JPH11230608A - ユニット式建物の通風ダクトの接続構造 - Google Patents

ユニット式建物の通風ダクトの接続構造

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JPH11230608A
JPH11230608A JP3584298A JP3584298A JPH11230608A JP H11230608 A JPH11230608 A JP H11230608A JP 3584298 A JP3584298 A JP 3584298A JP 3584298 A JP3584298 A JP 3584298A JP H11230608 A JPH11230608 A JP H11230608A
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building
unit
ceiling
ventilation
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JP3584298A
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Hirohisa Tokunari
廣久 徳成
Kiyoshi Tomiyasu
清 富安
Soujirou Yamamoto
壮治郎 山本
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Toshiba Corp
Misawa Homes Co Ltd
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Toshiba Corp
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する建物ユニットの隣り合う梁の強度を
低下させることなく充分な風量を確保できるようになる
ユニット式建物の通風ダクトの接続構造を提供する。 【解決手段】 ユニット式建物1を構成するとともに隣
接する建物ユニット3A、3Bの境界近傍を下がり天井
20とし、この下がり天井20と建物ユニット3A、3
Bの天井梁6との隙間B内に通風ダクト36を通したユ
ニット式建物の通風ダクトの接続構造とする。そのた
め、天井梁にダクトの挿通用の孔を開けなくてすみ、こ
れにより、隣接する建物ユニットの隣り合う梁の強度を
低下させることなく充分な風量を確保できるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の建物ユニッ
トを組み合わせて建てられるユニット式建物におけるセ
ントラル空調設備、セントラル換気設備等用の通風ダク
トの接続構造に関する。
【0002】
【背景技術】例えば、セントラル空調設備、セントラル
換気設備が設けられたユニット式建物において、2つ以
上の建物ユニットに跨り各居室に搬送空気(SA:サプ
ライエア)を導く通風ダクトを、各建物ユニットの天井
懐に設ける場合がある。この場合、建物ユニットの梁の
ウェブに予め孔を明けておき、この孔に通風ダクトを挿
通し、隣接する建物ユニットの通風ダクトの端部同士を
接続することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セントラル
空調設備、セントラル換気設備等用の通風ダクトは複数
の居室に搬送空気を送り込む必要があるため、所定の風
量を確保しなければならない。従って、通風ダクトの大
きさがある程度大きくならざるを得ない。しかし、この
ような通風ダクトを通すために梁の孔を大きくすると、
梁の強度が低下するおそれが生じ、一方、梁の強度を確
保するために梁の孔を小さくすると充分な風量を確保で
きないという相反する問題が生じる。
【0004】本発明の目的は、隣接する建物ユニットの
隣り合う梁の強度を低下させることなく充分な風量を確
保できるようになるユニット式建物の通風ダクトの接続
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のユニット式建物の通風ダクトの接続構造は、図面を参
照して説明すると、図1、3に示すように、ユニット式
建物1を構成するとともに隣接する建物ユニット3A、
3Bのそれぞれの天井懐Aに設けられた通風ダクト36
同士を接続するユニット式建物の通風ダクトの接続構造
であって、隣接する建物ユニット3A、3Bの境界近傍
を下がり天井20とするとともに、この下がり天井20
と建物ユニット3A、3Bの骨組みを構成する天井梁6
との隙間B内に通風ダクト36を通したことを特徴とす
るものである。
【0006】以上において、通風ダクトは、所定の風量
を確保できるものであればその形状は問わず、断面円筒
状、扁平状の角パイプ等を利用可能である。また、下が
