JPS62245419A - 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 - Google Patents

自動変速機用可倒式シフトレバ−装置

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JPS62245419A
JPS62245419A JP9025986A JP9025986A JPS62245419A JP S62245419 A JPS62245419 A JP S62245419A JP 9025986 A JP9025986 A JP 9025986A JP 9025986 A JP9025986 A JP 9025986A JP S62245419 A JPS62245419 A JP S62245419A
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shift lever
groove
lever
detent
shift
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Junichi Miyagi
淳一 宮城
Zenichi Nobata
野畑 善一
Motoharu Akiyama
秋山 基治
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Toyota Motor Corp
Banno Kogyo KK
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Toyota Motor Corp
Banno Kogyo KK
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動変速機用可倒式シフトレバー装置に関し
、更に詳しくは、自動車等のフロアシフト方式のシフト
レバ−を所定位置にて折り曲げ可能に構成した自動変速
機用可倒式シフトレバー装置に係るものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車等においては、自動変速機のシフトレバ−
を運転席と助手席との間の車両フロア上に配設した所謂
フロアシフト方式のシフトレバ−が普及している。そし
て、車室内の車両フロアから直立したシフトレバ−によ
って、リモートコントロールリンク系(コントロールケ
ーブル等)ヲ介して自動変速機の変速段を切り換え操作
し°ζいる。
このフロアシフト方式のシフトレバ−を備えた自動車等
においては、駐車スペースが狭い所や交通量の激しい所
では運転者が助手席側から乗り降リすることが多い、そ
の場合、運転席から助手席側に移るとき、又は助手席か
ら運転席側に移るときに車両フロアから直立しているシ
フトレバ−が突起物として邪魔になり、容易に乗り移る
ことが出来ない。
そこで、従来から車両フロアに設けたシフトレバ−を上
下2分割し、両者をビンにて結合してシフトレバ−を折
り曲げ可能とすることにより、上記座席の乗り移り動作
を容易にした自動変速機用可倒式シフトレバー装置(例
えば、実公昭56−32887号公報)が提案されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来から提案されている自動変速機
用可倒式シフトレバー装置においては、上記座席の移動
に際してシフトレバ−を変速操作方向(車両前後方向)
に折り曲げて倒す構成となっている。しかも、シフトレ
バ−の折り曲げ操作位置については、同等規制する手段
が講じられていない。
このため、シフトレバ−を車両前方に折り曲げて倒した
場合、特にキャブオーバ型車においてはその倒したシフ
トレバ−が逆に邪魔になり易い。
また、シフトレバ−を車両後方に折り曲げて倒した場合
、パーキングブレーキレバーと干渉し易く、シフトレバ
−の倒し位置を十分に低く出来ず、なおシフトレバ−が
邪魔になり易い。また、シフトレバ−を折り曲げた際に
、折り曲げ部分が露出して突起状となり、車室内で座席
を移動するときにその折り曲げ部分に衣服を引っ掛けた
りすることも考えられる。
しかも、万一停車中にエンジンをかけたままで、ニュー
トラル位置においてシフトレバ−を折り曲げ、運転席か
ら助手席側への移動時に誤ってシフトレバ−に体が触れ
ると、不用意に変速機がドライブレンジにシフトされる
虞があるといった問題が心配される。
更に、その折り曲げ構造上、シフトノブ側の上方レバー
部を下方レバー部に形成した5字状のピン溝に沿って一
