JPS6279401A - 透明成形体およびその製造方法 - Google Patents

透明成形体およびその製造方法

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JPS6279401A
JPS6279401A JP22073985A JP22073985A JPS6279401A JP S6279401 A JPS6279401 A JP S6279401A JP 22073985 A JP22073985 A JP 22073985A JP 22073985 A JP22073985 A JP 22073985A JP S6279401 A JPS6279401 A JP S6279401A
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JP22073985A
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Naoki Shimoyama
直樹 下山
Takashi Taniguchi
孝 谷口
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐すり信性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐薬品性、
可撓性、耐熱性、耐熱水性、耐光性、耐候性、染色性な
どに優れ、眼鏡用レンズ、カメラ用レンズなどの光学・
用に適した透明成形体およびその製造方法に関するもの
である。
[従来技術] 透明成形体、とりわけプラスチックレンズに代表される
プラスチック成形体は、極めて優れた耐衝撃性および透
明性を有し、かつ軽量であり、染色も容易で必ることか
ら近年大幅に需要か増えている。しかしプラスチックレ
ンズは無機カラスに比べて表面硬度が低く、傷が付き易
いという欠点がおる。この欠点を改良しようとする試み
はすでに数多く提案されている。特公昭60−1738
0号公報にはプラスチック基材の表面にアニオン系のフ
ルオロカーボン鎖を含むポリオルガノシラン系ハードコ
ート膜をコートする方法が開示されている。
[発明が解決しようとする問題点] 特公昭60−17380号公報に開示されている技術は
、高硬度の被膜でおるが染色できない、可撓性が無いた
めに耐熱性が低いという欠点を有している。
[問題を解決するための手段] 本発明者らは、上記の問題点を解決するために鋭意検討
した結果、以下に述べる本発明に到達した。
すなわち、本発明の第1の発明は、次の構成からなる。
透明基材の表面に下記A、BおよびC成分からなる被膜
を設けたことを特徴とする透明成形体に関するものであ
る。
A、平均粒子径が1〜300mμのシリカ微粒子B、フ
ルオロカーボン鎖を有するノニオン系界面活性剤 C1有機物含有ポリマ さらに第2の発明は、透明基材の表面に前記A。
BおよびC成分を含む液状のコーティング組成物を塗布
し、さらに加熱によって硬化被膜を形成せしめることを
特徴とする透明成形体の製造方法に関するものである 本発明における透明基材としては無機ガラス、各種プラ
スチック、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、ジ
エチレングリコールビスアリルカーボネートボリマ、(
ハロゲン化)ビスフェノールAのジ(メタ)アクリレー
トポリマおよびその共重合体、(ハロゲン化)ビスフェ
ノールAのウレタン変性(メタ〉アクリレートポリマ、
およびその共重合体などが好ましく使用される。
本発明におけるA成分である平均粒子径か1〜300m
μのシリカ微粒子とは、高分子足無水ケイ酸の水および
/またはアルコールなどの有機溶媒中のコロイド状分散
体として供給される。
このようなシリカのコロイド状分散体は種々のPHで安
定に存在しうるちのとして供給可能でおるが、塗料の安
定性、塗膜の硬度などの点から酸性が好ましく、特に3
〜6.9のPH値を有するものが好ましく使用される。
またシリカの平均粒子径としては1〜300mμのもの
が使用可能であるが、ゾルの安定性、塗膜の透明性など
の点から特に5〜100mμのものが好ましく使用され
る。これらのシリカゾルは被膜中に5〜80 ffl 
ffi%含まれていることが好ましいが、塗膜の可1尭
性、染色性などの点からさらに好ましくは10〜70重
伍%が使用される。すなわち5重量%未満では、染色、
熱水処理後の硬度低下ざらには、その上に無機物からな
る反射防止膜を設ける場合、接着性が不十分となり、表
面硬度の高いものか1dられにくい。また80重量%を
越えた場合には、塗膜の白化、クラックの発生、基材と
の接着性不良、染色性低下などの問題点がある。
本発明におけるC成分でおるフルオロカーボン鎖を有す
るノニオン系界面活性剤とは、疎水基としては脂肪族炭
