JPS61230621A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS61230621A
JPS61230621A JP60072186A JP7218685A JPS61230621A JP S61230621 A JPS61230621 A JP S61230621A JP 60072186 A JP60072186 A JP 60072186A JP 7218685 A JP7218685 A JP 7218685A JP S61230621 A JPS61230621 A JP S61230621A
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acid
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Toru Shimozawa
下沢 徹
Shigeyo Miyamori
宮森 薫代
Masaharu Nishimatsu
西松 正治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
■ 発明の背景 技術分野 本発明は、磁気記録媒体に関し、特に高密度化が可能な
磁気記録媒体に関する。 先行技術とその問題点 近年、磁気記録媒体において記録の高密度化が要求され
てきている。 しかし、従来広く使用されてきた磁化の
方向が記録媒体の面内にある面内磁気記録方式では相互
に磁化が反発し合い、一定置上の高密度化は不可能とな
る。 そこで、磁化の方向が記録媒体の面に垂直である
ため磁化の反発がない垂直磁気記録方式が注目されてき
ている。 この方式にはCo−Crスパッタ膜を記録膜
とするものやバリウムフェライト等の磁性粒子を用いて
塗布型の記録層を形成するものが提案されている。 塗布型の記録層を形成する際には、垂直配向が行ない易
いとの理由から六方晶系の板状のバリウムフェライトな
どがよく用いられており、特開昭57−58246号、
同57−58240号、同57−212623号、同5
8−6526号、同58−222446号、同59−9
6532号等に開示されている。 このような垂直磁気記録方式では用いる磁性粒子の大き
さ、粒度分布、塗膜の表面粗度などといった因子が垂直
配向度や記録再生時のノイズ等の磁気記録媒体としての
特性に深く関わっていると考えられており、上記の特許
文献においても様々な改良が試みられている。 しかし、まだ十分とはいえず、磁性粒子も含めて磁性層
についての一層の改良が望まれている。 ■ 発明の目的 本発明の目的は、垂直配向度が改良された磁性層を有し
、電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を提供することに
ある。 ■ 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。 すなわち本発明は平均粒径0.17Lm以下、板状比6
以上の板状磁性粉とバインダーとを含有する磁性層を支
持体上に有することを特徴とする磁気記録媒体である。 ■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。 本発明の磁気記録媒体は下記のような磁性粉とバインダ
ーとを含有する磁性層を有する。 この磁性層表面の表面粗度R2D=0.08に鵬以下で
あり、特にR20=0.06.腸以下であることが好ま
しい。 R20が0.08gmをこえると、表面粗度が悪くなっ
てヘッドタッチが悪くなり、C/N比が悪化するからで
ある。 磁性粉は、好ましくは六角板状のバリウムフェライト系
のものであり、電磁変換特性上、平均粒径が0.1ル腸
以下、特に0.02〜0.0BpL腸、平均厚みが0.
017終鳳以下、特に0.001〜0.014pL■、
さらに□はo、oot〜0 、010 p、mのものが
好ましい。 板状比は6以上、特に7以上、さらには8以上であるも
のが好ましい。この場合、板状比の上限値には特に制限
はないが、通常、30以下である。 ここで、平均粒径とは、電子顕微鏡写真(SEM)によ
って、例えば六方晶系のバリウムフェライト粒子の断面
50個程度を観察し、粒径についての測定値を平均にし
たものである。 平均厚みも電子顕微鏡写真による測定値の平均である。  また板状比とは平均粒径/平均厚みの値である。 平均粒径が0.1JLmをこえるとC/N比が悪くなり
、また、厚みが0.017JL■をこえると板状比が6
未満となり、垂直配向度が悪くなるからである。 バリウムフェライトとしては、B a F e 120
19等の六方晶バリウムフェライトやバリウムフェライ
トのBa、Feの一部をCa、Sr。 Pb、Co、Ni、Ti、Cr、Zn、In、Mn、C
u、Ge、Nb、その他の金属で置換したもの等が挙げ
られる。 これらは併用してもよい。 バリウムフェライト等の製法としては、セラミック法、
共沈−焼成法、水熱合成法、フラ→クス法、ガラス結晶
化法、アルコキシド法、プラズマジェット法等があり、
本発明ではいずれの方法を用いてもよい、 これらの方
法の詳細については小池吉康、久保修共著“セラミック
ス18 (1983)No、10”などを参照すること
ができる。 バインダーは放射線硬化型化合物を硬化したものを用い
ることが好ましい。 放射線硬化性化合物の具体例としては、ラジカル重合性
を有する不飽和二重結合を示すアクリル酸、メタクリル
酸、あるいはそれらのエステル化合物のようなアクリル
系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系二重
結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和結合等
の放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可
