JP3363257B2 - プリント基板スタックのテープ除去装置 - Google Patents

プリント基板スタックのテープ除去装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプリント基板を
重ねるとともに、その最下に底板を重ね、またその最上
にアルミニウム板を重ねて側縁部を粘着テープで固定し
たプリント基板スタックのテープを自動的に剥して除去
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント基板には、実装される
電子部品の導線を挿入するための部品孔、またはその上
面および下面や各層の導体パターンを導通するためのス
ルーホールが形成されている。これらのスルーホール
は、通常はNCボール盤で穿孔されるが、これらスルー
ホールは1枚のプリント基板で数千から数万の数があ
る。このため、このスルーホールの穿孔の能率を向上さ
せるため、1〜8枚程度のプリント基板を重ね、これら
複数枚のプリント基板に同時にスルーホールを穿孔する
ことがなされている。
【0003】このような穿孔をするには、この重ねられ
た複数枚のプリント基板の最下にベークライト板等の底
板を重ね、ドリルの先端部がボール盤のベッドを傷付け
ないようにする。また、これら重ねられたプリント基板
の最上には、0.15〜0.2mm程度の厚さのアルミ
ニウム板を重ね、穿孔の際の放熱およびドリルの先端部
が穿孔を始める際にこのドリルの先端部が振れるのを防
止するように構成されている。そして、このように重ね
られたベークライト板、プリント基板およびアルミニウ
ム板のスタックの側縁部には粘着テープが貼り付けら
れ、これらを一体的に結束する。このように重ねられて
結束されたものを本明細書ではプリント基板スタックと
称し、このプリント基板スタック1の例を図1に示す。
この図1中、2はベークライト板、3はプリント基板、
4はアルミニウム板、5は粘着テープで、これら粘着テ
ープ5は、ベークライト板2およびアルミニウム板4の
側縁部の部分に貼り付けられ、これらを結束している。
なお、実際のものでは、このプリント基板スタック1の
両端部に位置決め孔が形成され、これら位置決め孔にピ
ンを挿入してベークライト板2、プリント基板3、アル
ミニウム板4の位置決めをなしているが、この図1では
省略している。
【0004】このようなプリント基板スタック1は、ス
ルーホールを穿孔された後に、上記の位置決め用のピン
を抜くとともに、上記の粘着テープ5を除去し、各プリ
ント基板3を分離した後、洗浄等の工程を経て、次の工
程、たとえば銅メッキ工程に送られる。
【0005】ところで、従来はこのような穿孔工程の終
了したプリント基板スタック1の粘着テープ5を剥して
除去する作業は手作業で行われていた。このため、作業
が非能率的であった。また、最近では、このプリント基
板の製造工程全体を可能な限り自動化する試みがなされ
ている。しかし、上記のような粘着テープの除去作業
は、剥したテープの形状が一定にならず、かつこの剥し
た粘着テープが粘着性を有しているため、この粘着テー
プの除去作業を自動化するのが困難で、手作業に頼らざ
るを得なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、上記のようなプリント基板ス
タックの粘着テープを自動的に除去し、かつ剥した粘着
テープの処理が容易かつ確実で、信頼性の高いプリント
基板スタックの粘着テープ除去装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、プリン
ト基板スタックの一方の側縁部の粘着テープを切断する
切断機構と、このアルミニウム板を他方の側縁部側に略
180°反転させる反転機構と、この反転させたアルミ
ニウム板を保持する保持機構と、この反転されたアルミ
ニウム板とプリント基板スタックをその板厚方向に相対
的に移動させ、この粘着テープの一端部が上記のアルミ
ニウム板に接着されたままの状態でこの粘着テープをプ
リント基板スタックの側面および下面から剥すテープ剥
し機構とを備えたものである。
【0008】
【作用】上記の切断機構によって一方の側縁部の粘着テ
ープを切断することにより、このアルミニウム板は他方
の側縁部の粘着テープのみを介してプリント基板スタッ
クに接続された状態となり、この粘着テープがヒンジの
ように作用してこのアルミニウム板は他方の側縁部側に
