JP4129792B2 - 空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物内の換気を行う換気機能を有する換気装置等の空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に換気機能を有する空調装置は、室内空気を吸い込んで外部へ排気する排気ファンと、外部から外気を吸い込んで各部屋に給気する給気ファンと、排気ファンおよび給気ファンを回転駆動する駆動部と、排気ファンで吸い込まれる室内空気と給気ファンで吸い込まれる外気との間で熱交換を行う熱交換素子とを備えている。熱交換素子の両側にはフィルタが設けられ、室内空気と外気はフィルタを通過する際に塵埃等が除去されるようになっている。
【0003】
また、排気ファン、給気ファン、駆動部、フィルタおよび熱交換素子はケースに収納され、このケースの下部開口部は蓋体で覆われている。
【0004】
従来の空調装置においては、フィルタが熱交換素子と共に蓋体の内側に固定され、蓋体を開けることにより、フィルタおよび熱交換素子の保守点検が行えるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3040126号公報(図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、フィルタが熱交換素子と共に蓋体の内側に固定されているために、蓋体を開けなければ、フィルタの点検や掃除を行うことができず面倒である。
【0007】
本発明の課題は、フィルタの点検や掃除を容易に行うことのできる空調装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、建物の天井に設置され、室内空気を吸い込んで外部へ排気する排気ファンと、外部から外気を吸い込んで各部屋に給気する給気ファンと、前記排気ファンおよび前記給気ファンを回転駆動する駆動部と、前記排気ファンに吸い込まれる室内空気を濾過する室内空気フィルタと、前記給気ファンに吸い込まれる外気を濾過する外気フィルタと、前記室内空気フィルタで濾過された室内空気と前記外気フィルタで濾過された外気との間で熱交換を行う熱交換素子と、前記排気ファン、給気ファン、駆動部、室内空気フィルタ、外気フィルタおよび熱交換素子が収納されたケースと、前記ケースの開口部を覆う蓋体とを備えた空調装置であって、前記蓋体に挿入孔を設けて、前記室内空気フィルタおよび前記外気フィルタを前記挿入孔を介して前記ケース内に挿入するとともに、前記室内空気フィルタの基部と前記外気フィルタの基部を前記挿入孔の内側縁部に着脱自在に取り付け、前記室内空気フィルタの挿入口と前記外気フィルタの挿入口との間に回転自在に取り付けられたフィルタ押さえ具を備え、前記押さえ具の回転により、前記室内空気フィルタの基部と前記外気フィルタの基部の前記各挿入口への係止及び係止解除を行うことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、室内空気フィルタおよび外気フィルタの点検や掃除を行う際、押さえ具を回転させることにより、室内空気フィルタの基部と外気フィルタの基部の各挿入口への係止が解除され、室内空気フィルタおよび外気フィルタを各挿入口を介してケースからワンタッチで取り出すことができる。また、点検や掃除が終わったら、室内空気フィルタと外気フィルタを各挿入口を介してケース内に挿入してから、押さえ具を回転させることにより、室内空気フィルタの基部と外気フィルタの基部を各挿入口にワンタッチで係止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る空調装置1の内部構成を示している。図1において、部屋2の天井3には開口部4が形成され、空調装置1は開口部4に合わせて天井3の上に設置されている。空調装置1はケース5を有し、そのケース5のほぼ半分だけが開口部4から部屋2内に露出するように配置されている。
【0015】
ケース5は直方体形状の箱形金属ケースからなり、そのケース5の長手方向の一方の側壁部6には排気口7および取入口8が、他方の側壁部9には給気口10がそれぞれ形成されている。また天井3に接する、ケース5の底板部11側には、熱交換素子12の保持部材13,14を脱着するための開口部15が形成され、この開口部15には、開口部15を閉鎖する蓋板16が設けられている。この蓋板16には吸込口17が形成されている。また蓋板16は、前記開口部15の縁部に図示しないヒンジにより取り付けられ、開閉自在となっている。
【0016】
