JP2625083B2 - 穿孔装置 - Google Patents
穿孔装置Info
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Description
駆動機構に連結されX・Y軸方向に移動可能とするワー
クホルダーをX軸・Y軸に移動させてパンチとダイスと
を正対して複数個以上有する穿孔ユニットでワークホル
ダーで挟持されたワークの所定箇所を穿孔する穿孔装
置、更に詳しくはその穿孔装置にワークを供給し、穿孔
後のワークを回収するワークの供給・回収機構に関する
ものである。
連結されX・Y軸方向に移動可能とするワークホルダー
をX軸・Y軸に移動させてパンチとダイスとを正対して
複数個以上有する穿孔ユニットでワークホルダーで挟持
されたワークの所定箇所を穿孔する穿孔装置として、実
開平3−1797号公報に開示する技術が既に知られて
いる。この先行技術は、配線基板等のワークを多段状に
収納するマガジンを作業テーブル面に対して昇降可能に
機体内に収納し、該マガジンに収容したワークを、作業
テーブル面の上をX軸駆動機構、Y軸駆動機構で移動す
るワークホルダーで挟持してマガジンから引き出し、次
いで、作業テーブル上で穿孔作業を行った後、再度元の
マガジン内に差し込んで収容し、以後、マガジン内に多
段状に収容されたワークを上段から下段へ向けて一枚ず
つ順番に取り出し、加工・収容を繰り返すようになって
いる。
にあっては、ワークホルダーでワークを一枚ずつ挟持し
て取り出し・収容するものであるから、上下のワーク間
にワークホルダーの差し込み空間を確保しなければなら
ず、マガジンの大きさの割りにはワークの収容枚数が少
なく、機体内スペースに限りがあることも原因として収
容されるワーク枚数がより少なくなり、多くのワークを
穿孔できない穿孔効率上の問題がある。
で、その技術的課題は、X軸駆動機構及びY軸駆動機構
に連結されてX・Y軸方向に移動可能とするワークホル
ダーをX軸・Y軸に移動させてパンチとダイスとを正対
して複数個以上有する穿孔ユニットでワークホルダーで
挟持されるワークの所定箇所を穿孔する穿孔装置におい
て、作業テーブル上の広い遊び空間にワークを供給し回
収する手段を備えることである。他の技術的課題は、ワ
ークの多数枚供給を防止してパンチの損傷を未然に防止
することである。更に他の技術的課題は、任意枚数をも
って収容された任意厚のワークを一枚ずつ供給して確実
に穿孔することである。
に講じた技術的手段は、請求項1は、X軸駆動機構及び
Y軸駆動機構に連結されX・Y軸方向に移動可能とする
ワークホルダーをX軸・Y軸方向に移動させてパンチと
ダイスとを正対して複数個以上有する穿孔ユニットでワ
ークワルダーで挟持されたワークの所定箇所を穿孔する
穿孔装置であって、待機状態のワークホルダー前方の作
業テーブルの鉛直線上に配設され、サーボモータを駆動
源とし上下制御動可能とする吸着解除可能なバキューム
パッドと、その作業テーブルとバキュームパッドとの高
さ間に配備され、バキュームパッド直下にワークの供給
マガジンを前進させバキュームパッドでのワーク吸着後
に同供給マガジンを後退させる供給マガジン送り機構
と、その供給マガジン送り機構の下位レベルにその供給
マガジン送り機構と平行に配備され穿孔後のワークを吸
着して上昇するバキュームパッド直下に回収マガジンを
前進させてワークを受取った後、後退させる回収マガジ
ン送り機構とを備えていることを要旨とする。請求項2
は、請求項1のサーボモータは、バキュームパッドが供
給マガジンから所定量上昇した状態でバキュームパッド
を上下に揺動するものであることを要旨とする。請求項
3は、請求項1または2記載のワークの複数枚吸着検出
手段を備え、該吸着検出手段が、サーボモータに連絡す
るバキュームパッドを備えた支持体に設けられ、作業テ
ーブルへのワーク載置時の同バキュームパッドのバッフ
ァによる後退所定途中からワークに当接して上昇する作
動子の上昇量を回転量に変換するダイヤルゲージで構成
され、該ダイヤルゲージの所定以上の回転量で複数枚ワ
ークの吸着を検出し、その所定以上回転検出で各機構を
停止するように制御されるものであることを要旨とす
る。請求項4は、請求項3記載のバキュームパッドは、
上記支持体に設けられたガイド部と、先端に吸着用パッ
ド部を後端にバキュームホースを各々備え上記ガイド筒
