JPH0610555B2 - 組立式クリ−ンル−ム - Google Patents

組立式クリ−ンル−ム

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JPH0610555B2
JPH0610555B2 JP61281684A JP28168486A JPH0610555B2 JP H0610555 B2 JPH0610555 B2 JP H0610555B2 JP 61281684 A JP61281684 A JP 61281684A JP 28168486 A JP28168486 A JP 28168486A JP H0610555 B2 JPH0610555 B2 JP H0610555B2
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JP
Japan
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ceiling
wall
opening
horizontal
unit
Prior art date
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JP61281684A
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JPS63135736A (ja
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弘 佐藤
達人 浜田
輝彦 桃井
猛 関口
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Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0610555B2 publication Critical patent/JPH0610555B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、現場で簡易に組立てができるクリーンルーム
に関するものである。
(従来の技術) 従来より、組立式クリーンルームとして、種々のものが
提案されているが、例えば実開昭61−149030号
公報のものは、上部の排気口を下部に吸気口を備え内部
に送風装置や除塵フィルタを設けたケーシンク状の第1
の壁部材と通常の板状の第2の壁部材とを組合せたもの
である。
(発明が解決しようとする課題) 従来の組立式クリーンルームは、第1の壁部材が壁の一
部を構成しているために現場での壁部の組立作業の簡略
化は図れるものの、天井部分の組立について説明は配慮
がされておらない。また壁を構成する第1及び第2の壁
部材において、空調機能を有するものは第1の壁部材だ
けであるから、第1の壁部材からの清浄エアは、天井内
に向けて間隔を置いて吹出されることになり、従って室
内に向けて満遍なく吹出されないので、クリーンルーム
として均一な清浄空間を作り出すにはさらに改善の余地
があった。
本発明の目的は、壁部分と天井部分を含めた現場作業の
簡略化による工期の短縮化を図ることにあり、他の目的
は天井部分の精度の高い施工を行うことであり、さらに
他の目的はクリーンルームとしてより一層の均一な清浄
空間を作り出すと共にクリーンルーム内の所望の個所に
局所的な清浄空間を形成できるようにすることである。
(課題を解決するための手段) この発明は、両側に連続配置している断面L形のケーシ
ング状の壁体ユニットと、上記対向する壁体ユニットの
水平部間に渡した天井体とを具備しているものである。
上記壁体ユニットはその上端部に連結して内部が中空の
天井部の一部を構成する水平部を備えており、壁体ユニ
ットの下方に吸込み部を水平部下面に吹出し部をそれぞ
れ設けてあり、内部に送風機及びフィルターを配設して
あり、水平部の下部に粗塵フィルターを設けている。上
記天井体は、内部を中空としたケーシング状のものであ
り、かつその側部周面を形成する仕切り板を有し、この
仕切り板には開閉板により開閉可能の開口部を設けてあ
り、天井体の下部に粗塵フィルターを配設してある。天
井体と上記水平部とが天井部を形成している。上記仕切
板は、上記壁体ユニットに直交する方向と壁体ユニット
に平行な方向の2方向にそれぞれ配置されている。上記
天井体は、上記水平部との境界位置に配置されている上
記仕切り板同志が接続されると共に開口部を介して上記
水平部と連通している。
(作用) 室内の空気は送風機の作動により壁体ユニット1の吸込
み部から壁体ユニット内に吸込まれ、フィルターで清浄
となり、水平部及び天井体の各粗塵フィルターを通って
再び室内に吹出される。クリーンルームの横方向の拡大
は天井体の数を増やすことにより行い、縮小はその数を
減らすことにより行う。仕切板の開閉板により開口部を
開閉することにより所望の個所に局所的な清浄空間や全
体の清浄空間を形成できる。
(実施例) 以下本発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図において、クリーンルームの両側壁部
は各5台のケーシング状の壁体ユニット1(1a〜1
j)を連続して並べることにより構成され、天井部Cは
上記各壁体ユニットの水平部と複数の天井体2,…とで
構成されている。
壁体ユニット1は、第1図及び第3図に示すように断面
L字状に形成され、上部に天井部Cの一部を構成する水
平部11を設けてある。壁体空調ユニット1の水平部1
1にはアルミ製のトラス材17を配設し、水平部を補強
すると共に、下部に粗塵フィルター18を設け、下面を
パンチングパネルで仕上げてある。
壁体ユニット1内部には室内空気の吸込み口12を設け
てあり、内部中央に送風機13を、さらにその上方にH
EPAフィルター14をそれぞれ備え、水平部11の下
面に吹出し部を形成してある。
両側の壁体ユニット1は互いに対向位置関係にあり、壁
体ユニット1のうち、この例では、一側(第2図左側)
の2台のユニット1a,1dと他側の1台のユニット1
hの内部には熱交換器15を備え、必要に応じて加湿器
も設け、室内の空調を行う。これらのユニット1a,1
d,1hの下部には外部空気の取入れ口16(第1図)
を設けてある。
また天井体2は、第1図及び第2図に示すようにケーシ
ング状に形成されており、壁体ユニット1の水平部11
間に配置されている。天井体2は上記壁体ユニット1の
水平部11と同一幅、同一高さとなっている。天井体2
の内部にはアルミ製のトラス材21を配設してあり、ト
ラス材の両端部は壁体ユニット1のトラス材17とジョ
イントによって連結されている。各天井体2の下部には
粗塵フィルター22を、その下面をパンチングパネルで
仕上げている。そして天井体2の中央部と壁体ユニット
1の水平部11の境界部分とに仕切り板3を設け、天井
