JPS63183444A - 最高濃度および感度の改良された熱現像感光材料 - Google Patents

最高濃度および感度の改良された熱現像感光材料

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JPS63183444A
JPS63183444A JP1585087A JP1585087A JPS63183444A JP S63183444 A JPS63183444 A JP S63183444A JP 1585087 A JP1585087 A JP 1585087A JP 1585087 A JP1585087 A JP 1585087A JP S63183444 A JPS63183444 A JP S63183444A
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dye
heat
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halogen
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JP1585087A
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Hiroyuki Kaguchi
加口 裕之
Tawara Komamura
駒村 大和良
Masaru Iwagaki
賢 岩垣
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/494Silver salt compositions other than silver halide emulsions; Photothermographic systems ; Thermographic systems using noble metal compounds
    • G03C1/498Photothermographic systems, e.g. dry silver
    • G03C1/49836Additives
    • G03C1/49845Active additives, e.g. toners, stabilisers, sensitisers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱による乾式処理により銀画像又は色素画像
を形成することができる熱現像感光材料に関し、特に好
ましくは色素を拡散転写することによりカラー画像を形
成する熱現像感光材料に関する。
[発明の荷置] 現像工程を熱による乾式処理で行うことにより、簡易で
迅速に画像を得る感光材料(熱現像感光材料)は公知で
あり、その熱現像感光材料及び画像形成方法は例えば特
公昭43−4921号、同43−4924号公報、写真
工学の基礎(,1979年コロナ社刊行)の553頁〜
555頁、およびリサーチ・ディスクロージャー誌19
78年6月号9頁〜15頁(RD−17029)等に記
載されている。
また近年各種の色素供与物質を用いてカラー画像を得る
熱現像カラー感光材料の開発が試みられている。これら
の中で熱現像により拡散性の色素を放出又は形成させた
後、色素を転写させることによりカラー画像を得る方式
は画像の安定性や鮮明性及び処理の簡易性や迅速性等の
点ですぐれている。この転写方式の熱現像カラー感光材
料及び画像形成方法は例えば特開昭59−12431号
、同59−159159号、同 59−181345号
、同 59−229556号、同60−2950号、同
61−52643号、同61−61158号、同61−
61157号、同 59−180550号、同 61−
132952号、同61−139842号、米国特許4
,595,652号、同4.590.154号及び同4
,584,267号等に記載されている。
ところで、上記の如く熱現像感光材料には、様々な写真
有用薬品が含有されており、これらの写真有用薬品の中
には、その反応により有用な効果を示すとともに副生成
物としてハロゲンイオンを生成するものがある。ところ
が、ハロゲンイオンは熱現像感光材料中に単独で存在す
ると、写真性能即ち最高濃度、感度等の低下をもたらす
ため、熱現像感光材料においては好ましくないものであ
る。
かかる写真有用薬品の例としては、第一にハロゲン化銀
を挙げることができる。一般に熱現像感光材料において
は、銀イオンの発生源としては有機銀塩が用いられてお
り、ハロゲン化銀は現像反応の単なる触媒として用いら
れている。このため、通常の熱現像感光材料ではハロゲ
ン化銀からのハロゲンイオンの発生はあまり問題となら
ないが、近年はハロゲン化銀自体が銀イオンの発生源と
なる熱現像感光材料も提案されており、この感光材料で
はハロゲン化銀から生成するハロゲンイオンの写真性能
への悪影響を無視することはできない。
このような感光材料の例としては、特開昭59−487
64号公報に記載されている純ヨウ化銀結晶のX線パタ
ーンが認められる塩ヨウ化銀、ヨウ臭化銀または塩ヨウ
臭化銀を用いる感光材料を挙げることができる。
また、特開昭61−209433号公報には環状イミノ
化合物およびメルカプト化合物の少なくとも1つを用い
る感光材料が開示されている。
これらの感光材料には有機銀塩を用いなくてもカラー画
像を得ることができるという大きな利点があるが、ハロ
ゲン化銀を現像する際に生成するハロゲンイオンの影響
により感度低下や濃度低下が起きてしまうという問題点
がある。
ハロゲンイオンを生成する写真有用薬品の別の一例とし
ては硬膜剤が挙げられる。例えば下記式で表される硬膜
剤はゼラチンを架橋して膜物性を向上させるという効果
を有するものであり、その上水に溶けやすいので工業的
にも扱いやすいとか、いわゆる「後硬膜」が少ないとか
の特徴を有するものであるが架橋反応の際に塩酸を発生
し、それに伴って最高濃度の低下、感度の低下などをも
たらすという欠点がある。
t また、別のハロゲンイオンを生成する写真有用薬品の例
としては、特願昭61−264192号明細書に記載さ
れている現像剤トラップ剤が挙げられる。
これらの化合物は特にp−フェニレンジアミン系などの
カラー現像主薬と有効に反応するものであり、現像に使
われずに残ったカラー現像主薬が原因となるスティンを
効果的に防止するという効果を奏するものである。しか
し、これらの化合物を用いた場合にも反応に伴って生成
するハロゲンイオンにより写真性能、即ち最高濃度およ
び感度の低下が起きるという弊害がある。
また、別のハロゲンイオンを生成する写真有用薬品の例
としては、活性点にハロゲン原子を持つカプラーを挙げ
ることができる。ここに言うカプラーとは、カラー写真
に広く用いられている現像主薬の酸化体とのカップリン
グにより色素を形成する化合物のことであり、例えばイ
エローカプラーとしてはピバロイルアセトアニリドやベ
ンゾイルアセトアニリドの誘導体、マゼンタカプラーと
しては1−フェニル−5−ピラゾロンやピラゾロトリア
ゾールの誘導体、シアンカプラーとしてはフェノールや
α−ナフトールの誘導体が良く知られている。活性点即
ち現像主薬の酸化体と反応する部位の水素が置換基で置
換されているカプラーは銀イオン2原子の還元により1
分子の色素を生成するので、活性点が置換されていない
カプラーよりも効率が良く、銀量削減や薄膜化その他種
々の目的をもって広く使用されている。ハロゲン原子は
これらのカプラーにおける重要な置換基の一つである。
しかし、かかるカプラーを用いた場合にも、ハロゲンイ
オンが生成してしまい、写真性能の低下をもたらす。
すなわち、上記の如きハロゲン化銀、硬膜剤、現像剤ト
ラップ剤、カプラー等のハロゲンイオンを生成する写真
用薬品は、熱現像感光材料に用いた際にそれぞれ優れた
効果を奏するものであるが、いずれもハロゲンイオンを
生成することにより写真性能へ悪影響をもたらすため、
これらのハロゲンイオンに起因する同一点を解決するた
めの技術が要望されていた。
[本発明の目的] 本発明はかかる従来技術の問題点を解決せんとするもの
であり、画像形成その他の反応においてハロゲンイオン
を生成する写真有用薬品を熱現像写真感光材料に含有し
た場合に起る写真性能、即ち感度および最高濃度の低下
を防止し、高い感度および高い最高濃度の得られる熱現
像写真感光材料を提供せんとするものである。
[発明の構成] 本発明者等は、鋭意研究を重ねた結果、上記目的は、少
なくともハロゲン化銀を含有する熱現像感光材料におい
て、ハロゲンイオンを捕捉する化合物を含有さけたこと
を特徴とする熱現像感光材料により達成されることを見
い出したものである。
[発明の具体的構成] 本発明において、ハロゲンイオンを捕捉する化合物(以
下、ハロゲントラップ剤という。)とは、吸着、反応等
によりハロゲンイオンと結合して系内のハロゲンイオン
濃度を減少させ、写真性能への悪影響を減少させる化合
物をいう。
ハロゲントラップ剤として本発明に最も有用なものは後
に詳細に説明するアミンである。
また、別のハロゲントラップ剤の例としては活性炭、イ
オン交換樹脂、オレフィン系化合物などを挙げることが
