JPS63179716A - 缶様容器蓋体の製造方法 - Google Patents

缶様容器蓋体の製造方法

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JPS63179716A
JPS63179716A JP1123887A JP1123887A JPS63179716A JP S63179716 A JPS63179716 A JP S63179716A JP 1123887 A JP1123887 A JP 1123887A JP 1123887 A JP1123887 A JP 1123887A JP S63179716 A JPS63179716 A JP S63179716A
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喜代和 石渡
Sadao Yamamoto
山本 貞男
Hiroshi Kawarada
博 川原田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、缶様容器蓋体の製造方法に関し、詳しくは、
飲料コーヒー缶、スープ缶、食用油拳調味料缶、モータ
ーオイル缶、各種缶詰容器などの缶様容器類を構成する
蓋体であって、金属に代わる合成樹脂を主体とした射出
成形による蓋体における、蓋本体部の形成と同時に、開
缶のための把手部を出線蓋本体部に取着して、これらを
一体化させる射出成形技術に関する。
[従来の技術] 本発明者らは、上記のような合成樹脂を主体とした缶様
容器の蓋体について鋭意検討を重ねてきた。
その製法の一例は、例えば、An箔の前面に樹脂層を有
する基材を、予め、射出成形金型に装着しておき、該基
材の片面側に、樹脂を射出して成形する方法である。
当該蓋体の成形に際し、当該基材と、予め射出渚刑に1
番)作ちれた樹脂シートとを接着剤を用いて接着し成形
することも可能であるが、当該後接着の方法では■工程
数が増え、コストアップになること■レトルト処理等熱
履歴により成形品が剥離を起こしやすいこと■作られた
製品の落下強度が劣ること■接着剤を使用するので食品
衛生上問題があること等各種の難点がある。
これに対し、前記射出同時成形によれば、溶融した射出
樹脂が基材のI11脂層と熱融着するため、接着強度が
高くレトルト処理後など熱履歴による剥離がなく、また
、製品落下強度も高く、さらに、工程数の軽減によるコ
ストの低減をはたし、さらに接着剤を用いないので食品
衛生性に優れた長期保存容器が得られるなど缶様容器(
蓋)として具備すべき諸種の要件を充足したものを得る
ことができた。
そして、当該射出同時成形に際し、射出成形金型に予め
インサートしておく基材が工程中に位置ずれを起こした
りしてなかなか高精度のものを得ることができなかった
のであるが、当該金型に付設されたガイドストリッパー
に挿入固定するという工夫を施すなどによりかかる困難
性を排除することに成功した(特開昭59−21584
2号公報)。
しかし、一方で上記射出同時成形では蓋の易開封(開口
)についてやや困難な問題を生じた。
すなわち、当該缶様容器にあっては、缶様容器内の内容
物を飲むなどその摂取、取出しなどのためには開缶が容
易であることが要求される。なお、h線毎様容器にあっ
ては缶切りなどの補助道具なくして開缶できることを意
図している。
しかるに、当該射出同時成形では、基材表面に溶融樹脂
が射出されるので当該射出樹脂より成る開缶のための把
手部も基材に密着されてしまい、当該把手部の端部を上
方に持ち上げることができない、従って、把手部を持ち
上げ当該把手部の開缶が始まる先端部を押下げて、当該
基材を破り、当該基材表面が露出した開缶のために設け
られたスコアー部(切欠部)に沿って開缶することがで
きなくなる。
そこで、当該基材表面における把手部の位置にあらかじ
め剥離性のインキの塗布などによる易開封性のための処
理層(剥離層)を設けることを提案した(例えば特開昭
511−221256号公報、特開昭Go−23154
号公報)。
しかし、そのような印刷インキの塗布工程の増加、その
塗布位置の精度などに問題を生じた。
そこで、更に、樹脂製把手部を別に製造しておき、後工
程で、これを、蓋本体部のパネル部に、超音波溶着など
の方法で取着することを提案した(例えば特願昭81−
4237号、同Elf −132825号)。
