JP3530444B2 - 室内ユニット及び空気調和機 - Google Patents

室内ユニット及び空気調和機

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JP3530444B2
JP3530444B2 JP2000016318A JP2000016318A JP3530444B2 JP 3530444 B2 JP3530444 B2 JP 3530444B2 JP 2000016318 A JP2000016318 A JP 2000016318A JP 2000016318 A JP2000016318 A JP 2000016318A JP 3530444 B2 JP3530444 B2 JP 3530444B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房又は冷房によ
り快適な室内環境を提供する室内ユニット及び空気調和
機に係り、特に、室内の空気を換気することができるよ
うにした室内ユニット及び空気調和機に用いて好適な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、室内ユニット及び室外ユ
ニットの二つの大きな構成要素からなっている。これら
の各ユニットには、冷媒と室内気との間及び冷媒と室外
気との間における熱交換を行う室内熱交換器及び室外熱
交換器が備えられている。
【0003】これら室内熱交換器及び室外熱交換器は、
他に圧縮機、膨張弁等の要素を加えて冷媒回路を構成す
る要素になっている。冷媒はこの回路を物理的に循環す
ることで、熱的にも高温高圧気体、低温低圧気体、高温
高圧液体、低温低圧液体という状態変化の循環プロセス
を辿り、室内の冷暖房を実現することになる。なお、こ
の室内の冷暖房は、直接的には前記室内熱交換器内の冷
媒と室内気との熱交換により実現されることになる。
【0004】ちなみに、暖房運転時は、圧縮機で高温高
圧の気体とされた気体冷媒を室内熱交換器に送出して、
当該冷媒と室内気との間で熱交換を行うことにより冷媒
は凝縮し高温高圧の液冷媒化が実現される。また、冷房
運転時は、高温高圧の気体冷媒を室外熱交換器に送出し
て室外気と熱交換させて高温高圧の液冷媒とし、これを
さらに膨張弁に通すことで減圧し、低温低圧の液冷媒と
して室内熱交換器に送出し、この冷媒と室内気との間で
熱交換を行うことにより蒸発し低温低圧の気体化が実現
される。
【0005】このような空気調和機には、空調する室内
の換気を目的として、室内の空気を室外に排出する換気
装置を備えたものがある。この換気装置は、室内ユニッ
トに設置された換気専用のファンを運転することで、換
気専用の吸気口から室内の空気を吸引して室外に排出す
る機能を有している。なお、換気装置により換気可能な
空気量は、室内ユニットから吹き出される空調空気量と
比較すればかなり小さなものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した換
気装置を備えた空気調和機の場合、冷房又は暖房の空調
運転実施と同時に換気運転を行うと、空調した室内の空
気を室外に排出することになる。このため、特に空調運
転と共に換気運転を連続して実施すると、換気空気量が
空調空気量と比較してかなり少量であるとはいえ、良好
な室内気の換気を達成できる反面室内の温度変化が大き
くなり、空調効率が低下するという問題が生じてくる。
このため、良好な換気と高い空調効率とを高い次元で両
立させ、空気調和機の商品性をさらに向上させることが
望まれている。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、空気調和機による空調の効率に及ぼす換気の
影響をできるだけ小さくして、換気装置による有効な換
気を実施できるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の手段を採用した。請求項1に記載の
室内ユニットは、吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出
口から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニ
ットから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交
換器と、換気ファンが作動して室内気を吸引して室外へ
