JPS63162192A

JPS63162192A - 吸着吸引式打抜きシ−ト処理装置

Info

Publication number: JPS63162192A
Application number: JP30778686A
Authority: JP
Inventors: 杉本　静司; 幸男高橋
Original assignee: Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Current assignee: DIC Corp
Priority date: 1986-12-25
Filing date: 1986-12-25
Publication date: 1988-07-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、板紙に各種の形状を打ち抜いた打抜きシート
について、その打抜き製品部分と抜屑部分とを分離する
ための装置に関する。

（従来の技術）板紙から紙製品、例えば紙製ゲースを製ｆ？：する場合
には、まず板紙に、製品形成のために必要な展開図形に
相当する切れ目を施こして打抜きシートとし、次に打抜
きシートの切れ目に沿って、製品部分を板紙から分離す
る作業が行なわれる。

従来、この分離作業は、人力によりハンマーで打抜きシ
ートをたたいて製品部分を分離したり、製品部分や抜屑
部分に相当する型を打抜きシートに押し当てることによ
って分離を行なう装置をによって行なわれており、また
積み重ねた打抜きシートの製品部分を上から押し下げロ
ッドで押さえ、抜屑部分を下から突き上げロッドで押し
上げて製品部分と残層部分を分離するようにした装置を
用いる方法も提案されている（特開昭６１−１１７０９
９号）。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、人手でハンマーを用いて分離する方法はｆヤ業
能率が余り高くない上に、製品部分に傷がついたりする
ことも多く、また、型を押し当てて分離する方法は、打
抜き製品の形状が異なる毎に別個の金型を用意しなけれ
ばならないので、大量のロッドの場きでなければ極めて
不経済な結果を招くことになる。さらに、押し下げロッ
ドと突き上げロッドを用いる特開昭６１−１１７０９９
号提案の方法も、打抜きシートの積み重ねに不揃いがあ
る場合には抜屑部分が押し上げの途中で製品部分に引っ
掛けて製品部分に破損が生じたりするおそれがある。

本発明は、上記の如き従来の方式の欠陥を避け、能率的
で、いかなる形状の製品の打抜きにも適応でき、また、
製品部分に傷をつけることなく、製品部分と抜屑部分を
分離することのできる打抜きシート分離装置を提供する
ことを目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明においては、上記の問題点を解決する手段として
、吸着式の打抜きシート搬送装置と、網目状の回動ベル
トと、回動ベルトの特定区域に吸引力を生ぜしめるため
の吸引装置が用いられる。

すなわち、本発明にかかる打抜きシート処理装置は、打
抜き製品部分と抜屑部分とが分離可能に形成された打抜
きシートを積載する第１の昇降台と、上記打抜きシート
から分離された製品部分を載置する第２の昇降台と、第
１の昇降台と第２昇降台の中間に配置されて回動する網
目状のエンドレスベルトと、上記エンドレスベルトの回
動路中の特定区域において下方に向かう吸引力を生ぜし
める吸引装置と、押出しピンを内蔵する吸着パッドを備
え且つ前記第１の昇降台の上方位置から前記第２の昇降
台の上方位置に移動しうる吸着搬送装置を有し、上記吸
着搬送装置が、前記第１の昇降台に積載された打抜きシ
ートを吸着して前記第２の昇降台に向って移動する際、
前記吸引装置の上方位置において打抜きシート中の抜屑
部分のみについて吸着を解除し、これを打抜きシートか
ら分離してベルト上に落下させ、製品部分のみを引き続
き吸着してこれを前記第２の昇降台上に搬送載置するよ
うになっている構成を有するものである。

（作　　用）本発明の吸引装置を用いて打抜きシート中の製品部分と
抜屑部分との分離を行なう際には、まず、前記吸着搬送
装置に配設されている多数の吸着パ。

ドを位置決めし、製品部分と抜屑部分に対応して配列す
る６次に、第１の昇降台上に積載された打抜きシートを
吸着式搬送装置で吸着し、この状態の吸着式搬送装置を
第２の昇降台に向けて移動させる６第１の昇降台と第２
の昇降台の間では網目状のエンドレスベルトが回動して
おり、且つその回動路中の特定区域には、吸引装置によ
る下方向吸引力が働いている。吸着式搬送装置が吸引区
域の上方位置に達しなとき、多数の吸着パッドのうち、
抜屑部分を吸着している吸着パッドのみについて吸着を
解除し且つ圧力空気を供給して、吸着パッド内の押出力
しピンを突出させ、それにより、抜屑部分のみを分離し
てベルト上に落下させる。