この方法の一例を第20図〜第23図により説明すると
、これら図にて、1は蓋本体部で、当該蓋本体部1は前
記のように、基材2を射出成形金型(図示せず)に装着
しておき、これに樹脂を射出することにより製造される
0図中3は、当該射出された樹脂層である。
また、これら図にて、4はスコアー部で、帯状、かつ、
トラック形状に構成され、当該スコアー部4は第23図
断面図に示すように、射出樹脂が積層されていす、基材
2の表面が露出した部分の開口が行われる。
スコアー部4の内側に位置した射出樹脂R3の一部は、
台座部5となっており、該台座部5の上部にはポス6が
立設されている。
このポス6に、第21図に示すような把手部7を超音波
溶着により取着する。
すなわち、把手部7の図示左側の端部(先端部)には、
貫通孔8.8が孔設されており、第20図に示すように
、前記ポス6と当該貫通孔8,8とを位置合せし[第2
0図(A)] 、ポス6の一部(ヘッド部)を貫通孔8
,8から突出させ[第20図(B)] 、当該ポス6の
ヘッド部を超音波により溶融させ、当該溶融した樹脂を
貫通孔8.8に充填し[第20図CC) ] 、蓋本体
部1に把手部7の先端部を超音波溶着させる。
しかし、この方法では、蓋本体部1と把手部7の取着に
おける位置合せやその取着(接合)に時間を要すること
、超音波溶着装置を要することの他その溶着の際把手部
7にキズがつき易いことな)−’+7−1 闇 U  
ル庄 11六 −[発明が解決しようとする問題点] 本発明はかかる従来技術の有する欠点を解消した缶様容
器蓋体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
[問題点を解決するための手段]及び[作用]本発明は
、缶様容器の胴部と熱接合される蓋体であって、ガスバ
リアー性基材の前面もしくは片面に熱溶融可能な樹脂層
を有する基材(多層基材)の前記胴部側と反対面に少な
くとも開缶のためのスコアー部を除いて熱可塑性樹脂ま
たは熱可塑性組成物(射出成形材料)を射出することに
より形成された樹脂層(射出樹脂層)と、開缶のための
樹脂製把手部とを一体化して成る蓋体を製造するに際し
、予じめ前記把手部を射出樹脂層形成用金型の射出口近
辺に装着しておき、前記射出成形材料を多層基材の前記
反対面における前記把手部の固定部側に射出して、当該
射出成形により前記射出樹脂層を形成するとともに前記
把手部の前記固定部を当該射出樹脂層に一体化すること
を特徴とする缶様容器蓋体の製造方法に存する。
本発明の構成及びそれによる作用をその代表例とともに
説明するに、一方の射出金型(射出樹脂層形成金型)の
樹脂射出口に、その先端部(固定部)に貫通孔を有する
樹脂製把手部の当該貫通孔を位置合せして、当該一方の
射出金型に当該把手部を予め装着(インサート)シてお
き、そして、他方の射出金型には多層基材を装着してお
き、これら金型を型締後、当該キャビティに、前記樹脂
射出口から、前記貫通孔を通して前記樹脂製把手部の裏
側に、樹脂を射出すると、多層基材表面に当該射出樹脂
が積層し、蓋本体部の射出樹脂層を形成するとともに当
該把手部の固定部が当該射出樹脂の上に取着けられ、当
該把手部と当該蓋本体部とを一体化することができる。
このように、蓋本体部における射出樹脂層の形成と同時
に、当該射出樹脂により、把手部を当該射出樹脂層に固
定し、蓋本体と把手部とを一体化することができるので
、蓋本体と把手部とを別々に成形し、把手部を超音波振
動により溶融させて蓋本体部に固定する場合に比して、
工程が簡略化され、作業時間が短縮化され、また、超音
波溶着装置を不要とする他当該溶着場合に起こる把手部
にキズをつけるおそれなどがなく、さらに 従来の印刷
インキなどの剥離層を介在させる場合には当該剥離層の
位置ずれや当該剥離層形成工程を要するなどの問題があ
ったが、これを解消することができる。
次に、本発明の製造方法をその例を示す図面に基づいて
更に詳述する。
第5図に示すように、射出樹脂層形成用金型9(図示左
側金型)の上部には、樹脂流入路10に連った射出口(
ゲー))11が設けられている。
後にも詳述するように、当該樹脂流入路lOを経て当該
射出口11から溶融した射出成形材料がキャビティに射
出される。
当該射出樹脂層形成用金型9のキャビティ側表面には、
第1図に示すような位置関係で三つの金型12.13.
