JPS6314392Y2 - - Google Patents

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JPS6314392Y2
JPS6314392Y2 JP19436982U JP19436982U JPS6314392Y2 JP S6314392 Y2 JPS6314392 Y2 JP S6314392Y2 JP 19436982 U JP19436982 U JP 19436982U JP 19436982 U JP19436982 U JP 19436982U JP S6314392 Y2 JPS6314392 Y2 JP S6314392Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は電磁調理器の温度制御に係り、特に天
ぷら料理をする際の油の温度を短時間に上昇させ
る制御に関するものである。
第1図は電磁調理器の要部側断面図、第2図は
従来例における電磁調理器の温度制御回路であ
る。
図において、1は鍋2を載置するトツププレ−
ト3の下部に配設される加熱コイルであり、トツ
ププレ−ト3の下部略中央部に上記鍋2の温度を
トツププレ−ト3を介して間接的に検知するサ−
ミスタ4が装設されている。5は上記サ−ミスタ
4の温度出力電圧によつて上記加熱コイル1の通
電等を制御する制御回路であり、上記第2図に示
した温度制御回路を含むものである。6は上記サ
−ミスタ4と抵抗7との接続点を(−)極入力端
子に、抵抗8と抵抗9との接続点を(+)極入力
端子にそれぞれ接続してなる比較器であり、10
は上記比較器6の出力端子に接続される駆動回路
であつてスイツチングトランジスタ11のベース
に接続されている。12は商用電源、13は第1
の整流平滑回路、14は直流低圧用の電源トラン
ス、15は第2の整流回路であり、16は上記比
較器6の出力端子に抵抗17を介して接続される
NPNトランジスタでありコレクタ側に発光ダイ
オード18を接続している。
次に上記構成からなる電磁調理器の温度制御回
路の動作について、第3図を参照して説明する。
まず、鍋2に食用油を所定量入れた後、加熱ス
イツチ(図示せず)を投入して加熱を開始すると
油温が上昇するに伴いサーミスタ4の抵抗値が下
がるため、比較器6の(−)極入力電圧が次第に
上昇するが、抵抗8,9によつてあらかじめ設定
されている(+)極入力電圧よりも高くなると上
記比較器6の出力はLowレベルとなる。このと
き駆動回路10がOFFするため加熱コイル1に
よる誘導加熱の動作が止まるとともにNPNトラ
ンジスタ16がOFFして発光ダイオード18は
消灯する。そして加熱動作が遮断されて油温が下
がるとサーミスタ4の抵抗値が増加するため比較
器6の出力はHighレベルになり、再び駆動回路
10がONして加熱動作が始まり同時に発光ダイ
オード18は消灯する。
<考案が解決しようとする問題点> このように、上記サーミスタ4の温度が約230
℃まで上昇したとき加熱が停止し、約210℃まで
低下したとき加熱を開始するように制御される
が、第3図に示すサーミスタの温度波形Aと実際
の油の温度波形Bとを比較検討すると、まず、は
じめ(サーミスタの温度が約230℃まで上昇した
ときには油温はまだ140℃程度にしか上昇してお
らず、天ぷら料理を始めるのに十分な油温にはな
つていないのである。ところが、上記サーミスタ
の温度が約230℃まで上昇すると発光ダイオード
18が消灯するので、使用者は天ぷら料理を始め
ることができる油温になつたと判断して天ぷら料
理を始め、失敗するという問題点があつた。
又、油温が適温状態になつた後、矢符Cに示す
時間において鍋2の中に一度に多量の具を入れた
場合には油温が急激に低下し、元の温度まで上昇
させるのにかなりの時間を要するという問題点も
あつた。
一方、上記抵抗8,9の接続点の電圧を高めに
設定しておけば最初に上記発光ダイオード18が
消灯するときの温度を高くすることができるが、
油の飽和安定温度が上昇し過ぎて天ぷらの仕上り
状態が悪くなるという問題点があり、好しい解決
策ではなかつた。
<問題点を解決するための手段> 温度検出手段4による検出温度が第1の上限温
度まで上昇したときOFF状態になり、検出温度
が第1の下限温度まで低下したときON状態にな
る第1の温度調節手段19と、 温度検出手段4による検出温度が上記第1の上
限温度より高い第2の上限温度まで上昇したとき