ケース5の保持部材13,14から離間した部位には、ファンケース18,19を格納する固定枠20が取り付けられており、固定枠20の高さ方向の中央部には、風路を仕切る仕切板21が取り付けられている。
【0017】
仕切板21の上部に配設されるファンケース18の排気口部は、固定枠20の縦壁部20Aに固定されており、縦壁部20Aには排気開口部22が開口されている。仕切板21の下部に配設されるファンケース19の排気口部は、固定枠20の縦壁部20Bに固定されており、縦壁部20Bに給気開口部23が開口されている。
【0018】
また、固定枠20の縦壁部20Aには、外気を導入する導入開口部24が形成され、固定枠20の縦壁部20Bには、室内空気RAを建物外部に排気する開口部25が形成されている。
【0019】
ファンケース18の内部には排気ファン26が配設され、ファンケース19の内部には給気ファン27が配設されている。排気ファン26および給気ファン27は、仕切板21に取り付けられたモータ(駆動部)28の回転軸28Aに回り止めされて固定されている。モータ28は図示しない制御基板に接続され、この制御基板からの電力制御により回転する。ファンケース18,19はそれぞれ空気取り入れのための開口部となるベルマウス18A,19Aを備えている。
【0020】
固定枠20とケース5の側壁部6との間には、弾性のある発泡樹脂(例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリ塩化ビニル等)からなる樹脂部材29が設けられている。樹脂部材29には、排気口7および取入口8にそれぞれ通じる開口部30,31が形成されており、開口部30,31の縁部に筒状のダクトジョイント32,33が接触している。
【0021】
ケース5の側壁部9側に設けられた給気口10は部屋に外気を給気するためのものである。またケース5の側壁部9側には、他の室内の空気を吸い込んで建物外部に排出するための吸込口34が形成されている。給気口10の縁部には筒状のダクトジョイント35が接触しており、吸込口34の縁部にはダクトジョイント36が接触している。ダクトジョイント36は蓋37が装着されており、本実施の形態では閉鎖されている。ダクトジョイント32,33には建物外部と通じる図示しないダクトが接続される。ダクトジョイント35にはケース5に取り入れた新しい空気を供給するための室内天井に延びる図示しないダクトが接続される。なお、ダクトジョイント36には、換気を希望する室内の天井や壁面等に設けた吸気グリル等に接続されるダクトが装着可能となっている。
【0022】
熱交換素子12は、図2に示すように、段ボール紙の断面形状に似た断面構成を有する樹脂製のシート40,41を多数積層したものであり、個々のシート40,41は室内の空気を通す細長い通路Pが多数平行に配列されている。シート40とシート41は交互に積層され、またシート40の通路Pとシート41の通路Pとは互に直交して配置されている。熱交換素子12の4つの角部には面取り部43が形成されている。このような構成の熱交換素子12において、シート40の通路Pに例えば部屋2の室内空気RAを流し、シート41の通路Pに例えば建物外から取り入れた外気OAを流せば、空気RAと外気OAとの間で熱交換を行うことができる。
【0023】
熱交換素子12は保持部材13,14の間に挟まれて保持される。保持部材13,14は弾性のある発泡樹脂(例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリ塩化ビニル等)からなるものであり、圧縮したときに短時間で原型復帰する弾性を有する。保持部材13,14は熱交換素子12を保持した状態で、側壁部9と固定枠20の縦壁部20Bとの間に圧入されるものであり、保持部材13,14間に熱交換素子12を挟着した組立体は、側壁部9と固定枠20の縦壁部20Bとの距離より圧入可能な程度に大きめに形成され、側壁部9と固定枠20の縦壁部20Bからの反力により、熱交換素子12および保持部材13,14が逆さまに装着されても落下しないようになっている。
【0024】
保持部材13は、側壁部9と同形同大形状の縦壁部44と、縦壁部44の両側からケース5の中央部側に突出する縦壁部45と、ケース5の天井板部5A(図1参照)に面接触する天井板部46と、熱交換素子12への空気の風路を仕切る仕切板部47とを有する。仕切板部47の縁部47Aは熱交換素子12の角部の面取り部43を保持する。
【0025】
縦壁部45は、熱交換素子12を挿入するための垂直な縁部45Aと、熱交換素子12の左右端部を保持するために傾斜した縁部45Bとを備えており、この縁部24Bと仕切板部47の縁部47A(図1参照)によって熱交換素子12の一部を支える。