回動自在となる。そして、上記の反転機構によってこの
アルミニウム板が外側に略180°反転される。次に、
この反転されたアルミニウム板は保持機構によって保持
される。そして、たとえばこのプリント基板スタックが
上昇する等、テープ剥し機構によってこの反転されたア
ルミニウム板とプリント基板スタックとがその板厚方向
に相対的に移動される。これによって、この粘着テープ
はプリント基板スタックの側面および下面から剥され
る。この場合、この粘着テープはプリント基板スタック
の側面に対しては、略360°反転されながら剥され、
また下面に対しては、略90°反転されながら下面すな
わち粘着面に対して略直交するように剥される。したが
って、この粘着テープは容易に剥され、途中でこの粘着
テープが切断するようなことはない。また、この粘着テ
ープの一端部は、上記の反転されたアルミニウム板に粘
着されたままであるので、この剥した粘着テープをこの
切断されたアルミニウム板と一緒に処理および廃棄する
ことができ、その取扱が容易であるとともに、この剥さ
れた粘着テープが他の部材に付着したりすることもな
く、確実な作動をなすことができ、信頼性が高い。
【0009】
【実施例】以下、図を参照して本発明の一実施例を説明
する。この実施例の装置は、図1に示したようなプリン
ト基板スタック1の粘着テープ5を除去する装置であ
る。図2には、この装置の概略を示す。図中の11は、
プリント基板スタック1の供給機構であって、重ねられ
た複数のプリント基板スタック1を1個ずつ取り出し、
上面のローラコンベア上に載置するものである。この供
給機構11の搬送方向の下流側には、切断機構12、第
1の除去機構13、スタック反転機構14、第2の除去
機構15が順次配列されている。なお、これらの機構の
上面には連続したローラコンベアが設けられ、上記の供
給機構11から供給されたプリント基板スタック1は、
これらの機構上を順次搬送される。
【0010】また、これらの機構の下流側には、粘着テ
ープが除去されたプリント基板スタックを一枚ずつのプ
リント基板に分離する機構、これらプリント基板を洗浄
する機構等が設けられ、一連の工程を行うラインが構成
されている。
【0011】次に、図3を参照して前記の切断機構12
を詳述する。この切断機構12には、吸着持上げ機構2
1と、カッタ機構22とが設けられている。上記の吸着
持上げ機構21は、昇降部材23を備えており、この昇
降部材23は図示しないエアシリンダ等の機構によっ
て、上下に移動される。また、この昇降部材23の下面
には、吸着パッド24が下方に向けて突設されている。
そして、この吸着パッド24は図示しない負圧機構に接
続され、負圧が作用するように構成されている。そし
て、この昇降部材23が下降して吸着パッド24がプリ
ント基板スタック1の上面のアルミニウム板4の端部に
当接し、この吸着パッド24に負圧が作用してこのアル
ミニウム板4を吸着した後、この昇降部材23が上昇す
る。したがって、このアルミニウム板4の端部はこの吸
着パッド24によって持上げられ、その下のプリント基
板3との間に隙間が形成される。
【0012】また、上記のカッタ機構22は、押え部材
25とカッタ刃26とを備えている。上記の押え部材2
5は、その先端部が水平方向を指向し、楔状をなしてい
る。そして、この押え部材25は、上記の持上げられた
アルミニウム板4とその下のプリント基板3との間の隙
間に挿入された後に下方に移動し、このプリント基板ス
タック1を下方に押圧してこのプリント基板スタック1
を移動不能に保持する。また、上記のカッタ刃26は、
先端部が水平方向を指向しているとともに、楔状をな
し、またその側縁部には鋭利な刃部27が形成されてい
る。そして、このカッタ刃26は、上記の隙間内に挿入
された後に、一方の側縁部に向けて移動した後に、この
側縁部に沿って移動する。したがって、このカッタ刃2
6の移動により、一方の側縁部の粘着テープ5は、上記
のアルミニウム板4の縁部と、その下のプリント基板3
の縁部との間の部分で切断される。なお、上記の押え部
材25およびカッタ刃26を移動させる機構は、エアシ
リンダ等を組み合わせた通常の機構であり、その説明は
省略する。
【0013】このようにして一方の側縁部の粘着テープ
5が切断された後には、このアルミニウム板4は他方の
側縁部の粘着テープ5がヒンジのように作用し、この他
方の側縁部を中心として回動自在になる。
【0014】そして、上述のように一方の側縁部の粘着
テープ5が切断されたプリント基板スタック1は、次に
