JPS63122016A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明はメタルテープと称される塗布型の磁気記録媒体
に係り、特監：強磁性金属磁性粉末の分散性が良好で磁
性層の表面平滑性（二優れ、磁気ヘッドとの摩擦係数が
低く走行性が良好で、かつ耐摩耗性ζ；優れた磁気テー
プ、磁気ディスク等の磁気記録媒体ζ；関するものであ
る。

口）従来／）技＃丁 この種磁気記録媒体は１通常強磁性粉末、バインダ潤滑
剤等の添加剤、有機溶剤からなる磁性層し 料をポリエチレンテレフふ一ト（ｐｍ’ｒ）フィルム等
の非磁性基板上Ｃ：均一（二塗布した後、配回。

乾燥、カレンブリングの処理を経て製造される。

最近では、磁気記録密度の向上を計るため（−１強磁性
粉末として従来の酸化鉄系磁性粉に１えて。

飽和磁化及び保磁力が高い強磁性金属粉末を用いている
。

強磁性金属粉末を含む磁性層を形成した磁気記録媒体に
は記録密度の向上を計るために記録波長の短い高周波信
号が記録されるが、その結果、再生出力が低下すること
を避けられない。斯る出力の低下を防ぐため（＝はヘッ
ドとのスペーシングロスをより小さくシ、テープからの
信号を無駄なく　　　　−読み取ることが必要である。

このため、磁性層面Ｃ；は従来のテープ以上Ｉ：より厳
しい表面平滑性が要求される。しかし１表面の平滑化に
伴ない磁気ヘッドとテープとの接触面積が欠きくなるの
で、摩擦係数が大きくなり、安定な走行性の確保を難し
くするとともＩ：、耐摩耗性Ｃ；も欠けたものとなる。

通常磁気記録媒体の走行安定性を良好なものとするため
Ｃ二は媒体へ滑性を付与する必要があり、一般Ｃ二は磁
性塗料調整時に潤滑剤を添加するか。

もしくは滑性成分自身からなる被膜、いわゆるトップコ
ート層を設けてこれ舊：対応する。潤滑剤を添加する場
合１表面に移行して初めて本来の目的を達成するもので
あり、この移行現象はバインダとの相溶性など両者の相
互作用（二影響される。従来、磁気記録媒体（二側用さ
れてきた潤滑剤として脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸
アミド、シリコンオイル、含フツ素化合物等がある。例
えば公開朗 特許公報５８−１３０４３５号公報（０１１Ｂ５八 ／７０］では脂肪酸と脂肪酸エステルの併合樹脂が提案
されている。これらの潤滑剤は従来の磁気記録媒体の場
合、十分効果が得られた。しかしながら非常；二平滑な
塗膜の場合には上記の潤滑剤では不十分である。特に強
磁性金属粉末を用いた磁気テープでは、摩擦係数を十分
に低下させ安定な走行性を確保するためＣユは、多量の
１，１滑剤を添加する必要があり、又、これ（二より表
面性の悪化や塗膜強度の劣化など塗膜物性面での弊害が
起こりやすい。一方トツブコート１偶を設けることＣ二
より摩擦係数は十分に低下し得るが、ドロップアクトの
増加要因にもなり、製造プロセスの工程数増加などコス
ト面でも問題が生じる。

一方バインダも潤滑剤と同様（二定行系Ｃ二対する影響
は大きい。一般１：使用されるバインダ、例え素 ばビニル系樹脂、繊維層樹脂、エポキシポリウレタンな
どの架橋性樹脂等、及びそれらの混合系９１１朗 えは公開特許公報５７−１！＋５４２８０号公報（八 ０１１　Ｂ５／７０　）では磁性粉の分散性磁気特性。

経年安定性（：対する効果は認められているが、塗膜に
したときの自己潤滑性、耐摩耗性という面では、いまだ
不十分である。

また耐摩耗性を改善するためＣ二従米からα″″Ａｊ２
Ｑ３，０ｒ２０５．α−Ｆｅ２０３７！’どの非磁性粉
末を磁性層中に混入させることが行なわれているが、こ
れらは磁性層中での分散性が悪いため、耐摩耗性を向上
する半面、磁性層表面が荒れ。

電磁変換特性も劣化するなどの難点がある。従ってこれ
らの非磁性粉末のみで耐摩耗性を改善するシュは無理が
あり、潤滑剤、バインダー、との相互作用が重要である
。

し匂　発明が解決しようとする問題点 本発明は上述の従来例の欠点に鑑み、磁性塗料中の磁性
粉の分散性が向上すると共遮二、摩擦係数が低く良好な
走行性を有し、また耐摩耗性を改善した磁気記録媒体を
得ることを目的とするものである。

