JP3184139B2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP3184139B2
JP3184139B2 JP33737097A JP33737097A JP3184139B2 JP 3184139 B2 JP3184139 B2 JP 3184139B2 JP 33737097 A JP33737097 A JP 33737097A JP 33737097 A JP33737097 A JP 33737097A JP 3184139 B2 JP3184139 B2 JP 3184139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物内部の空気
を換気するための換気装置に関するものである。
【0002】
【先行技術】図5は、従来の換気装置の概略模式図を示
すものである。従来の換気装置100は、建物内部に強制
的に空気の流れを形成する大型の換気ユニット本体110
を一台設置して、各室内に連通する配管を形成すること
により、建物内部の各室内の空気を換気するものであっ
た。具体的には、強制的に空気の流れを形成する1台の
大型の換気ユニット本体110が一階の天井部分、すなわ
ち二階の床部分に形成されている。そして、この換気装
置100は、建物の外部の新鮮な空気を室内に取り入れる
ために建物の外部から換気ユニット本体110に連通する
外部吸入配管120と、この外部吸入配管120から吸入され
た空気を換気ユニット本体110を介して建物の室内に供
給する室内供給配管130,150,140とを備えている。そし
て、この室内供給配管130,140,150は、一階の室内に空
気を供給するための一階用室内供給配管130と、二階の
室内に空気を供給するための二階用室内供給配管140
と、この二階用室内供給配管140及び一階用室内供給配
管130を連結する縦連結配管150とから形成されている。
【0003】そして、この換気装置100は、室内の空気
を換気ユニット本体110に吸入するために一階の室内天
井から換気ユニット本体110に向かって通ずる室内排気
配管160と、この室内排気配管160により室内から吸入さ
れた空気を室外に排出するために室外と換気ユニット本
体110との間に通ずる外部排気配管170とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の換気装置は、換気ユニット本体110から各室内に連通
する室内供給配管130,140,150を建物躯体の壁内部に形
成しなければならなかった。すなわち、その室内供給配
管130,140,150の部品を予め準備し、且つ、室内供給配
管130,140,150を壁内部に配置するための配管用のスペ
ースを予め建物内部に形成しなければならなかった。こ
のため、換気装置の部品の数や種類が多く、建物躯体の
内部構造も複雑になって、コスト高になるという第一の
問題点があった。
【0005】また、現場施工において、上記のような複
雑で、部品点数が多い配管を組み立てるのは、接合や結
合に手間がかかり、工程数も多くなって、施工に手間が
かかり、工期も長くなるという第二の問題点があった。
そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の
有する第一および第二の問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、各室内への配管を不要
にして、部品点数の減少を図ることができ、建物躯体の
内部構造も簡単となってコストを抑えることができ、ま
た、現場での組立作業も容易にすることができる換気装
置を提供しようとするものである。
【0006】これに加え、請求項記載の発明は、浴
の使用の有無に拘わらず、建物全体の換気が可能であ
り、建物内の室内の数や建物全体の容量に合わせて建物
の室内換気の能力を定めることができて、異なる容量の
建物にも容易に対応可能な換気装置を提供しようとする
ものである。
【0007】これに加え、請求項記載の発明は、建物
躯体の外観が良好な換気装置を提供しようとするもので
る。
【0008】これに加え、請求項記載の発明は、空気
清浄機能を有する換気装置を提供しようとするものであ
る。これに加え、請求項記載の発明は、各部屋間で空