第1の除去機構13に搬送される。この第1の除去機構
13を図4ないし図7を参照して説明する。図4は、こ
の第1の除去機構13の図2の4−4矢視の正面図であ
る。この第1の除去機構13には、ストッパ31および
幅寄機構32を備え、搬送されてきたプリント基板スタ
ック1はこれらの機構によって所定の位置に位置決めさ
れる。そして、この第1の除去機構13にはサイドスト
ッパを兼用した保持機構33、アルミニウム板4を反転
させる反転機構34、およびこのアルミニウム板4と他
方の側縁部の粘着テープ5を剥がすテープ剥がし機構3
5が設けられている。
【0015】上記の保持機構33は、サイドストッパを
兼用する下クランプ部材36と、この下クランプ部材3
6の上面に当接する上クランプ部材37とを備えてい
る。この上クランプ部材37は、エアシリンダ38によ
って上下に移動されるように構成されている。
【0016】また、上記の反転機構34は、吸着持上機
構41と、係合反転機構42とを備えている。上記の吸
着持上機構41は、図5に示すように、エアシリンダ等
によって上下に移動される昇降部材44と、この昇降部
材44から下方に向けて突設された吸着パッド43を備
えており、この吸着パッド43には図示しない負圧機構
から負圧が作用されるように構成されている。そして、
この吸着持上機構41は、図5に示すように、吸着パッ
ド43が下降してプリント基板スタック1のアルミニウ
ム板4を吸着した後に上昇し、このアルミニウム板4を
持上げ、その下のプリント基板3との間に隙間を形成す
るように構成されている。
【0017】また、上記の係合反転機構42は、ロッド
レスシリンダ等のアクチュエータ48を備えており、こ
のアクチュエータ48は、搬送方向と直交する面内で斜
め下方を指向して固定側の部材に取り付けられている。
そして、このアクチュエータ48の可動部材49には、
移動部材50が取り付けられ、この移動部材50はこの
アクチュエータ48によって斜め方向に往復移動され
る。また、この移動部材50の先端部には、エアシリン
ダ51が設けられ、このエアシリンダ51は搬送方向を
指向して取り付けられている。そして、このエアシリン
ダ51のピストンロッドの先端部には、係合子52が取
り付けられている。
【0018】この係合反転機構42は、図5に示すよう
に、上記の移動部材50が斜めに下降した状態におい
て、この移動部材50に取り付けられているエアシリン
ダ51が前記の吸着持上機構41によって持上げられた
アルミニウム板4と、その下のプリント基板3との間の
間隙を指向するように調整されている。そして、その状
態から、このエアシリンダ51のピストンロッドが伸張
し、その先端部の係合子52がこのアルミニウム板4と
プリント基板3との間の隙間内に進入する。そして、次
に上記のアクチュエータ48によってこの移動部材50
が斜め上方に移動する。これによって、上記の係合子5
2により押し上げられてアルミニウム板4が上方に回動
する。なお、このアクチュエータ48は斜めに配置され
ているので、この係合子52が上昇するに従って、この
係合子52は側縁に向けて移動し、アルミニウム板4の
回動角度が益々大きくなり、回動角度が90°を越し、
重力によってこのアルミニウム板4が180°反転す
る。
【0019】この反転したアルミニウム板4は、前記の
保持機構33の下クランプ部材36に上に載置される。
次に、上記の上クランプ部材37が下降し、この反転さ
れたアルミニウム板4の縁部を図6に示すようにこの上
クランプ部材37と下クランプ部材36とで挟圧して保
持する。また、前記のテープ剥し機構35は、エアシリ
ンダ54とそのピストンロッドの先端部に設けられた押
上部材55とを有しており、このピストンロッドが伸張
して押上部材55が上昇し、図7に示すようにプリント
基板スタック1を押し上げる。これによって、このアル
ミニウム板4とプリント基板スタック1とは、その板厚
方向に相対的に移動し、このプリント基板スタック1の
側面および下面から粘着テープ5が剥がされる。この粘
着テープ5の剥離が終了すると、上記の上クランプ部材
37が上昇してアルミニウム板4の保持を解放し、この
アルミニウム板4は粘着テープ5を付着したまま重力に
よってこの第1の除去機構の側面に沿って落下し、下方
に配置されている収容容器内に落下する。この場合、こ
のアルミニウム板4はその形状が大きいので、落下の途
中にこの装置の側面等に衝突する場合がある。このよう