部スプリングに抗して押し下げ、次にこの状態のまま上
方レバー部を軸線周りに回転させ、スプリングによって
引き上げられた後に上方レバー部を折り曲げて倒すよう
になっている。
このため、シフトレバ−が運転席の側部下方に位置する
ことから通常の運転姿勢では折り曲げ操作し難いといっ
た問題があった。
従って、本発明の目的は、上記した座席移動時に折り曲
げて倒したシフトレバ−がより邪魔にならないようにす
ると共に、更に安全性並びに折り曲げ操作性を向上する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、上述の問題点を解決するための手段と
して、次のような構成を採用したものである。
すなわち、本発明は、上記した自動変速機用可倒式シフ
トレバー装置において、上方レバー部が接触摺動するデ
ィテントプレートに形成したディテント溝をステップ状
とすると共に、そのパーキングレンジ溝に連続して助手
席側に延長した折り曲げガイド溝を形成し、更にそのガ
イド溝を遮断するストッパを設け、シフトレバ−をパー
キングレンジにシフトしてストッパを外したときのみ、
前記上方レバー部をディテント溝の一端面に押し付けて
いるスプリングのばね力を利用して上方レバー部を助手
席側に倒すように構成したことを特徴とする。
具体的には、第1図〜第7図を例にとって説明すると、
自動変速機用可倒式シフトレバー装置は、運転席と助手
席との間に配置されたシフトレバ−(10)がシフトノ
ブ(21)側の上方レバー部(20)と変速機側の下方
レバー部(30)とに2分割され、これら両レバー部(
20,30)が継手手段(40)により折り曲げ可能に
結合されている。
そして、固定部材に取り付けられたディテントブレー)
 (70)には、ステップ状のディテント溝(73)が
形成されており、そのディテント溝の一端面(73a)
に上方レバー部(20)がスプリング(50)により押
し付けられるようになっている。
更に、そのディテント溝(73)におけるパーキングレ
ンジ溝(75)に連続して助手席側に延長した折り曲げ
ガイド溝(76)が形成されており、そのガイド溝(7
6)を遮断して上方レバー部(20)の折り曲げを阻止
するストッパ(80)が設けられている。そして、この
ストッパ(80)を外すことにより、前記上方レバー部
(20)が前記スプリング(50)のばね力を利用して
倒されるように構成されている。
〔作 用〕
上述の手段によれば、パーキングレンジ以外のシフト位
置においては、シフトレバ−(10)の上方レバー部(
20)とディテントプレート(70)に形成した折り曲
げガイド溝(76)とが一致せず、シフトレバ−(10
)の折り曲げ操作が出来ない。
そして、シフトレバ−(10)を折り曲げて倒す場合は
、次のように操作される。
先ず、シフトレバ−(10)をパーキングレンジにシフ
トする。このシフト位置において、上方レバー部(20
)と折り曲げガイド溝(76)とが一致し、シフトレバ
−(10)は折り曲げ可能位置となる。しかしながら、
ストッパ(80)により上方レバー部(20)の折り曲
げが阻止されている。
次に、ストッパ(80)を外すと、上方レバー部(20
)がディテント溝の一端面(73a)に押し付けている
スプリング(50)のばね力により折り曲げガイド溝(
76)に沿って助手席側に倒れる。このとき、上方レバ
ー部(20)の一部が折り曲げガイド溝(76)内に入
り込む。
そして、このシフトレバ−倒し状態にて運転者の座席移
動、すなわち運転席から助手席側へ、又は助手席から運
転席側への移動が行われる。
また、上記と逆に上方レバー部(20)をディテントプ
レートの折り曲げガイド溝(76)に沿って直立状態と
することにより、シフトレバ−(10)は元の状態に戻
される。
こうして、シフトレバ−(10)はパーキングレンジに
シフトしたときにのみ、その折り曲げ操作が可能になる
。更に、その折り曲げ方向はディテントプレート(70
)に形成した折り曲げガイド溝(76)によって助手席
側に規制される。
しかも、パーキングレンジにシフトした状態でストッパ
(80)を外すだけの簡単な操作により、ディテント用
のスプリング(50)のばね力を利用して上方レバー部
(20)が倒される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図〜第4図は、本発明の一つの実施例に係る自動変
速機用可倒式シフトレバー装置を示しており、第5図〜
第14図は構成部品の一つであるディテントプレート、
スライドストッパ、ダストカバー、スライドカバーをそ