気清浄をすることができる換気装置を提供しようとする
ものである。なお、上記の課題を解決する技術を、日本
特許情報機構(JAPIO)の先行技術調査(パトリ
ス)の利用により、以下の検索式で昭和55年以後の特
許出願、実用新案登録出願を調査した。
【0009】検索式 : F24F07/06L その結果、特許出願100余件、実用新案登録出願70
余件を抽出した。しかし、この先行技術調査によって
は、本願発明と同一の技術は発見できなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
浴室(20)の空気を建物躯体(60)の外部に排出して換気可
能な浴室換気扇(50)と、浴室(20)以外の室内(65)に位置
して室外(64)と連通する外気流入口(30)と、この外気流
入口(30)を有する室内(65)と浴室(20)との間の空気の通
路となる通路部(40)とを備え、浴室換気扇(50)は、浴室
内(65)に開口する浴室吸気口(51)と、この浴室吸気口(5
1)から室外(64)に向かって連通する浴室排気ダクト(52)
と、この浴室排気ダクト(52)の内部にあって、強制的な
空気の流れを形成する浴室回転ファン(53)と、浴室(20)
に隣接する洗面脱衣室(21)に開口する脱衣室吸気口(54)
と、この脱衣室吸気口(54)から浴室排気ダクト(52)に連
通する連通ダクト(55)とを備え、この連通ダクト(55)
は、浴室(20)以外の室の換気用としての回転ファン (5
6)を内部に備えたことを特徴とする。
【0011】なお、ここで、「外気流入口(30)」とは、
建物躯体(60)の表裏に開口して室外(64)と連通するよう
なものであれば良いものであって、例えば、建物躯体(6
0)に取り付けられるサッシ窓やサッシ戸等をはめ込むた
めの開口する部分も含まれるものである。さらに、かか
るサッシ窓やサッシ戸等の上部にスライドにより開口量
を可変することができるスリット状のスリット穴等も含
まれるものである。
【0012】本発明は、先ず、浴室換気扇(50)が、浴室
(20)の空気を建物の外部に排出して、浴室(20)内を換気
する。これにより、浴室(20)周辺の空気の圧力が建物躯
体(60)の外部の空気の圧力よりも小さくなる。そして、
外気流入口(30)を有する室内(65)の空気の圧力も、通路
部(40)を介して、同様の状態となり、建物躯体(60)の外
部の空気の圧力よりも小さくなる。その状態において、
室外(64)と連通する外気流入口(30)からは、建物躯体(6
0)の外部からの空気が室内(65)に引き込まれる。そし
て、外気流入口(30)から引き込まれた空気は、通路部(4
0)を介して、建物内部を通って、浴室(20)まで引っ張ら
れ、浴室(20)内の浴室換気扇(50)により外部に排出され
る。すなわち、建物躯体(60)の外部からの空気を各室内
(65)に供給するための配管を形成しなくても、建物内部
において外気流入口(30)から浴室(20)の浴室換気扇(50)
まで空気の流れが形成され、建物全体を換気することが
できる。このように、建物躯体(60)の外部の空気を各室
内(65)に供給するための配管を必要とせず、換気装置(1
0)の部品の数や種類を少なくすることができる。また、
それらの配管を室内(65)側から見えないように配置する
ために配管用のスペースを予め建物躯体(60)に形成する
必要もないため、建物躯体(60)の内部構造も簡単にする
ことができる。結果としてコストを抑えることができ
る。
【0013】さらに、各室内(65)に新鮮な空気を供給す
るために配管を形成する場合と比較して、多数の配管を
使用しないため、配管同士の結合や接合に手間がかかる
こともなく、工程数も少なくすることができ、現場施工
における組立作業を容易にすることができて、施工期間
も短縮することができる。
【0014】本発明は、浴室回転ファン(53)が浴室排気
ダクト(52)の内部にあって、強制的な空気の流れを形成
する。これにより、浴室排気ダクト(52)の浴室(20)側に
開口する浴室吸気口(51)から浴室(20)内の空気が吸い込
まれ、浴室排気ダクト(52)を通って室外(64)に向かって
強制的に排出され、浴室(20)内を換気する。さらに、浴
室排気ダクト(52)内に強制的な空気の流れが形成される