り天井と天井梁との隙間は通風ダクトが通るだけの寸法
に形成されることが好ましく、この場合、通風ダクト
は、下がり天井と通常の天井部との間でスムーズな通風
となるような緩やかな傾斜となるように配置されるよう
に、下がり天井と通常の天井部との間は緩やかな傾斜の
天井面材で連結されることが好ましい。
【0007】このような本発明では、隣接する建物ユニ
ットの通風ダクト同士は、建物ユニットの境界近傍で建
物ユニットの天井梁と下がり天井との隙間を通るように
なっているので、天井梁にダクトの挿通用の孔を開けな
くてすみ、これにより、隣接する建物ユニットの隣り合
う梁の強度を低下させることなく充分な風量を確保でき
るようになる。
【0008】本発明の請求項2に記載のユニット式建物
の通風ダクトの接続構造は、図1、4に示すように、請
求項1に記載のユニット式建物の通風ダクトの接続構造
における下がり天井20の部位の通風ダクト36を、隣
接する建物ユニット3A、3Bの隣り合う天井梁6の少
なくともいずれかに設けられた配管サポート24により
支持したことを特徴とするものである。このような本発
明では、下がり天井と天井梁との隙間に通された通風ダ
クトが配管サポートにより支持されているので、通風状
態でも下がり天井部で振動したりすることがなく、これ
により、安定したダクトの接続構造となる。
【0009】本発明の請求項3に記載のユニット式建物
の通風ダクトの接続構造は、図1、4に示すように、ユ
ニット式建物1を構成するとともに隣接する建物ユニッ
ト3A、3Bのそれぞれの天井懐Aに設けられた通風ダ
クト同士を接続するユニット式建物の通風ダクトの接続
構造であって、隣接する建物ユニット3A、3Bの境界
における当該建物ユニット3A、3Bの骨組みを構成す
る天井梁6の下方に配管用チャンバ40を設け、この配
管用チャンバ40を介して各建物ユニット3A、3Bの
通風ダクト36同士を接続したことを特徴とするもので
ある。
【0010】以上において、配管用チャンバの形状は直
方体状の箱型または丸形等どのような形状でもよい。こ
のような本発明では、隣接する建物ユニットの通風ダク
ト同士は、建物ユニットの境界近傍で、建物ユニットの
天井梁の下方に設けられた配管用チャンバによって接続
されるので、天井梁にダクトの挿通用の孔を開けなくて
すみ、これにより、隣接する建物ユニットの隣り合う梁
の強度を低下させることなく充分な風量を確保できるよ
うになる。
【0011】本発明の請求項4に記載のユニット式建物
の通風ダクトの接続構造は、図1、5に示すように、ユ
ニット式建物1を構成するとともに隣接する建物ユニッ
ト2B、2Cのそれぞれの天井懐Aに設けられた通風ダ
クト36同士を接続するユニット式建物の通風ダクトの
接続構造であって、隣接する建物ユニット2B、2Cの
境界における当該建物ユニット2B、2Cの骨組みを構
成する床梁7の上面に配管用チャンバ41を設け、この
配管用チャンバ41を介して各建物ユニット2B、2C
の通風ダクト36同士を接続したことを特徴とするもの
である。
【0012】以上において、配管用チャンバの形状は直
方体状の箱型または丸形等どのような形状でもよい。こ
のような本発明では、隣接する建物ユニットの通風ダク
ト同士は、建物ユニットの境界近傍で、建物ユニットの
床梁の上面に設けられた配管用チャンバによって接続さ
れるので、下階建物ユニットの天井梁にダクトの挿通用
の孔を開けなくてすみ、これにより、隣接する建物ユニ
ットの隣り合う梁の強度を低下させることなく充分な風
量を確保できるようになる。
【0013】本発明の請求項5に記載のユニット式建物
の通風ダクトの接続構造は、図1、4、5に示すよう
に、請求項3または4に記載のユニット式建物1の通風
ダクトの接続構造における配管用チャンバ40、41
を、隣接する建物ユニット2B、2Cおよび3B、3C
同士の内壁13で形成されるダブルグリッド壁25内に
収納したことを特徴とするものである。このような本発
明では、配管用チャンバが、隣接する建物ユニット同士
の内壁で形成されるダブルグリッド壁内に収納されてい
て室内から隠れているので、室内の美観を損なうことが
ない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態
のユニット式建物1は、複数の下階建物ユニット2、こ
れらの下階建物ユニット2の上に載置される複数の上階
建物ユニット3、およびこれらの上階建物ユニット3の
上部に取り付けられる屋根4を備えて構成されている。
【0015】上下階建物ユニット3、2は、図2に示す
ように、四隅に立設される4本の柱5と、これらの柱5
の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の天井
梁6、床梁7を有する骨組み8を備えてほぼ箱形に形成
