JPH10170026A - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム

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Publication number
JPH10170026A
JPH10170026A JP8325535A JP32553596A JPH10170026A JP H10170026 A JPH10170026 A JP H10170026A JP 8325535 A JP8325535 A JP 8325535A JP 32553596 A JP32553596 A JP 32553596A JP H10170026 A JPH10170026 A JP H10170026A
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JP
Japan
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air
filter
suction chamber
indoor
room
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Pending
Application number
JP8325535A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Sugimoto
信太郎 杉本
Shinji Kaneko
真司 兼子
Shigeo Tsukue
重男 机
Takahiko Ukuchi
隆彦 宇口
Takeshi Kanai
健 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH10170026A publication Critical patent/JPH10170026A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内機と熱交換した調和空気がダクトを通っ
て天井面の吹出口から部屋内に供給される空調システム
において、室内空気を吸い込む吸込チャンバ内の塵埃除
去フィルタの清掃、交換などメンテナンスを良いものと
する。 【解決手段】 室内空気は天井裏の吸込チャンバ28内
のフィルタ40により清掃され、ダクト29を介して室
内機3Bに導かれ、吹出路を経て室内に吹き出し循環す
る。吸込チャンバ28には換気のための外気も導入され
るため、双方の空気流通に抵抗とならぬようにフィルタ
40を斜めに配置すると共に、フィルタ40は吸込グリ
ル37を開閉し、その下端を受けているフィルタ取付け
部材42、42を支承方向または開放方向に回動操作す
ることで、簡単に着脱できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内機と熱交換後
の調和空気を屋内に配したダクトを通して各部屋に送っ
て空調を行う方式の空気調和システムに関する。特に吸
込口に吸い込まれる室内空気等を浄化させるためのフィ
ルタの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物内の複数の部屋の空気調和
は、部屋の広さに応じた能力を持つ分離型空気調和装置
を使用し、それぞれの室外機を屋外に設置すると共に各
部屋ごとに室内機を設置することで行っていた。しかし
この方式であると、部屋数と同数台の分離型空気調和装
置を必要としコストがかかると共に、また室内機を部屋
ごとに設置する手間や1台ごとに室外機と室内機とを冷
媒配管で接続するという施工に時間がかかるなどの問題
があるため、近年、1台の室外機から分配冷媒管で、各
部屋の室内機へ冷媒を分配供給して空気調和を行うマル
チ方式の空気調和装置が提案されている。
【0003】しかし、このマルチ方式の空気調和装置で
も、室内機は部屋数と同じ台数を必要とし、また部屋数
が多かったりすると、冷媒配管の総配管距離が増えて冷
媒を循環させるのに能力の大きい大型の室外機を使用し
たり、また複雑な冷媒配管経路となって、施工性の点、
メンテナンスの面で悪いなどの問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では室
内機で熱交換した調和空気を各部屋に通じるダクトで導
き、空気調和を行うような調和システムを採用すること