と、この浴室排気ダクト(52)に連通する連通ダクト(55)
内の空気も同時に浴室排気ダクト(52)内に吸引される。
それに伴い、洗面脱衣室(21)に開口する脱衣室吸気口(5
4)から洗面脱衣室(21)内の空気が吸い込まれ、吸い込ま
れた空気は連通ダクト(55)及び浴室排気ダクト(52)を介
して室外(64)に排出される。このように、浴室(20)及び
洗面脱衣室(21)内の空気が強制的に室外(64)に排出され
ることにより、浴室(20)及び洗面脱衣室(21)の周辺の空
気の圧力が建物外部の室外(64)の空気の圧力よりも小さ
くなる。そして、外気流入口(30)を有する室内(65)の空
気の圧力も、通路部(40)を介して、同様の状態となり、
建物躯体(60)の外部の空気の圧力よりも小さくなる。そ
の状態において、室外(64)と連通する外気流入口(30)か
らは、建物躯体(60)の外部からの空気が室内(65)に引き
込まれる。そして、外気流入口(30)から引き込まれた空
気は、通路部(40)を介して、各室内(65)を通って、洗面
脱衣室(21)及び浴室(20)まで引っ張られ、洗面脱衣室(2
1)の脱衣室吸気口(54)及び浴室(20)の浴室吸気口(51)か
ら吸い込まれて、連通ダクト(55)及び浴室排気ダクト(5
2)を介して建物外部に排出される。すなわち、建物外部
からの空気を各室内(65)に供給するための配管を特別に
形成しなくても、建物内の外気流入口(30)から脱衣室吸
気口(54)及び浴室吸気口(51)まで空気の流れが形成さ
れ、各室内(65)に室外(64)からの新鮮な空気が供給さ
れ、建物全体の各室内(65)を換気することができる。こ
れにより、建物外部の空気を各室内(65)に供給するため
の配管を必要とせず、換気装置(10)の部品の数や種類を
少なくすることができる。また、それらの配管を室内(6
5)側から見えないように配置するために配管用のスペー
スを予め建物躯体(60)の内部に形成する必要もないた
め、建物躯体(60)の内部構造も簡単にすることができ
る。結果としてコストを抑えることができる。
【0015】また、各室内(65)に新鮮な空気を供給する
ために配管を形成する場合と比較して、使用する配管の
長さが短いため、配管同士の結合や接合に手間がかかる
こともなく、工程数も少なくすることができ、現場施工
における組立作業を容易にすることができて、施工期間
も短縮することができる。さらに、浴室(20)内には、浴
室吸気口(51)を有し、洗面脱衣室(21)内には、脱衣室吸
気口(54)を有し、浴室(20)と洗面脱衣室(21)とでそれぞ
れ別個の吸い込み口となるものを形成している。このた
め、浴室(20)内に人が入浴する際、浴室(20)と洗面脱衣
室(21)との間の浴室用の扉等により浴室(20)及び洗面脱
衣室(21)の間を遮断するような状態になっても、洗面脱
衣室(21)内の脱衣室吸気口(54)により、建物全体の換気
をすることができる。これにより、浴室(20)の使用の有
無に拘わらず、建物全体を常に換気することができる。
本発明は、浴室(20)内部の換気用として浴室回転ファン
(53)を使用し、浴室(20)以外の他の室内(65)の換気用と
して回転ファン(56)を独立して選択して設定する。これ
により、浴室(20)の使用の有無に拘わらず、浴室(20)以
外の建物全体の換気をすることができることに加えて、
浴室(20)以外の他の室内(65)の大きさや、その容量に適
応した能力の洗面回転ファン(56)を選択することができ
て、部屋の数や、建物全体の大きさや容量に容易に対応
可能な換気装置(10)を提供することができる。
【0016】請求項記載の発明は、上記した請求項
記載の特徴点に加え、外気流入口(30)は、建物躯体(60)
の外側表面と建物躯体(60)の外側表面を覆うサイディン
グ材(61)の裏面との間に建物外部の空気と連通する外気
連通路(31)と、この外気連通路(31)に連通して建物躯体
(60)の表裏に開口するとともに室外(64)側からはサイデ
ィング材(61)に隠れて見えない開口穴(32)とを備えたこ
とを特徴とする。
【0017】なお、ここで、「外気連通路(31)」は、建
物躯体(60)の外側表面と建物躯体(60)の外側表面を覆う
サイディング材(61)の裏面との間に形成され、建物外部
の空気と連通するようなものであれば良いものである。
