JPS6311562A - 射出成形用材料 - Google Patents

射出成形用材料

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JPS6311562A
JPS6311562A JP61156791A JP15679186A JPS6311562A JP S6311562 A JPS6311562 A JP S6311562A JP 61156791 A JP61156791 A JP 61156791A JP 15679186 A JP15679186 A JP 15679186A JP S6311562 A JPS6311562 A JP S6311562A
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JP
Japan
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weight
parts
powder
sintering
injection molding
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JP61156791A
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志智 雄之
丸矢 一夫
片野 靖
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B21/00Nitrogen; Compounds thereof
    • C01B21/06Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron
    • C01B21/068Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron with silicon
    • C01B21/0682Preparation by direct nitridation of silicon

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的J (産業上の利用分野) 本発明は、射出成形によって製品(部品である場合をも
当然含む、)を得るのに利用される射出成形用材料に関
するものであり、更に詳細には。
金属粉末、セラミック粉末を焼結する前工程において所
望の製品形状に射出成形するのに適した射出成形用材料
に係るものである。
(従来の技術) 従来、金属粉末やセラミック粉末を焼結する場合、これ
らの粉末にバインダを加えて所定形状に成形したのち焼
結するが、その成形を射出成形によって行うことが考え
られている。この場合、金属粉末やセラミック粉末と、
樹脂、ろうを主成分とする有機物とを婬合し、前記有機
物の熱流動性を利用することによって所望の形状に射出
成形することが行なわれてきた。ここで得られた射出成
形体は、その形状を保持したまま比較的低温で加熱され
ることによって有機物が分解・除去され、金属あるいは
セラミ−7りよりなる成形体に変えらる(これを脱脂工
程と称する。)、この脱脂工程を経た成形体は、本焼成
により強度の高い最S5!:製品が得られる。
上記の射出成形法は、本来はプラスチックの成形に使用
されてきた方法であるが、複雑形状および高精度の成形
が可能であり、目動機による大量生産が可能であるとと
もに、成形後の後加工を必要としないなどのすぐれた特
長を持っているため、工業用セラミックの構造部材や電
子部品等の成形への採用が検討されるようになってきて
いる。
従来、セラミックの射出成形用材料に用いられる有機物
としていくつかの、8S!化性樹脂および熱可・■性樹
脂が検シ・Iされているが、熱硬化性樹脂では流動性、
成形性の面で良い結果が得られていない、−刀、熱可塑
性樹脂としては、ポリスチレン、ポリエチレン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体などがセラミック材料の射出成形
用バインダとして良く知られており、この他に例えば特
公昭51−29170号公報には、セラミック粉末と、
アククチツクポリプロピレンを主成分とした41機物と
の混合物を射出成形することによって、肉厚5mm程度
の成形体を得ることが開示されている。
しかしながら金属粉末やセラミック粉末の射出成形は、
できるだけ少量の有機物バインダの添加によって、複雑
形状、薄肉、n肉の成形体を、残留応力、ウェルドマー
ク、内部欠陥などを生じることなく成形することを必要
としているから、有機物/ヘインダは極めて高い流動性
