JPS6355047A

JPS6355047A - 缶様容器

Info

Publication number: JPS6355047A
Application number: JP19550786A
Authority: JP
Inventors: 川上　佳彦; 浜田　良次; 雄高橋; 四ツ柳　淳二
Original assignee: Showa Denko KK
Current assignee: Resonac Holdings Corp
Priority date: 1986-08-22
Filing date: 1986-08-22
Publication date: 1988-03-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、飲料コーヒー缶、スープ缶、モーターオイル
缶、食用油・調味料缶などの各種の缶およびこれに類し
たものなどの毎極容器に関し、合成樹脂を主体としてな
る毎極容器における、特に、高温時の開缶特性と層毎強
度を向上させる技術に関する。

９号公報）。

本発明者らは、先に、かかる合成樹脂を主体とした毎極
容器を構成する蓋について次のごときものを提案した。

これは、例えば両面に熱溶融可能な樹脂層を有するＡ見
消を、フラットな状態のままであるいは占該Ａ見消を実
質的に延伸することなく予じめプリフォームして、射出
成形機金型内にあらかじめセットしておき、これに樹脂
を射出して、射出同時（一体）成形により、毎極容器蓋
を構成したものである。

これによれば、Ａ交箔上の熱溶融可能な樹脂層に、射出
による溶融樹脂が積層されるので密着強度が高く、レト
ルト処理など熱履歴により成形品が剥離を起すようなこ
とがなく、作られた成形品の落下強度も高いなどの利点
を有し、また、同時（一体）成形によるなどにより、工
程数が軽減され、コストも安くできるなどの利点を有す
る。

両面に熱溶融可能な樹脂層を有するＡ立消に、別工程で
、樹脂シートを射出成形などにより作り、これらを接着
剤を用いて貼着させて同様の蓋を作ることはできるが、
こ宗ような接着剤を用いる後接着の方法では工程数が増
え、コストアップになるし、接着剤の食品衛生性が問題
となるし、レトルト処理などの際の熱履歴により容易に
剥離するなどの各種難点がある。

上記射出同時成形上蓋においては、その周辺のフラップ
部を、同様の熱溶融可能な樹脂層表面を有する毎極容器
胴部に、前記Ａｎ箔表面の射出樹脂層が積層される反対
側の熱溶融可能な樹脂層により２例えばヒートシールし
て取付けするようになっているとともに、当該蓋のフラ
ップ部内側の蓋パネル部には、射出樹脂層がｖＩ層され
ていないすなわち両面に熱溶融可能な樹脂層を有するＡ
立方ぐ箔が（多層基材）Ａ露出した、帯状の、かつ、例えば楕
円形状に構成されたスコア一部（切欠部）が形成されて
おり、このスコア一部内側の、射出樹脂層よりなる台座
部に、把手部の一端部を固着し、該把手部の他端部を」
二方に持上げすることにより、当該スコア一部の多層基
材を切断し、もって当該射出同時成形上蓋を開缶（開口
）するように構成している。

なお、当該容器の底には同様の構成よりなる射出同時成
形下蓋が同様に取付けられる。

しかるに、本発明者らは、かかる毎極容器において、次
のような問題があることを知った。

すなわち、当該毎極容器の胴部内にはスープなどの食料
品や清涼飲料などがレトルト殺菌などを経て、充填収納
され、商品の物流過程に乗せられる。また、ホットパッ
クにより、内容物がいまだ熱いうちに充填収納される。

さらには、冬季にはコーヒーなどがスタンドなどで比較
的高い温度で熱せられて供される。

毎極容器の上蓋、下蓋は上記のように、薄いＡ立消の両
面に樹脂層を有してなる多層基材に射出樹脂層を積層し
てなり、前記のように、上蓋では多層基材の露出した切
欠部（スコア一部）が設けられており、上記のような高
温時に当該上蓋のスコア一部が変形（損傷）し易く、そ
の変形により落缶強度を低下させ、さらに、開口に重要
な役割を果すスコア一部の変形により開缶性を低下させ
ることが判かった。

［発明が解決しようとする問題点］本発明はかかる技術的背景の下、スコア一部の変形を防
止して、落缶強度を向上さ、さらに、易開缶性を向上さ
せることを目的としたものである。