塑性樹脂の分子中に含有または導入した樹脂である。 
その他放射線照射により架橋重合する不飽和二重結合を
有する化合物であれば用いることができる。 放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可塑
性樹脂の分子中に含有する樹脂としては次の様な不飽和
ポリエステル樹脂がある。 分子鎖中に放射線硬化性不飽和二重結合を含有するポリ
エステル化合物、例えば下記(2)の多塩基酸と多価ア
ルコールのエステル結合から成る飽和ポリエステル樹脂
で多塩基酸の一部をマレイン酸とした放射線硬化性不飽
和二重結合を含有する不飽和ポリエステル樹脂を挙げる
ことができる。 放射線硬化性不飽和ポリエステル樹脂
は多塩基酸成分1種以上と多価アルコール成分1程以J
:にマレイン酸、フマル酸等を加え常法、すなわち触媒
の存在下で、180〜200℃、窒素雰囲気下、脱水あ
るいは脱アルコール反応の後、240〜280℃まで昇
温し、0.5〜1mmHHの減圧下、縮合反応により得
ることができる。 マレイン酸やフマル酸等の含有量は
、製造時の架橋、放射線硬化性等から酸成分中1〜40
モル%、好ましくは10〜30モル%である。 放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、次のようなものを挙げることができる。 (1)塩化ビニール系共重合体 塩化ビニール−酢酸ビ千−ルービニールアルコール共重
合体、塩化ビニール−ビニールアルコール共重合体、塩
化ビニール−ビニールアルコール−プロピオン酸ビニー
ル共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−マレイン酸
共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニルアルコ
ール−マレイン酸共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニー
ル−末端OH側鎖アルキル基共重合体、例えばUCC社
製VROH1VYNC1VYEGX、VERR,VYE
S、YMCA、VAGH等が挙げられ、このものにアク
リル系二重結合、マレイン酸系二重結合、アリル系二重
結合を導入して放射線感応変性を行う。 (2)飽和ポリエステル樹脂 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバシン酸のような飽和多塩基酸と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、1.2プロピレングリコール、
1.3ブタンジオール、ジプロピレングリコール、l。 4ブタンジオール、1.6ヘキサンジオール、ペンタエ
リスリット、ソルビトール、グリセリン、ネオペンチル
グリコール、1.4シクロヘキサンジメタツールのよう
な多価、アルコールとのエステル結合により得られる飽
和ポリエステル樹脂またはこれらのポリエステル樹脂を
SO3Na等で変性した樹脂(例えばバイロン53S)
が例として挙げられ、これらも放射線感応変性を行う。 (3)ポリビニルアルコール系樹脂 ポリビニルアルコール、ブチラール樹脂、アセタール樹
脂、ホルマール樹脂およびこれらの成分の共重合体で、
これら樹脂中に含まれる水酸基に対し放射線感応変性を
行う。 (4)エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂ビスフェノー
ルAとエピクロルヒドリン、メチルエピクロルヒドリン
の反応によるエポキシ樹脂、例えばシェル化学製(エピ
コート152.154 、828 、1001.100
4.1007) 、ダウケミカル製(DEN431 、
DER?32 、DER511、DER331)、大日
本インキ製(エピクロン400 、800)、さらに上
記エポキシの高重合度樹脂であるUCC社製フェノキシ
樹脂(PKHA、PKHC,PKHH)、臭素化ビスフ
ェノールAとエピクロルヒドリンとの共重合体、大日本
インキ化学工業製(エビクロン145、152 、15
3 、1120)等があり、またこれらにカルボン酸基
を含有するものも含まれる。 これら樹脂中に含まれる
エポキシ基を利用して放射線感応変性を行う。 (5)繊維素誘導体 各種のものが用いられるが、特に効果的なものは硝化綿
、セルローズアセトブチレート、エチルセルローズ、ブ
チルセルローズ、アセチルセルローズ等が好適である樹
脂中の水酸基を活用して放射線感応変性を行う。 その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂・、ポリエーテルエステ
ル樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘導体(PV
Pオレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド
樹脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基
を含有するアクリルエステルおよびメタクリルエステル
を重合成分として少なくとも一種含むアクリル系樹脂等
も有効である。 以下にエラストマーもしくはプレポリマーの例を挙げる
。 (1)ポリウレタンエラストマーもしくはプレポリマー ポリ□ウレタンの使用は耐摩耗性、および基体フィルム
、例えばPETフィルムへの接着性が良い点で特に有効
である。 ウレタン化合物の例としては、イソシアネー
トとして、2,4−トルエンジイソシアネート、2.6
−)ルエンジイソシアネート、1.3−キシレンジイソ
シアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、1.
5−ナフタレンジイソシアネート、m−フェニレンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3.