できる。
ハロゲントラップ剤として好ましいものは、下記一般式
[I]で表されるアミンである。
一般式[I] R2−N−R3 (式中、R+ 、R2およびR3はそれぞれ水素原子、
アルキル基、アルケニル基またはアリール基を表す。R
1、R2およびR3は同じであっても異なってもよく、
また共同して環を形成してもよい。ただし、R1、R2
およびR3に含まれる炭素原子数の総和は6以上である
。) 前記一般式[I]において、R1、R2およびR3で表
されるアルキル基の例としては、例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t
−ブチル基、n−アミル基t−アミル基、n−ヘキシル
基などの炭素原子数1〜22の直鎖または分岐のアルキ
ル基を挙げることができ、かかるアルキル基は置換基を
有するものも含む。
R+ 、R2およびR3で表されるアルケニル基の例と
しては、例えばビニル基、アリル基、ブテニル基、ペン
テニル基などの炭素原子数2〜22の直鎖または分岐の
アルケニル基を挙げることができ、かかるアルケニル基
は置換基を有するものも含む。
R1、R2およびR3で表されるアリール基の例として
は、例えばフェニル基、トリル基、ナフチル基等を挙げ
ることができ、かかるアリール基は置換基を有するもの
も含む。
R1、R2およびR3で表されるアルキル基、アルケニ
ル基およびアリール基の置換基の例としては、ハロゲン
原子、アミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、アルコキシ
基(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、カルバモイル
基、スルファモイル基等を挙げることができる。
また、R+ 、R2およびR3で表されるアルキル基、
アルケニル基およびアリール基は、直接または連結基を
介して、いわゆるバラスト基で置換されていてもよい。
好ましいバラスト基としては炭素原子数10以上の長鎖
アルキル基、2,4−ジー[−アミノフェノキシ基など
を挙げることができる。
また、R+ 、R2およびR3が共同して環を形成する
場合の環の例としてはピペリジニル基、ピロリニル基等
を挙げることができる。
また、R1、R2およびR3で表されるアルキル基およ
びアルケニル基はポリマー鎖であってもよく、ポリマー
鎖の繰り返し単位中に−NR一部分(Rは水素原子、ア
ルキル基、アルケニル基またはアリール基を表す。)を
含む場合には、一般式[I]で表されるアミンはアミン
を繰り返し単位として有するポリマー(以下、アミンポ
リマーという。)になる。
かかるアミンポリマ〜はホットメルト接着剤やエポキシ
樹脂硬化剤として多くの種類のものが市販されており、
これらを利用することができる。
例としては、旭化成工業(1羽のAERハードナー、三
井石油化学エポキシ■のEROMIK特殊硬化剤、富士
化成工業(!ルのトーマイド、(以上いずれも商品名)
、チバ・ガイギ〜アクチェンゲゼルシャフトのアラルダ
イト(商品名)などのハードナーを挙げることができる
前記一般式[I]において、R+ 、R2およびR3の
全てが水素原子以外であるもの、すなわち第三アミンは
、感光材料の物性を改良するために用いられる硬膜剤と
反応し膜物性を劣化させるようような虞れがないため特
に好ましいものである。
本発明に有利に用いることのできるアミンの例C21−
15 C2トl5−N−C2Hs 3H7 C3R7−N−Cs  R7 4 Hs C4Hs −N−C4Hs Cs H+a Ce H+3−N−C6Hl3 2 Hs CH3 N −CI2825 CH3/ 2 R5 82N−C+2H2s NH2+CH2CH2N!−1・稽−CH2C1−12
NH2(nは50〜10000 ) NH2−(CH2)12−NH2 NH2−+CH2CH2C−NHi−+CH2CH2N
H2+vNH21! (mは50〜10000 ; nは50〜10000)
本発明の熱現像感光材料に含有されるハロゲントラップ
剤の中で、一般式[I]で表される化合物の多くは従来
公知であり、その伯のものも従来公知の方法に従って容
易に製造することができる。
本発明の熱現像感光材料において、ハロゲントラップ剤
を添加する層は特に限定されない。すなわち乳剤層、色
素供与物質層、中間層、保護層、下引層等のいずれの層
にも添加することができる。
また、本発明の熱現像感光材料が受像層を有するもので
ある場合には勿論受像層に添加してもよく、また受像層
が感光層と別のシー1−に設けられているものにおいて
も受像層側に添加してもよい。
ハロゲントラップ剤を熱現像感光材料に含有する方法は
塗布液の種類および当該ハロゲントラップ剤の性質によ
って適当に選択することができる。
すなわち、塗布液の溶媒(水である場合を含む)に当該
ハロゲントラップ剤が溶解する場合にはそのまま添加す
ることができ、塗布液の溶媒にハロゲントラップ剤が溶
解しない場合には微細粒子またはオイルプロテクト粒子
に分散して添加することができる。ハロゲントラップ剤
を微細粒子に分散する為の装置としては、サンドミル、
コロイドミル、ボールミル、圧力分散機、超音波分散機
等を挙げることができる。
また、必要に応じて界面活性剤、分散助剤、高沸点溶剤
、バインダー等を塗布液に含有することもできる。
オイルプロテクト粒子を製造する技術はカプラーその他
の化合物を写真感光材料に含有する際に用いる技術とし
て当業界ではよく知られており、本発明のハロゲントラ
ップ剤もこれに準拠して行えばよい。
ハロゲントラップ剤の添加聞は本発明の熱現像感光材料
中に生成するハロゲンイオンの量に依存する。
すなわち、ハロゲントラップ剤の添加聞はハロゲンイオ
ンの発生率に依存するため一概には言えないが、予想さ
れるハロゲンイオンの生成量の最大値に対しモル比で0
.01倍〜10倍程度、好ましくは0.1倍〜5倍程度
を添加すればよい。
本発明において熱現像感光材料中に含有される写真有用
薬品は特に限定されるものではなく、本発明は写真有用
薬品がその反応によりハロゲンイオンを生成する場合に
は常に有効なものであるが、写真有用薬品の一つとして
下記一般式[II]で表される現像剤トラップ剤(特願
昭61−264192号明細書に記載のもの)を用いる
場合において特に有効なものである。
一般式[II] 式中、Xはハロゲン原子を表し、Yは 、、−C= N−1、と共に含窒素複素環を形成するに
必要な原子群を表す。
一般式[I[]において、Xはハロゲン原子を表すが、
好ましくは塩素原子である。Yで形成される含窒素複素
環としては、5〜6員の複素環が好ましく、複素環上の
窒素原子は1〜3個が好ましく、より好ましくは2又は
3個である。また、Yで形成される複素環は他の環(例
えばベンゼン環)と縮合して縮合環を形成するものも含
む。さらに該複素環は環上に置換基を有するものも含み
、該置換基としては、例えばハロゲン原子(好ましくは
塩素原子、フッ素原子)、アルキル基、アミノ基、ヒド
ロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキル
アミノ基、アリールアミノ基、アシルアミノ基、カルバ
モイル基、スルファモイル基、複素環基等が挙げられ、
ざらに置換基を有するものも含む。また、これらの置換
基としては、受像要素に対する親和性を向上させるため
、熱現像時における不動性を向上させるため、あるいは
析出防止の目的で選択される基あるいはそれらの基で置
換された基が好ましい。上述の目的の為に選択される基
としては、通常コンベンショナルな写真感光材料に用い
られる化合物(例えばカプラー)において、バラスト基
として知られている基を用いることができる。バラスト
基としては炭素原子数6個以上30個以下である基が好
ましい。
別の上述の目的の為に選択される基としてはポリマー残
基が挙げられる。置換基の一つとしてポリマー残基を有
する場合には、現像剤トラップ剤は、下記一般式[I[
[]で表される単量体から誘導される繰り返し単位を有
するポリマーであることが好ましい。
一般式[I[[] 式中、XおよびYはそれぞれ一般式[I[]におけるX
およびYとそれぞれ同義である。R1およびR2はそれ
ぞれ2価の炭化水素基を表し、JlおよびJ2はそれぞ
れ2価の結合基を表し、R3はアルキル基または水素原
子を表し、11、に2、ml およびm2はそれぞれO
または1を表す。
R1およびR2で表される2価の炭化水素基としては、
例えばアルキレン基(例えばメチレン基、エチレン基、
プロピレン基)、アリーレン基(例えばフェニレン基)
、及びこれらの組み合わされた基(例えばメチレンフェ
ニレン基)が挙げられる。
JlおよびJ2で表される2価の結合基としては、例え
ば−NHCO−1−CONH−1−COO−1−OCO
−1−SCO−1−COS−1−〇−1−S−1−SO
−1−8O2−等が挙げられる。
また、現像剤トラップ剤はポリマーである場合、該ポリ
マーは、前記一般式[III]で表される単量体のみか
ら誘導されるホモポリマーであっても良いし、他の1個
以上の単量体との共重合体であるコポリマーであっても
