JPS63158621A - 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 - Google Patents
自動変速機用可倒式シフトレバ−装置Info
- Publication number
- JPS63158621A JPS63158621A JP30711386A JP30711386A JPS63158621A JP S63158621 A JPS63158621 A JP S63158621A JP 30711386 A JP30711386 A JP 30711386A JP 30711386 A JP30711386 A JP 30711386A JP S63158621 A JPS63158621 A JP S63158621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift lever
- seat
- guide groove
- lever
- shift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 16
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims abstract description 31
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 230000000414 obstructive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、自動変速機用可倒式シフトレバー装置に関し
、更に詳しくは、自動車等のフロアシフト方式のシフト
レバ−を所定位置にて折り曲げ可能に構成した自動変速
機用可倒式シフトレバー装置に係るものである。
、更に詳しくは、自動車等のフロアシフト方式のシフト
レバ−を所定位置にて折り曲げ可能に構成した自動変速
機用可倒式シフトレバー装置に係るものである。
近年、自動車等においては、自動変速機のシフトレバ−
を運転席と助手席との間の車両フロア上に配設した所謂
フロアシフト方式のシフトレバ−が普及している。そし
て、車室内の車両フロアから直立したシフトレバ−によ
って、リモートコントロールリンク系(コントロールケ
ーブル等)ヲ介して自動変速機の変速段を切り換え操作
している。 このフロアシフト方式のシフトレバ−を備えた自動車等
においては、駐車スペースが狭い所や交通量の激しい所
では運転者が助手席側から乗り降りすることが多い、そ
の場合、運転席から助手席側に移るとき、又は助手席か
ら運転席側に移るときに車両フロアから直立しているシ
フトレバ−が突起物として邪魔になり、容易に乗り移る
ことが出来ない。 そこで、従来から車両フロアに設けたシフトレバ−を上
下2分割し、両者をピンにて結合してシフトレバ−を折
り曲げ可能とすることにより、上記座席の乗り移り動作
を容易にした自動変速機用可倒式シフトレバー装置(例
えば、実公昭56−32887号公報)が提案されてい
る。
を運転席と助手席との間の車両フロア上に配設した所謂
フロアシフト方式のシフトレバ−が普及している。そし
て、車室内の車両フロアから直立したシフトレバ−によ
って、リモートコントロールリンク系(コントロールケ
ーブル等)ヲ介して自動変速機の変速段を切り換え操作
している。 このフロアシフト方式のシフトレバ−を備えた自動車等
においては、駐車スペースが狭い所や交通量の激しい所
では運転者が助手席側から乗り降りすることが多い、そ
の場合、運転席から助手席側に移るとき、又は助手席か
ら運転席側に移るときに車両フロアから直立しているシ
フトレバ−が突起物として邪魔になり、容易に乗り移る
ことが出来ない。 そこで、従来から車両フロアに設けたシフトレバ−を上
下2分割し、両者をピンにて結合してシフトレバ−を折
り曲げ可能とすることにより、上記座席の乗り移り動作
を容易にした自動変速機用可倒式シフトレバー装置(例
えば、実公昭56−32887号公報)が提案されてい
る。
しかしながら、上記した従来の自動変速機用可倒式シフ
トレバー装置においては、座席の移動に際してシフトレ
バ−を変速操作方向(車両前後方向)に折り曲げて倒す
構成となっている。しかも、シフトレバ−の折り曲げ操
作位置については、何等規制する手段が講じられていな
い。 このため、シフトレバ−を車両前方に折り曲げて倒した
場合、特にキャブオーバ型車においてはその倒したシフ
トレバ−が逆に邪魔になり易い。 また、シフトレバ−を車両後方に折り曲げて倒した場合
、コンソールボックスやパーキングブレーキレバー等と
干渉し易く、シフトレバ−の倒し位置を十分に低く出来
ない。それ故、シフトレバ−が依然として邪魔になり易
い。また、シフトレバ−を折り曲げた際に、折り曲げ部
分が露出して突起状となり、車室内で座席を移動すると
きにその折り曲げ部分に衣服を引っ掛けたりすることも
考えられる。 しかも、その折り曲げ構造上、シフトノブ側の上方レバ
一部を下方レバ一部に形成した3字状のピン溝に沿って
一度スプリングに抗して押し下げ、次にこの状態のまま
上方レバ一部を軸線周りに回転させ、スプリングによっ
て引き上げられた後に上方レバ一部を折り曲げて倒すよ
うになっている。 このため、シフトレバ−が運転席の側部下方に位置する
ことから通常の運転姿勢では折り曲げ操作し難い。 更に、ブツシュボタン方式のシフトレバ−であり、その
上方レバ一部と下方レバ一部とをディテントピンよりも
上方位置にて折り曲げ可能にピン結合している。このた
め、ディテントピンド自体も上下2分割して折り曲げ可
能にビン結合し、かつそのピンを前記した上方レバ一部
と下方レバ一部とを連結するピンの軸線と同一位置に設
定する必要があるため、その構造が複雑にならざるを得
ないといった問題があった。 従って、本発明の目的は、上記した座席移動時に折り曲
げて倒したシフトレバ−がより邪魔にならないようにす
ると共に、折り曲げ構造の筒素化並びに折り曲げ操作性