3′−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、3.3′−ジメチルビフェニレンジイソシアネート
、4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソフォロンジイソシアネー
ト、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、デスモ
ジュールし、デスモジュールN等の各種多価イソシアネ
ートと、線状飽和ポリエステル(エチレングリコール、
ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、1 、4−ブタンジオール、1.6−ヘキサン
ジオール、ペンタエリスリット、ソルビトール、ネオペ
ンチル・hグリコール、1.4−シクロヘキサンジメタ
ツールの様な多価アルコールと、□フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸・、コハク酸、アジピン酸、ゼバシ
ン酸の様な飽和多塩基酸との縮重合によるもの)、線状
飽和ボリエ・−チル(ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール)
やカプロラクタム、ヒドロキシル含有アクリル酸エステ
ル、ヒドロキシル含有メタクリル酸エステル等の各種ポ
リエステル類の縮重合物により成るポリウレタンエラス
トマー、プレポリマーが有効である。 これらのウレタンエラストマーの末端のイソシアネート
基または水酸基′と、アクリル系二重結合またはアリル
系二重結合等を有する単量体とを反応させることに□よ
り、放射線感応性に変□性することは非常に効果的であ
る。 また、末端に極性基としてOH,C0OH等を含
有するものも含む。 さらに、不飽和二重結合を有する長鎖脂肪酸のモノある
いはジグリ゛セ□リド等、イソシアネート基と反応する
活性水□素を持ち、かつ放射線゛硬化性を有する不飽和
二重結合を有する単量体も含まれる。 (2)アクリロニトリル−ブタジェン共重合エラストマ
ー シンクレアペトロケミカル社製ポリBDリタイッドレジ
ンとして市販されている末端水酸基のあ□るアクリロニ
トリルブタジェン共重合体プレポリマーあるいは日本ゼ
オン社製ハイカー1432 J等のエラストマーは、特
にブタジェン中の二重結合が放射線によりラジカルを生
じ架橋および重合させるエラストマー成分として適する
。 (3)ポリブタジエンエラストマー シンクレアベトロケミカル社製ポリBDリタイッドレジ
ンR−15等の低分子量末端水酸基を有するプレポリマ
ーが特に熱可塑性樹脂との相溶性の点で好適である。 
 R−15プレポリマーにおいては分子末端が水酸基と
なっている為、分子末端にアクリル系不飽和二重結合を
付加することにより放射線感応性を高めることが可能で
あり、バインダーとしてさらに有利となる。 またポリブタジェンの環化物、日本合成ゴム製CBR−
M901も熱可塑性樹脂との組合せによりすぐれた性質
を有している。 その他、熱可塑性エラストマーおよびそのプレポリマー
の系で好適なものとしては、スチレン−ブタジェンゴム
、塩化ゴム、アクリルゴム、イソプレンゴムおよびその
環化物(日本合成ゴム製C,lR701)があり、エポ
キシ変性ゴム、内部可塑化飽和線状ポリエステル(東洋
紡バイロン#300)等のエラストマーも放射線感応変
性処理を施すことにより有効に利用できる。 オリゴマー、モノマーとして本発明で用いられる放射線
硬化性不飽和二重結合を有する化合物としては、スチレ
ン、エチルアクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
ジメタクリレート、1.6−ヘキサングリコールジアク
リレート、1.6−ヘキサングリコールジアクリレート
、N−ビニルピロリドン、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレート(メタクリレート)、ペンタエリスリトー
ルトリアクリレート(メタクリレート)、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、多官能オリゴエステルアクリレー
ト(アロニックスM−7100、M−5400,550
0,5700等、東亜合成)、ウレタンエラストマーに
ッポンラン4040)の7夛すル変性体、あるいはこれ
らのものにC0OH等の官能基が導入されたもの、トリ
メチロールプロパンジアクリレート(メタクリレート)
、フェノールエチレンオキシド付加物のアクリレート(
メタクリレート)、下記一般式で示されるペンタエリス
リトール縮合環にアクリル基(メタクリル基)またはε
−カプロラクトン−アクリル基のついた化合物、 式中、m=1、a=2、b=4の化合物(以下、特殊ペ
ンタエリスリトール縮合物Aという)、 m=’l、a=3、b=3の化合物(以下、特殊ペンタ
エリスリトール縮合物Bという)、m=1、a=6、b
=Oty)化合物(以下、特殊ペンタエリスリトール縮
合物Cという)、m=2、a=6、b=oの化合物(以
下、特殊ペンタエリスリトール縮合物りという)、およ
び下記式一般式で示される特殊アクリレート類等が挙げ
られる。 1)   (CH2=CHCOOH2)3  CCH2
0H(特殊アクリレートA) 2)   (CH2=CHC00H2)3  CCH2
0H3(特殊アクリレ−)B) 3)  (CH2=CH0C(−OC3He ) n 
