JPH10138777A - インタアクスルデフの潤滑装置 - Google Patents
インタアクスルデフの潤滑装置Info
- Publication number
- JPH10138777A JPH10138777A JP8315708A JP31570896A JPH10138777A JP H10138777 A JPH10138777 A JP H10138777A JP 8315708 A JP8315708 A JP 8315708A JP 31570896 A JP31570896 A JP 31570896A JP H10138777 A JPH10138777 A JP H10138777A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential case
- oil
- interaxle differential
- lubricating oil
- lubrication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0483—Axle or inter-axle differentials
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】在来のインタアクスルデフに簡単な部材を取り
付けることにより潤滑油を積極的に、かつ円滑に給油穴
へ流入可能にし、潤滑性能を向上したインタアクスルデ
フの潤滑装置を提供する。 【解決手段】インタアクスルデフケース2の外周部に形
成した潤滑油溜用凹部11にインタアクスルデフケース
2の内部に連通した給油穴9を開口し、インタアクスル
デフケース2の回転方向に向けた油かき面13が形成さ
れ、かつ油かき面13が給油穴9の開口上に配置するよ
うスクレーパプレート12を潤滑油溜用凹部11に取り
付けた。前記給油穴9をインタアクスルデフケース2の
回転方向に傾斜角度を持たせた軸線で設けた。
付けることにより潤滑油を積極的に、かつ円滑に給油穴
へ流入可能にし、潤滑性能を向上したインタアクスルデ
フの潤滑装置を提供する。 【解決手段】インタアクスルデフケース2の外周部に形
成した潤滑油溜用凹部11にインタアクスルデフケース
2の内部に連通した給油穴9を開口し、インタアクスル
デフケース2の回転方向に向けた油かき面13が形成さ
れ、かつ油かき面13が給油穴9の開口上に配置するよ
うスクレーパプレート12を潤滑油溜用凹部11に取り
付けた。前記給油穴9をインタアクスルデフケース2の
回転方向に傾斜角度を持たせた軸線で設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後輪2軸駆動型大
型車両の各軸間に設けられたインタアクスルデフ(イン
タアクスルディファレンシャルギヤ機構の略)の潤滑装
置に関するものである。
型車両の各軸間に設けられたインタアクスルデフ(イン
タアクスルディファレンシャルギヤ機構の略)の潤滑装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】後輪2軸駆動型大型車両の各軸間に設け
られるインタアクスルデフは図6で示すように、インタ
アクスルデフカバー1で囲まれて回転可能に支持された
インタアクスルデフケース2に、出力軸5(スルーシャ
フト)上に回転可能に遊嵌合されているドライブギヤ2
0上に回転方向を係合して嵌合された第1デフギヤ3
と、前記出力軸5端にスプライン嵌合された第2デフギ
ヤ4と、前記出力軸5の軸線と交差したピニオン軸8を
介して回転可能に軸承され、前記第1デフギヤ3及び第
2デフギヤ4と噛み合った第1デフピニオン6及び第2
デフピニオン7が内設されており、前記ドライブギヤ2
0の回転をピニオンドライブギヤ21を介してハイポイ
ドピニオン22に伝達し、このハイポイドピニオン22
と噛合した後前車軸のディファレンシャルギヤ機構のリ
ングギヤ23(ハイポイドギヤ)に伝達し、後後車軸に
は前記出力軸5が図略の後後車軸のディファレンシャル
ギヤ機構のリングギヤに伝達するように構成されてい
る。
られるインタアクスルデフは図6で示すように、インタ
アクスルデフカバー1で囲まれて回転可能に支持された
インタアクスルデフケース2に、出力軸5(スルーシャ
フト)上に回転可能に遊嵌合されているドライブギヤ2
0上に回転方向を係合して嵌合された第1デフギヤ3
と、前記出力軸5端にスプライン嵌合された第2デフギ
ヤ4と、前記出力軸5の軸線と交差したピニオン軸8を
介して回転可能に軸承され、前記第1デフギヤ3及び第
2デフギヤ4と噛み合った第1デフピニオン6及び第2
