JP5369829B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外気を吸い込んで室内に給気すると共に、室内の空気を吸い込んで屋外に排気する換気装置に関する。
室内の換気を行う換気装置として、外気を吸い込んで室内に給気すると共に、室内の空気を吸い込んで屋外に排気する換気装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、外気と室内の空気との間で熱交換を行う熱交換素子を備えた熱交換型換気装置が提案されている。熱交換型換気装置では、熱交換素子における外気の取り入れ口と対向して給気側のフィルタが取り付けられる。また、熱交換素子における室内からの空気の取り入れ口と対向して排気側のフィルタが取り付けられる。そして、装置の下側から給気側と排気側のフィルタの双方が着脱可能な構成となっている。
特開2007−24415号公報
建物の天井に取り付けられる換気装置は、天井に露出する部分にはフロントパネルが取り付けられる。しかし、従来の換気装置では、フィルタの着脱は、フロントパネル全体を取り外して行う必要があり、作業性が悪いという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、フィルタの着脱が容易に行える換気装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の換気装置は、本体部と、本体部の下側に取り付けられるフロントパネルを備え、本体部は、給気ファンで外気が吸い込まれる外気吸込口と、外気吸込口から吸い込まれる外気を通過させる第1のフィルタが着脱可能に取り付けられる第1のフィルタ取付部と、排気ファンで室内の空気が吸い込まれる還気吸込口とを備え、フロントパネルは、本体部に取り付けられた第1のフィルタが出し入れされる着脱口を開閉可能な着脱口カバーと、還気吸込口とつながる吸込グリルが形成され、軸部を支点とした回動動作でフロントパネルに対して開閉可能な吸込口カバーと、吸込口カバーに設けられ、吸込グリルから還気吸込口へ吸い込まれる室内の空気を通過させる第2のフィルタが着脱可能に取り付けられる第2のフィルタ取付部とを備え、第2のフィルタ取付部は、第2のフィルタが吸込口カバーに取り付けられると、第2のフィルタが係止されると共に、吸込口カバーをフロントパネルに対して開いたときに、第2のフィルタの下端が係止される突起部を、吸込口カバーの裏面に備え、第2のフィルタは、第2のフィルタ取付部に取り付けられて吸込口カバーが閉じられると、フロントパネルに設けられた開口に挿入されて、排気ファンで還気吸込口から吸い込まれる空気で第2のフィルタが吸引されることを防止する吸引防止突起を備えたものである。
本発明の換気装置では、第1のフィルタは、フロントパネルの着脱口カバーを開けることで、本体部の下面から着脱が可能である。また、第2のフィルタは、フロントパネルの吸込口カバーを開けることで、吸込口カバーから着脱が可能である。
本発明の換気装置では、装置の本外部からフロントパネルの全体を取り外すことなく、フィルタの着脱を行うことができるので、作業性が向上する。
本実施の形態の熱交換型換気装置の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の熱交換型換気装置の一例を示す内部構成図である。 本実施の形態のフロントパネルの一例を示す斜視図である。 本実施の形態のRAフィルタの一例を示す斜視図である。 本実施の形態の吸込口カバーの一例を示す斜視図である。 本実施の形態の吸込口カバーの一例を示す斜視図である。 本実施の形態のRAフィルタの着脱動作を示す動作説明図である。 本実施の形態の係止具の一例を示す断面図である。 本実施の形態のRAフィルタの吸引防止構造を示す断面図である。 本実施の形態のOAフィルタの固定構成例を示す要部拡大図である。 本実施の形態のOAフィルタの固定動作例を示す動作説明図である。 本実施の形態のOAフィルタの固定動作例を示す動作説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の換気装置の実施の形態としての熱交換型換気装置について説明する。