良い。共重合に用いられる単量体(モノマー)としては
、アクリル酸エステル類(例えばアクリル酸エチル、ア
クリル酸ブヂル、アクリル酸エチルヘキシル)、メタク
リル酸エステル類(例えばメタクリル酸メチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸アミル)、スチレン類(
例えばスチレン、メチルスチレン、p−スルホスチレン
)、アクリルアミド類(例えばアクリルアミド、メチル
アクリルアミド、ブチルアクリルアミド)、及びメタク
リルアミド類(例えばメタアクリルアミド、メチルメタ
アクリルアミド、エチルメタアクリルアミド)等が挙げ
られる。現像剤トラップ剤は、さらに具体的には下記一
般式[A]〜[ト1]および[Jlでそれぞれ示される
化合物であることが好ましい。
一般式[A)       一般式〔B〕一般式〔C〕
       一般式〔1〕〕一般式CE)     
  一般式〔F〕X。
一般式〔G〕       一般式〔H〕X2 一般式(J) X。
一般式[A]〜[H]および[J]において、×1、×
2および×3はそれぞれ前記一般式[II]で示される
Xと同義であり、R4、RsおよびR6はそれぞれ一価
の有機基(例えば、前記一般式[I[]の含窒素複素環
が有してもよい置換基として説明した基、バラスト基、
ポリマー残基等)を表す。
以下に現像剤トラップ剤の代表的具体例を示すが、本発
明はこれらに限定されない。
衷−工 (続き) また、現像剤トラップ剤がポリマーである場合には前記
一般式[11[]で表される単量体から誘導される繰り
返し単位を有するポリマーが好ましいが、一般式[1[
[]で表される単量体としては表−現像剤1〜ラツプ剤
がポリマーである場合の具体例を表−■に示す。
表−■ 但し表−3において、各記号は以下の意味を表わす。
BAニブチルアクリレート EA:エチルアクリレート Sし :エヂレン MMA:メチルメタアクリレート MA:メタアクリレート 本発明の熱現像感光材料には、基本的には一つの熱現像
感光層性中に(1)感光性ハロゲン化銀、(2)還元剤
、(3)色素供与物質、(4)バインダーを含有し、さ
らに必要に応じて(5)有機銀塩を含有することが好ま
しい。しかし、これらは必ずしも単一の写真構成層中に
含有させる必要はなく、例えば、熱現像感光性層を2層
に分け、前記(1)、(2)、(4)、(5)の成分を
一方側の熱現像感光性層に含有させ、この感光性層に隣
接する他方側の層に色素供与物質(3)を含有せしめる
等、相互に反応可能な状態であれば2以上の構成層に分
けて含有せしめてもよい。
また、熱現像感光性層を高感度層と低感度層、高濃度層
と低濃度層等の2層またはそれ以上に分割して設けても
よい。
本発明の熱現像感光材料は、支持体上に1または2以上
の熱現像感光性層を有する。カラーの場合には、一般に
感色性の異なる3つの熱現像感光性層を有し、各感光層
では、熱現像によってそれぞれ色相の異なる色素が形成
または放出される。
通常、青感光性層ではイエロー色素、緑感光性層ではマ
ゼンタ色素、赤感光性層ではシアン色素が組み合わされ
るが、これらに限らない。また、近赤外感光性層を組み
合わせることも可能である。
各層の構成は目的に応じて任意に選択でき、例えば、支
持体上に順次、赤感光性層、緑感光性層、青感光性層と
する構成、逆に支持体上に順次、青感光性層、緑感光性
層、赤感光性層とする構成、あるいは支持体上に順次、
緑感光性層、赤感光性層、青感光性層とする構成等があ
る。
本発明の熱現像感光材料は、前記熱現像感光性層の他に
、下塗り層、中間層、保護層、フィルタ一層、バッキン
グ層、剥離層等の非感光性層を設りることかできる。前
記熱現像感光性層およびこれらの非感光性層を支持体上
に塗布するには、一般のハロゲン化銀感光材料を(布調
製するのに用いられるものと同様の方法が適用できる。
本発明の熱現像感光材料がカラータイプである場合、色
素供与物質が用いられる。
本発明の色素供与物質としては、例えば特願昭60−1
85186号、特願昭60−271117号、特願昭6
1−11563号に記載されている非拡散性の色素を形
成する色素供与物質でも良いが、好ましくは拡散性の色
素を形成又は放出する拡散型色素供与物質であり、特に
カップリング反応により拡散性の色素を形成する化合物
が好ましい。
以下、本発明に用いることのできる色素供与物質につい
て説明する。色素供与物質としては、感光性ハロゲン化
銀及び/又は必要に応じて用いられる有機銀塩の還元反
応に関与し、その反応の関数として拡散性の色素を形成
または放出できるものであれば良く、その反応形態に応
じて、正の関数に作用するネガ型の色素供与物質(すな
わち、ネガ型のハロゲン化銀を用いた場合にネガの色素
画像を形成する)と負の関数に作用するポジ型の色素供
与物質(すなわち、ネガ型のハロゲン化銀を用いた場合
にポジの色素画像を形成する)に分類できる。ネガ型の
色素供与物質はざらに以下のように分類される。
酸化されると拡散性色素を放出する 放出型化合物    形成型化合吻 合々の色素供与物質についてさらに説明する。
還元性色素放出化合物としては、例えば一般式(2)で
示される化合物が挙げられる。
一般式(2) %式% 式中Carは、感光性ハロゲン化銀及び/又は必要に応
じて用いられる有機銀塩の還元に際し、酸化され色素を
放出する還元性の基質(所謂キャリアー)であり、Dy
eは拡散性の色素残基である。
上記の還元性色素放出化合物の具体例としては、特開昭
57−179840号、同58−116537号、同5
9−60434号、同59−65839号、同59−7
1046号、同59−87450号、同59−8873
0号、同59−123837号、同59−165054
号、同59−165055号各明細書等に記載されてい
る。
別の還元性色素放出化合物としては例えば一般式(3)
で示される化合物が挙げられる。
一般式(3) 式中、A1、A2は各々水素原子、ヒドロキシ基又はア
ミノ基を示し、DVeは一般式(2)で示されたDye
と同義である。上の化合物の具体例は特開昭59−12
4329号公報に示されている。
カップリング色素放出型化合物としては、一般式(4)
で示される化合物が挙げられる。
一般式(4) %式% 式中、CI)1は還元剤の酸化体と反応して拡散性の色
素を放出することができる有機基(いわゆるカプラー残
基)であり、Jは2価の結合基であり、還元剤の酸化体
との反応によりCplとJとの結合が開裂する。nlは
O又は1を表し、Dyeは一般式(2)で定義されたも
のと同義である。
またCI)+ はカップリング色素放出型化合物を非拡
散性にする為に各種のバラスト基で置換されていること
が好ましく、バラスト基としては用いられる感光材料の
形態に応じて炭素原子数8個以上(より好ましくは12
個以上)の有機基、又はスルホ基、カルボキシ基等の親
水性基、或いは8個以上(より好ましくは12個以上)
の炭素原子とスルホ基、カルボキシ基等の親水性基を共
に有する基である。別の特に好ましいバラスト基として
はポリマー鎖を挙げることができる。
上記の一般式(4)で示される化合物の具体例としては
、特開昭57−186744号、同57−122596
号、同57−160698号、同59−174834号
、同57−224883号、同59−159159号、
同59−2315’40号各明細書に記載されている。
カップリング色素形成型化合物としては、一般式(5)
で示される化合物が挙げられる。
一般式(5) %式%( 式中、CI2は還元剤の酸化体と反応(カップリング反
応)して拡散性の色素を形成することができる有機基(
いわゆるカプラー残基)であり、Fは二価の結合基を表
し、Bはバラスト基を表す。
CI)2で表されるカプラー残基としては形成される色
素の拡散性の為にその分子量が700以下が好ましく、
より好ましくは500以下である。
また、バラスト基は一般式(4)で定義されたバラスト
基と同じバラスト基が好ましく、特に8個以上(より好
ましくは12個以上)の炭素原子とスルホ基、カルボキ
シ基等の親水性基を共、に有する基が好ましく、さらに
ポリマー鎖がより好ましい。
このポリマー鎖を有するカップリング色素形成型化合物
としては、一般式(6)で表される単量体から誘導され
る繰り返し単位を有するボリマーが好ましい。
一般式(6) %式% 式中、Cp2、Fは一般式(5)で定義されたものと同
義であり、Yはアルキレン基、アリーレン基又はアラル
キレン基を表し、りはOまたは1を表し、Zは2価の有
機基を表し、Lはエチレン性不飽和基又はエチレン性不
飽和基を有する基を表す。
一般式(5)及び(6)で表されるカップリング色素形
成型化合物の具体例としては、特開昭59−12433
9号、同 59−181345号、同 60−2950
号、特願昭59−179657号、同59−18160
4号、同59−182506号、同59−182507
号の各明細書等に記載されており、例えば以下の化合物
が挙げられる。
例示色素供与物質 ■ C,、H35 ポ リマー M−4 M−5 0H       x:60重量% y:40重量% M−6 PM−7 CH3 X: 50重量% M−9 F’    P M−10 上述の一般式(4)、(5)及び(6)において、Cp
