JPH0522738Y2 - - Google Patents

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JPH0522738Y2
JPH0522738Y2 JP8523988U JP8523988U JPH0522738Y2 JP H0522738 Y2 JPH0522738 Y2 JP H0522738Y2 JP 8523988 U JP8523988 U JP 8523988U JP 8523988 U JP8523988 U JP 8523988U JP H0522738 Y2 JPH0522738 Y2 JP H0522738Y2
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air
duct
ceiling
air conditioning
ceiling panel
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、天井パネルユニツトに係わり、特
に、空調用の給排気ダクトを有する空調用天井パ
ネルユニツトに関する。
〔従来の技術〕
近時、オフイスビル等の天井には、天井工事の
合理化を図るため、工場において生産された天井
パネルユニツトを使用してシステム天井が構築さ
れている。
そして、従来、天井パネルユニツトは、天井材
に照明用器具、スピーカ、火災感知器等が一体に
組み込まれて構成されていた。
このような天井パネルユニツトを使用してシス
テム天井を構築すると、天井工事の省力化を図る
ことができ、工事費の減少を図ることができる。
しかしながら、従来の天井パネルユニツトには
空調用ダクトが組み込まれていなかつたため、シ
ステム天井を構築する前に空調用ダクトの吊り込
み設置工事を行う必要があり、天井工事の合理化
を図る上での支障となつていた。
このような欠点を解決した天井パネルユニツト
としては、天井パネルユニツトに空調用ダクトを
組み込んだ、例えば、特開昭62−299648号公報に
開示されるような天井パネルユニツトが知られて
いる。
第7図は、この天井パネルユニツトにより構築
されたシステム天井を示すもので、図において、
システム天井11は、多数の異なる天井パネルユ
ニツト13により構築されている。
これ等の天井パネルユニツト13には、それぞ
れ設計書に基づいて種々の空調用ダクト15が、
工場内で予め形成されている。
このようなシステム天井11では、空調用ダク
ト15の設置又は敷設工事を別個に行なうことな
く、天井パネルユニツト13を設計書に基づいて
取り付けることにより、空調用のダクトを形成す
ることができ、天井工事の合理化を図ることがで
きる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のシステム天井
11では、多数の異なる種類の空調用ダクト15
を天井パネルユニツト13に形成しなければなら
ず、天井パネルユニツト13の製造に手間がかか
るという問題があつた。
又、多数の異なる天井パネルユニツト13を、
現場で設計書に基づいて取り付けなければなら
ず、システム天井11の構築に手間がかかるとい
う問題があつた。
本考案は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、単一形状の天井パネルユニツト
によりシステム天井と空調用のダクトを同時に形
成することができる空調用天井パネルユニツトを
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係わる空調用天井パネルユニツトは、
給気ダクトと排気ダクトとを所定間隔を置いて並
列に設け、これ等の給気ダクトと排気ダクトとを
連結部材により連結し、この連結部材に給気ダク
トの空気を吹き出すフアンを設けると共に、排気
ダクトに空気を吸い込む吸込口を形成したもので
ある。
又、連結部材には、必要に応じて、例えば、照
明用器具、スピーカ、火災感知器、スプリンクラ
ー等の天井設備機器が配置される。
〔作用〕
本考案においては、給気ダクトと排気ダクトと
を所定間隔を置いて並列に設けることにより、単
一形状の空調用天井パネルユニツトを形成したの
で、この空調用天井パネルユニツトによりシステ
ム天井を構築する際には、多数の空調用天井パネ
ルユニツトの給気ダクト同士及び排気ダクト同士
を連通させるように連結することにより、システ
ム天井と空調用のダクトが同時に構築される。
又、連結部材には、必要に応じて、例えば、照
明用器具、スピーカ、火災感知器、スプリンクラ
