JPS63135736A - 組立式クリ−ンル−ム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、現場で簡易に組立てることができるクリーン
ルームに関する。

（従来の技術） 従来より組立式クリーンルームとして、種々のものが提
案されているが、例えば本出願人が提案した特開昭６１
−１９５２２１号公報のものは、門型フレームと空調ユ
ニットとを組合せて、この空調ユニットを壁の一部に兼
用したものである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の組立式クリーンルームは、空調ユニットが壁の一
部を構成しているために現場での作業の簡略化が図れ、
ざらにフレームを前後方向に多数配設することにより前
後方向の空間の拡大化に対応できる利点があるが、ざら
に現場作業の省力化が図れることが期待されており、ま
た前後方向のみならず、横方向の空間の拡大ができれば
、クリーンルームの規模の拡大縮小に十分対応できる。

本発明の目的は、現場作業の簡略化による工期の短縮化
を図ることにあり、他の目的は横方向の空間の拡大も図
れるクリーンルームを提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、ケーシング状の壁体ユニット１と天井体２と
を具備している。上記壁体ユニット１は両側に配設して
クリーンルームの側壁部を構成し、各ユニットの上端部
にそれぞれ水平部１１を一体的に設けてあり、内部に送
風機１３とフィルター１４とを設けてあり、下部に空気
の吸込み部１２を設け、フィルターで清浄化した空気を
室内に吹出すための吹出し部を設けである。天井ユニッ
ト２は両側の壁体ユニット１の水平部１１間に配設し、
水平部と共にクリーンルームの天井部Ｃを構成している
。

（作用） 室内の空気は送風機１３の作動により壁体ユニット１の
吸込み部１２からユニット内に吸込まれ、フィルター１
４で清浄となり、吹出し部から再び室内に吹出される。

クリーンルームの横方向の拡大は天井体２の数を増やす
ことにより行い、縮小はその数を減らすことにより行う
。

（実施例） 以下本発明の詳細な説明する。

第１，２図において、クリーンルームの両側壁部は各５
台のケーシング状の壁体ユニット１（１ａ〜１Ｊ）を並
べることにより構成され、天井部Ｃは上記各壁体ユニッ
トの一部と複数の天井体２・・・とで構成されている。

上記壁体ユニット１は第１，３図に示すように断面り字
状に形成し、上部に天井部Ｃの一部を構成する水平部１
１を設けである。両側の壁体ユニット１は互いに対向位
置関係にあり、内部に室内空気の吸込み口１２を設けて
あり、内部中央に送風機１３を、ざらにその上方にＨＥ
ＰＡフィルター１４をそれぞれ備え、水平部１１の下面
に吹出し部を形成しである。壁体ユニット１のうち、こ
の例では、−側（第２図左側）の２台のユニットｉａ、
１ｄと他側の１台のユニット１ｈの内部には熱交換器１
５を備え、必要に応じて加湿器も設け、室内の空調を行
う。これらのユニット１ａ。

ｌｄ、１ｈの下部には外部空気の取入れ口１６（第１図
）を設けである。また壁体ユニット１の水平部１１には
アルミ製のトラス材１７を配設し、水平部を補強すると
共に、下部に粗塵フィルター１８を設け、下面はパンチ
ングパネルで仕上げである。

また天井体２は第１，２図に示すようにケーシング状の
天井ユニットで構成し、壁体ユニット１の水平部１１間
に配置しである。天井ユニット２は上記壁体ユニット１
の水平部１１と同一幅、同一高さとなっている。天井ユ
ニット２の内部にはアルミ製のトラス材２１を配設して
あり、トラス材の両端部は壁体ユニット１のトラス材１
７とジヨイントによって連結しである。各天井ユニット
２の下部には粗塵フィルター２２を、その下面をパンチ
ングパネルで仕上げている。そして天井ユニット２の中
央部と壁体ユニット１の水平部１１の境界部分とに仕切
り板３を設け、天井部Ｃ内金体を格子状に仕切り、仕切
り板には開口部３１を形成しである。この開口部を開閉
する開閉板４を設けてあり、各開閉板の作動は遠隔操作
または手動で行う。適宜の開口部３１の開閉により、天
井部Ｃからの吹出し個所を特定して、局所清浄、クリー
ンベンチを可能にしている。