l又はCp2で定義されるカプラー残基について更に詳
述すると、下記一般式で表わされる基が好ましい。
一般式(7)        一般式(8)一般式(9
)        一般式(1o)一般式(11)  
      一般式(12)一般式(13)     
   一般式(14)一般式(15)        
一般式(16)式中、R7、R8、R9及びR10はそ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アシル基、アルキルオキシカル
ボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキルスル
ホニル基、アリールスルホニル基、カルバモイル基、ス
ルファモイル基、アシルオキシ基、アミン基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、シアノ基、アルキルスルホニ
ル基、アリールスルホニル基、ウレイド基、アルキルチ
オ基、アリールチオ基、カルボキシ基、スルホ基又は複
素環残基を表し、これらはさらに水酸基、カルボキシ基
、スルホ基、アルコキシ基、シアン基、ニトロ基、アル
キル基、アリール基、アリールオキシ基、アシルオキシ
基、アシル基、スルファモイル基、カルバモイル基、イ
ミド基、ハロゲン原子等で置換されていてもよい。
これらの置換基はCpl及びCr2の目的に応じて選択
され、前述の如<C1)+ においては置換基の一つは
バラスト基であることが好ましく、Cr2においては形
成される色素の拡散性を高めるだめに分子mが700以
下、より好ましくは500以下になるよう置換基が選択
されることが好ましい。
ポジ型の色素供与物質としては、例えば下記一般式(1
7)で表される酸化性色素放出化合物がある。
一般式(17) 式中、Wlはキノン環(この環上に置換基を有していて
も良い)を形成するのに必要な原子の集まりを表し、R
11はアルキル基又は水素原子を表し、Eは−11−C
(R13)(式中Ri2はアルキル基又は水素原子を表
し、RI3は酸素原子又は「 −N−を表す。)又は−802−を表し、rは0又は1
を表し、Dyeは一般式(2)で定義されたものと同義
である。この化合物の具体例は特開昭59−16695
4号、同59−154445号等の明細書に記載されて
いる。
別のポジ型色素供与物質としては、下記一般式(18)
で表される化合物で代表される酸化されると色素放出能
力を失う化合物がある。
一般式(18) 式中W2はベンゼン環(環上に置換基を有していても良
い)を形成するのに必要な原子の集まりを表し、R11
、rS[:、D’l’eは一般式(17)で定義された
ものと同義である。この化合物の具体例は特開昭59−
124327号、同59−152440号等の明細書に
記載されている。
さらに別のポジ型色素供与物質としては、下記一般式(
1つ)で表される化合物が挙げられる。
一般式(19) 上式において、W2 、R” 、Dyeは一般式(18
)において定義されたものと同義である。
この化合物の具体例は特開昭59−154445号等に
記載されている。
上述の一般式(2)、(3)、(4)、(17)(18
)及び(19)においてDyeで表される拡散性色素の
残基についてさらに詳述する。拡散性色素の残基として
は、色素の拡散性の為に分子量が800以下、より好ま
しくは600以下であることが好ましく、アゾ色素、ア
ゾメチン色素、アントラキノン色素、ナフトキノン色素
、スチリル色素、二l−ロ色素、キノリン色素、カルボ
ニル色素、フタロシアニン色素等の残基が挙げられる。
これらの色素残基は、熱現像時或いは転写時に複色可能
な一時短波化された形でもよい。また、これらの色素残
基は画像の耐光性を上げる目的で、例えば特開昭59−
48765号、同59−124337号に記載されてい
るキレート可能な色素残基も好ましい一形態である。
これらの色素供与物質は単独で用いてもよいし、2つ以
上用いてもよい。その使用量は限定的でなく、色素供与
物質の種類、単用かまたは2種以上の併用使用か、或い
は本発明の感光材料の写真構成層が単層かまたは2種以
上の重層か等に応じて決定すればよいが、例えばその使
用量は112当たり 0.005(]〜50g、好まし
くは0.1g〜10g用いることができる。
本発明に用いる色素供与物質を熱現像感光材料の写真構
成層に含有せしめる方法は任意であり、例えば低沸点溶
1(メタノール、エタノール、酢酸エチル等)または高
沸点溶媒(ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート
、トリクレジルホスフェート等)に溶解した後、超音波
分散するか、あるいはアルカリ水溶液(例えば、水酸化
ナトリウム10%水溶液等)に溶解した後、鉱酸(例え
ば、塩酸または硝酸等)にて中和して用いるか、あるい
は適当なポリマーの水溶液(例えば、ゼラチン、ポリビ
ニルブチラール、ポリビニルピロリドン等)と共にボー
ルミルを用いて分散させた後、使用することができる。
本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀としては、塩化
銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、沃臭化銀、
塩沃臭化銀等があげられる。該感光性ハロゲン化銀は、
写真技術分野のシングルジェット法やダブルジェット法
等の任意の方法で調製することができる。好ましい実施
態様によれば、シェルを持つハロゲン化銀粒子を有する
ハロゲン化銀乳剤を用いることができる。
さらに、粒子のハロゲン組成が、表面と内部で異なった
多重構造から成る、例えばコア/シェル型ハロゲン化銀
粒子のシェルのハロゲン組成がステップ状に変化した、
あるいは連続的に変化したハロゲン化銀粒子を有するハ
ロゲン化銀乳剤を用いることができる。また、その形状
は、立方体、球形、8面体、12面体、14面体等の明
確に晶癖を有するものでも、そうでないものでも用いる
ことができる。この種のハロゲン化銀としては、特願昭
60−21594.8号に記載されている。
また、例えば特開昭58−111933号、同58−1
11934号、同58−108526号、リサーチ・デ
ィスクロージャー22534号等に記載されているよう
な、2つの平行する結晶面を有し、かつ、これらの結晶
面は各々この粒子の他の単結晶よりも面積が大きい粒子
であって、そのアスペクト比すなわち、粒子の直径対厚
みの比が5:1の平板状ハロゲン化銀粒子からなるハロ
ゲン化銀乳剤を用いることもできる。
さらに、本発明には表面が予めカブラされていない内部
潜像型ハロゲン化銀粒子を含有するハロゲン化銀乳剤を
用いることができる。表面が予めカブラされていない内
部潜像型ハロゲン化銀については、例えば米国特許第2
,592,250号、同3,206.313号、同 3
,317,322号、同 3,511,662号、同3
.447,927号、同 3,761,266号、同 
3.703.584号、同3.736.140号等に記
載されている如く、ハロゲン化銀粒子の表面の感度より
も粒子内部の感度の方が高いハロゲン化銀である。また
、米国特許第3.271,157号、同第3,447,
927号および同第3,531、291号に記載されて
いる多価金属イオンを内蔵しているハロゲン化銀粒子を
有するハロゲン化銀乳剤、または米国特許第3,761
,276号に記載されているドープ剤を含有するハロゲ
ン化銀粒子の粒子表面を弱く化学増感したハロゲン化銀
乳剤、または特開昭50−8524号および同50−3
8525号等に記載されている積層構造を有する粒子か
らなるハロゲン化銀乳剤、その他特開昭52−1566
14号および特開昭55−127549号に記載されて
いるハロゲン化銀乳剤などである。
該感光性ハロゲン化銀乳剤は、写真技術分野の任意の方
法で化学的に増感しても良い。
上記感光性乳剤中のハロゲン化銀は、粗粒子であっても
微粒子であっても良いが、好ましい粒子サイズは、その
径が約o、 ooiμm〜約1.5μmであり、さらに
好ましくは約0801μm〜約05μmである。
本発明において、他の感光性ハロゲン化銀の調製法とし
て、感光性銀塩形成成分を後述する有機銀塩と共存させ
、有機銀塩の一部に感光性ハロゲン化銀を形成させるこ
ともできる。
これら感光性ハロゲン化銀および感光性銀塩形成成分は
、種々の方法において組合せて使用でき、使用量は、一
層当り支持体1 vtに対して、o、ooiΩ〜50(
]であることが好ましく、より好ましくは、0.1g〜
10oである。
本発明に用いられる代表的な分光増感色素としては、例
えばシアニン、メロシアニン、コンプレックス(3核又
は4核の)シアニン、ホロポーラ−シアニン、スチリル
、ヘミシアニン、オキソノール等が挙げられる。
これら増感色素の添加量は感光性ハロゲン化銀またはハ
ロゲン化銀形成成分1モル当り1×10−4モル〜1モ
ルである。更に好ましくは、1×10→モル〜1 X 
10 ’モルである。
