JP2594632Y2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2594632Y2
JP2594632Y2 JP1992038806U JP3880692U JP2594632Y2 JP 2594632 Y2 JP2594632 Y2 JP 2594632Y2 JP 1992038806 U JP1992038806 U JP 1992038806U JP 3880692 U JP3880692 U JP 3880692U JP 2594632 Y2 JP2594632 Y2 JP 2594632Y2
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Inventor
雅之 磯貝
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株式会社日立ホームテック
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小物負荷検出を行う誘
導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加熱コイルに高周波電流を印加し高周波
の磁束を発生させて加熱コイルと磁気結合した負荷に渦
電流を誘起させて、そのジュール熱により負荷を加熱さ
せる誘導加熱調理器において、ナイフやスプーン等の小
物負荷が加熱された場合は火傷等の恐れがあるので、加
熱動作中の入力電流と、入力電圧や、加熱コイルの共振
電圧とを比較することにより判別する小物負荷検出方法
が、特公昭59−32878号公報、特公昭61−29
117号公報等で提案されていた。
【0003】また、制御回路のマイクロコンピュータ化
が進み、インバータ回路の入力電圧と入力電流を入力
し、内部演算によって小物負荷検出を行うものが増大し
ている。(例えば特開平3−114196号公報)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、加熱動
作中の入力電流と、入力電圧や、加熱コイルの共振電圧
とを比較する方法では、入力電圧を検出するために抵抗
分圧回路が必要であり制御回路が非絶縁化になってい
た。また、入力電圧の変動により入力電力が変化すると
検出レベルが変動するので検出値に対して補正を加えな
いと正確な小物負荷検出が行えないという問題点があっ
た。
【0005】また、マイクロコンピュータによって小物
負荷検出を行う場合は、A/D変換や内部演算、入力電
力に対する小物負荷検出レベルの補正などで処理時間が
大幅にかかってしまい、他の処理に影響を与える場合が
あった。
【0006】また、ジャー炊飯器やジャーポット、ある
いはホットプレートなどに誘導加熱方式を使用する場
合、使用中に負荷が変動し小物負荷と判断されるような
場合はほとんど無いと考えられる。したがって、一般の
電磁調理器の場合とは異なり、小物負荷の検出は常時行
わなくても構わない場合が多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するためになされたものであり、交流電源から直流電源
に変換する整流回路と、この直流電源を高周波電流に変
換し加熱コイルに供給するインバータ回路と、このイン
バータ回路を制御する制御回路と、交流電源の入力電流
又はインバータ回路の入力電流を検出する入力電流検出
回路とからなる誘導加熱調理器において、小物負荷検出
用入力電力レベルを設定し制御回路に制御させる小物負
荷検知レベル設定手段を制御回路に入力し、入力電力レ
ベルにおける入力電流検出回路が検出した検出値と、小
物負荷検知レベルを比較して小物負荷を検出するもので
ある。
【0008】
【作用】上記のように構成したことにより、小物負荷を
検出する場合は、制御回路によって設定されている入力
電力レベルにかかわらず、一時的に小物負荷検出用入力
電力レベルに設定し、入力電力レベルにおける入力電流
検出回路が検出した検出値と、小物負荷検知レベルを比
較して小物負荷を検出する作用をする。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例について図面に従って
説明する。図1は、本考案の一実施例を施した誘導加熱
調理器のブロック回路図であり、図2は同小物負荷検出
例である。
【0010】図において、交流電源1を整流回路2に入
力し直流電源を構成する。この整流回路2の出力側には
チョークコイル3及び平滑コンデンサ4とで構成される
平滑回路と、加熱コイル5と共振コンデンサ6で構成さ
れる共振回路と、ダンパーダイオード7と、スイッチン
グ素子8とからなるインバータ回路9が接続されてい
る。
【0011】カレントトランスCTによりインバータ回
路9の1次側の入力電流を検出し入力電流検出回路10
に入力し、インバータ回路9の入力電圧を入力電圧検出
回路11にて検出し、制御回路12に入力する。前記入
力電流検出回路10によって変換した電圧信号と、小物
負荷検知レベル設定手段13の設定出力を小物検知手段
14に入力する。この小物検知手段14は入力電流検出
回路10によって変換した電圧信号と小物負荷検知レベ
ル設定手段13の設定出力とを比較し加熱に適さない小
物負荷や、負荷の無い状態を検出し制御回路12に出力
する。なお、小物検知手段14の出力は制御回路12が
小物負荷検知火力レベルを設定している場合以外は出力
を停止する。制御回路12は使用者の操作に基づく、あ
るいは動作シーケンスにしたがった火力設定や、報知等
を行う。
【0012】前記制御回路12の出力する火力設定信号
を通電率設定回路15に入力し、この通電率設定回路1
5が出力するスイッチング素子8駆動用のパルス信号を