 0CH2) 3−CCH2CH3(N中3)    
   (特殊アクリレートC)(特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) (特殊アクリレートF) 8)  CH2=CHCOO−(CH2CH20)4−
CCH20H2(特殊アクリレートH) (特殊アクリレート■) (特殊アクリレートJ) A−(X−Y−)−X−A Aニアクリル酸、   X:多価アルコールY:多塩基
酸     (特殊アクリレートK)次に、放射線可能
性バインダー合成例を説明する。 a)塩化ビニール酢酸ビニール共重合系樹脂のアクリル
変性体(放射線感応変性樹脂)の合成OH基を有する一
部ケン化塩ビー酢ビ共重合体(平均重合度 n=500
)750部とトルエン1250部、シクロヘキサノン5
00部を51の4つ目フラスコに仕込み、加熱溶解し、
80℃昇温後トリレンジイソシアネートの2−ヒドロキ
シエチルメタクリレートアダクト※を61.4部加え、
さらにオクチル酸スズ0.012部、ハイドロキノン0
.012・部を加え、80℃でN2気流中、NGO反応
率が90%となるまで反応せしめる。 反応終了後冷却
し、メチルエチルケトン1250部を加え希釈する。
【※トリレンジイソシアネート(TDI)の2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート(2HHMA)アダクトの製
法 TDI348部をN2気流中11の4つ目フラスコ内で
80℃に加熱後、2−エチレンメタクリレート260部
、オクチル酸スズ0.07部、ハイドロキノン0.05
部を反応缶内の温度が80〜85℃となるように冷却コ
ントロールしながら滴下終了後80℃で3時間撹拌し、
反応を完結させる。 反応終了後取り出して、冷却後、白色ペースト状のTD
Iの2HHMAを得た。】 b)ブラチール樹脂アクリル変性体に合成、(放射線感
応変性樹脂) ブチラール樹脂積水化学製BM−8100部ヲトルエン
191.2部、シクロヘキサノン71.4分と共に51
の4つ目フラスコに仕込み、加熱溶解し、80℃昇温後
TDIの2HHMAアダクト※を7.4部加え、さらに
オクチル酸スズ0.015部、ハイドロキノン0.01
5部を加え、80℃でN2気流中NCO反応率が90%
以上となるまで反応せしめる。 反応終了後冷却し、メ
チルエチルケトンにて希釈する。 C)飽和ポリエステル樹脂アクリル変性体の合成(放射
線感応変性樹脂) 飽和ポリエステル樹脂(東洋紡バイロンRV−200)
、100部を)Az−1−7116部、メチルエチルケ
トン116部に加熱溶解し、80℃昇温後、TDIの2
HEMAアダクト※を3.55部加え、さらにオクチル
酸スズ0゜007部、ハイドロキノン0.007部を加
え、80℃、N2気流中NGO反応率が90%以上とな
るまで反応せしめる。 d)Oエポキシ樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応
変性樹脂) エホキシ樹脂(シェル、化学製エピコート1007)4
00部をトルエン50部、メチルエチルケトン50部に
加熱溶解後、N、N−ジメチルベンジルアミン0 、.
006部、ハイドロキノン0.003部を添加し80℃
とし、アクリル酸69部を滴下し、80℃で酸価5以下
となるまで反応せしめる。 Oフェノキシ樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応変
性樹脂) OH基を有するフェノキシ樹脂(PKHH:UCC社製
 分子量3000(I)600部、メチルエチルケトン
1800部を31の4つロフラスコに仕込み、加熱溶解
し、80℃昇温後、トリレンジイソシアネートの2ヒド
ロキシエチルメタクリレートアダクトを6.0部加え、
さらにオクチル酸スズ0.012部、ハイドロキノン0
.012部を加え、80℃でN2気流中、NGO反応率
が90%となるまで反応せしめる。 このフェノキシ変
性体の分子量は、35000.1分子当りの二重結合は
1個である。 e)ウレタンエラストマーアクリル変性体の合成(放射
線硬化性エラストマー) 末端インシアネートのジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)系ウレタンプレポリマー(日本ポリウレタ
ン製ニッポラン3119)250部、2HEMA32.
5部、ハイドロキノン0.07部、オクチル酸スズ0゜
009部を反応缶にいれ、80℃に加熱溶解後、TDI
43.5部を反応缶内の温度が80〜90℃となるよう
に冷却しながら滴下し、滴下終了後、80℃で反応率9
5%以上となるまで反応せしめる。 f)ポリエーテル系末端ウレタン変性エラストマーアク
リル変性体(放射線硬化性エラストマー)の合成 日本ポリウレタン社製ポリエーテルPTG−500,2
50部、2HHMA32.5部、ハイドロキノン0.0
7部、オクチル酸スズ0゜009部を反応缶にいれ、8
0℃に加熱溶解後、TDI43.5部を反応缶内の温度
が80〜90℃となるように冷却しながら滴下し、滴下
終了後、80℃で反応率95%以上となるまで反応せし
める。 g)ポリブタ・ジエンエラストマーアクリル変性体の合
成(放射線硬化性エラストマー)シンクレアペトロケミ
カル社製低分子量末端水酸基ポリブタジエンボリBDリ
クイットレジンR−15250部、2HEMA32.5
部、ハイドロキノン0.007部、オクチル酸スズ0.
