JPH03164647A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、室内用空気に外気を取り入れることができ
、各室別に温度を調節することができる空気調和機に関
するものである。

［従来の技術］ 従来、複数の被空調室の温度を独立に制御する空気調和
方式には、各室毎に設置された室内機に冷水または温水
を循環させる方式、各室内機に低温または高温の冷媒を
循環させる方式（冷媒マルチ方式）、冷風または温風を
ダクトにより各室に送風し各室毎に吹出し量をダンパで
調節するいわゆる可変風量方式等がある。

冷媒マルチ方式は、１台の室外機に対して複数台の室内
機を接続し、各室内機は通常の１対１のヒートポンプと
同様に空調のオン／オフにより室温の調節が独立して行
えるもので、室内機には室内熱交換器、冷媒流量調節可
能な膨張弁、室内送風機が内蔵されている。この方式の
装置の構成。

制御法に関しては、実開昭６３−１１３８４３号公報等
多数の資料がある。

可変風量方式に関しても、本出願人による特開昭６１−
１９１８２３号公報等がある。

特公昭５７−３８４４８号公報に示された自動車用空気
調和機は、１台の蒸発器と、その下流に設けられた各ゾ
ーン毎のヒータコア、ダンパ等を備えた枝ダクトで構成
されている。各ゾーンの温度制御はヒータコアに設けら
れたバイパスダンバと風量調節用のダンパを挽作して行
われる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の空気調和機は以上のようであり、冷媒マルチ方式
は、室外機が１台で場所をとらず、各室温の制御もきめ
細かくできるが、空気調和に必要な外気取り入れが行え
ず、別系統の換気用ダクトを並設するか、各室毎に換気
扇を設ける必要があり、価格等の難点がある。

また、１台の蒸発器とゾーン毎のヒータコアにより送風
温度を調節する方式は、ダンパの数が多いなど家屋用と
すれば構成が複雑になり、エネルギー効率が悪いなどの
課題がある。

この発明はこのような課題を解消するためになされたも
ので、簡単な構成で外気の取り入れと各室毎のきめ細か
い温度制御が可能な空気調和機を得ることを目的とする
。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る空気調和機は、膨張弁付き室内熱交換器
及び風量調節ダンパを備えた枝ダクトを被空調室毎に設
け、各被空調室にその被空調室に対する前記膨張弁及び
風量調節ダンパを制御するルームサーモを設けるととも
に、室内送風機の吸込側に外気取入れダクトを設けたも
のである。

［作用］ この発明における空気調和機では、膨張弁、室内熱交換
器、風量調節用ダンパを備えた枝ダクトが被空調室毎に
設けられているので、各被空調室のルームサーモに空調
要求を設定することによりその被空調室の膨張弁及び風
量調節用ダンパを制御して、各室別に室温が調節される
。また、外気取り入れダクトにより換気される。

［実施例］ 第１図及び第２図はこの発明の一実施例による空気調和
機を示し、第１図は空気回路図、第２図は冷媒回路図で
ある。図において、ｌは被空調室であり、図では３室の
場合を示す、２は廊下等の天井裏等に設置された室内機
であり、室内機２は室内送風機３．被空調室数に応じた
数の室内熱交換器４．この室内熱交換器４毎にその下流
に設けられた各室の風量調節ダンパ５を内蔵している。

６は室内送風機３に外気を導入する外気取入れダクト、
７は外気取入れダクト６の中に設けられた外気調節ダン
パ、８は室内機２に接続され各被空調室ｌへ室内用空気
を送る枝ダクトであり、枝ダクト８にはそれぞれ室内熱
交換器４及び風景調節ダンパ５が設けられている。９は
枝ダクト８の末端に設けられた吹出口、１０は各被空調
室１のドアー下部等に設けられたグリル、１１は廊下等
の天井面等に設けられたリターングリルで、室内機２と
風路が連通している。１２は被空調室１毎に設けられた
ルームサーモ、１３はシステム全体の制御盤、１４は室
内熱交換器４と冷媒配管で接続した室外機である。

第２図に示すように、冷媒回路には、圧縮機１５、四方
弁１６、並列接続された室内熱交換器４、各室内熱交換
器４毎の冷媒流量を調節する電子式の全閉機能付の膨張
弁１７、室外送風機１８を備えた室外熱交換器１９、ア
キュムレータ２０が設けられており、冷媒配管で接続さ
れて冷媒回路が構成されている。なお、第２図に示す四
方弁１６は冷房運転の状態に設定されている６ 次に、この空気調和機の動作について説明する。