［問題へを解決するための手段１及び［作用１本発明は
、バリヤー性基材の両面に熱溶融可能な樹脂層を有して
なる多層基材に射出成形により樹脂層を積層して成り、
かつ、パネル部に前記多層基材が露出した開缶のための
スコア一部を設け＋生て成る上蓋とバリヤー６基材の両面に熱溶融可能な樹脂
層を有してなる多層基材に射出成形により樹脂層を積層
して成る下蓋と当該下蓋および前記上蓋を取付けする１
８部とを備えて成る毎極容器において、当該上蓋の夕１
性率を当該下蓋の弾性率よりも大として成ることを特徴
とする毎極容器に存する。

本発明による作用を簡単に述べると１例えば上蓋の射出
樹脂と下蓋の射出樹脂とにヤング率の異なった樹脂を用
いるように、上蓋と下蓋の弾性率を異なったものとし、
上蓋の弾性率を下蓋の弾性よ率とりも大とすると、弾性ヒズミとそれに対する応力と
の関係である弾性率が下蓋の方が小となるので、レトル
ト、ホットバックなど高温時内圧がかかったときに、下
蓋（底蓋）の方が主として内圧変動に対する変形を受持
ち、これにより、上蓋のスコア一部へかかる応力も少な
くなり、かかる開缶性および落缶性に重要な役割を果す
当該スコア一部の変形が防止されるので１毎極容器にお
ける易開缶性や落缶強度が向上する。

［実施例１次に本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図は、本発明者らの先の提案になる、下蓋（底Ｍ）
の−測子面図を示し、底Ｍ１７はその周辺のフラップ部
２とその内側のパネル部３よりなり、第２図は第１図Ｖ
−Ｖ線断面図で、同図に示すように、多層基材４Ｂの片
面に、射出樹脂層５Ｂが積層されている。当該多層基材
４Ｂは第１Ｂ図で例示したような構成よりなり、熱溶融
可能な樹脂層２０Ｂ上に、射出成形により、溶融した当
該射出樹脂が積層されて、当該射出樹脂層５Ｂを有する
下Ｍ１７を形成している。フラップ部２は毎極容器の胴
部に取付できるような構成となっており、熱溶融可能な
樹脂層２１Ｂを、熱溶融させて、後述の第９図に図示す
るように、ｈ故旧部１６に取付することができる。

この取付けは例えば高周波溶着により行うことができる
。

第３図は本発明者らの先の提案になる、把手部取付前の
上蓋本体の一例平面図を示し、また、第４図は第３図ｒ
−Ｉ線断面図を示す。

当該上蓋本体ｌは、下ＭＩ７と同様に、その周端部のフ
ラップ部２とその内側のパネル部３とから成る。

Ｊ−、ｍ本体ｌは、下蓋１７と同様に、多層基材４Ａ上
に、射出樹脂層５Ａが積層されて成るが、パネル部３に
は、当該射出樹脂層５Ａが積層されていず、従って、多
層基材４Ａが露出しているスコア一部（切欠部）６が設
けられている。スコアー部６は、第３図に示すように、
その全体が曲線状に形成されていることが好ましい、第
３図では、楕円形状に形成されている例を示しである。

後述のように、蓋の開缶（開口）は、この帯状のスコア
一部６の外周端縁７に沿って行われる。

このスコア一部６の内側であって、第３図図示左側に５
２手部を取付けするための半球状の台座部８を設け、さ
らに、この台座部８から延在した；状の延在部９を設け
る。

延在部９と台座部８で囲包されたｐ状内部は前記スコア
一部６と同様に多層基材４の露出した部分１０とする。

この０状部分１０については上記実施例では多層基材４
Ａの露出した部分としているが、射出樹脂層５Ａを積層
していてもよい。

台座部８上にはポス１１を立設する。

この第３図に示す実施例ではポス１１を二つ立設してい
る例を示しであるが、ポス１１は一つであっ。

てもよい。

第５図は第３図に示す上蓋本体１に把手部】２を取付し
ている上蓋１３の一例平面図を示す、また、第６図は第
５図ＩＩ　−ＴＩ曲線断面図を示す。

把手部１２のポス１１への取付けは、例えば１把手部１
２の先端部にポス１１に合せた数の例えば円形の穴をあ
けておき、当該穴よりポス１１のヘッド部を突き出させ
、当該突出したヘッド部を超音波溶着により溶融させ、
当該穴に充填することにより行うことができる。

