JP2022082445A - 建物の空調構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、大型居室に大掛かりにならないように空気清浄機を設置しつつ共用空間にも大型居室の清浄空気を分配できるようにする。【解決手段】共用空間8と、共用空間8にそれぞれ隣接する大型居室5および個別居室6と、を有する建物1の空調構造に関する。大型居室5の床下11にエアコン2を設置し、大型居室5の天井12に空気清浄機13を埋設すると共に、共用空間8に、大型居室5の空気清浄機13で浄化された清浄空気61を、建具下の隙間を浄化空気取込口62にして取り込ませるようにする。個別居室6に、共用空間8に溜まった清浄空気61を、別の建具下の隙間を別の浄化空気取込口63にして取り込ませると共に、個別居室6に、個別居室6内の空気64を外部へ排出する換気扇65を設けるようにしても良い。【選択図】図1

Description

この発明は、建物の空調構造に関するものである。
住宅などの建物では、居室に脱臭設備を備えたものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。この脱臭設備は、居室に対し脱臭を行うための専用の通気空間を設けて、この通気空間にファンと脱臭シートとを設置したものとされている。この脱臭設備では、居室内の空気(の一部)をファンによって通気空間へと導き、通気空間へ導かれた空気を脱臭シートに通して脱臭シートで脱臭した後で再び居室へ戻すようにしている。
特開2005-325617号公報
しかしながら、上記特許文献1の建物の脱臭設備では、通気空間は、居室の天井裏(天井の上側)に、居室の壁に沿って周回するように環状に設けられた大型のものとなっていた。そのため、脱臭設備が大掛かりになっていた。また、上記脱臭設備は、単独の設備として1つの居室に対して設けるだけのものとなっていた。そのため、上記した脱臭設備は、建物全体や他の居室、また、その居室内の他の設備、例えば、空調設備などを考慮したものではなかった。
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与することを主な目的としている。
上記課題に対して、本発明は、
共用空間と、該共用空間にそれぞれ隣接する大型居室および個別居室と、を有する建物の空調構造であって、
前記大型居室の床下にエアコンを設置し、前記大型居室の天井に空気清浄機を埋設すると共に、
前記共用空間に、前記大型居室の前記空気清浄機で浄化された清浄空気を、建具下の隙間を浄化空気取込口にして取り込ませるようにした建物の空調構造を特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、大型居室に大掛かりにならないように空気清浄機を設置しつつ共用空間にも大型居室の清浄空気を分配することなどができる。
本実施の形態にかかる空調構造を備えた建物の縦断面図である。 図1の大型居室の天井の部分拡大図である。 図1の空気清浄機の斜視図である。 図3空気清浄機のフロントパネルを開けてフィルターセットを取外した状態を示す斜視図である。 空気清浄機の内部構成図である。 空調吹出口と空調吸込口の位置を示す大型居室の床面の平面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図6は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
図1の縦断面図に示すように、住宅などの建物1には、エアコン2が設置される。
建物1の本体は、敷地3に構築された基礎4の上に設置される。建物1は、平屋建てとしても良いし、二階建て以上の複数階建てとしても良い。この実施例では、建物1は、二階建てとなっている。この建物1は、内部に大型居室5と、個別居室6をそれぞれ単数または複数有すると共に、下階と上階とに亘る高さの吹抜状をした共用空間8を有している。大型居室5および個別居室6は、壁9(隔壁)を介して共用空間8とそれぞれ隣接されている。ただし、建物1の内部の構成は上記に限るものではない。
上記のような基本的な構成に対し、以下のような構成を備えることができる。
(A)建物1の空調構造は、
大型居室5の床下11にエアコン2を設置し、大型居室5の天井12に空気清浄機13を埋設したものとされる。
ここで、建物1の空調構造は、建物1内に所要の空調環境を作り出すための設備や構造のことである。