室内熱交換器４は四方弁１６の切り換えにより蒸発器ま
たは凝縮器として作動する。各被空調室１のルームサー
モ１２がら空調のオン／オフ信号並びに設定室温、現在
の室温の値が制ａｌ盤１３に入力される。制御盤１３は
これらの信号により室外ｌ１１４の運転、室内１１１２
の室内送風１！３の運転制御及び膨張弁１７及び各風量
調節ダンパ５の開閉制御を行う、第１図、第２図におい
ては、中央の被空調室ｌが空調オフ、両側の被空調室１
が空調オンとなっている。空調オフの室の風量調節ダン
パ５は閏に、オンの室の風量調節ダンパ５は開に制御さ
れている。また、膨張弁１７も空調オフの室のものは閉
に制御される。

第２図に示す冷房運転においては、圧縮機１５を出た高
圧高温の冷媒ガスは四方弁１６を通り、室外熱交換器１
つで室外送風機１８により送られる空気により冷却液化
され、空調オンの室の膨張弁１７に至る。ここで減圧さ
れた低圧の液冷謀は室内熱交換器４で通過空気から熱を
奪い蒸発し、四方弁１６．アキュムレータ２０を経て再
び圧縮機１５へ戻る。なお、図示していないが、圧縮機
１５の回転速度は、ルームサーモ１２の設定温度。

室温等の検出信号に基ずく室内熱負荷条件や送風温度等
のデータにより、インバータ等により可変制御される。

なお、暖房のときは、四方弁１６の位置を切り変え、圧
縮機１５からの冷媒は室内熱交換器４゜開いている膨張
弁１７．室外熱交換器１９．アキュムレータ２０の順路
で圧縮機１５に戻り循環する。そのとき、室内熱交換器
４で熱を放出し、室外熱交換器で熱を吸収する。

室内送風１１３により室内熱交換器４で調整された空気
は開いている風量調節ダンパ５を通過し枝ダクト８を通
り吹出口９から被空調室１へ吹き出し、グリル１０から
廊下を通ってリターングリル１１へ至り、再び室内機２
へ返り循環する。一方室内機２へは外気取入れダクト６
を通って外気が吸い込まれ、循環空気と共に空調してい
る被空調室１へ供給される。被空調室１の静圧は外気よ
り高まるため、窓等の隙間から外部へ排出され、換気さ
れる。外気取り入れ量の調節は、外気調節ダンパ７の開
度を調節することで行われる。

なお、風量調節ダンパ５の総合計開度により風路系の圧
力損失が変化するため、各風量調節ダンパ５の開度に関
係なく枝ダクト８内の風量が一定になるよう室内送風機
３の回転速度のような運転量を自動制御することが望ま
しい、その手段としては、風量調節ダンパ５の開口数や
風路の静圧を検出信号としてインバータにより室内送風
機３の回転数を制御する方法などがある。

なお、上記実施例では、風量調節ダンパ５は、開か閉に
制御されるものであったが、室内熱負荷条件に応じて送
風量を数段階あるいは連続的に調節できるものであって
もよい。

また、上記実施例では、各室内熱交換器４は独立した熱
交換器としたが、フィン部分を一体に形成し、冷媒配管
のみを分割して構成してもよい。

さらに、上記実施例では、１台の室内送風機３により送
風するようにしているが、各室内熱交換器４毎に小形の
送風機を配置し、空調のオン／′オフ状態に応じてその
各小形送風機を個別に運転制御するように構成してもよ
い、この場合、風量調節ダンパ５は逆流防止ダンパとし
て機能する。

また、上記実施例では、外気取入れダクト６により外気
の強制取り入れのみを行っているが、換気用の給排気送
風機を内蔵した全熱交換器をこの部分に設けてもよく、
そうすれば、より確実に換気が行われ、かつ、全熱交換
器による熱回収により換気に伴う熱損失も低減する。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、冷媒マルチの複数の
室内熱交換器にダンパと枝ダクトを設けて各室へ送風し
、この室内熱交換器の冷媒弁及び風量調節ダンパをルー
ムサーモにより開開制御できるようにしたので、各室毎
のきめ細かい温度制御が行えると同時に、室内機に外気
を取り入れるダクトを設けたので、同じダクト系を用い
て換気も行えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例による空気調和機を示し、第１
図は空気回路図、第２図は冷媒回路図である。 図において、３は室内送風機、４は室内熱交換器、５は
風琶調節ダンパ、６は外気取入れダクト、８は枝ダクト
、１２はルームサーモ、１４は室外機、１７はｖｊ張弁
である。なお図中、同一符号は同一または相当部分を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内送風機によって送られる室内用空気を調整して各被
   空調室へ供給する空気調和機において、膨張弁付き室内
   熱交換器及び風量調節ダンパを備えた枝ダクトを被空調
   室毎に設け、各被空調室にその被空調室に対する前記膨
   張弁及び風量調節ダンパを制御するルームサーモを設け
   るとともに、前記室内送風機の吸込側に外気取入れダク
   トを設けたことを特徴とする空気調和機。