に遊嵌挿された上下移動可能な金属製の吸気筒と、支持
体にバキュームホース始端に相対して設けられワーク吸
着時のバッファによって後退するその吸気筒を検出する
近接スイッチとを備え、該バキュームパッドは、近接ス
イッチの検出で下降動を停止するように制御されるもの
であることを要旨とする。
る。 (請求項1)供給マガジン送り機構で前進されてバキュ
ームパッド直下に位置する供給マガジンに向けてバキュ
ームパッドが下降して同供給マガジンに多段状に積層さ
れたワークを吸着する。吸着後バキュームパッドは上昇
し、供給マガジンは供給マガジン送り機構で後退され
る。そして、ワークを吸着したバキュームパッドは、再
び下降し作業テーブルに至った時点で吸着を解除する。
そのワークをワークホルダーが挟持してX軸駆動機構及
びY軸駆動機構で駆動させて穿孔ユニットで所定の穿孔
を施した後、再びワークをバキュームパッドで吸着して
上昇して吸着を解除して回収マガジン送り機構で前進さ
れる回収マガジンにワークを落下させる。 (請求項2)供給マガジンからワークを吸着して所定量
上昇するとバキュームパッドがサーボモータの制御で上
下に揺動して吸着されたワークに落下力を付与し、面相
互の密着性の影響で複数枚持ち上げられたワークを吸着
されたワークのみを残して供給マガジンに落下させる。 (請求項3)作業テーブルのワーク載置時のバッファに
よるバキュームパッドの後退所定途中からワークに当接
して上昇する作動子の回転量によってワーク厚を検出す
る。その回転量が所定以上の場合に2枚以上検出として
認識し、制御部を介して各機構の駆動を停止する。詳細
には吸気筒のバッファが例えば5mm程度あり、バッフ
ァが3mm程度進行した時点で初めてワークの上面に作
動子が接触するようにその突出量を設定しておく。これ
により例えば1mm厚のワークでは、ワーク厚を含む2m
m分作動子が上昇することになる。しかし、ワークが複
数枚吸着されている場合にはバッファによる後退を開始
していち早く作動子が最上層のワークとの接触を開始し
て3mm以上上昇し、その上昇量が回転量に変換される
ことになる。このように所定以上の回転量に変換された
場合に2枚以上検出として認識する。 (請求項4)供給マガジン内のワークの吸着時のバッフ
ァで後退する吸気筒を近接スイッチが検出すると、バキ
ュームパッドの下降が停止される。
の利点がある。 (請求項1)作業テーブル上の遊んでいる広い空間を利
用して相互間に隙間なく供給マガジンに多段状に積層さ
れているワークを一枚ずつ吸着して穿孔し回収マガジン
に回収することができる。従って、先行技術のように限
られたスペースの機体内においてワークホルダーの差し
入れ空間をワーク間に確保した状態でワークを多段状に
収容したもののように穿孔対象となるワークの積層枚数
に制限を受けることなく、多量のワークを穿孔でき、穿
孔効率の大幅なアップを図ることが可能である。 (請求項2)請求項1に加えて、仮に密着性のために2
枚以上のワークを吸着することがあっても上下の揺動に
よって落下力を付与して吸着されたワーク以外のワーク
をその密着力に抗して落下させることが可能であるか
ら、2枚以上のワークの供給を防止できる。 (請求項3)請求項2に加えて、作業テーブルのワーク
載置状態で2枚以上のワークの吸着を検出するセンサー
手段を備えているものであるから、請求項2の上下揺動
によって落下せずに2枚以上のワークが誤って供給され
てきても検出して、各機構を停止し、パンチの損傷、破
壊を未然に防止することができる。 (請求項4)請求項1、2、3に加えて、バキュームパ
ッドの停止位置であるワークの吸着位置でのワーク当接
によるバッファで後退する金属製の吸気筒を近接スイッ
チが検出してバキュームパッドの停止位置を制御するよ
うになっているから、仮に供給マガジンへの積層対象と
なっているワークの厚みやその積層枚数が変化すること
があってもワークを空吸着したり、破壊することなく、
一枚ずつ確実に吸着することができる。しかも市販され
ているバキュームパッドに近接スイッチを設けた単純な
構造で済むため、装置の低廉化に寄与することができ
る。
する。図1乃至図15は本実施例穿孔装置を示してい
る。
軸駆動機構bに連結されてX・Y軸方向に移動可能とす
るワークホルダーcを備え、該ワークホルダーcをX軸
方向・Y軸方向に移動させてパンチ(図示せず)とダイ
ス(図示せず)とを正対して複数個以上有する穿孔ユニ