を有していなければならない、ここにおいて、有機物パ
イングとして熱可塑性プラスチックのみを用いるのでは
流動性が不足であり、高い流動性を確保するためには、
ろう、脂肪族アミド、脂肪酸もしくはそのエステル、脂
肪族アルコール、フタル酸エステル。
脂肪族ポリエーテルの中から選ばれた1種または2種以
上の加工助剤を有機物バインダ中に20〜80重量%添
力■するのが適当である。
更にセラミック粉末に対し熱可塑性樹脂のみを有機物バ
インダとして用いた射出成形用材料を用いて肉厚の大き
な成形体を射出成形した場合には、中に成形できるだけ
では不十分で成形後の脱脂工程において成形体に膨れや
亀裂が発生しないようにすることが必要であり、このよ
うな有機物パインタでは肉厚の大きな成形体の脱脂が困
難であるという問題を有している。
すなわち、脱脂工程において成形体に含まれる有機物バ
インダが熱分解してガス化するのであるが、肉ノブが小
さいときには分解ガスが成形体内部から容易に移動して
除去されるが、肉厚が大きいときには成形体内部で発生
した分解ガスは表面に移動することが難しくなり、成形
体内に分解ガスがたまることとなって成形体表面に膨れ
や71裂が発生する。また、このような膨れや亀裂の発
生する温度範囲は200℃ないし300℃であることが
多い、これは熱可塑性樹脂が熱分解を開始する200℃
ないし250℃の温度範囲においても溶融した熱可塑性
樹脂によって成形体の表面が軟化しており、分解ガスの
放散が妨げられるためと推定される。
これを防ぐために、250℃以下、好ましくは200℃
以下の温度で分解し、成形体内に気孔を形成せしめるよ
うな比較的低分子の化合物を添加するのが良い方法であ
る。このような気孔形成剤としては、前記の加工助剤と
同様に、ろう、脂肪族アミド、脂肪酸もしくはそのエス
テル、脂肪族アルコール、フタル酸エステル、脂肪族ポ
リエーテル、アルキルフェノールエーテルの中から選ば
れる1種または2種以上のものが選択される。すなわち
、この加工助剤兼気孔形成剤は、セラミックの射出成形
用材料、特に肉厚の大きな成形体を得るための射出成形
用材料における有機物パイングの構成成分として極めて
重要なものである。
本発明者らは、先に特開昭58−223662号におい
て、このような加工助剤兼気孔形成剤として、ろうが極
めて有効であることを提案した。
しかしながら、加工助剤兼気孔形成剤は一股に分子量が
4,000以下の比較的低分子量であり、史に分子量分
布が小さいので、それのみをもって有機物パインタとし
た場合には成形が困難であリ、また、成形体の強度が弱
いだけでなく、脱脂工程においても変形・曲がりを生じ
やすい。
そこで、本発明者らはさらに、この問題を解決するため
に、有機物バインダの構成成分として分子量5,000
以上の熱可塑性樹脂を添加することによって解決しよう
と試みた。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、熱可塑性樹脂として従来用いられている
ポリスチレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重
合体を使用した場合には、それぞれいくつかの問題点を
有している。
すなわち、ポリスチレンは流動性が不十分である場合が
多く、これに対してろうを加工助剤として用いようとす
る場合は相溶性が悪いため添加量が極めて制限される。
また、ポリエチレンは結晶性であるため成形収縮が太き
く、特に肉厚の大きな成形体を成形する場合は内部収縮
により亀裂や残留応力が発生するだけでなく、有用な加
工助剤兼気孔形成剤であるフタル酸エステルとの相溶性
が悪いという欠点を有している。
さらに、エチレン酢酸ビニル共重合体は流動性も良く、
多くの加工助剤兼気孔形成剤との相溶性も良好であり、
更に結晶性も低いという長所を有するが、#熱性が悪い
という欠点を有している。
すなわち、加工助剤兼気孔形成剤は100℃〜220℃
で成形体からの溶出1分解、蒸発等を起しながら気孔を
形成していくのであるから、成形体とくにその表面部に
は大きな変化がともない、変形や亀裂が発生しやすい、
8可塑性樹脂はこのような変化に対して成形体の形状を
保持し、亀裂を発生させないような耐熱性を有しなけれ
ばならない、ところが、エチレン−酢酸ビニル共重合体
は100℃以上での成形体保持力が弱いばかりでなく、
200℃近くになるとそれ自身熱分解して酢酸ガスを発
生する場合が多いため、変形や亀裂を発生しやすいとい
う問題点があった。
(発明の目的) 本発明は、このような従来の射出成形用材料の問題点に
刃口してなされたもので、金属粉末およびセラミック粉
末の1種または2種以上よりなる焼結用粉末を素材とす