<本実施の形態の熱交換型換気装置の構成例>
図1は、本実施の形態の熱交換型換気装置の一例を示す斜視図、図2は、本実施の形態の熱交換型換気装置の一例を示す内部構成図、図3は、本実施の形態の熱交換型換気装置に取り付けられるフロントパネルの一例を示す上面方向から見た斜視図である。
本実施の形態の熱交換型換気装置1Aは、本体部2とフロントパネル3を備える。熱交換型換気装置1Aは、本体部2が建物の天井100内に埋め込まれる形態で天井パネル101に取り付けられ、本体部2の下側にフロントパネル3が取り付けられる。フロントパネル3には、本体部2に着脱可能に取り付けるための取付バネ39が取り付けられる。
熱交換型換気装置1Aは、屋外から外気OAを吸い込んで室内へ給気SAを吹き出す給気ファン4SAを本体部2に備える。また、熱交換型換気装置1Aは、室内から還気RAを吸い込んで屋外へ排気EAを吹き出す排気ファン4EAを本体部2に備える。更に、熱交換型換気装置1Aは、給気ファン4SAで屋外から吸い込んだ外気OAと排気ファン4EAで室内から吸い込んだ還気RAとの間で熱交換を行う熱交換素子5を本体部2に備える。
熱交換素子5は、給気側の熱交換風路を構成する素材と排気側の熱交換風路を形成する素材が、風路を直交する向きとして積層された直方体形状である。熱交換素子5は、給気側の熱交換風路の外気吸込口51OAと給気吹出口51SAが、直方体形状の一方の対向する面に形成され、排気側の熱交換風路の還気吸込口51RAと排気吹出口51EAが、直方体形状の他方の対向する面に形成される。
熱交換素子5は、給気側の熱交換風路と排気側の熱交換風路が、熱伝導性を有すると共に空気を通さない隔壁で仕切られ、給気側の熱交換風路を通る空気と排気側の熱交換風路を通る空気との間で熱交換される。
本体部2は、給気風路20SAと排気風路20EAを構成する風路形成部材6と、風路形成部材6が収容されるキャビネット7を備える。風路形成部材6は、給気ファンケース40SAと排気ファンケース40EAが、例えば発泡材で構成される。
給気ファンケース40SAは、給気ファン4SAの軸方向に沿った上部にファン吸込口42SAが形成され、給気ファン4SAの接線方向にファン吹出口43SAが形成される。排気ファンケース40EAは、排気ファン4EAの軸方向に沿った上部にファン吸込口42EAが形成され、給気ファンケース40SAのファン吹出口43SAとは逆向きで、排気ファン4EAの接線方向に図示されないファン吹出口が形成される。
ファンモータ41Mは両軸のモータで、給気ファン4SAが下側の軸に取り付けられ、排気ファン4EAが上側の軸に取り付けられて、給気ファン4SAと排気ファン4EAが同軸上に配置される。
熱交換型換気装置1Aは、単一のファンモータ41Mで給気ファン4SAと排気ファン4EAが駆動され、給気ファン4SAが回転駆動されると、空気がファン吸込口42SAから吸い込まれてファン吹出口43SAから吹き出される給気風路20SAが形成される。また、排気ファン4EAが回転駆動されると、空気がファン吸込口42EAから吸い込まれて図示されないファン吹出口から吹き出される排気風路20EAが形成される。
風路形成部材6は、給気ファンケース40SAのファン吸込口42SAの上流側に、排気風路20EAとは独立した給気風路形成空間44SAが形成される。また、風路形成部材6は、給気ファンケース40SAのファン吹出口43SAの下流側で、かつ、排気ファンケース40EAのファン吸込口42EAの上流側に、熱交換素子5が取り付けられる熱交換素子取付空間45が形成される。