されている。なお、天井梁6のうち長辺梁間には複数本
の天井小梁9が所定間隔で架けわたされ、床梁7のうち
長辺梁間には複数本の根太10が所定間隔で架けわたさ
れている。さらに、このような骨組み8には、天井面材
11や床面材12、図1に示すように、内壁13、外壁
14等が取り付けられている。
【0016】例えば居間等の居室50を構成する上階建
物ユニット3A、3Bの境界近傍の天井は下がり天井部
20となっており、この下がり天井部20に、上階建物
ユニット3A、3Bのそれぞれの天井懐Aに配置された
セントラル空調設備30用の通風ダクト36が通されて
いる。図3に示すように、セントラル空調設備30は、
全熱交換機31と室内空調ユニット32、これら31、
32を連結する連結ダクト33および通風ダクト36を
備えて構成されており、本実施形態では、通風ダクト3
6は所定高さと所定幅寸法の扁平形状のものが使用され
ている。また、通風ダクト36の先端部には吹き出し口
45が設けられている。
【0017】ユニット式建物1の下がり天井部20は、
上階建物ユニット3A、3Bの天井面材11より低い高
さに形成され、上記天井面材11と平行なダクト用天井
面材21を含み構成されている。このダクト用天井面材
21と建物ユニット3A、3Bの天井面材11との間に
は、緩やかな傾斜となった傾斜天井面材22が架けわた
されている。ダクト用天井面材21は正方形状に形成さ
れており、従って、傾斜天井面材22は4枚の台形状に
形成された部材となっている。
【0018】ダクト用天井面材21および傾斜天井面材
22は、上階建物ユニット3A、3Bの天井小梁9に取
り付けられた支持部材23に張り付けられるようになっ
ている。従って、支持部材23の下面は、一部傾斜とな
っている。そして、このような各上階建物ユニット3
A、3Bの天井梁6と下がり天井部20との隙間Bは、
通風ダクト36が通るような寸法に設定されている。通
風ダクト36は、このような隙間B内を緩やかなカーブ
となって通され、各天井梁6に設けられた配管サポート
24によって水平な部分を支持されている。
【0019】また、図1、4に示すように、上階建物ユ
ニット3B、3Cの間には、それぞれの建物ユニット3
B、3Cの内壁13により構成されるダブルグリッド壁
25が設けられ、このダブルグリッド壁25内、かつ、
建物ユニット3B、3Cのそれぞれの天井梁6の下方に
は吊り下げタイプの配管用チャンバ40が設けられ、こ
のチャンバ40を介して上階建物ユニット3B、3Cの
通風ダクト36が接続されている。
【0020】チャンバ40は、消音や空気の混合の目的
の他に通風ダクト36同士を接続させるために設けら
れ、ダクト36より大きな外形の箱状に形成されてい
る。そして、このようなチャンバ40は、図示しないフ
ランジ部を有し、このフランジ部を天井小梁9等に取り
付けられた取り付け部材27に釘打ち等で固定すること
により吊り下げ支持された状態となっている。このよう
なチャンバ40の上面にはダクト接続口37が設けら
れ、このダクト接続口37に上階建物ユニット3B、3
Cから伸びる各通風ダクト36の端部が接続されるよう
になっている。
【0021】さらに、上階建物ユニット3B、3Cのダ
ブルグリッド壁25内、かつ、建物ユニット3B、3C
のそれぞれの床梁7の上面には、取付台28を介して据
え置きタイプの配管用チャンバ41が設けられ、このチ
ャンバ41には下階建物ユニット2B、2Cの天井懐A
に配置された通風ダクト36同士が接続されている。こ
の配管用チャンバ41は、2つの建物ユニット3B、3
Cの床面材12の上に跨って、かつ、上述のように取付
台28を介して載せられ、床根太10等に釘打ち等で取
り付けられるようになっている。そして、このようなチ
ャンバ41の下面にはダクト接続口38が設けられ、こ
のダクト接続口38に下階建物ユニット2B、2Cの天
井懐Aから伸びる各ダクト36が接続されるようになっ
ている。
【0022】図1に示すように、下階建物ユニット2A
で形成される居室51は、例えば洗面、浴室等とされ、
その天井面の高さが前記居室50および隣り合う居室5
3に比べて所定寸法低くなっている。このような居室5
1の天井面材52は、下面を下方に延ばした天井小梁
9’の下面に取り付けられるようになっている。
【0023】このような建物ユニット2A、2Bのダブ
ルグリッド壁25内には、チャンバ42が設けられてい
る。このチャンバ42は、建物ユニット2A、2Bの短
辺側の両側面にそれぞれダクト接続口39A、39Bを
有するタイプであり、建物ユニット2Bの天井梁6に図
示しないブラケット等を介して固定されており、かつ、
ダブルグリッド壁25内に収容されている。このチャン
バ42の下端は天井面材52の高さ位置とほぼ同じ位置
に配置され、上端は建物ユニット2Bの天井梁6の上端