れぞれ示す。
可倒式シフトレバー装置は、大別してシフトレ”’−1
0sシフトレバ−10に取り付けられるトーションスプ
リング50、シフトレバ−10を支持するロアブラケッ
ト60、シフトレバ−10の変速位置を規制するディテ
ントプレート70、シフトレバ−IOの折り曲げを阻止
するスライドストッパ80、ディテント機構を覆うダス
トカバー90、変速ポジションを表示するスライドカバ
ー100およびダストブーツ110等から構成されてい
る。
これらの図において、lOはシフトレバ−全体を示して
おり、図示しない運転席と助手席との間に略直立して配
置されている。そして、シフトレバ−1Oは、シフトノ
ブ21側の上方レバー部20と変速機側の下方レバー部
30とに2分割されており、両者は継手手段40にて折
り曲げ可能に結合されている。
すなわち、上方レバー部20の下端には、第2図に示す
如くパイプ状回転軸22が溶接されている。一方、下方
レバー部30は、第2図および第3図に示す如くフォー
ク状をなすシフトレバ−サポート31とパイプ状回転軸
32とからなり、両者は溶接にて一体化されている。そ
して、そのサポート31に形成した孔を貫通して1本の
ボルト41がスプリングワッシャを介してナツト42に
より締結されている。このボルト41の外周には、カラ
ー43および一対の樹脂製鍔付ブツシュ44・44を介
して上記上方レバー部のパイプ状回転軸22が同心状に
配置され、上方レバー部20がボルト41の軸線2−2
を中心に第3図の紙面左右方向(車両幅方向)に回転可
能に結合されている。
また、上記パイプ状回転軸22の外周にはトーションス
プリング50が巻き付けられており、その突出した中間
部51と両端部52・52とがそれぞれ上方レバー部2
0と下方レバー部のサポート31とに係止されている。
そして、このトーションスプリング50により上方レバ
ー部20を第3図の紙面右方向(シフトレバ−折り曲げ
方向)に付勢している。
60はロアブラケットであり、その下面に複数個のボル
ト・ナツトにより締結したケーブルブラケット61と共
に図示しない車両フレーム側のシャシ−フレームクロス
メンバに対して複数個のボルト・ナツトによって一体的
に固定されている。
そして、ロアブラケット60はシフトレバ−10を車両
前後方向に回転可能に支持している。
すなわち、ロアプラケッ)60の上面には、第3図に示
す如く左右一対の直立部62a・62aを備えたシフト
レバ−リテーナ62が溶接により一体的に固定されてい
る。一対の直立部62a・62aの外側には、シフトレ
バ−10のシフト位置を規制するディテントプレート7
0が配置されており、それらの孔を貫通して1本のボル
ト63がスプリングワッシャを介してナツト64にて締
結されている。また、一対の直立部62a・62aの内
側に位置するボルト63の外周には、カラー65および
一対の樹脂製鍔付ブツシュ66・66を介して上記下方
レバー部30のパイプ状回転軸32が同心状に配置され
ている。これにより、シフトレバ−10はボルト63の
軸線X−Xを中心に第2図の紙面左右方向(車両前後方
向)に回転可能に支持されている。シフトレバ−1Oの
変速ポジションは、車両前方よりパーキングレンジ(P
レンジ)・リバースレンジ(Rレンジ)・ニュートラル
レンジ(Nレンジ)・ドライブレンジ(Dレンジ)・サ
ードレンジ(3レンジ)・セカンドレンジ(2レンジ)
およびローレンジ(Lレンジ)の7ポジシヨンで一列に
配列されている。
また、上記パイプ状回転軸32にはアッパベベルギヤ3
3が溶接、カシメ、圧入等の手段にて固定されている。
そして、アッパベベルギヤ33と噛み合うロアベベルギ
ヤ34が、シフトレバ−リテーナ62の水平基部62b
の孔に嵌合して溶接したビン軸67上にプレートワッシ
ャおよびスプリングワッシャを介してナツト35によっ
て回転自在に取り付けられている。ロアベベルギヤ34
にはコントロールレバー36が溶接されており、ピン軸
67の軸線Y−Yを中心に回転可能とされている。37
・37はピン軸67とロアベベルギヤ34との間に介在
された樹脂製鍔付ブツシュである。更に、コントロール
レバー36の先端にはピン38が固定されており、この
ビン38に図示しないゴムブツシュを介してコントロー
ルケーブルのエンドが嵌合される。これにより、シフト
レバ−10の軸線X−X周りの回転運動は、一対のベベ
ルギヤ33・34によってコントロールレバー36の軸
線Y−Y周りの回転運動に変換され、更にコントロール
ケーブルを車両前後方向に往復運動させて自動変速機を
所定の変速段に切り換え操作するように構成されている