14が付設されている。すなわち、第1図に示すように
、最も外側に、円形の帯状枠金型12を配設し、該金型
12の内側であって当該金型12の上部から離隔して帯
状の断面馬蹄形状の金型13を配設し、さらに、当該金
型13の内側に、当該金型13とは離隔して該金型13
と同様の形状を有し、かつ、その上端部に内側に延在さ
せた部分を有する金型14を、前記金型13と上端部の
高さを一致させて配設する。
このような金型12,13.14を付設した当該射出樹
脂形成用金型9のキャビティ側表面に、第2図に平面図
を、また、第3図に第2図A−A線拡大断面図を、さら
に、第4図に側面図を示す馬蹄形の枠体に形成された樹
脂製把手部15を、第1図に示すように、その固定部1
8の上端を前記円形金型12の内面に当接するとともに
、その本体部17を金型13と金型14との間に介装し
て、予め装着しておく。
樹脂製把手部15の先端部(固定部)16には、第1図
などにて例示するような楕円形状の貫通孔18を孔設し
ておく。
第5図に示すように、上記把手部15の射出樹脂層形成
用金型9への装着に際しては、当該貫通孔18が射出口
11の位置にくるようにする。
樹脂製把手部15の固定部18は、第3図などに示すよ
うに、把手部本体部17との間で段差を設け、当該固定
部16の裏面と後述する多層基材23の表面との間に空
隙を生じさせるようにする。
第5図に示すように、その図示右側の他方の射出成形金
型18のキャビティ側表面には、蓋本体部20をセット
しておく。
次いで、第6図に示すように、型締めする。
当該型締後に、そのキャビティ21に、第7図に示すよ
うに、射出樹脂層成形用金型9の樹脂流入路lOを経て
射出口11より射出成形材料(以下単に射出樹脂という
こともある)22を射出する。
前記のように、樹脂製把手部15の貫通孔18が、射出
口11位置にあるので、当該溶融射出樹脂22は、当該
貫通孔18内を流動し、さらに、把手部15の固定部1
6の裏面側に流動していく。
当該裏面側に流動した射出樹脂22は、第1図にその流
動の様子を示すように、最内側の金型14の内部に流動
して行くとともに把手部15の固定部1Bの裏面におい
て左右に流動し、図示のように円形金型12と金型13
とにより囲まれた部分にも流動して行く。
このように、流動した射出樹脂22は、把手部15の固
定部16の裏面において蓋本体部20の多層基材23の
表面(缶様容器の胴部側反対面)に積層するとともに金
型14に囲まれた内部に流動した射出樹脂22も当該金
型14の内部において多層基材23の表面に積層し、同
時に円形金型12と金型13とにより囲まれた部分にも
流動した射出樹脂22もこれら金型12.13により囲
まれた部分において多層基材23の表面に積層する。
次いで、冷却後に、型開きし、成形品(蓋体)を取り出
すことにより、第8図に平面図を、第9図に第8図B−
B線断面図を示すような蓋体24を得ることができる。
金型12.13.14の部分は第9図に示すように、そ
れぞれ、射出樹脂(層)が積層されていす、多層基材2
3の露出した部分(溝)となる。
円形金型12の内側に前途のごとく積層された射出樹脂
(層)22により、蓋体24のパネル部25の射出樹脂
層が形成されるとともに、把手部15の固定部IBの貫
通孔18が射出樹脂22により充填されて、さらに、把
手部15の固定部16の裏面下部多層基材23表面との
間の空隙に積層された射出樹脂22により把手部15の
当該固定部(先端部) 1Bが当該パネル部25の射出
樹脂層22に固定される。
第9図に示すように、把手部15はその先端部16の固
着により、その本体部17の端部が多層基材23から分
離した状態になる(図示のごとくに必らずしも端部が持
ち上ることはない)。
第5図〜第9に示す実施態様では、蓋本体部20につい
て、予め別工程で、多層基材23の周端部に当該多層基
材23から樹脂層2Bを一部を突出させて積層し、該周
端部を含めて断面r字状に樹脂層2Bを当該蓋本体部2
0のフラップ部27を形成して成る克^ル 油±^^÷
由市必Δ引1 +o+w > 、 L−イ七き、前記射
出成形を行なう例を示したが、第5図〜第8図に仮想線
で図示のように、射出樹脂形成用金型9の前記樹脂流入
路10(及び射出口11)の上部に、さらに、当該フラ
ッ゛プ部27の当該樹脂層26の形成用の樹脂流入路2
8及びゲート29を設け、これら多点ゲート11 、2