面を越えない高さ寸法となっている。そして、このよう
なチャンバ42の接続口39Aには建物ユニット2Aの
通風ダクト36が接続され、接続口39Bには建物ユニ
ット2Bの通風ダクト36が接続されている。
【0024】次に、本実施形態の作用を説明する。予め
工場で、全熱交換機31、空調室内ユニット32、通風
ダクト36を取り付けた各建物ユニット2A、2B等
を、現場で所定位置に配置してユニット式建物1を建て
る。
【0025】通風ダクト36は、1つの建物ユニット2
A等内に配置できる部分のみを予め取り付けておく。隣
接する建物ユニット3A、3Bの境界近傍における下が
り天井部20のダクト36の接続は、例えば一方の建物
ユニット3Aに、他方の建物ユニット3B側に接続する
ダクト36の端部を仮止めしておき、現場において各建
物ユニット3A、3B等を組み合わせた後、仮止めして
あるダクト36を外して天井梁6の下方と下がり天井部
20との隙間Bに通すとともに、他方の建物ユニット3
B側に延ばす。その後、予め天井梁6に取り付けてある
支持部材23にダクト用天井面材21と傾斜天井面材2
2とを取り付けて下がり天井部20を形成する。
【0026】隣接する建物ユニット3B、3Cの天井梁
6の下方にチャンバ40を取り付ける場合は、現場にお
いて各建物ユニット3B、3C等を組み合わせた後、隣
接する建物ユニット3B、3Cのダブルグリッド壁25
内にチャンバ40を収納させるとともに、チャンバ40
を支持部材23等に釘打ち等によって取り付ける。その
後、チャンバ40のダクト接続口37に隣接する建物ユ
ニット3B、3C等のそれぞれの通風ダクト36の一端
部を接続する。
【0027】隣接する建物ユニット3B、3Cの床梁7
の上面にチャンバ41を取り付ける場合は、現場におい
て各建物ユニット3B、3Cを組み合わせた後、隣接す
る建物ユニット3B、3Cのダブルグリッド壁25内に
チャンバ41を収納させるとともに、チャンバ41を取
付台28を介して床面材12の上に載せ、取付台28を
床根太10等に釘打ち等によって取り付ける。その後、
チャンバ41のダクト接続口38に隣接する建物ユニッ
ト3B、3Cのそれぞれの通風ダクト36の一端部を接
続する。
【0028】天井の高さの異なる建物ユニット2A、2
Bの境界近傍にチャンバ42を取り付ける場合は、予め
工場において、チャンバ42を内壁13の裏側に図示し
ないブラケットで建物ユニット2Bの上梁6に取り付け
ておく。現場においては、各建物ユニット2A、2Bを
組み合わせた後、チャンバ42のダクト接続口39A
に、建物ユニット2Aの通風ダクト36の一端部を接続
する。
【0029】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 隣接する建物ユニット2A、2B等の通風ダクト36
同士は、建物ユニット2A、2B等の境界近傍で建物ユ
ニット2A、2B等の天井梁6と下がり天井部20との
隙間Bを通るようになっているので、天井梁6に通風ダ
クト36を挿通させるための孔を開けなくてすみ、これ
により、隣接する建物ユニット2A、2B等の隣り合う
梁6、6の強度を低下させることなく充分な風量を確保
できるようになる。
【0030】下がり天井部20と天井梁6との隙間B
に通された通風ダクト36が配管サポート24により支
持されているので、通風状態でも下がり天井部20で振
動したりすることがなく、これにより、安定したダクト
の接続構造となる。 隣接する建物ユニット3B、3C等の通風ダクト36
同士は、建物ユニット3B、3C等の境界近傍で、建物
ユニット3B、3C等の天井梁6の下方に設けられた配
管用チャンバ40によって接続されるので、天井梁6に
ダクト36を挿通させるための孔を開けなくてすみ、こ
れにより、隣接する建物ユニット2B、2C等の隣り合
う梁6、6の強度を低下させることなく充分な風量を確
保できるようになる。
【0031】隣接する建物ユニット2B、2Cの天井
懐に配置された通風ダクト36同士は、建物ユニット2
B、2Cの境界近傍で、建物ユニット2B、2Cの床梁
7の上面に設けられた配管用チャンバ41によって接続
されるので、下階建物ユニット2B、2Cの天井梁6に
ダクト36の挿通用の孔を開けなくてすみ、これによ
り、隣接する建物ユニット2B、2Cの隣り合う梁6、
6の強度を低下させることなく充分な風量を確保できる
ようになる。 配管用チャンバ40〜42は、隣接する建物ユニット
3B、3C等同士のダブルグリッド壁25内に収納され
ていて室内から隠れているので、室内の美観を損なうこ
とがない。
【0032】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次に示すような変形形態でもよいものである。すな
わち、前記実施形態では下がり天井部を、通風ダクトが
