JPS61148626A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS61148626A
JPS61148626A JP27027884A JP27027884A JPS61148626A JP S61148626 A JPS61148626 A JP S61148626A JP 27027884 A JP27027884 A JP 27027884A JP 27027884 A JP27027884 A JP 27027884A JP S61148626 A JPS61148626 A JP S61148626A
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polyurethane resin
diol
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binder
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JP27027884A
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Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
Tsutomu Sugitoge
杉峠 力
Katsuya Emoto
江本 克也
Yutaka Mizumura
水村 裕
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気テープ、磁気ディスク等、磁気記録課体に
関するものである。更に詳しくは、非磁性支持体上に設
けた磁性層の結合剤成分として。
優れ九特性を有するポリウレタン樹脂を用いた磁気記録
媒体に関する。
(従来の技術) 汎用的磁気記録媒体である磁気テープは、長袖1μm以
下の針伏磁注拉子を適当な添加剤(分教剤、潤滑剤、帯
電防止剤等)とともに結合剤溶液中に分数させて磁性塗
料をつくフ、これをポリエチVンテレフタレートフイル
ムに塗布してつくられている。
磁気記録導体の結合剤に要求される特性としては磁性粒
子の分散性・充′J:X注・配向性、磁性層の耐久性・
耐摩耗性・耐熱性・平滑性、非磁性支持体との接着性等
があげられ、結合剤は非常に重要な役?Jを果している
。従来より用いられている結合剤としては、塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体。
塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体、
塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹j指、アクリロニトリル−ゲタジエ
ン共重合体、ニトロセルロース。
七μロース・アセテート・ブチレート、エポキシ樹脂あ
るいはアクリル樹脂等が使用されている。
これらの樹月旨のうちポリウレタン樹月旨はウレタン結
合による分子間水素結合により、他の樹脂と比べて強靭
性1耐摩耗性等の特注は優れている。
従来のアジペートタイプあるいはカプロラクトンタイプ
のポリウレタン樹脂単独では、耐グロツキング性、耐熱
注、走行安定性等の特性が劣る。
このため、ポリウレタン樹月旨とニトロセルロースある
いは塩化ビニル・酢酸ビニル系共重合体との混合系が特
に用いられている。しかし、耐久性、耐摩耗性、走行安
定性等の特性に関してもビデイオテープ、を子計算機用
テープ、フロッピーディスク等の高性能を要求される分
野では、未だ不充分である。
磁気記録媒体の耐久性、1IIPt摩耗性、走行安定性
等を向上させる方法として、高級アルコ−μ、長長鎖肪
酸あるいは、そのエステル化合物、シリコーンオイA/
含フッ素化合物等の潤滑剤を使用して、磁性層表面の摩
擦係数を低下させることが知られているが、この場合に
は磁性層表直に添加剤がブリードすることによる経時的
な走行特性の変化。
ヘッドの目詰9を生じるという欠点あるいは低分子量化
合物が磁性層に含まれることによる塗模強度の低下等の
欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 磁気記録媒体では、記録密度の増加、S/N(Vグナ/
I//ノイズ)比の向上等の九めに、磁性層表直の平滑
性が求められている。平滑性が改良されると耐久性、耐
摩耗性、走行安定性等の特性が更に重要となるが、従来
のa気記録謀体ではこれらの特性に関して、未だ不充分
であるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 耐久性、#摩耗性、走行安定注に優れた磁気記録媒体を
提供するという本発明の目的を達成すべ″くポリウレタ
ン樹脂を鋭意検討した結果、ポリウレタン樹脂の製造で
使われる長鎖ジオーμ成分として、全芳香族系ポリエス
テy樹脂を用いることによシ達成できることを見い出し
た。
すなわち本発明は非磁性支持体上に、強磁性粉末を結合
剤中に分数させた磁性材料を塗布した磁気記iK体にお
いて、該結合剤の成分として、有機ジイソシアネート(
A)、分子量500〜5,000の長鎖ジオ−1v(B
)及び必要によシ分子量500未満の鎖延長剤(C)を
反応させたポリウレタン樹脂を含み、前記長鎖ジオ−/
l/ (B)成分のうち、少なくとも20重量%がビス
フェノール類あるいはその誘導体と芳香族二塩基酸ある
いはその誘導体を主成分として得られたポリエステルジ
オールであることを特徴とする磁気記録媒体である。
本発明で用いる熱可塑性ポリウレタン樹脂の製造におい
て使用される有機ジイソシアネー) (A)としては、
