JPS6314134Y2 - - Google Patents

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JPS6314134Y2
JPS6314134Y2 JP1985072700U JP7270085U JPS6314134Y2 JP S6314134 Y2 JPS6314134 Y2 JP S6314134Y2 JP 1985072700 U JP1985072700 U JP 1985072700U JP 7270085 U JP7270085 U JP 7270085U JP S6314134 Y2 JPS6314134 Y2 JP S6314134Y2
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JP
Japan
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output shaft
nut
washer
lubrication hole
bearing
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JP1985072700U
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JPS61188069U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は4輪駆動車に使用されるトランスフア
装置の潤滑構造に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来、例えば特開昭57−69142号公報に記載の
ように、トランスフア装置のインプツトシヤフト
(トランスミツシヨンのアウトプツトシヤフトに
対応する)とアウトプツトシヤフトとを同軸上に
配置し、これらアウトプツトシヤフトの結合部に
パイロツトベアリングを設けて相対回転自在に支
持したものが知られている。
上記パイロツトベアリングを潤滑するには、通
常の場合、トランスフア装置のアウトプツトシヤ
フトの軸心に潤滑孔を設け、この潤滑孔の先端を
エクステンシヨンハウジング内に開口せしめ、エ
クステンシヨンハウジング内に溜まつた油を上記
開口から流入させて潤滑を行つている。
上記構造の場合、トランスフア装置のアウトプ
ツトシヤフトが停止している時には、潤滑孔への
油の流入によつてパイロツトベアリングが潤滑さ
れるが、アウトプツトシヤフトが回転すると、油
に遠心力が作用するので、この遠心力のために油
の流入が行われず、パイロツトベアリングを潤滑
できないという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、アウトプツトシヤフトが回
転しているときでも、パイロツトベアリングを効
率的に潤滑できるトランスフア装置の潤滑構造を
提供することにある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成するために、本考案は、アウト
プツトシヤフトの外周面に形成された平面部およ
び上記潤滑孔の開口と、アウトプツトシヤフト支
持用ベアリングを固定するために、該アウトプツ
トシヤフトに螺合されるナツトと、上記アウトプ
ツトシヤフトの外側に嵌合され、上記支持用ベア
リングとナツトとの間で挟着されるワツシヤとを
備え、該ワツシヤには、アウトプツトシヤフトと
嵌合する嵌合孔と、上記平面部と合致する平面部
と、上記ナツトを回り止めするロツク用爪と、上
記潤滑孔の開口に対応する油かき上げ用スリンガ
とが一体に形成されていることを特徴とする。
すなわち、トランスフア装置のアウトプツトシ
ヤフトの回転につれて、ワツシヤのスリンガが油
をかき上げ、潤滑孔へ強制的に油を送り込んでパ
イロツトベアリングを潤滑するものである。
〔実施例〕
第1図は本考案にかかるトランスフア装置の潤
滑構造の一例を示し、1はトランスフア装置のイ
ンプツトシヤフトであり、実際にはトランスミツ
シヨンのアウトプツトシヤフトで構成されてい
る。2はトランスフア装置のリヤ側アウトプツト
シヤフトであり、上記シヤフト1,2は同軸上に
は配置されている。インプツトシヤフト1の右端
部はアウトプツトシヤフト2の左端部内側に嵌入
しており、これらワツシヤ1,2の結合部には相
対回転自在に結合するパイロツトベアリング3が
設けられている。上記アウトプツトシヤフト2の
軸心には、パイロツトベアリング3を潤滑するた
めの潤滑孔4が形成されており、この潤滑孔4の
端部4aはアウトプツトシヤフト2の外周面に開
口している。
6は上記アウトプツトシヤフト2をエクステン
シヨンハウジング5およびトランスミツシヨンケ
ース7に対して回転自在に支持するベアリングで
あり、このベアリング6はエクステンシヨンハウ
ジング5内に溜まつた油がトランスミツシヨンケ
ース7側へ漏れ出ないようにシール構造となつて
いる。上記ベアリング6の内輪は、ワツシヤ9を
間にして、アウトプツトシヤフト2に螺合するナ
ツト8によつて締付固定されている。
アウトプツトシヤフト2のナツト8との螺合部
には、第2図に示すように平面部2aが形成され
ており、この平面部2aとワツシヤ9の嵌合孔9
cに形成された平面部9dとが合致し、ワツシヤ
9はアウトプツトシヤフト2に対して一定の位置
関係で回り止めされる。
ワツシヤ9は、第3図に示すごとく一端部にロ
ツク用の爪9aを有しており、この爪9aをナツ
ト8の締付後に破線で示すように直角に折り曲
げ、ナツト8の周面に係合させることにより、ナ
ツト8の緩みを防止している。ワツシヤ9の他端
部にはスリンガ9bが一体に形成されており、こ
のスリンガ9bはワツシヤ9をアウトプツトシヤ
フト2に嵌合した状態で上記潤滑孔4の開口4a
の近傍に位置している。アウトプツトシヤフト2