本発明の熱現像感光材料においては、必要に応じて感度
の上昇や現像性の向上を目的として各種の有機銀塩を用
いることができる。
本発明の熱現像感光材料に用いられる有機銀塩としては
、特公昭43−4921号、特開昭49−52626号
、同52−141222号、同53−36224号およ
び同53−37610号等の各公報ならびに米国特許第
3.330.633号、同第3.794.496号、同
第4,105,451号等の各明細書中に記載されてい
るような長鎖の脂肪族カルボン酸の銀塩やヘテロ環を有
するカルボン酸の銀塩、例えばラウリン酸銀、ミリスチ
ン酸銀、パルミチン酸銀、ステアリン酸銀、アラキドン
酸銀、ベヘン酸銀、α〜(1−フェニルテトラゾールヂ
オ)酢酸銀など、芳香族カルボン酸銀、例えば安息香酸
銀、フタル酸銀など、特公昭44−26582号、同4
5−12700号、同45−18416号、同45−2
2185号、特開昭52−137321号、特開昭58
−118638号、同58−118639号、米国特許
第4.123.274号等の各公報に記載されているイ
ミノ基の銀塩がある。
その他特開[52−31728号に記載されている様な
安定度定数4.5−10.0の銀錯化合物、米国特許第
4、168.9so@明細書に記載されている様なイミ
ダシリンチオンの銀塩等が用いられる。
以上の有機銀塩のうちでもイミノ基の銀塩が好ましく、
特にベンゾ1〜リアゾール誘導体の銀塩、より好ましく
は5−メチルベンゾトリアゾールおよびその誘導体、ス
ルホベンゾトリアゾールおよびその誘導体、N−アルキ
ルスルファモイルベンゾトリアゾールおよびその誘導体
が好ましい。
本発明に用いられる有機銀塩は、単独でも或いは2種以
上併用して用いてもよい。また、適当なバインダー中で
銀塩を調製し、単離せずにそのまま使用に供してもよい
し、単離したものを適当な手段によりバインダー中に分
散して使用に供してもよい。分散の方法としては、ボー
ルミル、サンドミル、コロイドミル、振動ミル等を挙げ
ることができるが、これに制限されることはない。
また、有機銀塩の調製法は、一般的には水または有機溶
媒に硝酸銀および原料有機化合物を溶解して混合する方
法であるが、必要に応じてバインダーを添加したり、水
酸化ナトリウムなどのアルカリを添加して有機化合物の
溶解を促進したり、またアンモニア性硝酸銀溶液を用い
たりすることも有効である。
該有機銀塩の使用量は、通常感光性ハロゲン化銀1モル
当り0.01モル〜500モルが好ましく、より好まし
くは0.1〜100モルである。さらに好ましくは0.
3〜30モルである。
本発明の熱現像感光材料に用いられる還元剤は、熱現像
感光材料の分野で通常用いられるものを用いることがで
きる。
本発明の熱現像感光材料において用いられている色素供
与物質が例えば、特開昭57−186744号、同58
−79247号、同 58−149046号、同 58
−149047号、同 59−124339号、同 5
9−181345号、同 60−2950号等に開示さ
れている様な還元剤の酸化体とカップリングする事によ
って、拡散性の色素を放出あるいは、形成する色素供与
物質である場合は、本発明に用いられる還元剤としては
、例えば米国特許第3,531,286号、同第3,7
61,270号、同第3.764.328号各明細書、
またRD  No、 12146号、同N 0.151
08号、同N 0.15127号および特開昭56−2
7132号公報に記載のp−フェニレンジアミン系およ
びp−アミンフェノール系現像主薬、フォスフォロアミ
ドフェノール系、スルホンアミドフェノール系現像主薬
、スルホンアミドアニリン系現像生栗、またヒドラゾン
系発色現像主薬等を用いる事ができる。また米国特許第
3,342,599号、同第3、719.492号、特
開昭53−135628号、同57−79035号等に
記載されている発色現像主薬プレカーサー等も有利に用
いることができる。
特に好ましい還元剤として、特開昭56−146133
号及び特願昭61−71683号に記載のN−(P−N
N−ジアルキル)フェニルスルファミン酸塩が挙げられ
る。
前記還元剤は2種以上同時に用いてもよい。また、黒白
現像主薬を現像性をあげる等の目的で併用する事も可能
である。
また、本発明において用いられる色素供与物質が、特開
昭57−179840号、同58−58543号、同5
9−152440号、同59−154445号等に示さ
れるような酸化により色素を放出する化合物、酸化され
ることにより色素放出能力を失う化合物、還元されるこ
とにより色素を放出する化合物等の場合(あるいは単純
に銀画像のみを得場合)には、以下に述べるような現像
主薬を用いることもできる。
例えば、フェノール類、スルホンアミドフェノール類、
またはポリヒドロキシベンゼン類、ナフトール類、ヒド
ロキシビナフチル類およびメチレンとスナフトール類、
メチレンビスフェノール類、アスコルビン酸類、3−ピ
ラゾリドン類、ピラゾロン類、ヒドラゾン類およびパラ
フェニレンジアミン類が挙げられる。
これら前記の現像主薬も又単独、或いは2種以上組合せ
て用いることができる。
本発明の熱現像感光材料に用いられる前記の還元剤の使
用量は、使用される感光性ハロゲン化銀の種類、有機酸
銀塩の種類およびその他の添加剤の種類などに依存する
が、通常は感光性ハロゲン化銀1モルに対して0.01
〜1500モルの範囲であり、好ましくは0.1〜20
0モルである。
本発明の熱現像感光材料に用いられるバインダーとして
は、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、エチルセ
ルロース、ポリメチルメタクリレート、セルロースアセ
テートブチレート、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン等の合成高分子、ゼラチン、フタル化ゼラチ
ン等のゼラチン誘導体、セルロース誘導体、タンパク質
、デンプン、アラビアゴム等の天然物質等の合成、或い
は天然の高分子物質を1又は2以上組合せて用いること
ができる。特に、ゼラチンまたはその誘導体とポリビニ
ルピロリドン、ポリビニルアルコール等の親水性ポリマ
ーとを併用することは好ましく、より好ましくは特開昭
59−229556号に記載のゼラチンとポリビニルピ
ロリドン(ビニルピロリドンと他のモノマーとの共重合
体も含む)との混合バインダーである。
バインダーの使用量は、通常支持体112当たり0.0
50〜50gであり、好ましくは0.1g〜10gであ
る。
また、バインダーは、色素供与物質1gに対して0.1
g〜10(+用いることが好ましく、より好ましくは0
.25〜4gである。
本発明の熱現像感光材料に用いられる支持体としては、
例えばポリエチレンフィルム、セルロースアセテートフ
ィルムおよびポリエチレンテレフタレートフィルム、ポ
リ塩化ビニル等の合成プラスチックフィルム、写真用原
紙、印刷用紙、バライタ紙およびレジンコート紙等の紙
支持体、さらに、これらの支持体の上に電子線硬化性樹
脂組成物を塗布、硬化させた支持体等が挙げられる。
本発明の熱現像感光材料、さらに該感光材料が転写型で
受像要素を用いる場合、熱現像感光材料および/または
受像要素には、各種の熱溶剤が添加されることが好まし
い。本発明に用いられる熱溶剤とは、熱現像および/ま
たは熱転写を促進する化合物である。これらの化合物に
ついては、例えば米国特許第3,347,675号、同
第3.667、959号、リサーチ・ディスクロージャ
ーNo、 17643(XII)、特開昭59−229
558、同59−68730号、同59−84236号
、同60−191251号、同60−232547号、
同60−14241号、同61−52643号、特願昭
60−218768号、同60−181965号、同6
0−184637号等、米国特許第3.438.776
号、同3.666、477号、同3.667、959号
、特開昭51−19525号、同53−24829号、
同53−60223号、同58−118640号、同5
8−198038号に記載されているような極性を有す
る有機化合物が挙げられ、本発明に特に有用なものとし
ては、例えば尿素誘導体く例えば、ジメチルウレア、ジ
エチルウレア、フェニルウレア等)、アミド誘導体(例
えば、アセ1〜アミド、ベンズアミド、p−t−ルアミ
ド、p−ブトキシベンズアミド等)、スルホンアミド誘
導体く例えばベンゼンスルホンアミド、α−トルエンス
ルホンアミド等)、多価アルコール類(例えば、1,5
−ベンタンジオール、1゜6−ヘキサンジオール、1,
2−シクロヘキサンジオール、ペンタエリスリトール、
トリメチロールエタン等)、又はポリエチレングリコー
ル類が挙げられる。
上記熱溶剤において、以下に述べる水不溶性固体熱溶剤
がさらに好ましく用いられる。
水不溶性固体熱溶剤とは、常温では固体であるが、高温
(60’CJ:J、上、好ましくは100℃以上、特に
好ましくは130℃以上250℃以下)では液状になる
化合物であり、無機性/有機性の比(゛″有機概念図″
甲田善生、三共出版■、1984)が05〜3,0、好
ましくは0.7〜2,5、特に好ましくは1.0〜2.