デフピニオン7が内設されており、前記ドライブギヤ2
0の回転をピニオンドライブギヤ21を介してハイポイ
ドピニオン22に伝達し、このハイポイドピニオン22
と噛合した後前車軸のディファレンシャルギヤ機構のリ
ングギヤ23(ハイポイドギヤ)に伝達し、後後車軸に
は前記出力軸5が図略の後後車軸のディファレンシャル
ギヤ機構のリングギヤに伝達するように構成されてい
る。
【0003】このインタアクスルデフにおけるアクスル
デフケース2内の潤滑は、アクスルデフケース2に給油
穴9と排油穴10とを設け、アクスルデフカバー1とア
クスルデフケース2との隙間に流れてくる潤滑油を給油
穴9よりアクスルデフケース2内に供給し、排油穴10
から排出している。
デフケース2内の潤滑は、アクスルデフケース2に給油
穴9と排油穴10とを設け、アクスルデフカバー1とア
クスルデフケース2との隙間に流れてくる潤滑油を給油
穴9よりアクスルデフケース2内に供給し、排油穴10
から排出している。
【0004】しかし、アクスルデフケース2は後2軸の
ディファレンシャルギヤ機構におけるデフケースより小
径であり、しかも高速で回転するため、アクスルデフカ
バー1とアクスルデフケース2との隙間に流れてくる潤
滑油に遠心力が作用して外方に飛散し、高速回転時に給
油量が減少する傾向となり、内部の油温上昇の原因にな
っている。
ディファレンシャルギヤ機構におけるデフケースより小
径であり、しかも高速で回転するため、アクスルデフカ
バー1とアクスルデフケース2との隙間に流れてくる潤
滑油に遠心力が作用して外方に飛散し、高速回転時に給
油量が減少する傾向となり、内部の油温上昇の原因にな
っている。
【0005】このような問題を解消するために、インタ
アクスルデフカバーの内側に突起部を設け、この突起部
に潤滑油を衝突させて圧力を高めて給油穴に流入するよ
うにしたインタアクスルデフの潤滑装置が特開平7−2
53148号で提供されている。
アクスルデフカバーの内側に突起部を設け、この突起部
に潤滑油を衝突させて圧力を高めて給油穴に流入するよ
うにしたインタアクスルデフの潤滑装置が特開平7−2
53148号で提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公開されているイ
ンタアクスルデフの潤滑装置では、内側に突起部を設け
た特別構造のアクスルデフカバーの製造が必要であり、
重量の増大及びコスト高の問題がある。
ンタアクスルデフの潤滑装置では、内側に突起部を設け
た特別構造のアクスルデフカバーの製造が必要であり、
重量の増大及びコスト高の問題がある。
【0007】本発明の目的は、在来のインタアクスルデ
フに簡単な部材を取り付けることにより潤滑油を積極的
に、かつ円滑に給油穴へ流入可能にし、潤滑性能を向上
したインタアクスルデフの潤滑装置を提供することであ
る。
フに簡単な部材を取り付けることにより潤滑油を積極的
に、かつ円滑に給油穴へ流入可能にし、潤滑性能を向上
したインタアクスルデフの潤滑装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成要旨は、請求項1においては、インタ
アクスルデフケースの外周部に潤滑油溜用凹部を形成
し、この潤滑油溜用凹部に開口し前記インタアクスルデ
フケースの内部に連通した給油穴と、前記インタアクス
ルデフケースの回転方向に向けた油かき面が形成され、
かつ前記油かき面が前記給油穴の開口上に配置するよう
前記潤滑油溜用凹部に取り付けられたスクレーパプレー
トと、前記インタアクスルデフケースの内外を連通した
排油穴とを備え、前記インタアクスルデフケースの回転
によって前記潤滑油溜用凹部に溜まる潤滑油を前記スク
レーパプレートの油かき面により前記給油穴にかき込み
供給して前記インタアクスルデフケース内に給油し、前
記排油穴から前記潤滑油を前記インタアクスルデフケー
ス外に排出するように構成したことを特徴とするもので
ある。
めの本発明の構成要旨は、請求項1においては、インタ
アクスルデフケースの外周部に潤滑油溜用凹部を形成
し、この潤滑油溜用凹部に開口し前記インタアクスルデ
フケースの内部に連通した給油穴と、前記インタアクス
ルデフケースの回転方向に向けた油かき面が形成され、
かつ前記油かき面が前記給油穴の開口上に配置するよう
前記潤滑油溜用凹部に取り付けられたスクレーパプレー
トと、前記インタアクスルデフケースの内外を連通した
排油穴とを備え、前記インタアクスルデフケースの回転
によって前記潤滑油溜用凹部に溜まる潤滑油を前記スク
レーパプレートの油かき面により前記給油穴にかき込み
供給して前記インタアクスルデフケース内に給油し、前