通る部位だけを平面四角形状に形成したが、これに限ら
ず、図3に示す断面の形状を図と直交する方向に連続す
る下がり天井部としてもよい。そして、このような変形
形態でも前記〜と同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のユニッ
ト式建物の通風ダクトの接続構造によれば、隣接する建
物ユニットの通風ダクト同士が、建物ユニットの境界近
傍で建物ユニットの天井梁と下がり天井との隙間を通る
ようになっているので、天井梁にダクトの挿通用の孔を
開けなくてすみ、これにより、隣接する建物ユニットの
隣り合う梁の強度を低下させることなく充分な風量を確
保できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るユニット式建物を示
す全体縦断面図である。
【図2】本実施形態のユニット式建物を構成する建物ユ
ニットの骨組みを示す全体斜視図である。
【図3】本実施形態の下がり天井部の通風ダクトの構造
を示す縦断面図である。
【図4】本実施形態の天井梁の下方に設けられたチャン
バと通風ダクトとの構造を示す縦断面図である。
【図5】本実施形態の床梁の上方に設けられたチャンバ
と通風ダクトとの構造を示す縦断面図である。
【図6】本実施形態の天応高さの異なる建物ユニット間
に設けられたチャンバと通風ダクトとの構造を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 2、3 建物ユニット 6 天井梁 7 床梁 11 天井面材 12 床面材 13 内壁 20 下がり天井部 25 ダブルグリッド壁 30 セントラル空調設備 32 室内空調ユニット 36 通風ダクト 37、38 ダクト接続口 39A、39B ダクト接続口 40〜42 チャンバ 45 吹き出し口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 壮治郎 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット式建物を構成するとともに隣接
    する建物ユニットのそれぞれの天井懐に設けられた通風
    ダクト同士を接続するユニット式建物の通風ダクトの接
    続構造であって、前記隣接する建物ユニットの境界近傍
    を下がり天井とするとともに、この下がり天井と前記建
    物ユニットの骨組みを構成する天井梁との隙間内に前記
    通風ダクトを通したことを特徴とするユニット式建物の
    通風ダクトの接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット式建物の通風
    ダクトの接続構造において、前記下がり天井の部位の前
    記通風ダクトは、前記隣接する建物ユニットの隣り合う
    天井梁の少なくともいずれかに設けられた配管サポート
    により支持されていることを特徴とするユニット式建物
    の通風ダクトの接続構造。
  3. 【請求項3】 ユニット式建物を構成するとともに隣接
    する建物ユニットのそれぞれの天井懐に設けられた通風
    ダクト同士を接続するユニット式建物の通風ダクトの接
    続構造であって、前記隣接する建物ユニットの境界にお
    ける当該建物ユニットの骨組みを構成する天井梁の下方
    に配管用チャンバを設け、この配管用チャンバを介して
    前記各建物ユニットの通風ダクト同士を接続したことを
    特徴とするユニット式建物の通風ダクトの接続構造。
  4. 【請求項4】 ユニット式建物を構成するとともに隣接
    する建物ユニットのそれぞれの天井懐に設けられた通風
    ダクト同士を接続するユニット式建物の通風ダクトの接
    続構造であって、前記隣接する建物ユニットの境界にお
    ける当該建物ユニットの骨組みを構成する床梁の上面に
    配管用チャンバを設け、この配管用チャンバを介して前
    記各建物ユニットの通風ダクト同士を接続したことを特
    徴とするユニット式建物の通風ダクトの接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載のユニット式建
    物の通風ダクトの接続構造において、前記配管用チャン
    バは、前記隣接する建物ユニット同士の内壁で形成され
    るダブルグリッド壁内に収納されていることを特徴とす
    るユニット式建物の通風ダクトの接続構造。
JP3584298A 1998-02-18 1998-02-18 ユニット式建物の通風ダクトの接続構造 Withdrawn JPH11230608A (ja)

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