JPH11125443A - 建物の小屋裏換気装置の設置構造 - Google Patents
建物の小屋裏換気装置の設置構造Info
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- JPH11125443A JPH11125443A JP29098097A JP29098097A JPH11125443A JP H11125443 A JPH11125443 A JP H11125443A JP 29098097 A JP29098097 A JP 29098097A JP 29098097 A JP29098097 A JP 29098097A JP H11125443 A JPH11125443 A JP H11125443A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小屋裏室内を狭くすることなく設置できると
ともに、フィルタの交換が容易にできるようになる建物
の小屋裏換気装置設置構造を提供する。ことにある。 【解決手段】 小屋裏Aが居室となった建物1の小屋裏
A内の軒先B近傍に、当該小屋裏Aに連続しかつ当該小
屋裏Aから突出する収納部26を設け、この収納部26
の上に小屋裏換気装置40の換気装置本体30を設置し
た建物の小屋裏換気装置設置構造とする。そのため、小
屋裏換気装置40を、小屋裏室内を狭くすることなく小
屋裏に設置することができる。また、軒先部Bに収納部
26を設けたので、デッドスペースの有効活用を図るこ
とができる。
ともに、フィルタの交換が容易にできるようになる建物
の小屋裏換気装置設置構造を提供する。ことにある。 【解決手段】 小屋裏Aが居室となった建物1の小屋裏
A内の軒先B近傍に、当該小屋裏Aに連続しかつ当該小
屋裏Aから突出する収納部26を設け、この収納部26
の上に小屋裏換気装置40の換気装置本体30を設置し
た建物の小屋裏換気装置設置構造とする。そのため、小
屋裏換気装置40を、小屋裏室内を狭くすることなく小
屋裏に設置することができる。また、軒先部Bに収納部
26を設けたので、デッドスペースの有効活用を図るこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の小屋裏を居
室とするとともに、その小屋裏に換気装置を設置する建
物の小屋裏換気装置設置構造に関する。
室とするとともに、その小屋裏に換気装置を設置する建
物の小屋裏換気装置設置構造に関する。
【0002】
【背景技術】住宅の断熱性能および機密性能は向上し、
セントラル空調設備やセントラル換気設備等が使用され
るようになっている。一方、敷地の有効利用を図ろうと
し、あるいは多くの居室を得ようとするために、個人宅
においても3階建て住宅を建てる機会が多くなってい
る。しかし、3階建て住宅を建てる場合、地域によって
は高さ制限、斜線制限等に抵触することがある。そこ
で、建物の小屋裏を居室として利用する3階建て住宅と
することがある。
セントラル空調設備やセントラル換気設備等が使用され
るようになっている。一方、敷地の有効利用を図ろうと
し、あるいは多くの居室を得ようとするために、個人宅
においても3階建て住宅を建てる機会が多くなってい
る。しかし、3階建て住宅を建てる場合、地域によって
は高さ制限、斜線制限等に抵触することがある。そこ
で、建物の小屋裏を居室として利用する3階建て住宅と
することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物の小屋
裏を居室として利用する建物では、小屋裏は傾斜屋根等
に影響されるために他の階の居室等に比べて室内の広さ
が狭くなりがちである。このような小屋裏に換気装置を
設置しようとすると小屋裏の広さがさらに狭くなるの
で、換気装置を小屋裏に設置しづらいという問題があ
る。また、換気装置はその下面にフィルタの交換用開口
が設けられているので、小屋裏の床面に直接設置するこ
とができないという問題がある。、
裏を居室として利用する建物では、小屋裏は傾斜屋根等
に影響されるために他の階の居室等に比べて室内の広さ
が狭くなりがちである。このような小屋裏に換気装置を
設置しようとすると小屋裏の広さがさらに狭くなるの
で、換気装置を小屋裏に設置しづらいという問題があ
る。また、換気装置はその下面にフィルタの交換用開口
が設けられているので、小屋裏の床面に直接設置するこ
とができないという問題がある。、