9による射出成形により、前記パネル部25の形成と同
時に当該フラップ部27の形成を行ってもよい。
パネル部25とフラップ部27とは前述のように円形金
型12の部分に形成された円形帯状の外構30を介して
分離している。
第9図に従い、当該蓋体24の開口例について説明する
第9図に示すように、パネル部25の内方に設けられた
蓋開缶のための樹脂製把手部15の本体部17の端部を
、同図矢標に示すように上方向に持上げる。
すると、把手部15の固定部1Bが当該矢標とは逆方向
に押下げられ、当該把手部I5をそのまま引張りトげる
と 当λにスコアー郁30の烏層jt#93A(稙断さ
れ、スコアー部30の外周端縁32に沿って蓋体24の
開口が行われる。
第17図は当該蓋体24の開口後の平面図で、第18図
は第17図C−C線断面図である。
第17図及び第18図に示すように、上記開口に際し1
把手部15のあった内外方の射出樹脂層22も一緒にパ
ネル部25から除去される。
金型13は、当該金型13と円形金型12との内部に積
層される射出樹脂層22と把手部15の本体部17外周
面とが付着しないようにするために設置される。
当該金型13の内側に配設される金型目は、同様に当該
金型14内方に流動してくる射出樹脂22と把手部15
の本体部17内周面とが付着しないようにするためのも
のである。
もっとも、当該金型12,13.14により、第1図に
示すように、また、前述のように、把手部15を射出樹
脂形成用金型9に予めセットしておくことができる。
上記開口に際し、把手部15の本体部17の下部端面に
は、第9図に示すように、斜め切除部33を設けておく
と、蓋体24の開口に際し把手部15の本体部17と多
層基材23との間に指を挿入し易くなり、易開口性とな
るので好ましい。
次に、本発明の変形例の二三を第11図〜第18図に従
い説明する。
前記第1図〜第9図に示す実施態様では把手部15とし
て、その内部を馬蹄形に削り貫いた枠体を使用した例を
示したが、本発明では、第11図に示すように、当該制
貫部を設けない樹脂製把手部34を使用してもよい。
当該把手部34を用いた射出成形の断面図を、第16図
に示す。
この場合の射出成形は第1図〜第9図に示す実施態様と
同様に行われる。ただし、この場合は、前記の実施態様
で用いた最内側の金型14は使用せず、当該金型14内
部への射出樹脂22の流動はない。
第12図に示す実施態様は、第1図〜第9図に示す例に
おける固定部16を除いた形のU字状樹脂製把手部35
を示す。
この場合の射出成形と把手部の固定の方法は、第1図〜
第9図に示すと同様の金型12.13.14を用い、射
出樹脂層形成用金型9に当該把手部35を装着し、射出
樹脂22を射出し、当該把手部35の上部、当該把手部
35の内方及び当該把手部35の外周部に射出樹脂を流
動させ、パネル部25の射出樹脂層22を積層させると
共に、把手部35の先端両端面、その他その近辺を当該
射出樹脂層22に、当該射出樹脂22により固着する。
第13図に示す例は、第12図に比して把手部の固着部
分を大きくして固着強度を高めるために、U字の樹脂製
把手部36となしたもので、第12図に示す例と同様に
射出成形を行う、これら第12図や第13図に示す樹脂
製把手部35.36を用いた射出成形の状況の断面図を
第15図に示す、また、第11図に示す樹脂製把手部3
4を用いた射出成形の状況の断面図第18図に示す、そ
して、第14図に、第13図に示す樹脂製把手部38を
用いた蓋体24′の平面図を示す。この例では、樹脂製
把手部3Bの本体部37の上部の外方に延在した固定部
38がパネル部25′の射出樹脂層22に固定される。
次に、本発明に使用される多層基材23の一例構成断面
図を第10図に示す。
当該多層基材23は、その中間のガスバリヤ−性基材3
9の前面に、それぞれ、熱溶融(熱接合)可能な樹脂層
40.41を有する。
ガスバリヤ−性基材39は、酸素や不純物などを透過さ
せない、いわゆるガスバリヤ−性を持つこと°が必要で
ある。
本発明に使用されるガスバリヤ−性基材39の例として
は、金属箔の他下記のシート、フィルムなどが挙げられ
る。
金属箔の例としてはアルミニウム箔(以下単にアルミ箔
という)が挙げられ、本発明は、特に、このアルミ箔を
ガスバリヤ−よ繋材39として成る缶様容器蓋体に係る
ものである。その他ガスバリヤー性基材38の例として