排気する換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユ
ニット制御部とを備えた室内ユニットであって、前記室
内ユニット制御部は、前記換気ファンの運転及び停止を
自動的に制御して前記換気装置を間欠運転する自動間欠
換気運転モードと、前記換気ファンを連続運転する連続
換気運転モードと、前記換気装置を単独で運転する換気
装置単独運転モードとを有するとともに、これらの換気
運転モードを選択的に切り換える選択切換手段から他の
換気運転モードが出力されるまで、空調運転開始から該
自動間欠換気運転モードで換気運転されるように設定さ
れ、設定時間経過後に前記連続換気運転モードを自動的
に前記自動間欠換気運転モードに切り換えるタイマ機構
を備えていることを特徴とするものである。
【0009】このような室内ユニットによれば、選択切
換手段から他の換気運転モードが出力されるまで、空調
運転開始から自動間欠換気運転モードに設定されて換気
装置の運転が自動的にオン・オフされるので、高い空調
効率を維持しながら良好な換気を実施することができ
る。また、室内の状況等に応じて、空調効率及び換気機
能を両立させた自動間欠換気運転モードと、換気機能を
優先する連続換気運転モードと、換気装置を単独で運転
して室内の換気をする換気装置単独運転モードから選択
できるようになり、設定時間経過後にはタイマ機構によ
り連続換気運転モードを自動的に自動間欠換気運転モー
ドに切り換えることができる。
【0010】請求項2に記載の空気調和機は、室外熱交
換器と、熱交換器に高温高圧の気体冷媒を送出する圧縮
機と、各種電気回路素子よりなる室外ユニット制御部と
を具備してなる室外ユニットと、吸込口から室内気を吸
い込みかつ吹出口から吹き出すためのファンと、前記室
内気と室外ユニットから供給された冷媒との間で熱交換
を行う室内熱交換器と、換気ファンが作動して室内気を
吸引して室外へ排気する換気装置と、各種電気回路素子
よりなる室内ユニット制御部とを具備してなる室内ユニ
ットと、を備えた空気調和機であって、前記室内ユニッ
ト制御部は、前記換気ファンの運転及び停止を自動的に
制御して前記換気装置を間欠運転する自動間欠換気運転
モードと、前記換気ファンを連続運転する連続換気運転
モードと、前記換気装置を単独で運転する換気装置単独
運転モードとを有するとともに、これらの換気運転モー
ドを選択的に切り換える選択切換手段から他の換気運転
モードが出力されるまで、空調運転開始から該自動間欠
換気運転モードで換気運転されるように設定され、設定
時間経過後に前記連続換気運転モードを自動的に前記自
動間欠換気運転モードに切り換えるタイマ機構を備えて
いることを特徴とするものである。
【0011】このような空気調和機によれば、室内ユニ
ットにおいて選択切換手段から他の換気運転モードが出
力されるまで、空調運転開始から自動間欠換気運転モー
ドに設定されて換気装置の運転が自動的にオン・オフさ
れるので、高い空調効率を維持しながら良好な換気を実
施することができる。また、室内の状況等に応じて、空
調効率及び換気機能を両立させた自動間欠換気運転モー
ドと、換気機能を優先する連続換気運転モードと、空気
調和機の運転をしていない時でも換気装置を単独で運転
して室内の換気をする換気装置単独運転モードから選択
できるようになり、設定時間経過後にはタイマ機構によ
り連続換気運転モードを自動的に自動間欠換気運転モー
ドに切り換えることができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による室内ユニット
及び空気調和機の実施の形態について、図を参照して説
明する。図1は空気調和機の全体構成を示す説明図であ
る。空気調和機は、室内ユニット10及び室外ユニット
20から構成されている。これら室内ユニット10及び
室外ユニット20は、冷媒が導通する冷媒配管21や図
示しない電気配線等により接続されている。冷媒配管2
1は2本備えられており、冷媒は、その一方において室
内ユニット10から室外ユニット20へ、また他方にお
いて室外ユニット20から室内ユニット10へと流れる
ことになる。
【0017】室内ユニット10は、ベース11と前面パ
ネル12とが一体的に構成されたものとなっている。ベ
ース11には、プレートフィンチューブ型の室内熱交換
器13、略円筒形状のクロスフローファン(ファン)1
4等の各種機器が備えられている。ベース11には、こ