【0004】本発明の目的は、小屋裏室内を狭くするこ
となく設置できるとともに、フィルタの交換が容易にで
きるようになる建物の小屋裏換気装置設置構造を提供す
ることにある。
となく設置できるとともに、フィルタの交換が容易にで
きるようになる建物の小屋裏換気装置設置構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の建物の小屋裏換気装置設置構造は、図面を参照して説
明すると、図3に示すように、小屋裏が居室となった建
物1の小屋裏A内の軒先B近傍に当該小屋裏Aに連続し
かつ当該小屋裏Aから突出する収納部26を設け、この
収納部26の上に換気装置本体30を設置したことを特
徴とするものである。
の建物の小屋裏換気装置設置構造は、図面を参照して説
明すると、図3に示すように、小屋裏が居室となった建
物1の小屋裏A内の軒先B近傍に当該小屋裏Aに連続し
かつ当該小屋裏Aから突出する収納部26を設け、この
収納部26の上に換気装置本体30を設置したことを特
徴とするものである。
【0006】以上において、建物は、予め工場で生産さ
れた複数の建物ユニットを現場で組み合わせて建てるユ
ニット式建物、パネル工法による建物あるいはいわゆる
在来工法による建物等を含むものである。また、収納部
の大きさおよび形状は問わないが、上面に換気装置本体
を載置するようになっているので、上面は水平であるこ
とが好ましい。
れた複数の建物ユニットを現場で組み合わせて建てるユ
ニット式建物、パネル工法による建物あるいはいわゆる
在来工法による建物等を含むものである。また、収納部
の大きさおよび形状は問わないが、上面に換気装置本体
を載置するようになっているので、上面は水平であるこ
とが好ましい。
【0007】このような本発明では、小屋裏居室から軒
先側に突出して収納部が設けられ、この収納部に換気装
置本体が載置されているので、小屋裏換気装置を、小屋
裏室内の広さを狭くすることなく小屋裏に設置すること
ができる。また、軒先部に収納部を設けたので、本来デ
ッドスペースである部位の有効活用を図ることができ
る。
先側に突出して収納部が設けられ、この収納部に換気装
置本体が載置されているので、小屋裏換気装置を、小屋
裏室内の広さを狭くすることなく小屋裏に設置すること
ができる。また、軒先部に収納部を設けたので、本来デ
ッドスペースである部位の有効活用を図ることができ
る。
【0008】本発明の請求項2に記載の建物の小屋裏換
気装置設置構造は、図3、4に示すように、請求項1に
記載の建物の小屋裏換気装置設置構造における収納部2
6を、小屋裏Aの床面から所定寸法高い位置に取り付け
られる水平な換気装置用取り付け板28と、この換気装
置用取り付け板28を支持する2枚の垂直な側板27と
を有するものとし、収納部26と小屋裏A内とを連通さ
せたことを特徴とするものである。
気装置設置構造は、図3、4に示すように、請求項1に
記載の建物の小屋裏換気装置設置構造における収納部2
6を、小屋裏Aの床面から所定寸法高い位置に取り付け
られる水平な換気装置用取り付け板28と、この換気装
置用取り付け板28を支持する2枚の垂直な側板27と
を有するものとし、収納部26と小屋裏A内とを連通さ
せたことを特徴とするものである。
【0009】以上において、所定寸法高い位置とは、所
定の大きさの収納物を収納可能な寸法をいい、例えば、
人が手を差し入れ自在に上下動、左右動できるような空
間を形成できるような寸法の位置をいう。このような本
発明では、収納部に小屋裏用の小物等を収納できるの
で、小屋裏居室を少しでも広く使用できる。また、収納
部と小屋裏内とを連通させたので、収納部を換気装置の
吸気口とでき、これにより、換気装置の吸気口を別個に
設けなくてよく、その分の手間が省ける。
定の大きさの収納物を収納可能な寸法をいい、例えば、
人が手を差し入れ自在に上下動、左右動できるような空
間を形成できるような寸法の位置をいう。このような本
発明では、収納部に小屋裏用の小物等を収納できるの
で、小屋裏居室を少しでも広く使用できる。また、収納
部と小屋裏内とを連通させたので、収納部を換気装置の
吸気口とでき、これにより、換気装置の吸気口を別個に
設けなくてよく、その分の手間が省ける。
【0010】本発明の請求項3に記載の建物の小屋裏換
気装置設置構造は、図3に示すように、請求項2に記載
の建物の小屋裏換気装置設置構造における換気装置用取