  2.4− )リレンジイソシアネート、2+6− 
) !J Vンシイソシアネート、p−フエニレンジイ
ソンアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、m
−7二二レンジイソ7アネート、ヘキサメチレンジイソ
グアネート、テトラメチレンジイソシアネート、3,3
′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニレンジイソシアネ
ート、2.4−ナフタレンジイソクアネー)、3.3’
−ジメチA/ −414’−ビフェニレンジイソシアネ
ート、 4.4’−ジフェニレンジイソシアネート、 
4.4’−ジイソVアネートジフエニyエーテy、 1
15−ナフタレンジイソシアネート、p−キシリレンジ
イソ7アネート、m−キシリレンジイソ7アネート、1
,3−ジイソシアネートメチ/%/Vクロヘキサン、1
,4−ジイソシアネートメチA/Vクロヘキサン、 4
.4’−ジイソシアネートシクロヘキサン、 4.4’
−ジイソ7アネートVクロヘキンルメタン、イソホロン
ジイソシアネート等があげられる。
また1本発明で用いられる熱可塑性ポリウレタン樹脂の
製造において使用される長鎖ジオ−A/(B)は1分子
量が500〜5,000の範囲にあり、ポリエステルジ
オール、ポリエーテルジオール、ポリカーボネートジオ
−〜があげられ、長鎖ジオールCB)成分中少なくとも
20重量%はビスフェノール類あるいはその誘導体と芳
香族二塩基酸あるいはその誘導体を主成分として得られ
る全芳香族系ポリエステルジオールであることが必要で
ある。
ホリエステルジオールのカルボン酸成分とシテは、テレ
フタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1.5−ナ
フタル酸などの芳香族シカpボン酸、p−オキク安急香
酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸などの芳香族
オキシカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバンン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族シ
カ〃ボン酸などを挙げることができる。
ま九ポリエステpジオールのグリコ−p成分としては、
エチレングリコ−μ、プロピレングリコール、1,3−
プロパンジオ−/I/、1,4−ブタンジオ−/’tL
5−ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコ−/v、ジエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコ−”+  2+2t4−トリメチ/v−
1,3−ペンタンジオ−μ、Vクロヘキサンジメタノー
N、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物およ
びプロピレンオキサイド付加物、水素化ビスフェノ−A
/人のエチレンオキサイド付加物およびプロピレンオキ
サイド付加物、ポリエチレングリコ−y1ポリプロピレ
ングリコ−A/、ポリテトラメチレングリコールなどが
一ナトリウムスμホイソフタ/I/a、5−カリクムス
ルホイソフタμ酸、ナトリウムスμホテレフタ〃酸、2
−ナトリウムスμホー1.4−ブタンジオール、3−ナ
トリウムスルホ−1,2−ブタンジオール等のエステル
基形成性スpホン酸金属垣含有化合物、下記一般式CI
I 、  CI[:lで示される燐含有化合物金挙げる
ことができる。
(式中s R1は1価のエステ/L/形成性官能基でお
る。
R21Rsは同じかまたは異なる基でちって、炭素原子
数1〜10の1価の炭化水素基、ハロゲン原子および1
価のエステル形成性官能基からなる群から選ばれる。人
は2価もしくは3価の有機残基を示す。またnlは1も
しくは2 * nl、R3は各々0〜4の整数を示す。
) Ra−(0)rn (式中% R4は水素原子、エステル形成性官能基を含
んでも良い炭素原子数1〜12の炭化水素基またはMl
。R6は炭素原子数1〜6の2価または3価の炭化水素
基。R5は水素原子、水酸基を含んでも良い炭素原子数
1〜12の炭化水素基またはM 1 + M sはアル
カリ金属原子。mは0または1、!は1tたは2の整数
を示す。)ス ルホン酸金属塩基含有化合物、一般式〔工〕。
[1,I[)で示される14含有化合物を原料の少なく
とも一成分として得られるポリエステルジオ−/L/ヲ
ポリウレタン樹脂の一成分として使用した場合、従来の
ポリウレタン樹脂にみられる無機顔料、充填剤の分散相
が低いという欠点を大巾に改善するのに有効であり、塗
布型磁気記録媒体での磁性層のバインダーとして用いた
場合、磁性粒子の分散性が改良されて、磁気記録媒体の
電磁変換特性等磁性粒子の分散性に起因する特性が大巾
に向上する。
ポリエステルジオールとしては他に、を−カブロックト
ン等のツクトン類全開環重合して得られるラクトン系ポ
リエーテルジオール類が挙げられる。
ポリエーテルジオールとしてはポリエチレングリコ−/
L/、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール等のポリアルキVングリコーy類が挙げられ
る。
ポリカーボネートジオ−μとしては、一般式H÷0−R
−OCO+、ROHで−表わされる長鎖ジオ−μであシ
%Rとしてはジエチレングリコール、1.6−ヘキサン
ジオール、ビスフェノ−NA等の残基である。長鎖ジオ
−pは分子量500〜5.000のものを使用する。分
子量が500未満ではウレタン基濃度が大きくなり、樹
脂の柔軟性・溶剤溶解性が低下する。tた分子量が5.