把手部１２は樹脂製であり、上記のように蓋本体１に後
着により取付けする。

第７図は第３図と同様の上蓋本体１に、第５図とは異な
る把手部１４を取付けして成る蓋の平面図を示し、当該
把手部１４には円形の穴１４０が穿設されており、スト
ロ−をこの穴　＋４０から多層基材４に差し込みすると
、ストロ−によっても缶内容物を摂取できるようにした
ものである。第８図は第７図［ＩＩ−［ＩＩ線断面図を
示し、第９図は第７図に示す上蓋１５を毎極容器を構成
する胴部１６にそのフラップ部２により取付けし、さら
に、当該胴部１８の下部に前記底蓋１７を取付けし、毎
極容器を構成して成る一例斜視図を示す。

また、第１０図は開口後の上蓋の平面図、第１１図は第
１０図のｌ’Ｖ−ＩＶ線断面図を示す。

すなわち、当該土着の開口例を第６図を以って説明する
に、第６図矢標に示すように、把手部Ｉ２の他端部を持
ち上げすると、当該把手部１２の先端部が多層基材４Ａ
にくい込み、把手部１２を継続して引張るとスコア一部
６の外周端縁７に沿って、上蓋の開口が行われるように
なっている。

本発明の毎極容器上蓋にあっては、スコア一部６により
、上蓋パネル部３において、開口される部分とそれ以外
の部分とに分離したり、該スコア一部６を適宜幅の楕円
形状などの曲線形状に構超音波溶着によりポス１１に強
固に取付けたりしているので、開口性に優れた毎極容器
上蓋を提供することができる。

本発明における上蓋および下蓋の多層基材４Ａ、４Ｂを
構成する基材１９の例としては、金属性という）である
ことが必要である。金属箔の代表例としてはアルミニウ
ム箔（以下単にアルミ箔という）が挙げられ、本発明は
、特に、このアルミ箔をガス八リヤー性基材として成る
毎極容器蓋に係るものである。その他ガスバリヤー性基
材の例としては、エチレン酢酸ビニル共重合体のケン化
物、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリアクリロニ
トリル等のシート、フィルム等が挙げられる。

本発明における上蓋および下蓋の多層基材４Ａ　、４Ｂ
は上記ガスバリヤ−性基材１９の両面に樹脂層（以下第
１の樹脂層という）、即ち熱溶融可能な樹脂層２ＯＡ　
、　２０Ｂ　、　２＋Ａ　、　２１Ｂが形成されたもの
である。

ガスバ′リヤー性基材！３両面に第１の樹脂層２ＯＡ　
、　２０Ｂ　、　２＋Ａ　、　２１Ｂが形成された場合
の第１の樹脂層は、その外層２ＯＡ　、　２０Ｂが第２
の樹脂層２と熱融着し、密着性の高い蓋を形成し、他方
の第１の樹脂層（内層）　２１Ａ　、　２１Ｂが容器の
胴部１６と熱融着し、蓋を胴部に冠着する。

−Ｆ記第１の樹Ｗｉｊ層２０Ａ　、　２０Ｂ　、　２１
Ａ　、　２１Ｂを構成する樹脂としては、熱により溶融
する樹脂５代表的には熱可塑性合成樹脂が使用される。

第１の樹脂層をガスバリヤ−基材に形成（積層）する場
合、接着剤あるいはフィルム状のホー）トメルト接着剤
等の接着樹脂層を介して又は介さずに積層すことができ
る。

本発明においては、易開封性、製品とした場合の落下強
度、８！＋缶強度、インサート成形時の破断強度との関
連で上記多層基材を構成する第１の樹脂層厚は片面で　
＋００．以下であること、アルミ箔などのガスバリヤ−
性基材は５０ｐ以下、好ましく＾は９〜３０用であることが望ましい、又本発明において
は多層基材の厚味特に金属箔例えばアルミ箔の厚味を選
択することにより完全に焼却することができる。近年空
缶４問題が提起されているが、アルミ箔の厚味や多層基
材の樹脂材料等を検討することにより完全焼却が可能と
なり空缶処理に対処できる。

又燃焼力ローりも５０００〜８０００ｋ　ｃａｌ　／　
ｋｇに低下させ缶公害の問題を解決することもできる。

本発明に使用される第２の樹脂層（射出成形材料）５Ａ
、５Ｂとしては、熱可塑性樹脂が使用される。また、無
機質充填剤などの添加剤を混合して熱可塑性樹脂組成物
として使用してもよい。