ットdでそのワークホルダーcで挟持されるワーク100
の所定箇所を穿孔するように制御された周知の構造(実
開平3−1797号公報)のものであり、前記穿孔ユニ
ットdに隣設する作業テーブル200 上にワーク100 を供
給する供給部及びワークの回収部を備えている。
態のワークホルダーc前方の作業テーブル200 の鉛直線
上に配設した上下制御動可能とする吸着解除可能なバキ
ュームパッドeと、その作業テーブル200 とそのバキュ
ームパッドeとの高さ間に配備されワーク100 を多段状
に収容する供給マガジンf1を前進・後退させる供給マ
ガジン送り機構f、供給マガジン送り機構fの下位レベ
ルにその供給マガジン送り機構fと平行に配備されワー
ク100 を回収する回収マガジンg1を前進・後退させる
回収マガジン送り機構g、作業テーブル200 上に載置さ
れるワーク100厚を検出する複数枚吸着検出手段h等か
ら構成されている。
1を駆動源として前後動可能に構成されており、水平状
の載せ台300 にパルスモータ1と従動ローラ2とを設
け、該パルスモータ1と従動ローラ2とに亘って巻装さ
れたベルト体3に設けた移動体4に取付けローラ2とに
亘ってベルト体3を巻装し、該ベルト体3に移動体4を
取り付け、該移動体4に載置した供給マガジンf1を、
バキュームパッドeの直下まで上記載せ台300 に取り付
けたレールf1’上を水平状に前進させ、且つそのバキ
ュームパッドeの直下から後退させる機能がある。
を開放してなり、バキュームパッドeに対応する位置及
び底中央に孔(図示せず)を開孔した箱型状に形成さ
れ、穿孔対象となる薄肉なワーク100 を多段状に積層し
ている。
ジン送り機構fと同様にパルスモータ1を駆動源として
同供給マガジン送り機構fと同様な構造で平行に前後動
可能に構成され、バキュームパッドeの直下まで前進さ
せ、且つそのバキュームパッドeの直下から後退させる
機能がある。
ュームパッドeが上死点から下降を開始する直前にバキ
ュームパッドeの下降経路上に供給マガジンf1を前進
させ、バキュームパッドeで供給マガジンf1内に積層
されているワーク100 を吸着した後、所定の後退位置ま
でその供給マガジンf1を後退させる所定の作動タイミ
ングしてある。
は、前記する穿孔ユニットdで所定の穿孔が行われてワ
ークホルダーcの挟持が解除された作業テーブル200 上
のワーク100 を吸着して上昇するバキュームパッドe直
下に回収マガジンg1を前進させ、同バキュームパッド
eが吸着を解除してワーク100 を受取った後、回収マガ
ジンg1を後退させる所定の作動タイミングになってい
る。
ボモータ6として上下制御動可能に構成されており、サ
ーボモータ6と従動ローラ7とに亘って巻装された縦長
なベルト体8に設けた上下往復動子9をレール9’で上
下動可能に案内し、該上下往復動子9に連結された支持
腕5下端部に取り付けられている平面視正方形状の水平
状の支持体10回りに適宜間隔をおいて多数個垂設され
ている。
着・吸着解除は、供給マガジン送り機構fで前進した
供給マガジンf1内の多段状に積層されたワーク100 に
当接するまで上死点から下降し、ワーク100 を吸着す
る。その位置から若干上昇し、その位置で上下方向に
複数回揺動する。供給マガジン送り機構fの機能で供
給マガジンf1が後退した後、ワーク100 をワークホル
ダーc前方の作業テーブル200 上に載置する下死点まで
下降させ、吸着を解除する。上昇して待機する。下
死点まで下降して穿孔ユニットdで所定の穿孔が行われ
てワークホルダーcの挟持が解かれたワーク100 を吸着
する。回収マガジン送り機構gの機能で前進された回
収マガジンg1上まで上昇し、吸着を解除する。上死
点まで上昇し、待機する。という一連の動作順序が、供
給マガジン送り機構f、回収マガジン送り機構gの作動
タイミングと連係してコンピューター制御されている。
記する支持体10の周縁部に適宜間隔をおいてガイド部
11が貫通状にナット11a止めされ、先端に吸着用パ
ッド部12aを後端に真空ポンプ(図示せず)に連絡す
るバキュームホース12bを各々備えた金属製の吸気筒
12を、上記ガイド部11に上下移動可能に遊嵌挿する
と共に同ガイド部11内との間に介在するバネ15で下
方向に付勢してワーク100 等に当接すると上方向にバッ
ファによって後退するようにし、更に上記支持体10