とする。この方式によれば、平均化した風量で調和空気
が部屋に届き、ムラのない快適な空調が行えると共に、
施工性なども改善されるメリットが得られる。
【0005】ここで、この調和システムは構造上、循環
空気が部屋から吹き出したり吸い込まれるため、天井や
床面に吹出口や吸込口が設けられるものとなる。その場
合、室内機には塵埃を含んだ空気が吸い込まれないよう
に空気吸込口には、塵埃除去用のフィルタが一般には装
着されている。これにより、室内機に搭載した熱交換器
を構成する非常に密接して配した熱交換用フィンのフィ
ン間が塵埃で目詰まりし、通風を悪くして熱交換器性能
が低下しないようにしている。
【0006】また、この室内空気を外気を導入し屋内空
気を排気して換気を行わせ、清浄な空気が屋内を循環す
るようにしている。よって、換気により取り込まれる外
気には塵埃がより多く含まれているので、塵埃除去性能
が高く維持されるような状態でフィルタを取り付ける必
要性がある。
【0007】しかし、このように空気清浄化のために必
要となるフィルタは、それが設けられることによって、
空気抵抗(圧損)となり循環風量を落し、熱交換能力に
影響を与えかねないので、取付けには注意が必要とな
る。
【0008】本発明は、上述の点に留意して、空気清浄
能力を良好に維持したまま、循環風量は低下させること
のないように工夫したフィルタの取付け構造を提案する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、圧縮機および熱源側熱交換器等
を搭載した室外機と、減圧装置、利用側熱交換器および
送風装置等を搭載した室内機とを冷媒配管により接続し
て冷凍サイクルを構成し、室内空気を吸込口からダクト
を介して室内機に吸込み熱交換させ、熱交換後の調和空
気をダクトを介して各部屋の吹出口より吹出し、屋内の
空気調和を行うようにした空気調和システムにおいて、
天井裏に室内空気を下面の吸込口から導入すると共に、
外気を側面に形成した給気口より外気導入管を介して導
入し得るように設けた吸込チャンバと、この吸込チャン
バの他の側面に形成され、導入した室内空気と外気とを
ダクトを介し室内機へと吐出させるための共通の吐出口
と、前記吸込チャンバに導入される室内空気と外気から
塵埃を除去するために前記吸込チャンバ内に配されるフ
ィルタとを備え、前記フィルタは前記吸込チャンバ内を
吸込口と給気口を含む空間域と吐出口を含む空間域とに
2分し、かつフィルタの全面積を室内空気および外気が
通流し吐出口より吐出するような位置に定めて設けた構
成に空気調和システムとしたものである。
【0010】また、請求項2の発明は、圧縮機および熱
源側熱交換器等を搭載した室外機と、減圧装置、利用側
熱交換器および送風装置等を搭載した室内機とを冷媒配
管により接続して冷凍サイクルを構成し、室内空気を吸
込口からダクトを介して室内機に吸込み熱交換させ、熱
交換後の調和空気をダクトを介して各部屋の吹出口より
吹出し、屋内の空気調和を行うようにした空気調和シス
テムにおいて、天井裏に室内空気を下面の吸込口から導
入すると共に、外気を側面に形成した給気口より外気導
入管を介して導入し得るように設けた吸込チャンバと、
この吸込チャンバの他の側面に導入した室内空気と外気
とをダクトを介し室内機へと吐出させるように設けた共
通の吐出口と、前記吸込チャンバに導入される室内空気
と外気から塵埃を除去するために前記吸込チャンバ内に
配されるフィルタとを備え、前記フィルタはその上下端
を吸込チャンバの上下底に当接させ、吸込チャンバ内を
吸込口と給気口を含む空間域と吐出口を含む空間域とに
2分するように空気通流方向に対し後方に傾斜した状態
で設置した構成の空気調和システムとしたもにである。
【0011】さらに、上記請求項1および請求項2の発
明において、吸込口を保護する着脱自在なグリル板と、
この吸込口を通して下方から差し入れられ吸込チャンバ
内に取付け可能とされたフィルタと、このフィルタを下
端より支持すると共にその釈放操作可能に前記吸込口の
近傍に設けられたフィルタ取付け手段とを備える構成の
空気調和システムとしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図面に
基づいて説明する。
【0013】図1は、2基の別々の空気調和装置で、1
階の部屋と2階の部屋を別々に空調を行う空調システム
を示す説明図である。
【0014】この図において、1Aは1階側空調用の室