を向上することにある。
トレバー装置においては、座席の移動に際してシフトレ
バ−を変速操作方向(車両前後方向)に折り曲げて倒す
構成となっている。しかも、シフトレバ−の折り曲げ操
作位置については、何等規制する手段が講じられていな
い。 このため、シフトレバ−を車両前方に折り曲げて倒した
場合、特にキャブオーバ型車においてはその倒したシフ
トレバ−が逆に邪魔になり易い。 また、シフトレバ−を車両後方に折り曲げて倒した場合
、コンソールボックスやパーキングブレーキレバー等と
干渉し易く、シフトレバ−の倒し位置を十分に低く出来
ない。それ故、シフトレバ−が依然として邪魔になり易
い。また、シフトレバ−を折り曲げた際に、折り曲げ部
分が露出して突起状となり、車室内で座席を移動すると
きにその折り曲げ部分に衣服を引っ掛けたりすることも
考えられる。 しかも、その折り曲げ構造上、シフトノブ側の上方レバ
一部を下方レバ一部に形成した3字状のピン溝に沿って
一度スプリングに抗して押し下げ、次にこの状態のまま
上方レバ一部を軸線周りに回転させ、スプリングによっ
て引き上げられた後に上方レバ一部を折り曲げて倒すよ
うになっている。 このため、シフトレバ−が運転席の側部下方に位置する
ことから通常の運転姿勢では折り曲げ操作し難い。 更に、ブツシュボタン方式のシフトレバ−であり、その
上方レバ一部と下方レバ一部とをディテントピンよりも
上方位置にて折り曲げ可能にピン結合している。このた
め、ディテントピンド自体も上下2分割して折り曲げ可
能にビン結合し、かつそのピンを前記した上方レバ一部
と下方レバ一部とを連結するピンの軸線と同一位置に設
定する必要があるため、その構造が複雑にならざるを得
ないといった問題があった。 従って、本発明の目的は、上記した座席移動時に折り曲
げて倒したシフトレバ−がより邪魔にならないようにす
ると共に、折り曲げ構造の筒素化並びに折り曲げ操作性
を向上することにある。
そこで本発明は、上述の問題点を解決するための手段と
して、次のような構成を採用したものである。 すなわち、本発明は、上記したフロアシフト方式のシフ
トレバ−を、車両前後方向の第−軸および車両幅方向の
第二軸まわりにそれぞれ回動可能に支持し、そのシフト
レバ−の下端部にバネで支持したポールを設ける一方、
そのボールを案内するディテント溝を備えたリテーナを
固定部材側に取り付け、更にそのディテント溝における
パーキングレンジ位置に連続して運転席側に延長した折
り曲げ案内溝を形成すると共に、その折り曲げ案内溝と
対応してシフトレバ−支持部を覆うカバーに助手席側に
延びる折り曲げ案内溝を形成し、シフトレバ−をパーキ
ングレンジ位置にて第−軸まわりに助手席側に折り曲げ
可能に構成したことを特徴とする。 具体的には、第1図〜第6図を例にとって説明すると、
本発明の自動変速機用可倒式シフトレバー装置は、運転
席と助手席との間に配置されたシフトレバ−(1)が、
車両前後方向に配設した第一の軸(2)および車両幅方
向に配設した第二の軸(3)まわりにそれぞれ回動可能
に支持される。 第二の軸(3)には変速機と連結されるアウトプットレ
バー(4)が取り付けられる。そして、そのシフトレバ
−支持部を覆うカバーカバー(6)が固定部材側に取り
付けられる。 シフトレバ−(1)の下端部には、バネ(7)で支持し
たボール(8)が設けられており、そのボール(8)を
案内するディテント溝(91)を備えたリテーナ(9)
が固定部材側に取り付けられている。 更に、そのディテント溝(91)におけるパーキングレ
ンジ位置に連続して運転席側に延長した折り曲げ案内溝
(93)が形成されると共に、その折り曲げ案内溝(9
3)と対応して上記カバー(6)に助手席側に延びる折
り曲げ案内溝(63)が形成される。こうして、シフト
レバ−(1)はパーキングレンジ位置にて第一の軸(2
)まわりに助手席側に折り曲げ可能に構成される。
して、次のような構成を採用したものである。 すなわち、本発明は、上記したフロアシフト方式のシフ
トレバ−を、車両前後方向の第−軸および車両幅方向の
第二軸まわりにそれぞれ回動可能に支持し、そのシフト
レバ−の下端部にバネで支持したポールを設ける一方、
そのボールを案内するディテント溝を備えたリテーナを
固定部材側に取り付け、更にそのディテント溝における
パーキングレンジ位置に連続して運転席側に延長した折
り曲げ案内溝を形成すると共に、その折り曲げ案内溝と
対応してシフトレバ−支持部を覆うカバーに助手席側に
延びる折り曲げ案内溝を形成し、シフトレバ−をパーキ
ングレンジ位置にて第−軸まわりに助手席側に折り曲げ
可能に構成したことを特徴とする。 具体的には、第1図〜第6図を例にとって説明すると、
本発明の自動変速機用可倒式シフトレバー装置は、運転
席と助手席との間に配置されたシフトレバ−(1)が、
車両前後方向に配設した第一の軸(2)および車両幅方
向に配設した第二の軸(3)まわりにそれぞれ回動可能
に支持される。 第二の軸(3)には変速機と連結されるアウトプットレ
バー(4)が取り付けられる。そして、そのシフトレバ
−支持部を覆うカバーカバー(6)が固定部材側に取り
付けられる。 シフトレバ−(1)の下端部には、バネ(7)で支持し
たボール(8)が設けられており、そのボール(8)を
案内するディテント溝(91)を備えたリテーナ(9)
が固定部材側に取り付けられている。 更に、そのディテント溝(91)におけるパーキングレ
ンジ位置に連続して運転席側に延長した折り曲げ案内溝
(93)が形成されると共に、その折り曲げ案内溝(9
3)と対応して上記カバー(6)に助手席側に延びる折
り曲げ案内溝(63)が形成される。こうして、シフト
レバ−(1)はパーキングレンジ位置にて第一の軸(2
)まわりに助手席側に折り曲げ可能に構成される。
上述の手段によれば、シフトレバ−(1)を第二軸(3
)まわりに回動させることにより、変速操作が行われる
。 パーキングレンジ以外のシフト位置においては、シフト
レバ−(1)とカバー側折り曲げ案内溝(63)とが一