OQOを越えるとウレタン基濃度が低下しポリウレタン
樹脂に特有な強靭性・耐摩耗性等が悪化する。
本発明を特徴づける全芳香族系ポリエステルジオールは
ビスフェノ−Iv類あるいはその誘導体ト芳香族二塩基
酸あるいはその誘導体を主成分として得られるものであ
り、好ましくはポリエステル中の繰り返し単位の少なく
とも80重量斧がビスフェノール類と芳香族二塩基酸に
よジ得られるものである。ビスフェノール類としてはレ
ゾルシノー/V、ハイドロキノン、ビスフェノ−A/A
 h ビスフェノールS、ビス(4,4’−ジヒドロキ
シ7二二lv)メタン、ビス(4,4’−ジヒドロキシ
7二二/L/)エーテA/、ビス(4,4’−ジヒドロ
キンフエニ/1/)スルホン、フェノールフタレイン、
フェノ−μフタμイミド等の二価フェノール類があげら
れる。
芳香族二塩基酸としてはフタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸。
4.4′−ジフェニレンジカルボン酸等が挙げられる。
全芳香族系ポリエステルジオ−μは溶A溶解性よりビス
フェノールとしてはビスフェノ−A/A。
フェノールフタレイン、芳香族二塩基酸としてはイソフ
タル酸、テレフタル酸が好ましい。
全芳香族系ポリエステルジオールの合成法としては溶融
重合法、溶液重合法、界面重合法等の公知の合成方法が
利用できる。溶融重合法としては(1)  ビスフェノ
ールとジカルボン酸の直接脱水縮(2)  ビスフェノ
ールジアセテートとジカルボン酸の脱酢酸縮合。
(3)  ビスフェノールとシカpポン酸無水物との縮
合、 (4)  ビスフェノールとシカ〜ポン酸エステμとの
脱ア〃コー/I/(フェノール)1合。
(5)  ジケテンとビスフェノ−pの付加重合等があ
げられる。溶液重合としては上記の反応を溶謀中で行な
うことのほかにビスフェノールとシカ〜ボン酸へフィト
の脱ハロゲン化水素縮合がある。
本発明で用いる全芳香族系ポリニスy−μは有機ジイソ
シアネートとの反応性を有するため、両末端基に水酸基
をもつ。水酸基はビスフェノ−μに基づくフェノール性
水酸基でも良いが、好ましくはアルコール性水酸基が望
ましい。ア〃コーA/注エノールトシカμボン酸ハライ
ドをジカルボン酸ハライドを過剰の条件下で反応させた
後、末端の酸ハライド基をさらにモノエタノ−μアミン
、p−ヒドロキシエチμアニリン等のアミノアルコール
と反応させる方法等がある。
全芳香族系ポリエステルジオ−pは長鎖ジオール成分の
少なくとも20fit%用いる。20重量−未満では全
芳香族系ポリエステルジオールを用いる効果が見られな
い。
本発明で用いるポリウレタン樹脂の11時に使用する分
子量500未満の鎖延長剤(C)は1分子中に活性水素
を2個以上含み、樹脂中のウレタン基あるいはウレア基
濃度を調整し、ポリウレタン樹脂に特有な強靭性を付与
する効果がある。具体的な化合物としてはエチレングリ
コ−/L’Thl+3−プロピレングリコ−/L/1 
114−テトラメチレングリコール、1,6−ヘギサン
ジオーH,!/クロヘキサンジメタノ−/V%キンリレ
ングリコール、ジエチレングリコ−1し、トリエチレン
グリコ−〜、ヒスフェノ−A/Aのエチレンオキサイド
付加物等の直鎖グリコール、プロピレングリ:y−tv
、ネオペンチルグリコ−/I/、L2−ブタンジオ−/
L’l 113−プタンジオール、2,2.4− )ジ
メチル−1,3−ペンタンジオーμ、ビスフェノ−A/
Aのプロピレンオキサイド付加物等の分岐グリコール、
モノエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン等
のアミノアルコ−〜、エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、インホプンジアミン、ビペフジン等のジア
ミンおるいは水等があげられる。
上記以外の分子量500未満の鎖延長剤(C)としては
