JPH0425838Y2 - - Google Patents

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JPH0425838Y2
JPH0425838Y2 JP1985150377U JP15037785U JPH0425838Y2 JP H0425838 Y2 JPH0425838 Y2 JP H0425838Y2 JP 1985150377 U JP1985150377 U JP 1985150377U JP 15037785 U JP15037785 U JP 15037785U JP H0425838 Y2 JPH0425838 Y2 JP H0425838Y2
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heating
power
circuit
input power
time
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JP1985150377U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電磁誘導加熱調理器の加熱開始時の
加熱方法に関するものである。
従来の技術 第2図は、従来からの電磁誘導加熱調理器の回
路構成を示す図であり、その一部である制御回路
部3においては従来では、電力調節回路は他の制
御回路構成部より完全に独立している構成になつ
ており、一度電力調節装置4により電力が設定さ
れると入力電力は常に固定される。
考案が解決しようとする問題点 ところが、この構成であると電力設定が最大以
外であれば、特に最小に設定された時には、この
時の適切な鍋での入力電力と、電力設定が最大
で、小物負荷の時の入力電力との判別が、例えば
入力電流だけを検知しているとできないため、も
う1つのパラメータが必要となり例えばトランジ
スタの両端電圧を検知し、入力電流と一定の基準
のもとで比較しないと小物検知ができないという
問題があり、小物検知手段が非常に複雑であつ
た。また一般的に、加熱開始時には、加熱起動を
スムーズに行うため、起動時には除々に入力電力
を増加させていくソフトスタート回路を設けてい
る。
つまり、加熱起動時には、すべて小物負荷の如
く加熱開始するため、小物検知がむずかしい。
さらに、小物検知をやりやすくするためソフト
スタート回路動作期間を短かくすると、回路が安
定に動作しなかつたり、加熱コイルが2個以上あ
る複雑バーフーの電磁誘導加熱調理器では、互い
のバーナー間で、起動時に相互干渉音が発生し、
製品上大きな欠点になるという問題があつた。
そこで本考案は上記従来の欠点を解消するもの
で、加熱動作を安定させるとともに、小物検知手
段を簡単にすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達するため、本考案の電磁誘導加熱
調理器は、電源スイツチが入いると、負荷検知装
置により適切な負荷であると判断するとタイマー
回路により一定の時間の間電力調節装置による入
力電力設定を禁止する禁止回路が働くと同時に入
力電力を一定の入力電力に設定する回路が動作
し、上記タイマー回路の動作時間の間は上記一定
の入力電力で加熱を行うものである。
作 用 上述したように、タイマー回路の動作時間は少
なくとも数秒から数分間の間に設定されているた
め(例えば10秒とか5分)、この時間内において、
入力電流を検知して小物検知をする構成である。
従つて、上記タイマー回路が動作している時間の
間は、常に一定の入力電力例えば最大電力にて加
熱されているため、従来のように複数のパラメー
タを検知して比較後小物検知をするようなことは
必要なく、ただ入力電流のみを検知しておれば、
小物検知が行えるものであり、1つのパラメータ
の検知だけで小物検知ができるとともに、その検
知方法も入力に抵抗を入れるか又はカレントトラ
ンス等にて検知することにより簡単に行え小物検
知回路も非常に簡単な構成ででき、さらに小物検
知回路の設定レベルも検知パラメータが1つであ
るため自由に任意の位置に設定できという効果を
有するものである。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
第2図において、低周波電源9に電源スイツチ
7をおして周波数変換装置1が接続され、前記周
波数変換装置1は、全波整流器8、フイルター回
路9、入力電流検知用抵抗5、入力コンデンサ1
0、転流コンデンサ11、スイツチング用トラン
ジスタ13、ダイオード12から構成されてい
る。前記トランジスタ13を制御回路3でスイツ
チング動作させることにより前記転流コンデンサ
11と加熱コイル2の共振回路にて高周波電力を
得て、加熱コイル2の上面のトツププレート14
上に載置された鍋15を加熱する。
4は電力調節装置で前記制御回路部3に接続さ
れ調理器の入力電力を設定するものである。
第1図は、入力電力を設定する回路構成を示す
一例であり、16は前記制御回路部3の負荷検知
回路によつて制御されるスイツチであり、タイマ
ー回路を構成する抵抗17,18及びコンデンサ
19に接続されている。比較器22は、抵抗2
0,21で決まる基準電圧と前記コンデンサ19
の充電電圧を比較し、その出力信号は、ダイオー
ド23,及びトランジスタ25に送られる。抵抗
24,26は最大入力電力を設定するもので、抵
抗29と可変抵抗28から成る電力調節回路とと
もにダイオード30,31を介して接続されてい
る。
以下上記構成における作用について説明する。
電磁誘導加熱調理器の電源スイツチ7が入いる
と、制御回路部3内の負荷検知回路が動作し、適
切な負荷、例えばホーロー鍋15等がトツププレ
ート14に載置されていると、スイツチ16が動
作し、タイマー回路に充電が始まる。このタイマ
ー回路のコンデンサ19の電圧が、抵抗20,2
1によつて決められた基準電圧を越えると比較器
22はLからHの信号を出す。比較器22がLか
らHの信号を出す時間は、抵抗17とコンデンサ
19による充電回路の充電時定数により決定さ
れ、その時間は一定であり、例えば5秒〜10秒、
あるいは5〜10分等に設定されている。
従つて上記充電時間中は比較器22の出力信号
はLであり、それ以後Hに転換する。
比較器22の出力がLであれば、トランジスタ
25がOFFするため、抵抗24,26からなる
最大電力設定回路が働き、同時にダイオード23