な不具合を防止するために、この第1の除去機構13の
側面にエアノズル56が設けられ、このエアノズル56
から高圧空気を噴出し、その圧力で落下するアルミニウ
ム板4をこの装置の側面から離し、所定の位置に正確に
落下するように制御する。
【0020】この粘着テープ5がこのプリント基板スタ
ック1の側面から剥がされる際には、この粘着テープ5
は180°反転しながら順次剥がされるので、この剥離
の際の抵抗が極めて小さい。また、この粘着テープ5が
このプリント基板スタック1の下面、すなわちベークラ
イト板等の底板2の下面から剥がされる際にも、この粘
着テープ5は約90°反転されながらこの下面とは垂直
の方向に順次剥がされてゆくので、その剥離の際の抵抗
が小さい。よって、この粘着テープ5が剥がされる際の
剥離抵抗は小さく、この剥離の途中でこの粘着テープ5
が切断するようなことはない。また、この剥がされた粘
着テープ5は、アルミニウム板4に接着されたままであ
り、他の部分に付着することがない。また、粘着テープ
5は、可撓性があり、また剥離された後は変形している
が、このアルミニウム板4は剛体の部材であり、取扱が
容易である。したがって、上記のように、この粘着テー
プ5が剥離した後でも、この剥離した粘着テープ5を上
クランプ部材37と下クランプ部材36とで保持してお
くことが可能であり、また上記のように上クランプ部材
37を上昇させるだけで、このアルミニウム板4と粘着
テープ5とが他の部材に付着することなく確実に解放さ
れる。
【0021】そして、このアルミニウム板4と他方の側
縁部の粘着テープ5が除去されたプリント基板スタック
1は、次にスタック反転機構14に送られ、このプリン
ト基板スタック1は、その上下の面が逆になるように反
転される。このスタック反転機構14は図8に示すよう
に構成されている。すなわち、図中の61はクランプ機
構であって、このクランプ機構61はエアシリンダ62
によって開閉され、搬送されてきたプリント基板スタッ
ク1の前端部および後端部の中央部を把持するように構
成されている。また、これらのクランプ機構61は、柱
部材63の上端部に搬送方向に沿った方向の軸線を中心
として回転自在に支承され、回転機構65によって回転
駆動される。この柱部材63およびクランプ機構61
は、このプリント基板スタック1を搬送するローラコン
ベアのローラ60の間からは柱部材63が突没するよう
に構成されている。この柱部材63の下端部は、昇降台
66に搬送方向に摺動自在に案内され、またエアシリン
ダ67によってこの搬送方向に往復移動される。また、
この昇降台66は、エアシリンダ68によって昇降され
るように構成されている。
【0022】このようなスタック反転機構14は、プリ
ント基板スタック1が搬送されてくる際には、昇降台6
8が下降し、クランプ機構61はローラコンベアより下
方に位置している。そして、このプリント基板スタック
1が所定の位置に停止すると、上記の昇降台66が上昇
して上記のクランプ機構61が上昇するとともに、柱部
材63が互いに近接する方向に移動され、これらのクラ
ンプ機構がプリント基板スタック1の前端部および後端
部の中央部を把持する。次に、この昇降第66がさらに
上昇してこの把持されたプリント基板スタック1をロー
ラコンベアの上方に移動させ、この後に前記の回転機構
65によってクランプ機構61が180°回転され、こ
のプリント基板スタック1が反転し、その上面と下面が
逆になり、ベークライト板2が上面に位置する。そし
て、この反転されたプリント基板スタック1はローラコ
ンベア上まで下降され、クランプ機構61が解放され
る。
【0023】このようにして反転されたプリント基板ス
タック1は、次に第2の除去機構15に搬送される。こ
の第2の除去機構15は、前述した第1の除去機構13
と同様の構成をなしている。そして、図9に示すよう
に、その上面のベークライト板2が吸着パッド43aで
吸着されて持上げられ、係合反転機構42の係合子52
が係合し、このベークライト板2を180°反転させ
る。そして、この反転したベークライト板2は、前記の
第1の除去機構と同様に保持機構のクランプ部材で挟圧
保持され、テープ剥し機構によってこのプリント基板ス
タック1が押上られて粘着テープ5がこのベークライト
板2に接着されたまま剥がされる。
【0024】なお、本発明は上記の実施例には限定され
ない。たとえば、一方の側縁部の粘着テープを切断する
切断機構は、必ずしも上記のものには限定されない。た