。なお、第1図、第2図および第4図の一点鎖線Cはコ
ントロールケーブルの中心軸線を示す。
ディテントプレー1−70は、第5図〜第7図に示す如
く車両幅方向側壁70a・70aに形成した一対の孔7
1・71を貫通する上記ボルト63、および車両前方の
壁70cに形成した孔72を貫通して第2図に示すシフ
トレバ−リテーナ62の前方直立部62cに溶接したナ
ツト68に締結されるボルト69によって取り付けられ
ている。
ディテントプレート70の上壁70bは、一対の孔71
の中心軸(軸線X−X)を中心とする湾曲形状をなして
おり、その上壁70aには第6図に示す如く前記シフト
レバ−1Oのシフト位置を規制するシフトレバ−変速操
作方向(車両前後方向)に延びるステップ状のディテン
ト溝73が形成されている。このディテント溝73の助
手席側の端面73aに、前記した上方レバー部20がト
ーションスプリング50のばね力により押し付けらるよ
うになっている。このディテント溝73の端面73aに
おけるRレンジ・Nレンジ・Dレンジ・3レンジ・2レ
ンジおよびLレンジ位置には、シフトレバ−10の変速
操作に節度感を与えて誤操作を防止するために、上方レ
バー部20の外周面と対応する円弧状の溝73m  ・
738 ・73゜・733 ・73□および73Lがそ
れぞれ形成されている。こうして、Nレンジ・Dレンジ
および3レンジが同一面上で得られ、Rレンジおよび2
レンジがシフトレバ−10を軸線Z−Z周りに運転席側
(第1図の上方)に操作した位置で、更にPレンジおよ
びLレンジがシフトレバ−1Oを同様に更に運転席側に
操作した位置とすることにより得られるようになってい
る。
また、前記上方レバー部20におけ為ディテント溝73
と接触する部分には、ディテント溝の各段部74.・7
4*  ・74N ・743 ・74□および74Lに
当接してその変速操作位置を正確に設定するための平行
な二面幅23が形成されている。そして、ディテント溝
73におけるPレンジ溝75の幅W2は、第2図に示す
上方レバー部20の外径D1よりも小さく、かつ二面幅
23間の幅W、よりも僅かに大きく設定されている。
更に、ディテントプレート70には、そのPレンジ溝7
5に連続して助手席側に延長した折り曲げガイド溝76
 (以下、ガイド溝76と称する)が形成されている。
このガイド:a76は、シフトレバ−変速操作方向と略
直交し、その中心線を延長した軸flAが上記軸線X−
Xを通る方向に延びており、車両前方の面が前記Pレン
ジ溝75の段部74.と同一面とされ、車両後方の面が
削られてその中間部の幅W、が第2図に示す上方レバー
部20の外径D1よりも僅かに大きく設定されており、
その下端部の幅W4が上記Pレンジ溝75の幅W2と略
同−寸法に設定されている。また、ディテントプレート
70の助手席側の側壁70aには、軸1x−x寄りの内
周側に後述するスライドストッパの回転軸をなすピン7
7および後述するスライドストッパのリターンスプリン
グの一端が係止されるピン78が、上記軸線X−Xに平
行に圧入されて溶接にて一体的に固定されている。
また、その外周側には後述するスライドストッパの解除
ノブが取り付けられる上記ピン77の軸線0−Oを中心
とする円弧溝79が形成されている。
なお、スライドストッパの回転軸をなすピン77の軸線
o−0は、上記軸線x−Xとガイド溝76の中心線を結
ぶ軸線A上に位置している。
スライドストッパ80は、第8図〜第10図に示すよう
に、側壁80aの外周縁に前記ガイド溝76を遮断する
と共に、上方レバー部20と当接する直角に折り曲げら
れた上壁80bを有する断回路り字形状をなしており、
その下端部に前記ピン77に嵌合されるパイプ状回転軸
81が溶接にて一体的に設けられている。上壁80bの
外周面はパイプ状回転軸81の中心軸(軸線0−0)を
中心とする湾曲形状をなしており、前記ディテントプレ
ート70の湾曲形状をなす土壁70bの内周面に沿って
スライドするようになっている。また、スライドストッ
パ80の側壁80aには、その外周側に前記ディテント
プレートの円弧溝79に嵌合するノブ取付軸82、その
内周側に後述するリターンスプリングの一端が係止され
るピン83が、それぞれ上記軸線O−0に平行に圧入さ
れて溶接にて一体的に固定されている。なお、スライド
ストッパ80の前端面(第9図の左端面)80cは、軸
&il O−0と上壁80bの前端面とを結ぶ平面Bに
対して角度θをなす傾斜面として形成されている。
このスライドストッパ80は、第3図に示す如くパイプ
状回転軸81をディテントプレートに固定したピン77