記排油穴から前記潤滑油を前記インタアクスルデフケー
ス外に排出するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0009】また、請求項2においては、インタアクス
ルデフケースの外周部に潤滑油溜用凹部を形成し、この
潤滑油溜用凹部に開口し前記インタアクスルデフケース
の回転方向に傾斜角度を持たせた軸線で前記インタアク
スルデフケースの内部に連通した給油穴と、前記インタ
アクスルデフケースの回転方向に向けた油かき面が形成
され、かつ前記油かき面が前記給油穴の開口上に配置す
るよう前記潤滑油溜用凹部に取り付けられたスクレーパ
プレートと、前記インタアクスルデフケースの内外を連
通した排油穴とを備え、前記インタアクスルデフケース
の回転によって前記潤滑油溜用凹部に溜まる潤滑油を前
記スクレーパプレートの油かき面により前記給油穴にか
き込み供給して前記インタアクスルデフケース内に給油
し、前記排油穴から前記潤滑油を前記インタアクスルデ
フケース外に排出するように構成したことを特徴とする
ものである。
ルデフケースの外周部に潤滑油溜用凹部を形成し、この
潤滑油溜用凹部に開口し前記インタアクスルデフケース
の回転方向に傾斜角度を持たせた軸線で前記インタアク
スルデフケースの内部に連通した給油穴と、前記インタ
アクスルデフケースの回転方向に向けた油かき面が形成
され、かつ前記油かき面が前記給油穴の開口上に配置す
るよう前記潤滑油溜用凹部に取り付けられたスクレーパ
プレートと、前記インタアクスルデフケースの内外を連
通した排油穴とを備え、前記インタアクスルデフケース
の回転によって前記潤滑油溜用凹部に溜まる潤滑油を前
記スクレーパプレートの油かき面により前記給油穴にか
き込み供給して前記インタアクスルデフケース内に給油
し、前記排油穴から前記潤滑油を前記インタアクスルデ
フケース外に排出するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。実施例1(請求項1)は図1におい
て、1はインタアクスルデフカバーであり、2は前記イ
ンタアクスルデフカバー1で囲まれて回転可能に支持さ
れたインタアクスルデフケースである。このインタアク
スルデフケース2内には、出力軸5(スルーシャフト)
上に回転可能に遊嵌合されているドライブギヤ20上に
回転方向を係合して嵌合された第1デフギヤ3と、前記
出力軸5端にスプライン嵌合された第2デフギヤ4と、
前記出力軸5の軸線と交差したピニオン軸8を介して回
転可能に軸承され、前記第1デフギヤ3及び第2デフギ
ヤ4と噛み合った第1デフピニオン6及び第2デフピニ
オン7が内設されている。
基づいて説明する。実施例1(請求項1)は図1におい
て、1はインタアクスルデフカバーであり、2は前記イ
ンタアクスルデフカバー1で囲まれて回転可能に支持さ
れたインタアクスルデフケースである。このインタアク
スルデフケース2内には、出力軸5(スルーシャフト)
上に回転可能に遊嵌合されているドライブギヤ20上に
回転方向を係合して嵌合された第1デフギヤ3と、前記
出力軸5端にスプライン嵌合された第2デフギヤ4と、
前記出力軸5の軸線と交差したピニオン軸8を介して回
転可能に軸承され、前記第1デフギヤ3及び第2デフギ
ヤ4と噛み合った第1デフピニオン6及び第2デフピニ
オン7が内設されている。
【0011】前記インタアクスルデフケース2には給油
穴9と排油穴10とが設けられており、前記インタアク
スルデフケース2の外周部の前記給油穴9の開口部位に
は潤滑油溜用凹部11が形成されている。
穴9と排油穴10とが設けられており、前記インタアク
スルデフケース2の外周部の前記給油穴9の開口部位に
は潤滑油溜用凹部11が形成されている。
【0012】前記潤滑油溜用凹部11にはスクレーパプ
レート12が取り付けられている。このスクレーパプレ
ート12は図2,図3,図4及び図5で示すように、帯
状のプレートの一端をかぎ型に折り曲げ、さらに、かぎ
型に折り曲げた上面の一部を下向きに折曲してインタア
クスルデフケース2の回転方向に向けた油かき面13が
形成され、かつ前記油かき面13が前記給油穴9の開口
上に配置するようにボルト等によって取り付けた構成で
ある。
レート12が取り付けられている。このスクレーパプレ
ート12は図2,図3,図4及び図5で示すように、帯
状のプレートの一端をかぎ型に折り曲げ、さらに、かぎ
型に折り曲げた上面の一部を下向きに折曲してインタア
クスルデフケース2の回転方向に向けた油かき面13が
形成され、かつ前記油かき面13が前記給油穴9の開口
上に配置するようにボルト等によって取り付けた構成で
ある。
【0013】前記本発明の実施例1(請求項1)の構成