致せず、シフトレバ−(1)の折り曲げ操作が出来ない
。 そして、シフトレバ−(1)を折り曲げて倒す場合は、
シフトレバ−(1)をパーキングレンジにシフトする。 このシフト位置においては、シフトレバ−(1)とカバ
ー側折り曲げ案内溝(63)とが一致し、シフトレバ−
(1)は折り曲げ可能位置となる。 次いで、シフトレバ−(1)を倒す方向、すなわち、助
手席側に力を加える。すると、シフトレバ−下端部のボ
ール(8)がリテーナ側折り曲げ案内溝(93)に沿っ
て案内されると共に、シフトレバ−(1)がカバー側折
り曲げ案内溝(63)に沿って第−軸(2)まわりに助
手席側に倒れる。 そして、このシフトレバ−倒し状態にて運転者の座席移
動、すなわち運転席から助手席側へ、又は助手席から運
転席側への移動が行われる。 また、上記と逆にシフトレバ−(1)をカバー側折り曲
げ案内溝(63)に沿って直立状態とすることにより、
シフトレバ−(1)は元の状態に戻される。 こうして、シフトレバ−(1)はパーキングレンジにシ
フトしたときにのみ、その折り曲げ操作が可能になる。 更に、その折り曲げ方向はカバー側折り曲げ案内溝(6
3)によって助手席側に規制される。
)まわりに回動させることにより、変速操作が行われる
。 パーキングレンジ以外のシフト位置においては、シフト
レバ−(1)とカバー側折り曲げ案内溝(63)とが一
致せず、シフトレバ−(1)の折り曲げ操作が出来ない
。 そして、シフトレバ−(1)を折り曲げて倒す場合は、
シフトレバ−(1)をパーキングレンジにシフトする。 このシフト位置においては、シフトレバ−(1)とカバ
ー側折り曲げ案内溝(63)とが一致し、シフトレバ−
(1)は折り曲げ可能位置となる。 次いで、シフトレバ−(1)を倒す方向、すなわち、助
手席側に力を加える。すると、シフトレバ−下端部のボ
ール(8)がリテーナ側折り曲げ案内溝(93)に沿っ
て案内されると共に、シフトレバ−(1)がカバー側折
り曲げ案内溝(63)に沿って第−軸(2)まわりに助
手席側に倒れる。 そして、このシフトレバ−倒し状態にて運転者の座席移
動、すなわち運転席から助手席側へ、又は助手席から運
転席側への移動が行われる。 また、上記と逆にシフトレバ−(1)をカバー側折り曲
げ案内溝(63)に沿って直立状態とすることにより、
シフトレバ−(1)は元の状態に戻される。 こうして、シフトレバ−(1)はパーキングレンジにシ
フトしたときにのみ、その折り曲げ操作が可能になる。 更に、その折り曲げ方向はカバー側折り曲げ案内溝(6
3)によって助手席側に規制される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 第1図〜第8図は、本発明の一実施例に係る自動変速機
用可倒式シフトレバー装置を示しており、第1図はニュ
ートラル状態にて車両前後方向に切断した要部縦断面図
、第2図は第1図の平面図(但し、シフトレバ−を断面
にて示す)、第3図は第1図の矢印■方向から見た図(
但し、カバーを省略して示す)、第4図は第1図の側面
図、第5図はシフトレバ−下端部の要部拡大縦断面図、
第6図はリテーナの拡大平面図、第7図は第6図の■−
■線に沿った拡大断面図、第8図は第6図の■−■線に
沿った拡大断面図である。 可倒式シフトレバー装置は、大別してシフトレバ−1、
車両前後方向に配設された第一の軸2、車両幅方向に配
設された第二の軸3、アウトプットレバー4、ブラケッ
ト5、カバー6、シフトレバ−下端部にバネ7で支持し
たボール8およびリテーナ9等から構成されている。 これらの図において、1はシフトレバ−全体を示してお
り、図示しない運転席と助手席との間にほぼ直立して配
置されている。そして、シフトレバ−1の上方先端には
シフトノブ11が装着されており、その中間部には中空
軸12が設けられている。この中空軸12は、第1図に
示すように車両前後方向に配設された第−軸2に対し、
樹脂製ブツシュを介して回動可能に嵌合されてナツト2
2にて取り付けられる。 第−軸2の端部(第1図の右端部)には、はぼ直交する
車両幅方向に配設された中空状の第二軸3が溶接等にて
一体的に固定されている。そして、この第二軸3は、第
3図に示すようにプラケソト5の直立部51に取り付け
たボルト31に対し、同様に樹脂製ブツシュを介して回
動可能に嵌合されてナツト32にて取り付けられる。な
お、ブラケット5はボルト等にて図示しない車体に固定
される。また、第二軸3の端部(第3図の左端部)には
、コントロールケーブルを介して変速機と連結されるア
ウトプットレバー4が溶接等にて固定されている。 こうして、シフトレバ−1は、第−軸2の軸線X−Xを
中心に第1図の紙面左右方向(車両幅方向)に回転可能
に支持されると共に、第二軸3(ボルト31)の軸線Y
−Yを中心として第3図の紙面左右方向(車両前後方向
)に回動可能に支持される。 また、シフトレバ−1の中間部には、上記したシフトレ
バ−支持部を覆うカバー6がブラケット5に固定されて
いる。カバー6の中央部には、第2図に示すようにシフ
トレバ−1の変速操作を許容するための開口61が形成
されている。 シフトレバ−1の下端部にはバネ7で支持したボール8
が設けられている。すなわち、第5図に詳細に示された
ようにボール8を転勤可能に収容したスリーブ14が、
シフトレバ−1の下端部に固定されたバイブ15内に摺
動可能に挿入されている。スリーブ14内にはボール8
と当接する円板16と共にバネ7が配設されている。バ
ネ7の上端は、バイブ15内に挿入した円板17を介し
てバイブ15に圧入したピン18によって止められてい
る。そして、バネ7により円板16を介してボール8、
更にスリーブ14が下方に押圧されるようになっている
。なお、スリーブ14の下端部は、ボール8の飛び出し
を防止するために複数箇所でカシメられている。また、
スリーブ14の中間部外周には段部14aが形成されて
いる。そして、この段部14aが縮径されたバイブの下
端部15aと当接することにより、スリーブ14の抜は