に、バキュームホース12b始端に相対して近接スイッ
チ13を備えてなり、先端の吸着用パッド部12aが供
給マガジンf1内のワーク100 に当接してバッファによ
って後退するその吸気筒12を上記近接スイッチ13が
検出して、下降動の停止信号をコンピューターの制御部
400 に出力するように構成してなり、これによりこのバ
キュームパッドeは、供給マガジンf1内のワーク100
を吸着する時の下降動量がワーク100 の厚みやその積層
枚数に即応することになり、ワーク100 を空吸着した
り、ワーク100 を破壊することなく、一枚ずつ確実に吸
着することができるようになる。詳細には、本実施例で
は図7に示すように吸気筒12にバキュームホース12
bを取り付けるための継手部12cに設けた一回り径が
大きい金属製鍔部12dが上記バッファによる後退によ
って近接スイッチ13で検出されるようになっている。
の中央部に備えられたダイヤルゲージ14であり、作動
子14aを支持体10から貫通状に下方に突出してな
り、下死点まで下降して吸気筒12のバッファによる後
退途中からワーク100 に当接するように突出量を設定し
てなり、バッファによる吸気筒12の後退終了までワー
ク100 で押動されて上昇する作動子14aの上昇量を回
転量に変換して、所定以上の回転量検出で、複数枚ワー
ク100 の吸着を検出するようになっている。詳細には、
吸気筒12の前記バッファによる後退量が5mm程度に
設定してあり、同バッファによる後退が3mm程度進行
した時点で初めてワーク100 の上面に作動子14aが接
触するようにその作動子14aの突出量が設定されてお
り、そのため例えば1mm厚のワーク100 では、ワーク厚
を含む2mm分作動子14aが上昇することになる(図
10(b)の実線)。しかし、ワーク100 が複数枚吸着
されている場合にはバッファによる後退を開始して上記
よりも早く作動子14aが最上層のワーク100 に接触を
開始して3mm以上上昇し、その上昇量が回転量に変換
されることになる(図10(b)の二点鎖線)。この時
にワーク100 複数枚吸着として検出し、これを電気的に
変換して前記するコンピューターの制御部400 に出力し
て各機構a、b、e、f、g及びサーボモータ6等の作
動をストップするようにしてある。
ングは、表面同士の密着性のために2枚以上のワーク
100 が吸着されることがある場合の回避するためのもの
であり、上下の揺動によって落下力を付与して吸着され
たワーク100 以外のワーク100 をその表面同士の密着力
に抗して落下させる働きがあり、コンピュータでサーボ
モータ6を制御している。
に連絡するノズル部であり、前記するバキュームパッド
eがワーク100 を吸着して上昇する過程で両サイドから
そのワーク100 にエアーブローするタイミングにコンピ
ュータ制御されている。このエアーブローは、表面同士
の密着性のために吸着された余分なワーク100をバキュ
ームパッドeを上下揺動させる以前に落下させるように
するものである。 一緒に吸着された2枚目以降のワー
ク100 は、密着性で吸着されるといってもバキュームパ
ッドeで吸着された一枚目のワーク100 に対して周縁部
分が、自らの可撓性や自重のために垂れ下がり状態で吸
着される。その垂れ下がり部分にエアーブロー圧を作用
させて2枚目以降のワーク100 を一枚目のワーク100 か
ら剥がすように落下させる働きがある。
制御される図14、図15に示すプログラムフローチャ
ートに基づいて説明する。本実施例穿孔装置Aを作動さ
せると、まず、供給マガジン送り機構fが作動してワー
ク100 を多段状に積層した供給マガジンf1をバキュー
ムパッドe直下まで前進させる(ステップ1)(図
4)。その状態からバキュームパッドeが供給マガジン
f1内のワーク100 を吸着するように下降を開始する
(ステップ2)。供給マガジンf1内のワーク100 に吸
着用パッド部12aが接触する吸着時にバッファで後退
する吸気筒12の前記する金属製鍔部12dを近接スイ
ッチ13が検出して停止信号をコンピューターの制御部
400 に出力してサーボモータ6の駆動が停止してバキュ
ームパッドeの下降を停止する(ステップ3)(図5、
図7(b))。続いてバキュームパッドeを上昇させる
(ステップ4)。その上昇過程で吸着されたワーク100
に前記ノズルiからエアーブローして吸着されたワーク
100 と一緒に密着力で上昇するワーク100 に一次落下力