無機質充填剤を混合することにより、次のごとき利点が
ある。

■　毎極容器（毎極容器蓋）の寸法安定性が向上し、収
縮率が低下し、蓋を容器に取付ける場合に有利となる。

・■　耐熱性が向上し、熱変形温度が上昇し、レトルト
上有利となる。

■　燃焼カロリーが低下し、燃焼炉などをいためず、空
缶処理上有利となる。

■　剛性をもたせることができ、商品の流通上有利とな
る。

■　熱伝導が良好となり、レトルト上有利となる。

■　コストを低減できる。

無機質充填剤としては、一般に合成樹脂およびゴムの分
野において広く使われているものであればよい、これら
の無機質充填剤としては、食品衛生性が良く、酸素およ
び水と反応しない無機化合物であり、混線時および成形
時において分解しないものが好んで用いられる。該無機
質充填剤の例としては、金属の酸化物、その水和物（水
酸化物）、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき化合物、
これらの複塩ならびにこれらの混合物に大別される。該
無機質充填剤の代表例としては、酸化アルミニウム（ア
ルミナ）、その水和物、水酸化カルシウム、酸化マグネ
シウム（マグネシア）、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛
（亜鉛華）、鉛丹および鉛白のごとき鉛の醇化物、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウ
ム、ホワイトカーボン、アスベスト、マイカ、タルク、
ガラス繊維、カラス粉末、ガラスピーズ、クレー、ケイ
ソウ土、シリカ、ワラストナイト、酸化鉄、酸化アンチ
モン、酸化チタン（チタニア）、リトポン、軽石物、硫
酸アルミニウム（石膏など）、ケイサンジルコニウム、
酸化ジルコニウム、炭酸バリウム、ドロマイト、二硫化
モリブデンおよび砂鉄があげられる。これらの無機質充
填剤のうち、粉末状のものはその径が２０ミクロン以下
（好適には１０ミクロン以下）のものが好ましい。また
繊維状のもでは、径が１〜５００ミクロン（好適には１
〜３００　ミクロン）であり、長さが０．１〜６ｍｍ（
好適には０．１〜５　ｍｍ）のものが望ましい、さらに
、平板状のものは径が３０ミクロン以下（好適には１０
ミクロン以下）のものが好ましい。

これらの無機質充填剤のうち、特に平板状（フレーク状
）のものおよび粉末状のものが好適である。

このような構成になる本発明における上蓋と下蓋におい
て、当該上蓋の弾性率を当該下蓋の弾性率よりも大にす
る方法を例示すると次の通りである。

（１）上蓋と下蓋のそれぞれの射出樹脂層を構成する当
該射出樹脂の種類を変え、例えば上蓋にボ用する。

（２）上蓋と下蓋のそれぞれの多層基材中のバリヤー性
基材の種類を変え１例えば上蓋のバリヤー性基材にはア
ルミニウム箔を使用し、一方、下蓋のバリヤー性基材に
は樹脂フィルムを使用する。

本発明でいう弾性率とは弾性限度内における応力とひず
みとの間の一定の関係をいい、ヤング率、ズレタｉ性率
などは弾性率の例である。

本発明に係る毎極容器上蓋は例えば次のようにして得る
ことができる。下蓋もこれに準拠して得ることかできる
。

これを第１２図〜第１４図を参照しつつ説明する。

第１２図に示すように４多層基材４Ａをガイド部材（ス
トリッパープレート）２２内に挿入する。これは、ロボ
ットの移動シリンダー２３に多層基材４Ａ。

を吸着しつつ行えばよい。

第１３図に示すようにストリッパープレート２２内に多
層基材４Ａを固定して位置ずれを防止しつつ、第１４図
に示すように、型締めを行う、この型締めにより、平板
状（二次元形状）の多層基材４Ａは第１４図に示すよう
にその端部が金型（コア型、受型）２４内で折曲げされ
、樹脂流入路２５およびゲート２６を有する金型（キャ
ビティ型、射出型）２７の当該ゲート２６より溶融樹脂
がコア型２４とキャビティ型２７で形成されるキャビテ
ィ（型内空間）２８内に射出され、多層基材４Ａ表面（
片面）に上記溶融樹脂よりなる第二の樹脂層５Ａが積層
され、さらに、この樹脂層５Ａよりなる台座部８上にポ
ス１１が立設され、さらに、延在部９を有する上蓋本体
１が得られる。

このように、多層基材４Ａに、樹脂５Ａを射出すること
により、フラップ部２とパネル部３とを有し、当該射出
樹脂層５Ａよりなり、一体栽型された台座部８と該台座
部８」二に立設されたポス１１と該台座部８から延在し
た延在部９を有し、さらに、射出成形の際に同時に形成
することのできる切欠部６を有する上蓋本体ｌを得るこ
とができる。