009部を反応缶にいれ、80℃に加熱溶解後、TDI
43.5部を反応缶内の温度が80〜90℃となるよう
に冷却しながら滴下し、滴下終了後、80℃で反応率9
5%以上となるまで反応せしめる。 高分子には、放射線照射により崩壊するものと分子間に
架橋を起こすものが知られている。 分子間に架橋を起すものとしては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリアクリル酸エステル、
ポリアクリルアミド、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、
ポリビニルピロリドンゴム、ポリビニルアルコール、ポ
リアクロレインがある。 このような架橋型ポリマーで
あれば、上記のような変性を特に施さなくても、架橋反
応が些こるので、前記変性体の他に、これらの樹脂はそ
のまま放射線架橋用とし使用可能である。 さらにまた、この方法によれば溶剤を使用しない無溶剤
型の樹脂であっても、短時間で硬化することができるの
で、このような樹脂を用いることができる。 このような放射線硬化性樹脂を用いることによって大径
のいわゆるジャンボロールで巻きし門りがなくなり、ジ
ャンボロール内外での電磁変換特性の差がなくなり特性
が向上する。 またオンラインで行えるので生産性が良
くなる。 磁性粉/バインダーは、重量比で1/l〜9/1.特に
2/l〜8/1であることが好ましい。 このような割合とするのは1/l未満では飽和磁束密度
が低くなり、9/lをこえると分散不良により表面粗度
が悪くなり、また塗膜ももろくなり好ましくなくなるか
らである。 この他、公知の各種熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹脂をバ
インダーとして用いることもできる。 本発明では必要に応じ、非反応性溶剤が使用される。 
溶剤としては特に制限はないが、バインダーの溶解性お
よび相溶性等を考慮して適宜選択される。 例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ギ酸エチル
、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール
、エタノール、インプロパツール、ブタノール等のアル
コール類、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳
香族炭化水素類、イソプロピルエーテル、エチルエーテ
ル、ジオキサン等のエーテル類、テトラヒドロフラン、
フルフラール等のフラン類等を単一溶剤またはこれらの
混合溶剤として用いら7れる。 これらの溶剤はバインダーに対して10〜10000w
t%、特に100〜5000wt%の割合で用いる。 磁性層には無機顔料が含まれていてもよい。 無機顔料としては、1)導電性のあるカーボンブラック
、グラファイト、また2)無機充填*JとしてS i 
02 、T io2.AlI303、Cr203 、 
SiC,Cab、 CaCO3、酸化亜鉛、ゲーサイト
、γ−F e’203 、タルク、カオリン、CaSO
4’、窒化硼素、フッ化黒鉛、二硫化モリブデン、Zn
S等がある。 またこの他、次のような微粒子顔料(エアロジルタイプ
、コロイダルタイプ):5i02、AM203 、T 
i 02 、Z r02、    ・Cr203 、Y
203 、CeO2。 F e304 、  F e203 、  Z’rS 
i04、S b206 、S n02等も用いられる。  これら微粒子顔料は、例えば5io2の場合、■無水
硅酸の超微粒子コロイド溶液(スノーチー2り一ス、水
系、メタノールシリカゾル等、日産化学)、■精製四塩
化ケイ素の燃焼によって製造される超微粒子状無水シリ
カ(標準品100人)(アエロジル、日本アエロジル株
式会社)などが挙げられる。 また、前記■の超微粒子
コロイド溶液および■と同様の気相法÷製造される超微
粒子状の酸化アルミニウム、並びに酸化チタンおよび前
述の微粒子顔料が使用され得る。 この様な無機顔料の
使用量はl)に関してはバインダー  100重量部に
対して1〜30重量部、また2)に関しては1〜30重
量部が適当であり、どれらがあまり多くなると、塗膜が
もろくなりyかえってドロップアウトが多くなるという
欠点がある。 また、無機顔料の径についてはl)に関してはO、l 
JL11以下、さらには0.05川膳以下が好ましく、
2)に関しては0.7終腸以下;    ゛さらにはO
“、05ル膳以下が好ましい。 磁性層には分散剤が含まれていてもよい。 分散剤として有機チタンカップリング剤、シランカップ
リング剤や界面活性剤°が、帯電防止剤としてサポニシ
などの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グリ
セリン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤;
高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリ
ジンその他の複素環類、ホスホニウムまたはスルホニウ
ム類などのカチオン界面活性剤;カルボン酸、スルホン
酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エステル基等の酸性基
を含むアニオン界面活性剤;アミノ酸類、アミノスルホ
ン酸類、アミノアルコールの硫酸または燐酸エステル等
の両性活性剤などが使用される。 磁性層には帯電防止剤として潤滑剤が含まれていてもよ
い。 潤滑剤としては、従来この種の磁気記録媒体に用いられ
る潤滑剤として、シリコンオイル、フッ素オイル、脂肪