キャビネット7は、下面が開口した直方体形状を有し、樹脂材料で例えば一体に形成される。キャビネット7は、給気風路20SAの吸込側となる給気風路形成空間44SAとつながる外気吸込口70OAと、排気風路20EAの吹出側となる排気ファンケース40EAのファン吹出口とつながる図示されない排気吹出口が、長手方向の一方の側面にそれぞれ開口を設けて形成される。また、キャビネット7は、給気風路20SAの吹出側となる熱交換素子取付空間45とつながる給気吹出口70SAが、長手方向の他方の側面に開口を設けて形成される。
キャビネット7は、熱交換素子5を支持する素子支持部71が上面部に一体に形成される。素子支持部71は、排気ファン4EAで吸い込まれる空気の流れに沿って傾斜して、排気風路20EAの一部を構成する。
また、キャビネット7は、給気ファンケース40SAの下面の開口部を塞ぐ押さえ部材72を挟み込む形態で、下面の開口部に押さえ板金73が取り付けられる。
押さえ部材72は、熱交換素子5を支持する素子支持部72aが一体に形成される。素子支持部72aは、給気ファンケース40SAのファン吹出口43SAに沿って傾斜して、給気風路20SAの一部を構成する。
熱交換型換気装置1Aは、キャビネット7に収容された風路形成部材6の熱交換素子取付空間45に熱交換素子5が取り付けられる。そして、押さえ部材72を挟み込む形態で、キャビネット7の下面の開口部に押さえ板金73が取り付けられると、熱交換素子5は、風路形成部材6とキャビネット7と押さえ部材72に支持される。
本体部2は、キャビネット7の下面の開口部に押さえ板金73が取り付けられると、熱交換素子5の還気吸込口51RAとつながる還気吸込口70RAが、キャビネット7の他方の側面と押さえ板金73との間の隙間によって形成される。
熱交換型換気装置1Aは、キャビネット7の下面の開口部が、強度がある金属の板材で形成される押さえ板金73で覆われることで、ビビリ音等と称される騒音の発生が抑制される。
熱交換型換気装置1Aは、外気吸込口70OAにOAダクトジョイント74OAが取り付けられ、図示しない排気吹出口にEAダクトジョイント74EA(図11,図12参照)が取り付けられる。また、熱交換型換気装置1Aは、給気吹出口70SAに複数のSAダクトジョイント74SAが取り付けられる。これらダクトジョイントは、取付金具75等によってキャビネット7に取り付けられる。なお、熱交換素子5を通さずに排気を行う副吸込口を備えても良い。また、給気吹出口70SAに複数のSAダクトジョイントを備えた分岐チャンバを接続する構成としても良い。
熱交換型換気装置1Aは、給気ファン4SAで吸い込まれる外気OAを清浄するOAフィルタ8と、排気ファン4EAで吸い込まれる還気RAを清浄するRAフィルタ9を備える。OAフィルタ8は第1のフィルタの一例で、枠部80と、枠部80に取り付けられるフィルタ部材81を備える。
熱交換型換気装置1Aは、OAフィルタ8が着脱可能に取り付けられるOAフィルタ取付部46を本体部2に備える。OAフィルタ取付部46は第1のフィルタ取付部の一例で、OAフィルタ8の上下方向への移動をガイドする溝を、給気風路形成空間44SAの壁部に形成して構成される。
OAフィルタ8は、OAフィルタ取付部46に挿入されることで、本体部2の給気風路形成空間44SAに縦向きに取り付けられ、上下方向への移動で本体部2に対して着脱される。
フロントパネル3は、長手方向の一方の端部側に着脱口カバー30を備える。フロントパネル3には、OAフィルタ取付部46に取り付けられるOAフィルタ8が出し入れできる大きさで開口した着脱口31が形成される。着脱口カバー30は、軸部30aがフロントパネル3に回動可能に支持され、軸部30aを支点とした回動動作で着脱口31を開閉する。軸部30aは、着脱口カバー30の外側に配置され、着脱口カバー30は外側に向けて開かれる。