【0026】
縦壁部44の内側であって蓋板16側の部分には、図1に示すように、蓋板16に形成された箱体形状の空気案内部48を収納する凸状の枠部49が形成されている。さらに、縦壁部45の仕切板部47の上部には給気口10およびダクトジョイント35に通じる開口部50が形成され、仕切板部47の下部には吸込口34およびダクトジョイント36に通じることが可能な開口部51が形成されている。
【0027】
保持部材14は、図2に示すように、ケース5の縦断面形状とほぼ同形同大形状の縦壁部52と、縦壁部52の両側から保持部材13側に突出する縦壁部53と、ケース5の天井板部5Aに面接触する天井板部54と、熱交換素子12への空気の風路を仕切る仕切板部55とを有する。仕切板部55の縁部55Aは熱交換素子12の角部の面取り部43を保持する。
【0028】
縦壁部53は、熱交換素子12を挿入するための垂直な縁部53Aと、熱交換素子12の左右端部を保持するために傾斜した縁部53Bとを備えており、この縁部53Bと仕切板部55の縁部55Aによって熱交換素子12の一部を支える。さらに、天井板部54の縁部54Aは保持部材13の天井板部46の縁部46Aと協働して熱交換素子12の上部の面取り部43を保持する。なお、熱交換素子12の4つの角部は面取りされ、さらにシール部材56が貼られていることにより、交差する通路P同士の空気が混入しないようになっている。
【0029】
保持部材14の縦壁部52の仕切板部55の上部には、ファンケース18に空気を通すための開口部57が開口されている。また、仕切板部55の下部には、ファンケース19からの空気を通すための開口部58が開口されている。
【0030】
蓋板16の上面部には、図1に示すように、熱交換素子12の通路Pに細かな塵埃が入り込むことを防止するための外気フィルタ60および室内空気フィルタ61が着脱可能に設けられている。外気フィルタ60は取付枠62に、室内空気フィルタ61は取付枠63にそれぞれ取り付けられている。
【0031】
外気フィルタ60は外気の流れに沿って給気ファン27よりも下流側に、室内空気フィルタ61は室内空気の流れに沿って排気ファン26よりも上流側にそれぞれ配置されている。また、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61としては、塵埃、花粉を除去する集塵フィルタ、NOx(窒素酸化物)等のガス状物質を除去する高性能フィルタ、脱臭フィルタ等、種々多様なものを使用できる。
【0032】
蓋板16の下方には、部屋2内の室内空気RAを蓋板16の吸込口17に導入するためのフロントパネル64が着脱可能に取り付けられている。フロントパネル64には空気を取り入れるためのパネル側吸込口65を有しており、フロントパネル64と蓋板16との間には空気を通す空気流路66が形成されている。
【0033】
図3はケース5の底面図である。蓋板16には、熱交換素子12が取り付けられた箇所の両側に、スリット状の2つの挿入孔67,68が並列して形成されている。挿入孔67には外気フィルタ60の基部が、挿入孔68には室内空気フィルタ61の基部がそれぞれ着脱自在に取り付けられている。
【0034】
図4は、熱交換素子12、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61付近の拡大断面図である。熱交換素子12の両側にはガイド12A,12Bが設けられ、挿入孔67から挿入された外気フィルタ60はガイド12Aによって、挿入孔68から挿入された室内空気フィルタ61はガイド12Bによってそれぞれ案内され、所定位置に固定される。
【0035】
蓋板16には、その略中央部が上方(ケース5内部側)に突出して折り曲げられた屈曲部69が形成され、その屈曲部69の上面に熱交換素子12が固定されている。屈曲部69の両側は傾斜面となっており、その傾斜面に前記挿入孔67,68が形成されている。つまり、挿入孔67,68はそれぞれ開口面が逆向きに傾斜して形成されている。
【0036】
外気フィルタ60の取付枠62および室内空気フィルタ61の取付枠63は図示してないが矩形状の枠体を有し、その枠体内側に各フィルタ60,61が取り付けられている。また、取付枠62,63の各基部には細長い長方形の板部材70,71がそれぞれ取り付けられている。これら板部材70,71の大きさ(面積)は、蓋板16に形成された各挿入孔67,68の開口面積よりも大きくなっている。
【0037】