OFF状態になり、検出温度が上記第1の下限温
度より低い第2の下限温度まで低下したときON
状態になる第2の温度調節手段25との 並列制御で加熱手段1を駆動制御する。
<作用> 加熱初期の温度検出手段4による検出温度が第
2の下限温度より低い状態から温度上昇させる場
合には、検出温度が第1の上限温度まで上昇して
第1の温度調節手段19がOFF状態になつても
第2の温度調節手段25がON状態であるので、
検出温度が第2の上限温度に達するまで加熱動作
が継続されて被加熱物の温度が短時間で制御温度
範囲内に引き上げられる。
検出温度が第2の上限温度に達して第2の温度
調節手段25がOFF状態になつた後は第1の温
度調節手段19により第1の上限温度と第1の下
限温度とで加熱手段1がON,OFF制御され、被
加熱物の温度は制御温度範囲内に維持される。
又、この安定状態において鍋の中に多量の被加
熱物が入れられて検出温度が第2の下限温度以下
に低下した場合には第2の温度調節手段25も
ON状態となり、上述した加熱初期の場合と同様
に検出温度が第2の上限温度に達するまで加熱動
作が継続されて被加熱物の温度が短時間で制御温
度範囲内に引き戻される。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第4図は、本考案の実施例を示す電磁調理器の
要部温度制御回路図、第5図は温度制御回路の動
作説明図である。
図において、従来例と同一機能を有る箇所には
同一符号を付して説明する。19は上記サーミス
タ4と直列に抵抗20が接続される接続点21を
(−)極入力端子に、また抵抗22,23からな
る直列回路の第1の接続点24を(+)極入力端
子にそれぞれ接続してなる第1の温度調節器であ
り、25は上記接続点21を(−)極入力端子
に、また抵抗26,27からなる直列回路の第2
の接続点28を(+)極入力端子にそれぞれ接続
してなる第2の温度調節器であり、それぞれの出
力端子はオア回路29を介して加熱コイル(図示
せず)を駆動する駆動回路30に接続されてい
る。上記オア回路29の出力端子には前述した発
光ダイオード18をコレクタに接続してなる
NPNトランジスタ16に抵抗17を介して接続
されている。そして上記サーミスタ4により検知
される温度が230℃以上でLowレベル信号、210
℃以下でHighレベル信号が上記第1の温度調節
器19から出力されるように上記第1の接続点2
4の電圧値が設定され、また上記サーミスタ4に
より検知される温度が250℃以上でLowレベル信
号、180℃以下でHighレベル信号が上記第2の温
度調節25から出力されるように上記第2の接続
点28の電圧値が設定されている。つまり、サー
ミスタ4の第1の制御温度範囲は230℃−210℃で
あり、第2の制御温度範囲は250℃−180℃となつ
ている。
次に上記構成からなる本考案の実施例について
第5図の動作波形図を参照して説明する。
まず、鍋2に所定量の天ぷら用の食用油を入れ
て加熱を開始すると、油温が上昇してサーミスタ
4の抵抗値が次第に小さくなり接続点21の電圧
が次第に増加するが、サーミスタ4の温度が230
℃になると第1の温度調節器19の出力がLow
レベルになるが第2の温度調節器25の出力がま
だHighレベルでオア回路29の出力がHighレベ
ルを維持しているため、駆動回路30はONして
加熱動作を続けるとともにNPNトランジスタ1
6がONして発光ダイオード18は点灯を続け
る。次にサーミスタ4の温度が250℃まで上昇す
ると上記第2の温度調節器25の出力もLowレ
ベルとなつて上記オア回路29の入力が両方共
Lowレベルとなり出力がLowレベルとなるため
駆動回路30がOFFして加熱動作が停止すると
同時に上記発光ダイオード18が消灯する。
上記第5図において、サーミスタ4により検知
される温度波形をA′、実際の油温波形をB′にて
示しているが、上述したようにサーミスタ温度波
形A′が250℃のときには油温波形B′は約170℃ま
で上昇しており、従来例に比較して約30℃高くな
つている。そして、サーミスタ4の温度が250℃
に達したときに加熱が停止するためサーミスタ4
の温度とともに油温も次第に低下するが、サーミ
スタ4の温度が210℃まで低下すると、第2の温
度調節25の出力はLowレベルのままであるが、
第1の温度調節器19の出力がTighレベルとな
り上記オア回路29の出力がHighレベルとなる
ため駆動回路30は再びONして加熱が始まり、