に対して一対の樹脂製鍔付ブツシュ84・84を介して
嵌合することにより、ピン77の軸線O−Oを中心とし
て回転可能に支持され、更にスペーサ85を介してピン
77の環状溝に嵌入したスナップリング86によって軸
方向に保持されている。そして、スライドストッパ80
の回転角度は、ノブ取付軸82とディテントプレートの
円弧溝79との当接関係により一定角度範囲に規制され
ている。
87は、スライドストッパ80のリターンスプリング(
トーションスプリング)であり、その中間部がパイプ状
回転軸81の周りに巻き付けられ、その両端がそれぞれ
ディテントプレートのピン78およびスライドストッパ
のビン83に係止されている。このリターンスプリング
87は、通常シフトレバ−10がPレンジにあっても倒
れないようにスライドストッパ80が前記ガイド溝76
を塞ぐ方向に付勢している。すなわち、スライドストッ
パ80を第2図の紙面左方向(車両前方)に付勢してお
り、ノブ取付軸82がディテントプレートの円弧溝79
の端部に当接した第2図に示す位置に保持する。こうし
て、ガイド溝76を遮断したスライドストッパ80は、
通常操作時ではシフトレバ−1Oの折り曲げを阻止して
ディテントプレート70の一部として機能すると共に、
ガイド溝76を塞いでシール性を確保している。88は
ノブ取付軸82に嵌合されディテントプレート70とス
ライドストッパ80との間に介在されるプレートワッシ
ャである。
なお、第3図はスライドストッパ80やストッパ解除ノ
ブの取付関係を容易に理解出来るようノブ取付軸82を
含む面にて部分的に切断して示している。
ダストカバー90は、前述したディテント機構を覆うボ
ックス形状をなしており、樹脂材料から製作されている
。そして、ダストカバー90は、第11図〜第13図に
示すように前記ディテントプレート70のディテント溝
73、ガイド溝76および円弧溝79に対応する相似形
状の溝93.96および99(第4図)を備えている。
ダストカバー90の上壁90bは、前記ディテントプレ
ート70と同様に軸線X−Xを中心とする湾曲形状とさ
れ、その内面面には湾曲形状に沿った一対の平行な突起
91・91が形成されている0両突起91・91は、共
に湾曲形状をなすディテントプレート上壁70bの外周
面とダストカバー上壁90bの内周面間の隙間に介装さ
れるスライドカバー100 (第2図および第3図)の
ガイドをなす、そして、このダストカバー90は、その
左右両側壁90a・90aに形成した孔92に締め付け
た4本のビス94にてディテントプレート70に取り付
けられる。また、円弧溝99から突出したノブ取付軸8
2には樹脂製のストッパ解除ノブ89がねじ止めされる
。98はノブ取付軸82に嵌合されディテントプレー)
70とダストカバー90間に介在されるプレートワッシ
ャである。なお、このダストカバー90の下部内周面9
0cは、後述するダストブーツ110とのシール性およ
び組付性の点から傾斜面(射出成形時の抜き勾配)とし
て形成されている。
スライドカバー100は、ディテントプレート上壁70
bの外周面とダストカバー上壁90bの内周面に沿って
シフトレバ−10と一体にスライドし、変速ポジション
を表示すると共にPレンジ以外では前記ガイド溝76を
覆ってシールする機能を有する。このスライドカバー1
00は、樹脂材料から製作された可撓性を有する極薄板
形状をなしており、前記上方レバー部の二面幅23と嵌
合し、かつ上方レバー部20の折り曲げを許容するため
に第14図に示す助手席側の端面(図にて下面)に開口
した切欠溝101が形成されている。
ダストブーツ110は、第2図に示す如く断面り字状の
補強金属プレート111を埋設したゴム製の基部112
と、この基部112に形成した外周溝113に嵌合して
取り付けられるゴム製のシール部114とから構成され
ている。基部112は、第1図に示す3本のとス115
をロアブラケット60に溶接したナツト116(第4図
)に締結することにより、予めロアブラケット6oに取
り付けられる。そして、基部112の上方外周面が上記
ダストカバーの内周面90cに密に嵌合され、両者間を
シールする。なお、第2図および第4図においてはダス
トブーツ110を自由状態にて示しているが、実際の車
両搭載状態においては第2図の想像線にて示す車両フロ
アFによりシール部114が押し下げられ、そのシール
部114のエツジ117にて車両フロアF間をシールし
ている。こうして、ダストカバー110はロアブラケッ
ト60とダストカバー90と車両フロアFとの間に装着