例えば、壁パネル(63)からなる建物躯体(60)の表面に縦
方向に沿って長尺状の胴縁(62)が形成され、その胴縁(6
2)の室外(64)側にサイディング材(61)を形成し、このサ
イディング材(61)と壁パネル(63)との間に胴縁(62)の厚
みに相当する隙間が形成され、そのサイディング材(61)
の上端及び下端において、建物外部の空気と通ずるよう
に形成されているようなものを含むものである。或い
は、建物躯体(60)である壁パネル(63)の室外(64)側の表
面に直接、サイディング材(61)が形成されているが、そ
のサイディング材(61)の裏面側に凹凸が形成されてお
り、かかる凹凸の形状によりサイディング材(61)と壁パ
ネル(63)との間に上下に沿って連通する溝状の空間が形
成されるようなものを含むものである。
【0018】本発明は、浴室吸気口(51)及び脱衣室吸気
口(54)により室内(65)の空気が室外(64)に排出され、室
内(65)の空気の圧力が小さくなると、建物外部の空気と
連通する外気連通路(31)から建物外部の空気が吸い込ま
れる。そして、この外気連通路(31)に連通して建物躯体
(60)の表裏に開口する開口穴(32)から外気連通路(31)内
の空気が室内(65)に吸い込まれる。これにより、室外(6
4)の新鮮な空気を外気連通路(31)及び開口穴(32)を介し
て室内(65)に供給することができる。
【0019】また、開口穴(32)は、その室外(64)側にサ
イディング材(61)が位置して建物の外部からはサイディ
ング材(61)に隠れて見えないように形成されている。こ
れにより、サイディング材(61)の表面に表裏に貫通する
ような穴状のものを形成する必要がなく、サイディング
材(61)の表面をフラットなスッキリとしたものにするこ
とができて、建物の外観を良好なものにすることができ
る。また、サイディング材(61)に穴を開ける作業が不要
となる上に、サイディング材(61)に直接、穴状のものを
形成した場合に建物外部から室内(65)が覗かれないよう
な工夫をする必要もなく、現場施工を容易にすることが
できる。さらに、サイディング材(61)に穴を開けないた
め、建物躯体への雨水等の浸入を抑えることができ、建
物躯体の防水性を担保することができる。
【0020】
【0021】請求項記載の発明は、上記した請求項
または請求項記載の特徴点に加え、通路部(40)には、
空気が通過する際に浮遊する塵等を除去可能なフィルタ
ー(41)を備えたことを特徴とする。なお、ここで、「空
気が通過する際に浮遊する塵等を除去可能なフィルター
(41)」とは、空気のみが通過して浮遊物は通過すること
ができないようなものであれば良いものであって、例え
ば、微小な網目を有する繊維状のものを多数、積層した
ものを含む。さらに、上述した塵等を除去するフィルタ
ー(41)以外にも、かかる網目状の内部に活性炭等を含ま
せることにより、消臭機能を有するものや、芳香材を含
ませることにより、芳香機能を有するものにしても良い
ものである。
【0022】本発明は、通路部(40)に空気が通過する際
に浮遊する塵等を除去可能なフィルター(41)を備えてい
る。このため、外気流入口(30)から吸入された空気が、
この通路部(40)を通って、洗面脱衣室(21)及び浴室(20)
に向かって移動する際に、かかる空気内に浮遊する塵等
をフィルター(41)により除去することができ、空気を清
浄にすることができる。
【0023】請求項記載の発明は、上記した請求項
記載の特徴点に加え、フィルター(41)は、室内(65)の扉
(43)の表裏に開口する扉連通部(42)の途中に配置したこ
とを特徴とする。なお、ここで、「扉連通部(42)」と
は、扉(43)の下部に表裏に貫通する開口部を有し、その
開口部の内部に複数の羽板(45)を斜めに傾斜した状態で
所定の間隔で配置しているようなものを含む。
【0024】本発明は、室内(65)の扉(43)の表裏に開口
する扉連通部(42)の途中にフィルター(41)を配置してい
る。このため、建物内の室内(65)間の空気の移動によ
り、移動する空気を清浄に保つことができ、それぞれの
室内(65)の塵等の空中の浮遊物を除去することができ、
隣接する室内(65)にかかる浮遊物が拡がるのを抑えるこ
とができる。
【0025】また、扉連通部(42)にフィルター(41)を形