酸、脂肪酸エステル、パラフィン、流動パラフィン、界
面活性剤等を用いることができるが、脂肪酸および/ま
たは脂肪酸エステルを用いるのが好ましい。 脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸
、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸
、ステアロール酸等の炭素数12以上の脂肪酸(RCO
OHlRは炭素数11以上のアルキル基)であり、脂肪
酸エステルとしては、炭素数12〜16個の一塩基性脂
肪酸と炭素数3〜12個の一価のアルコールからなる脂
肪酸エステル類、炭素数17個以−Lの一塩基性脂肪酸
と脂肪酸の炭素数と合計して、炭素数が21〜23個よ
りなる一価のアルコールとからなる脂肪酸エステル等が
使用され、また前記脂肪酸のアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属からなる金属石鹸、レシチン等が使用される
。 シリコーンとしては、脂肪酸変性よりなるもの、一部フ
ッ素変性されているものが使用される。 アルコールと
しては高級アルコールよりなるもの、フッ素としては電
解置換、テロメリゼーション、オリゴメリゼーション等
によって得られるものが使用される。 潤滑剤の中では、放射線硬化型のものも使用して好都合
である。 これらは強磁性薄膜へめ裏型転写を抑えるた
め、ドロップアウトの防止、ロール状に巻かれたときの
内外径の個所による出力差の減少の他、オンライン上で
の製造が可能である等の利点を持つ。 放射線硬化型潤滑剤としては、滑性を示す分子鎖とアク
リル系二重結合とを分子中に有する化合物、例えばアク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニル酢酸エ
ステル、アクリル酸アミド系化合物、ビニルアルコール
エステル、メチルビニルアルコールエステル、アリルア
ルコールエステル、グリセライド等があり、これらの潤
滑剤を構造式で表すと、 CH2=cl(−c)12COOR1 CH2= CHCON HCH20CORRCOOCH
=CH2、 RCOOCH2−CH=CI(2等で、ここでRは直鎖
または分枝状の飽和もしくは不飽和炭化水素基で、炭素
数は7以上、好ましくは12以上23以下であり、これ
らはフッ素置換体とすることもできる。 フッ素置換体
としては、CnF   −1Cn F2 n + 1 
(CH2) m−2n+1 (ただし、m=1〜5)、 Cn F 2 n+t CH2CH2N HCH2CH
2−10nF2n−1゜ヘフμm2°七− 等がある。 これら放射線硬化型潤滑剤の好ましい具体例としては、
ステアリン酸メタクリレート(アクリレート)、ステア
リルアルコールのメタクリレート(アクリレート)、グ
リセリンのメタクリレート(アクリレート)、グリコー
ルのメタクリレート(アクリレート)、シリコーンのメ
タクリレート(アクリレート)等が挙げられる。 分散剤および潤滑剤はバインダーに対して091〜20
重量部含ませるがよい。 支持体としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミ
ド等の各種樹脂や、An等の各種金属等積々のものを用
いることができる。 本発明の磁気記録媒体では支持体の両面に磁性層を設け
てもよい。 また必要に応じてバックコートおよびトップコートを設
けてもよい。 これらのうちバックコートは、バインダー、顔料および
潤滑剤からなる組成とするのがよい。 バインダーとしては、前述の磁性層に用いた放射線硬化
性樹脂を使用することができるが、例えば(A)放射線
により硬化性をもつ不飽和二重結合を2個以上有する、
分子量5.000−100,000のプラスチック状化
合物、(B)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合
を1個以上有するか、または放射線硬化性を有しない、
分子量3.000〜100.000のゴム状化合物、お
よび(C)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合を
1個以上有する、分子量200〜3.000の化合物を
、(A)20〜70重量%、(B)20〜80重量%、
(C)10〜40重量%の割合で用いた組合せが好まし
い。 また、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂も用いることが
でき、これらは平均分子量 200.000以下のものが好ましい。 特に好ましいものは、繊維素樹脂(硝化綿等)、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、ウレタ
ンの組合せからなる熱硬化性樹脂(硬化剤使用)である
。 顔料としては、前述の磁性層に用いた無機顔料を使用す
ることができる。 そのなかの1)に関してバインダー
100重量部に対して20〜300重量部、2)に関し
ては10〜300重量部含ませることが好ましい。 潤滑剤としては前述の磁性層に用いたものが使用できる
。 なかでも脂肪酸および/または脂肪酸エステルを用
いるのが好ましい。 本発明の磁気記録媒体を製造するには常法に従って行え
ばよく、磁性粉をバインダー、有機溶剤等とともに混合
分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗料をポリエステ
ルフィルムなどの基体上にグラビアコート、リバースロ
ールコート、エアーナイフコート、エアードクターコー
ト、ブレードコート、キスコート、スプレィコートなど
の手法を用いて塗布し、磁性粉の磁化容易方向が磁性層
