JPH0574560A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH0574560A
JPH0574560A JP23354191A JP23354191A JPH0574560A JP H0574560 A JPH0574560 A JP H0574560A JP 23354191 A JP23354191 A JP 23354191A JP 23354191 A JP23354191 A JP 23354191A JP H0574560 A JPH0574560 A JP H0574560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
power
input power
heated
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP23354191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Isogai
雅之 磯貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Home Tech Ltd filed Critical Hitachi Home Tech Ltd
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Publication of JPH0574560A publication Critical patent/JPH0574560A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 インバータ回路10の入力電流を検知する入力
電流検出回路14と、電圧を検知する入力電圧検出回路12
と、被加熱物15の温度を検出する温度検出素子16とを備
え、制御回路11は入力装置17の設定によって調理開始か
ら被加熱物15の煮汁が沸騰するまで高電力で加熱し、そ
の後低電力で一定時間加熱する煮込みモードを備え、低
電力加熱中に入力電圧あるいは負荷状態の変動等によっ
て標準から入力電力が変動した場合に、標準入力電力に
補正するようインバータ回路10の通電率を再設定するも
のである。 【効果】 低い温度で煮物などを煮込む場合の低電力加
熱中の入力電力変動を抑え、被加熱物の状態が異なった
り、入力電圧が変動した場合でも煮込み時間を一定にで
き、出来上がりの状態も差がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導加熱調理器の自動
調理シーケンスにおける入力、負荷変動に対する補正機
能を有する誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加熱コイルに高周波電流を印加し高周波
の磁束を発生させて加熱コイルと磁気結合した負荷に渦
電流を誘起させて、そのジュール熱により負荷を加熱さ
せる誘導加熱調理器は、裸火が出ず安全性が高い、高効
率の加熱ができる等の優れた特長がある。また、負荷の
温度を検出する温度検出素子を備え揚げ物調理を行う場
合の油温度自動調節機能を搭載しているものもある。
【0003】揚げ物調理を行う場合、インバータ回路の
通電率は負荷の温度によって制御するのが一般的であり
(例えば特開昭59−128795号公報)、さらに負
荷の温度をプローブセンサなどを使用して直接検出すれ
ば温度制御は高精度で行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は他の調理、例えば煮物などを煮込む場合には適応さ
せることはできない。これは揚げ物調理とは異なり、煮
汁を一旦沸騰させてから弱火あるいはとろ火といわれる
低い加熱力で一定時間加熱させることが一般的だからで
あり、そのときの煮汁の温度は沸騰温度より少し下がっ
たところであり、温度検出素子による通電率の制御は困
難である。また、低電力加熱であるため、煮込み調理中
のインバータ回路の入力電圧変動や、鍋などの負荷の特
性変化による入力電力の変動はできあがりに影響する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、インバータ回路の入力
電流を検知する入力電流検出回路と、商用電源の電圧を
検知する入力電圧検出回路と、被加熱物の温度を検出す
る温度検出素子とを備え、制御回路は入力装置の設定に
よって調理開始から被加熱物の煮汁が沸騰するのを温度
検出素子が検知するまで高入力電力で加熱し、その後低
入力電力で一定時間加熱する煮込みモードを備え、この
煮込みモード中の低入力電力加熱中に入力電圧あるいは
負荷状態の変動等によって標準入力電力から入力電力が
変動した場合に、標準設定の入力電力に補正するようイ
ンバータ回路の通電率を再設定することにより実現す
る。
【0006】
【作用】上記のように構成したことにより、入力装置の
煮込みモード設定によって調理開始から被加熱物の煮汁
が沸騰するまで高入力電力で加熱し、その後低入力電力
で一定時間加熱し、この低入力電力加熱中に入力電圧あ
るいは負荷状態の変動等によって標準入力電力から入力
電力が変動した場合に、標準設定の入力電力に補正する
ようインバータ回路の通電率を再設定する作用をする。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面にしたがって説
明する。図1は、本発明の一実施例における誘導加熱調
理器のブロック回路図である。図2、図3は同煮物調理
シーケンス例のタイミングチャートである。
【0008】図1において、商用電源1はスイッチ2を
介して整流スタック3に接続し、チョークコイル4と平
滑コンデンサ5とで構成する平滑回路で平滑し直流化す
る。この直流化した電源に加熱コイル6と共振コンデン
サ7とで構成される共振回路を接続し、スイッチング素
子8と直流電源に逆並列にダンパダイオード9を接続し
インバータ回路10を構成する。
【0009】インバータ回路10を制御する制御回路11は
インバータ回路10の入力電圧として商用電源1電圧を検
出する入力電圧検出回路12の信号、インバータ回路10の
入力電流として商用電源1側電流を検出するカレントト
ランス13の出力を変換する入力電流検出回路14の信号、
被加熱物15の温度を検出する温度検出素子16の信号、使
用者が操作する入力装置17の信号を入力し、インバータ
の通電率、つまりスイッチング素子8の通電時間を設定
しその駆動信号を発生する。また入力装置17によって調
理シーケンスの選択を行う。
【0010】次に、実際の調理における制御例を図2、
図3を用いて説明する。
【0011】図2において、横軸は調理時間、縦軸は負
荷の検出温度と入力電力を示す。この例は煮物の調理シ
ーケンスであり、煮汁を一旦沸騰させた後弱火で煮込む