出しを防止するようになっている。 更に、ブラケット5には、上記ボール8を案内するディ
テント溝を備えたリテーナ9が固定されている。リテー
ナ9は全体として湾曲形状をなしている。すなわち、そ
の車両幅方向が第3図に示す軸線X−Xを、またその車
両前後方向が第1図に示す軸線Y−Yを中心とした湾曲
形状に形成されている。リテーナ9には、第6図に示さ
れているような変速操作方向(車両前後方向)に延びる
ディテント溝9工が形成されている。このディテント溝
91は、シフトレバ−1のシフト位置を規制する目的か
らステップ状となっている。更に、ディテント溝91内
には、所定位置に複数の凸部92が形成されいる。この
凸部92は第7図に示す高さHlを有する断面形状に形
成されている。 シフトレバ−1の変速操作に際して、ディテント溝91
によって案内されるボール8が凸部92を乗り越えるに
はバネ7を圧縮する必要があり、この抵抗(操作力が重
くなる)により各変速ポジションにおいて節度感が与え
られる。 一方、上記シフトレバ−1と第−軸2との間には捩じり
バネ33が介装されている。捩じりバネ33は、その一
端がシフトレバ−1に固定した係止片13に、他端が第
−軸2に固定した係止板23に止められており、シフト
レバーエを第3図の反時計方向に付勢している。それ故
、シフトレバ−下端部のボール8はリテーナのディテン
ト溝91の運転席側端面(右端面)に押圧されている。 さて、この実施例に係るリテーナ9には、ディテント溝
91におけるパーキングレンジ位置に連続して運転席側
に延長した第6図に示すような折り曲げ案内溝(以下、
単に案内溝と称する)93が形成されている。 そして、ディテント溝91のパーキングレンジ位置と案
内溝93との間には、凸部94が形成されている。凸部
94の高さ寸法Ht (第8図)は、前記凸部93の
高さ寸法H1(第7図)よりも大きく、すなわち、H,
>H,の関係に設定されている。これは、シフトレバ−
1を変速操作時よりも強く助手席側に押さないと、ボー
ル8が凸部94を乗り越えて移動出来ないようにし、不
用意にシフトレバ−1が倒れることを避けるためである
。 更に、前記カバー6にも、上記リテーナ側折り曲げ案内
溝93と対応して助手席側に延びる第2図に示すような
折り曲げ案内溝(以下、単に案内溝と称する)63が形
成されている。 上記のように構成された自動変速機用可倒式シフトレバ
ー装置の変速操作は、シフトレバ−1をディテント溝9
1に沿って軸線X−Xまわりに操作すると共に、軸線Y
−Yまわりに操作する。 すると、シフトレバ−下端部のボール8がディテント溝
91に沿って案内される。この際、ボール8とバネ7と
の間に円板16を介在したので、ボール8はスムーズに
転勤する。それ故、操作フィーリングが良好となる。 上記シフトレバ−1の軸線Y−Yまわりの回転運動に応
じてアウトプットレバー4も軸線Y−Yまわりに回動し
、更にコントロールケーブル(図示せず)が車両前後方
向に往復運動する。こうして、図示しない自動変速機の
マニュアルバルブレバーを作動させて所定の変速段に切
り換える。 この実施例では、車両前方よりパーキングレンジ(Pレ
ンジ)・リバースレンジ(Rレンジ)・ニュートラルレ
ンジ(Nレンジ)・ドライブレンジ(Dレンジ)・セカ
ンドレンジ(2レンジ)およびローレンジ(Lレンジ)
の6変速ポジシヨンが得られる。なお、第1図および第
4図の一点鎖線Cはコントロールケーブルの中心軸線を
示す。 Pレンジ以外のシフト位置(変速ポジション)において
は、シフトレバ−1とカバー側案内溝63とが一致せず
、シフトレバ−1の折り曲げ操作が出来ない。 シフトレバ−1をPレンジにシフトすると、捩、しりバ
ネ33の力によって倒れようとするが、シフトレバ−下
端部のボール8が凸部94に当接してその位置で止まり
、シフトレバ−1の折り曲げが阻止される。 シフトレバ−1を折り曲げて倒す場合には、次のように
操作する。 先ず、シフトレバ−1をPレンジにシフトする。 このシフト位置においては、シフトレバ−1とカバー側
案内溝63とが一致し、シフトレバ−1は折り曲げ可能
位置となる。但し、シフトレバ−折り曲げ操作はボール
8と凸部94との当接により阻止されている。 次に、シフトレバ−1を倒す方向、すなわち、助手席側
に強く押す。すると、シフトレバ−下端部のボール8が
バネ7に抗して押し上げられ、凸部94を乗り越えてリ
テーナ側案内溝93に沿って案内される。同時に、シフ
トレバ−1がカバー側案内溝63に沿って案内されて第
−軸2の軸線X−Xまわりに助手席側に倒れ、その案内
溝63の下端面に当接して停止する。 そして、このシフトレバ−倒し状態にて運転者の座席移
動、すなわち運転席から助手席側へ、又は助手席から運
転席側への移動が行われる。 また、シフトレバ−1を元の状態(正規のPレンジ)に
戻すには、上記と逆にシフトレバ−1を軸線X−Xまわ
りにカバー側案内溝63に沿って操作する。そして、リ
テーナ側案内溝93にて案内されるシフトレバ−下端部
のボール8を再び凸部94を乗り越えて移動させる。こ
うして、シフトレバ−1は元の直立状態に戻される。 従って、この実施例によれば、シフトレバ−1の折り曲
げ方向をカバー側案内溝63によって助手席側に規制し
たので、車室内での座席の移動が容易となる。 特に、第9図に示したようにキャブオーバ型車にあって
は、運転席側シートDと助手席側シートEとの間に配置
したシフトレバ−1を、破線にて示した助手席側シート
Eの前部に倒すことにより、運転席から助手席側への座
席移動時に倒したシフトレバ−1が邪魔にならず、座席
移動が極めて容易である。なお、Fは車両フロア、Hは
ステアリングハンドルを示す。 更に、シフトレバ−1の折り曲げ操作をPレンジにシフ
トしたときのみ可能としたので、万一停車中にエンジン
をかけたままでシフトレバ−1を倒して運転席から離れ
たり、座席移動時に誤ってシフトレバ−1に体の一部が
触れたりしたとしても、シフトレバ−1が確実にPレン
ジに保持されているため、車両は確実にパーキング状態