ー等の天井設備機器が配置され、空調用天井パネ
ルユニツトによりシステム天井を構築することに
より、天井工事が終了される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例につ
いて説明する。
第1図は、本考案の空調用天井パネルユニツト
を示すもので、図において、符号31は矩形偏平
状の給気ダクトを示している。
この給気ダクト31には、所定間隔を置いて並
列に、給気ダクト31と同様矩形偏平状に形成さ
れた還気又は排気を行なう還(排)気ダクト33
が設けられている。
これ等の給気ダクト31と還(排)気ダクト3
3とは横断面コ字状の連結部材35により連結さ
れ、その当接部は、例えば、溶接により固着され
ている。
給気ダクト31、還(排)気ダクト33及び連
結部材35の下面は、天井面として十分な美観を
有するように仕上げられている。
そして、連結部材35の中央部には、この連結
部材35が仕切板36により仕切られて部屋37
が形成され、この部屋37の下面は開口されてい
る。この部屋37には、第2図に示すように、導
風板38が配置され、この導風板38には、給気
ダクト31を流通する空調空気を室内に吹き出す
フアン39が配置されている。このフアン39
は、可変速モータにより駆動され、空調空気を風
向調整羽根40を介して室内に吹き出す。
フアン39が収納されている部屋37と給気ダ
クト31とは、第3図に示すように、連結部材3
5を貫通する吹出口41により連通されている。
又、還(排)気ダクト33の連結部材35側の
側面には、第4図に示すように、フアン39によ
り室内に吹き出され室内を循環した空調空気が吸
い込まれる吸込口43が、連結部材35を貫通し
て形成されている。
さらに、連結部材35には、照明用器具からな
る天井設備機器45が配置されている。
第5図は、以上のように構成された空調用天井
パネルユニツト47を使用して、システム天井4
9を構築した状態を示す平面図である。
図において、オフイスビル等における事務室の
コア部51には空調機53が配置され、この空調
機53にはヘツダーダクト55が接続されてい
る。このヘツダーダクト55は、第6図に示すよ
うに、還(排)気用ヘツダーダクト59上に給気
用ヘツダーダクト57を載置して構成されてい
る。この給気用ヘツダーダクト57と空調用天井
パネルユニツト47の給気ダクト31とが連通さ
れ、還(排)気用ヘツダーダクト59と空調用天
井パネルユニツト47の還(排)気ダクト33と
が連通されている。
各空調用天井パネルユニツト47は、給気ダク
ト31同士及び還(排)気ダクト33同士をそれ
ぞれ連通するように連結され、吊下部材61によ
り吊り下げられて固定されている。
このようなシステム天井49では、空調機53
から供給された空調空気は、給気用ヘツダーダク
ト57を介して各空調用天井パネルユニツト47
の給気ダクト31に供給され、連結部材35に設
けられたフアン39により、室内に吹き出され
る。
室内に吹き出された空調空気は室内を循環し、
吸込口43から還(排)気ダクト33を介して還
(排)気用ヘツダーダクト59に排気され、室内
の空調を有効に行なうことができる。
しかして、以上のように構成された空調用天井
パネルユニツト47では、給気ダクト31と還
(排)気ダクト33を所定間隔を置いて並列に設
けることにより、単一形状の空調用天井パネルユ
ニツト47を形成したので、多数の空調用天井パ
ネルユニツト47の給気ダクト31同士及び還
(排)気ダクト33同士を連通させるように連結
することにより、システム天井49と空調用のダ
クトとを容易に構築することができる。
又、この空調用天井パネルユニツト47は単一
形状であるため、工場において従来よりも容易に
製造することができ、空調用天井パネルユニツト
47の製造コストを低減することができる。
又、オフイスビル等のシステム天井49を構築
するための設計書を一々見なくても、給気ダクト
31同士及び還(排)気ダクト33同士をそれぞ
れ連通させるように連結することにより、単一形
状の空調用天井パネルユニツト47によりシステ
ム天井49と空調用のダクトを同時に形成するこ
とができ、システム天井49及び空調用のダクト
を従来よりも容易に形成することができる。
さらに、連結部材35には、照明用器具からな
る天井設備機器45が配置されているので、空調
用天井パネルユニツト47によりシステム天井4
9を構築すると同時に、照明用器具設置工事を終
了することができ、天井工事の合理化を従来より
も大幅に促進させることができる。