また、屈曲部69の下面には下方に向かって突出した凸部72が設けられている。本実施の形態では、凸部72は図4の紙面垂直方向に沿って2箇所に設けられている。これら凸部72にはビス孔が形成され、ビス孔内面はネジ加工が施されている。
【0038】
凸部72にはフィルタ押え具(取付部材)73が取り付けられている。フィルタ押え具73は蝶ネジ形状をなし、その中央部に挿通孔73Aが形成されている。そして、挿通孔73Aには段付きビス74が挿通され、この段付きビス74は凸部72に形成されたネジに螺合している。
【0039】
外気フィルタ60基部の板部材70の内側にはシール部材70Aが、室内空気フィルタ61基部の板部材71の内側にはシール部材71Aがそれぞれ貼り付けられている。また、板部材70,71の略中央には、図5に示すように、取っ手70B,71Bがそれぞれ設けられている。
【0040】
上記構成に空調装置1において、モータ28を回転駆動させると、排気ファン26が回転して、部屋2内の室内空気RAは、フロントパネル64のパネル側吸込口65を介して空気流路66内に流入し、吸込口17を通った後、向きを反転させて熱交換素子12の通路Pに流れ込む。このとき、給気ファン27も回転するので、外気OAがダクトジョイント33を介してケース5内に流入し、給気開口部23を通って熱交換素子12の通路Pに流れ込む。そして、熱交換素子12において、室内空気RAと外気OAとの間で熱交換が行われ、室内空気RAはダクトジョイント32を介して排気空気EAとして外部へ排気され、外気OAはダクトジョイント35を介して給気空気SAとして各部屋に給気される。
【0041】
ところで、通常、フィルタ押え具73は、図4および図7に示すように、板部材70,71に対して直角方向に配置されている。これによって、フィルタ押え具73の上部角部が板部材70,71に当たって、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61は熱交換素子12の両側に係止され、動かないようになっている。
【0042】
外気フィルタ60および室内空気フィルタ61の点検や掃除を行う場合は、段付きビス74を少し緩めて、フィルタ押え具73を回転自在な状態にする。そして、フィルタ押え具73を図7の矢印のように90度回転させて二点鎖線で示す位置にすると、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61に対するフィルタ押え具73による係止状態が解除され、外気フィルタ60や室内空気フィルタ61をケース5から容易に引き抜くことができる。
【0043】
図6は室内空気フィルタ61を引き抜いた状態でを示している。引き抜くときは取っ手71Bを持って行うと操作しやすい。外気フィルタ60を引き抜くときも同様である。
【0044】
そして、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61の点検や掃除が終わったら、取っ手70Bを持って外気フィルタ60を挿入孔67に、取っ手71Bを持って室内空気フィルタ61に挿入孔68に挿入し、両フィルタ60,61をガイド12A,12Bにそれぞれ固定する。さらに、フィルタ押え具73を図7に実線で示す位置まで90度逆回転させて、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61を係止する。
【0045】
本実施の形態によれば、蓋体16を開けることなく、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61をそれぞれ挿入孔67,68を介して出し入れすることができ、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61の点検や掃除を容易に行うことが可能となる。
【0046】
また、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61が蓋体16に対して傾斜して挿入されているので、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61の開口面積を大きくとることができる。すなわち、屋根裏に設置される空調装置はケース5の高さに制限があり、そのため、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61を蓋体16に対して垂直に取り付けた場合は、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61の開口面積を小さくせざるを得ないが、開口面積を小さくすると、集塵能力が低下するとともに、空気が流れにくくなって内部の圧力損失も大きくなるという問題が生じる。本実施の形態のように外気フィルタ60および室内空気フィルタ61が蓋体16に対して傾斜して挿入されていれば、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61の開口面積を大きく設定することができ、その結果、集塵能力の低下や圧力損失が生じるのを防ぐことができる。