は、エチレン酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリ塩化
ビニリデン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等のシ
ート、フイルム等が挙げられる。
本発明に係る缶様容器蓋体24(24’を含む)は、前
述にように、このガスバリヤ−性基材39を有する多層
基材23を切断し開口するようになっており、その易開
封性や、製品とした場合の落下強度、破缶強度、成形時
の破断強度との関連などから、当該アルミ箔などのガス
バリヤ−性基材38の厚みはは50ル以下好ましくは9
〜30JLであることが望ましい。
また、このような厚みとすることにより、完全焼却が可
能となり、また、焼却カロリーも5000〜1(000
kca文/Kgに低下させ、空缶処理の問題に対処でき
る。
本発明に係る缶様容器は、例えば第19図に示すように
、そのフラップ部27を缶様容器42の胴部43に熱接
合により取付けられる。この胴部43も同様の樹脂層表
面を有するようなものが使用される。
尚第1θ図にて、44は底蓋体を示す。
蓋体24の胴部43に対する取付側の多層基材23の熱
溶融可能な樹脂層を外層41とし、一方、射出成形によ
り積層される樹脂層と熱融着される側の多層基材23の
熱溶融可能な樹脂層を外層40とすると、本発明に係る
多層基材23としては、上記実施例に示すように、内外
層40.41が形成されていることが好ましい、この内
層40の存在により、上記射出樹脂層との熱融着によっ
て、密着性の高い蓋を形成することができる。もつとも
、この内層40を省略することもできる。
上記樹脂層40.41を構成する樹脂としては、熱によ
り溶融するポリエチレン、ポリプロピレン。
エチレンプロピレン共重合体等の樹脂が使用される。
内外層40.41とも同一の樹脂により構成されていて
もよいし、異なった樹脂により構成されていてもよい。
当該樹脂層40.41をガスバリヤ−性基材39に形成
する場合、接着剤あるいはフィルム状のホットメルト接
着剤などの接着剤樹脂層を介して又は介さずに形成する
ことができる。
樹脂層40.41の厚みは、前述のガスバリヤ−性基材
39と同様の理由から片面で 100蒔以下であること
が好ましい。
本発明に使用される射出成形材料22には各種のものが
使用できるが、合成樹脂例えばレトルト殺菌時の高温に
対し、秀れた耐熱性を有するポリプロピレン、エチレン
プロピレン共重合体等のポリオレフィン系合成樹脂が例
示される。
この射出成形材料に無機質充填剤を混合することもでき
る。無機質充填材を混合することにより、次のごとき利
点がある。
■ 缶様容器の寸法安定性が向上し、収縮率が低下し有
利となる。
■ 耐熱性が向上し、熱変形温度が上昇し、レトルト上
有利となる。
■ 燃焼カロリーが低下し、焼却炉などをいためず、空
缶処理上有利となる。
■ 剛性をもたせることができ、商品のとり扱い上有利
となる。
■ 熱伝導が良好となり、レトルト上有利となる■ コ
ストを低減できる。
無機質充填材としては、一般に合成樹脂およびゴムの分
野において広く使われているものであればよい。これら
の無機質充填剤としては、食品衛生性が良く、酸素およ
び水と反応しない無機化合物であり、混練時および成形
時において分解しないものが好んで用いられる。該無機
質充填剤の例としては、金属の酸化物、その水利物(水
酸化物)、硫酸塩、炭酸、ケイ酸塩のごとき化合物、こ
れらの複塩ならびにこれらの混合物に大別される。該無
機質充填剤の代表例としては、酸化アルミニウム(アル
ミナ)、その水和物、水酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム(マグネシア)、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛(
亜鉛華)、鉛丹および鉛白のごとき鉛の酸化物、炭酸マ
グネシウム。
炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ホワイトカ
ーボン、アスベスト、ヤイ力、タルク、ガラスピーズ、
ガラス粉末、ガラスピーズ、クレー、ケイソウ土、シリ
カ、ワラストナイト、酸化鉄、酸化アンチモン、酸化チ
タン(チタニア)、リトポン、軽石粉、硫酸アルミニウ
ム(石骨など)、ケイサンジルコニウム、酸化ジルコニ
ウム、炭酸バリウム、ドロマイト、二硫化モリブデンお