クリーンルームの前後方向く第２図左右方向）の側部は
壁５を配設しである。

次に作用について説明する。

予め、開閉板４によりすべての開口部３１を開放してお
く。モして各壁体ユニット１の送風機１３を作動させる
と、室内の空気は各壁体ユニットの吸込み口１２からユ
ニット内に入り、送風機を通りフィルター１４へ送られ
、そこで清浄化されて水平部１１及び天井ユニット２の
粗塵フィルター１８．２２を経てパンチングパネルの各
小孔から室内へ吹き出され、室内全体が清浄空間となる
。

もし、第２図の点描図示部分の空間のみの局所清浄（部
分清浄）をする場合には、開閉板４により開口部３１８
〜３１Ｇのみを開け、他の開口部３１ｂｌ　、３１ｃｌ
を閉じ、壁体ユニットｌｄ。

１ｅ、ｉｆ、１にｌのすべてをまたは任意のものを作動
させる。作動させるユニット１ｄ〜１Ｑの台数が多けれ
ばそれだけ清浄度を高めることができる。

次に組立について説明すると、まず両側に壁体ユニット
１を配設し、ついで水平部１１間に天井ユニット２を配
設し、トラス材１７．２１を接続し、水平部１１端部と
ユニット２端部とを、また隣接する水平部同志、天井ユ
ニット同志を接合することにより組立作業を終了する。

したがって、上例によれば、室内全体の清浄空間と部分
清浄空間とを作り出すことができるばかりではなく、清
浄度の高低も選択できる。

このクリーンルームの横方向の空間を拡大する場合には
、水平部間に必要な個数の天井ユニット２を配設する。

前後方向に拡大する場合には、壁体ユニット１を第２図
上下方向に必要個数増設する。

壁体ユニット１の空調器１５やフィルター１４は、クリ
ーンルームを組立てた後にユニット内に組込んでもよい
。

粗塵フィルター１８．２２は必ずしも設けなくてもよい
が、もしこれを設けると、トラス材１７゜２１の接続時
に生じた塵等が室内へ吹出されるのを有効に防止できる
。また天井ユニット下面の仕上げ面金面を上例ではパン
チングパネルで仕上げたが、その一部をめくらパネルを
用いてもよい。

またトラス材は天井ユニットの強度を確保できれば、必
ずしも本クリーンルームには不可欠のものではない。天
井体として、上例のようにケーシング状のユニットで構
成すれば、組立がより一層簡易となる。

（発明の効果） 本発明によれば、壁体ユニットの現場作業を簡略化でき
るから工期短縮を図ることができ、そして横方向の空間
の拡大縮小に対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は断面図、 第２図は平面図、 第３図は壁体ユニットの斜視図である。 １．１ａ〜１ｊ・・・壁体ユニット、 ２・・・天井体、　　１１・・・水平部、１２・・・吸
込み部、１３・・・送風機、１４・・・フィルター、 １８．２２・・・粗塵フィルター。 以上 特許出願人　　清水建設株式会社 第を図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上端部に水平部を備え、下方に吸込み部を上方に吹
   出し部を設け、内部に送風機及びフィルターを配設した
   ケーシング状の壁体ユニットを両側に配設してあり、上
   記対向する壁体ユニットの水平部間に天井体を渡してあ
   ることを特徴とする組立式クリーンルーム。 ２、天井体はその内部を中空とし、上記水平部と連通す
   るケーシング状の天井ユニットであることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の組立式クリーンルーム。 ３、天井ユニットは下部に粗塵フィルターを配設してあ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の組立式
   クリーンルーム。