り付け板28に、換気装置本体30のフィルタ交換用の
開口部28Aを形成したことを特徴とするものである。
このような本発明では、換気装置のフィルタが本体の下
面に設けられていても、収納部の中側から着脱できるの
で、フィルタ交換が容易である。
気装置設置構造は、図3に示すように、請求項2に記載
の建物の小屋裏換気装置設置構造における換気装置用取
り付け板28に、換気装置本体30のフィルタ交換用の
開口部28Aを形成したことを特徴とするものである。
このような本発明では、換気装置のフィルタが本体の下
面に設けられていても、収納部の中側から着脱できるの
で、フィルタ交換が容易である。
【0011】本発明の請求項4に記載の建物の小屋裏換
気装置設置構造は、図3に示すように、請求項1〜3の
いずれかに記載の建物の小屋裏換気装置設置構造におけ
る建物を、予め工場で生産された複数の建物ユニット
2、3を現場で組み合わせることにより建てられるユニ
ット式建物1とし、小屋裏A内を、ユニット式建物1の
上階建物ユニット3の上に載置される箱形の小屋裏建物
ユニット4およびその両側の三角屋根ユニット6により
形成し、この三角屋根ユニット6を、底面パネル17
と、この底面パネル17の一方側側面に立設される2本
の柱20およびこれらの柱20の上端間同士を連結する
天井梁21で形成される側面パネル18と、この側面パ
ネル18の上端かつ両端と底面パネル17の他方側側面
とを連結する傾斜梁22とを備えて構成したことを特徴
とするものである。
気装置設置構造は、図3に示すように、請求項1〜3の
いずれかに記載の建物の小屋裏換気装置設置構造におけ
る建物を、予め工場で生産された複数の建物ユニット
2、3を現場で組み合わせることにより建てられるユニ
ット式建物1とし、小屋裏A内を、ユニット式建物1の
上階建物ユニット3の上に載置される箱形の小屋裏建物
ユニット4およびその両側の三角屋根ユニット6により
形成し、この三角屋根ユニット6を、底面パネル17
と、この底面パネル17の一方側側面に立設される2本
の柱20およびこれらの柱20の上端間同士を連結する
天井梁21で形成される側面パネル18と、この側面パ
ネル18の上端かつ両端と底面パネル17の他方側側面
とを連結する傾斜梁22とを備えて構成したことを特徴
とするものである。
【0012】以上において、底面パネルは、長方形状あ
るいは正方形状のいずれでもよく、その大きさも任意で
よいが、当該底面パネルが載置される建物ユニットの平
面大きさに対応する形状および大きさであることが好ま
しい。このような本発明では、小屋裏建物ユニットと三
角屋根ユニットとで建物の小屋裏を形成でき、三角屋根
ユニットに収納部を形成すればよいので、工場で予め作
ることができるとともに、換気装置も設置することがで
き、これにより、現場での作業が少なくてすむ。
るいは正方形状のいずれでもよく、その大きさも任意で
よいが、当該底面パネルが載置される建物ユニットの平
面大きさに対応する形状および大きさであることが好ま
しい。このような本発明では、小屋裏建物ユニットと三
角屋根ユニットとで建物の小屋裏を形成でき、三角屋根
ユニットに収納部を形成すればよいので、工場で予め作
ることができるとともに、換気装置も設置することがで
き、これにより、現場での作業が少なくてすむ。
【0013】本発明の請求項5に記載の建物の小屋裏換
気装置設置構造は、図3に示すように、請求項4に記載
の建物の小屋裏換気装置設置構造における換気装置40
の排気ダクト34および吸気ダクト37を、換気装置本
体30と三角屋根ユニット6に形成された軒先Bの軒天
部33とにわたして設け、換気装置40の送風ダクト3
5を、換気装置本体30から小屋裏の内壁25の裏面に
沿って設けるとともに送風口38を小屋裏居室Aに向け
て内壁25に取り付けたことを特徴とするものである。
気装置設置構造は、図3に示すように、請求項4に記載
の建物の小屋裏換気装置設置構造における換気装置40
の排気ダクト34および吸気ダクト37を、換気装置本
体30と三角屋根ユニット6に形成された軒先Bの軒天
部33とにわたして設け、換気装置40の送風ダクト3
5を、換気装置本体30から小屋裏の内壁25の裏面に
沿って設けるとともに送風口38を小屋裏居室Aに向け
て内壁25に取り付けたことを特徴とするものである。
【0014】このような本発明では、排気ダクトおよび
吸気ダクトが軒先を通って軒天部に達しているので、軒