にロックされている。 また、外見からシフトレバ−1が可倒式であることおよ
びその折り曲げ方向が直感的に認識出来ことから、シフ
トレバ−1の折り曲げ操作性が極めて良い。更に、シフ
トレバ−1の折り曲げ部分がカバー6によって覆われて
いるため、シフトレバ−倒し状態でその折り曲げ部分に
衣服を引っ掛けたり、潤滑のために塗ったグリースで汚
れるといった虞もない。 しかも、シフトレバ−1の下側にディテント溝91を配
設するだけで所定の動きをさせることが出来るので、シ
フトレバ−装置の構造が極めて簡単である。更に、リテ
ーナのディテント溝91に連続して案内溝93を形成す
ると共に、カバー6に対応する案内溝63を追加形成す
るだけで、シフトレバ−1を折り曲げ可能とすることが
出来るので、折り曲げ構造が極めて簡単である。また、
リテーナ側のディテント溝91に設けた凸部92の形状
、およびボール8を付勢するバネ7のバネ定数を選択す
ることにより、各変速ポジションに合わせて容易に節度
感を得ることが出来る。 また、シフトレバ−1を倒した状態においても、シフト
レバ−下端部のボール8がバネ7にてリテーナ側案内溝
93に押圧されているため、両者間のガタが詰められる
。それ故、振動騒音上、有利である。 以上、本発明を特定の実施例ついて詳細に説明したが、
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲範囲に記載の範囲で種々の実施態様が包含さ
れるものであり、例えば、カバー側案内溝を塞ぐストッ
パを設け、通常の操作時にはストッパにてシフトレバ−
の折り曲げ操作を阻止し、ストッパを解除することによ
りシフトレバ−を折り曲げ可能に構成しても良い。
。 第1図〜第8図は、本発明の一実施例に係る自動変速機
用可倒式シフトレバー装置を示しており、第1図はニュ
ートラル状態にて車両前後方向に切断した要部縦断面図
、第2図は第1図の平面図(但し、シフトレバ−を断面
にて示す)、第3図は第1図の矢印■方向から見た図(
但し、カバーを省略して示す)、第4図は第1図の側面
図、第5図はシフトレバ−下端部の要部拡大縦断面図、
第6図はリテーナの拡大平面図、第7図は第6図の■−
■線に沿った拡大断面図、第8図は第6図の■−■線に
沿った拡大断面図である。 可倒式シフトレバー装置は、大別してシフトレバ−1、
車両前後方向に配設された第一の軸2、車両幅方向に配
設された第二の軸3、アウトプットレバー4、ブラケッ
ト5、カバー6、シフトレバ−下端部にバネ7で支持し
たボール8およびリテーナ9等から構成されている。 これらの図において、1はシフトレバ−全体を示してお
り、図示しない運転席と助手席との間にほぼ直立して配
置されている。そして、シフトレバ−1の上方先端には
シフトノブ11が装着されており、その中間部には中空
軸12が設けられている。この中空軸12は、第1図に
示すように車両前後方向に配設された第−軸2に対し、
樹脂製ブツシュを介して回動可能に嵌合されてナツト2
2にて取り付けられる。 第−軸2の端部(第1図の右端部)には、はぼ直交する
車両幅方向に配設された中空状の第二軸3が溶接等にて
一体的に固定されている。そして、この第二軸3は、第
3図に示すようにプラケソト5の直立部51に取り付け
たボルト31に対し、同様に樹脂製ブツシュを介して回
動可能に嵌合されてナツト32にて取り付けられる。な
お、ブラケット5はボルト等にて図示しない車体に固定
される。また、第二軸3の端部(第3図の左端部)には
、コントロールケーブルを介して変速機と連結されるア
ウトプットレバー4が溶接等にて固定されている。 こうして、シフトレバ−1は、第−軸2の軸線X−Xを
中心に第1図の紙面左右方向(車両幅方向)に回転可能
に支持されると共に、第二軸3(ボルト31)の軸線Y
−Yを中心として第3図の紙面左右方向(車両前後方向
)に回動可能に支持される。 また、シフトレバ−1の中間部には、上記したシフトレ
バ−支持部を覆うカバー6がブラケット5に固定されて
いる。カバー6の中央部には、第2図に示すようにシフ
トレバ−1の変速操作を許容するための開口61が形成
されている。 シフトレバ−1の下端部にはバネ7で支持したボール8
が設けられている。すなわち、第5図に詳細に示された
ようにボール8を転勤可能に収容したスリーブ14が、
シフトレバ−1の下端部に固定されたバイブ15内に摺
動可能に挿入されている。スリーブ14内にはボール8
と当接する円板16と共にバネ7が配設されている。バ
ネ7の上端は、バイブ15内に挿入した円板17を介し
てバイブ15に圧入したピン18によって止められてい
る。そして、バネ7により円板16を介してボール8、
更にスリーブ14が下方に押圧されるようになっている
。なお、スリーブ14の下端部は、ボール8の飛び出し
を防止するために複数箇所でカシメられている。また、
スリーブ14の中間部外周には段部14aが形成されて
いる。そして、この段部14aが縮径されたバイブの下
端部15aと当接することにより、スリーブ14の抜は
出しを防止するようになっている。 更に、ブラケット5には、上記ボール8を案内するディ
テント溝を備えたリテーナ9が固定されている。リテー
ナ9は全体として湾曲形状をなしている。すなわち、そ
の車両幅方向が第3図に示す軸線X−Xを、またその車
両前後方向が第1図に示す軸線Y−Yを中心とした湾曲
形状に形成されている。リテーナ9には、第6図に示さ
れているような変速操作方向(車両前後方向)に延びる
ディテント溝9工が形成されている。このディテント溝
91は、シフトレバ−1のシフト位置を規制する目的か
らステップ状となっている。更に、ディテント溝91内
には、所定位置に複数の凸部92が形成されいる。この
凸部92は第7図に示す高さHlを有する断面形状に形
成されている。 シフトレバ−1の変速操作に際して、ディテント溝91
によって案内されるボール8が凸部92を乗り越えるに
はバネ7を圧縮する必要があり、この抵抗(操作力が重
くなる)により各変速ポジションにおいて節度感が与え