というパターンで加熱したものを示す。実線は入力電力
の大きい鍋A、点線は鍋Aより入力電力の少し小さい鍋
Bで調理した例であり、1点鎖線は鍋Bにおいて補正を
行わない場合の例である。
【0012】本誘導加熱調理器において最大電力を設定
した場合、鍋AではW1、鍋BではW2の電力が入力さ
れるものとし、弱火の設定電力は、例えば火力設定を1
0段階とすると3レベルを標準設定とする。なお、最大
入力電力で加熱する場合は入力電力の補正はしないもの
とする。
【0013】鍋Aにおいて、最大入力電力W1で加熱
し、温度検出素子16で沸騰検出するまでの時間をT1と
し、その後火力設定レベル3、つまり入力電力W3でT
時間加熱し、T3になった時点で加熱終了とする。
【0014】鍋Bにおいて、最大入力電力W2で加熱
し、温度検出素子16で沸騰検出するまでの時間をT2と
する。ここで、火力設定レベル3で加熱しようとする
と、入力電力はW4となり被加熱物15の温度は鍋Aより
も低下するので、入力電圧検出回路12及び入力電流検出
回路14から制御回路11によって入力電力がW3になるま
でインバータ回路10の通電率を補正する。通電率を補正
した状態でT時間加熱し、T4になった時点で加熱終了
とする。
【0015】このような制御を行うことにより、入力電
力の異なる鍋を使用しても煮物を煮込む時間は一定とな
り、出来上がりの状態も差がなくなる。
【0016】図3において、横軸は調理時間、縦軸は負
荷の検出温度、入力電力、入力電圧を示す。図2と同じ
煮物シーケンスの調理例であり、点線で示したものは入
力電圧変動を補正しない場合のそれぞれの変動である。
【0017】調理開始から最大入力電力W1で加熱し、
温度検出素子16で沸騰検出したあとに入力電力W3でT
時間加熱し、T3になった時点で加熱終了する。ここ
で、加熱中において、通常の入力電圧VからΔVだけ変
化した場合、インバータ回路10から供給される電力は図
の点線のようになり、被加熱物15の温度も変化し出来上
がりに影響する。したがって、入力電圧検出回路12及び
入力電流検出回路14から制御回路11によって入力電力が
一定になるように補正する。その結果、煮込み時間は電
圧変動が生じない場合と同じになり、出来上がり状態も
差がなくなる。
【0018】
【発明の効果】本発明によればインバータ回路の入力電
流を検知する入力電流検出回路と、入力電圧検出回路
と、被加熱物の温度を検出する温度検出素子とを備え、
制御回路は入力装置の設定によって調理開始から被加熱
物の煮汁が沸騰するまで高電力で加熱し、その後低電力
で一定時間加熱する煮込みモードを備え、この煮込みモ
ード中の低電力加熱中に入力電圧あるいは負荷状態の変
動等によって標準から入力電力が変動した場合に、標準
入力電力に補正するようインバータ回路の通電率を再設
定するものとしたから、揚げ物調理より低い温度で煮物
などを煮込む場合の低電力加熱中の入力電力変動を抑
え、使用する被加熱物の状態が異なったり、入力電圧が
変動した場合でも煮込み時間を一定にすることができ、
出来上がりの状態も差がなくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器のブロ
ック回路図である。
【図2】同じく煮物調理シーケンス例のタイミングチャ
ートである。
【図3】同じく煮物調理シーケンス例のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1 商用電源 6 加熱コイル 10 インバータ回路 11 制御回路 12 入力電圧検出回路 14 入力電流検出回路 15 被加熱物 16 温度検出素子 17 入力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物(15)を誘導加熱する加熱コイル
    (6)と、加熱コイル(6)に高周波電流を供給するインバ
    ータ回路(10)と、インバータ回路(10)を制御する制御回
    路(11)と、制御回路(11)へ使用者が入力操作する入力装
    置(17)等からなる誘導加熱調理器において、インバータ
    回路(10)の入力電流を検知する入力電流検出回路(14)
    と、商用電源(1)の電圧を検知する入力電圧検出回路(1
    2)と、被加熱物(15)の温度を検出する温度検出素子(16)
    とを備え、制御回路(11)は入力装置(17)の設定によって
    調理開始から被加熱物(15)の煮汁が沸騰するのを温度検
    出素子(16)が検知するまで高入力電力で加熱し、その後
    低入力電力で一定時間加熱する煮込みモードを備え、こ
    の煮込みモード中の低入力電力加熱中に入力電圧あるい
    は負荷状態の変動等によって標準入力電力から入力電力
    が変動した場合に、標準設定の入力電力に補正するよう
    インバータ回路(10)の通電率を再設定するものとしたこ
    とを特徴とする誘導加熱調理器。
JP23354191A 1991-09-13 1991-09-13 誘導加熱調理器 Pending JPH0574560A (ja)

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JP23354191A JPH0574560A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 誘導加熱調理器

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JPH0574560A true JPH0574560A (ja) 1993-03-26

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ID=16956672

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JP23354191A Pending JPH0574560A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 誘導加熱調理器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7229085B2 (en) 2004-08-09 2007-06-12 The Prophet Corp. Ball storage cart

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7229085B2 (en) 2004-08-09 2007-06-12 The Prophet Corp. Ball storage cart

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