先のデッドスペースの有効利用ができ、また、送風ダク
トが小屋裏の内壁から小屋裏居室に向けて設けられてお
り、送風口は内壁に設けられているので、換気装置本体
から最短距離で送風口まで到達でき、送風ロスが生じな
い。
吸気ダクトが軒先を通って軒天部に達しているので、軒
先のデッドスペースの有効利用ができ、また、送風ダク
トが小屋裏の内壁から小屋裏居室に向けて設けられてお
り、送風口は内壁に設けられているので、換気装置本体
から最短距離で送風口まで到達でき、送風ロスが生じな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態
のユニット式建物1は、複数の下階建物ユニット2、こ
れらの下階建物ユニット2の上に載置される複数の上階
建物ユニット3を備え、上階建物ユニット3の上には、
小屋裏居室を構成する小屋裏ユニット4および屋根パネ
ルを含んで形成される屋根5を支持する楔型の三角屋根
ユニット6が設けられ、これにより、ユニット式建物1
は3階建てとなっている。
面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態
のユニット式建物1は、複数の下階建物ユニット2、こ
れらの下階建物ユニット2の上に載置される複数の上階
建物ユニット3を備え、上階建物ユニット3の上には、
小屋裏居室を構成する小屋裏ユニット4および屋根パネ
ルを含んで形成される屋根5を支持する楔型の三角屋根
ユニット6が設けられ、これにより、ユニット式建物1
は3階建てとなっている。
【0016】図2に示すように、下階、上階建物ユニッ
ト2、3は、四隅に立設される4本の柱10と、これら
の柱10の上端間同士および下端間同士を連結する各4
本の上梁11、下梁12を有する骨組み13を備えてい
る。そして、このような骨組み13には天井面材14、
床面材15、外壁および内壁等が取り付けられ、建物ユ
ニット2、3は箱体状に形成されている。
ト2、3は、四隅に立設される4本の柱10と、これら
の柱10の上端間同士および下端間同士を連結する各4
本の上梁11、下梁12を有する骨組み13を備えてい
る。そして、このような骨組み13には天井面材14、
床面材15、外壁および内壁等が取り付けられ、建物ユ
ニット2、3は箱体状に形成されている。
【0017】小屋裏ユニット4は、建物ユニット2、3
の構造とほぼ同一の構造となっているが、図3に示すよ
うに、柱10’の高さ寸法が上記建物ユニット2、3の
柱10より短く形成されている。また、三角屋根ユニッ
ト6は、図4に詳細を示すように、2本づつの長辺梁1
7Aおよび短辺梁17Bを組み立てて形成される平面四
角枠の底面パネル17を備え、この底面パネル17の一
方の長辺の側面には側面パネル18が設けられている。
この側面パネル18は、底面パネル17の一方の長辺の
両端に立設される柱20と、これらの柱20の上端間同
士を連結する天井梁21とを含んで形成されている。こ
のような側面パネル18の上端かつ両端と底面パネル1
7の他方の両端部とは傾斜梁22で連結されている。
の構造とほぼ同一の構造となっているが、図3に示すよ
うに、柱10’の高さ寸法が上記建物ユニット2、3の
柱10より短く形成されている。また、三角屋根ユニッ
ト6は、図4に詳細を示すように、2本づつの長辺梁1
7Aおよび短辺梁17Bを組み立てて形成される平面四
角枠の底面パネル17を備え、この底面パネル17の一
方の長辺の側面には側面パネル18が設けられている。
この側面パネル18は、底面パネル17の一方の長辺の
両端に立設される柱20と、これらの柱20の上端間同
士を連結する天井梁21とを含んで形成されている。こ
のような側面パネル18の上端かつ両端と底面パネル1
7の他方の両端部とは傾斜梁22で連結されている。
【0018】三角屋根ユニット6の傾斜梁22の途中に
は内壁25が設けられ、これにより、内壁25の小屋裏
ユニット4側の部分と小屋裏ユニット4の内部とで小屋
裏居室Aが構成されている。この内壁25の下部には、
床面から所定高さとなり所定幅寸法となった開口部25
Aが形成されている。内壁25の軒先側(小屋裏室外
側)には、小屋裏居室Aから突出しかつ当該小屋裏居室
Aに連続する箱状の収納部26が設けられている。この
収納部26は、2枚の側板27およびこれらの側板24
の上部同士を連結する換気装置用取り付け板である水平
な上板28を備え、これら27、28はそれぞれの側端
部が前記開口部25Aに沿って配置されるようになって