られる。 一方、上記シフトレバ−1と第−軸2との間には捩じり
バネ33が介装されている。捩じりバネ33は、その一
端がシフトレバ−1に固定した係止片13に、他端が第
−軸2に固定した係止板23に止められており、シフト
レバーエを第3図の反時計方向に付勢している。それ故
、シフトレバ−下端部のボール8はリテーナのディテン
ト溝91の運転席側端面(右端面)に押圧されている。 さて、この実施例に係るリテーナ9には、ディテント溝
91におけるパーキングレンジ位置に連続して運転席側
に延長した第6図に示すような折り曲げ案内溝(以下、
単に案内溝と称する)93が形成されている。 そして、ディテント溝91のパーキングレンジ位置と案
内溝93との間には、凸部94が形成されている。凸部
94の高さ寸法Ht (第8図)は、前記凸部93の
高さ寸法H1(第7図)よりも大きく、すなわち、H,
>H,の関係に設定されている。これは、シフトレバ−
1を変速操作時よりも強く助手席側に押さないと、ボー
ル8が凸部94を乗り越えて移動出来ないようにし、不
用意にシフトレバ−1が倒れることを避けるためである
。 更に、前記カバー6にも、上記リテーナ側折り曲げ案内
溝93と対応して助手席側に延びる第2図に示すような
折り曲げ案内溝(以下、単に案内溝と称する)63が形
成されている。 上記のように構成された自動変速機用可倒式シフトレバ
ー装置の変速操作は、シフトレバ−1をディテント溝9
1に沿って軸線X−Xまわりに操作すると共に、軸線Y
−Yまわりに操作する。 すると、シフトレバ−下端部のボール8がディテント溝
91に沿って案内される。この際、ボール8とバネ7と
の間に円板16を介在したので、ボール8はスムーズに
転勤する。それ故、操作フィーリングが良好となる。 上記シフトレバ−1の軸線Y−Yまわりの回転運動に応
じてアウトプットレバー4も軸線Y−Yまわりに回動し
、更にコントロールケーブル(図示せず)が車両前後方
向に往復運動する。こうして、図示しない自動変速機の
マニュアルバルブレバーを作動させて所定の変速段に切
り換える。 この実施例では、車両前方よりパーキングレンジ(Pレ
ンジ)・リバースレンジ(Rレンジ)・ニュートラルレ
ンジ(Nレンジ)・ドライブレンジ(Dレンジ)・セカ
ンドレンジ(2レンジ)およびローレンジ(Lレンジ)
の6変速ポジシヨンが得られる。なお、第1図および第
4図の一点鎖線Cはコントロールケーブルの中心軸線を
示す。 Pレンジ以外のシフト位置(変速ポジション)において
は、シフトレバ−1とカバー側案内溝63とが一致せず
、シフトレバ−1の折り曲げ操作が出来ない。 シフトレバ−1をPレンジにシフトすると、捩、しりバ
ネ33の力によって倒れようとするが、シフトレバ−下
端部のボール8が凸部94に当接してその位置で止まり
、シフトレバ−1の折り曲げが阻止される。 シフトレバ−1を折り曲げて倒す場合には、次のように
操作する。 先ず、シフトレバ−1をPレンジにシフトする。 このシフト位置においては、シフトレバ−1とカバー側
案内溝63とが一致し、シフトレバ−1は折り曲げ可能
位置となる。但し、シフトレバ−折り曲げ操作はボール
8と凸部94との当接により阻止されている。 次に、シフトレバ−1を倒す方向、すなわち、助手席側
に強く押す。すると、シフトレバ−下端部のボール8が
バネ7に抗して押し上げられ、凸部94を乗り越えてリ
テーナ側案内溝93に沿って案内される。同時に、シフ
トレバ−1がカバー側案内溝63に沿って案内されて第
−軸2の軸線X−Xまわりに助手席側に倒れ、その案内
溝63の下端面に当接して停止する。 そして、このシフトレバ−倒し状態にて運転者の座席移
動、すなわち運転席から助手席側へ、又は助手席から運
転席側への移動が行われる。 また、シフトレバ−1を元の状態(正規のPレンジ)に
戻すには、上記と逆にシフトレバ−1を軸線X−Xまわ
りにカバー側案内溝63に沿って操作する。そして、リ
テーナ側案内溝93にて案内されるシフトレバ−下端部
のボール8を再び凸部94を乗り越えて移動させる。こ
うして、シフトレバ−1は元の直立状態に戻される。 従って、この実施例によれば、シフトレバ−1の折り曲
げ方向をカバー側案内溝63によって助手席側に規制し
たので、車室内での座席の移動が容易となる。 特に、第9図に示したようにキャブオーバ型車にあって
は、運転席側シートDと助手席側シートEとの間に配置
したシフトレバ−1を、破線にて示した助手席側シート
Eの前部に倒すことにより、運転席から助手席側への座
席移動時に倒したシフトレバ−1が邪魔にならず、座席
移動が極めて容易である。なお、Fは車両フロア、Hは
ステアリングハンドルを示す。 更に、シフトレバ−1の折り曲げ操作をPレンジにシフ
トしたときのみ可能としたので、万一停車中にエンジン
をかけたままでシフトレバ−1を倒して運転席から離れ
たり、座席移動時に誤ってシフトレバ−1に体の一部が
触れたりしたとしても、シフトレバ−1が確実にPレン
ジに保持されているため、車両は確実にパーキング状態
にロックされている。 また、外見からシフトレバ−1が可倒式であることおよ
びその折り曲げ方向が直感的に認識出来ことから、シフ
トレバ−1の折り曲げ操作性が極めて良い。更に、シフ
トレバ−1の折り曲げ部分がカバー6によって覆われて
いるため、シフトレバ−倒し状態でその折り曲げ部分に
衣服を引っ掛けたり、潤滑のために塗ったグリースで汚
れるといった虞もない。 しかも、シフトレバ−1の下側にディテント溝91を配
設するだけで所定の動きをさせることが出来るので、シ
フトレバ−装置の構造が極めて簡単である。更に、リテ
ーナのディテント溝91に連続して案内溝93を形成す
ると共に、カバー6に対応する案内溝63を追加形成す
るだけで、シフトレバ−1を折り曲げ可能とすることが
出来るので、折り曲げ構造が極めて簡単である。また、
リテーナ側のディテント溝91に設けた凸部92の形状
、およびボール8を付勢するバネ7のバネ定数を選択す
ることにより、各変速ポジションに合わせて容易に節度