され、車室内への水、泥、埃等の侵入を防止すると共に
車室外の騒音を遮断する。
上記のように構成された自動変速機用可倒式シフトレバ
ー装置においては、シフトレバ−10をディテントプレ
ート70のディテント溝73に沿って軸線2−2周りに
操作すると共に、軸NfAX−X周りに操作する。これ
により、一対のベベルギヤ33・34を介してコントロ
ールレバー36を軸線Y−Y周りに回転運動させ、更に
コントロールケーブル(図示せず)を車両前後方向に往
復運動させることによって図示しない自動変速機のマニ
ュアルバルブレバーを作動させて所定の変速段に切り換
える。
Pレンジ以外のシフト位置(変速ボジシッン)において
は、上方レバー部20とディテントプレートに形成した
ガイド溝76とが一致垂ず、シフトレバ−10を折り曲
げ操作出来ない、そして、シフトレバ−1OをPレンジ
にシフトすると、上方レバー部20はトーションスプリ
ング50のばね力によって倒れようとするが、ガイド溝
76内においてスライドストッパ80に当接してその位
置で止まり、折り曲げが阻止される。このとき、トーシ
ョンスプリング50による上方レバー部20の倒し方向
への荷重は、主にノブ取付軸82に嵌合したプレートワ
ッシャ88を介してディテントプレート70にて受ける
シフトレバ−10を折り曲げて倒す場合には、次のよう
に操作される。
先ず、シフトレバ−10をPレンジにシフトする。この
シフト位置において、シフトレバ−の上方レバー部20
とディテントプレート70に設けたガイド溝76とが一
致し、シフトレバ−折り曲げ可能位置となる。但し、シ
フトレバ−折り曲げ操作はスライドストッパ80にて阻
止されている。
次に、ストッパ解除ノブ89をリターンスプリング87
に抗しながら円弧溝79に沿って第4図の時計方向(矢
印G方向)に移動させる。すると、スライドストッパ8
0も同時に軸線0−0を中心に回転し、ガイド溝76を
解放する。
スライドストッパ80のロック状態が解除されると、上
方レバー部20にはトーションスプリング50による倒
し方向の力が働いているため、スライドストッパ80の
移動完了と同時に自然に倒れ、ガイド溝76の下端面に
当接して停止する。
なお、このシフトレバ−倒し時において、上方レバー部
20の外径D1部分がガイド溝76の溝幅W5部分を通
過し、続いて上方レバー部の二面幅23がガイド溝76
の溝幅W4部分に係合する。
従って、シフトレバ−倒し状態においても上方レバー部
20が僅かな隙間を持ってガイド溝76内に保持される
こととなる。それ故、仮にエンジンをかけたままシフト
レバ−を倒した状態でも、上記両者間のガタ打ち音は殆
ど問題にならない。
上方レバー部20が倒れると、スライドストッパ80は
リターンスプリング87の作用により軸線O−0を中心
に回転し、ガイド溝76を塞いだ第2図に示す元の状態
に戻る。このシフトレバ−10を倒した状態では、ディ
テントプレートのガイド溝76とスライドストッパの傾
斜面80cで上方レバー部20を概略保持し、更にスラ
イドストッパのリターンスプリング87で付勢して上方
レバー部20を確実に保持する。
そして、このシフトレバ−倒し状態にて運転者の座席移
動、すなわち運転席から助手席側へ、又は助手席から運
転席側への移動が行われる。
次に、シフトレバ−10を元の状a(正規のPレンジ)
に戻すには、次のように操作される。
すなわち、ストッパ解除ノブ89を操作することなく倒
れた上方レバー部20を軸線Z−Zを中心にディテント
プレートのガイド溝76に沿ってトーションスプリング
50に抗しながら移動させる。すると、上方レバー部2
0の移動に伴ってスライドストッパ80も傾斜面80c
により軸線0−0を中心に回転し、ガイド溝76を解放
する。
そして、上方レバー部20の通過と同時にリターンスプ
リング87の作用にて第2図に示すガイド溝76を遮断
する元の位置に自動的に復帰する。
それ故、以後はスライドストッパ80によりシフトレバ
−10は通常の直立状態に確実に保持される。
従って、この実施例によれば、シフトレバ−10をその
変速操作方向と略直交する車両幅方向助手席側に折り曲
げて倒すようにしたので、車室内での座席の移動が容易
となる。
特に、第15図に示したようにキャブオーバ型車にあっ
ては、運転席側シートDと助手席側シートEとの間に配
置したシフトレバ−10を、破線にて示した助手席側シ
ートEの前部に倒すことにより、運転席から助手席側へ
の座席移動時に倒したシフトレバ−10が邪魔にならず
、座席移動が極めて容易である。なお、Fは車両フロア
、Hはステアリングハンドルを示す。