【0047】
また、本実施の形態では、熱交換素子12はその側面が蓋体16に対して傾斜して設置され、さらに外気フィルタ60および室内空気フィルタ61が熱交換素子12の側面に沿って配置されているので、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61と熱交換素子12の側面との間隔を狭くでき、これにより、空調装置をコンパクト化できる。
【0048】
図8は他の実施の形態による要部構成を示した斜視図である。本実施の形態では、アーチ形状のフィルタ押え具(取付部材)80によって、外気フィルタ60の板部材70および室内空気フィルタ61の板部材71が係止されている。フィルタ押え具80の両端部には斜め上方に折り曲げられた折り曲げ部80A,80Bが設けられ、係止時には折り曲げ部80Aが板部材70に、折り曲げ部80Bが板部材71にそれぞれ当接するようになっている。フィルタ押え具80の中央部は、ビス81により凸部72(図4参照)に固定されている。
【0049】
このような構成において、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61の点検や掃除を行う場合に、ビス81を少し緩めて、フィルタ押え具80を回転自在な状態にすれば、外気フィルタ60および室内空気フィルタ61に対するフィルタ押え具80による係止状態が解除され、外気フィルタ60や室内空気フィルタ61をケース5から容易に引き抜くことができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フィルタの出し入れを挿入孔を介して行うことができるので、わざわざ装置本体のケースの蓋体を開ける必要が無くなる。その結果、フィルタの点検や掃除を極めて容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空調装置の断面図である。
【図2】熱交換素子およびそれを保持する保持部材の分解斜視図である。
【図3】本体ケースの底面図である。
【図4】外気フィルタおよび室内空気フィルタをフィルタ押え具によって係止した様子を示す図である。
【図5】外気フィルタおよび室内空気フィルタのフィルタ押え具による係止状態を解除した様子を示す図である。
【図6】室内空気フィルタを引き抜いた様子を示す図である。
【図7】フィルタ押え具の動作を示した図である。
【図8】他の実施の形態による要部構成を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 空調装置
5 ケース
12 熱交換素子
16 蓋体
26 排気ファン
27 給気ファン
28 モータ(駆動部)
60 外気フィルタ
61 室内空気フィルタ
67,68 挿入孔
73,80 フィルタ押え具(取付部材)
Claims (1)
- 建物の天井に設置され、室内空気を吸い込んで外部へ排気する排気ファンと、外部から外気を吸い込んで各部屋に給気する給気ファンと、前記排気ファンおよび前記給気ファンを回転駆動する駆動部と、前記排気ファンに吸い込まれる室内空気を濾過する室内空気フィルタと、前記給気ファンに吸い込まれる外気を濾過する外気フィルタと、前記室内空気フィルタで濾過された室内空気と前記外気フィルタで濾過された外気との間で熱交換を行う熱交換素子と、前記排気ファン、給気ファン、駆動部、室内空気フィルタ、外気フィルタおよび熱交換素子が収納されたケースと、前記ケースの開口部を覆う蓋体とを備えた空調装置であって、
前記蓋体に挿入孔を設けて、前記室内空気フィルタおよび前記外気フィルタを前記挿入孔を介して前記ケース内に挿入するとともに、前記室内空気フィルタの基部と前記外気フィルタの基部を前記挿入孔の内側縁部に着脱自在に取り付け、
前記室内空気フィルタの挿入口と前記外気フィルタの挿入口との間に回転自在に取り付けられたフィルタ押さえ具を備え、
前記押さえ具の回転により、前記室内空気フィルタの基部と前記外気フィルタの基部の前記各挿入口への係止及び係止解除を行うことを特徴とする空調装置。
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