外機で、圧縮機と熱源側熱交換器を搭載し、該室外機1
Aは階段2下の空間2Sに設置した室内機3Aと冷媒配
管4で接続されている。そして冷媒配管4の途中に、屋
内の換気のために排気される屋内空気と冷媒との熱交換
を行って、当該空気の熱の再利用を行う熱回収機5の熱
回収熱交換器5Aを介設した構成の空気調和装置となっ
ている。
【0015】同様に、1Bは圧縮機と熱源側熱交換器を
搭載する2階側空調用の室外機で、該室外機1Bは、2
階の屋根裏22に設置された内部に利用側熱交換器を具
備する室内機3Bと冷媒配管23で接続されている。そ
して冷媒配管23の途中に、前述の1階側の熱回収熱交
換器5Aと同機能を果たす熱回収機5の熱回収熱交換器
5Bが介設された構成の空気調和装置となっている。
【0016】そして、熱回収熱交換器5A、5Bは共に
通路12a、12bを通じて1階と2階に連通する共通
の排気路13に配設され、屋内空気が共通の送風機11
により送風されて熱交換されるようになっている。
【0017】さて、図2は上述の1階と2階の部屋を空
調する空気調和システムの冷凍サイクルを示している。
当該空気調和システムは、冷媒を圧縮する圧縮機6a、
6bと、外気と冷媒との熱交換を行う熱源側熱交換器7
a、7bと、それぞれの熱源側熱交換器7a、7bに外
気を送風する熱源側送風機18a、18bと、前述した
排気される屋内空気中から熱を回収する熱回収熱交換器
5A、5Bと、電動膨張弁やキャピラリチューブを用い
てなる減圧器8a、8bと、空気調和する各部屋に送風
する空気と冷媒との熱交換を行う利用側熱交換器10
a、10bと、該熱利用側熱交換器10a、10bに調
和する空気を送風する利用側送風機19a、19bと、
冷房時及び暖房時の冷媒の循環方向を切換える四方切換
弁20a、20b、アキュームレータ60a、60bを
有して、これらを冷媒配管で順次接続し、1階用と2階
用のそれぞれが独立した2つの冷凍サイクルを構成して
いる。
【0018】そして、四方切換弁20aを切換えること
により、冷房時には冷媒を圧縮機6a、6b、熱源側熱
交換器7a、7b、熱回収熱交換器5A、5B、減圧器
8a、8b、利用側熱交換器10a、10bの順に循環
させてサイクルを形成し、暖房時には冷媒を圧縮機6
a、6b、利用側熱交換器10a、10b、減圧器8
a、8b、熱回収熱交換器5A、5B、熱源側熱交換器
7a、7bの順に循環させてサイクルを形成している。
【0019】また、図2の配管路に沿って示した点線矢
印及び実線矢印は、四方切換弁20a、20bに示した
実線流路および点線流路に対応しており、冷房時におい
ては実線矢印の方向に冷媒が循環し、暖房時において点
線矢印の方向に冷媒が循環する。
【0020】また、利用側熱交換器10a、10bを流
れる冷媒の流量を調整する必要がある場合には、減圧器
8a、8bに冷媒流量制御弁を付加して冷媒分流機能を
持たせることも可能である。
【0021】また圧縮機6a、6bは、運転能力を連続
的に可変できるもの、運転能力を段階的に複数段に変更
できるもの、運転能力の変更ができないものいずれでも
本発明の趣旨を変えるものではないので、任意に空気調
和装置の設置に応じて選択することが可能である。
【0022】さらに、当該冷凍サイクルにストレーナ、
マフラー等を設けることも可能であり、その際の配置は
一般に知られている配置を用いることができるので図示
を省略する。
【0023】また四方切換弁20a、20bは、同じ運
転モード(冷房/暖房)に合わせるのが好ましいが、異
なる運転モードを選択してもなんら問題はない。
【0024】さて、図1において、室内機3Aで熱交換
した空気は床下10に吹出し、床下10に配した分岐チ
ャンバ13により床下10に配した複数のダクト14
a、14bに分流され、各部屋R1、R2の床に設けた
吹出チャンバ15a、15bから吹出し、各部屋R1、
R2、R3、R7の連通孔16a、16b、16cを経
て部屋を巡った後、屋内空気は階段2の戻り孔17から
室内機3Aに戻るような再循環をして空調を行う。ま
た、外気を導入して換気も行われるように、吸込口18
aを建物外壁に開口した外気導入管18を床下10に配
設し、その給気口18bを階段下の空間2Sに開口して
いる。
【0025】そして、2階側の室内機3Bで熱交換した
空気は、天井裏22に設置した分岐チャンバ24により
複数のダクト25a、25bに分流され、各部屋R4、