大型居室5は、建物1内で一番大きい居室またはそれに準じる大きさの居室(例えば、2番目や、3番目に大きい居室)とするのが好ましい。大型居室5は、例えば、9畳以上の広さとするのが好ましいが、建物1の状況によっては、9畳より狭くても良い。大型居室5には、エアコン2および空気清浄機13の両方が備えられる。なお、エアコン2および空気清浄機13の両方を備えていれば、建物1内で(他の居室と比べて)比較的大きい居室を大型居室5として扱うこともできる。大型居室5は、1つに限るのではない。
この実施例では、エアコン2および空気清浄機13を備える大型居室5は、建物1で最も広い空間とされて居間などとして全ての住人に使用される可能性が高い下階のリビングや、リビング・ダイニングや、リビング・ダイニング・キッチンなどの共用居室となっている。以下、下階の大型居室5を中心とする空調構造として説明する。但し、大型居室5は上階に設けても良く、この場合には、上階の大型居室5に対してエアコン2および空気清浄機13の両方を設置する。
個別居室6は、例えば、各住人が個別に使用する個室などとされる。共用空間8は、玄関ホールや、階段や廊下などのような、大型居室5や個別居室6にアクセスするために住人が一時的に通過する共用のスペースなどである。
床下11は、下階の床面15の下側に形成された空間である。下階の大型居室5の床下11は、基礎4の内部空間となっている。なお、基礎4は、主に立上部によって構成される布基礎としても良いし、立上部と、立上部の内側の地面を覆うスラブ部とによって構成されるベタ基礎としても良い。
エアコン2は、大型居室5内の温度を調整することで、大型居室5内の空調環境(温度や湿度など)を整えるための空調装置である。図のエアコン2は、室内機であり、基礎4の内部空間に設置される。この室内機(エアコン2)は、基礎4内の地面の上またはスラブ部の上に据付けられている。なお、エアコン2の室外機(不図示)は、建物1の近傍の敷地3の部分(建物1の外)などに設置される。
天井12は、大型居室5の上部を形成する面のことである。この実施例では、空気清浄機13は、下階の天井12に埋設されている。
空気清浄機13を埋設状態で設置するために、下階の天井12には、図2に示すように、空気清浄機13を収容可能な大きさおよび形状の開口部16が形成される。空気清浄機13は、開口部16を通して下階の天井12と上階の床面17との間の空間18に、下面を天井12とほぼ面一にした状態で収容設置される。
下階の天井12と、上階の床面17との間の空間18には、開口部16を上から覆う囲い19などを設けて、この囲い19を、空気清浄機13を収容するための収容部としても良い。収容部は、空気清浄機13よりも一回り程度大きいほぼ箱状のもの(箱状体)とされ、箱状体の下面部分には、空気清浄機13を貫通配置した状態で、開口部16を塞ぐ取付部材19aが取付けられる。
なお、上階の大型居室5の空調構造とする場合には、エアコン2は、上階の床面17と下階の天井12との間の空間18(上階の床下か、または、上階部分の共同空間8の収納内)に設置し、空気清浄機13は、上階の天井か、または、一部の天井面を下げて、その下がり天井空間内に埋設することになる。以下の項目についても同様の読み替えを行うものとする。
空気清浄機13は、空気中に含まれる微細な粒子やホコリなどを除去して、空気を清浄化する装置である。空気清浄機13は、臭気成分を分解・吸着除去する脱臭機能も備えることができる。
(B)図1に示すように、空気清浄機13は、床下11のエアコン2の(大型居室5に対する)空調吹出口21と空調吸込口22との中間部(の上方)に設置されても良い。
ここで、空調吹出口21は、床下11のエアコン2からの空調風23を大型居室5内に吹出すための開口部分のことである。空調吹出口21は、下階の大型居室5の床面15に、上下に貫通するように形成される。空調吹出口21とエアコン2との間は、吹出ダクト24によって接続される。
空調吸込口22は、大型居室5内の空気や空調風23などを床下11のエアコン2へ吸込むための開口部分のことである。空調吸込口22は、下階の大型居室5の床面15に、上下に貫通するように形成される。空調吸込口22とエアコン2との間は、吸込ダクト25によって接続される。
なお、この実施例では、玄関ホールなどの共用空間8の床面28にも別の空調吸込口26が形成されている。別の空調吸込口26とエアコン2との間は、別の吸込ダクト27によって接続することができる。これにより、共用空間8の空気もエアコン2へ吸込まれる。
空調吹出口21と空調吸込口22との中間部とは、天井12における、空調吹出口21の真上の位置と、空調吸込口22の真上の位置との間となる部分のことである。