落下した抜屑部分は吸引力によりベルト上に吸引付着さ
れた状態となるので、そのままベルトによって所定の個
所に搬送投棄する。一方、製品部分のみを吸着し続けて
いる吸着式搬送装置は、次いで第２の昇降台の上方位置
に移動し、ここで吸着を解除して製品部分を第２の昇降
台上に載置するのである。

（実施例）以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明にかかる打抜きシート処理装置の側面図であ
る。機枠ＩＡを有する処理装置１は、その中央部に配置
された網目状のエンドレスベルト２と、ベルト２の右方
に配置された打抜きシート積載台３と、ベルト２の左方
に配置された製品部分載置台４と、機枠ＩＡ、ＬＡ間に
架設されたスクリュウシャフト５と、スクリュウシャフ
ト５により往復駆動される吸着搬送装置６と、エンドレ
スベルト２の上方ベルト回動路の直下に配設された吸引
装置７を主要部として構成されている。エンドレスベル
ト２は、第２図に示すように、ベルトを通して空気の流
通が容易に行われるようにベルト全周に網目が形成され
た構造となっていて、駆動モータ２Ａにより等速回動す
るようになっている。吸引装置７は、図示しない真空ポ
ンプに接続されてベルト２の上方の回動路の所定区間を
吸引し、その区域において下方に向かう吸引力を生ずる
ように構成されている。

打抜きシート積載台３には、打抜作業後の打抜きシート
Ｐが積載され、上下に昇降しうるようになっており、最
上部のシートが常時一定の高さを保つように近接上ンサ
、リミットスイッチ、フォトセンサ（図示せず）などに
より制御されている。

製品部分載置台４は、例えばチェーンデリバリ方式の自
動降下機を使用し、製品部分Ｓが積載されるに従って逐
次下降するように構成されている。

スクリュウシャフト５は、駆動モータ５Ａにより正逆回
転しうるようになっている。

吸着搬送装置６は、スクリュウシャフト５に螺挿されて
いるスライドベース８並びに該スライドベース８にエア
シリンダー８Ｂを介して昇降可能に取り付けられた外枠
９．および外枠９に取付けられた多数の吸着パッド２１
を有し、前記打抜きシート積載台３と製品部分載置台４
間を往復移動するようにされている。吸着パッド２１は
、第３図に゛示すように吸着搬送装置６に取付けられる
。すなわち、外枠９には長ｉＲ９Ａ　、　９　Ａが形成
され、溝９Ａ、９Ａに沿って摺動可能な複数のレールｔ
ｏ、ｉ。

・・・が横架されている６又このレール１０．１０・・
・には清１０Ａが夫々形成されていて、この湧１０Ａに
は摺動可能な多数のホルダ１６Ｊ６・・・が遊挿され前
記吸着パッド２１．２１が取り付けられる。第５図は吸
着パッド２１の構造を示す縦断面図で、シリンダ状に形
成されたボディ内に押出しピン１２が上下摺動自在゛に
内挿され、該押出しピン１２上方の大径基部１２Ａには
空気通路１３が形成されている。大径基部１２Ａの頭部
には前記空気通路１３を開閉する弁体１４が設けられ、
大径基部１２Ａ上には押出しピン１２の上限ストッパで
あるカラー１５が、挿入されている。

ボディ先端部には、中心に前記押出しとン１２が突出可
能な穴を有する吸着盤が取付けられている。

１７はコネクタで、コネクタ１７にはフレキシブルエア
パイプ１８が接続され、エアパイプ１８は、操作盤の指
令に従って空気の吸引又は圧送を行う図示しないエアポ
ンプに連結される。