熱交換型換気装置1Aは、着脱口カバー30を開けると、フロントパネル3の着脱口31にOAフィルタ8が露出する。そして、熱交換型換気装置1Aは、OAフィルタ8を垂直な向きで上下に動かすことで、OAフィルタ取付部46に対してOAフィルタ8の挿抜が可能となる。これにより、熱交換型換気装置1Aでは、着脱口カバー30を開けることで、フロントパネル3を着脱することなく、OAフィルタ8の着脱が行われる。
フロントパネル3は、長手方向の他方の端部側に吸込口カバー32を備える。吸込口カバー32は、本体部2の還気吸込口70RAとつながる吸込グリル33が形成される。
フロントパネル3には、還気吸込口70RAと対向する位置に開口部34が形成される。吸込口カバー32は、軸部32aがフロントパネル3に回動可能に支持され、軸部32aを支点とした回動動作で開口部34を開閉する。軸部32aは、吸込口カバー32の外側に配置され、吸込口カバー32は外側に向けて開かれる。これにより、着脱口カバー30と吸込口カバー32は、いわゆる観音開きの形態となる。
<本実施の形態のRAフィルタの構成例>
図4は、本実施の形態のRAフィルタの一例を示す斜視図である。RAフィルタ9は第2のフィルタの一例で、枠部90と、フィルタ部材91と、取手部92と、吸引防止突起93を備える。取手部92は操作誘導部材の一例で、RAフィルタ9を着脱する際の操作を誘導できるように、例えば矢印形状の凸部を設けて構成される。
<本実施の形態のRAフィルタの着脱構成例>
図5は、本実施の形態の吸込口カバーの一例を示す斜視図で、RAフィルタが取り外された状態を示す。図6は、本実施の形態の吸込口カバーの一例を示す斜視図で、RAフィルタが取り付けられた状態を示す。吸込口カバー32は、吸込グリル33の内側にRAフィルタ9が取り付けられるRAフィルタ取付部35を備える。RAフィルタ取付部35は第2のフィルタ取付部の一例で、一対の横ガイド部35aと、上ガイド部35bと、上ガイド部35bと対に配置される下ガイド部35cを備える。
横ガイド部35aは、RAフィルタ9の枠部90の左右両側をガイドする突起を、吸込口カバー32の裏面に設けて形成される。上ガイド部35bと下ガイド部35cは、RAフィルタ9の枠部90が係止される鉤状の突起部を、吸込口カバー32の裏面に設けて形成される。横ガイド部35aの間隔は、RAフィルタ9の長手方向の幅より若干大きい程度に構成される。上ガイド部35bと下ガイド部35cとの間隔は、ガイド間でRAフィルタ9を動かすことでRAフィルタ9が着脱できるように、所定の着脱隙間が設けられる。
図7は、本実施の形態のRAフィルタの着脱動作を示す動作説明図である。RAフィルタ9が吸込口カバー32に取り付けられている状態では、図7(a)に示すように、RAフィルタ9の上端と下端の両方が、上ガイド部35bと下ガイド部35cに係止されている。これにより、吸込口カバー32を開閉しても、RAフィルタ9が不用意に外れることはなく、所定の位置で保持される。図7(a)の状態では、RAフィルタ9の上端と上ガイド部35bとの間に所定の着脱隙間Hが形成されている。
RAフィルタ9を交換する場合は、吸込口カバー32を開け、図7(b)に示すように、RAフィルタ9を矢印U方向に持ち上げる。ここで、図4等に示すように、RAフィルタ9には、矢印形状の取手部92が設けられている。ユーザは、この取手部92を見ることで、RAフィルタ9を着脱する際の移動方向を知ることができる。
RAフィルタ9を矢印U方向に持ち上げて、着脱隙間H分移動させると、RAフィルタ9の下端と下ガイド部35cとの間に着脱隙間Hが形成され、RAフィルタ9の下端が下ガイド部35cから外れる。
これにより、図7(c)に示すように、RAフィルタ9の上端側を支点として、矢印J方向に回転させる動作で、図7(d)に示すように、RAフィルタ9を吸込口カバー32から取り外すことができる。なお、RAフィルタ9を吸込口カバー32に取り付ける場合には、上述した動作を逆に行えば良い。
