JP3733525B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ回路の駆動による高周波電力で被加熱体を誘導加熱する誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の誘導加熱調理器の概略構成を示すブロック図である。この図に示す誘導加熱調理器は、商用電源1を全波整流する整流回路2と、整流回路2の出力を平滑して直流にする平滑コンデンサ3と、この平滑コンデンサ3の直流を高周波電力に変換するインバータ回路4と、インバータ回路4から供給される高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し、被加熱体(図示せず)を誘導加熱する加熱コイル5と、インバータ回路4の入力側の交流電流を検出するカレントトランス6と、カレントトランス6からの交流電流に応じて直流電圧に変換する電流検出回路7と、電流検出回路7からの直流電圧を制御情報として入力し、インバータ回路4を所定の交流入力電流値で駆動するよう制御する制御回路8とを備えている。
【0003】
図8及び図9は従来の電流検出回路の構成を示す回路図である。図8に示す電流検出回路7は、カレントトランス6によって検出された交流電流の大きさに応じて電圧を発生する抵抗RLからなる負荷回路部7aと、4個のダイオードD1〜D4をブリッジ状に接続してなり、負荷回路部7aの出力の交流電圧を全波整流する整流回路部7bと、整流回路部7bによって全波整流された電圧を分圧する抵抗R1,R2及びその抵抗R2の両端に発生した電圧を平滑して直流にする平滑コンデンサCを備えた積分回路部7cとから構成されている。また、図9に示す電流検出回路7は、負荷回路部7aと積分回路部7cとの間に、その負荷回路部7aの出力の交流電圧を半波整流するダイオードD1からなる整流回路部7dを備えたものである。
【0004】
次に、前記のように構成された従来の誘導加熱調理器の動作を説明する。なお、この従来の誘導加熱調理器に図8に示す電流検出回路を用いた場合の動作を説明する。
火力設定器(図示せず)によって調理火力(KW)が選択されると、制御回路8は、設定された調理火力に基づいてインバータ回路4を駆動し、インバータ回路4はその駆動に基づいて平滑コンデンサ3の直流を高周波電力に変換し、加熱コイル5はその高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し被加熱体を誘導加熱する。一方、カレントトランス6は、インバータ回路4の入力側の交流電流を検出し、電流検出回路7に出力する。
【0005】
電流検出回路7の負荷回路部7aがカレントトランス6からの交流電流に基づいて交流電圧に変換し、整流回路部7bがその交流電圧を全波整流し、積分回路部7cが全波整流された電圧を抵抗R1,R2と平滑コンデンサCとで積分して直流電圧Voを生成し、制御回路8に出力する。制御回路8は、入力された直流電圧Voを制御情報として、加熱コイル5による火力出力が火力設定器の調理火力と同じになるように、インバータ回路4の駆動を制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の誘導加熱調理器では、電流検出回路7の負荷回路部7aにより変換される交流電圧は、整流回路部7bのダイオードD1〜D4の内部抵抗による電圧降下によって低くなっていた。このため、例えば図10の(a)に示すようにインバータ回路4の入力電流がほぼ30%(例えば調理火力2KW時の入力電流を100%としたとき)以下においては、電流検出回路7の出力電圧が非直線となる特性を有していた。この非直線部は制御が不安定となる領域であるため、インバータ回路4の入力電流が30%以下となる調理火力で調理するのは難しかった。
また、図9に示す電流検出回路7では、整流回路部7dに一つのダイオードD1を用いているために、前述した図8の電流検出回路7程ではないものの入力電流の15%までは非直線となっていた。このような場合、例えば煮込み調理の煮豆などの低火力調理では、連続制御が困難なため通電率制御を行っていた。例えば、100Wで調理しようとした場合、300Wの火力を5秒ON−10秒OFFとする通電率で制御を行っていた。これは、実際に300Wの火力が出力されている期間があり、特に高効率の誘導加熱調理器では、300Wの火力では強い場合があり、弱火に相当する低火力で調理を行うには100W前後の連続した火力出力が必要であった。
