸配向ポリエステルフイルム Granted JPS63235335A (ja)

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