の他室内ユニット10に関する種々の動作制御等を行う
ため、各種電気回路素子から構成された室内ユニット制
御部15が備えられている。室内ユニット制御部15に
は、運転状況やエラーモードを表示するための適当なイ
ンジケータ15aが備えられている。このインジケータ
15aは、前面パネル12に設けられた透視部12aに
より、外部から確認可能となっている。なお、ベース1
1の後方には、据え付け板16が備えられ、これにより
室内ユニット10を室内の壁等に設置することが可能と
なっている。
【0018】前面パネル12には、吸込グリル(吸込
口)12bが前面及び上面のそれぞれに形成されてい
る。室内の空気(室内気)は、これら吸込グリル12b
により多方向から室内ユニット10内に吸い込まれるよ
うになっている。ちなみに、吸込グリル12bの背後に
はエアフィルタ17が備えられており、吸い込まれた空
気等の粉塵を除く働きをしている。また、前面パネル1
2には、その下方に吹出口12cが形成されており、こ
こから暖められた空気あるいは冷やされた空気が吹き出
されるようになっている。なお、この空気吸込及び空気
吹出は、前記クロスフローファン14が回転することに
よって行われる。
【0019】また、この室内ユニット10は、室内の空
気を吸引して室外へ排出する換気装置を備えている。こ
の換気装置は、換気専用の換気ファン18と、前面グリ
ル12に開口する換気専用の換気吸込口12dと、換気
ホース19とにより構成されており、換気ファン18の
吸い込み側に換気吸込口12dが連通し、換気ファン1
8の吐出側に換気ホース19の一端が連結されている。
換気運転時は、換気ファン18が作動することにより吸
込口12dから室内の空気を吸引するので、吸引された
室内気は換気ファン18及び換気ホース19を通って室
外へと排出される。なお、換気ホース19の他端は、冷
媒配管21及び図示省略の電気配線と共に壁を貫通して
設けられたスリーブ(図示省略)を通って室外に開口し
ている。
【0020】上述した室内ユニット10は、各種の運転
操作を行う操作部として、リモートコントローラ22を
備えている。このリモートコントローラ22には各種ス
イッチ等が設けられており、空気調和機の運転操作信号
を室内ユニット制御部15の受信部(図示省略)へ向け
て送信することができる。なお、空気調和機の運転操作
は、室内ユニットの適所に設けられた図示省略のスイッ
チ類でも一部実施可能である。
【0021】室外ユニット20には、筐体20a内に室
外熱交換器20b、プロペラファン20c、圧縮機20
f、室外ユニット制御部20g等が備えられている。室
外熱交換器20bは、周囲に多数のプレート状フィンを
備えた冷媒配管により構成されており、冷媒と室外気と
の熱交換を実現するためのものである。プロペラファン
20cは、筐体20a内に背面から前面へと抜ける空気
流を生じさせることにより新たな空気を常に筐体20a
内に取り込んで、室外熱交換器20bにおける熱交換効
率の向上を図るために設けられている。
【0022】なお、前記室外熱交換器20b及びプロペ
ラファン20cが外部と向き合う筐体20aの面には、
それぞれフィンガード20d及びファンガード20eが
設けられている。フィンガード20dは、前記プレート
状フィンが外部からの不意の衝撃により破損することな
どがないように設けられているものである。ファンガー
ド20eも、これと同様にプロペラファン20cを外部
衝撃から保護することを目的として備えられているもの
である。
【0023】圧縮機20fは、低温低圧の気体冷媒を、
高温高圧の気体冷媒に変換して吐出するものであり、冷
媒回路を構成する部品の中では最も中心的な働きを担う
ものである。ちなみに冷媒回路とは、この圧縮機20f
に加えて、上記した室内熱交換器13、室外熱交換器2
0b、冷媒配管21、膨張弁、及び冷媒の流れ方向を規
定する四方弁(膨張弁及び四方弁は共に不図示)等から
概略構成され、冷媒を室内ユニット10と室外ユニット
20との間で循環させる回路である。
【0024】室外ユニット制御部20gは、前記プロペ
ラファン20c、圧縮機20f、その他室外ユニット2
0に備えられた各種機器に関する動作制御等を行うもの
で、各種電気回路素子から構成されているものである。
【0025】室外ユニット20には、上記の他、筐体2
0aを支持するとともに外部振動等の影響を回避するた
め、台座20hが備えられている。また、前記圧縮機2
0fに近い筐体20aの壁は、前記圧縮機20fのメン