把手部１２は、上記射出成形と別工程で同様の樹脂から
製造し、これをポス１１に、超音波溶着により取り付け
るとよい。

本発明の毎極容器蓋の上蓋本体１は上記のように得るこ
とができるが、本発明ではかかる射出成形蓋におけるそ
の後の研究により次にょうにするとさらに良いことが判
った。これを第１５図〜第１６図により説明する。

第１５図に示すような円盤状の多層基材４Ａを、それぞ
れ縦方向溝２９および３０がほられた雄金型３１と雌金
型３２の間にセットし、雌金型３２の中空部内に雄金型
３１を挿入し、多層基材の余り部分を縦方向にリンクル
３３として吸収することにより実質的に多層基材４を延
伸することなくフランジ部３４と胴壁部３５と底部３６
とを有するコンテナ様のプリフォームされた多層基材３
７とする。

このプリフォームされた多層基材３７を、射出成形金型
３８内にセットし、射出樹脂５を射出する。

射出時、当該多層基材３７が射出成形の樹脂圧により当
該金型３８に押し付けられ、当該リンクル３３が平滑化
される。

これにより、第１２〜１４図で示すフラットインサート
成形方法の場合に生ずる。多層基材４に生ずる不規則な
大きな皺を防止し、第９図に示すように、当該毎極容器
蓋１５の第２の樹脂層より成るフランジ部２を毎極容器
の胴部１Ｂへ高周波誘導加熱により溶着する場合、シー
ミング不良が生じたりすることを防止することができ、
また、局部的な加熱による多層基材４Ａのガスバリヤ−
性基材１９の切断を防止でき、さらに、実質的に延伸す
ることなくプリフォームするので、薄肉のＡｌｌ！ｌが
使用でき、得られた成形品における当該Ａｌ箔も均一な
厚味となるなどの利点を奏することができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、上蓋のりｉ性率を下蓋の弾性率よりも
大とすることにより、レトルトバック、ホットバックな
どの高温時に毎極容器の蓋部に内圧がかかったときに、
下蓋の方が主として内圧変動に対する変形を受持つよう
になり、それ故、上蓋のスコア一部へかかる応力も少な
くなり、毎極容器における開缶性および落缶性に重要な
役割を果す当該スコア一部の変形が防止され、毎極容器
における易開缶性を向上させまた落缶強度を向上させる
ことができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す下蓋の平面図、第２図は
第１図Ｖ−Ｖ線断面図、第３図は本発明の実施例示す上
蓋本体の平面図、第４図は第３図Ｉ−Ｉ線断面図、第５
図は本発明の実施例を示す上蓋の平面図、第６図は第５
図（Ｉ　−ＩＩ線断面図、第７図は本発明の他の実施例
を示す上蓋の平面図、第８図は第７図ｍ−■線断面図、
第９図は本発明の実施例を示す毎極容器の斜視図、第１
０図は本発明の実施例を示す上蓋開口後の平面図、第１
１図は第１０図１’Ｖ−ＩＶ線断面図、第１２図〜第１
４図はそれぞれ養成形工程の説明断面図、第１５図は養
成形工程の説明図、第１６図は養成形工程の説明断面図
である。 ■・・Φ蓋本体３１１争書パネル部４Ａ、４Ｂ　・・・多層基材５Ａ、５Ｂ・・・射出樹脂層６１・スコーア部１３・・・上蓋１５・・・上蓋１６１・胴部１７・口下蓋＋９Ａ、　１９８　Φ・番金属箔２ＯＡ、２０Ｂ　・・・熱溶融可能な樹脂層２１Ａ、２
１Ｂ−・・　　／ｌ　　　　／／第１図第３図！！４５図ｍ７図第９図ｊ’ｆ！１０図ｊｒ１１１図７式

Claims

【特許請求の範囲】

バリヤー性基材の両面に熱溶融可能な樹脂層を有してな
る多層基材に射出成形により、樹脂層を積層して成り、
かつ、パネル部に前記多層基材が露出した開缶のための
スコアー部を設けて成る上蓋とバリヤー性基材の両面に
熱溶融可能な樹脂層を有してなる多層基材に射出成形に
より樹脂層を積層して成る下蓋と当該下蓋および前記上
蓋を取付けする胴部とを備えて成る缶様容器において、
当該上蓋の弾性率を当該下蓋の弾性率よりも大として成
ることを特徴とする缶様容器。