とえば、アルミニウム板の側縁の角部を面取りするよう
に削ることにより、この部分で粘着テープを切断しても
よい。
【0025】また、プリント基板スタックは水平の状態
で搬送されるものには限定されず、このプリント基板ス
タックを略鉛直に立てた状態で搬送するように構成して
も良い。
【0026】
【発明の効果】上述の如く本発明は、切断機構によって
一方の側縁部の粘着テープを切断し、アルミニウム板を
他方の側縁部がわに略180°反転させ、テープ剥し機
構によってこの反転されたアルミニウム板とプリント基
板スタックとがその板厚方向に相対的に移動し、この粘
着テープをプリント基板スタックの側面および下面から
剥すものである。したがって、この粘着テープはプリン
ト基板スタックの側面に対しては、略360°反転され
ながら剥され、また下面に対しては、略90°反転され
ながら下面すなわち粘着面に対して略直交するように剥
される。したがって、この粘着テープは容易に剥され、
途中でこの粘着テープが切断するようなことはない。ま
た、この粘着テープの一端部は、上記の反転されたアル
ミニウム板に接着されたままであるので、この剥した粘
着テープをこの切断されたアルミニウム板と一緒に処理
および廃棄することができ、その取扱が容易であるとと
もに、この剥された粘着テープが他の部材に付着したり
することもなく、確実な作動をなすことができ、信頼性
が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント基板スタックの斜視図
【図2】装置全体の概略図
【図3】切断機構の一部の斜視図
【図4】図2の4−4矢視図
【図5】反転機構の斜視図
【図6】粘着テープの除去作動を説明する図
【図7】粘着テープの除去作動を説明する図
【図8】スタック反転機構の側面図
【図9】反転機構の斜視図
【符号の説明】
1…プリント基板スタック 4…アルミニウム板 5…粘着テープ 12…切断機構 13…第1の除去機構 14…スタック反転機構 15…第2の除去機構 26…カッタ刃 33…保持機構 34…反転機構 41…吸着持上げ機構 42…係合反転機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 41/00 H05K 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリント基板を重ね合わせるとと
    もに、その最下に底板を重ね、また最上にアルミニウム
    板を重ね、これらの両側縁部に粘着テープを貼り付けて
    結束したプリント基板スタックの上記粘着テープを除去
    する装置であって、 このプリント基板スタックの一方の側縁部の上記粘着テ
    ープを切断する切断機構と、このアルミニウム板を他方
    の側方に反転させる反転機構と、この反転されたアルミ
    ニウム板を保持する保持機構と、この反転されたアルミ
    ニウム板とプリント基板スタックとをその板厚方向に相
    対的に移動させ、上記の粘着テープをその一端部が反転
    されたアルミニウム板に接着したままの状態で上記のプ
    リント基板スタックの側面および下面から剥して除去す
    るテープ剥し機構とを具備したことを特徴とするプリン
    ト基板スタックのテープ除去装置。
  2. 【請求項2】 前記の切断機構は、前記のアルミニウム
    板とその下のプリント基板との間にカッタ刃を挿入して
    粘着テープを切断するものであることを特徴とする請求
    項1のプリント基板スタックのテープ除去装置。
  3. 【請求項3】 前記の切断機構は、前記のアルミニウム
    板の端部を吸着して持上げ、このアルミニウム板とその
    下のプリント基板との間に隙間を形成する吸着持上げ機
    構を備えていることを特徴とする請求項2のプリント基
    板スタックのテープ除去装置。
  4. 【請求項4】 前記のプリント基板スタックは水平方向
    に配置され、また前記の保持機構は固定側の部材に取り
    付けられており、また前記のテープ剥し機構は前記の切
    断されて反転されたアルミニウム板が上記の保持機構に
    保持された状態で上記のプリント基板スタックを上昇さ
    せるものであることを特徴とする請求項1のプリント基
    板スタックのテープ除去装置。
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