が第2図矢印方向に回転すると、スリンガ9bが
エクステンシヨンハウジング5内に溜まつた油を
かき上げ、潤滑孔4の開口4aへ油を送り込むこ
とができる。したがつて、従来では潤滑できなか
つたアウトプツトシヤフト2の回転中において
も、潤滑孔4を介してパイロツトベアリング3を
容易に潤滑させることができる。
なお、第1図中、10はハイ・ロー切換スリー
ブ、11は2輪・4輪切換スリーブ、12はロー
スピードギヤ、13はロースピードギヤ12と図
示しないカウンタギヤを介して連結されたフロン
ト側駆動ギヤ、14はフロント側駆動ギヤ13か
らフロント側アウトプツトシヤフトへ動力を伝達
するチエーンである。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば
ワツシヤに形成したスリンガによつてエクステン
シヨンハウジング内の油を潤滑孔に強制的に送り
込むようにしたので、アウトプツトシヤフトの回
転を利用してパイロツトベアリングを容易に潤滑
できる。また、上記ワツシヤはナツトの回り止め
用ワツシヤを兼用しているので、専用のかき上げ
手段やロツクワツシヤを設ける場合に比べて部品
数を消減でき、しかもワツシヤはアウトプツトシ
ヤフトの平面部によつて所定回転位置に位置決め
されるので、ワツシヤをアウトプツトシヤフトに
組み込むと、自動的にスリンガと潤滑孔の開口と
が対応し、常に効率よく油を潤滑孔に供給できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるトランスフア装置の一
例の断面図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図はワツシヤの斜視図である。 1……インプツトシヤフト、2……アウトプツ
トシヤフト、2a……平面部、3……パイロツト
ベアリング、4……潤滑孔、4a……開口、5…
…エクステンシヨンハウジング、6……支持用ベ
アリング、8……ナツト、9……ワツシヤ、9a
……ロツク用爪、9b……スリンガ、9c……嵌
合孔、9d……平面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インプツトシヤフトとアウトプツトシヤフトと
    を同軸上に配置し、これらシヤフトの結合部にパ
    イロツトベアリングを設け、上記アウトプツトシ
    ヤフトの軸心に上記パイロツトベアリングを潤滑
    するための潤滑孔を設けたトランスフア装置にお
    いて、 上記アウトプツトシヤフトの外周面に形成され
    た平面部および上記潤滑孔の開口と、アウトプツ
    トシヤフト支持用ベアリングを固定するために、
    該アウトプツトシヤフトに螺合されるナツトと、
    上記アウトプツトシヤフトの外側に嵌合され、上
    記支持用ベアリングとナツトとの間で挟着される
    ワツシヤとを備え、該ワツシヤには、アウトプツ
    トシヤフトと嵌合する嵌合孔と、上記平面部と合
    致する平面部と、上記ナツトを回り止めするロツ
    ク用爪と、上記潤滑孔の開口に対応する油かき上
    げ用スリンガとが一体に形成されていることを特
    徴とするトランスフア装置の潤滑構造。
JP1985072700U 1985-05-16 1985-05-16 Expired JPS6314134Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985072700U JPS6314134Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985072700U JPS6314134Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61188069U JPS61188069U (ja) 1986-11-22
JPS6314134Y2 true JPS6314134Y2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=30611355

Family Applications (1)

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JP1985072700U Expired JPS6314134Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0531315Y2 (ja) * 1985-12-10 1993-08-11
JPH0536122Y2 (ja) * 1987-03-09 1993-09-13
SE533237C2 (sv) * 2008-12-19 2010-07-27 Skf Ab En låsplatta för användning i ett låsarrangemang och ett sådant låsarrangemang

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549278B2 (ja) * 1972-12-11 1979-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS579557Y2 (ja) * 1977-06-22 1982-02-24

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JPS549278B2 (ja) * 1972-12-11 1979-04-23

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JPS61188069U (ja) 1986-11-22

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