る製品を射出成形によって成形し、その後脱脂するに際
し、相溶性、流動性が良好で内部収縮が小さく成形性に
優れており、脱脂工程中に変形せず、脱脂後の成形体表
面に膨れや亀裂が発生するのを抑制することができ、射
出成形による粉末成形の利点を活用することができる射
出成形用材料を提供することを目的としている。
E発明の構成」 (問題点を解決するための手段) 本発明による射出成形用材料は、金属粉末およびセラミ
ック粉末の1種または2種以上よりなる焼結用粉末と、
有機物バインダとを混合して成り、前記有機物バインダ
が、焼結用粉末100重量部に対して0.5〜5重量部
のエチレン−エチルアクリレート共重合体および2.5
〜5重量部のアタクチックポリプロピレンからなる品分
子助剤3〜10重量部と、ろう、脂肪族アミド、脂肪酸
もしくはそのエステル、脂肪族アルコール、フタル酸エ
ステル、脂肪族ポリエーテル、アルキルフェノールエー
テルの中から選ばれる1種または2種以上よりなる加工
助剤兼気孔形成剤を焼結用粉末100重量部に対して1
0〜25重量部含み、残部が焼結用粉末100重量部に
対して10重量部以下の有機物であることを特徴として
いる。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
木発IIIにおいて使用される焼結用粉末を構成する金
属粉末としては、金属けい素粉末、高速度鋼等の鉄また
は鉄合金粉末、チタン系、タングステン系、ポロン系等
の超合金粉末、磁性材料粉末などの各種金属粉末などが
あり、また、回じ〈焼結用粉末を構成するセラミック粉
末としては、窒化けい素粉末、炭化け゛い素粉末、アル
ミナ粉末、ジルコニア粉末、サイアロン粉末(窒化けい
素−アルミナ系)などの各種セラミック粉末がある。ま
た、金属粉末とセラミック粉末とを混合したサーメット
粉末として使用することもでき、必要に応じてこれら各
種金属粉末およびセラミック粉末の1種または2挿具−
1−を適宜混合して焼結用粉末として用いることもでき
る。また、金属誠維、セラミック繊維のうち短慮維であ
って、有機物バインダと混合することによって射出成形
可能なものも本発明の範囲に含まれる。これらの粉末に
は素材である粉末のほか、焼結助剤、成形助剤、物性向
−Lのための他の助剤等を適宜あらかじめ添加しておく
こともできる。
また、本発明における高分子助剤としては、エチレン−
エチルアクリレート共重合体を焼結用粉末100玉量部
に対して0.5〜5重量部、アタクチックポリプロピレ
ンを同じく焼結用粉末100重ノ11部に対して2.5
〜5重量部とするのがよく、両名の合計で3〜10重量
部とするのがよい。
すなわち、上記のエチレン−エチルアクリレート共重合
体は、加工助剤兼気孔形成剤との相溶性を担保するもの
であり、0.5重量部よりも少ないとこの効果が十分に
得られず、反対に5重量部よりも多いと射出成形時の流
動性が十分でなくなるばかりか、脱脂時に十分な通気孔
が確保され難くなり、成形体表面に膨れや亀裂が生じる
ようになるので、0.5〜5重量部とするのがよい。
さらに、アタクチックポリプロピレンは幅広い分子量分
布をもち、成形時の粘度変化をゆるやかにし、成形時の
残留応力発生を抑制する効果を有しているが、2.5重
量部よりも少ないとこの効果が十分に得られず、反対に
5重量部よりも多いと脱脂時に膨れや亀裂を発生し易く
なるので、2.5〜5重量部とするのがよい。
そして、上記した高分子助剤成分のうち、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体は、エチルアクリレートの共
重合比率が3〜50%のものを用いるのがより好ましく
、なかでも5〜40%のものを用いるのがとくに好まし
い。すなわち、共重合比率が3%未満のものでは共重合
体としての特性が小さくなり、ポリエチレンに近くなる
ので、本発明における有用な加工助剤兼気孔形成剤であ
るフタル酸エステルとの相溶性が悪くなるほか流動性も
低下する傾向がある。従って共重合比率が3%以上、よ
り好ましくは5%以上のものを用いるのがよい。また反
対に共重合比率が50%超過では、成形体の引張強度お
よび剛性が小さくなるほか、成形体の硬度が高く、脱脂
が困難になる傾向があるので、共重合比率は50%以下
、より好ましくは40%以下のものを用いるのが良い。
さらに、このエチレン−エチルアクリレート共重合体の
数平均分子量は5.000以−Fのものを用いるのが一
般的であるが、好ましくは30.000以下、さらに好
ましくは15.000以下のものを用いるのが良い、こ
れは数モ均分子量が30.000を超えると流動性が悪
くなるばかりか、脱脂が困難になるという問題点を生ず