を付与する(ステップ5)。バキュームパッドeが所定
量上昇した時点(ステップ6)でエアーブローは停止し
(ステップ7)、その時点でバキュームパッドeは上下
方向に揺動する。これにより吸着されたワーク100 と一
緒に密着力で上昇する他のワーク100 に二次落下力を付
与する(ステップ8)(図8)。ついで、供給マガジン
f1は、供給マガジン送り機構fの機能で所定位置まで
後退し(ステップ9)、バキュームパッドeは、下降を
開始して前記と同様に作業テーブル200 に吸着されたワ
ーク100 を介して間接的に当接する時にバッファで後退
する吸気筒12の金属製鍔部12dを近接スイッチ13
が検出して停止信号をコンピューターの制御部400に出
力してサーボモータ6の駆動を停止させバキュームパッ
ドeの下降を停止する(ステップ10、ステップ11)
(図9、図7(b))。この時、作動子14aが作業テ
ーブル200 に載置されるワーク100 で上方に上動され
る。詳細には吸気筒12のバッファによる後退途中で作
業テーブル200 に接触するように突出量が設定された作
動子14aは、上昇して回転量に変換される。そして、
前述のように所定量以外の回転量が変換された場合には
複数吸着として電気的にコンピューターの制御部400 に
出力して(ステップ13)(図10(b))、各機構の
作動を停止する(ステップ14)。一方、上記するワー
クの複数枚吸着検出手段hがワーク複数枚を検出しない
場合には、作業テーブル200 上で吸着を解除した後、バ
キュームパッドeは上昇して待機し(ステップ15)
(図11)、またワーク100 はX軸駆動機構b及びY軸
駆動機構aに連結されたワークホルダーcで挟持されて
穿孔ユニットdで所定箇所に穿孔した後、バキュームパ
ッドeの真下である当初の載置位置まで送られ、ワーク
ホルダーcの挟持は解除される(ステップ16)。この
ワーク100 を近接スイッチ13で検出される下死点まで
再下降するバキュームパッドeで吸着した後(ステップ
17)(図12)、バキュームパッドeを回収マガジン
送り機構gで前進される回収マガジンg1上まで上昇さ
せる(ステップ18)。そして、回収マガジンンg1を
バキュームパッドeの真下に前進させる(ステップ1
9)(図13)。バキュームパッドeの吸着を解除して
回収マガジンg1にワーク100 を落下させ(ステップ2
0)、バキュームパッドeはその後上死点まで復帰し
(ステップ21)、回収マガジンg1は後退する(ステ
ップ22)。この一連の動きを1サイクルとして繰り返
す。
ユニットdに隣設する作業テーブル200 上の広い遊び空
間を利用してワーク100 の供給部及び回収部を備えてい
るため、限られたスペースの機体内においてワークホル
ダーの差し入れ空間をワーク間に確保した状態でワーク
を多段状に収容した先行例のように穿孔対象となるワー
ク100 の積層枚数に制限を受けることなく、多量のワー
ク100 を穿孔できる。そして仮に表面同士の密着性のた
めに2枚以上のワーク100 を吸着することがあってもエ
アーブロー及びバキュームパッドeの上下の揺動によっ
て落下力を付与して密着性のために一緒に持ち上げられ
るワーク100 をその密着力に抗して落下させることがで
きる。エアーブロー、上下揺動によって落下せずに2枚
以上のワーク100 が誤って供給されてきても複数枚ワー
クを検出して各機構、サーボモータ等を停止し、パンチ
の損傷、破壊を未然に防止することができる。バキュー
ムパッドeの停止位置であるワーク100 吸着時のバッフ
ァで後退する金属製の吸気筒12を近接スイッチ13が
検出してバキュームパッドeの停止位置を制御するよう
になっているから、仮に供給マガジンf1への積層対象
となっているワーク100 の厚みやその積層枚数が変化す
ることがあってもワーク100 を空吸着したり、同ワーク
100 を破壊することなく、一枚ずつ確実に吸着すること
ができる。等の種々の利点を達成できる。
側面図。
して示し、(a)は、ワークに接触した時の状態を示
す。(b)は、バッファによって吸気筒が上方向に後退
する状態を示す。
す側面図。
面図。
図で一部切欠して示し、(a)はワークを検出する前の
状態を示す。(b)は、ワークの複数枚吸着を検出して
いる状態を示す。
状態を示す側面図。
図。
下させる状態を示す側面図。