R5の天井に設けた吹出チャンバ26a、26bから吹
出し、各部屋R4、R5、R6、R7の連通孔27a、
27b、27cを経て部屋を巡る。
【0026】そして、各部屋を巡って冷却および暖房を
行った室内空気は、部屋R7の天井に設置した吸込チャ
ンバ28に吸い込まれる。吸込チャンバ28に入った室
内空気は、さらに吸込ダクト29を通って室内機3Bに
と戻るような再循環をして空調を行う。
【0027】また、この吸込チャンバ28には、外気を
導入して換気も行われるように、取り入れ口30bを屋
根裏の外壁に設けた外気導入管30を屋根裏に配設して
いる。また吸込チャンバ28の側面にはその外気導入用
の給気口が形成され、そこに前記外気導入管30が接続
されている。
【0028】さて、ここでこの部屋R7の天井に設けた
吸込チャンバ28の内部に、空気清浄用のフィルタが取
付けられている。本発明はこのフィルタの取付けに係る
ものである。
【0029】図3に示すように、吸込チャンバ28は発
泡スチロールなどの断熱材から形成された内部が空胴の
やや縦長な箱状の本体を有し、この本体の下部が天井M
の裏に走る根太31aと添木31bなどを利用して、吸
込口32を下向きにして取付け設置されている。吸込チ
ャンバ28の本体の片側の側面には、外気の給気口33
が形成され、その給気口33に外気導入ダクト30が接
続される。
【0030】そして、本体の対向する他側の側面に、吸
込チャンバ28に吸い込まれた室内空気と外気とが一緒
に吐出する共通の吐出口35が形成されている。その一
緒に吐出する室内空気と外気は、吐出口35に接続した
吸込ダクト29により室内機3Bへ送られる。
【0031】また吸込チャンバの吸込口36には、吸込
グリル37が装着される。吸込グリル37は図4および
図5に示すように、開口を有する吸込グリル外枠37A
と、この外枠37Aの開口に取付けられた格子状のスリ
ットSからなるグリル板37Bとから構成されている。
そして、吸込グリル37が吸込口36を保護するように
一端を軸支されて開閉自在に取付けられており、フィル
タ40を交換する等の時に下方に開かれるものとなって
いる。
【0032】ここで、吸込チャンバ28には室内空気と
外気とが取り込まれるため、室内機3Bには室内空気と
外気とが一緒になって混合して吸込ダクト29により室
内機3Bに吸い込まれるが、その混合割合は、吸込口の
面積と給気口の面積のその開口比によって調節できるの
で、所望とする混合比に応じて、適宜な大きさの開口に
吸込口と給気口を形成すれば良い。
【0033】さて、取り込まれる室内空気および外気に
含まれる塵埃などを取り除くために、塵埃除去用のフィ
ルタ40を吸込チャンバ28内に設けることとなる。
【0034】フィルタ40は、吸込グリル37を下に開
き、現われる吸込口32から吸込チャンバ28内に差し
入れて取付けられる。
【0035】さて、こうしてフィルタ40を取り付ける
場合に、図7に示すように吸込口32に面して二点鎖線
図に示すように室内空気専用のフィルタ41Aを配し、
また給気口33に面して一点鎖線図に示すように外気専
用のフィルタ41Bを配する方法が考えられる。しか
し、この方式であると、フィルタを2枚必要とし、経済
的でない。また、塵埃除去面積が少なくなる。またフィ
ルタによる空気通過抵抗が大きく、圧損が大となり、空
気調和装置の運転効率が悪くなる。
【0036】別の取付け方として、吸込チャンバ28か
ら室内空気と外気とが一緒に吐出する吐出口35に面し
て、破線図に示すように一枚のフィルタ41Cを配する
方法も考えられる。
【0037】この方式であれば、一枚のフィルタ41C
を使って、室内空気と外気の塵埃除去ができて、先の方
式に比べれば経済的になるものの、室内空気や外気は、
フィルタ41Cの吐出口35に対応する網目図で示す部
分41dだけを通り抜けるため、フィルタ41C全体が
使われず、フィルタの有効な塵埃除去面積(41d)は
少ないものとなって塵埃除去能力が劣るという欠点があ
る。
【0038】また、室内空気や外気はフィルタ41Cを
狭い面積41dで通過するため、圧損が大きく生じ、吸
込風量が少なくなる。吸込風量を確保するには、吸込ダ
クト29を太くし、また吸込能力の大きい送風機39を
搭載した室内機3Bを使用することとなり、太いダクト
を配設する施工性の悪さやダクトのコスト高など、トー
タルの設備コストが高くなるという問題がある。
【0039】そこで、本発明では、上述したような点に