同時に発光ダイオード18は点灯する。
そして、サーミスタ4の温度が230℃まで上昇
すると第1の温度調節器19の出力がLowレベ
ルとなり、上記オア回路29の出力がLowレベ
ルとなつて駆動回路30がOFFし、加熱動作が
停止すると同時に発光ダイオード18が消灯す
る。
このようにして、サーミスタ4の温度が230℃
に上昇したとき加熱を停止し210℃に低下したと
き加熱を始めることにより油温を約190℃前後に
設定することができ天ぷら料理に最適な状態を維
持できる。そして、上記発光ダイオード16が最
初に消灯するときに油温は約170℃に達している
ため、使用者が天ぷらを始めることが可能である
と判断しても良く、この時点より約5分以内に油
温が190℃前後に達して安定状態になるため天ぷ
ら料理を開始するまでの時間が従来に比べて約1/
2に短縮できる。
また油温が安定状態に達してからC′において一
度に多量の天ぷらの具を鍋2に入れると、油温が
低下するとともにサーミスタ4の温度波形A′が
約180℃まで急激に低下するが、このような場合
においても前述した加熱初期の場合のように上記
第2の温度調節器25の温度制御範囲の上限値で
ある250℃までサーミスタ4の温度が上昇するま
で加熱が続けられるため、短時間で天ぷらに最適
な温度190℃に回復させることができる。すなわ
ち、使用者において油温が急低下しても短時間の
内に所定の温度まで上昇させることができるの
で、例えば、料理の途中で油を追加して使用する
場合においても油温が上昇するまで天ぷら料理を
長時間停止しなければならないことはない。
<効果> 本考案により、例えば天ぷら料理の油温を加熱
初期とか油温が急低下したときに短時間で適温に
上昇させることができると共に、適温に上昇させ
た後は温度幅の狭い安定した油温制御がなされる
電磁調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁調理器の要部側断面図、第2図は
従来例における電磁調理器の温度制御回路、第3
図は上記第2図における動作説明図、第4図は本
考案の実施例を示す電磁調理器の要部温度制御回
路図、第5図は上記第4図における動作説明図で
ある。 1……加熱コイル、2……鍋、4……サーミス
タ、19……第1の温度調節器、25……第2の
温度調節器、29……オア回路、30……駆動回
路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鍋の温度を検出する温度検出手段と、鍋を誘導
    加熱する加熱手段と、温度検出手段による検出温
    度が第1の上限温度まで上昇したときOFF状態
    になり、検出温度が第1の下限温度まで低下した
    ときON状態になる第1の温度調節手段と、 温度検出手段による検出温度が上記第1の上限
    温度より高い第2の上限温度まで上昇したとき
    OFF状態になり、検出温度が上記第1の下限温
    度より低い第2の下限温度まで低下したときON
    状態になる第2の温度調節手段とを備え、 第1の温度調節手段と第2の温度調節手段との
    並列制御で上記加熱手段を駆動制御してなる電磁
    調理器。
JP19436982U 1982-12-21 1982-12-21 電磁調理器 Granted JPS5998595U (ja)

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JPS5998595U JPS5998595U (ja) 1984-07-04
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JPS60105021A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温度制御装置
JPH067513B2 (ja) * 1985-02-19 1994-01-26 三洋電機株式会社 誘導加熱調理器
JPH0612708B2 (ja) * 1985-02-20 1994-02-16 シャープ株式会社 電気加熱調理器
JPH0512960Y2 (ja) * 1985-07-19 1993-04-05
JPH0665142B2 (ja) * 1985-10-14 1994-08-22 松下電器産業株式会社 誘導加熱調理器

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