るからである。したがって、木発IIの熟口f塑性樹脂
成分は、その数平均分子量が5.000以上30,00
0以下より好ましくは15.000以下のものを用いる
のが望ましい。
なお、本発明では、数モ均分子量5,000未満のもの
は、熱可塑性樹脂としての成形性、保形性の面であまり
好ましくない。これは、分子量が小さく、その結果とし
て分子量分布が小さいためである。そして、本発明にお
いて用いられるエチレン−エチルアクリレート共重合体
は、前述したように焼結用粉末100重量部に対して0
.5〜5毛量部の範囲とするのがよい。
他方、上記した高分子助剤成分のうちアタクチックポリ
プロピレンは、ポリプロピレンの副産物として生成され
るもので、品質が必ずしも安定しているものではないが
、比較的高分子量のグレードを用いるほうが、成形性、
離型性、保形性の面で有効である。この場合、これらの
8!乎均分子量は一般に1.000〜3 、ooo−r
iる。
そして、本発明において用いられるアタクチックポリプ
ロピレンは、前述したように焼結用粉末100重賃部に
対して2.5〜5毛量部の範囲とするのがよく、上記の
エチレンー二チルアクリレート共重合体およびアタクチ
ックポリプロピレンからなる高分子可塑剤は、焼結用粉
末1oo重は部に対して3〜10重量部の範囲とするの
がよい。
次に、本発明に用いられる加工助剤兼気孔形成剤は、ろ
う、脂肪族アミド、脂肪酸もしくはそのエステル、脂肪
族アルコール、フタル酸エステル、脂肪族ポリエーテル
、アルキルフェノールエーテルの中から選ばれる1種ま
たは2種以上が選択されるものであり、焼結用粉末10
0重量部に対して10〜25重量部とするのが良い。
この加工助剤兼気孔成形剤は、成形時の流動性を付与す
ると同時に、脱脂時に100〜220℃で成形体から溶
出1分解、蒸発等を起しながら気孔を形成し、高分子助
剤の溶出を使道する効果を有する。この場合、添加量が
焼結用粉末100重量部に対して10重量部未満では上
記効果が十分に得られず、成形時に充填不良を起こした
り、脱脂時に膨れや亀裂を発生し易い0反対に25!I
f量部超過では成形体の強度が不足し、成形体の取り扱
い性が著しく低下するので、10〜25重量部とするの
がよい。
上記した加工助剤兼気孔形成剤のうち、ろうとしては、
鉱物系の石油ろう、鉱物系の天然ろう。
ポリオレフィン系の合成ろうなどがあり、好ましくは、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスおよび
それらのワックスの変性体などを使用するのがよい、ま
た、脂肪族アミドとしては、ステアリン酸アミド、オレ
イン酸アミド等の)父素数4〜30の飽和もしくは不飽
和脂肪族アミドを用いるのが適当である。また、脂肪酸
としては、ステアリン酸、オレイン酸等の炭素数4〜3
0の合成脂肪酸のほか、椰子油脂肪酸、イワシ酸、菜種
脂肪酸等の天然脂肪酸も用いることができる。また、脂
肪族アルコールとしては、ステアリンアルコール、オレ
インアルコール等の合成高級アルコールのほか、セチル
アルコールウビルアルコール等の天然の高級アルコール
も用いることができる.また、脂肪酸エステルとしては
、ステアリン酸ブチル、オレイルオレート、ステアリン
酸モノグリセリド、椰子油脂肪酸メチル、ソルビタンエ
ステルを用いるのt;良い。また、脂肪族ポリエーテル
としては、ポリオキシエチレンオレイルエーテル テアリルエーテル等が好ましく用いられる.また、フタ
ル酸エステルとしては、ジエチルフタレート、ジブチル
フタレート、ジオクチルフタレートが好ましく用いられ
る。
これらの加工助剤兼気孔形成剤は、1種のみよりも2種
類以上を組合わせて用いるのが良い.これはlOO℃〜
220℃における加工剤兼気孔形成剤の溶出,分解.蒸
発が狭い温度範囲で急激に起るを抑えることが、変形,
亀裂を防止するために極めて有用な手段であるからであ
る.そして、エチレン−エチルアクリレート共重合体は
、無極性ツバラフインワックスに対しても、また、極性
を有するエステル類に対しても相溶性が良好であるため
に、このような手段を用いるのに極めて適している。
そして、上記の加工助剤兼気孔形成剤は、前記したよう
に焼結用粉末100重量部に対して10〜25重量部の
範囲とするのがよい。
本発明による射出成形用材料は,上記した金属粉末およ
びセラミック粉末の1種または2種以上よりなる焼結用
粉末がより望ましくは45〜62体積%であり、残部は
実質的に有機物バインダからなるものであり、有機物バ
インダをより望ましくは38〜55体積%含むものであ
るのが一般的である.ここで上記焼結用粉末が全組成物
の45体積%よりも少ないと、脱脂工程で加熱した際に