次に１を用を説明する。まず、吸着搬送装置６に取付け
られた吸着パラ・ド１６を、打抜きシートＰの製品部分
Ｓの形状に合わせてレール１０．ホルダ１６をスライド
させることにより位置決めを行う。この位置決めは、第
４図に示すように、吸着パッド２１．２１・・・を打抜
きシートＰの製品部分Ｓと抜屑部分Ｍに夫々任意の数だ
け臨ませるように配置して行なう、打抜きシート積載台
３に棒積みされた打抜きシートＰは、スクリュウシャフ
ト５の回動によりスライドしてきた吸着搬送装置６の多
数の吸着パッド１８．１６・・・によって第１図２点鎖
線のように全面吸着され、最上層の一枚がエンドレスベ
ル）−２の上面に沿いながら搬送されていく。吸着され
た打抜きシートＰがベルト２の下方に設けられた吸引装
置７上にさしかかったとき、吸着パッド２１．２１・・
・のうち、抜屑部分Ｍを吸着している吸着パッドのみに
、図示しない操作盤からの指令で負圧が解除され且つ圧
力空気が送られる。この圧力空気により、吸着パッド１
６内の押出しピン１２が吸着パッド２１の先端より突出
し、打抜きシートＰ内の抜屑部分Ｍのみを分離させて押
し下げる。押し下げられた抜屑部分Ｍは製品部分Ｓと分
離され、　　゛ベルト２の下方の吸引装置７により吸引
されつつベルト２の上に落下吸着される。そして、ベル
ト２の回動に伴ないカバー１９にガイドされながら所定
の場所に廃棄される。一方、製品部分Ｓは、吸着パッド
２１．２１・・・によって吸着保持されたままさらに搬
送され、製品部分載置台４上に達したときに吸着を解除
されて載置台４上に載置される。

以上の工程を繰り返すことにより、打抜きシート積載台
上に積み重ねられたすべての打抜きシートについて製品
部分Ｓと抜屑部分Ｍとの分離作業が自動的に進行する。

（発明の効果）以上詳細に説明したように、本発明の吸着吸引式打抜き
シート処理装置によれば、吸着パッド内の押出しピンの
突出と吸引装置による吸引との相乗ｆヤ用により打抜き
シート内の抜屑部分は確実に分離除去され、また、製品
部分の形状が変更された場合でも吸着パッドの配置換え
をするのみでよく、さらに、全工程が自動的に遂行され
るから、どのような形状の製品部分を有する打抜きシー
トについても、製品部分と抜屑部分の分離作業が極めて
能率的且つ確実に行なわれる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る吸着吸引式打抜きシート処理装置
の一実施例の側面図、第２図は網目状ベルトと吸着装置
を示す斜視図、第３図は吸着装置の構造を示す斜視図、
第４図は打抜きシートに対するパッドの位置決め態様を
示す説明図、第５図は吸着パッドの構造を示す断面図で
ある。１・・・打抜きシート処理装置　　　ＩＡ・・・機枠２
・・・網目状エンドレスベルト３・・・打抜きシート積載台４・・・製品部分載置台５・・・スクリュウシャフト６・・・吸着搬送装置　　　　７・・・吸引装置８・・
・スライドベース８Ｂ・・・エアシリンダー　　９・・・外枠１０・・・
レール　　　　　　　１２・・・押出しピン１２Ａ・・
・大径基部　　　　　１３・・・空気通路１４・・・弁
体　　　　　　　　１５・・・カラー１６・・・ホルダ
ー　　　　　　１７・・・コネクタ１８・・・エアバイ
ブ　　　　　１９・・・カバー２１・・・吸着パッド

Claims

【特許請求の範囲】

打抜き製品部分と抜屑部分とが分離可能に形成された打
抜きシートを積載する第１の昇降台と、上記打抜きシー
トから分離された製品部分を載置する第２の昇降台と、
第１の昇降台と第２昇降台の中間に配置されて回動する
網目状のエンドレスベルトと、上記エンドレスベルトの
回動路中の特定区域において下方に向かう吸引力を生ぜ
しめる吸引装置と、押出しピンを内蔵する吸着パッドを
備え且つ前記第１の昇降台の上方位置から前記第２の昇
降台の上方位置に移動しうる吸着搬送装置を有し、上記
吸着搬送装置が、前記第１の昇降台に積載された打抜き
シートを吸着して前記第２の昇降台に向って移動する際
、前記吸引装置の上方位置において打抜きシート中の抜
屑部分のみについて吸着を解除し、これを打抜きシート
から分離してベルト上に落下させ、製品部分のみを、引
き続き吸着してこれを前記第２の昇降台上に搬送載置す
るようになっていることを特徴とする吸着吸引式打抜き
シート処理装置。