中間部は、空調吹出口21の真上の位置と、空調吸込口22の真上の位置とを直線的に結んだ線分の両端部を除いた、線分上のいずれかの位置となる。空気清浄機13は、上記線分の上に設けられていれば良い。線分の上に設けられるとは、空気清浄機13の一部が、平面的に見て上記線分にかかるように設置されることであるが、空気清浄機13は、その中心が上記線分とほぼ重なるように設置されるのが好ましい。
更に、空気清浄機13は、上記線分の中央に空気清浄機13の中心がほぼ重なるように設けられるのが最も好ましい。ただし、若干であれば、空気清浄機13の中心は、上記線分からズレたり外れたりしていても良い。
(C)空気清浄機13は、空調吹出口21の側に吸込部31を有し、空調吸込口22の側に吹出部32を有しても良い。
ここで、吸込部31は、空気清浄機13の内部へ空気を吸込むために空気清浄機13に設けられた開口部分のことである。吸込部31は、図3に示すように、空気清浄機13の下面の片側のほぼ半分の領域内に設けられる。空気清浄機13は、下面に開閉可能なフロントパネル34を有している。吸込部31は、図4に示すように、フロントパネル34を開閉するヒンジ部35の側の部分に形成されている。フロントパネル34の吸込部31を覆う部分には、多数の吸込穴36が形成されており、吸込穴36にはプレフィルタ37などを設置しても良い。
吹出部32は、空気清浄機13から空気を吹出すために空気清浄機13に設けられた開口部分のことである。吹出部32は、空気清浄機13の下面の吸込部31とは反対側のほぼ半分の領域内に設けられる。吹出部32は、ヒンジ部35とは反対側の部分に形成されている。
そして、空気清浄機13は、吸込部31が、吹出部32よりも空調吹出口21に近くなり、吹出部32が、吸込部31よりも空調吸込口22に近くなるように、空気清浄機13の周方向の向きを調整して天井12に設置される。これにより、吸込部31と空調吹出口21との直線距離が、吹出部32と空調吹出口21との直線距離よりも短くなる。また、吹出部32と空調吸込口22との直線距離が、吸込部31と空調吸込口22との直線距離よりも短くなる。
なお、図4に示すように、空気清浄機13は、内部に微粒子を除去する集塵フィルターや脱臭を行う脱臭フィルターなどの各種のフィルター類を備えたフィルターセット41を備えている。フィルターセット41は、カートリッジとされて、空気清浄機13に対し着脱交換可能に設置される。一定期間使用して劣化したフィルターセット41は、カートリッジについてはそのまま使用するが、集塵フィルターや脱脱臭フィルターは新品に交換される。この実施例では、フィルターセット41は、空気清浄機13の吸込部31側の位置に設けられている。カートリッジの交換は、上記したフロントパネル34を開けて下側から行われる。
また、図5に示すように、空気清浄機13は、内部に、フィルターセット41の他に、少なくとも、循環ファン42と、循環ファン42を回転駆動するモータ43とを備えている。
そして、循環ファン42をモータ43によって回転駆動することで、循環ファン42は、吸込部31から空気(または空調風23)を吸込み、吹出部32から清浄化した空気(または空調風23)を吹出させるようになっている。
この際、フィルターセット41は、吸込部31と吹出部32との間の適宜位置に設置されて、循環ファン42によって吸込部31から強制的に吸込んだ空気(または空調風23)を内部に通してフィルター類で清浄化するようになっている。フィルターセット41で清浄化された空気(または空調風23)は、吹出部32へと送り出される。
更に、空気清浄機13は、内部に、OHラジカルなどのイオンを帯びた粒子を発生するイオン発生装置44を備えても良い。このイオン発生装置44により、空気中の臭気成分を分解除去したり殺菌を行ったりすることができる。なお、空気清浄機13に対する、フィルターセット41、循環ファン42、イオン発生装置44の配置は、上記に限るものではない。
(D)図6に示すように、空調吹出口21と空調吸込口22とは、大型居室5の対角線51上に位置する部屋端部52に設けられても良い。
ここで、対角線51は、ほぼ矩形状をした大型居室5の床面15の対角に位置するコーナー部53間を結ぶ線である。ほぼ矩形状をした大型居室5の床面15の場合、対角線51は二本存在しているが、そのどちらとしても良い。
部屋端部52は、大型居室5の床面15の周縁部に沿った各辺上の位置またはその近傍のことである。
よって、大型居室5の対角線51上に位置する部屋端部52は、大型居室5の床面15の対角に位置するコーナー部53またはコーナー部53の近傍となる。
そして、共用空間8と、共用空間8にそれぞれ隣接する大型居室5および個別居室6と、を有する建物1に対し、空調構造として、以下のような構成を備えるようにする。
(1)上記したような大型居室5の床下11にエアコン2を設置し、大型居室5の天井12に空気清浄機13を埋設している場合に、