成したことにより、扉(43)を閉めた状態においても、建
物全体の換気と室内の空気の清浄とを同時にすることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図4は、本
発明の実施の形態を示すものであり、図1は換気装置を
取り付けた状態の建物全体の平面図、図2は換気装置を
取り付けた状態の建物全体の斜視図、図3は外気流入口
の横断面図、図4は扉連通部の縦断面図をそれぞれ示
す。
【0027】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る換気装置10は、浴室20の空気を
建物躯体60の外部に排出して換気可能な浴室換気扇50
と、浴室20以外の室内65に位置して室外64と連通する外
気流入口30と、この外気流入口30を有する室内65と浴室
20との間の空気の通路となる通路部40とを備えている。
【0028】前記浴室換気扇50は、浴室内65の天井面に
開口する浴室吸気口51と、この浴室吸気口51から室外64
に向かって連通する浴室排気ダクト52と、この浴室排気
ダクト52の内部にあって、室外64に向かって強制的な空
気の流れを形成する浴室回転ファン53と、浴室20に隣接
する洗面脱衣室21の天井面に開口する脱衣室吸気口54
と、この脱衣室吸気口54から浴室排気ダクト52に連通す
る連通ダクト55とを備えている。この連通ダクト55は、
洗面脱衣室21内の空気を吸い込んで浴室排気ダクト52に
向かって強制的な空気の流れを形成する洗面回転ファン
56を内部に備えている。
【0029】前記外気流入口30は、図1の左側の二つの
室内65のそれぞれの壁面に一個ずつ形成されている。こ
れらの外気流入口30は、建物躯体60の外側表面と建物躯
体60の外側表面を覆うサイディング材61の裏面との間に
建物外部の空気と連通する外気連通路31と、この外気連
通路31に連通して建物躯体60の表裏に開口するとともに
室外64側からはサイディング材61に隠れて見えない開口
穴32とを備えている。
【0030】この外気連通路31は、建物躯体60の外側表
面と建物躯体60の外側表面を覆うサイディング材61の裏
面との間に形成され、建物外部の空気と連通するように
形成されている。具体的には、壁パネル63からなる建物
躯体60の表面に縦方向に沿って長尺状の木質からなる胴
縁62が形成され、その胴縁62の室外64側にセラミックか
らなるサイディング材61を形成し、このサイディング材
61と壁パネル63との間に胴縁62の厚みに相当する隙間と
して形成されているものである。そして、特に図示しな
いが、サイディング材61の下端において、建物外部の空
気と通ずるように形成されている。
【0031】前記開口穴32の内面には、全体形状が略筒
状であって、室内65側に鍔を有する円筒具33がはめ込ま
れている。この円筒具33の表裏面には、室内65に虫や小
動物や埃等が入り込まないようにするための格子網34が
形成されている。そして、図1の中央のリビングダイニ
ングとなる中央室内68のサッシ戸35にも、建物外部の空
気を室内65に取り入れることができる外気流入口30が形
成されている。このサッシ戸35に形成される外気流入口
30は、特に図示しないが、サッシ戸35の上部に、サッシ
戸35に沿ってスライドすることにより開口量を可変する
ことができる表裏に開口するスリット状のスリット穴に
より形成されているものである。
【0032】前記通路部40は、図1の左側の二つの室内
65である奥側室内66及び手前側室内67から右側のリビン
グダイニングとなる中央室内68に向かって移動する空気
の通路となる部分である。奥側室内66と中央室内68との
間の両部屋間の出入口となる部分には、扉43が形成さ
れ、この扉43の下部には、表裏に開口する扉連通部42が
形成されている。また、手前側室内67と中央室内68との
間の両部屋間の出入口となる部分には、引戸47が形成さ
れ、この引戸47の下部には、表裏に開口する引戸連通部
44が形成されている。そして、上記扉連通部42及び引戸
連通部44は、各室内65間の空気の通路となる通路部40を
形成しているものである。そして、この通路部40には、
空気が通過する際に浮遊する塵等を除去可能なフィルタ
ー41が形成されている。