考慮して、フィルタ40を吸込チャンバ28の本体内部
に、対角線的に斜めに配設した。
【0040】そして、フィルタ40を保持するために、
吸込口32の片側縁には、図5および図6に示すよう
に、適当の距離を離して、2つの回動自在なフィルタ取
付け板42、42が設けられている。
【0041】フィルタ40は吸込チャンバ28の本体の
上底28eに当接し、またその下端は前記フィルタ取付
け板42、42に当接し、支えられている。
【0042】従って、フィルタ40を吸込チャンバ28
内に差し入れた後、図6の実線図に示すように、フィル
タ取付け板42、42を吸込口32内に突出するように
回動すれば、このフィルタ取付け板42、42でフィル
タ40の下端は支持されて取付け保持される。またフィ
ルタ40の交換などをするときは、フィルタ取付け板4
2、42を破線図のように回動して吸込口32から退去
させれば、フィルタ40を下に抜き出すことができる。
このように、フィルタ40の吸込チャンバ28への取付
け、取外しは簡単に行えるものとなっている。
【0043】このように斜めにフィルタ40を設置する
と、給気口33から入る外気に対し、フィルタ40はそ
の全面積が塵埃除去に有効に作用し、また吸込口32か
ら入る室内空気に対してもフィルタ40の全体が塵埃除
去の有効な面として機能する。よって効率的に塵埃を除
去し、また塵埃除去能力も高く維持される。
【0044】そして吸い込まれる外気や室内空気に対す
る抵抗作用も少なく、圧損も大きく生じないので、風量
も多い状態で循環するので、空調が効率良く順調に行わ
れることとなる。
【0045】また、使用するフィルタ40は一枚であっ
て外気用と室内空気用のフィルタを共通化できるので経
済的であると共に、目づまりしたフィルタを交換するメ
ンテナンスも1回で済み容易になる。
【0046】そして、このように構成された空気調和シ
ステムでは、2階側の部屋R1、R2、R3R4等は屋
根裏に設置した室内機3Bおよび分岐して配設した供給
ダク25a、25bにより各部屋の天井面から吹出チャ
ンバ26a、26bによって十分な量の冷気又は暖気が
供給されて空調が行われ、一方1階側の部屋は、1階の
床下の空間に設置した室内機3Aおよび分岐して配設し
た供給ダクト12a,12b等により各部屋の床面の吹
出ダクト13a、13bによって十分な量の冷気又は暖
気が供給されて空調が行われる。
【0047】また同時に、床下の外気導入管17と屋根
裏の外気導入管30とによって、外気が導入され、室内
空気と混入してそれぞれ室内機3Aおよび室内機3Bに
導かれ、部屋に吹き出ると共に、排気路9から排出され
て、屋内空気と一部が入れ替わり換気が行われるので、
循環空気の清浄性も保たれる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、天井裏に設けた吸込チャンバに室内空気と外気とを
同時に吸込み、室内機に送って熱交換した調和空気を部
屋に供給する空調システムとした場合に、吸込チャンバ
に室内空気と外気から塵埃を除去するために設けるフィ
ルタを、室内空気の吸込口と外気の給気口の双方を含む
空間域と吐出口を含む空間域とに2分するような状態
(位置)で1つだけ配置し、かつフィルタ全体を室内空
気、外気が通過するものとしたので、室内空気用、外気
用と2枚のフィルタを使用しなくても済むようになり経
済的であるだけでなく、フィルタの全面積が有効に塵埃
除去機能を担い、高い塵埃除去能力が発揮できると共
に、フィルタの空気通過性が良く圧損も強く生じないの
で、空気の循環性も良く、効果的に空調が行われる。
【0049】また具体的には、請求項2の発明によう
に、フィルタを吸込チャンバ内に空気の通風方向に対
し、後方へ傾斜するように設置すれば、上記した高い清
浄能力を維持し、かつ空気抵抗性も少ないので吸い込ま
れる空気の風量も多く、吸込チャンバから室内機に空気
を送るダクトなども細いものを用いて、所定風量、所定
の空調能力を確保できるようになる。よって、簡素な空
調システムに構成でき、施工性の改善および設備コスト
を下げられるようになる。
【0050】さらに、請求項3の発明によれば、吸込チ
ャンバに入れたフィルタは、吸込口に設けた取付け部材
を吸込口内に突出してフィルタ下端を支持することで保
持でき、また取付け部材を吸込口外とひっこめる操作
で、フィルタを取り外すことができるので、フィルタの