【0007】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、火力出力が100W前後であっても制御が可能な誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る誘導加熱調理器は、商用電源を直流に変換する直流電源回路と、直流電源回路の出力を高周波電力に変換するインバータ回路と、インバータ回路によって変換された高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し、被加熱体を誘導加熱する加熱コイルと、インバータ回路の駆動を制御する制御回路と、インバータ回路の入力側の電流を検出するカレントトランスと、カレントトランスによって検出された電流に基づいて直流電圧に変換し、これを制御情報として前記制御回路に出力する電流検出回路とを備え、電流検出回路は、カレントトランスの出力間に挿入された直列接続の抵抗と順方向ダイオード、及び順方向ダイオードに並列に接続された逆方向ダイオードからなる負荷回路部と、負荷回路部の出力を整流する整流回路部と、整流回路部により整流された電圧を積分する積分回路部とから構成されている。
【0009】
本発明の請求項2に係る誘導加熱調理器は、商用電源を直流に変換する直流電源回路と、直流電源回路の出力を高周波電力に変換するインバータ回路と、インバータ回路によって変換された高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し、被加熱体を誘導加熱する加熱コイルと、インバータ回路の駆動を制御する制御回路と、インバータ回路の入力側の電流を検出するカレントトランスと、カレントトランスによって検出された電流に基づいて直流電圧に変換し、これを制御情報として前記制御回路に出力する電流検出回路とを備え、電流検出回路は、カレントトランスの出力間に挿入されたダイオードブリッジ、及びダイオードブリッジの両極間に挿入された直列接続の順方向ダイオードと抵抗からな負荷回路部と、負荷回路部の出力を整流する整流回路部と、整流回路部により整流された電圧を積分する積分回路部とから構成されている。
【0010】
本発明の請求項3に係る誘導加熱調理器は、整流回路部は、エミッタフォロワ構成のNPNトランジスタからなっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の概略構成を示すブロック図、図2は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の電流検出回路の構成を示す回路図である。なお、図7で説明した従来例と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
本実施の形態1の誘導加熱調理器は、直列接続の抵抗と順方向ダイオード、及びこの順方向ダイオードに並列に接続された逆方向ダイオードからなる負荷回路部を有する電流検出回路11を備えたものである。
【0012】
この電流検出回路11は、図2に示すように、カレントトランス6により検出された交流電流に基づいて電圧を発生する負荷回路部11aと、この負荷回路部11aの出力電圧を半波整流する順方向ダイオードD1からなる整流回路部11bと、整流回路部11bによって半波整流された電圧を分圧する抵抗R1,R2及びこの分圧によって抵抗R2に生じた電圧を平滑して直流にする平滑コンデンサCを備えた積分回路部11cとから構成されている。
【0013】
前述した負荷回路部11aは、カレントトランス6の出力間に挿入された直列接続の抵抗RL及び順方向ダイオードD5と、この順方向ダイオードD5に並列に接続された逆方向ダイオードD6とからなっている。この負荷回路部11aは、カレントトランス6によって検出されたインバータ回路4の入力側の交流電流の例えば一方向の半波電流を抵抗RL→順方向ダイオードD5の順に流し、逆方向の半波電流を逆方向ダイオードD6→抵抗RLの順に流して、抵抗RLと順方向ダイオードD5(内部抵抗)、及び逆方向ダイオードD6(内部抵抗)と抵抗RLにそれぞれ生じる交流電圧を整流回路部11bに出力する。この交流電圧は、図8及び図9に示した従来の負荷回路部7aの出力電圧と比べ、順方向ダイオードD5と逆方向ダイオードD6とによって生じた電圧分(ダイオードのバイアス電圧)が加わった波形となっている。