【0033】具体的には、前記扉連通部42は、図4に示
すように、その表裏面に複数の斜めに傾斜した状態の羽
板45を上下方向に重なるように形成しており、かかる二
組の羽板45の配列の間に、空気が通過する際に空気中に
浮遊する塵等を除去可能なフィルター41が挟み込まれて
いる。また、特に図示しないが、引戸47の下部に位置す
る引戸連通部44においても、扉連通部42と同様に、二組
の羽板45とそれらの間に挟み込まれたフィルター41とが
はめ込まれている。このフィルター41は、空気のみが通
過して浮遊物は通過することができないようなものであ
って、微小な網目を有する繊維状のものを多数、積層し
たものである。そして、そのフィルター41の繊維状の内
部には、顆粒状の活性炭等を多数、含ませてあり、消臭
機能を有するように形成されている。もちろん、活性炭
のかわりに芳香材を含ませて、芳香機能を有するように
しても良いものである。
【0034】次に、上記した実施の形態の作用及び効果
について説明する。本実施の形態は、浴室回転ファン53
が浴室排気ダクト52の内部にあって、室外64側に向かっ
て強制的な空気の流れを形成する。これにより、浴室排
気ダクト52の浴室20側に開口する浴室吸気口51から浴室
20内の空気が吸い込まれ、浴室排気ダクト52を通って室
外64に向かって強制的に排出され、浴室20内を換気す
る。さらに、浴室排気ダクト52内に強制的な空気の流れ
が形成されると、この浴室排気ダクト52に連通する連通
ダクト55内の空気も同時に浴室排気ダクト52内に吸引さ
れる。これに加えて、連通ダクト55内の洗面回転ファン
56により脱衣室吸気口54から浴室排気ダクト52に向かっ
て強制的な空気の流れが形成される。それに伴い、洗面
脱衣室21に開口する脱衣室吸気口54から洗面脱衣室21内
の空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気は連通ダクト55
及び浴室排気ダクト52を介して室外64に排出される。こ
のように、浴室20及び洗面脱衣室21内の空気が強制的に
室外64に排出されることにより、浴室20及び洗面脱衣室
21の周辺の空気の圧力が建物外部の室外64の空気の圧力
よりも小さくなる。そして、外気流入口30を有する室内
65の空気の圧力も、通路部40を介して、同様の状態とな
り、建物躯体60の外部の空気の圧力よりも小さくなる。
その状態において、室外64と連通する外気流入口30から
は、建物躯体60の外部からの空気が室内65に引き込まれ
る。そして、外気流入口30から引き込まれた空気は、通
路部40を介して、各室内65を通って、洗面脱衣室21及び
浴室20まで引っ張られ、洗面脱衣室21の脱衣室吸気口54
及び浴室20の浴室吸気口51から吸い込まれて、連通ダク
ト55及び浴室排気ダクト52を介して建物外部に排出され
る。すなわち、建物外部からの空気を各室内65に供給す
るための配管を特別に形成しなくても、建物内の外気流
入口30から脱衣室吸気口54及び浴室吸気口51まで空気の
流れが形成され、各室内65に室外64からの新鮮な空気が
供給され、建物全体の各室内65を換気することができ
る。これにより、建物外部の空気を各室内65に供給する
ための配管を必要とせず、換気装置10の部品の数や種類
を少なくすることができる。また、それらの配管を室内
65側から見えないように配置するために配管用のスペー
スを予め建物躯体60の内部に形成する必要もないため、
建物躯体60の内部構造も簡単にすることができる。結果
としてコストを抑えることができる。
【0035】また、各室内65に新鮮な空気を供給するた
めに配管を形成する場合と比較して、使用する配管の長
さが短いため、配管同士の結合や接合に手間がかかるこ
ともなく、工程数も少なくすることができ、現場施工に
おける組立作業を容易にすることができて、施工期間も
短縮することができる。さらに、浴室20内には、浴室吸
気口51を有し、洗面脱衣室21内には、脱衣室吸気口54を
有し、浴室20と洗面脱衣室21とでそれぞれ別個の吸い込
み口となるものを形成している。このため、浴室20内に
人が入浴する際、浴室20と洗面脱衣室21との間の浴室用
の扉等により浴室20及び洗面脱衣室21の間を遮断するよ
うな状態になっても、洗面脱衣室21内の脱衣室吸気口54