では、インタアクスルデフケース2の回転によってイン
タアクスルデフカバー1とインタアクスルデフケース2
との隙間に流れてくる潤滑油は潤滑油溜用凹部11に溜
められ、この潤滑油溜用凹部11に溜められた潤滑油は
図5の矢印で示すようにスクレーパプレート12の一端
の油かき面13によって強制的に給油穴9にかき込み供
給して前記インタアクスルデフケース2内に給油し、イ
ンタアクスルデフケース2内の潤滑性能を向上する。
では、インタアクスルデフケース2の回転によってイン
タアクスルデフカバー1とインタアクスルデフケース2
との隙間に流れてくる潤滑油は潤滑油溜用凹部11に溜
められ、この潤滑油溜用凹部11に溜められた潤滑油は
図5の矢印で示すようにスクレーパプレート12の一端
の油かき面13によって強制的に給油穴9にかき込み供
給して前記インタアクスルデフケース2内に給油し、イ
ンタアクスルデフケース2内の潤滑性能を向上する。
【0014】本発明の実施例2(請求項2)の構成は、
前記実施例1(請求項1)の構成において、図5で示す
ように、給油穴9は、その軸線0をインタアクスルデフ
ケース2の回転方向に傾斜角度を持たせた傾斜穴の構成
である。
前記実施例1(請求項1)の構成において、図5で示す
ように、給油穴9は、その軸線0をインタアクスルデフ
ケース2の回転方向に傾斜角度を持たせた傾斜穴の構成
である。
【0015】前記本発明の実施例2(請求項2)の構成
では、スクレーパプレート12の一端の油かき面13に
よって強制的に給油穴9にかき込み供給する潤滑油をイ
ンタアクスルデフケース2の回転方向の傾斜角度によっ
てすくい受けるようにして給油穴9に流入してインタア
クスルデフケース2内に円滑に給油し、スクレーパプレ
ート12によるかき込み作用と相俟ってインタアクスル
デフケース2内の潤滑性能を一層向上する。
では、スクレーパプレート12の一端の油かき面13に
よって強制的に給油穴9にかき込み供給する潤滑油をイ
ンタアクスルデフケース2の回転方向の傾斜角度によっ
てすくい受けるようにして給油穴9に流入してインタア
クスルデフケース2内に円滑に給油し、スクレーパプレ
ート12によるかき込み作用と相俟ってインタアクスル
デフケース2内の潤滑性能を一層向上する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、イン
タアクスルデフケースの外周部に形成した潤滑油溜用凹
部にインタアクスルデフケースの内部に連通した給油穴
を開口し、前記インタアクスルデフケースの回転方向に
向けた油かき面が形成され、かつ前記油かき面が前記給
油穴の開口上に配置するようスクレーパプレートを前記
潤滑油溜用凹部に取り付けた構成であるから、潤滑油溜
用凹部に溜められた潤滑油をスクレーパプレートの油か
き面によって強制的に給油穴にかき込み供給してインタ
アクスルデフケース内に給油され、インタアクスルデフ
ケース内の潤滑性能を向上することができる効果があ
る。
タアクスルデフケースの外周部に形成した潤滑油溜用凹
部にインタアクスルデフケースの内部に連通した給油穴
を開口し、前記インタアクスルデフケースの回転方向に
向けた油かき面が形成され、かつ前記油かき面が前記給
油穴の開口上に配置するようスクレーパプレートを前記
潤滑油溜用凹部に取り付けた構成であるから、潤滑油溜
用凹部に溜められた潤滑油をスクレーパプレートの油か
き面によって強制的に給油穴にかき込み供給してインタ
アクスルデフケース内に給油され、インタアクスルデフ
ケース内の潤滑性能を向上することができる効果があ
る。
【0017】また、前記スクレーパプレートの構成に加
えて給油穴をインタアクスルデフケースの回転方向に傾
斜角度を持たせた軸線で設けた構成により、スクレーパ
プレートの油かき面でかき込まれる潤滑油をすくい受け
るようにして給油穴に流入するため、潤滑油を円滑、確
実にインタアクスルデフケース内に給油し、インタアク
スルデフケース内の潤滑性能を一層向上することができ
る効果がある。
えて給油穴をインタアクスルデフケースの回転方向に傾
斜角度を持たせた軸線で設けた構成により、スクレーパ
プレートの油かき面でかき込まれる潤滑油をすくい受け
るようにして給油穴に流入するため、潤滑油を円滑、確
実にインタアクスルデフケース内に給油し、インタアク
スルデフケース内の潤滑性能を一層向上することができ
る効果がある。
【図1】本発明によるインタアクスルデフの潤滑装置の
断面図
断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】インタアクスルデフケースの斜視図
【図4】スクレーパプレートの斜視図