テナンス等を実施するため取り外し可能なパネル20i
を備えたものとなっている。
【0026】以下では、これらの構成よりなる空気調和
機の作用について、暖房運転時及び冷房運転時のそれぞ
れの場合に分けて説明する。まず、暖房運転時には、圧
縮機20fで高温高圧の気体とされた冷媒は、冷媒配管
21を通り室内ユニット10の室内熱交換器13に送ら
れる。室内ユニット10内では、クロスフローファン1
4により吸込グリル12bから取り込まれた室内気に対
して、室内熱交換器13を通過する高温高圧の気体冷媒
から熱が与えられる。このことにより、前面パネル12
下方の吹出口12cから温風が吹き出されることにな
る。また同時に、高温高圧の気体冷媒は、前記室内熱交
換器13において凝縮液化し、高温高圧の液冷媒とな
る。
【0027】この高温高圧の液冷媒は、再び冷媒配管2
1を通って室外ユニット20における室外熱交換器20
bに送られる。室外ユニット20では、図示しない膨脹
弁を通過し減圧されて低温低圧の液冷媒となり、プロペ
ラファン20cにより筐体20a内に取り込まれた新し
い室外気から、室外熱交換器20bを通過する低温低圧
の液冷媒が熱を奪うことになる。低温低圧の液冷媒は、
このことにより蒸発気化して低温低圧の気体冷媒とな
る。これが再び圧縮機20fに送出され、上記過程を繰
り返すことになる。
【0028】次に、冷房運転時には、冷媒は上記とは逆
方向に冷媒回路中を流れる。すなわち、圧縮機20fで
高温高圧の気体とされた冷媒が、冷媒配管21を通過し
て室外熱交換器20bに送られ、室外気に熱を与えて凝
縮液化し高温高圧の液冷媒となる。この高温高圧の液冷
媒は、図示しない膨張弁を通過して低温低圧の液冷媒と
なり、再び冷媒配管21を通り室内熱交換器13に送ら
れる。低温低圧の液冷媒は、ここで室内気から熱を奪っ
て当該室内気を冷却するとともに、冷媒自身は蒸発気化
して低温低圧の気体冷媒となる。これが再び圧縮機20
fに送出され、上記過程を繰り返すことになる。
【0029】これらの運転は、室内ユニット10内に収
められた室内ユニット制御部15及び室外ユニット20
内に収められた室外ユニット制御部20gが協調するこ
とによって制御される。
【0030】以下では、本発明の特徴的部分について説
明する。上述した室内ユニット10には換気装置が設け
られているが、この換気装置は室内の空気を換気するた
めに運転される。すなわち、上述した暖房運転時及び冷
房運転時には、室内の空気をクロスフローファン14で
吸引して室内熱交換機13を通る冷媒と熱交換させるた
め、室内の空気が循環するだけで外気の導入は行われな
い。通常、冷暖房運転を行う際には窓等が閉められてほ
ぼ密室状態になるため、十分な換気が行われないのが実
状である。そこで、本発明においては、室内ユニット制
御部15に換気装置の自動間欠換気運転モード、連続換
気運転モード、換気装置単独運転モードを設け、所望の
運転モードを選択できるようにしてある。
【0031】図2は、上述した換気装置の運転制御に係
るブロック図である。この場合、操作部となるリモート
コントローラ22には、選択切換手段として自動間欠換
気運転モードスイッチ、連続換気運転モードスイッチ、
換気装置単独運転スイッチ及び換気運転停止スイッチが
設けられており、状況に応じて所望のスイッチを操作し
て運転モードの選択が可能である。通常は自動間欠換気
運転モードが選択されるように設定されており、空気調
和機の運転開始と共に自動間欠換気運転モード信号がリ
モートコントローラ22から室内ユニット制御部15に
出力されて、自動間欠換気運転モードで運転されるよう
になっている。あるいは、他の換気運転モード信号が出
力されるまでは、空調運転開始から常に自動間欠換気運
転モードで換気運転されるよう室内ユニット制御部15
を設定しておいてもよい。
【0032】このような自動間欠換気運転モードでは、
所定の時間で換気運転と換気運転停止とが交互に、しか
も自動的に切り換えられる。すなわち、換気ファン18
の運転及び停止が自動的に制御され、所望の時間だけ換
気運転が実施される。このような換気ファン18の運転
時間及び停止時間は、一般的には室内ユニット制御部1
5内に設けられるタイマ(図示省略)で制御される。こ
れらの時間設定は、空調効率と換気機能とがバランスす
るよう実験等により予め定めた時間をセットした固定の
ものでもよいし、あるいは、空気調和機の運転に係わる
室内・室外の温度等諸条件に基づき演算処理して自動的