により、建物全体の換気をすることができる。これによ
り、浴室20の使用の有無に拘わらず、建物全体を常に換
気することができる。
【0036】本実施の形態において、浴室吸気口51及び
脱衣室吸気口54により室内65の空気が室外64に排出さ
れ、室内65の空気の圧力が小さくなると、建物外部の空
気と連通する外気連通路31から建物外部の空気が吸い込
まれる。そして、この外気連通路31に連通して建物躯体
60の表裏に開口する開口穴32から外気連通路31内の空気
が室内65に吸い込まれる。これにより、室外64の新鮮な
空気を外気連通路31及び開口穴32を介して室内65に供給
することができる。
【0037】また、開口穴32は、その室外64側にサイデ
ィング材61が位置して建物の外部からはサイディング材
61に隠れて見えないように形成されている。これによ
り、サイディング材61の表面に表裏に貫通するような穴
状のものを形成する必要がなく、サイディング材61の表
面をフラットなスッキリとしたものにすることができ
て、建物の外観を良好なものにすることができる。ま
た、サイディング材61に穴を開ける作業が不要となる上
に、サイディング材61に直接、穴状のものを形成した場
合に建物外部から室内65が覗かれないような工夫をする
必要もなく、現場施工を容易にすることができる。さら
に、サイディング材61に穴を開けないため、建物躯体へ
の雨水等の浸入を抑えることができ、建物躯体の防水性
を担保することができる。
【0038】そして、本実施の形態において、浴室排気
ダクト52の内部の浴室回転ファン53とは、別に、連通ダ
クト55の内部に洗面回転ファン56を形成している。この
ため、浴室20内部の換気用として浴室回転ファン53を使
用し、浴室20以外の他の室内65の換気用として洗面回転
ファン56を独立して選択して設定することができる。こ
れにより、浴室20の使用の有無に拘わらず、浴室20以外
の建物全体の換気をすることができることに加えて、浴
室20以外の他の室内65の大きさや、その容量に適応した
能力の洗面回転ファン56を選択することができて、部屋
の数や、建物全体の大きさや容量に容易に対応可能な換
気装置10を提供することができる。
【0039】そして、本実施の形態において、通路部40
には、空気が通過する際に浮遊する塵等を除去可能なフ
ィルター41を備えている。このため、外気流入口30から
吸入された空気が、この通路部40を通って、洗面脱衣室
21及び浴室20に向かって移動する際に、かかる空気内に
浮遊する塵等をフィルター41により除去することがで
き、空気を清浄にすることができる。さらに、本実施の
形態では、奥側室内66と中央室内68との間の扉43の表裏
に開口する扉連通部42の途中に、また、手前側室内67と
中央室内68との間の引戸47の表裏に開口する引戸連通部
44の途中に、フィルター41を配置している。このため、
建物内の室内65間の空気の移動により、移動する空気を
清浄に保つことができ、それぞれの室内65の塵等の空中
の浮遊物を除去することができ、中央室内68にかかる浮
遊物が拡がるのを抑えることができる。そして、扉連通
部42及び引戸連通部44にフィルター41を形成したことに
より、扉43や引戸47を閉めた状態においても、建物全体
の換気と室内の空気の清浄とを同時にすることができ
る。また、そのフィルター41の内部には、活性炭を配置
しているため、室内65の空気の換気と同時に消臭も行う
ことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、各室内への配管を不要にして、部
品点数の減少を図ることができ、建物躯体の内部構造も
簡単となってコストを抑えることができ、また、現場で
の組立作業も容易にすることができる換気装置を提供す
ることができる。
【0041】その上、請求項記載の発明によれば、現
場での組立作業も容易にすることができ、さらに、浴室
の使用の有無に拘わらず、建物全体の換気が可能な換気
装置を提供することができる。しかも、請求項1記載の
発明によれば、浴室排気ダクトの内部の浴室回転ファン
とは、別に、連通ダクトの内部に回転ファンを備えたこ
とにより、浴室回転ファンの換気能力に影響されずに、
所定の換気能力を有する洗面回転ファンを選択して設定
することができ、建物内の室内の数や建物全体の容量に