【0014】
次に、本実施の形態1の誘導加熱調理器の動作を説明する。
本調理器に設けられた火力設定器(図示せず)で調理火力(KW)が選択されると、制御回路8はその調理火力に応じた高周波信号によってインバータ回路4を駆動し、インバータ回路4はその制御に基づいて入力側の直流を高周波電力に変換し、加熱コイル5はその高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し被加熱体(図示せず)を誘導加熱する。一方、カレントトランス6は、インバータ回路4の入力側の交流電流を検出し、電流検出回路11に出力する。
【0015】
この時、負荷回路部11aの抵抗RLと順方向ダイオードD5に一方向の半波電流が流れ、逆方向ダイオードD6と抵抗RLに逆方向の半波電流が流れ、出力端に電流値に基づいた交流電圧が発生する。この交流電圧を整流回路部11bの順方向ダイオードD1が半波整流し、半波整流された電圧を積分回路部11cの抵抗R1,R2と平滑コンデンサCとで積分して直流電圧Voに変換し、制御回路8に出力する。制御回路8は、入力された直流電圧Voを制御情報として、加熱コイル5による火力出力と火力設定器の調理火力とが同じになるように、インバータ回路4の駆動を制御する。
【0016】
積分回路部11cから出力される直流電圧Voは、例えば図6の(a)に示すように、調理火力2KW時の入力電流(インバータ回路11の入力側の電流)を100%としたときほぼ2%の入力電流から直線になる。これは、前述したように負荷回路部11aの抵抗RLに生じる電圧に順方向ダイオードD5と逆方向ダイオードD6によるバイアス電圧を加わるようにし、このバイアス電圧を整流回路部11bの順方向ダイオードD1の電圧降下で相殺するようにしたためである。
【0017】
以上のように実施の形態1によれば、負荷回路部11aの抵抗RLに生じる電圧に順方向ダイオードD5と逆方向ダイオードD6によるバイアス電圧を加算するようにしたので、積分回路部11cから出力される直流電圧Voが従来と比べ低い入力電流(2%)からでも直線となり、このため、100W前後の低い火力出力でも調理が可能になるという効果がある。
【0018】
実施の形態2.
前述した実施の形態1では、順方向ダイオードD1からなる整流回路部11bで負荷回路部11aの出力(交流電圧)を半波整流するようにしたが、本実施の形態2は、図3に示すようにエミッタフォロワ構成のNPNトランジスタQ1を備えた整流回路部11dを負荷回路部11aの出力側に設けたものであり、また、整流回路部11dの出力側の積分回路部11cには抵抗R2の抵抗値よりもほぼ1/500以下程度となる抵抗R1が用いられている。この抵抗R1を小さくすることにより、ピークホールド型となり、立ち上がりの遅れが小さくなるので、オーバーシュートのない制御が可能になっている。
【0019】
実施の形態2においては、カレントトランス6の検出電流に基づいて抵抗RLに発生した交流電圧は、順方向ダイオードD5と逆方向ダイオードD6のバイアス電圧によりピーク値の高い電圧となり、NPNトランジスタQ1によって半波整流される。そして、この半波整流された電圧は抵抗R1,R2によって分圧され、この分圧により抵抗R2に発生した電圧は平滑コンデンサCによって直流に変換されて制御回路8に出力される。この場合も積分回路部11cから出力される直流電圧Voは、図6の(a)に示すようにほぼ2%の入力電流から直線になる。
【0020】
このように、負荷回路部11aの抵抗RLに生じる電圧に順方向ダイオードD5と逆方向ダイオードD6によるバイアス電圧を加算し、これによって形成された交流電圧をエミッタフォロワ構成のNPNトランジスタQ1によって半波整流するようにしたので、積分回路部11cから出力される直流電圧Voが従来と比べ低い入力電流からでも直線となり、このため、100W前後の低い出力火力でも調理が可能になるという効果がある。
【0021】
実施の形態3.