いる。また、側板27、上板28の軒先側端部(開口部
25Aと反対側)には、背面板26が取り付けられてい
る。また、上板28には所定の大きさの開口部28Aが
形成されている。
は内壁25が設けられ、これにより、内壁25の小屋裏
ユニット4側の部分と小屋裏ユニット4の内部とで小屋
裏居室Aが構成されている。この内壁25の下部には、
床面から所定高さとなり所定幅寸法となった開口部25
Aが形成されている。内壁25の軒先側(小屋裏室外
側)には、小屋裏居室Aから突出しかつ当該小屋裏居室
Aに連続する箱状の収納部26が設けられている。この
収納部26は、2枚の側板27およびこれらの側板24
の上部同士を連結する換気装置用取り付け板である水平
な上板28を備え、これら27、28はそれぞれの側端
部が前記開口部25Aに沿って配置されるようになって
いる。また、側板27、上板28の軒先側端部(開口部
25Aと反対側)には、背面板26が取り付けられてい
る。また、上板28には所定の大きさの開口部28Aが
形成されている。
【0019】このような収納部26の上には、小屋裏室
内の空気と外気とを入れ替えるための小屋裏換気装置4
0が設置されている。この小屋裏換気装置40は、換気
装置本体30を備えている。本体30には、室内空気の
吸入口31および排気口32が設けられ、排気口32に
は、軒先部Bの軒天部33に延びる排気ダクト34およ
び吸気ダクト37が接続されている。また、換気装置本
体30には、小屋裏室内に延びる送風ダクト35が接続
されている。この送風ダクト35は、換気装置本体30
を設置する収納部26から隣接する小屋裏居室Aの内壁
25の裏面に沿って立ち上がるとともに、先端が内壁2
5を貫通し送風口38は小屋裏居室Aに向けて内壁25
に取り付けられている。
内の空気と外気とを入れ替えるための小屋裏換気装置4
0が設置されている。この小屋裏換気装置40は、換気
装置本体30を備えている。本体30には、室内空気の
吸入口31および排気口32が設けられ、排気口32に
は、軒先部Bの軒天部33に延びる排気ダクト34およ
び吸気ダクト37が接続されている。また、換気装置本
体30には、小屋裏室内に延びる送風ダクト35が接続
されている。この送風ダクト35は、換気装置本体30
を設置する収納部26から隣接する小屋裏居室Aの内壁
25の裏面に沿って立ち上がるとともに、先端が内壁2
5を貫通し送風口38は小屋裏居室Aに向けて内壁25
に取り付けられている。
【0020】また、換気装置40の下面にはフィルタ3
6が着脱自在に取り付けられ、このフィルタ36は前記
上板28の開口部28Aから出し入れ可能となってい
る。さらに、収納部26の内部は所定の広さの空間とな
っているので、吸気に影響を与えない程度の範囲で収納
用に利用することができるようになっている。
6が着脱自在に取り付けられ、このフィルタ36は前記
上板28の開口部28Aから出し入れ可能となってい
る。さらに、収納部26の内部は所定の広さの空間とな
っているので、吸気に影響を与えない程度の範囲で収納
用に利用することができるようになっている。
【0021】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 小屋裏室内の軒先Bの近傍に、小屋裏Aから突出する
収納部26を設け、その上に小屋裏換気装置40の換気
装置本体30を設けたので、換気装置40が邪魔になら
ず、これにより、小屋裏室内Aが狭くならずに小屋裏に
換気装置40を設けることができる。 小屋裏換気装置40は収納部26の上に設置されてお
り、この収納部26の上板28には開口部28Aが形成
されているので、換気装置40の下面のフィルタ36を
開口部28Aから取り付け、取り外しでき、これによ
り、フィルタ36の交換が容易となる。
な効果がある。 小屋裏室内の軒先Bの近傍に、小屋裏Aから突出する
収納部26を設け、その上に小屋裏換気装置40の換気
装置本体30を設けたので、換気装置40が邪魔になら
ず、これにより、小屋裏室内Aが狭くならずに小屋裏に
換気装置40を設けることができる。 小屋裏換気装置40は収納部26の上に設置されてお
り、この収納部26の上板28には開口部28Aが形成
されているので、換気装置40の下面のフィルタ36を
開口部28Aから取り付け、取り外しでき、これによ
り、フィルタ36の交換が容易となる。
【0022】建物の軒先Bはいわばデッドスペースで