に可変となるものでもよい。
【0033】また、連続換気運転モードは、たとえば室
内に煙草の煙が充満するなどして換気機能の優先が必要
となる場合に選択できるよう設けられたものである。こ
の連続換気運転モードは、リモートコントローラ22に
設けられた連続換気運転モードスイッチを操作すること
により出力される連続換気運転モード信号を受けて、室
内ユニット制御部15が換気ファン18を連続運転する
ものである。従って、空気調和機の運転中他の換気運転
信号が出力されるまで、連続して換気運転を実施するこ
とが可能である。なお、この連続換気運転モードは、連
続運転時間を設定できるタイマ機構を設けて、設定時間
経過後は自動的に自動間欠換気運転モードに切り換えら
れるようにしてもよい。
【0034】続いて、換気装置単独運転モードは、空気
調和機が運転されていない時に、換気装置だけを単独で
運転することを可能にしたものである。従って、暖房又
は冷房が不要な時期でも、室内の換気運転を実施して良
好な室内環境を保つことができるようになる。この換気
装置単独運転モードは、リモートコントローラ22に設
けた換気装置単独運転モードスイッチを操作することに
より出力される換気装置単独運転モード信号を受けて、
室内ユニット制御部15が換気ファン18を連続運転又
は自動間欠運転するものである。なお、この換気装置単
独運転モードでは、運転時間を設定できるタイマ機構を
設けておき、設定時間経過後自動的に換気運転が停止さ
れるようにしてもよい。
【0035】これまでの説明では、自動間欠換気運転モ
ード信号、連続換気運転モード信号及び換気装置単独運
転モード信号は操作部となるリモートコントローラ22
から出力されるものとしたが、これらの各モード信号
は、室内ユニット10に設けたスイッチ類から出力され
るようにしてもよい。なお、操作部に設けられた換気運
転停止スイッチを操作することにより、自動間欠換気運
転モードを含む全ての換気運転を停止させることもでき
る。
【0036】このように、室内ユニット10の換気装置
に自動間欠換気運転モードを設けたので、暖房又は冷房
により空調された室内は、空調効率を落とすことなく適
度に換気され、新鮮な空気が導入されて快適な室内環境
を提供することができるようになる。また、連続換気運
転モードを選択切り換えできるように設けたので、室内
の空気が悪化して換気を必要とする場合には、空調効率
よりも換気機能を優先した空気調和機の運転が可能にな
り、空調と同時に比較的短時間で換気を実施できるよう
になる。そして、換気装置単独運転モードを設けたこと
により、空気調和機を運転していない時であっても、換
気装置のみを運転して室内に新鮮な空気を導入すること
が可能になる。
【0037】なお、他の実施例では、自動間欠換気運転
モードに加えて、連続換気運転モード及び換気装置単独
運転モードのいずれか一方又は両方を必ずしも設ける必
要はない。すなわち、換気装置に自動間欠運転モードを
設けるだけでも、空調する室内に新鮮な空気を導入して
良好な環境を提供することができ、しかも高い空調効率
も維持できるし、自動間欠換気運転モードと連続換気運
転モードとの組み合わせ、あるいは自動間欠換気運転モ
ードと換気装置単独運転モードとの組み合わせであって
も、同様の効果にそれぞれ組み合わせた運転モードの効
果が加えられることになる。
【0038】
【発明の効果】上述した本発明の室内ユニット及び空気
調和機によれば、下記のような効果を奏する。 (1) 室内ユニットの換気装置が自動間欠換気運転
されるので、室内の空気を空調する機能に加えて、室内
の空気を換気する機能を備えた室内ユニット及び空気調
和機を提供できる。 (2) 自動間欠換気運転モード、連続換気運転モー
ド及び換気装置単独運転モードを設けて選択切り換え可
能としたので、空調する室内等の状況に応じて換気装置
を有効に利用することが可能となる。 (3) 自動間欠換気運転モードでは、換気装置の運
転・停止が自動的に実施されるので、空調効率と換気機
能とを適度にバランスさせた運転が可能になる。従っ
て、空調効率を損なうことなく換気を実施することがで
きる。 (4) 連続換気運転モードを設け、自動間欠換気運
転モードと選択切り換え可能としたので、室内の状況に
よっては換気優先の運転を実施できるようになる。従っ
て、空調と同時に連続換気運転を実施して、室内の温度
をほぼ維持したまま比較的短時間で室内の換気を完了す
ることが可能になる。 (5) 換気装置単独運転モードでは、空気調和機を
停止していても換気運転を実施することができるので、
冷暖房が不要の時期でも換気装置を有効に利用すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る室内ユニット及び空気調和機
の一実施形態を示す部分断面斜視図である。
【図2】 本発明に係る換気装置の制御を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 室内ユニット 11 ベース 12 前面パネル 12a 透視部 12b 吸込グリル(吸込口) 12c 吹出口 12d 換気吸込口 13 室内熱交換器 14 クロスフローファン(ファン) 15 室内ユニット制御部 16 据え付け板 17 エアフィルタ 18 換気ファン 19 換気ホース 20 室外ユニット 20b 室外熱交換器 20c プロペラファン(室外ファン) 20f 圧縮機 20g 室外ユニット制御部 21 冷媒配管 22 リモートコントローラ(操作部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 圭 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社 エアコン 製作所内 (72)発明者 神原 裕志 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社 エアコン 製作所内 (56)参考文献 特開 平11−14110(JP,A) 特開 平9−14736(JP,A) 特開 平5−33984(JP,A) 特開 平1−256748(JP,A) 実開 昭58−96423(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口
    から吹き出すためのファンと、前記室内気と室外ユニッ
    トから供給された冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換
    器と、換気ファンが作動して室内気を吸引して室外へ排
    気する換気装置と、各種電気回路素子よりなる室内ユニ
    ット制御部とを備えた室内ユニットであって、 該室内ユニット制御部は、前記換気ファンの運転及び停
    止を自動的に制御して前記換気装置を間欠運転する自動
    間欠換気運転モードと、前記換気ファンを連続運転する
    連続換気運転モードと、前記換気装置を単独で運転する
    換気装置単独運転モードとを有するとともに、 これらの換気運転モードを選択的に切り換える選択切換
    手段から他の換気運転モードが出力されるまで、空調運
    転開始から該自動間欠換気運転モードで換気運転される
    ように設定され、 設定時間経過後に前記連続換気運転モードを自動的に前
    記自動間欠換気運転モードに切り換えるタイマ機構を備
    えている ことを特徴とする室内ユニット。
  2. 【請求項2】 室外熱交換器と、熱交換器に高温高圧の
    気体冷媒を送出する圧縮機と、各種電気回路素子よりな
    る室外ユニット制御部とを具備してなる室外ユニット
    と、 吸込口から室内気を吸い込みかつ吹出口から吹き出すた
    めのファンと、前記室内気と室外ユニットから供給され
    た冷媒との間で熱交換を行う室内熱交換器と、換気ファ
    ンが作動して室内気を吸引して室外へ排気する換気装置
    と、各種電気回路素子よりなる室内ユニット制御部とを
    具備してなる室内ユニットと、を備えた空気調和機であ
    って、 前記室内ユニット制御部は、前記換気ファンの運転及び
    停止を自動的に制御して前記換気装置を間欠運転する自
    動間欠換気運転モードと、前記換気ファンを連続運転す
    る連続換気運転モードと、前記換気装置を単独で運転す
    る換気装置単独運転モードとを有するとともに、 これらの換気運転モードを選択的に切り換える選択切換
    手段から他の換気運転モードが出力されるまで、空調運
    転開始から該自動間欠換気運転モードで換気運転される
    ように設定され、 設定時間経過後に前記連続換気運転モードを自動的に前
    記自動間欠換気運転モードに切り換えるタイマ機構を備
    えている ことを特徴とする空気調和機。
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