ドライブ回路16に入力し、ドライブ回路16はこのパ
ルス信号をスイッチング素子8を駆動するのに十分な駆
動信号に変換しスイッチング素子8に出力する。
【0013】次に小物負荷検出例を示す動作シーケンス
を図2を用いて説明する。
【0014】この動作は加熱開始は徐々に入力電力を増
し、最大電力で一定時間加熱した後、2回入力電力を下
げてから加熱停止するものである。横軸は時間、縦軸は
インバータ回路の入力電力を示し、実線は通常の負荷の
場合を、点線は途中で負荷が取り去られた場合を示す。
なお、小物負荷を検出した場合は、検出時点で加熱を停
止する。
【0015】加熱中はtaの期間動作シーケンスにした
がった加熱パタンにより通電し、tbの期間は小物検出
用入力電力レベルに設定し、これらのパタンを繰り返
す。
【0016】区間A(T0からT1まで)は徐々に通電率
を上げていく、いわゆるソフトスタートである。また、
2からT3、T4からT5は通電率の変化を滑らかに行う
部分である。
【0017】区間B(T1からT2)は最大レベルによる
通電である。
【0018】区間C(T3からT4)は小物検出用入力電
力レベルと同じ電力レベルの場合である。
【0019】区間D(T5からT6)は小物検出用入力電
力レベルより低い電力レベルの場合である。
【0020】なお、区間Aにおいて、ソフトスタート処
理の途中でta経過し、tb期間小物検知動作を行う。
その後ソフトスタート処理を継続する。
【0021】各区間において、小物検出用入力電力レベ
ルに設定されている期間に小物負荷あるいは負荷無しの
状態になっている場合は、入力電流が減少するので、そ
の検出レベルを図中の小物負荷検知レベルとする(点線
B′、C′、D′)。したがって、小物負荷検出期間中
は小物負荷検知レベルに対して入力電流が大きいか小さ
いかだけを判断するだけでよい。
【0022】本例のように、一定時間ごとに小物負荷検
出を行う場合にはtaに対してtbを短くすることによ
って、本来の加熱パタンを損なうことなく調理すること
が出来る。また、構造的に負荷が取外しにくいものなど
はtaを長くし小物負荷検出回数を減らす、あるいは加
熱シーケンスを持つものについてはそのシーケンスの切
り替え時に小物負荷検出を行うなどの方法をとればよ
い。
【0023】なお、本実施例では、入力電流は交流電源
側1の電流を検出しているが、整流後のインバータ回路
9の入力電流等を検出しても同様の小物負荷検出を行な
うことができる。また、これらの回路構成の一部をマイ
クロコンピュータに内蔵されている付加回路にて構成す
ることも可能であり、例えばマイクロコンピュータに前
記小物負荷検知レベル設定手段13の代わりに小物負荷
相当のディジタルデータを予め記憶しておき、そのデー
タと入力電流検出回路10の出力をA/D変換した値と
を比較して小物負荷を判別する(図示せず)。その場合
は部品点数を削減することができる。
【0024】
【考案の効果】本考案は制御回路の制御に小物負荷検出
用入力電力レベルを設定させる小物負荷検知レベル設定
手段を設け、小物負荷を検出する場合は、制御回路によ
って設定されている入力電力レベルにかかわらず、一時
的に小物負荷検出用入力電力レベルに固定し、小物負荷
検知レベル設定手段が簡略化出来、またマイクロコンピ
ュータの内部演算によって小物負荷の検出を行う場合で
も、入力電力レベルの変化に対応する小物負荷検知レベ
ルの補正を行う必要がなくなり、処理時間が大幅に短縮
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す誘導加熱調理器のブロ
ック回路図である。
【図2】同じく小物負荷検出例を示す図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 5 加熱コイル 9 インバータ回路 10 入力電流検出回路 12 制御回路 13 小物負荷検知レベル設定手段

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源(1)から直流電源に変換する
    整流回路(2)と、この直流電源を高周波電流に変換し
    加熱コイル(5)に供給するインバータ回路(9)と、
    このインバータ回路(9)の入力電力レベルを制御する
    制御回路(12)と、入力電流を検出する入力電流検出
    回路(10)とからなる誘導加熱調理器において、小物
    負荷検出用入力電力レベルを設定し前記制御回路(1
    2)に制御させる小物負荷検知レベル設定手段(13)
    を設け、小物負荷を検出する場合は、制御回路(12)
    によって設定されている入力電力レベルにかかわらず、
    一時的に、かつ間欠的に小物負荷検出用入力電力レベル
    に設定し、入力電力レベルにおける入力電流検出回路
    (10)が検出した検出値と、小物負荷検知レベルを比
    較して小物負荷を検出することを特徴とする誘導加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】 交流電源(1)の入力電流を検出する入
    力電流検出回路(10)とした請求項1記載の誘導加熱
    調理器。
  3. 【請求項3】 インバータ回路(9)の入力電流を検出
    する入力電流検出回路(10)とした請求項1記載の誘
    導加熱調理器。
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JPH0597088U JPH0597088U (ja) 1993-12-27
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