熱交換型換気装置1Aでは、吸込口カバー32を開けることで、フロントパネル3を着脱することなく、RAフィルタ9の着脱が行われる。熱交換型換気装置1Aは、建物の天井パネル101に取り付けられており、RAフィルタ9の着脱作業は、上を向いた姿勢で行われることになる。このため、RAフィルタの固定がネジ止め等によって行われる構成では作業性が悪い。
これに対して、本実施の形態の熱交換型換気装置1Aでは、吸込口カバー32を開けた状態として、RAフィルタ9をスライド移動させることで着脱が可能となるので、片手でも着脱操作が行え、作業性が向上する。また、取手部92を矢印形状として操作方向を明示することで、説明書を見ることなく、ユーザに操作方法を判りやすく明示できる。
図8は、本実施の形態の係止具の一例を示す断面図である。吸込口カバー32は、係止突起36が裏面に形成される。また、フロントパネル3は、吸込口カバー32の係止突起36が着脱可能に係止される係止具37を備える。
係止具37は、プッシュラッチと称される形態で、吸込口カバー32を閉じた状態から更に押し込むと、係止突起36の係止が外れ、吸込口カバー32を開けることができる。また、開いた状態の吸込口カバー32を閉じて、一度押し込むと、係止突起36が係止具37で係止されて、吸込口カバー32は閉状態で保持される。
ここで、係止具37の変位可能量を多くとり、係止突起36の係止及び解放のために必要なストローク量を確保できるようにして、係止と解放が確実に行えるようにしてある。なお、図8では、吸込口カバー32の係止構造について説明したが、着脱口カバー30も同様の係止構造を備えており、吸込口カバー32と同じ操作で着脱口カバー30の開閉が可能となっている。
図9は、本実施の形態のRAフィルタの吸引防止構造を示す断面図である。フロントパネル3は、RAフィルタ9に設けられた吸引防止手段の一例である吸引防止突起93が嵌る押さえ部38を備える。押さえ部38は、RAフィルタ9が取り付けられた吸込口カバー32を閉じると、RAフィルタ9の吸引防止突起93が挿入される開口を設けて形成され、還気吸込口70RAから吸い込まれる還気RAでRAフィルタ9が吸引されることを防止する。
<本実施の形態のOAフィルタの着脱構成例>
図10は、本実施の形態のOAフィルタの固定構成例を示す要部拡大図、図11及び図12は、本実施の形態のOAフィルタの固定動作例を示す動作説明図である。
熱交換型換気装置1Aは、本体部2に止め具86を備えると共に、OAフィルタ8に押さえ部材87を備える。止め具86は、軸部86aを支点に回動可能に押さえ板金73の下面に取り付けられる。止め具86は、軸部86aを支点とした回動動作の軌跡に合わせて、軸部86a側から先端に向かって幅が広がる幅広部86bが形成される。
押さえ部材87は、OAフィルタ8の枠部80の下面に突出形成される。押さえ部材87は、軸部86aを支点とした止め具86の軌跡に沿った円弧形状を有し、円弧の先端側から、傾斜部87aと、押さえ部87bと、退避部87cと、回動規制部87dが形成される。
押さえ部材87の傾斜部87aは、図10に示すように、OAフィルタ8の下面から、緩やかな角度で立ち上がる斜面で形成される。押さえ部材87の押さえ部87bは、OAフィルタ8の下面から所定の高さを有し、傾斜部87aからつながる水平な面で形成される。押さえ部材87の退避部87cは、押さえ部87bより低い高さを有する。押さえ部材87の回動規制部87dは、押さえ部87bより高い高さを有する。押さえ部材87は、押さえ部87bがOAフィルタ8の幅方向の中心に近づけられた位置に形成されている。
熱交換型換気装置1Aでは、図1に示すように着脱口カバー30を開けると、フロントパネル3の着脱口31にOAフィルタ8が露出する。そして、止め具86を軸部86aを支点に回動させて、図12に示すように、OAフィルタ8から退避させると、OAフィルタ8の本体部2に対する着脱が可能な状態となる。