感を得ることが出来る。 また、シフトレバ−1を倒した状態においても、シフト
レバ−下端部のボール8がバネ7にてリテーナ側案内溝
93に押圧されているため、両者間のガタが詰められる
。それ故、振動騒音上、有利である。 以上、本発明を特定の実施例ついて詳細に説明したが、
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲範囲に記載の範囲で種々の実施態様が包含さ
れるものであり、例えば、カバー側案内溝を塞ぐストッ
パを設け、通常の操作時にはストッパにてシフトレバ−
の折り曲げ操作を阻止し、ストッパを解除することによ
りシフトレバ−を折り曲げ可能に構成しても良い。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シフトレバ−を変
速操作方向と直交する助手席側に倒すようにしたので、
折り曲げて倒したシフトレバ−が座席移動時に邪魔にな
らず、車室内での座席移動が極めて容易となる。 更に、シフトレバ−の折り曲げ操作をパーキングレンジ
でのみ可能としたので、万一停車中にエンジンをかけた
ままでシフトレバ−を倒して運転席から離れたり、座席
移動時に誤ってシフトレバ−に体の一部が触れても、車
両は確実にパーキング状態にロックされているため、安
全である。 しかも、シフトレバ−装置、特に折り曲げ構造を簡素化
することが出来る。更に、シフトレバ−を助手席側に操
作するだけでシフトレバ−を倒すことが出来、シフトレ
バ−の折り曲げ操作性が極めて良い。
速操作方向と直交する助手席側に倒すようにしたので、
折り曲げて倒したシフトレバ−が座席移動時に邪魔にな
らず、車室内での座席移動が極めて容易となる。 更に、シフトレバ−の折り曲げ操作をパーキングレンジ
でのみ可能としたので、万一停車中にエンジンをかけた
ままでシフトレバ−を倒して運転席から離れたり、座席
移動時に誤ってシフトレバ−に体の一部が触れても、車
両は確実にパーキング状態にロックされているため、安
全である。 しかも、シフトレバ−装置、特に折り曲げ構造を簡素化
することが出来る。更に、シフトレバ−を助手席側に操
作するだけでシフトレバ−を倒すことが出来、シフトレ
バ−の折り曲げ操作性が極めて良い。
第1図〜第8図は本発明の一実施例に係る自動変速機用
可倒式シフトレバー装置を示すものであり、 第1図はニュートラル状態にて車両前後方向に切断した
要部縦断面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は第1図の矢印■方向から見た図、第4図は第1
図の側面図、 第5図はシフトレバ−下端部の要部拡大縦断面図、 第6図はリテーナの拡大平面図、 第7図は第6図の■−■線に沿った拡大断面図、第8図
は第6図の■−■線に沿った拡大断面図、第9図は本発
明の可倒式シフトレバー装置を採用したキャブオーバ型
車の車室内を示す概略斜視図である。 符号の説明 1−−−−−−−−シフトレバ− 11・−・−シフトノブ 12・−・中空軸 2−・−・・第一の軸 3−・−・第二の軸 31−・−ボルト 4−・−・−・アウトプットレバー 5−・−・ブラケット 6−・−・・カバー 61−開口 63−折り曲げ案内溝 7−・−−−−バネ 8・−・−ボール 9−−−−−−−リテーナ 91−−一−ディテント溝 92−−−一凸部 93・−・折り曲げ案内溝 94−・−凸部 X−X・−第一軸の軸線 Y−Y−・−第二軸の軸線
可倒式シフトレバー装置を示すものであり、 第1図はニュートラル状態にて車両前後方向に切断した
要部縦断面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は第1図の矢印■方向から見た図、第4図は第1
図の側面図、 第5図はシフトレバ−下端部の要部拡大縦断面図、 第6図はリテーナの拡大平面図、 第7図は第6図の■−■線に沿った拡大断面図、第8図
は第6図の■−■線に沿った拡大断面図、第9図は本発
明の可倒式シフトレバー装置を採用したキャブオーバ型
車の車室内を示す概略斜視図である。 符号の説明 1−−−−−−−−シフトレバ− 11・−・−シフトノブ 12・−・中空軸 2−・−・・第一の軸 3−・−・第二の軸 31−・−ボルト 4−・−・−・アウトプットレバー 5−・−・ブラケット 6−・−・・カバー 61−開口 63−折り曲げ案内溝 7−・−−−−バネ 8・−・−ボール 9−−−−−−−リテーナ 91−−一−ディテント溝 92−−−一凸部 93・−・折り曲げ案内溝 94−・−凸部 X−X・−第一軸の軸線 Y−Y−・−第二軸の軸線
Claims (1)
- (1)、運転席と助手席との間に配置されるシフトレバ
ーを、車両前後方向に配設した第一の軸および車両幅方
向に配設した第二の軸まわりにそれぞれ回動可能に支持
し、前記第二の軸に変速機と連結されるアウトプットレ
バーを取り付け、更に前記シフトレバー支持部を覆うカ
バーを固定部材側に取り付けてなる自動変速機用シフト
レバー装置において、 前記シフトレバーの下端部にバネで支持したボールを設
ける一方、そのボールを案内するディテント溝を備えた
リテーナを固定部材側に取り付け、更にそのディテント
溝におけるパーキングレンジ位置に連続して運転席側に
延長した折り曲げ案内溝を形成すると共に、その折り曲
げ案内溝と対応して前記カバーに助手席側に延びる折り
曲げ案内溝を形成し、前記シフトレバーをパーキングレ
ンジ位置にて前記第一の軸まわりに助手席側に折り曲げ
可能に構成したことを特徴とする自動変速機用可倒式シ
フトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30711386A JPS63158621A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30711386A JPS63158621A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63158621A true JPS63158621A (ja) | 1988-07-01 |