に）問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するため（：フッ素変性シリコンと
ポリワレタンとの共重合体を生成分とするバインダ及び
添加剤を強磁性金属粉末と共に有機溶剤中Ｃ二溶解させ
て製造した磁性塗料を非磁性支持体上（二塗布すること
により、磁気記録媒体を作シリコンとポリウレタンを共
重合させることにより自己潤滑性を有するポリウレタン
が合成できこれらから成る磁気記録媒体は安定した走行
性を示す。このシリコンーボリクレタン共重合体もシリ
コンオイルと同じく、潤滑性を増すため【二７ツ素等で
変性したものがよい。

ポリウレタンバインダはポリオールを鎖長延長剤である
ジオールとジイソシアネートで架橋、高分子化したもの
である。シリコンと共重合可能なポリウレタンのポリオ
ール成分としてはインシアネートと反応するヒドロキシ
ル基を末端Ｃ二有するポリエステルポリオールまたはポ
リエーテルポリオールがある。ポリエステルポリオール
は有機多塩基酸とポリオールの重縮合反応によって合成
されるが酸成分としてはアジピン酸、マレイン酸などの
ジカルボン酸や、フタル酸などの芳香族カルボン酸等が
、ポリオール成分としてはエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ネオペンチルグリコールなどが用い
られる。

その他のポリエステルポリオールとしてポリカー、ｌ？
＄−）ポリオールはＤｅｓｍｏｐｈｅｎ　’ＩＱ’ＩＱ
（Ｂａｙｅｒ）の商品名で上布されており、耐熱性。

耐水性、特に強靭性、耐衝撃性（機械的強度）が優れて
おり塗膜強度の向上全期待する場合に有効なポリウレタ
ン（二なると考えら勿る。ボリエーテルボリオールはエ
チレンオキサイドやプロピレンオキサイドなどのアルキ
レンオキサイドを開環重合するか多価アルコール：二付
却して生成できる。

以上のポリボールをトルイレンジイソシアネート（ＴＤ
Ｉ　）、４−４’−ジフェニルメタンジイソシアネート
（ＭＩ）Ｉ）、キシリレンジイソシアネート等の芳香族
ジイソシアネートやヘキナメチレンジイソシアネート等
の脂肪酸イソシアネート等とウレタン結合させること（
−よりポリエステルポリウレタン、及びポリエステルポ
リウレタンが生成でき、いずれもシリコーンと共重合可
能である。

一方、オルガノポリシロキチンいわゆるシリコンについ
てはフッ素基、具体的（−はトリフロロアルキル基を分
子内Ｃ二有するものが表面エネルギーが低く滑性が向上
するため望ましい。。

（へ）実施例 本発明で使用する強磁性粉末としては、Ｆθ粉末、Ｆｅ
−Ｎｉ粉末　ｌＦｅ−００？Ｎｉ粉末ナトが挙げられる
。

本発明の磁気記録媒体の磁性塗料Ｃ二用いられるパ（７
ダは、シリコン−ポリウレタン共重合体樹脂を生成分と
する。この共重合体樹脂の一般式は次の如く表わされる
。

上式において、１１は炭素数５〜２０の飽和又は不飽和
の炭化水素基、Ｒ２，Ｒ５も同じく炭化水素基である。

ｎは３〜１０の整数、Ｉ！は１００〜１０００の整数１
ｍは１０〜１００の整数である。

次に上述のシリコン−ポリウレタン共重合体の合成法に
ついて述べる。まず、重金属の塩、特に銀、水銀、銅の
塩などの触媒の存在下でトリフロロアルキル基を宵する
フロロシランと脂肪酸Ｒ１ＱＯＯ！（を次式（：従って
求核置換反応させ、シリコンを生成する。

ｌ１１１　Ｃｏｏは艮好な求核試薬であり、又、Ｏｒは
離脱性が強く置換されやすいため、この置換反応は容易
Ｃ−進行する。（１）式における反応生成物０Ｈ３８１
（ＯＯＯＲｌ　）２（ＯＨ２）ｎＯＦｌｌはシリコンオ
イルそのものである。次（；この樹脂のカルボニル基Ｃ
：ポリウレタンを付加させて高分子化し共重合体として
生成させる。

ＦｉＳ コ この反応では、シリコンのカルボニル−Ｍ（”Ｃ＝＝０
）が酸素が負、炭素が正となった双杓性の共鳴構造をと
るため、ワレタンの末端基、例えばカルボキシル基、ヒ
ドロキＶル基、イソシアネート基などがシリコンのカル
ボニル炭素原子に容易（＝付加し、それが高分子化して
共重合体樹脂と成る。