又、空調用天井パネルユニツト47に空調用ダ
クトを組み込んだので、空調用天井パネルユニツ
ト47の検査を工場において行なうことにより、
空調設備の品質を従来よりも大幅に向上させるこ
とができる。
さらに、給気ダクト31及び還(排)気ダクト
33を矩形偏平形状としたので、従来の別個に空
調用ダクトを設ける場合のように空調用ダクトの
設置スペースを設ける必要がなく、事務室等を構
築するのに必要な所要高さを最小限に抑制するこ
とができると共に、空調用天井パネルユニツト4
7の高さを低く抑えることができ、空調用天井パ
ネルユニツト47の運搬時の取扱を容易とするこ
とができる。
又、フアン39により室内に空調空気を吹き出
すようにしたので、給気ダクト31及び還(排)
気ダクト33の偏平形状を原因とする給気ダクト
31及び還(排)気ダクト33の空気抵抗が増大
しても、又、従来よりも空調機53の送風能力が
小さくても、室内に空調空気を有効に供給するこ
とができる。
さらに、フアン39を可変速モータにより駆動
するようにしたので、室温等の種々の状態に応じ
て、フアン39の送風能力を変化させることがで
き、室内をより快適な状態とすることができる。
尚、上記実施例では、連結部材35には、照明
用器具からなる天井設備機器45を配置した例に
ついて説明したが、本考案は上記実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、連結部材35に、ス
ピーカ、火災感知器、スプリンクラー等の天井設
備機器45を配置しても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
請求項1記載の空調用天井パネルユニツトで
は、給気ダクトと排気ダクトとを所定間隔を置い
て並列に設け、これ等の給気ダクトと排気ダクト
とを連結部材により連結し、この連結部材に給気
ダクトの空気を吹き出すフアンを設けると共に、
排気ダクトに空気を吸い込む吸込口を形成したの
で、多数の空調用天井パネルユニツトの給気ダク
ト同士及び排気ダクト同士をそれぞれ連通させる
ように連結することにより、単一形状の空調用天
井パネルユニツトによりシステム天井と空調用の
ダクトを同時に形成することができる。
請求項2記載の空調用天井パネルユニツトで
は、連結部材に、例えば、照明用器具、スピー
カ、火災感知器、スプリンクラー等の天井設備機
器が配置されると、空調用天井パネルユニツトに
よりシステム天井を構築すると同時に、照明用器
具、スピーカ、火災感知器、スプリンクラー等の
設置を終了することができ、天井工事の合理化を
より促進することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空調用天井パネルユニツ
トを示す斜視図である。第2図は第1図の空調用
天井パネルユニツトを底面から見た状態を示す斜
視図である。第3図は第1図の−線に沿う横
断面図である。第4図は第1図の−線に沿う
横断面図である。第5図は本考案の空調用天井パ
ネルユニツトによりシステム天井を構築した例を
示す平面図である。第6図は第5図の一部を示す
斜視図である。第7図は従来の天井パネルユニツ
トによりシステム天井を構築した例を示す平面図
である。 主要な部分の符号の説明、31……給気ダク
ト、33……還(排)気ダクト、35……連結部
材、39……フアン、43……吸込口、45……
天井設備機器、47……空調用天井パネルユニツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 給気ダクトと排気ダクトとを所定間隔を置い
    て並列に設け、これ等の給気ダクトと排気ダク
    トとを連結部材により連結し、この連結部材に
    前記給気ダクトの空気を吹き出すフアンを設け
    ると共に、前記排気ダクトに空気を吸い込む吸
    込口を形成したことを特徴とする空調用天井パ
    ネルユニツト。 (2) 連結部材には、天井設備機器が配置されてい
    る請求項1記載の空調用天井パネルユニツト。
JP8523988U 1988-06-28 1988-06-28 Expired - Lifetime JPH0522738Y2 (ja)

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JPH026945U JPH026945U (ja) 1990-01-17
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