を通して入力電力調節回路は禁止される。従つて
タイマー回路が一定の電圧まで充電している間
は、電磁誘導加熱調理器は、例えば最大電力設定
になり、最大入力で加熱する。そして、コンデン
サ19が一定の電圧まで充電されると比較器22
の出力がHに転換されるため、トランジスタ25
が、ONにない最大電圧設定回路が禁止されると
同時に、電力調節回路が動作し、あらかじめ設定
されていた所定の電力にて加熱を開始する。
以上述べたように、電磁誘導加熱調理器が加熱
すると所定の時間の間だけ最初最大入力電力にて
加熱を開始し、上記時間が経過すると所定の設定
されていた入力電力で加熱を行う。
このように本実施例によれば、加熱開始時には
常に最大入力電力にて電磁誘導加熱調理器が加熱
を行つているため、各種負荷に対して入力電力が
いくら入つているかは、入力電流を検知すれば、
たちまち確認できる。つまり加熱している負荷
が、スプーンやナイフあるいは鍋が加熱コイルか
らずれて置かれているか、又は不適切な鍋である
かということが、入力電流を検知しているだけで
判別できる。すなわち、これらの負荷に対して
は、入力電流が、極端に少ないのである。
以前のように小物検知の方法で、判別するパラ
メータが複数個なく1つであるため、正確にしか
も検知方法が簡単になり信頼性、品質が大幅に向
上し、しかもコストが低減できるという効果を有
する。
特に入力電力調節が最小に設定されていても、
加熱開始時には、最大入力電力にて加熱するので
複雑な回路構成を必要とせず入力電流による検知
のみで判別でき、回路構成が非常に簡素化でき
る。
さらに複数バーナー時の相互干渉音についても
加熱開始時に耳ざわりにならない程度までソフト
スタート回路動作時間を長くしてやれば、相互干
渉の問題は解決できる。
また、ここでは図示しなかつたが、前記タイマ
ー回路の充電時間を可変できる調節レバー等やあ
るいは、加熱再開始するリセツトボタン等を付加
すれば、油等の料理時、調理物等が多量に鍋に投
入された時にも、今の入力電力調節位置を変えず
に、上記リセツトボタン等でもつて最大加熱が行
えるし、その時間も自由に上記レバーにて可変で
き、即座に調理物の温度をあげられるという効果
も期待できる。
また、ここで述べている加熱開始時の一定の入
力電力を例えば、電力調節装置の最大入力電力値
よりも大きく設定しておくと、加熱開始時には、
よりスピード加熱が効果的に行える機能が生まれ
る。
考案の効果 以上のように本考案によれば次の効果を得るこ
とができる。
(1) 小物検知回路が簡単になるとともに、製品の
品質の向上、コストの低減ができる。
(2) 複数バーナー時の加熱開始時の相互干渉音を
なくすことができる。
(3) 加熱開始は常に最大入力電力にて加熱できる
ので、加熱開始時にスピード加熱できる。特に
鉄板焼や油料理時には、スピード加熱は効果的
である。
(4) ソフトスタート時間が長くとれるため、回路
が安定に動作する。
(5) 料理時の調理物の温度低下時に、電力設定を
変えず、電源スイツチや鍋検知のスイツチ等を
ON−OFFすることにより最大入力電力に設定
できるため、急速に調理物の温度をあげること
ができ、わずらわしい電力調節レバーの操作が
不必要となり、常に一定の所定の電力に設定し
て料理できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である入力電力設定
回路図、第2図は一般的に使用されている電磁調
理器の回路構成図である。 1……周波数変換装置、2……加熱コイル、3
……制御回路部、4……電力調節装置、5……入
力電流検知装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低周波電源を高周波電源に変換する周波数変換
    装置と、被加熱物を加熱する加熱コイルと、入力
    電力を調節する電力調節装置と、入力電流を検知
    する検知装置と、検知装置の出力信号を受けて前
    記周波数変換装置を制御する制御回路部とを備
    え、前記制御回路部により加熱開始時に一定の時
    間の間、一定の入力電力設定にて加熱し、その時
    間経過以後は前記電力調節装置にて設定された所
    定の入力電力にて加熱するとともに、前記一定の
    時間内に前記検知装置により負荷の適性を判断す
    る構成とした電磁誘導加熱調理器。
JP1985150377U 1985-10-01 1985-10-01 Expired JPH0425838Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985150377U JPH0425838Y2 (ja) 1985-10-01 1985-10-01

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JP1985150377U JPH0425838Y2 (ja) 1985-10-01 1985-10-01

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JPS6258891U JPS6258891U (ja) 1987-04-11
JPH0425838Y2 true JPH0425838Y2 (ja) 1992-06-22

Family

ID=31066464

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JP1985150377U Expired JPH0425838Y2 (ja) 1985-10-01 1985-10-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60124390A (ja) * 1983-12-09 1985-07-03 株式会社東芝 誘導加熱調理器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60124390A (ja) * 1983-12-09 1985-07-03 株式会社東芝 誘導加熱調理器

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JPS6258891U (ja) 1987-04-11

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