有機物バインダの量が多いために軟化して自重による変
形を起す傾向となるおそれがある.また、上記焼結用粉
末が全組成物の62体体積よりも多いと、焼結用粉末と
有機物バインダとを均一に混合することが難しくなる傾
向にあり、かつ射出成形が次第に困難となるので好まし
くない。そして本発明の実施においてさらに好ましい範
囲は53〜58体積%である。
しかしながら、焼結用粉末の体積%は、該焼結用粉末の
タップ密度を求め、それから充填体積%を算出し、それ
より若干小さく設定されるべきなので、焼結用粉末の桂
類によっては上記した範囲からはずれるものもありうる
ことはいうまでもない。
さらに本発明において用いられる有機物へインタの残部
としては、でんぷん、ロジンおよびその変成体、8Ij
類、ガセイン、ニカワ、ゼラチン、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース。
デキストリン、シアンエチル化デンプン、カルボキシメ
チルデンプン、ポリビニルアルコール、アルギン酸ソー
ダ、ポリアクリルアミド、ビニルエーテルマレイン酸共
重合体、ポリ酢酸ビニル。
スチレン−ブタジェン共重合体、アクリル樹脂。
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、キシレン
ホルムアルデヒド樹脂、ケトンホルムアルデヒド樹脂、
ユリア樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、シアヌル酸エステル樹脂、ポリウレタン
、ポリプロピレン。
ポリエチレン、ポリイミド、ポリアミド、ポリアクリル
ニトリル、熱可塑性ポリエステル、ポリアクリルエステ
ル、ピッチ、タール、アスファルト、アタクチックポリ
プロピレンなどの有機物を用いることができるが、これ
らは焼結用粉末100重量部に対して10重量部以下と
することが特に好ましい。
(実施例および比較例) 以下、本発明の実施例について比較例と共に説明する。
本実施例におけるエチレン−エチルアクリレート共重合
体(以下、rEEAJとする。)としては、11本ユニ
カー(株)製のものを用いた。第1表にその物性値を示
す。
7fS1表  EEAの物性イ1 また、本実施例におけるアタクチックポリプロピレン(
以下、rAPPJとする。)としては第2表に示す物性
値のものを用いた。
第2表  APPの物性値 また、本実施例における加圧助剤兼気孔形成剤としては
、パラフィンワックス(以下、「PW」とする、)、マ
イクロクリスタリンワックス(以下、r M CW J
 とする。)、ポリエチレンワックス(以下、rPEW
」とする。)、M化ワックス(以下、rOWJ とする
。)、ステアリン酸(以ド、「ST」とする、)、ジブ
チルフタレート(以下、rDBPJ とする。)、ジエ
チルフタレート(以下、rDEPJとする。)、ジオク
チルフタレート(以下、rDOPJとする。)、ソルビ
タンモノラウレート(以下、rsML」とする。)、ソ
ルヒタントリオレート(以下、rSTOJとする。)の
中から1種または2種以上を選んだ。
実施例1 この実施例1において、粉末としては、Si3N4:9
0重量%、Y2O2:6重量%。
A文203:4重量%の混合粉末(以下「粉末A」とす
る。)を選んだ。
また、EEAとしては第1表からEEA−Aを選び、A
PPとしてはE7’S2表からAPP−Aを選び、加圧
助剤兼気孔形成剤としてはFW 、 DW 。
DBP 、SMLを選んだ。
そこで、重量比で、粉末A: 100重量部(53vo
1%、82wt%)、EEA−A :2 (T;、’ 
、+1’+部(1,6wt%)、APP−A : 4重
量部(3,2wt%)、PW:9重量1−11(7、2
wt%)、DBP : 5重量部(4wt%)、SML
:2重量部(1,6wt%)を調合し、ニーダを使用し
て150℃で30分間混合して、冷却後直径3mm程度
の射出成形用材料とした。
なお、ここでいう重量部とは、粉末100重量部に対す
る割合を示す。
次いで、上記射出成形用材料の成形に際しては、プラン
ジャー型の射出成形機を使用し、160℃の加熱筒温度
にしかつ金型を40℃に保持して、800kgf/cm
2の圧力で第1図に示す3種の形状の成形体1,2.3
をそれぞれ10個ずつ成形した。なお、第1図に示す成
形体1.2.3の寸法は、d1= 12mm、d2 =
20mm、d3 =28mm、h=50mmである。
この射出成形後において、各成形体1〜3の表面を調べ
たところ、すべてにウェルドマークや亀裂等の欠陥は認
められなかだ。
次に、上記射出成形体1〜3に対し、5°C/hrのy
1温速度で450°C迄加熱して脱脂処理を行ない、脱
脂後の成形体1〜3の表面を調べたところ、膨れや亀裂