あるが、小屋裏換気装置40を小屋裏の上記軒先Bの近
傍に設けてあるので、デッドスペースの有効活用を図る
ことができる。 送風ダクト35が、小屋裏の内壁25から小屋裏居室
Aに向けて設けられており、送風口38は内壁25に設
けられているので、小屋裏換気装置40から最短距離で
送風口38まで到達でき、送風ロスが生じない。
あるが、小屋裏換気装置40を小屋裏の上記軒先Bの近
傍に設けてあるので、デッドスペースの有効活用を図る
ことができる。 送風ダクト35が、小屋裏の内壁25から小屋裏居室
Aに向けて設けられており、送風口38は内壁25に設
けられているので、小屋裏換気装置40から最短距離で
送風口38まで到達でき、送風ロスが生じない。
【0023】収納部26の内部は所定の広さの空間と
なっているので、吸気に影響を与えない程度に小屋裏A
の小物等を収納できる。従って、小屋裏居室を整頓でき
快適な空間とすることができる。 小屋裏換気装置40は収納部26の上に設置されてお
り、この収納部26は、小屋裏Aの内壁25から軒先側
に突出しているので、換気装置40の騒音は内壁25で
遮られ、これにより、小屋裏居室を静かな空間とするこ
とができる。
なっているので、吸気に影響を与えない程度に小屋裏A
の小物等を収納できる。従って、小屋裏居室を整頓でき
快適な空間とすることができる。 小屋裏換気装置40は収納部26の上に設置されてお
り、この収納部26は、小屋裏Aの内壁25から軒先側
に突出しているので、換気装置40の騒音は内壁25で
遮られ、これにより、小屋裏居室を静かな空間とするこ
とができる。
【0024】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記実施形態では、収納部26を2枚の側板2
7と、上板28と、背面板29とを備えて箱状に形成し
たが、これに限らず、例えば、背面板29を取り付けな
い構造としてもよい。
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。す
なわち、前記実施形態では、収納部26を2枚の側板2
7と、上板28と、背面板29とを備えて箱状に形成し
たが、これに限らず、例えば、背面板29を取り付けな
い構造としてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建物の
小屋裏換気装置の設置構造によれば、小屋裏居室から軒
先側に突出して収納部が設けられ、この収納部に換気装
置本体が載置されているので、小屋裏換気装置を、小屋
裏室内の広さを狭くすることなく小屋裏に設置すること
ができる。また、軒先部に収納部を設けたので、デッド
スペースである部位の有効活用を図ることができる。
小屋裏換気装置の設置構造によれば、小屋裏居室から軒
先側に突出して収納部が設けられ、この収納部に換気装
置本体が載置されているので、小屋裏換気装置を、小屋
裏室内の広さを狭くすることなく小屋裏に設置すること
ができる。また、軒先部に収納部を設けたので、デッド
スペースである部位の有効活用を図ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物を示
す全体斜視図である。
す全体斜視図である。
【図2】本実施形態のユニット式建物を構成する建物ユ
ニットの骨組みを示す全体斜視図である。
ニットの骨組みを示す全体斜視図である。
【図3】本実施形態の建物の小屋裏換気装置設置構造を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図4】本実施形態の建物の小屋裏換気装置設置構造の
要部を示す斜視図である。
要部を示す斜視図である。
1 ユニット式建物 4 小屋裏ユニット 6 三角屋根ユニット 17 底面パネル 18 側面パネル 22 傾斜梁 26 収納部 28 換気装置用取り付け板 30 換気装置本体 33 軒天 34 排気ダクト 35 送風ダクト 36 フィルタ 37 吸気ダクト 40 小屋裏換気装置 A 小屋裏居室 B 軒先部
Claims (5)
- 【請求項1】 小屋裏が居室となった建物の前記小屋裏
内の軒先近傍に当該小屋裏に連続しかつ当該小屋裏から
突出する収納部を設け、この収納部の上に換気装置本体
を設置したことを特徴とする建物の小屋裏換気装置の設
置構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の建物の小屋裏換気装置