、一般式(I[)で示される含燐化合物があげられる。
(式中&−RjyR1は一価の炭化水素基をあられし、
同一でも異なってもよい。R3+R4は置換基全有する
か又は有しない二価のア〃キレン基、オキシアルキレン
基又ハポリオキンアルキレン基であ夛、同一でも異なっ
てもよい。X、YはR3R4がアμキレン基の場合には
、水酸基を、R3゜島がオキシアルキレン基又はポリオ
キシアμキレンの場合は水素をあられす。) 熱可塑性ポリウレタン樹脂の原料として一般式CI[]
で示される含燐化合物を使用した場合、従来のポリウレ
タン樹脂の欠点である無機顔料・充填剤の低分教能を改
良するのに有効であシ、塗布型磁気記録係体での磁性層
のバインダーとして用いた場合、磁性粒子の分散性が改
善され、磁気記録媒体の電磁変換特性等、磁性粒子の分
散性に起因する特性が大巾に向上する。
鎖延長剤(C)の分子量が500を越えるとポリウレタ
ン樹脂に特有な強靭性が低下する九め好ましくない。
本発明で用いるポリウレタン樹脂を製造する際。
有機ジイソシアネート(A)のイソシアネート基と長鎖
ジオ−Iv(B) %鎖延長剤(C)の水酸基の比率は
1 / 0.85〜1 / 1.2の範囲にあり、この
比率によす得られるポリウレタン樹脂の分子量が決まる
ロイソシアネート基が水酸基に対して過−Jの条件下で
は、得られるポリウレタン樹脂はインシアネート基末端
となるため保存性が悪く、又水酸基が過剰すぎるとポリ
ウレタン樹脂の分子量が低くなるため、好ましい範囲は
1/1〜1 / 1.15である。なお鎖延長剤(C)
が水酸基を含有しない場合は水酸基を活性水素に置きか
える。
本発明で用いるポリウレタン樹脂の重付加反応は全成分
を同時に反応させるワンショット法、1ずジイソシアネ
ート化合物(A)過剰の条件下で長鎖ジオ−1v(B)
を反応させ、得られるインンアネート基末端プレポリマ
ーを鎖延長剤(C)によシ、−さらに高分子化させるプ
レポリマー法とがある。
本発明で用いる熱可塑性ポリウレタン樹脂の場合。
ワンショット法、プレポリマー法のいずれの方法でも製
造できる。反応方法は原料を溶融伏司で行なう方法、溶
液中で溶解して行なう方法があげられる。
反応触媒としてオクチル酸第−鏝、ジブチlv錫ジラウ
レート、トリエチルアミン等を用いてもよいO ま九紫外線吸収剤、加水分解防止剤、酸化防止剤等を、
ポリウレタン樹脂の製造前、製造中あるいは製造後に添
加してもよい。
本発明においては、本発明で用いるポリウレタン系樹脂
以外に、可撓性の調節、附寒性、耐熱性の向上等の目的
の丸めに、他の樹脂を添加するか、および/lたはポリ
ウレタン樹脂と反応して架橋する化合物を混合すること
が望ましい。他の樹脂としては塩化ビニル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂、フ
ェノキV樹脂、ポリビニルブチラー/L/、アクリロニ
トリル・ブタジェン共重合体等が挙げられる。
一方、ポリウレタン樹脂と架橋する化合物としては、ポ
リイソシアネート化合物、エポキシ樹脂。
メラミン樹脂、尿素樹脂°等があシ、特にこれらの中で
ポリイソシアネート化合物が特に望ましい。
本発明の磁気記録媒体の磁性層に使用される強磁性粒子
としては*  r−Fe20a+ r−Fe20s ト
Fe3O4の結晶、CrO2、コバルトをドープしたγ
−Fe2O3又はFeBO4*バリウムフェライトおよ
びFe−Co、Fe−Co−Ni  等の強磁性合金粉
末などをあげることができる。
本発明の磁気記録媒体には必要に応じてジグチルフタレ
ート、トリフェニルホスフェートのような可塑剤、ジオ
クチルスルホナトリウムサクンネー)、をブチルフェノ
ール・ポリエチレンエーテル1エチ〃ナフタレン曝スル
ホン酸ソーダ、ジラウリルサクシネート、ステアリン酸
亜鉛、大豆油しVチン、シリコーンオイルのような潤滑
剤や種々の帯電防止剤を添加することもできる。
(作 用) 本発明で用いるポリウレタン樹脂は長鎖ジオール成分と