体内を格子状に仕切り、仕切り板には開口部31を形成
してある。仕切り板3には、開口部31を開閉する開閉
板4を設けてあり、各開閉板の作動は遠隔操作または手
動で行う。第2図の例では開閉板4の両側部をビスを用
いて仕切板3に脱着可能に取付けている。適宜の開口部
31の開閉により、天井部Cからの吹出し個所を特定し
て、局所清浄、クリーンベンチを可能にしている。
クリーンルームの前後方向(第2図上下方向)の側部は
壁5を配設してある。
次に作用について説明する。
予め、開閉板4によりすべての開口部31を開放してお
く。そして各壁体ユニット1の送風機13を作動させる
と、室内の空気は各壁体ユニットの吸込み口12から壁
体ユニット内に入り、送風機を通りフィルター14へ送
られ、そこで清浄化されて水平部11及び天井体2の粗
塵フィルター18,22を経てパンチングパネルの各小
孔から室内へ吹き出され、室内全体が清浄空間となる。
もし、第2図の点描図示部分の空間のみの局所清浄(部
分清浄)をする場合には、開口部31a〜31cのみを
開け、開閉板4により他の開口部31b,31c
閉じておいて、壁体ユニット1d,1e,1f,1gの
すべてをまたは任意のものを作動させる。作動させるユ
ニット1d〜1gの台数が多ければそれだけ清浄度を高
めることができる。
次に組立について説明すると、まず両側に壁体ユニット
1を配設し、ついで水平部11間に天井体2を配設し、
トラス材17,21を接続し、水平部11端部と天井体
2端部とを、また隣接する水平部同志、天井ユニット同
志、仕切り板同志を接合した後、粗塵フィルター18,
22を下方から取り付けることにより組立作業を終了す
る。
したがって、仕切り板と開口部とにより、室内全体の清
浄空間と部分清浄空間とを作り出すことができるばかり
ではなく、清浄度の高低も自由に選択調整できる。
このクリーンルームの横方向の空間を拡大する場合に
は、水平部間に必要な個数の天井体2を配設する。前後
方向に拡大する場合には、壁体ユニット1を第2図上下
方向に必要個数増設する。壁体ユニット1の空調器15
やフィルター14は、クリーンルームを組立てた後にユ
ニット内に組込んでもよい。
粗塵フィルター18,22を設けているので、トラス材
17,21の接続時に生じた塵等が室内へ吹出されるの
を有効に防止できる。また天井体下面の仕上げ面全面を
上例ではパンチングパネルで仕上げたが、その一部をめ
くらパネルを用いてもよい。またトラス材は天井体の強
度を確保できれば、必ずしも本クリーンルームには不可
欠のものではない。
(発明の効果) 本発明によれば、水平部を有する断面L形のケーシング
状の壁体ユニットとケーシング状の天井体とを組合せる
構成としているので、現場作業を簡略化できるから工期
短縮を図ることができ、しかも両側の壁体ユニットの水
平部が天井体の位置決めに使用できるので、天井体の位
置決めが容易となりかつ、その位置決めを性格に行える
から、気密性が良く精度の高い施工が効率良く行える。
水平部を備えた壁体ユニットを両側に連続配置している
ので、壁体ユニットからの清浄なエアが天井部に満遍な
く吹出されるからより一層均一な清浄空間が得られる。
また仕切り板と、開閉板により開閉可能の開口部とによ
り、クリーンルーム内の所望の個所に局所的又は全体的
な清浄空間を自在に形成できて、しかも仕切板を外すこ
となく開口部の開閉のみでよいので、天井部の補強機能
が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、 第2図は平面図、 第3図は壁体ユニットの斜視図である。 1,1a〜1j……壁体ユニット、 2……天井体、3……仕切り板、 4……開閉板、11……水平部、 12……吸込み部、13……送風機、 14……フィルター、 18,22……粗塵フィルター、 31……開口部、 C……天井部。
フロントページの続き (72)発明者 桃井 輝彦 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 関口 猛 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−149030(JP,U) 特公 昭57−17144(JP,B2) 実公 昭55−4406(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端部に内部が中空の水平部を備えた断面
    L形状のケーシング状の壁体ユニットを両側に連続配置
    してあり、 上記対向する壁体ユニットの水平部間に天井体を配設し
    てあり、 この天井体は、上記水平部と共に天井部を形成してお
    り、 上記壁体ユニットは、下方に吸込み部を水平部下面に吹
    出し部をそれぞれ設けてあり、内部に送風機及びフィル
    ターを配設してあり、水平部の下部に粗塵フィルターを
    設けてあり、 上記天井体は、内部を中空としたケーシング状のもので
    あり、かつその側部周面を形成する仕切り板を有し、こ
    の仕切板は、開閉板により開閉可能の開口部を設けてあ
    り、天井体の下部に粗塵フィルターを配設してあり、 上記仕切板は、上記壁体ユニットに直交する方向と壁体
    ユニットに平行な方向の2方向にそれぞれ配置されてお
    り、 上記天井体は、上記水平部との境界位置に配置されてい
    る上記仕切り板同志が、接続されると共に開口部を介し
    て上記水平部と連通している ことを特徴とする組立式クリーンルーム。
JP61281684A 1986-11-28 1986-11-28 組立式クリ−ンル−ム Expired - Lifetime JPH0610555B2 (ja)

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JP61281684A JPH0610555B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 組立式クリ−ンル−ム

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JPS63135736A JPS63135736A (ja) 1988-06-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CA2954904C (en) 2014-07-11 2021-06-01 G-Con Manufacturing Inc. Modular parts that supply utilities to cleanroom, isolation or containment cubicles, pods, or modules

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