0の範囲にある化合物である。
上記水不溶性熱溶剤の具体例としては、例えば特願昭6
0−278331号、同60−280824号等に記載
されている。
熱溶剤を添加する層としては、感光性ハロゲン化銀乳剤
層、中間層、保護層、受像要素の受像層等それぞれの効
果が得られるよう添加されて用いられる。
熱溶剤の添加量は通常バインダー量の10@ff1%〜
500重量%、好ましくは30重量%〜200重里%で
ある。
本発明の熱現像感光材料には上記各成分以外に必要に応
じ各種添加剤を含有する事が出来る。
熱現像感光材料において色調剤として知られているもの
が現像促進剤として本発明の熱現像感光(13Iに添加
されてもよい。色調剤としては、例えば特開昭46−4
928号、同46−6077号、同49−5019号、
同49−5020号、同49−91215号、同49−
107727号、同50−2524号、同50−671
32号、同50−676’41号、同 50−1142
17号、同52−33722号、同52−99813号
、同53−1020号、同53−55115号、同53
−76020号、同53−125014号、同 54−
156523号、同 54−156524号、同 54
−156525号、同 54−156526号、同 5
5−4060号、同55−4061号、同55−320
15号等の公報ならびに西独特許第2.140.406
号、同第2,141,063号、同2、220.618
号、米国特許第3.847.612号、同第3,782
.941号、同第4,201,582号並びに特開昭5
7−207244号、同 57−207245号、同 
58−189628号、同58−193541号等の各
明細書に記載されている化合物である。
別の現像促進剤としては、特開昭59−177550号
、同59−111636号に記載の化合物が挙げられる
。また特願昭59−280881号に記載の現像促進剤
放出化合物も用いることができる。
カブリ防止剤としては、例えば米国特許第3,645、
739号に記載されている高級脂肪族、特公昭47−1
1113号に記載の第2水銀塩、特開昭51−4741
9号に記載のN−ハロゲン化合物、米国特許第3.70
01457号、特開昭51−50725号に記載のメル
カプト化合物放出性化合物、同49−125016号に
記載のアリールスルホン酸、同51−47419号に記
載のカルボン酸リチウム塩、英国特許第1,455,2
71号、特開昭50−101,019号に記載の酸化剤
、同53−19825号に記載のスルフィン酸類あるい
はチオスルホン酸類、同51−3223号に記載の2−
チオウラシル類、同51−26019号に記載のイオウ
単体、同51−42529号、同51−81124号、
同55−93149号に記載のジスルフィドおよびポリ
スルフィド化合物、同51−57435号に記載のロジ
ンあるいはジテルペン類、同51−104338号に記
載のフリーのカルボキシル基又はスルホン酸基を有した
ポリマー酸、米国特許第4.138.265号に記載の
チアゾリンチオン、特開昭54−51821号、米国特
許第4.137.079号に記載の1.2.4−1−リ
アゾールあるいは5−メルカプト−1,2,4−トリア
ゾール、特開昭55−140833号に記載のヂオスル
フィン酸エステル類、同55−142331号に記載の
1.2.3.4−チアトリアゾール類、同59−466
41号、同59−57233号、同59−57234号
に記載のジハロゲン化合物あるいはトリハロゲン化合物
、さらに同59−111636号に記載のチオール化合
物、同60−198540号に記載のハイドロキノン誘
導体、同60−227255号に記載のハイドロキノン
誘導体とベンゾトリアゾール誘導体との併用等が挙げら
れる。
さらに別の特に好ましいカブリ防止剤としては、特願昭
60−218169号に記載されている親水性基を有す
る抑制剤、特願昭60−262177号に記載されてい
るポリマー抑制剤および特願昭60−263564号に
記載のバラスト基を有する抑制剤化合物が挙げられる。
さらに、無機或いは有機の塩基、又は塩基プレカーサー
を添加することができる。塩基プレカーサーとしては加
熱により脱炭酸して塩基性物質を放出する化合物(例え
ばグアニジニウムトリクロロアセテート)、分子内求核
置換反応等の反応により分解してアミン類を放出する化
合物等が挙げられ、例えば特開昭56−130745号
、同56−132332号、英国特許2.079.48
0号、米国特許第4.060.420号、特開昭59−
157637号、同59−166943号、同59−1
80537号、同 59−174830号、同 59−
195237号等に記載されている塩基放出剤−を挙げ
ることができる。
その他にも必要に応じて熱現像感光材料に用いられる各
種の添加剤、例えばハレーション防止染料、蛍光増白剤
、硬膜剤、帯電防止剤、可塑剤、遅延剤、マット剤、界
面活性剤、退色防止剤等が挙げられ、具体的にはリサー
チ・ディスクロージャー誌Vo1.170.1978年
6月N 0.17029号、特願昭60−276615
号公報等に記載されている。
本発明の熱現像感光材料には保護層を設けることが好ま
しい。
保護層には、写真分野で使用される各種の添加剤を用い
ることができる。該添加剤としては、各種マット剤、コ
ロイダルシリカ、スベリ剤、有機フルオロ化合物(特に
、フッ素系界面活性剤)、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
高沸点有機溶媒、酸化防止剤、ハイドロキノン誘導体、
ポリマーラテックス、界面活性剤(高分子界面活性剤を
含む)、硬膜剤(高分子硬膜剤を含む)、有機銀塩粒子
、非感光性ハロゲン化銀粒子等が挙げられる。
これらの添加剤については、リサーチ・ディスクロージ
ャー誌V01.170.1978年6月N 0.170
29号、特願昭60−276615号公報に記載されて
いる。
本発明に有効に用いられる受像要素の受像層としては、
熱現像により放出乃至形成された熱現像感光性層中の色
素を受容する機能を有すればよく、例えば3級アミン又
は四級アンモニウム塩を含むポリマーで、米国特許第3
,709,690号に記載されているものが好ましく用
いられる。典型的な拡散転写用の受像層としては、アン
モニウム塩、3級アミン等を含むポリマーをゼラチンや
ポリビニルアルコール等と混合して支持体上に塗布する
ことにより得られる。別の有用な色素受容物質としては
特開昭57−207250号等に記載されたガラス転移
温度が40℃以上、250℃以下の耐熱性有機高分子物
質で形成されるものが挙げられる。
これらポリマーは受像層として支持体上に担持されてい
てもよく、又これ自身を支持体として用いてもよい。
前記耐熱性有機高分子物質の例としては、ポリスチレン
、炭素原子数4以下の置換基をもつポリスチレン誘導体
、ポリビニルシクロヘキサン、ポリジビニルベンゼン、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルカルバゾール、ポリ
アリルベンゼン、ポリビニルアルコール、ポリビニルホ
ルマールおよびポリビニルブチラールなどのポリアセタ
ール類、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、ポリ三
塩化フッ化エチレン、ポリアクリロニトリル、ポリーN
、N−ジメチルアリルアミド、p−シアノフェニル基、
ペンタクロロフェニル基および2,4−ジクロロフェニ
ル基をもつポリアクリレート、ポリアクリルクロロアク
リレート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタ
クリレート、ポリプロピルメタクリレート、ポリイソプ
ロピルメタクリレート、ポリイソブチルメタクリレート
、ボリーtert−ブチルメタクリレート、ポリシクロ
へキシルメタクリレート、ポリエチレングリコールジメ
タクリレ−1・、ポリ−2−シアノ−エチルメタクリレ
−1〜、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステ
ル類、ポリスルホン、ビスフェノールAポリカーボネー