して全芳香族系ポリエステルジオ−/L/1c含むもの
である。全芳香族系ポリニスデルジオールだけを高分子
化するとガラス転移温度は全芳香族ポリエステルジオ−
/L’i含まないポリウレタン樹脂に比べ著しく高く、
また分子鎮の剛直性も大きい。このような全芳香族ポリ
エステルジオ−μに゛基づくセグメントをポリウレタン
樹脂に導入することにより1本発明で用いるポリウレタ
ン樹脂は従来のポリワレタン樹脂に比べ滑性が良好であ
る。また、本発明で用いるポリウレタン樹脂は従来のポ
リウレタン樹脂に比べ強靭性が一段と向上している。こ
のような特aを有するポリウレタン樹脂を、磁気記録媒
体の磁性層の結合剤として用いることによシ、本発明の
磁気記録導体は、附久性、耐摩耗性、走行安定性が非常
<優秀でちると考えられる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例中、単に部とあるのは重量部を示す。
ポリエステル樹脂の合成例1 温度計、攪拌機を具備した又応容器中にテレフタロイル
クロッイド81部、インフタロイルクロライド122部
、ビスフェノ−/’A280部及びニトロベンゼン80
0部を仕込み、145℃で6時間反応させた。反応にと
もない発生する塩化水素金、窒素気流金吹き込むことに
より系外に除去した。反応終了後、反応液をアセトン中
に入れてポリエステル樹脂を沈澱させた。
得られた樹脂の分子量は2,500. N M Rによ
る組成分析ではテレフタル酸/イソフタμ酸/ビスフェ
ノ−/L/A=40/60/100モル比であった。
ポリエステル樹脂の合成例2 温度計、攪拌機、還流式冷却管を具備した反応容器中に
、イソフタロイルクロフィト25部、クロロホルム30
0m及びフェノールフタレイ732部を仕込み、30℃
以下に冷却しながらトリエチルアミン25部を徐々に滴
下した。滴下終了30分後にモノエタノールアミン3i
を加、t、 更に20分間攪拌を続けた。反応液をアセ
トン中に入れポリエステル樹脂を沈澱させた。そして沈
殿した樹脂を水で洗浄した。得られたポリエステル樹脂
の分子量は2,600、組成はイソフタlv酸/フェノ
ールフタレイン/モノエタノールアミン=120/10
0/40(モμ比)であった。
ポリウレタン樹脂の合成例1〜7 温度計、攪拌機、還流式冷却管全具備した反応容器に、
ポリエステル樹脂の合成例1で得たポリエステル樹脂5
0部を充分乾燥させた後、仕込み。
シクロヘキサノン303部に溶解り、 4,4−5ly
エニルメタンジイソクアネート34.5 部及ヒ51;
触謀としてジプチ/l/錫ジフウンート0.05部を添
加して100℃2時間反応させ′fc[s ポリブチレ
ンアジベート(分子量2.000)50部、ネオペンチ
ルグリコール10部、トルエン130部を加えて、さら
に100℃で8時間文応させ喪。
得られたポリウレタン樹脂溶液の固型分濃度は25%、
溶液粘度(25℃)は65ポイズの褐色溶液であった。
またゲル浸透クロマトグツフィーによる測定では分子量
はポリスチレン換算で25.000であった。同様にし
て表−1に示すポリウレタン樹脂を得た。
比較合成例1〜4 全芳香族系ポリエステル樹脂を用いないこと以外はポリ
ウレタン樹脂の合成例1と同様にして。
ポリウレタン樹脂を合成した。得られたポリウレタン樹
脂の特性を表−1に示す。ま九1表−1に示した原料に
より比較合成例2〜4のポリウレタン樹脂を得九。
以下余日 表−1の説明 ポリエステA/(A): ポリエステル樹脂の合成例1で得られた樹脂ポリエステ
A/(B): ポリエステル樹脂の合成例2で得られた樹脂ポリエステ
A’(C): アジビン酸15−ナトリウムスルホイソフタル酸/ネオ
ベンチpグリコ−t’ / 1 +4−ブタy t) 
t −/l/ (98/ 2 / 30 / 70 モ
/L’ 比)分子量2,000 MDI:4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート XDI:m−キシリレンジイソシアネート2.4−TD