OAフィルタ8を固定するためには、図12に示す状態から、止め具86を軸部86aを支点に矢印D方向に回動させる。止め具86を軸部86aを支点に矢印D方向に回動させると、止め具86は、押さえ部材87の傾斜部87aに誘導されて幅広部86bが押さえ部87bに乗り上げ、OAフィルタ8を押し上げる。止め具86を更に回動させると、幅広部86bの一部は押さえ部材87の退避部87cの位置で押さえ部材87とは非接触となる。そして、止め具86が押さえ部材87の回動規制部87dに突き当てられることで、止め具86の回動が規制される。
止め具86を押さえ部材87の回動規制部87dに突き当てられる位置まで回動させると、止め具86は、幅広部86bの一部が、押さえ部87bで押さえ部材87と接し、幅広部86bの一部は、退避部87cの位置で押さえ部材87とは非接触となる。
これにより、図2に示すようにフィルタ取付部46に挿入されたOAフィルタ8は、止め具86の幅広部86bの一部が、押さえ部87bで押さえ部材87と接することで押し上げられる。従って、OAフィルタ8が取り付けられる位置での空気の漏れを防ぐことができる。
熱交換型換気装置1Aは、建物の天井パネル101に取り付けられており、OAフィルタ8の着脱作業は、上を向いた姿勢で行われることになる。このため、OAフィルタの固定がネジ止めによって行われる構成では作業性が悪い。これに対して、本実施の形態の熱交換型換気装置1Aでは、1つの止め具86の回動動作で、OAフィルタ8の固定及び固定の解除が可能であり、作業性が向上する。また、止め具86は本体部2から外れない構成であるので、部品の紛失を防ぐことができる。更に、OAフィルタ8に設けられた押さえ部材87の形状によって、止め具86の回動動作で、OAフィルタ8を本体部2側に押し付けることができ、簡単な操作でシール性を確保することができる。
着脱口カバー30と吸込口カバー32は、互いが外側に向けて開く。これにより、ユーザは、フロントパネル3の中央付近で作業をすれば、OAフィルタ8とRAフィルタ9の両方の着脱が容易に行える。また、RAフィルタをフロントパネルに対してスライド移動させて着脱する構成では、熱交換型換気装置が壁の近くに設置されていると、RAフィルタの着脱ができないおそれがあった。これに対して、本実施の形態では、熱交換型換気装置1Aの設置場所によらず、RAフィルタ9の着脱を行うことができる。
なお、着脱口カバー30は、空気を吸い込むためのグリル部は不要であるが、グリル部の開口部分を塞ぐ部材を備えることで、吸込口グリル32と部品を共用化することが可能である。
<本実施の形態の熱交換型換気装置の動作例>
熱交換型換気装置1Aは、給排気が機械換気で行われる第1種換気システムを構成し、所定時間で建物の空気が入れ替えられる換気風量で24時間(常時)連続運転される。すなわち、熱交換型換気装置1Aでは、給気ファン4SAと排気ファン4EAが、所定の換気風量が得られる回転数で駆動される。
熱交換型換気装置1Aは、ファンモータ41Mで給気ファン4SAが駆動されると、給気風路20SAにおいてファン吸込口42SAから空気が吸い込まれ、ファン吸込口42SAから吸い込まれた空気がファン吹出口43SAから吹き出される。
また、熱交換型換気装置1Aは、ファンモータ41Mで排気ファン4EAが駆動されると、排気風路20EAにおいてファン吸込口42EAから空気が吸い込まれ、ファン吸込口42EAから吸い込まれた空気が図示しないファン吹出口から吹き出される。
これにより、熱交換型換気装置1Aでは、図示しない建物外壁の屋外グリルから吸込ダクトを通り給気風路20SAへ外気OAが吸い込まれる。給気風路20SAへ吸い込まれた外気OAは、OAフィルタ8を通過することで塵や虫等の異物が除去されて清浄され、清浄された空気(外気OA)が熱交換素子5を通って給気SAが吹き出される。
また、フロントパネル3の吸込グリル33から排気風路20EAへ室内からの還気RAが吸い込まれる。排気風路20EAへ吸い込まれた還気RAは、RAフィルタ9を通過することで室内の埃等の異物が除去されて清浄され、清浄された空気(還気RA)が熱交換素子5を通り、熱交換素子5を通った排気EAが、図示しない排気ダクトを通り建物外壁の屋外グリルから屋外へ排出される。