共用空間8に、大型居室5の空気清浄機13で浄化された清浄空気61を、建具下の隙間を浄化空気取込口62にして取り込ませるようにする。
ここで、清浄空気61は、エアコン2で温度調整された空調風23を浄化(微粒子除去や脱臭や殺菌など)したものである。浄化空気取込口62は、大型居室5と共用空間8との間の壁9を貫通することで形成される。浄化空気取込口62は、壁9における大型居室5の下側となる位置に設けているが、浄化空気取込口62を設置可能な位置は、これに限るものではなく、大型居室5の中間部や上側などに別途吸込用グリルなど設置しても良い。建具下の隙間は、ドアなどのアンダーカットなどをそのまま利用することができる。
(2)更に、個別居室6に、共用空間8に溜まった清浄空気61を、別の建具下の隙間を別の浄化空気取込口63にして取り込ませるようにすると共に、個別居室6に、個別居室6内の空気64を外部へ排出する換気扇65を設けるようにしても良い。
ここで、個別居室6は、建物1内に単数または複数設けられた全ての部屋を対象としており、少なくとも1つの個別居室6に対して上記構成を採用する。個別居室6には、不図示のエアコンが備えられていても良い。別の浄化空気取込口63は、共用空間8と個別居室6との間の壁9を貫通することで形成される。別の浄化空気取込口63は、壁9における個別居室6の下側となる位置に設けているが、別の浄化空気取込口63を設置可能な位置は、これに限るものではなく、個別居室6の中間部や上側などに別途吸込用グリルなど設置しても良い。別の建具下の隙間は、ドアなどのアンダーカットなどをそのまま利用することができる。
個別居室6内の空気64は、個別居室6内に滞留している空気64である。換気扇65は、電動ファンを備えて、個別居室6を負圧にする程度の強制換気ができる強力なものを使用する。換気扇65は、例えば、強・弱や、強・中・弱など、排気能力を二段階以上の多段階または無段階に調整できるものを使用しても良い。
<作用効果>この実施例によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(作用効果 A)建物1の空調構造では、大型居室5は、床下11にエアコン2を設置し、天井12に空気清浄機13を埋設したものとしても良い。これにより、大型居室5の内部にはエアコン2、空気清浄機13が露出しなくなるので、大型居室5内にエアコン2、空気清浄機13を設置するための専用の設置スペースを確保する必要をなくすことができる。よって、大型居室5内のスペースは、エアコン2、空気清浄機13によって占有されなくなるため、大型居室5がすっきりして見栄え良くなると共に、大型居室5を広く使うことができる。
また、天井12に空気清浄機13を埋設することにより、空気清浄機13で大型居室5内の空気を清浄化すると共に脱臭を行うことができる。また、空気清浄機13は、比較的簡単に天井12に埋設することができる。そのため、空気清浄機13は、設置が容易であり、例えば、空気清浄機13を床面15に置いた場合のように、床面15に置いた空気清浄機13が邪魔になったり、空気清浄機13の置き場所に困ったりするなどの不具合をなくすことができる。
そして、大型居室5の床下11に設置したエアコン2からの空調風23またはその一部を、大型居室5の天井12に埋設した空気清浄機13が吸込んで清浄化し、床下11のエアコン2へと送って強制的に循環させる。これにより、大型居室5内には、床面15と天井12との間に跨る大きな空調気流が形成されるため、大型居室5内に空調風23を広く行き渡らせることができる。
そのため、エアコン2の空調効率を向上することができる。また、空気清浄機13によって、大型居室5内に循環される空調気流を直接清浄化することで、空気清浄機13の清浄化効率を向上することができる。
よって、大型居室5の脱臭設備としての空気清浄機13は、大型居室5の空調環境を作り出すエアコン2に配慮した配置となり、エアコン2と空気清浄機13との連携による相乗効果によって、エアコン2と空気清浄機13とをそれぞれ有効に活用することが可能になる。
(作用効果 B)建物1の空調構造では、空気清浄機13は、床下11のエアコン2の空調吹出口21と空調吸込口22との中間部に設置されても良い。これにより、エアコン2からの空調風23を吸込み易く、また、清浄化した空調風23をエアコン2へ送り易い最適な位置に空気清浄機13を配置することができる。よって、エアコン2と空気清浄機13とによって大型居室5内に循環させる空調気流を、効率的に作り出すことができる。そして、エアコン2の空調効率と、空気清浄機13の清浄化効率をより向上することができる。