I : 2.4− )リレンジイソシアネートNPG 
:ネオベンチルグリコーp HPN :ネオベンチpヒドロキVビバレート実施例1
゜ 表−1に記載した合成例1で得られたポリウレタン樹脂
を用いて下記の配合割合の組成物をボールミルに入れて
48時間分散してから、イソシアネート化合物、コロネ
ー)2030(日本ポリウレタン工業■製)を硬化剤と
して5部加え、更に1時間混合して磁性塗料を得た。こ
れを厚み12μのポリエチレンテレフタレートフィルム
上に。
乾燥後の厚みが5μになるように2,000  ガウス
の磁場を印加しつつ塗布した。50℃、2日間放置後1
/2インチ巾にスリットし、磁気テープを得た。
合成例1で得られたポリウレタン樹脂溶液100部 (固5分25%、シクロへキサノン/ トルエン=7/3溶液) コバルト被着r−Fezes       100部オ
リーブ油             1部メチpエチ〜
ケトン        80部実施例2〜11.比較例
1〜7 実施例1で用いた、表−1記載の合成例1で得られたポ
リウレタン樹脂の代わりに、表−1記載の合成例2〜7
.比較例1〜3で得次ポリウレタン樹脂及び表−2に記
載した樹脂を用いて、実施例1と同様にして磁気テープ
を得た。
なお、比較合成例4で得たポリウレタン樹脂はプリン状
となり、磁性塗料にするのが困雉であった。
以上の実施例及び比・咬例の磁気テープの特性を表−2
に示す。
表        2 表−2つづき 表−2の説明 走行安定性: 磁気テープをビデイオデッキにかけ走行時のムラを見た
硝    化   綿 : ダイ七μ社製RS 1/2 塩ビ・酢ビ系共重合体 : UCC社製1’−VAGHJ アジペートタイプポリウレタン樹脂: 日本ポリウレタン社製ニラポラン−2301スチ〜特性
: 静止画像が消失する時間。
この時間が長い程、耐久性、耐摩耗性良好。
(発明の効果) 本発明で用いるポリウレタン樹脂は全芳香族系ポリエス
テpジオー/’eM料の一成分とするものであり該ポリ
ウレタン樹脂を磁性粒子の結合成分として用いた磁気記
録媒体は、実施例からも明らかなように磁性性の耐摩耗
性、走行安定性に優れ、その結果スチル特性、耐久性が
良好となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性支持体上に、強磁性粉末を結合剤中に分散させた
    磁性材料を塗布した磁気記録媒体において、該結合剤の
    成分として、有機ジイソシアネート(A)、分子量50
    0〜5,000の長鎖ジオール(B)、及び必要により
    分子量500未満の鎖延長剤(C)を反応させたポリウ
    レタン樹脂を含み、前記長鎖ジオール(B)成分のうち
    、少なくとも20重量%がビスフェノール類あるいはそ
    の誘導体と芳香族二塩基酸あるいはその誘導体を主成分
    として得られたポリエステルジオールであることを特徴
    とする磁気記録媒体。
JP27027884A 1984-12-20 1984-12-20 磁気記録媒体 Granted JPS61148626A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5747157A (en) * 1995-08-30 1998-05-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic recording medium

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57135431A (en) * 1981-02-14 1982-08-21 Sony Corp Magnetic recording medium

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