吸着検出手段 10:支持体 14a:作動子 14:ダイヤルゲージ 11:ガイド部 12b:バキュームホース 12a:吸着用パッド
部 12:吸気筒 13:近接スイッチ 100 :ワーク 12d:金属製鍔部 400 :制御部
Claims (4)
- 【請求項1】X軸駆動機構及びY軸駆動機構に連結され
てX・Y軸方向に移動可能とするワークホルダーをX軸
・Y軸方向に移動させてパンチとダイスとを正対して複
数個以上有する穿孔ユニットでワークホルダーで挟持さ
れるワークの所定箇所を穿孔する穿孔装置であって、待
機状態のワークホルダー前方の作業テーブルの鉛直線上
に配設され、サーボモータを駆動源とし上下制御動可能
とする吸着解除可能なバキュームパッドと、その作業テ
ーブルとバキュームパッドとの高さ間に配備され、バキ
ュームパッド直下にワークの供給マガジンを前進させバ
キュームパッドでのワーク吸着後に同供給マガジンを後
退させる供給マガジン送り機構と、その供給マガジン送
り機構の下位レベルにその供給マガジン送り機構と平行
に配備され、穿孔後のワークを吸着して上昇するバキュ
ームパッド直下に回収マガジンを前進させてワークを受
取った後、後退させる回収マガジン送り機構とを備えて
いることを特徴とする穿孔装置。 - 【請求項2】上記サーボモータは、バキュームパッドが
供給マガジンから所定量上昇した状態でバキュームパッ
ドを上下に揺動するように制御されたものであることを
特徴とする請求項1記載の穿孔装置。 - 【請求項3】ワークの複数枚吸着検出手段を備え、該吸
着検出手段が、サーボモータに連絡するバキュームパッ
ドを備えた支持体に設けられ、作業テーブルへのワーク
載置時の同バキュームパッドのバッファによる後退所定
途中からワークに当接して上昇する作動子の上昇量を回
転量に変換するダイヤルゲージで構成され、該ダイヤル
ゲージの所定以上の回転量で複数枚ワークの吸着を検出
し、その所定以上回転検出で各機構を停止するように制
御されるものであることを特徴とする請求項1または2
記載の穿孔装置。 - 【請求項4】上記バキュームパッドは、上記支持体に設
けられたガイド部と、先端に吸着用パッド部を後端にバ
キュームホースを各々備え上記ガイド筒に遊嵌挿された
上下移動可能な金属製の吸気筒と、支持体にバキューム
ホース始端に相対して設けられワーク吸着時のバッファ
で後退するその吸気筒を検出する近接スイッチとを備
え、該バキュームパッドは、近接スイッチの検出で下降
動を停止するように制御されるものであることを特徴と
する請求項3記載の穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22177694A JP2625083B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 穿孔装置 |
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JP22177694A JP2625083B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 穿孔装置 |
Publications (2)
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JPH0885098A JPH0885098A (ja) | 1996-04-02 |
JP2625083B2 true JP2625083B2 (ja) | 1997-06-25 |
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JP22177694A Expired - Fee Related JP2625083B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 穿孔装置 |
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KR100674077B1 (ko) * | 2004-06-01 | 2007-01-25 | 베아크 가부시끼가이샤 | 천공 장치 |
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1994
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