更に、シフトレバ−10の折り曲げ操作をPレンジにシ
フトしたときのみ可能としたので、万一停車中にエンジ
ンをかけたままでシフトレバ−10を倒して運転席から
離れたり、座席移動時に誤ってシフトレバ−10に体の
一部が触れたりしたとしても、シフトレバ−1Oが確実
にPレンジに保持されているため、不用意に車両が動き
出す虞がなく、安全である。
また、外見からシフトレバ−10が可倒式であることお
よびその折り曲げ方向が直感的に認識出来る。しかも、
スライドストッパ80のストッパ解除ノブ89を時計方
向に移動させるだけの簡単な操作で、上方レバー部20
をディテントプレートのディテント溝端面73aに押し
付けているトーションスプリング50のばね力によって
自動的に上方レバー部20が倒れるので、シフトレバ−
折り曲げ操作性が極めて良い。
しかも、上記ディテント用のトーションスプリング50
のばね力を利用して上方レバー部20を倒すようにした
ので、上方レバー部20を倒すための新たなスプリング
を必要とせず、安価に製作することが出来る。また、シ
フトレバ−1Oの結合部分(折り曲げ部分)に無理な力
が作用することがなく、シフトレバ−IOの耐久性を向
上することも出来る。また、シフトレバ−10の折り曲
げ部分がディテントプレート70およびダストカバー9
0によって覆われているため、シフトレバ−倒し状態で
その折り曲げ部分に衣服を引っ掛けたり、潤滑のために
塗ったグリースで汚れるといった虞もない。
以上、本発明を特定の実施例ついて詳細に説明したが、
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲範囲に記載の範囲で種々の実施態様が包含さ
れるものであり、例えば、シフトレバ−をディテントプ
レートのディテント溝端面に押し付けるスプリングとし
てテンシランスプリングを用いることも出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、シフトレバ−を変
速操作方向と直交する助手席側に倒すようにしたので、
折り曲げて倒したシフトレバ−が座席移動時に邪魔にな
らず、車室内での座席移動が極めて容易となる。
更に、シフトレバ−の折り曲げ操作をPレンジでのみ可
能としたので、万一停車中にエンジンをかけたままでシ
フトレバ−を倒して運転席から離れたり、座席移動時に
誤ってシフトレバ−に体の一部が触れても、不用意に変
速機が作動することがなく、安全である。
しかも、ストッパを外すだけの簡単な操作でシフトレバ
−を倒すことが出来、シフトレバ−の折り曲げ操作性が
極めて良い。
また、上方レバー部をディテントプレートのディテント
溝端面に押し付けているスプリングを利用して上方レバ
ー部を倒すようにしたので、上方レバー部を倒すための
新たなスプリングが不要であり、安価に製作することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一つの実施例に係る自動変速
機用可倒式シフトレバー装置を示すものであり、 第1図はシフトレバ−をパーキングレンジにシフトした
状態の平面図、 第2図は車両前後方向に切断した要部縦断面図、第3図
は第2図の■−■線に沿った断面図、第4図は第1図の
側面図、 第5図〜第7図はディテントプレートを拡大して示すも
のであり、 第5図は第4図の矢印V方向から見た平面図、第6図は
側面図、 第7図は車両前方がら見た図、 第8図〜第10図はスライドストッパを拡大して示すも
のであり、 第8図は第9図の矢印■方向から見た平面図、第9図は
側面図、 第10図は車両前方から見た図、 第11図〜第13図はダストカバーを示すものであり、 第11図は平面図、 第12図は第11図のxn−xn線に沿った断面図、 第13図は第11図のxm−xm線に沿った断面図、 第14図はスライドカバーの平面図、 第15図は本発明の可倒式シフトレバー装置を採用した
キャブオーバ型車の車室内を示す概略斜視図である。 符号の説明 IO・−・−・・−シフトレバ− 20−−−−−−一・−上方レバー部 21−・・−シフトノブ 30−・−・−・−下方レバー部 36−・−一一一一一コントロールレバー40−・−・
−継手手段 41−・−・−ボルト 50・・・・・−・トーションスプリング6 (L−−
−−−−一ロアブラケット63・・・−−−一・ボルト 67・−−一−−・ピン軸 70・−・−・−・−ディテントプレート73・−−−
−−−−・ディテント溝 73a・−・ディテント溝端面 75−−−−−−−・パーキングレンジ溝76・−・−