ト等のポリカーボネート類、ポリアンヒドライド、ポリ
アミド類並びにセルロースアセテート類があげられる。
また、ポリマーハンドブック セカンドエディジョン(
ジエイ・ブランドラップ、イー・エイチ・インマーガツ
ト編)ジョン ウィリイ アンド サンプ(polym
er  l−1andbook 2nd ad、  (
J、 3randruE、 H,Tmmergut W
) John Wiley&3ons )出版に記載さ
れているガラス転移温度40℃以上の合成ポリマーも有
用である。一般的には前記高分子物質の分子母としては
2,000〜200.000が有用である。これらの高
分子物質は、単独でも2種以上をブレンドして用いても
よく、また2種以上を組み合せて共重合体として用いて
もよい。
特に好ましい受像層としては、特開昭59−22342
5号に記載のポリ塩化ビニルより成る層及び特開昭60
−19138号に記載のポリカーボネートと可塑剤より
成る層が挙げられる。
これらのポリマーを使用して支持体兼用受像層(受像要
素)として用いることもでき、その時には支持体は単一
の層から形成されていてもよいし、また多数の層により
形成されていてもよい。
受像要素用支持体としては、透明支持体、不透明支持体
等何を使用してもよいが、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム及
びこれらの支持体中に酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸
カルシウム、タルク等の顔料を含有させた支持体、バラ
イタ紙、紙の上に顔料を含んだ熱可塑性樹l、aをラミ
ネー1〜したRC紙、布類、ガラス類、アルミニウム等
の金属等、又、これら支持体の上に顔料を含んだ電子線
硬化性樹脂組成物を塗布、硬化させた支持体、及びこれ
らの支持体の上に顔料を含んだ塗布層を設けた支持体等
が挙げられる。さらに特願昭61−126972号に記
載されたキャストコート紙も支持体として有用である。
特に、紙の上に顔料を含んだ電子線硬化性樹脂組成物を
塗布、硬化させた支持体、又は紙の上に顔料塗布層を有
し、顔料塗布層上に電子線硬化性樹脂組成物を塗布し、
硬化させた支持体はそれ自身で樹脂層が受像層として使
用できるので受像要素としてそのまま使用できる。
本発明の熱現像感光材料は、リサーチ・ディスクロージ
ャー誌15108号、特開昭57−198458号、同
57−207250号、同61−80148号に記載さ
れているような、感光層と受像層が同一支持体上に設層
されたいわゆるモノシート型熱現像感光材料であること
ができる。
本発明の熱現像感光材料は像様露光後通常80℃〜20
0℃、好ましくは100°C〜170℃の温度範囲で、
1秒間〜・180秒間、好ましくは1.5秒間〜120
秒間加熱するだけで現像される。拡散性色素の受像層へ
の転写は熱用像時に受像要素を感光材料の感光面と受像
層を密着させる事により熱現像と同時に行ってもよく、
又、熱用像後に受像要素と密着し加熱したり、又、水を
供給した後に密着しさらに必要ならば加熱したりする事
によって転写してもよい。また、露光前に70℃〜18
0℃の温度範囲で予備加熱を施してもよい。又、特開昭
60−143338号、特開昭60−3644号に記載
されているように相互の密着性を高めるため感光材料及
び受像要素を熱現像転写の直前に80’C〜250℃の
温度でそれぞれ予備加熱してもよい。
本発明の熱現像感光材料には、種々の露光手段を用いる
ことができる。
加熱手段は、通常の熱現像感光材料に適用し得る方法が
すべて利用でき、例えば加熱されたブロックないしプレ
ートに接触させたり、熱ローラーや熱ドラムに接触させ
たり、高温の雰囲気つを通過させたり、あるいは高周波
加熱を用いたり、さらには、本発明の感光材料の裏面も
しくは熱転写用受像要素の裏面にカーボンブラック等の
導電性物質を含有する導電性層を設け、通電によって生
ずるジュール熱を利用することもできる。加熱パターン
は特に制限されることはなく、あらかじめ予熱(プレヒ
ート)した後、再度加熱する方法をはじめ、高温で短時
間、あるいは低温で長時間、連続的に上昇、下降あるい
は繰りかえし、さらには不連続加熱も可能ではあるが、
簡便なパターンが好ましい。また露光と加熱が同時に進
行する方式であってもよい。
(発明の効果) 本発明の熱現像感光材料においては、含有されているハ
ロゲントラップ剤が、感光材料中に含有されている写真
有用薬品から生成するハロゲンイオンを捕捉するため、
ハロゲンイオンに起因する写真性能の低下が起こらず、
優れた最高濃度および感度が得られる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明の実施の態様はこれらに限定されるものではない。
実施例−1 く沃臭化銀乳剤の11製〉 50℃において、特開昭57−92523号、同57−
92524号明細書に示される混合撹拌機を用いてオセ
インゼラチン20g、蒸留水1ooo、I2及びアンモ
ニアを溶解させた(A)液に沃化カリウム11.6(l
と臭化カリウム131gを含有している水溶液soo、
1の(B)液と硝酸銀1モルとアンモニアを含有してい
る水溶液500.Qの(C)液とを同時に1)A(+を
一定に保ちつつ添加した。調製する乳剤粒子の形状とサ
イズはpH,pAO及びB液とC液の添加速度を制御す
ることで調節した。このようにして、沃化銀含有率7モ
ル%、正8面体、平均粒径0.25μmのコア乳剤を調
製した。
次に上記の方法と同様にして沃化銀含有率1モル%のハ
ロゲン化銀のシェルを被覆することで、正8面体平均粒
径0.3μmのコア/シェル型ハロゲン化銀乳剤を調製
した。(単分散性は9%であった。)このようにして調
製した乳剤を水洗、脱塩した。乳剤の収量は800dで
あった。
さらに、前記で調製したハロゲン化銀乳剤を用いて下記
の様にして感光性ハロゲン化銀乳剤を調製した。
前記ハロゲン化銀乳剤        700.Q4−
ヒドロキシ−6−メチル−1゜ 3.3a 、7−チトラザインデン  0.4gゼラチ
ン              32(1チオ硫酸ナト
リウム         10mg下記化合物(A) 
          2.89蒸溜水        
      1200tff化合物(A) く色素供与物質分散液のm製〉 例示色素供与物質(PM −7) 112o、下記ハイ
ドロキノン化合物4.0g及び下記カブリ防止剤1、O
Qを酢酸エチル300戴に溶解し、アルカノールXC(
デュポン社製)5重量%水溶液248d写真用ゼラチン
26.4(l及びフェニルカルバモイル化ゼラチン(ル
スロー社タイプ17819P C) 34.6(]を含
むゼラチン水溶液1440112と混合して超音波ホモ
ジナイザーで分散し酢酸エチルを留去した後pH5,5
にして15901Qとした。
ハイドロキノン化合物 H カブリ防止剤 下記還元剤(1) 65.2o 、下記還元剤(2)2
8.0g、ポリビニルピロリドン(K−30>の20w
t%水溶液207d、下記界面活性剤の5wt%水溶液
40n12および水、クエン酸水溶液にてpH7,0,
600叡とした。
界面活性剤 (mおよびnはそれぞれ2または3を表わす。)還元剤
(1) 還元剤(2) CH3 く熱溶剤分散液の調製〉 熱溶剤としてp−n−ブトキシベンズアミド430gお
よびポリビニルピロリドン(K−30>の1 、0wt
%水溶液1,410dをボールミルで分散して熱溶剤分
散液を得た。
〈熱現像感光材料−1の作製〉 下引き層を有する厚さ180μmの写真用透明ポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に以下の塗布液を湿潤膜
厚125μmで塗布、乾燥して熱現像感光材料(試料N
o、−1)を作製した。
(塗布液組成) 沃臭化銀乳剤液          30.7滅還元剤
溶液            3g、tm+2熱溶剤分
散液           94.8v12色素供与物
質分散液         101 d写真用ゼラチン
1Qwt%水溶液   21.’hRフェニルカルバモ
イル化ゼラチン 1Qwt%水溶液          27.7.クク