よび砂鉄があげられる。これらの無機質充填剤のうち、
粉末状のものはその径が20ミクロン以下(好適には1
0ミクロン以下)のものが好ましい、またHA維状のも
のでは、径が1〜500 ミクロン(好適には1〜30
0 ミクロン)であり、長さが0.1〜61mm(好適
には0.1〜5 mm)のものが望ましい、さらに、平
板状のものは径が30ミクロン以下(好適には10ミク
ロン以下)のものが好ましい。これらの無機充填剤のう
ち、特に平板状(フレーク状)のものおよび粉末状のも
のが好適である。
その他射出樹脂に顔料など各種添加剤を添加してもよい
本発明に使用される樹脂製把手部15および34〜36
を構成する樹脂には、上記射出成形材料22と同様のも
のが使用される。
[実施例コ 次に、本発明の実施例を示す。
実施例1゜ 東芝製I S −5OA (302)射出成形機を用い
、第8図に示す缶様容器蓋体を成形した。
ショウアロマ−MK 411C″[昭和電工社製、MF
 R10,Og/10m1nのプロピレン・エチレンブ
ロックコポリマー]を用いて製造した第2図に示す樹脂
製把手部を第1図に示すような金型を配設した射出樹脂
形成用金型[移動型]の所定位置に予めインサートする
。一方、他方の射出成形金型[固定型]には、多層基材
に上記と同様の樹脂を射出してフラップ部を形成した蓋
本体部を装着する。
多層基材は、アルミ箔にエチレンプロピレンブロック共
重合体[M 、 F 、 R、1,1工チレン含量9w
t%]を前面に積層して成る多層基材を用いた。アルミ
箔と前面の樹脂層の厚み構成は、樹脂(内層)/アルミ
箔/樹脂(外層)=30uL/15p/?OILであっ
た。
金型型締後に、移動型のゲートより上記と同様の樹脂を
射出した。
シリンダ一温度は240℃、射出圧60kg/cm’で
あった。
把手部と蓋本体部とが一体化された缶様容器蓋が得られ
た。
実施例2゜ 実施例1において二点ゲートとした以外は実施例1と同
様にして缶様容器蓋を得た。
把手部とフラップ部を含む蓋本体部とが一体化された缶
様容器が得られた。
実施例3゜ ショウアロマ−MK  411Cに炭カル40%を添加
して成る樹脂組成物を使用し、かつ、シリンダ一温度を
280℃、射出圧を80kg/cm’とした以外は実施
例1と同様にして型締後の射出成形を行ない缶様容器蓋
を得た。
把手部と蓋本体部とが一体化された缶様容器蓋が得られ
た。
以上本発明者によってなされた発明を実施例にもとづき
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
[発明の効果] (り従来の蓋本体部と把手部とを別工程により成形した
後、超音波溶着などの二次加工により把手部を蓋本体部
に接合する方法では、両者の位置合せやその接合に時間
を要し、生産性にやや欠け、また、接合の際に把手部と
がパネル部の外面に熱などによるキズが発生し不良とな
ることがあったが、本発明によれば、把手部を射出成形
機の金型内に予めインサートしておき、射出成形材料を
射出することにより、蓋本体部の射出樹脂層の形成と同
時に、把手部の蓋本体部への取着も行われ、工程時間が
短縮化され超音波装置等の特別の装置も要らず生産能率
が向上し、さらに、把手部外観も良好なものであった。
(2)蓋本体部と把手部とを射出成形により同時に成形
する方法は本出願人に係る発明者により提案され、その
際把手部と蓋本体部との間に、当該把手部の剥離を容易
にならしめるために印刷インキの塗布などによる易剥離
性の処理層を設けることも提案されたが、当該処理層を
形成する位置、精度・方法にやや難点があり、場合によ
り当該処理層の位置ずれにより把手部の剥離がうまくい
かないことがあったが、本発明のインサート成形ではか
かる問題を解決でき、また、印刷インキの印刷などの当
該処理層の形成のための前工程が省略でき、工程を簡素
化することができた。
(3)当該缶様容器(蓋)の上布にあたっては、コスト
の面もさることながら、胴部に飲料などの内容物を充填
後にレトルト処理が行われた場合そのレトルト特性が良
いことや製品が落下した場合それに耐えるだけの強度を
もつことや缶内容物が食品である場合食品衛生上問題が
ないことなど、各種の1缶様容器を構成する蓋として具
備すべき事項が多々あり、さらに、飲むなど缶内容物の
摂取、取出しなどのためには開缶(開口)が容易である
ことが要求される。
本発明によれば、これらを充足した優れた品質の缶様容