図4は実施の形態3に係る誘導加熱調理器の電流検出回路の構成を示す回路図である。なお、図2で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
本実施の形態3の誘導加熱調理器は、カレントトランス6の出力間に挿入されたダイオードブリッジD5〜D8と、ダイオードブリッジD5〜D8の両極間に挿入された直列接続の順方向ダイオードD9及び抵抗RLとからな負荷回路部11eを有する電流検出回路11を備えたものである。
【0022】
前述した負荷回路部11aは、カレントトランス6によって検出されたインバータ回路4の入力側の交流電流をダイオードブリッジD5〜D8で全波整流し、この全波整流した電流を順方向ダイオードD9及び抵抗RLに流して電圧を発生し、整流回路部11bに出力する。この出力電圧は、図8及び図9に示した従来の負荷回路部7aの出力電圧と比べ、抵抗RLに発生する電圧に順方向ダイオードD9のバイアス電圧が加わった波形となっている。
【0023】
次に、本実施の形態3の誘導加熱調理器の動作を説明する。
本調理器に設けられた火力設定器(図示せず)で調理火力(KW)が選択されると、前述したように、制御回路8はその調理火力に応じた高周波信号によりインバータ回路4を駆動し、インバータ回路4はその駆動に基づいて入力側の直流を高周波電力に変換し、加熱コイル5はその高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し被加熱体(図示せず)を誘導加熱する。一方、カレントトランス6は、インバータ回路4の入力側の交流電流を検出し、電流検出回路11に出力する。
【0024】
この時、負荷回路部11eのダイオードブリッジD5〜D8によって入力交流電流を全波整流すると共に、その電流に基づいて順方向ダイオードD9と抵抗RLの直列接続の両端間に電圧を発生し、整流回路部11bの順方向ダイオードD1を通じて積分回路部11cに出力する。積分回路部11cは、整流された電圧を抵抗R1,R2と平滑コンデンサCとで積分して直流電圧Voに変換し、制御回路8に出力する。制御回路8は、入力された直流電圧Voを制御情報として、加熱コイル5による火力出力と火力設定器の調理火力とが同じになるように、インバータ回路4の駆動を制御する。
【0025】
積分回路部11cから出力される直流電圧Voは、例えば図6の(b)に示すように、調理火力2KW時の入力電流(インバータ回路11の入力側の電流)を100%としたときほぼ6%の入力電流から直線になる。これは、前述したように負荷回路部11eの抵抗RLに生じる電圧に順方向ダイオードD9によるバイアス電圧を加えた後に、整流回路部11bの順方向ダイオードD1の電圧降下により相殺するようにしたためである。
【0026】
以上のように実施の形態3によれば、負荷回路部11eの抵抗RLに生じる電圧に順方向ダイオードD9によるバイアス電圧を加算するようにしたので、積分回路部11cから出力される直流電圧Voが従来と比べ低い入力電流(6%)からでも直線となり、このため、100W前後の低い出力火力でも調理が可能になるという効果がある。
【0027】
実施の形態4.
前述した実施の形態3では、順方向ダイオードD1からなる整流回路部11bを負荷回路部11eの出力側に設けたことを説明したが、本実施の形態4は、図5に示すようにエミッタフォロワ構成のNPNトランジスタQ1を備えた整流回路部11dを負荷回路部11aの出力側に設けたものであり、また、前記と同様に積分回路部11cには抵抗R2の抵抗値よりもほぼ1/500以下程度となる抵抗R1が用いられている。この抵抗R1を小さくすることにより、ピークホールド型となり、立ち上がりの遅れが小さくなるので、オーバーシュートのない制御が可能になっている。
【0028】
実施の形態4においては、カレントトランス6によって検出された交流電流を負荷回路部11eが全波整流すると共に、この電流に基づいて電圧を発生し、整流回路部11dのNPNトランジスタQ1を駆動する。積分回路部11cは、そのNPNトランジスタQ1の駆動により入力される全波電圧を抵抗R1,R2と平滑コンデンサCとで積分して直流電圧Voを生成し、制御回路8に出力する。この場合も積分回路部11cから出力される直流電圧Voは、図6の(b)に示すようにほぼ6%の入力電流から直線になる。
【0029】
このように、負荷回路部11eの抵抗RLに生じる電圧に順方向ダイオードD9によるバイアス電圧を加算し、これによって形成された電圧でエミッタフォロワ構成のNPNトランジスタQ1を駆動して積分回路部11cに出力するようにしたので、積分回路部11cから出力される直流電圧Voが従来と比べ低い入力電流からでも直線となり、このため、100W前後の低い出力火力でも調理が可能になるという効果がある。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1の発明によれば、カレントトランスの出力間に挿入された直列接続の抵抗と順方向ダイオード、及び順方向ダイオードに並列に接続された逆方向ダイオードからなる負荷回路部を有する電流検出回路を備えたので、負荷回路部の抵抗に生じる電圧に順方向ダイオードと逆方向ダイオードによるバイアス電圧が加わった電圧波形を得ることができ、このため、積分回路部から出力される直流電圧が従来と比べ低い入力電流からでも直線となり、100W前後の低い火力火力でも調理が可能になるという効果がある。