そして、給気風路20SAを通る外気OAと排気風路20EAを通る還気RAが熱交換素子5を通ることで熱交換されて、室温に近づけられた給気SAが室内に吹き出されることで、温度が調整された新鮮な空気(外気)が室内に供給される。また、室内の汚れた空気が屋外に排気される。
本発明は、一般住宅に設置され、24時間換気機能を有した空調装置に適用される。
1A・・・熱交換型換気装置、2・・・本体部、20SA・・・給気風路、20EA・・・排気風路、3・・・フロントパネル、30・・・着脱口カバー、30a・・・軸部、32・・・吸込口カバー、32a・・・軸部、33・・・吸込グリル、35・・・RAフィルタ取付部、36・・・係止突起、37・・・係止具、4SA・・・給気ファン、4EA・・・排気ファン、5・・・熱交換素子、6・・・風路形成部材、7・・・キャビネット、8・・・OAフィルタ、9・・・RAフィルタ、90・・・枠部、91・・・フィルタ部材、92・・・取手部、93・・・吸引防止突起

Claims (5)

  1. 本体部と、前記本体部の下側に取り付けられるフロントパネルを備え、
    前記本体部は、
    給気ファンで外気が吸い込まれる外気吸込口と、
    前記外気吸込口から吸い込まれる外気を通過させる第1のフィルタが着脱可能に取り付けられる第1のフィルタ取付部と、
    排気ファンで室内の空気が吸い込まれる還気吸込口とを備え、
    前記フロントパネルは、
    前記本体部に取り付けられた前記第1のフィルタが出し入れされる着脱口を開閉可能な着脱口カバーと、
    前記還気吸込口とつながる吸込グリルが形成され、軸部を支点とした回動動作で前記フロントパネルに対して開閉可能な吸込口カバーと、
    前記吸込口カバーに設けられ、前記吸込グリルから前記還気吸込口へ吸い込まれる室内の空気を通過させる第2のフィルタが着脱可能に取り付けられる第2のフィルタ取付部とを備え
    前記第2のフィルタ取付部は、前記第2のフィルタが前記吸込口カバーに取り付けられると、前記第2のフィルタが係止されると共に、前記吸込口カバーを前記フロントパネルに対して開いたときに、前記第2のフィルタの下端が係止される突起部を、前記吸込口カバーの裏面に備え、
    前記第2のフィルタは、前記第2のフィルタ取付部に取り付けられて前記吸込口カバーが閉じられると、前記フロントパネルに設けられた開口に挿入されて、前記排気ファンで前記還気吸込口から吸い込まれる空気で前記第2のフィルタが吸引されることを防止する吸引防止突起を備えた
    ことを特徴とする換気装置。
  2. 前記着脱口カバーは、軸部を支点とした回動動作で前記フロントパネルに対して開閉し、前記着脱口カバーの外側に、前記着脱口カバーの前記軸部を配置すると共に、前記吸込口カバーの外側に、前記吸込口カバーの前記軸部を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載の換気装置。
  3. 前記第2のフィルタ取付部は、前記第2のフィルタをスライド移動させることで、前記吸込口カバーに対して前記第2のフィルタを着脱可能とした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の換気装置。
  4. 前記第2のフィルタの着脱操作を誘導する表記が行われた操作誘導部材を前記第2のフィルタに備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の換気装置。
  5. 前記本体部は、回動動作で前記第1のフィルタの固定及び固定の解除が行われる止め具を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の換気装置。
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