器蓋体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第18図は、本発明における一実施例を示し、
第1図は金型と把手部と溶融射出樹脂のフロア−との関
係を示す原理図、第2図は把手部の平面図、第3図は第
2図A−A線拡大断面図、第4図は把手部の側面図、第
5図は型締前射出成形工程説明断面図、第6図は型締後
回断面図、第7図は射出工程説明断面図、第8図は本発
明に係る蓋体平面図、第9図は第8図B−B線断面図、
第1O図は多層基材の構成断面図、第11図〜第13図
はそれぞれ把手部の他の例を示す平面図、第14図は第
12図に示す把手部を用いた蓋体の平面図、第15図〜
第18図はそれぞれ射出工程の他の例を示す説明断面図
、第17図は開口後の蓋体平面図、第18図は第17図
C−C線断面図、第18図は缶様容器の全体図、第20
図(A)〜(D)はそれぞれ従来工程の説明断面図(第
21図D−D線に沿う)、第21図は把手部の平面図、
第22図は蓋本体部の平面図、第23図は第22図F−
F線断面図である。 1会・・蓋本体部 2・拳・基 材 3・・拳射出樹脂層 4・・・スコアー部 5・・・台 座 部 6・・−ポ ス フ・・・把 手 部 8・・・貫 通 孔 9・・・射出樹脂形成金型 lO・命・樹脂流入路 11・・・射出口(ゲート) 12・・拳金 型 13・争・l/ 14・・・ 〃 15−・参樹脂製把手部 1θ・・拳   /l  の固定部 17・・・   〃  本体部 18Φ・・   /l  貫通孔 18・−0他方の射出成形金型 20・・・蓋本体部 21−−・キャビティ 22・争・射出成形材料(射出樹脂) 23・・・多層基材 24・・・蓋体 24′・・ l/ 25・Φ・パネル部 25′・・ // 26・舎・樹脂層 27・・拳フラップ部 28φ・舎樹脂流入路 281・ゲート 30−−・スコアー部 31Φ・・溝 32・・・スコアー部外周端縁 33・・Φ切 除 部 34・・・樹脂製把手舒 35−  ・ ・     /! 36 II @ ・     // 37・・・  l/  本体部 3日・・参  l/  固定部 39・台・ガスバリヤ−性基材 40・・・熱溶融可能な樹脂層 41−中−7/ 42・・・缶様容器 43−−・ l/  胴部 44・・・底 蓋 体 特許出願人  昭和電工株式会社 代理人弁理士  佐 藤 良 博 ゛第1 図 第5図 第6図 317図 第8図 第■匹    第12図    第13図第15囚 第16図 第17図 第18図 第19図 第21図 0コ 〇−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 缶様容器の胴部と熱接合される蓋体であって、ガスバリ
    アー性基材の前面もしくは片面に熱溶融可能な樹脂層を
    有する基材(以下多層基材という)の前記胴部側と反対
    面に、少なくとも開缶のためのスコアー部を除いて熱可
    塑性樹脂または熱可塑性組成物(以下射出成形材料とい
    う)を射出することにより形成された樹脂層(以下射出
    樹脂層という)と開缶のための樹脂製把手部とを一体化
    して成る蓋体を製造するに際し、予じめ前記把手部を射
    出樹脂層形成用金型の射出口近辺に装着しておき、前記
    射出成形材料を多層基材の前記反対面における前記把手
    部の固定部側に射出して、当該射出成形により前記射出
    樹脂層を形成するとともに前記把手部の前記固定部を当
    該射出樹脂層に一体化することを特徴とする缶様容器蓋
    体の製造方法。
JP1123887A 1987-01-22 1987-01-22 缶様容器蓋体の製造方法 Granted JPS63179716A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03161316A (ja) * 1989-11-21 1991-07-11 Mikasa Sangyo Kk キャップ製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59229329A (ja) * 1983-06-13 1984-12-22 Showa Denko Kk 容器蓋の射出成形方法

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