交換やメンテナンスも容易に行える便利性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋内の空気調和を行う空気調和システ
ムの説明図。
【図2】上記空気調和システムの冷凍サイクルの概略
図。
【図3】室内空気と外気とを吸込チャンバから室内機へ
吸い込む通風路の構造図。
【図4】吸込口に装着されるグリルの平面図。
【図5】フィルタの下端にフィルタ取付け部材が当てが
われてフィルタが支持されている様相を示す吸込口の下
面図。
【図6】上記図面6におけるA部拡大図。
【図7】本発明のフィルタの取付け方と従来のフィルタ
の取付け方の優劣を説明する説明図。
【符号の説明】 1A、1B 室外機 3A、3B 室内機 14a、14b、25a、25b ダクト 15a、15b、26a、26b 吹出チャンバ 28 吸込チャンバ 29 吸込ダクト 32 吸込口 33 給気口 35 吐出口 40 フィルタ 42、42 フィルタ取付け部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇口 隆彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 金井 健 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機および熱源側熱交換器等を搭載し
    た室外機と、減圧装置、利用側熱交換器および送風装置
    等を搭載した室内機とを冷媒配管により接続して冷凍サ
    イクルを構成し、室内空気を吸込口からダクトを介して
    室内機に吸込み熱交換させ、熱交換後の調和空気をダク
    トを介して各部屋の吹出口より吹出し、屋内の空気調和
    を行うようにした空気調和システムにおいて、 天井裏に室内空気を下面の吸込口から導入すると共に、
    外気を側面に形成した給気口より外気導入管を介して導
    入し得るように設けた吸込チャンバと、この吸込チャン
    バの他の側面に形成され、導入した室内空気と外気とを
    ダクトを介し室内機へと吐出させるための共通の吐出口
    と、前記吸込チャンバに導入される室内空気と外気から
    塵埃を除去するために前記吸込チャンバ内に配されるフ
    ィルタとを備え、前記フィルタは前記吸込チャンバ内を
    吸込口と給気口を含む空間域と吐出口を含む空間域とに
    2分し、かつフィルタ全体を室内空気および外気が通流
    し吐出口に向かうような位置に定めて設けていることを
    特徴とする空気調和システム。
  2. 【請求項2】 圧縮機および熱源側熱交換器等を搭載し
    た室外機と、減圧装置、利用側熱交換器および送風装置
    等を搭載した室内機とを冷媒配管により接続して冷凍サ
    イクルを構成し、室内空気を吸込口からダクトを介して
    室内機に吸込み熱交換させ、熱交換後の調和空気をダク
    トを介して各部屋の吹出口より吹出し、屋内の空気調和
    を行うようにした空気調和システムにおいて、 天井裏に室内空気を下面の吸込口から導入すると共に、
    外気を側面に形成した給気口より外気導入管を介して導
    入し得るように設けた吸込チャンバと、この吸込チャン
    バの他の側面に導入した室内空気と外気とをダクトを介
    し室内機へと吐出させるように設けた共通の吐出口と、
    前記吸込チャンバに導入される室内空気と外気から塵埃
    を除去するために前記吸込チャンバ内に配されるフィル
    タとを備え、前記フィルタはその上下端を吸込チャンバ
    の上下底に当接させ、吸込チャンバ内を吸込口と給気口
    を含む空間域と吐出口を含む空間域とに2分するように
    空気通流方向に対し後方に傾斜した状態で設置している
    ことを特徴とする空気調和システム。
  3. 【請求項3】 吸込口を保護する着脱自在なグリル板
    と、この吸込口を通して下方から差し入れられ吸込チャ
    ンバ内に取付け可能とされたフィルタと、このフィルタ
    を下端より支持すると共にその釈放操作可能に前記吸込
    口の近傍に設けられたフィルタ取付け手段とを備えるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項、および第2
    項記載の空気調和システム。
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