折り曲げガイド溝 ? ?−−−−−−−・ピン(スライドストッパの回転
軸)79・−・・−・円弧溝 8 (1−−−−−−−スライドストッパ82−−−−
−−−ツブ取付軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、運転席と助手席との間に配置したシフトレバー
    をシフトノブ側の上方レバー部と変速機側の下方レバー
    部とに2分割し、両レバー部を継手手段により折り曲げ
    可能に結合してなる自動変速機用可倒式シフトレバー装
    置において、 固定部材に取り付けられたディテントプレートにステッ
    プ状のディテント溝を形成し、そのディテント溝の一端
    面に前記上方レバー部をスプリングにより押し付けるよ
    うに構成し、更にそのディテント溝におけるパーキング
    レンジ溝に連続して助手席側に延長した折り曲げガイド
    溝を形成すると共に、その折り曲げガイド溝を遮断して
    前記上方レバー部の折り曲げを阻止するストッパを設け
    、このストッパを外すことにより前記上方レバー部を前
    記スプリングのばね力を利用して倒すように構成したこ
    とを特徴とする自動変速機用可倒式シフトレバー装置。
JP9025986A 1986-04-14 1986-04-18 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置 Granted JPS62245419A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9025986A JPS62245419A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置
US07/037,385 US4732232A (en) 1986-04-14 1987-04-10 Tiltable shift lever assembly for automotive vehicle transmission
AU71534/87A AU577217B2 (en) 1986-04-14 1987-04-14 Tiltable shift lever assembly
CA000534669A CA1269027A (en) 1986-04-14 1987-04-14 Tiltable shift lever assembly for automotive vehicle transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9025986A JPS62245419A (ja) 1986-04-18 1986-04-18 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62245419A true JPS62245419A (ja) 1987-10-26
JPH041227B2 JPH041227B2 (ja) 1992-01-10

Family

ID=13993499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9025986A Granted JPS62245419A (ja) 1986-04-14 1986-04-18 自動変速機用可倒式シフトレバ−装置

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JP (1) JPS62245419A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012180018A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Mannoh Co Ltd 可倒式シフトレバー装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012180018A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Mannoh Co Ltd 可倒式シフトレバー装置

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Publication number Publication date
JPH041227B2 (ja) 1992-01-10

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