【0031】
本発明の請求項2の発明によれば、カレントトランスの出力間に挿入されたダイオードブリッジ、及びダイオードブリッジの両極間に挿入された直列接続の順方向ダイオードと抵抗からな負荷回路部を有する電流検出回路を備えたので、負荷回路部の抵抗に生じる電圧に順方向ダイオードによるバイアス電圧が加わった電圧波形を得ることができ、このため、積分回路部から出力される直流電圧が従来と比べ低い入力電流からでも直線となり、100W前後の低い出力火力でも調理が可能になるという効果がある。
【0032】
本発明の請求項3の発明によれば、エミッタフォロワ構成のNPNトランジスタからなる整流回路部を負荷回路部の出力側に設けたので、積分回路部から出力される直流電圧の直線性がよくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の電流検出回路の構成を示す回路図である。
【図3】 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の電流検出回路の構成を示す回路図である。
【図4】 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の電流検出回路の構成を示す回路図である。
【図5】 実施の形態4に係る誘導加熱調理器の電流検出回路の構成を示す回路図である。
【図6】 本発明の電流検出回路における入力電流に対する出力電圧Voの特性図である。
【図7】 従来の誘導加熱調理器の概略構成を示すブロック図である。
【図8】 従来の電流検出回路の構成を示す回路図である。
【図9】 従来の他の電流検出回路の構成を示す回路図である。
【図10】 従来の電流検出回路における入力電流に対する出力電圧Voの特性図である。
【符号の説明】
1 商用電源、2 整流回路、3 平滑コンデンサ、4 インバータ回路、5加熱コイル、6 カレントトランス、8 制御回路、11 電流検出回路、11a,11e 負荷回路部、11b,11d 整流回路部、11c 積分回路部。

Claims (3)

  1. 商用電源を直流に変換する直流電源回路と、
    直流電源回路の出力を高周波電力に変換するインバータ回路と、
    インバータ回路によって変換された高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し、被加熱体を誘導加熱する加熱コイルと、
    インバータ回路の駆動を制御する制御回路と、
    インバータ回路の入力側の電流を検出するカレントトランスと、
    カレントトランスによって検出された電流に基づいて直流電圧に変換し、これを制御情報として前記制御回路に出力する電流検出回路とを備え、
    前記電流検出回路は、
    前記カレントトランスの出力間に挿入された直列接続の抵抗と順方向ダイオード、及び順方向ダイオードに並列に接続された逆方向ダイオードからなる負荷回路部と、
    負荷回路部の出力を整流する整流回路部と、
    整流回路部により整流された電圧を積分する積分回路部と
    から構成されていることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 商用電源を直流に変換する直流電源回路と、
    直流電源回路の出力を高周波電力に変換するインバータ回路と、
    インバータ回路によって変換された高周波電力に基づいて高周波磁界を発生し、被加熱体を誘導加熱する加熱コイルと、
    インバータ回路の駆動を制御する制御回路と、
    インバータ回路の入力側の電流を検出するカレントトランスと、
    カレントトランスによって検出された電流に基づいて直流電圧に変換し、これを制御情報として前記制御回路に出力する電流検出回路とを備え、
    前記電流検出回路は、
    前記カレントトランスの出力間に挿入されたダイオードブリッジ、及びダイオードブリッジの両極間に挿入された直列接続の順方向ダイオードと抵抗からな負荷回路部と、
    負荷回路部の出力を整流する整流回路部と、
    整流回路部により整流された電圧を積分する積分回路部と
    から構成されていることを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 前記整流回路部は、エミッタフォロワ構成のNPNトランジスタからなることを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱調理器。
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