エン酸水溶液および水(塗布液 pHを55に調整)          89T111
2下記式で表される硬膜剤(1)の 4%溶液(溶媒;水:メタノール =1:1)             13.h12C
H2=CH−8O2−CI−12−*”−CH3SO4
−CH=CH2計416d次に、下記の処分に基き、熱
現像感光材料の受像要素−1を作製した。
塗布液 この塗布液をワイヤーバーにより塗布膜厚が160μm
となるように写真用バライタ紙上に塗布し、その後乾燥
して受働要素を作製した。
前記の方法で得られた熱現像感光材料−1に対し、80
0CM Sの白色露光をステップウェッジを通して与え
、次に上記の受像要素−1と車ね合わせて150℃で9
0秒間熱現像を行い両者を引き剥し、受像要素上にマゼ
ンタの転写画像を得た。得られたマゼンタ画像の最高段
fJJ濃度(Qmax)お表−1 *感度は比較試料である試料No、1の感度を100と
した相対感度である。
表−1の結果から明らかなように、ハロゲントラップ剤
を用いた本発明の熱現像感光材料では、ハロゲントラッ
プ剤を用いていない比較試料(試料N0.1>に比べ、
最高濃度([)max)および感度の双方が向上してい
る。
実施例−2 〈緑感光性ハロゲン化銀乳剤の調製〉 次のようにして緑感光性ハロゲン化銀乳剤を調製した。
実施例−1で調製したハロゲン化銀 乳剤(化学増感前のもの)       700−d4
−ヒドロキシ−6−メチル−1゜ 3.3a、7−チトラザインデン   0,4gゼラチ
ン              320チオ硫酸ナトリ
ウム         10mg下記増感色素(b)メ
タノール1%液 80d蒸留水           
   1200輩増感色素(b) 〈有機銀塩分散液の調製〉 次に、有機銀塩(5−メチルベンゾトリアゾール銀)分
散液を下記のように調製した。
5−メチルベンゾトリアゾールと硝酸銀を、水−アルコ
ール混合溶媒中で反応させて得られIC5−メチルベン
ゾトリアゾール銀28.8i)と、ポリ(N−ビニルピ
ロリドン) ie、ogおよび4−スルホベンゾトリア
ゾールナトリウム塩1.33(lをアルミナボールミル
で分散し、pH5,5にして200顧とした。
このようにして得られた緑感光性ハロゲン化銀乳剤およ
び有機銀塩分散液以外は実施例−1と全く同様のものを
使用して、下記に示す如ぎ熱現像感光材料を作製した。
く熱現像感光材料−2の作製〉 下引き層を有する厚さ180μmの写真用透明ポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に以下の塗布液を湿潤膜
厚125μmで塗布、乾燥して熱現像感光材料(試料N
o、−2)を作製した。
(塗布液組成) 有機銀塩分散液           641Q緑感性
沃臭化銀乳剤液       30.7112還元剤溶
液            38.41(!熱溶剤分散
液           94.8d色素供与物質分散
液        101 v(1写真用ゼラチン1o
wt%水溶液   21.1uRフエニルカルバモイル
化ゼラチン 1Qwt%水溶液          27.7v(1
クエン酸水溶液および水(塗布液 1)Hを5.5に調整)891g 実施例1で用いた硬膜剤(1)の 4%溶液(溶媒;水:メタノール =1 : 1 )             13.:
3d計480112 次に、下記の処方に基き、熱現像感光材料の受像要素−
2を作製した。
塗布液 この塗布液をワイヤーバーにより塗布膜厚が160μm
となるように写真用バライタ紙上に塗布し、その後乾燥
して受像要素を作製した。
前記の方法で得られた熱現像感光材料−2に対し、80
0CM Sの白色露光をステップウェッジを通して与え
、次に上記の受像要素−2と重ね合わせて150℃で9
0秒間熱現像を行い、両者を引き剥したところ、受像要
素−2上にマゼンタの転写画像が得られた。
得られたマゼンタ画俄の最高反射濃度([)max)お
よびカブリ(Dmin)を表−2に示す。
また、得られた転写画像に6000Wのキセノンフェー
ドメーターで5時間光を照射し、[1minを測定した
。照射後のDminの上昇分をΔDminとして、表−
2に示す。
表−2かられかるように現像剤トラップ剤を添加しない
受像要素を用いた試料では、現像後光を照射するとステ
ィンが多量に発生しているが、現像剤トラップ剤を添加
した試料ではスティンは効果的に抑制されており、現像
直後のDlnも小さいが、同時にDIlla×も低下し
てしまう。
これに対して、ハロゲントラップ剤を用いた本発明の試
料では、スティン防止効果およびカブリ防止効果を維持
したまま、[) WaXを回復することができる。
また、本実施例では光によるスティンの結果のみを示し
たが高温、高湿によるスティン上昇(50℃・80%で
7日間放置)においても同様の効果が得られる。
実施例−3 下記の保護層を設けたこと以外は、実施例−2と同様に
して感光材料−3を作製した。
保護層 表−3に記載のハロゲントラップ剤の 分散液              44.1.Q実施
例−2と同じ還元剤溶液    5.1d実施例−2と
同じ熱溶剤分散液  ’   25d写真用ゼラチンの
10wt%水溶液   251gクエン酸水溶液および
水 (塗布液11Hを5.5に調整)     56.3d
硬膜剤(1)の4%溶液      4.5d計160
d ハロゲントラップ剤の分散液の調製 以上を混合した後、超音波ホモジナイザーで分散し、酢
酸エチルを留去した後、水を加えて295戴に仕上げた
このようにして作製した熱現像感光材料の感光材料と実
施例−2の試料N o、 3の受像要素(化合物(I[
)を添加したもの)を使用して実施例−2と同様に露光
および熱現像、さらにキセノンフェードメーターによる
光照射を行った。結果を表−3に示す。
表−3 表−3の結果から明らかなようにハロゲントラップ剤を
感光材料の保護層に適用した場合も本発明の効果が得ら
れることがわかる。
〈実施例−4〉 色素供与物質を下記化合物(11)に変更した以外は実
施例−2と同様の熱現像感光材料−4を作製した。
化合物(III) t また、表−4に示すハロゲントラップ剤を含む受像要素
−4を実施例−2と同様にして作製した。
但し、化合物(I)は添加しなかった。
このようにして得られた熱現像感光材料−4と受像要素
−4を用いて、実施例−2と同様に露光・熱現像を行い
、受像要素−4上に得られたシアン画像の[)max 
、 [)minおよび相対感度を測定した。
結果を表−4に示す。
表−4 表−4の結果から明らかなように、ハロゲントラップ剤
は、ハロゲンイオンが脱離するタイプのカプラーを使用
する感光材料において、高い最高濃度を与える。
実施例−5 硬膜剤を下記化合物に変更した以外は実施例−2と全く
同様にして、熱現像感光材料−5を作製した。
実施例−4と同じ受像要素−4を使用し、実施例−4と
同様の熱現像処理を行った。結果を表−5に示す。
表−5 表−5より明らかなように、硬膜剤としてハロゲンイオ
ンを生成するものを使用した場合にもハロゲントラップ
剤は最高濃度を上げる効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともハロゲン化銀を含有する熱現像感光材
    料において、ハロゲンイオンを捕捉する化合物を含有さ
    せたことを特徴とする熱現像感光材料。
  2. (2)ハロゲンイオンを捕捉する化合物が、下記一般式
    [ I ]で表わされるアミンであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の熱現像感光材料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2およびR_3はそれぞれ水素原
    子、アルキル基、アルケニル基またはアリール基を表す
    。R_1、R_2およびR_3は同じであってもよく異
    なってもよく、また共同して環を形成してもよい。ただ
    し、R_1、R_2およびR_3に含まれる炭素原子数
    の総和は6以上である。)
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