合わせて建物の室内換気の能力を定めることができて、
異なる容量の建物にも容易に対応可能な換気装置を提供
することができる。
【0042】請求項記載の発明によれば、建物躯体の
外観が良好な換気装置を提供することができる。
【0043】請求項記載の発明によれば、空気清浄機
能を有する換気装置を提供することができる。請求項
記載の発明によれば、各部屋間で空気清浄をすることが
できる換気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、換気装置を取り
付けた状態の建物全体を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、換気装置を取り
付けた状態の建物全体を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、外気流入口を示
す横断面図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、扉連通部を示す
縦断面図である。
【図5】従来の換気装置を示す概略模式図である。
【符号の説明】
10 換気装置 20 浴室 21 洗面脱衣室 30 外気流入口 31 外気連通路 32 開口穴 33 円筒具 34 格子網 35 サッシ戸 40 通路部 41 フィルター 42 扉連通部 43 扉 44 引戸連通部 45 羽板 47 引戸 50 浴室換気扇 51 浴室吸気口 52 浴室排気ダクト 53 浴室回転ファ
ン 54 脱衣室吸気口 55 連通ダクト 56 洗面回転ファン 60 建物躯体 61 サイディング材 62 胴縁 63 壁パネル 64 室外 65 室内 66 奥側室内 67 手前側室内 68 中央室内 100 換気装置 110 換気ユニット
本体 120 外部吸入配管 130 一階用室内供
給配管 140 縦連結配管 150 二階用室内供
給配管 160 室内排気配管 170 外部排気配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−151363(JP,A) 特開 平8−159532(JP,A) 特開 昭63−201440(JP,A) 特開 平1−296032(JP,A) 実開 平4−18241(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/10 E04B 1/70 F24F 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の空気を建物躯体の外部に排出して
    換気可能な浴室換気扇と、浴室以外の室内に位置して室
    外と連通する外気流入口と、この外気流入口を有する室
    内と浴室との間の空気の通路となる通路部とを備え、浴室換気扇は、浴室内に開口する浴室吸気口と、この浴
    室吸気口から室外に向かって連通する浴室排気ダクト
    と、この浴室排気ダクトの内部にあって、強制的な空気
    の流れを形成する浴室回転ファンと、浴室に隣接する洗
    面脱衣室に開口する脱衣室吸気口と、この脱衣室吸気口
    から浴室排気ダクトに連通する連通ダクトとを備え、 この連通ダクトは、浴室以外の室の換気用としての回転
    ファンを内部に備え たことを特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】 外気流入口は、建物躯体の外側表面と建
    物躯体の外側表面を覆うサイディング材の裏面との間に
    建物外部の空気と連通する外気連通路と、この外気連通
    路に連通して建物躯体の表裏に開口するとともに室外側
    からはサイディング材に隠れて見えない開口穴とを備え
    たことを特徴とする請求項記載の換気装置。
  3. 【請求項3】 通路部には、空気が通過する際に浮遊す
    る塵等を除去可能なフィルターを備えたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 フィルターは、室内の扉の表裏に開口す
    る扉連通部の途中に配置したことを特徴とする請求項
    記載の換気装置。
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