の設置構造において、前記収納部は、前記小屋裏の床面
から所定寸法高い位置に取り付けられる水平な換気装置
用取り付け板と、この換気装置用取り付け板を支持する
2枚の垂直な側板とを有し、前記収納部と前記小屋裏内
とは連通していることを特徴とする建物の小屋裏換気装
置の設置構造。 - 【請求項3】 請求項2に記載の建物の小屋裏換気装置
の設置構造において、前記換気装置用取り付け板には、
前記換気装置本体のフィルタ交換用の開口部が形成され
ていることを特徴とする建物の小屋裏換気装置の設置構
造。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の建物の
小屋裏換気装置の設置構造において、前記建物は、予め
工場で生産された複数の建物ユニットを現場で組み合わ
せることにより建てられるユニット式建物であり、前記
小屋裏内は、前記ユニット式建物の上階建物ユニットの
上に載置される箱形の小屋裏建物ユニットおよびその両
側の三角屋根ユニットにより形成され、この三角屋根ユ
ニットは、底面パネルと、この底面パネルの一方側側面
に立設される2本の柱およびこれらの柱の上端間同士を
連結する天井梁で形成される側面パネルと、この側面パ
ネルの上端かつ両端と前記底面四角枠の他方側側面とを
連結する傾斜梁とを備えて構成されていることを特徴と
する建物の小屋裏換気装置の設置構造。 - 【請求項5】 請求項4に記載の建物の小屋裏換気装置
の設置構造において、前記換気装置の排気ダクトおよび
吸気ダクトは、前記換気装置本体と前記三角屋根ユニッ
トに形成された軒先の軒天部とにわたって設けられ、前
記換気装置の送風ダクトは、前記換気装置本体から前記
小屋裏の内壁に沿って設けられるとともに送風口が前記
小屋裏居室に向かって前記内壁に取り付けられているこ
とを特徴とする建物の小屋裏換気装置の設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29098097A JPH11125443A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 建物の小屋裏換気装置の設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29098097A JPH11125443A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 建物の小屋裏換気装置の設置構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11125443A true JPH11125443A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17762915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29098097A Withdrawn JPH11125443A (ja) | 1997-10-23 | 1997-10-23 | 建物の小屋裏換気装置の設置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11125443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018119738A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込ダクト型空気調和機 |
JP2018119739A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込ダクト型空気調和機 |
-
1997
- 1997-10-23 JP JP29098097A patent/JPH11125443A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018119738A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込ダクト型空気調和機 |
JP2018119739A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込ダクト型空気調和機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |