JP4574958B2 - 空調装置及び建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物外部の空気を室内に取り入れると共に室内の空気を建物の外側に排出する機能を有する空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物外部の空気を室内に取り入れると共に室内の空気を建物の外側に排出する機能を有する空調装置としては、図14に示す換気装置が知られている。
【0003】
この換気装置100は、室内の天井板Sの上に設置される半隠蔽タイプのものであり、室内の天井板Sには室内の空気を吸引する開口部S1が形成されている。換気装置100の本体ケース101には、天井板Sの開口部S1から室内に臨んで開口する開口部102が形成されている。この開口部102は室内天井近傍に設けられるフロントパネル103によってカバーされる。フロントパネル103には空気を通過させる開口部104が形成されている。
【0004】
本体ケース100の開口部104の内部には、熱交換素子105が配設されている。この熱交換素子105は、フロントパネル103の開口部104から吸い込み、開口部102を経由して取り入れられた室内空気を通過させる通路Aと、建物外部の空気を通過させる通路Bとを備えており、通路A,Bをそれぞれ通過する空気の間で熱交換が出来るようになっている。開口部102は熱交換素子105の通路Aに通じており、熱交換素子105の通路Aは、送風路106を介して排気導入室107に接続され、更に、排気導入室107は排気通路108に接続されている。排気導入室107には排気ファン109が格納されており、排気ファン109は送風路106から空気を吸い込んで排気通路108に送風できるようになっている。排気通路108は図示しないダクトを介して建物の外部と通じている。排気ファン109は本体ケース101の中央部の仕切板114に取り付けられたモーターM1により回転される。
【0005】
本体ケース101の側壁部には建物外部の空気を導入する導入通路110が形成されており、この導入通路110は建物の外部に通じている図示しないダクトに接続されており、導入通路110に熱交換素子105の通路Bが接続されている。通路Bは送風路111を介して空気供給室112に接続されており、空気供給室112には外気導入ファン113が配設されている。外気導入ファン113は空気供給室112と排気導入室107との間の仕切板114に取り付けられたモーターM2により回転される。空気供給室112には供給通路115が接続されており、供給通路115は図示しないダクトを介して所定の室内に接続されており、所定の室内に建物外部の空気が供給されるようになっている。尚、符号Fはフィルターである。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−281523号公報(0014−0021、図1、図3)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、換気装置100を設置する建物には、上記の従来例に示すように室内天井板Sに開口部S1を設けてこの開口部S1から空気を取り入れることが可能な場合(半隠蔽タイプ)と、室内天井板に開口部を設けないで換気装置100を全て天井板の上に設置し、別に設けた吸気グリル等からダクトを経由して室内空気を吸引する場合(全隠蔽タイプ)とがある。
【0008】
従って、室内天井板に空気取入れ用の開口部S1が予め設けられない場合には、上述の換気装置100を設置できないので、天井の上などに室内から見えない状態に設置される全隠蔽タイプの換気装置を構成する必要がある。この全隠蔽タイプの換気装置は、室内空気を導入する開口部を本体ケース101の側壁部に設け、この室内空気の導入用の開口部と熱交換素子105の通路Aとを接続することとなる。
【0009】
しかしながら、室内天井に開口部が開いている場合に設置する半隠蔽タイプの換気装置と、室内天井に開口部が開いていない場合に設置する全隠蔽タイプの換気装置とを別々に用意することは、換気装置の量産化に不利であり、コストアップとなるという問題がある。
【0010】
又、建物天井の略中心部に換気装置100を設置することは少なく、多くの場合は中心部から離れた天井部に換気装置100を設置するために、換気装置100から離れた遠いところの室内では換気効率が低くなることが想定される。すなわち、複数の部屋を備えた建物では建物全体から満遍なく換気を行うことが難しいという問題がある。又、居住者が常時いるリビングや湿気の発生しやすい室内では積極的に換気量を増やすのが望ましい。更に、室内の空気を吸い込む吸込口が天井部から室内に臨んでいる場合、ファンの音が吸込口から漏れてしまうという問題がある。
【0011】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、天井の空気取り入れ用の開口部の有無に拘わらず、設置が可能とされ、互換性が向上する空調装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、室内の天井板の上部若しくは上方に配設される本体ケースに、建物外部の空気を取り入れて前記室内に供給するための給気用の遠心ファンを配置した外気導入風路と、室内空気を取り入れて前記建物外部に排気するための排気用の遠心ファンを配置した排気風路とを形成し、前記外気導入風路と前記排気風路とを交差させた交差部分に、前記建物外部の空気を通過させる外気用通路と室内空気を通過させる排気用通路とで熱交換を行う熱交換手段を設け、前記排気用の遠心ファンを前記熱交換素子の下流に配置した空調装置において、
前記本体ケースの側壁部に外気給気用の開口部を設けるとともに、前記本体ケースの側壁部と底部とに前記排気風路の室内空気吸気用の吸込口をそれぞれ設け、 前記熱交換手段と前記本体ケースの側壁部及び底部とで室内空気排気用の空間を形成し、
該室内空気排気用の空間内に前記熱交換手段に塵埃が入り込むことを防止するためのフィルタを、前記本体ケースの側壁部と底部の両吸込口を跨ぐように斜めに配置し、
前記排気用の遠心ファンは、前記本体ケースの底部の吸込口と前記本体ケースの側壁部の吸込口とから室内と別な室内との空気を同時に吸い込ませ、この同時に吸い込んだ空気を前記室内空気排気用の空間に流入させて前記フィルタを通過させ、この後に前記熱交換手段を通して前記建物外部に排気させることを特徴とする。
【0013】
本願の第2の空調装置は、本願の第1の空調装置であって、前記本体ケースの側壁部および底部に設けた室内空気吸込用の吸込口をそれぞれ閉鎖可能としたことを特徴とする。
【0014】
本願の第3の空調装置は、本願の第1、2のいずれかの空調装置であって、前記外気給気用の開口部を設けた前記本体ケースの側壁部の面と同一の面に前記室内空気吸込用の吸込口を設けたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかる空調装置としての換気装置を図面を用いて説明する。
[第1の空調装置]
図1は、本発明の実施の形態にかかる半隠蔽タイプの換気装置1の概略構成を示したものである。換気装置1の本体ケース2は、室内の天井板3の上部に取り付けられる半隠蔽型であるが、全隠蔽型にも使用できるものである。天井板3には取付用の開口部4が形成されている。本体ケース2はこの開口部4から挿入されて天井板3の上部に設置され、本体ケース2のほぼ半分だけが開口部4から臨むことが可能とされている。
【0022】
この空調装置としての換気装置1の主要構成は、室内の天井板3の上部若しくは上方に配設される本体ケース2に、建物外部の空気(外気)を取り入れて室内に供給するための外気導入風路AR1と、室内空気を取り入れて建物外部に排気するための排気風路AR2とが形成されている。
【0023】
また、外気導入風路AR1と排気風路AR2とを交差させた交差部分には、建物外部の空気を通過させる外気用通路P1と室内空気を通過させる排気用通路P2とで熱交換を行う熱交換素子11が、設けられている(図2参照)。
【0024】
本体ケース2は、図2に示すように、本体ケース2を天井板3の上部又は上方に設置する状態で、熱交換素子11の排気用通路P2の室内空気を導入する吸込口が開口する室内空気吸込面F2を、熱交換素子11の外気用通路P1の建物外部の空気を所望の室内に供給する吹出口が開口する吹出面F1より、下側に位置するように構成されている。
【0025】
排気用通路P2の室内空気吸込面F2に臨む本体ケース2の側壁部8と、室内空気吸込面F2に臨む本体ケース2の蓋板15のそれぞれには、室内空気吸込用の吸込口16がそれぞれ閉鎖可能に設けられている。
【0026】
以下、各部分につき説明する。本体ケース2は直方体形状の箱形金属ケースからなる。本体ケース2の長手方向の一方の側壁部5には、室内の空気を建物外に排気する室内空気排出用の出口側の開口部6と、建物外部の空気を室内に導入する外気導入用の入口側の開口部7とが形成されている。本体ケース2の長手方向の他方の側壁部8には、本体ケース2の内部に導入した空気を室内に送風する外気導入用の出口側の開口部9が形成されている。開口部7,9は本体ケース2の外気導入用の開口部を構成し、開口部6と後述する開口部34は本体ケース2の室内空気の排気風路を構成する。
【0027】
また、本体ケース2の天井板3に接する底板部10側には、熱交換素子11の保持部材12、13を脱着するための開口部14が形成されており、この開口部14を閉鎖する蓋板15に、室内の空気を建物の外部に排出するための入り口側の開口部16が形成されている。蓋板15の開口部16は室内空気の吸込用の開口部であり、図6に示すネジ穴16Aにカバー16Bをネジ止めすることにより閉鎖可能とされている。
【0028】
蓋板15は、開口部14を閉鎖するために、底板部10の一部を形成する。この開口部14は、保持部材12,13を開口部4より脱着するために、開口部4より小さく形成されている。蓋板15は開口部14の縁部に図示しないヒンジにより取り付けられ、開閉可能とされている。
【0029】
本体ケース2の保持部材12,13から離間した部位には、ファンケース17、18を格納する固定枠19が取り付けられており、固定枠19の高さ方向の中央部には、風路を仕切る仕切板20が取り付けられている。
【0030】
仕切板20の上部に配設されるファンケース17の排気口部は、固定枠19の縦壁部19Aに固定されており、縦壁部19Aに室内空気排気用の開口部21が開口されている。仕切板20の下部に配設されるファンケース18の排気口部は、固定枠19の縦壁部19Bに固定されており、縦壁部19Bに外気導入用の開口部22が開口されている。
【0031】
また、固定枠19の縦壁部19Aには、建物外部の空気を導入する外気導入用の開口部23が形成され、固定枠19の縦壁部19Bには、室内空気を建物外部に排気する室内空気排気用の開口部24が形成されている。
【0032】
ファンケース17の内部には遠心ファン25が配設され、ファンケース18の内部には遠心ファン26が配設されている。遠心ファン25,26は仕切板20に取り付けられたモーター27の回転軸27Aに回り止めされて固定されている。モーター27は図示しない制御基板に接続され、制御基板からの電力制御により回転する。ファンケース17,18はそれぞれ空気取り入れのための開口部となるベルマウス17A、18Aを備えている。
【0033】
固定枠19と本体ケース2の側壁部5との間には、弾性のある発泡樹脂(例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリ塩化ビニル等)からなる樹脂板28が設けられている。樹脂板28には、開口部6,7とそれぞれ通じる開口部29,30が形成されており、開口部29,30の縁部に筒状のダクトジョイント31,32が接触している。
【0034】
本体ケース2の側壁部8側には、本体ケース2内部に取り入れた建物の外部の空気を室内に供給するための開口部9と、他の室内の空気を建物外部に排出するための開口部34とが形成されている。開口部9の縁部には筒状のダクトジョイント35が接触しており、開口部34の縁部にはダクトジョイント36が接触している。ダクトジョイント36には蓋37が装着されており、この実施の形態では閉鎖されている。ダクトジョイント31、32には建物外部と通じる図示しないダクトが接続される。ダクトジョイント35には本体ケース2に取り入れた新しい空気を供給するための室内天井に延びる図示しないダクトが接続される。尚、ダクトジョイント35には、換気を希望する室内の天井や壁面等に設けた吸気グリル等に接続されるダクトが装着可能となっている。
【0035】
熱交換手段としての熱交換素子11は、図2に示すように、段ボール紙の断面形状に似た断面構成を有するプラスチック製のシート40、41を多数積層したものであり、個々のシート40,41は室内の空気を通す細長い通路Pが多数平行に配列されている。排気風路AR2の一部を構成するシート40は、排気風路AR2に沿って外気用通路P1が向けられ、外気導入風路AR1の一部を構成するシート41は、外気導入風路AR1に沿って排気用通路P2が向けられる。排気風路AR2の一部を構成するシート40と、外気導入風路AR1の一部を構成するシート41は一組とされており、互いに隣り合うように接合され、複数のシート40,41の組が多数積層されて熱交換素子11が構成されている。熱交換素子11の構成により、室内から建物の外部に排出される排出空気と、建物の外部から室内に導入される導入空気との間において熱交換がなされるようになっている。
【0036】
熱交換素子11は保持部材12、13の間に挟まれて保持される。保持部材12、13は弾性のある発泡樹脂(例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリ塩化ビニル、発泡ポリスチレン等)からなるものであり、圧縮したときに短時間で原型に復帰する弾性を有する。保持部材12,13は熱交換素子11を保持した状態で、側壁部8と固定枠19の縦壁部19Bとの間に圧入されるものであり、保持部材12,13間に熱交換素子11を挟着した組立体は、側壁部8と固定枠19の縦壁部19Bとの距離より圧入可能な程度に大きめに形成され、側壁部8と固定枠19の縦壁部19Bからの反力により、熱交換素子11及び保持部材12,13が逆さまに装着されても落下しないようになっている。
【0037】
保持部材12は、側壁部8と同形同大形状の縦壁部49と、縦壁部49の両側から本体ケース2の中央部側に突出する縦壁部50、50と、本体ケース2の天井板部2Aに面接触する天井板部51と、熱交換素子11への空気の風路を仕切る仕切板部52とを有する。仕切板部52の縁部52Aは熱交換素子11の角部の面取り部を保持する。
【0038】
縦壁部50、50は、熱交換素子11を挿入するための垂直な縁部50Aと、熱交換素子11の左右端部を保持するために傾斜した縁部50Bとを備えており、この縁部50Bと仕切板部52の縁部52Aによって熱交換素子11の一部を支える。
【0039】
縦壁部49の内側であって蓋板15側の部分には、蓋板15に形成された箱体形状の空気案内部53を収納する凸状の枠部54が形成されている。更に、縦壁部50の仕切板部52の上部には開口部9及びダクトジョイント35に通じる外気導入用の開口部55が形成され、縦壁部50の仕切板部52の下部には室内空気吸込用の吸込口53A及びダクトジョイント36に通じることが可能な室内空気吸込用の吸込口56が形成されている。
【0040】
保持部材13は、本体ケース2の縦断面形状とほぼ同形同大形状の縦壁部60と、縦壁部60の両側から保持部材12側に突出する縦壁部61、61と、本体ケース2の天井板部2Aに面接触する天井板部62と、熱交換素子11への空気の風路を仕切る仕切板部63とを有する。仕切板部63の縁部63Aは熱交換素子11の角部の面取り部を保持する。
【0041】
縦壁部61、61は、熱交換素子11を挿入するための垂直な縁部61Aと、熱交換素子11の左右端部を保持するために傾斜した縁部61Bとを備えており、この縁部61Bと仕切板部63の縁部63Aによって熱交換素子11の一部を支える。更に、天井板部62の縁部62Aは保持部材12の天井板部51の縁部と共同して熱交換素子11の上部の面取り部を保持する。尚、熱交換素子11の4つの角部は面取りされて更にシール部材48が貼られていることことにより、交差する外気用通路P1,排気用通路P2同士の空気が混入しないようになっている。
【0042】
保持部材13の縦壁部60の仕切板部63の上部には、ファンケース17に空気を通すための室内空気排出用の開口部64が開口されている。この開口部64の縁部には逆流防止シャッター65(図3,図4参照)が脱着可能に配設される。また、保持部材13の縦壁部60の仕切板部63の下部には、ファンケース18に空気を通すための外気導入用の開口部66が開口されている。この開口部66の縁部には防虫ネット部材67(図6参照)が脱着可能に配設される。
【0043】
逆流防止シャッター65は、開口部64に圧入される矩形状の保持枠68の左右側壁部に回転軸69を取り付け、回転軸69にシャッター70を回転可能に設けたものである。逆流防止シャッター65は、シャッター70の上部に回転軸69を設け、上部のシャッター70の下端部を下部のシャッター70の回転軸69より下側であってファンケース17側に位置するように設けることによって、通常時は重力により下向きとされる。
【0044】
室内の空気が建物の外部に排出される場合には、シャッター70は遠心ファン25の吸引力により、開いて熱交換素子11を通ってきた空気を遠心ファン25側に導く。他方、ビル風や強風等によりファンケース17内に逆流して空気が、熱交換素子11側に入り込もうとすると、シャッター70がその逆流する空気を遮断する。
【0045】
防虫ネット部材67は、図5に示すように、開口部66に圧入して保持される保持枠71に網目の細かな袋状ネット72が取り付けられたものであり、ファンケース18から熱交換素子11側に吸い込まれる建物外部の空気を透過し、塵芥や昆虫等を捕獲して、侵入を防止する。開口部66のファンケース18側の縁部には、取付用の溝部73が形成されており、溝部73に防虫ネット部材67が着脱可能に嵌め込まれている。
【0046】
これらの逆流防止シャッター65及び防虫ネット部材67は開口部64,66から取り外すことが可能なように圧入により保持されている。
【0047】
蓋板15の上面部には、熱交換素子11の通路Pに細かな塵埃が入り込むことを防止するためのフィルター80、81の取付枠82,83が着脱可能に支持されている。図7に示すように、蓋板15の中央部は熱交換素子11の下部にある面取り部を面接触により支持する凸状部84が帯状に形成されている。凸状部84の斜面部には取付枠部82,83の挿入開口部85,86が形成されており、取付枠部82,83の鍔部87が挿入開口部85,86の隙間をシールしている。取付枠部82,83の鍔部87は、凸状部84の台形断面形状と相似形の断面形状と凸状部84を塞ぐ大きさを有する取付金具(図示省略)により固定される。この取付金具は凸状部84の室内側の壁面にボルトを複数本取付け、取付金具にボルトを通す穴を形成し、前記ボルトを取付金具の穴に挿入し、ナットで止める。
【0048】
蓋板15の下方には、室内の空気を蓋板15の開口部16に導入するためのフロントパネル88が着脱可能に取り付けられる。フロントパネル88には空気を取り入れるための開口部89を有しており、フロントパネル88と蓋板15の間には空気を通す通路90が形成されるようになっている。
【0049】
この実施の形態の換気装置1においては、建物外部の空気を室内に取り入れる外気導入風路AR1は、ダクトジョイント32と、縦壁部5の開口部7と、樹脂板28の開口部30と、開口部23と、仕切板20で仕切られたファンケース18の配設空間SP1(外気導入室)と、ファンケース18と、開口部22と、防虫ネット部材67と、開口部66と、仕切板部63で仕切られた保持部材13の下部の空間SP2と、フィルター80と、熱交換素子11と、熱交換素子11と保持部材12の仕切板部52上部の空間SP3と、開口部9と、ダクトジョイント35とにより構成される。
【0050】
また、室内の空気を建物の外側に排出する換気風路AR2は、フロントパネル88の開口部89と、フロントパネル88と蓋板15の間の通路90と、開口部16と、熱交換素子11と保持部材12の仕切板部52下部の空間SP4と、熱交換素子11と保持部材13の仕切板部63上部の空間SP5と、開口部64と、逆流防止シャッター65と、開口部24と、仕切板20上部の空間SP6(室内空気導入室)と、ファンケース17と、開口部21,29,6とダクトジョイント31とで構成される。
【0051】
そして、外気導入風路AR1を構成する保持部材13の空間SP2であって、熱交換素子11の空気取り入れ口に防虫ネット部材67を脱着可能に設けているので、清掃・交換のメンテナンスが容易である。
【0052】
また、換気風路AR2を構成する保持部材13の空間SP5であって、熱交換素子11の空気排出用の開口部64に逆流防止シャッター65を脱着可能に設けているので、清掃・交換のメンテナンスが容易である。
【0053】
更に、本体ケース2の開口部14から熱交換素子11と保持部材12,13を挿入・取り外し可能であると共に、保持部材12,13と熱交換素子11との組立体(熱交換ユニット)を分解可能であるので、熱交換素子11や逆流防止シャッター65或いは防虫ネット部材67の取付や清掃・交換等のメンテナンスを行う場合に、極めて便利である。
【0054】
更に、本体ケース3の内部の熱交換素子11に隣接する位置に、外気導入風路AR1の一部を構成して建物外部の空気を本体ケース2内に導入する外気導入室SP1と、熱交換素子11からの室内空気を建物の外部に排気する室内空気導入室SP6とを上下に形成し、外気導入室SP1の側壁部5に外気導入用の開口部6を形成し、室内空気導入室SP6の側壁部に室内空気を本体ケース2から排出する室内空気排気用の開口部7を形成し、外気導入室SP1と室内空気導入室SP6とを仕切る仕切板20に、モーター27を設置し、モーター27の回転軸27Aを仕切板27の上下に突出させ、上下の回転軸27Aに遠心ファン25,26を設け、それぞれの遠心ファン25,26をファンケース17,18によって覆って、外気導入風路AR1と排気風路AR2とを形成したので、換気装置1がコンパクトになる。
【0055】
上述の実施の形態にかかる換気装置1によれば、熱交換素子11の室内空気吸込面F2が建物外部の空気の吹出面F1より下側(室内側)に設けられており、本体ケース2と室内空気吸込面F2とで構成される室内空気排気用の空間SP4に、開口部16,56,34が形成されているので、これらの開口部34か開口部56を閉鎖し、開口部16のみを開ければ、天井板3の下方の室内から室内空気を取り入れることが出来る。
【0056】
また、天井板3に開口部4が形成されていない場合には、蓋板15の開口部16を閉鎖板16B(図6参照)により閉鎖して開口部56,34を開けてダクトジョイント36から蓋37を取り外し、空気を導入する室内のグリル等から延びる図示しないダクトをダクトジョイント36に接続すれば、天井板3に開口部がない場合でも天井板3の上部又は上方に換気装置1を設置できる。このため、換気装置1の互換性が向上し、量産化とコストの低廉化をはかることができる。
【0057】
また、換気装置1の開口部14を閉鎖する蓋板15を開けて、保持部材12,13及び熱交換素子11を脱着できるのみならず、フィルター80,81、逆流防止シャッター65、防虫ネット67の交換も可能であるので、清掃・交換のメンテナンス等が極めて容易である。
【0058】
更に、外気導入室SP1と室内空気導入室SP6とが上下に形成され、その仕切板20にモーター27が設けられ、その回転軸27Aに遠心ファン25,26が設けられているので、小電力であり、換気装置1全体が小型化され、取付作業性等が向上する。
【0059】
尚、この実施の形態では空調装置として換気装置1について説明したが、これに限らないのは勿論である。
[第2の空調装置]
図7は、第2の実施の形態にかかる空調装置としての換気装置を示すものである。この実施の形態にかかる換気装置1’は、図1に示した換気装置1において、開口部34のダクトジョイント36には蓋37が装着されず室内空気の排出のために使用されていることが、図1の換気装置1と異なり、その他の構成は同一であるので、その説明を援用する。尚、逆流防止シャッター65及び防虫ネット部材67は図示しないが図1と同様に備えられている。
【0060】
この換気装置1’の蓋板15には、室内の空気を建物の外部に排出する排気風路AR2の室内空気用の吸込口として、開口部16が形成されている。蓋板15は、開口部14を閉鎖する本体ケース2の底板部10の一部を構成し、図示しないヒンジにより開口部14の縁部に取り付けられ、開閉可能とされている。尚、蓋板15はビス止めによって取り付けられていても良い。
【0061】
また、本体ケース2の側壁部8の開口部34に設けられたダクトジョイント36は本体ケース2の室内空気の排気風路を構成する。ダクトジョイント36は前述のように図示しないダクトを介して換気装置1’が設置された室内と別の室内の吸込口に接続されている。
【0062】
尚、室内空気吸込用の開口部34を外気給気用の開口部9とを同一面である側壁部8にそれぞれ形成すると、建物天井空間における他の用途のダクト配管工事や電灯線の配線工事を行う際に、本体ケース2の長手方向に延びる側面部近傍空間を活用できることとなり、施工における作業自由度が高くなる。
【0063】
また、例えば、側壁部8に開口部34を形成し、側壁部8の直交する側面にも室内空気吸込用の開口部を形成し、室内空気吸込用の開口部を選択可能に構成すると、天井空間のダクトや配線の配置状況に応じて室内空気吸込用の開口部を選択することが出来、天井部のダクト・配管等の施工に制限を加えないので、施工における作業の自由度が高くなる。
【0064】
特に、換気装置1、1’は、外気の供給用或いは室内空気の排出用のダクトを外壁の開口部に接続する都合上、換気装置1、1’の本体ケース2の長手方向が、建物の外壁に対して直交する方向に向けられることが多い。このため、本体ケース2の長手方向に延びる側壁面や長手方向に対して直角方向に延びる側壁面に開口部9,34をそれぞれ形成し、室内空気吸込用の吸込口を部屋に設置するときの吸込口の設置位置に応じて、本体ケース2の開口部9,34を選択できることとなり、天井部空間における施工作業の自由度が高くなることとなる。
【0065】
図8は換気装置1’を複数台設置した戸建て住宅の平面図を示す。図8において住宅200のホール201の天井部及び通路202の天井部には換気装置L、Rがそれぞれ設置されている。換気装置L,Rは図7に示す換気装置1’と同じものである。
【0066】
203Aは外気を建物内部に取り入れるフード、203Bは室内の空気を建物外部に排出するフードである。フード203A近傍に設けられた外気吸込口はダクトを介して換気装置L,Rの外気導入風路AR1に接続されている。また、フード203B近傍に設けられた排気口はダクトを介して換気装置L,Rの排気風路AR2に接続されている。
【0067】
通路202の天井部に設けられた換気装置L,Rの開口部16は通路201,202の室内空気を導入する。通路202近傍の階段室の天井部には室内空気排出用の吸込口204Lが取り付けられている。吸込口204Lはダクト205Lを介して換気装置Lのダクトジョイント36に接続されている。また、階段室の天井部には室内空気排出用の吸込口204Rが更に取り付けられている。吸込口204Rはダクト205Rを介して換気装置Lのダクトジョイント36に接続されている。
【0068】
従って、換気装置L,Rは開口部16から通路201,202の空気を吸い込むと共に、階段室の吸込口204L,Rからも空気を吸い込むことが可能とされており、空気の停滞しやすい室内部分の換気を十分に行うことが出来る。
【0069】
換気装置L,Rは外気導入風路AR1のダクトジョイント35(給気用)を3箇所備えている。
【0070】
換気装置Lの給気用のダクトジョイント35は和室206、207及び広縁208の入り口から離れた場所に外気を供給する。和室206、207及び広縁208の室内空気は扉やガラリから開口部6或いは吸込口204から対流するように吸い込まれて建物外部に排気される。
【0071】
換気装置Rの外気供給風路AR1はダクトを介してダイニングキッチン209、ホール201、洋室210に通じている。換気装置Rの室内空気の吸込口204Rは、階段室の天井部に設置されており、換気装置Rの開口部16は図7のフロントパネル88を介してホール201の天井部の空気を吸引する。ダイニングキッチン209、ホール201、洋室210に供給された外気は対流するように移動して吸込口204r及び開口部16から吸い込まれ、それぞれの室内が淀みなく換気される。
【0072】
図9は、図7の換気装置1’を通路220の天井部に設置したものであり、洗面所・脱衣所221の天井部に室内空気吸込口222をに設けたものである。室内空気吸込口222はダクト223を介してダクトジョイント36に接続されている。洗面所・脱衣所221の湿った室内空気は室内空気吸込口222から吸い込まれ、建物の外部に排気される。
【0073】
換気装置1’のダクトジョイント35は3箇所形成されており、和室224の角部に一箇所、ダイニングリビング225の角部に二箇所設けられた給気口から外気を供給する。和室224,ダイニングリビング225の給気口224A,225A,Bは和室224の戸226や出入口227から対角線上の離れた位置に設けられており、室内全体の空気を対流させて換気装置1’の開口部16から吸い込む。このため、室内全体において淀みなく換気が行われる。
【0074】
図10,図11は二階建ての戸建て住宅に換気装置1’を設置したものである。この換気装置1’は一階の玄関通路230の天井部に取り付けられており、和室231の天井部角部に一箇所,ダイニングリビング232の天井部角部に二箇所、外気を室内に供給する給気口233が取り付けられている。それぞれの給気口233はダクト234を介して換気装置1’の外気導入風路AR1のダクトジョイント35に接続されている。尚、換気装置1’のダクトジョイント35は3箇所形成されている。尚、二階の給気口Sは居室等の室内に設けられ、室内へ外気が供給される。この給気口Sは自然給気口でも良いし、給気ファンを備えた給気装置でも良い。必要間機量を満たすように、室内へ外気が給気される。
【0075】
二階の通路235の天井部若しくは壁部238には吸込口236が設置されている。この吸込口236にはダクト237が接続され、ダクト237は換気装置1’の排気風路AR2のダクトジョイント36に接続されている。ダクト237は壁部238の内側に設置することも可能であるが、通路235の壁部の下部に吸込口236を設けて一階の天井部と二階の通路235の間にダクト237を配設し、ダクト237と吸込口236を接続する。二階の洋室には窓や給気口Gから空気が取り入れられ、洋室の室内空気はドア下の隙間から通路235に出て二階の吸込口236から吸い込まれ、換気装置1’から建物外部に排出される。
【0076】
このような換気装置1’と吸込口によれば、一階天井に設置した1台の換気装置1’により、一階と二階の室内空気を吸い込んで換気を行うことが出来る。
【0077】
図12、図13はマンションの住宅に換気装置1’を設置した平面図である。
図12の住宅では、換気装置1’は通路240の天井部に設置されている。ダイニングリビング241,和室242,洋室243,244の天井部において出入口から遠い角部にはそれぞれ給気口245が設けられており、それぞれダクト246を介して換気装置1の外気導入風路AR1のダクトジョイント35に接続されている。
【0078】
ダイニングリビング241の天井部の出入口側であって給気口245から対角線上に位置する部位には、室内空気を吸い込む吸込口247が設置されている。
吸込口247はダクト248を介して換気装置1’の排気風路AR2のダクトジョイント36に接続されている。図12の住宅では人が長時間いることの多いダイニングリビング241に吸込口247が設置されており、住人等が呼吸する空気の換気効率が高くなると共に、吸込口247と給気口245が部屋の対角線上に設置されているので、対流が室内全体に起こり、換気効率が向上する。
【0079】
図13の住宅では、和室242の押入249の天井部に吸込口250が設けられている。その他の構成は図12のマンションの換気装置1’と同様であるので、説明を省略する。
【0080】
図13の住宅によれば、押入249のような湿気が溜まりやすい閉ざされた空間の換気が行われるので、寝具や衣類等が湿ってしまうことが防止され、保管に好適である。
【0081】
尚、換気装置1’ではダクトジョイント35が3箇所形成されているが、ダクトジョイント35の空気の入り込む側の端部が1本で、空気が出てゆく方の端部が複数に分岐するものであっても良いことはいうまでもない。
【0082】
空気吸込口を形成した室内に、空調装置の外気を供給する外気給気口を形成し、外気給気口と空調装置の外気導入風路とをダクトにより接続するように、前記建物を構成とすると、空気吸込口を設けた室内に外気給気口をも設けるので、その室内の換気効率がより向上する。
【0083】
また、上述の空調装置によれば、個々の住宅に応じて必要な換気量となるように施工時等にディップスイッチ等で設定しておくことにより、ファンの回転数が決められても、複数のエリアから空気を吸い込むことができるため、換気対象となるエリア(例えば、マンションであればその住宅全体、戸建て住宅であれば各フロア毎)の容積に応じて、必要とする換気量又は換気回数(例えば0.5回/H)を満たすことができる。これによって計画換気が行えることとなり、クロスやフローリング等の建材から発せられるVOC(揮発性有機化合物)やホルムアルデヒド等の濃度を低く抑えることができ、シックハウス対策に資することが出来る。
【0084】
前記建物において、室内空気の吸込口を形成する室内は、居間、押入、収納庫、階段通路、脱衣場、二階居室の少なくとも何れかであると、居間に吸込口を設ければ居住者が常駐しやすい部屋の換気効率が向上し、押入や収納庫に吸込口を設ければ押入や収納庫などの湿気等を排気できて乾燥に良好であり、階段通路に吸込口を設ければ、空気の停滞しやすい場所の換気が行われるため、建物全体の換気効率が向上する。また、脱衣場や洗面所に吸込口を設ければ湿気を換気でき、二階居室に設ければ、一台の空調装置で一階と二階の両方の換気を効率的に行うことが出来る。
【0085】
【発明の効果】
本願の第1の空調装置によれば、熱交換手段の室内空気の導入する吸込面に臨んで、本体ケースの側壁部と底板部にそれぞれ開口部を閉鎖可能に設けるので、天井部に開口部がある場合には、側壁部の開口部を閉鎖する一方、底板部の開口部を開けて底板部の開口部から室内空気を導入できる。
【0086】
また、天井部に開口部がない場合には、底板部の開口部を閉鎖して側壁部の開口部を開けて所定の室内と接続すれば、室内空気を導入・排気できる。
【0087】
更に、天井部に開口部があると共に所望の室内の空気の排気をする場合には、側壁部の開口部と底板部の開口部の両者を開けた状態として両方の開口部から室内空気を導入・排気することが出来る。
【0088】
このため、第1の空調装置によれば、天井部の開口部のあるなしに関わりなく、この空調装置を設置して室内空気の排気と建物外部の空気の導入とを行うことが出来、換気装置の互換性が向上する。
【0089】
また、本願の第1の空調装置によれば、個々の住宅に応じて必要な換気量となるように施工時等にディップスイッチ等で設定しておくことにより、ファンの回転数が決められても、複数のエリアから空気を吸い込むことができるため、換気対象となるエリア(例えば、マンションであればその住宅全体、戸建て住宅であれば各フロア毎)の容積に応じて、必要とする換気量又は換気回数(例えば0.5回/H)を満たすことができる。これによって計画換気が行えることとなり、クロスやフローリング等の建材から発っせられるVOC(揮発性有機化合物)やホルムアルデヒド等の濃度を低く抑えることができ、シックハウス対策に資することが出来る。
【0090】
本願の第2の空調装置によれば、熱交換手段及び保持部材を本体ケースから取り外して清掃・交換が出来、換気装置の互換性が高まると共に、メンテナンスの作業性が向上する。
【0091】
本願の第3の空調装置によれば、第1及び第2の空調装置の効果に加えて、1モーター2ファンにより構成したため、コンパクト(小型且つ軽量)に換気装置を実現することが出来る。
【0092】
本願の第4の空調装置によれば、室内空気吸込用の吸込口を本体ケースに形成するので、複数の室内の空気を直接吸い込んで排気でき、所望の室内の換気効率が向上するとともに、吸込口が複数個あることによりファンの音が分散されて静かなものになる。
【0093】
本願の第5の空調装置によれば、第4の空調装置同様に所望の室内の換気効率が向上すると共に、空調装置の設置する天井部からも室内空気を吸い込んで排気する場合に、天井部に開口部があっても音が他の吸込口に分散されるので、ファンの音が静かなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる換気装置の構成を示す断面図。
【図2】図1の保持部材及び熱交換素子の組立状態を示す分解斜視図。
【図3】図1に示す保持部材13の側面図。
【図4】図3に示す逆流防止シャッターの平面図。
【図5】図3に示す防虫ネット部材の平面図。
【図6】図1に示すケース本体の下部の蓋板側の構成を示す図。
【図7】第2の実施の形態にかかる換気装置の構成を示す断面図。
【図8】一戸建て住宅の階段部分に複数の室内空気用の吸込口を配設した状態を示す平面図。
【図9】一戸建て住宅の洗面所・脱衣所に室内空気用の吸込口を配設した状態を示す平面図。
【図10】一戸建て住宅の一階部分に換気装置を配設した状態を示す平面図。
【図11】一戸建て住宅の二階部分に室内空気用の吸込口を配設した状態を示す平面図。
【図12】マンション住宅内部のダイニングルームに室内空気用の吸込口を配設した状態を示す平面図。
【図13】マンション住宅内部の押入に室内空気用の吸込口を配設した状態を示す平面図。
【図14】従来の換気装置の構成を示す模式図。
【符号の説明】
1 換気装置
2 本体ケース
3 天井部
10 底板部
11 熱交換素子
12,13 保持部材
15 蓋板
17,18 ファンケース
27 ファンモーター
25,26 遠心ファン
P1 外気用通路
P2 排気用通路
F1 導入した外気の吹出面
F2 室内空気吸込面
AR1 外気導入風路
AR2 換気風路
SP1 ファンケース18の配設空間(外気導入室)
SP4 保持部材12の下部空間
SP6 ファンケース17の配設空間(室内空気導入室)

Claims (3)

  1. 室内の天井板の上部若しくは上方に配設される本体ケースに、建物外部の空気を取り入れて前記室内に供給するための給気用の遠心ファンを配置した外気導入風路と、室内空気を取り入れて前記建物外部に排気するための排気用の遠心ファンを配置した排気風路とを形成し、前記外気導入風路と前記排気風路とを交差させた交差部分に、前記建物外部の空気を通過させる外気用通路と室内空気を通過させる排気用通路とで熱交換を行う熱交換手段を設け、前記排気用の遠心ファンを前記熱交換素子の下流に配置した空調装置において、
    前記本体ケースの側壁部に外気給気用の開口部を設けるとともに、前記本体ケースの側壁部と底部とに前記排気風路の室内空気吸気用の吸込口をそれぞれ設け、 前記熱交換手段と前記本体ケースの側壁部及び底部とで室内空気排気用の空間を形成し、
    該室内空気排気用の空間内に前記熱交換手段に塵埃が入り込むことを防止するためのフィルタを、前記本体ケースの側壁部と底部の両吸込口を跨ぐように斜めに配置し、
    前記排気用の遠心ファンは、前記本体ケースの底部の吸込口と前記本体ケースの側壁部の吸込口とから室内と別な室内との空気を同時に吸い込ませ、この同時に吸い込んだ空気を前記室内空気排気用の空間に流入させて前記フィルタを通過させ、この後に前記熱交換手段を通して前記建物外部に排気させることを特徴とする空調装置。
  2. 前記本体ケースの側壁部および底部に設けた室内空気吸込用の吸込口をそれぞれ閉鎖可能としたことを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記外気給気用の開口部を設けた前記本体ケースの側壁部の面と同一の面に前記室内空気吸込用の吸込口を設けたことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
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