に対して垂直方向となるように配向処理を行って乾燥し
、好ましくは常法に従い放射線硬化すればよい。 そし
て必要瞬応じてバックコートおよびトップコートを設け
ればよい。 配向処理は、常法に従う。 配向方法としては永久磁石、直流磁石、交流磁場が代表
的なものとして用いられ、それらのものの各種組合せ、
例えば垂直と水平の組合せ、永久磁石または直流磁場と
交流磁場の組合せ、機械的配向や機械的配向と上記の組
合せ等、種々のものが用いられる。 そして磁場外で磁性粒子が反磁場のために配向したもの
が乱れ、配向性の低下を生じないよう磁場内で乾燥させ
、反磁場が働いてもそれらの影響が出ないよう、磁場内
である程度乾燥させ、磁性粉が動かないようにする必要
がある。 磁場強度としては1000〜6000Gが好ましい。 
この場合、本発明では、板状比が6以上と配向しやすい
ため、1000〜4000G程度でも十分目的にかなう
もめとなる。 ■ 発明の具体的作用効果  一 本発明によれば、平均粒径0 、1 gm以下、板状比
6以上の板状磁性粉を含有するため、垂直配向度が良好
となり、表面粗度が良くなる。 そのため電磁変換特性が非常に良くなる。 また、垂直
配向処理も容易になる。 このような磁気記録媒体は、デジタルオーディオテープ
、フロッピーディスク、8ミリビデオテープ、ビデオフ
ロッピー、ハードディスク等に用いて有効である。 ■ 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明をさらに詳
細に説明する。 実施例1 表1に示すような粒径、厚み、板状比をもつ六方晶系バ
リウムフェライト(B a F e 12019のBa
、Feを一部置換したものを水熱合成法で合成)を用い
て以下のようにして磁性塗料を作成した。 バリウムフェライト    120重量部(Hc=80
0) α−A立203 (0,5ル粉状)  2重量部 カーボンブラック (20m川)    10重量部 溶剤 (MEK/トルエン: 50150)   100重量部 上記組成物をボールミル中にて3時間混合し、バリウム
フェライトをよく湿潤させた。 次に、バインダーとして 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(
マレイン酸含有; MW40.000)6重量部(固型分換算)、アクリル
二重結合導入塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(マレイ
ン酸含有; MW20,000)12重量部(固型分換算)、 アクリルニ重結合導入ポリエーテルウレタンエラストマ
ー(MW40.000)9重量部(固型分換算)、 ペンタエリスリトールトリアクリレート3重量部、 溶剤(MEK/lルエン、50150)200重量部 ステアリン酸を4重量部、 および ステアリン酸ブチル2重量部 を混合溶解させた。 これを磁性粉混合物の入ったボールミル中に投入し、再
び42時間混合分散させた。 このようにして得られた
磁性塗料を33井のポリエステルフィルム上にグラビア
コートを行ない、永久磁石(3000G)上で乾燥させ
ながら垂直配向させ、その後遠赤外ランプまたは熱風に
より溶剤を乾燥させた。 表面平滑化処理をした後、E
SI社製エレクトロカーテンタイプ電子線加速装置を使
用して加速電圧 150KeV、電極電流20mA、全照射量5 M r
 a dの条件下でN2雰囲気下にて電子線を照射し、
塗膜を硬化させた。 このようにして作製したものを試料1〜20(表1)と
する。 これらの試料について特性を調べた。 特性は以下のように評価した。 (1)板状比 電子顕微鏡写真によって大方晶系のバリウムフェライト
粒子50個について断面を観察し、六角形の粒径につい
ての測定値を平均して求めた平均粒径と厚さについての
測定値を平均して求めた平均厚みとから平均粒径/平均
厚みを算出し、板状比とした。 (2)表面粗度 R20 タリステップ(TAYLOR−HOBSON社製)を用
いて得たチャートから20点平均法で求めた。 カットオフO,17mm、針圧0.IX2.5ルとした
。 (3)垂直配向度 磁気テープの垂直方向の角形比B r / B mを測
定し、反磁場補正を行った。 (4)C/N−1,C/N−2 ビデオフロッピーで中心周波数7MHz、RF信号にて
記録再生した場合のC/N比(相対値)を示す。 C/N−1は中心周波数より0.3MHz、C/N−2
は1.0MHz離れたところの測定値である。 回転数
360Orμm、相対速度6.6m/secとした。 これらの結果を表1、第1図および第2図に示す。 な
お第1図には、粒径0.17L+sおよび0 、07 
p−mのものについて板状比と垂直配向度との関係が、
第2図には、 粒径0.08路層で板厚0 、011Ltaのものにつ
いて表面粗度とC/N−1との関係が示されている。 11/l− 表1.第1図および第2図より、本発明の試料は垂直配
向度が大きく、電磁変換特性に優れることがわかる。 実施例2 平均粒径0.08JL鵬、平均厚み 0.008umの六方晶系バリウムフェライト(BaF
et20]9のBa、Feを一部置換したものを共沈法
で合成)120重量部、 α−A立203(0,5舊粉末)2重量部、 分散剤(大豆油未精製レシチン)3重量部および 溶剤(MEK/シクロヘキサノンニ ア0/30)100重量部 を用いて実施例1と同様にして磁性粉混合物を作った。 次に、バインダーとして 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(
マレイン酸含有; MW20.000)6重量部(固型分換算)、アクリル
変性フェノキシ (MW35 、000)6重量部(固型分換算)、 アクリル変性ポリエーテルウレタンエラストマー(MW