【図5】本発明装置の作用説明図
【図6】一般のインタアクスルデフの断面図
1 インタアクスルデフカバー 2 インタアクスルデフケース 3 第1デフギヤ 4 第2デフギヤ 5 出力軸 6 第1デフピニオン 7 第2デフピニオン 8 ピニオン軸 9 給油穴 10 排油穴 11 潤滑油溜用凹部 12 スクレーパプレート 13 油かき面
Claims (2)
- 【請求項1】 インタアクスルデフケースの外周部に潤
滑油溜用凹部を形成し、この潤滑油溜用凹部に開口し前
記インタアクスルデフケースの内部に連通した給油穴
と、前記インタアクスルデフケースの回転方向に向けた
油かき面が形成され、かつ前記油かき面が前記給油穴の
開口上に配置するよう前記潤滑油溜用凹部に取り付けら
れたスクレーパプレートと、前記インタアクスルデフケ
ースの内外を連通した排油穴とを備え、前記インタアク
スルデフケースの回転によって前記潤滑油溜用凹部に溜
まる潤滑油を前記スクレーパプレートの油かき面により
前記給油穴にかき込み供給して前記インタアクスルデフ
ケース内に給油し、前記排油穴から前記潤滑油を前記イ
ンタアクスルデフケース外に排出するように構成したこ
とを特徴とするインタアクスルデフの潤滑装置。 - 【請求項2】 インタアクスルデフケースの外周部に潤
滑油溜用凹部を形成し、この潤滑油溜用凹部に開口し前
記インタアクスルデフケースの回転方向に傾斜角度を持
たせた軸線で前記インタアクスルデフケースの内部に連
通した給油穴と、前記インタアクスルデフケースの回転
方向に向けた油かき面が形成され、かつ前記油かき面が
前記給油穴の開口上に配置するよう前記潤滑油溜用凹部
に取り付けられたスクレーパプレートと、前記インタア
クスルデフケースの内外を連通した排油穴とを備え、前
記インタアクスルデフケースの回転によって前記潤滑油
溜用凹部に溜まる潤滑油を前記スクレーパプレートの油
かき面により前記給油穴にかき込み供給して前記インタ
アクスルデフケース内に給油し、前記排油穴から前記潤
滑油を前記インタアクスルデフケース外に排出するよう
に構成したことを特徴とするインタアクスルデフの潤滑
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315708A JPH10138777A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | インタアクスルデフの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8315708A JPH10138777A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | インタアクスルデフの潤滑装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138777A true JPH10138777A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18068591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8315708A Pending JPH10138777A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | インタアクスルデフの潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10138777A (ja) |
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EP3163126A1 (en) * | 2015-09-11 | 2017-05-03 | ArvinMeritor Technology, LLC | Axle assembly with interaxle differential lubrication |
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JPH07305757A (ja) * | 1994-05-12 | 1995-11-21 | Toyota Motor Corp | 車両用差動歯車装置の潤滑装置 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP8315708A patent/JPH10138777A/ja active Pending
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