(作用効果 C)建物1の空調構造では、空気清浄機13は、空調吹出口21の側に吸込部31を有し、空調吸込口22の側に吹出部32を有しても良い。これにより、空気清浄機13は、エアコン2の空調吹出口21からの空調風23を(空調吹出口21の近くに位置する)吸込部31によって吸込み易くできる。また、空気清浄機13は、清浄化した空調風23を(エアコン2の空調吸込口22の近くに位置する)吹出部32から空調吸込口22へ送り易くすることができる。よって、大型居室5内に循環される空調気流を、最も無駄のない経路にして、空調気流を整えることができ、より効率的な空調気流を作り出すことができる。そのため、エアコン2の空調効率と空気清浄機13の清浄化効率を更に向上することができる。
(作用効果 D)建物1の空調構造では、空調吹出口21と空調吸込口22とは、大型居室5の対角線51上に位置する部屋端部52に設けられても良い。これにより、空調吹出口21と空調吸込口22とは、大型居室5の最も遠い位置に離して設置されるため、大型居室5内の床面15と天井12とに亘る空調気流を最も大きな流れにすることができる。よって、大型居室5全体により大きな空調気流の循環を作り出すことができる。そのため、エアコン2の空調効率と空気清浄機13の清浄化効率を一層向上することができる。
(作用効果 1)大型居室5の床下11にエアコン2を設置し、大型居室5の天井12に空気清浄機13を埋設することで、上記したように、大型居室5に対し大掛かりにならないように空気清浄機13を設置することができる。また、空気清浄機13を作動させながらエアコン2を運転することで、大型居室5内の温度環境をエアコン2で調整しつつ、大型居室5内の空気を空気清浄機13で効率的に浄化することができる。
そして、共用空間8に、大型居室5の空気清浄機13で浄化された清浄空気61を、建具下の隙間を浄化空気取込口62にして取り込ませるようにすることで、浄化空気取込口62から共用空間8に、エアコン2で温度調整され、空気清浄機13で浄化された大型居室5の清浄空気61を、浄化空気取込口62を通して分配することができる。
(作用効果 2)個別居室6に、共用空間8に溜まった清浄空気61を、別の建具下の隙間を別の浄化空気取込口63にして取り込ませるようにすると共に、個別居室6に、個別居室6内の空気64を外部へ排出する換気扇65を設けるようにしても良い。
そして、個別居室6の換気扇65を駆動して個別居室6内の空気64を外部へ強制的に排出する(換気する)ことで、個別居室6内を負圧にすることができる。更に、個別居室6内が負圧になることで、別の浄化空気取込口63から個別居室6内に、共用空間8に溜まった清浄空気61が強制的に取り込まれるので、個別居室6にも清浄空気61を分配することができる。上記により、建物1全体に空気清浄機13からの清浄空気61を分配することが可能になる。
また、清浄空気61の流れの最終段となる個別居室6は、大型居室5や共用空間8から独立した浄化空間として機能するものとなる。また、個別居室6内には、共用空間8から清浄空気61を取り込んでいるため、個別居室6の空気64が、共用空間8に流出することはない。そのため、必要な場合には、個別居室6を、自宅療養などを行い得る隔離空間などとして安心して使用することができる。
1 建物
2 エアコン
5 大型居室
6 個別居室
8 共用空間
9 壁
11 床下
12 天井
13 空気清浄機
21 空調吹出口
22 空調吸込口
31 吸込部
32 吹出部
51 対角線
52 部屋端部
61 清浄空気
62 浄化空気取込口
63 別の浄化空気取込口
64 空気
65 換気扇

Claims (2)

  1. 共用空間と、該共用空間にそれぞれ隣接する大型居室および個別居室と、を有する建物の空調構造であって、
    前記大型居室の床下にエアコンを設置し、前記大型居室の天井に空気清浄機を埋設すると共に、
    前記共用空間に、前記大型居室の前記空気清浄機で浄化された清浄空気を、建具下の隙間を浄化空気取込口にして取り込ませるようにしたことを特徴とする建物の空調構造。
  2. 請求項1に記載の建物の空調構造であって、
    前記個別居室に、前記共用空間に溜まった清浄空気を、建具下の隙間を別の浄化空気取込口にして取り込ませると共に、前記個別居室に、該個別居室内の空気を外部へ排出する換気扇を設けたことを特徴とする建物の空調構造。
JP2021186338A 2020-11-20 2021-11-16 建物の空調構造 Pending JP2022082445A (ja)

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