バインダの総樹脂筐は金属磁性粉の々ｉｄ＋二対して２
０乃至４０重像部、そのうちソリコンーボリクレタンの
共重合体の含有量は３０乃至７０重ｆｆ１％であること
が望ましい。

また上述のシリコンーボリクレタン共重合体Ｃ：加えて
、ビニル系の樹脂や繊維系の樹脂を併用することによっ
て、磁性塗料中の磁性金属粉の分散性と磁気記録媒体の
耐久性を向上させることが出来る。

有機溶剤としてはトルエン、メチルエチルケトン、酢酸
エチル、シクロヘキサノンなどが単独または二種以上混
合して使用される。又、各種添加剤１例えば分散剤、研
磨材、帯電防止剤などを目的に応じて適宜ｇ二添加使用
することが出来る。潤滑剤についてはシリコン−ポリウ
レタン共重合体自身が潤滑性を有しているため飯添加で
も可成り良好な走行性能を確保できるが、より安定した
走行性を期するためＩ：は分散性を劣化しない範囲で潤
滑剤を少量添加する万がよい。

実施態様の磁性塗料の組成は以下の如くである。

強磁性金属粉末（Ｆｉｌ）　　　　１００重量部分散剤
　　　　　　　　　　　　　２前置部塩化ヒニル、酢酸
ビニル、ビニルアルコール共重合体　　　　　　　　　
　　１５重量部シリコンーボリクレタン共重合体（ポリ
ウレタン成分はフタル酸とトリレンジイソシアネート（
ＴＤＩ）との反応生成物、シリコン成分は前述の構造式
（１）の左部で表わされるもの、即ち。

Ｆｉ５ 但し　Ｒ１は（ＯＨ２）１２０Ｈ３である。）１０重量
部 シリコンオイル　　　　　　　　　１重１部硬化剤　　
　　　　　　　　　　　６重量部トルエン　　　　　　
　　　　１００重量部メチルエチルケトン　　　　　１
００重量部シクロへキナノン　　　　　　　５０重量部
以上の組成物をサンドグラインダで５時間混合分散して
磁性塗布液を調整した。得られた塗布液を厚さ１４．５
μｍのＰＩＴ（ポリエチレンテレフレ タ４−ト）フィルム上に乾燥膜厚が約４μｍとなるよう
Ｃ二塗布、乾燥１表面処理を行なった後、所定の幅Ｃ二
裁断して磁気テープを作った。

比較例（１］ 実施例Ｃ二おける磁性塗料の組成（−おいてシリコン−
ポリウレタン共重合体の代わり１ユ、シリコーンを共重
合していないポリウレタンを用いる以外は実施例と同様
（二して磁気テープ２得た。尚、ポリウレタン成分は実
施例と同じである。

比較例（２） 実施例における磁性塗料の組成（：おいて潤滑剤シリコ
ンオイルを除外する以外は実施例と同様Ｃ二して磁気テ
ープを得た。

本発明の実施例の効果を確認するためＣ二、−実施態様
の磁気テープと比較例の磁気テープ（一ついて塗膜耐久
性、ＪＩ擦係数を求めた。次表はその結果を示すもので
ある。尚、耐久性１：ついては標準的な８１１＠ビデオ
デツキを使用し、スチル再生画像の持続時間を目安とし
、摩擦係数は２５℃、８０％ＲＨの環境条件下で測定し
た。

（ト）効　果 上表からも明らかな如くシリコン−ポリウレタン共重合
体をバインダとする磁気テープは耐摩耗性（：富み、摩
擦係数も低く安定した走行特性を有すること、及び、更
にシリコンオイルを少量添加することＣ二より以上の効
果がより顕著に現われる。

手続補正書（自発） 昭和６２年１　月　２１日 １、事件の表示 昭和６１年特許願第２６８０２９号 λ発明の名称 磁気記録媒体 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名称　（ｉｓａ）三洋電機株式会社 ４、代　理　人 住所　守口市京阪本通２丁目１８番地 ５、補正の対象 「発明の詳細な説明」の欄 ６、補正の内容 明細書を下記の正誤表に従って補正する。

記

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）強磁性金属粉末を、フッ素変性シリコンとポリウ
   レタンとの共重合体樹脂を生成分とするバインダ及び添
   加剤と共に有機溶剤に溶解した磁性塗料を、非磁性支持
   体上に塗布した磁気記録媒体。