20.000)18重量部(固型分換算)、 溶剤(MEK/シクロヘキサノン; 70/30)200重量部、 ・ 高級脂肪酸変性シリコーンオイル3重量部、および シリスチン酸ブチル3重量部 を混合溶解させた。 その後、実施例1と同様の操作により試料Aを作製し、
特性を調べた。 ただし、配向処理は交流磁場(3000G)を用いて行
った。 この試料Aの特性を以下に示す。 R200,05IL膳 垂直配向度   0.87 C/N−2+2.2 試料Aにおいて放射線硬化型のバインダーを熱硬化型に
かえて同様に処理した。 すなわち塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共
重合体(マレイン酸含有)、アクリル変性フェノキシ、
アクリル変性ポリエーテルウレタンエラストマー計30
重量部を塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共
重合体(ユニオンカーバイド社製VA’GH)15重量
部およびウレタン(日本ポリウレタン社ニッポラン30
2)15重量部にかえる以外は試料Aと同様に試料Bを
作製した。 ただし、この場合、分散径磁性塗料中にイ
ソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製コロネート
L)を5重量部(固型分換算)加えた。 また、表面平
滑後、80℃で48時間熱硬化を行った。 試料AおよびBについて8インチ径の巻きとりロールに
5000m巻きとったときのジャンボロールの外側と内
側でのC/N−2の値を求めた。 この結果を以下に示す。 C/N−2 外  側     内  側 試料A(本発明)  +2.2   +2.2試料B(
比較)   +2.0   +1.0この結果より試料
Bではジャンボロールでの巻きしまりがあり、内側での
C/N−2の低下が著しいことがわかる。 以上より、本発明の効果は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、粒径0.llLi+(O印)および0.07
μm (Δ印)のものについて板状比と垂直配向度との
関係を示すグラフである。 第2図は粒径o 、08IL層で 板厚0.014閣のものについて表面粗度とC/N−1
との関係を示すグラフである。 出願人  ティーディーケイ株式会社 代理人  弁理士  石 井 陽 −1E L) ;]
9 F 垂 (ap)L−N1つ 手続補正書印発) 昭和60年 5月23日 1、事件の表示 昭和60年特許願第72186号 2、発明の名称 磁気記録媒体 3、補正をする者 事件との関係        特許出願人柱  所  
  東京都中央区日本橋−丁目13番1号名  称  
 (306)  ティーディーケイ株式会社代表者  
大 歳   寛 4、代理人 〒101 住  所    東京都千代田区岩本町3丁目2番2号
千代田岩本ビル4階 n864−4498  Fat864−6280氏  
名    (8286)  弁理士  石 井 陽 −
6、補正の内容 (1) 明細書第5頁第11行目〜12行目のr (S
EM)Jをr (SEMおよびTEM)J正する。 (2)  同第6頁第6行目のrNb、」をrNb、Z
 rJと補正する。 (3) 同第9頁第7行目の「行う。」の後に[これら
はカルボン酸を含有していてもよい。」を追加する。 (4) 同第40頁第11行目の「ル共重合体」を「ル
ービニルアルコール共重合体」と補正する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径0.1μm以下、板状比6以上の板状磁
    性粉とバインダーとを含有する磁性層を支持体上に有す
    ることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)磁性層表面の表面粗度R_2_0が0.08μm
    以下である特許請求の範囲第1項に記載の磁気記録媒体
  3. (3)バインダーが放射線硬化型化合物を硬化したもの
    である特許請求の範囲第1項または第2項に記載の磁気
    記録媒体。
  4. (4)磁性粉が六晶系バリウムフェライト系である特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の磁気
    記録媒体。
JP60072186A 1985-04-05 1985-04-05 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JPH0640379B2 (ja)

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DE3608595A DE3608595C2 (de) 1985-04-05 1986-03-14 Magnetaufzeichnungsmedium
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437715A (en) * 1987-07-31 1989-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording medium

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119625A (ja) * 1983-12-01 1985-06-27 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

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