の発生は全く見られず、脱脂歩留は第3表に示すとおり
80〜100%であった。ここで脱脂歩留とは、脱脂工
程において欠陥の発生しなかった割合を示す。
実施例2 粉末として、SiC:97重量%、B4C:3重ii′
L%の混合粉末(粉末B)を選び、EEAとしては第3
表からEEA−Bを選んだほかは、実施例1と全く同様
な材料組成でかつ同様な製造工程とした。そして、この
工程を経て得られた脱脂体の脱脂歩留は第3表に示すと
おり80〜100%であった。
(実施例3〜10.比較例1〜6) 実施例3〜lOおよび比較例1〜6では、射出成形用材
料の成分の組み合わせおよび構成部数を変化させて、実
施例1と同様に、混練、成形、脱脂を行なった。その結
果を第3表に示す。なお。
成形性の悪いものは脱脂工程を行なわなかった。
第3表の中で実施例3〜10は本発明の範囲内であり、
比較例1〜6は本発明の範囲外である。
また、第3表中の熱可塑性樹脂成分はEEA以外のもの
であり、LDPEは低密度ポリエチレン、PSはポリス
チレンである。
第3表に示すように、本発明の範囲外のものはそれぞれ
問題点を有している。すなわち比較例1は粉末の含有(
、)が43体積%であるため脱脂中に変形を生じている
0反対に比較例2は粉末含有量が64体植えであるため
に粉末と有機物バインダとの均一な混合が困難となり、
流動性が低下し、成形性が8い、また、比較例3.4は
熱可塑性樹脂としてLDPEを用いているが、DBPと
の相溶性が7・出く、成形体にウェルドマークが見られ
、脱脂歩留も悪い。さらに、比較例5.6は熱可塑性樹
脂としてPSを用いているが、FWやAPPとの相溶性
が悪く、成形体にウェルドマークが見られ脱脂歩留も悪
い。
[発明の効果コ 以−1−説明してきたように、本発明による射出成形用
材料は、金属粉末およびセラミック粉末の1種または2
種以上よりなる焼結用粉末と、有機物バインダとを混合
して成り、前記有機物バインダが、焼結用粉末100重
;4部に対して0.5〜5(R;j−KBのエチレン−
エチルアクリレート共重合体および2.5〜5重量部の
アタクチックポリプロピレンからなる高分子助剤3〜1
0重量部と、ろう、脂肪族アミド、脂肪酸もしくはその
エステル、脂肪族アルコール、フタル酸エステル、脂肪
族ポリエーテル、アルキルフェノールエーテルの中から
選ばれる1種または2種以上よりなる加工助剤兼気孔形
成剤を焼結用粉末100重量部に対して10〜25重量
部含み、残部が焼結用粉末100重量部に対して10重
量部以下の有機物である成分構成としたから、金属粉末
およびセラミック粉末の1種または2種以上よりなる焼
結用粉末を射出成形によって所定形状に成形し、その後
成形体を脱脂するに際し、素材の相溶性および流動性が
良好で内部収縮が小さく、成形性に役れているとともに
脱脂工程中に変形せず、脱脂後の成形体表面に膨れや亀
裂が発生するのを防止することができ、射出成形による
粉末成形の利点を有効に活用することができる射出成形
用材料であるという非常に役れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)は本発明の天施例および比較
例において射出成形した各成形体の説明図である。 特許出願人   [1産[1動車株式会社代理人升理士
  小  塩    間 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属粉末およびセラミック粉末の1種または2種
    以上よりなる焼結用粉末と、有機物バインダとを混合し
    て成り、前記有機物バインダが、焼結用粉末100重量
    部に対して0.5〜5重量部のエチレン−エチルアクリ
    レート共重合体および2.5〜5重量部のアタクチック
    ポリプロピレンからなる高分子助剤3〜10重量部と、
    ろう、脂肪族アミド、脂肪酸もしくはそのエステル、脂
    肪族アルコール、フタル酸エステル、脂肪族ポリエーテ
    ル、アルキルフェノールエーテルの中から選ばれる1種
    または2種以上よりなる加工助剤兼気孔形成剤を焼結用
    粉末100重量部に対して10〜25重量部含み、残部
    が焼結用粉末100重量部に対して10重量部以下の有
    機物であることを特徴とする射出成形用材料。
JP61156791A 1986-07-02 1986-07-02 射出成形用材料 Pending JPS6311562A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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