Family
ID=17965187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30711386A Pending JPS63158621A (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63158621A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0415130A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-20 | Iseki & Co Ltd | 乗用農作業機 |
JPH04282061A (ja) * | 1991-03-07 | 1992-10-07 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機のシフトデバイス装置 |
JPH05312248A (ja) * | 1992-05-08 | 1993-11-22 | Nissan Motor Co Ltd | シフトレバー装置 |
JP2001294054A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-23 | Tokai Rika Co Ltd | シフトレバー装置 |
JP2003097698A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Tokai Rika Co Ltd | シフトレバー装置 |
KR100977129B1 (ko) | 2003-12-04 | 2010-08-23 | 두산인프라코어 주식회사 | 건설중장비의 조작레버 보조장치 |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP30711386A patent/JPS63158621A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0415130A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-20 | Iseki & Co Ltd | 乗用農作業機 |
JPH04282061A (ja) * | 1991-03-07 | 1992-10-07 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機のシフトデバイス装置 |
JPH05312248A (ja) * | 1992-05-08 | 1993-11-22 | Nissan Motor Co Ltd | シフトレバー装置 |
JP2001294054A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-23 | Tokai Rika Co Ltd | シフトレバー装置 |
JP2003097698A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Tokai Rika Co Ltd | シフトレバー装置 |
KR100977129B1 (ko) | 2003-12-04 | 2010-08-23 | 두산인프라코어 주식회사 | 건설중장비의 조작레버 보조장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1392540B2 (en) | Gear shift lever unit for a motor vehicle | |
JPS63158621A (ja) | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 | |
US8246518B2 (en) | Shifting system for a vehicle transmission | |
JPH0536730Y2 (ja) | ||
JPH1086690A (ja) | ギア選択装置を一体化したハンドブレーキレバー | |
JP2599861Y2 (ja) | 自動車用変速装置の変速操作装置 | |
JPH032047Y2 (ja) | ||
JPS623574Y2 (ja) | ||
JPS6234337Y2 (ja) | ||
JPS62242214A (ja) | 自動変速機用可倒式シフトレバー装置 | |
JPS6320606A (ja) | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 | |
JPS6210822Y2 (ja) | ||
JP2606552Y2 (ja) | 自動変速機のコラム式シフトレバー装置 | |
JPS62245419A (ja) | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 | |
JPH0236741Y2 (ja) | ||
JP3740723B2 (ja) | ケーブル式コラムシフトレバー装置 | |
JPS6320607A (ja) | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 | |
JPH0723620Y2 (ja) | 小型電動車のクラッチ操作構造 | |
JPS62245417A (ja) | 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 | |
JPH0585216A (ja) | 自動車のシフトレバー構造 | |
JPH063212Y2 (ja) | 変速機操作装置 | |
JPH041223B2 (ja) | ||
JPH023006Y2 (ja) | ||
JP3498609B2 (ja) | コラムシフト構造 | |
JPH0545894Y2 (ja) |