化水素鎖の水素の一部又は全部がフッ素原子で置換され
たフッ素化脂肪族炭化水素鎖を有するものであり、脂肪
族炭化水素鎖のカーボン数は特に限定されないが、好ま
しくは1〜20さらには好ましくは6〜11である。脂
肪族炭化水素鎖は直鎖状でおっても枝分れしていてもよ
く、さらには二重結合があってもよい。
また親水基としては非イオン性のもので親水性を有する
ものであれば特に限定されない。さらには有機溶剤との
親和性をも付与した親有機基であっても問題はない。か
かる親水基あるいは親有機基としてはポリオキシエチレ
ンエタノール、さらにはそのエステル化物などが挙げら
れる。
本発明で使用されるフッ素系界面活性剤の添加量は、被
膜成分中に0.005〜10重量%が好ましいが、塗膜
の硬度向上、塗膜表面の摩擦係数低下、コーティング組
成物の塗布時におけるフローを向上させるためにさらに
好ましくは0.01〜5重量%が使用される。すなわち
0.005重量%未満では、°レベリング性、塗膜表面
の摩擦係数が低下されなく表面硬度の高いものが得られ
ない。また10重量%を越えると、表面硬度の低下が著
しい。
本発明におけるC成分である有機物含有ポリマとしては
、被膜の透明性を損わないものであれば何でもよい。使
用可能なポリマの例としては、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアルコール、セルロース類、メラミン樹脂、
エポギシ樹脂、ポリシロキサン樹脂、アクリル樹脂など
が挙げられる。
中でも表面硬度、耐熱性、耐熱水性、耐薬品性などの点
から熱硬化性樹脂が好ましく用いられるがとくに表面硬
度向上の点からポリシロキサン樹脂が特に好ましく用い
られる。有機ポリシロキサンを形成せしめる組成物の代
表的な例を挙げると次の一般式(I)で表わされる有機
ケイ素化合物および/またはその加水分解物が挙げられ
る。
(ここで、R、R2は各々アルキル基、アルケニル基、
アリール基またはハロゲン基、エポキシ基、グリシドキ
シ基、アミノ基、メルカプト基、メタクリルオキシ基あ
るいはシアノ基を有する炭化水素基、R3は炭素数が1
〜8のアルキル基、アルコキシアルキル基、アシル基、
アリール基であり、aおよびbはOまたは1である。)
これらの有機ケイ素化合物の具体的な代表例としては、
メチルシリケート、エチルシリケート、n−プロピルシ
リケート、i−プロピルシリケート、n−ブチルシリケ
ート、5ec−ブチルシリケートおよびt−ブチルシリ
ケートなどのテトラアルコキシシラン類、およびその加
水分解物ざらにはメチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、メチルトリメトキシエトキシシラン
、メチルトリアセトキシシラン、メチルトリプロポキシ
シラン、メチルトリブトキシシラン、■チルトリメトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、ビニルトリメトキシエトキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシ
ラン、フェニルトリアセトキシシラン、γ−クロロプル
ピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリエト
キシシラン、γ−クロロプロピルトリアセトキシシラン
、3,3゜3−トリフロロプロピルトリメトキシシラン
、T−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、β〜シアノエチルトリエトキ
シシラン、メチルトリフエノキシシラン、クロロメチル
トリメトキシシラン、クロロメチルトリエトキシシラン
、グリシドキシメチルトリメトキシシラン、グリシドキ
シメチルトリエ1へキシシラン、α−グリシドキシエチ
ルトリメトキシシラン、α−グリシドキシエチルトリエ
トキシシラン、β−グリシドキシエチルトリメトキシシ
ラン、β−グリシドキシエチル]ヘリエl〜キシシラン
、α−グリシドキシプロビルトリメトギシシラン、α−
グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、β−グリシドキシ
プロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメ1ヘキシシラン、γ−グリシドギシプロピルト
リエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリプロ
ボキシシラン、T−グリシドキシプロピルトリブトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシエトギ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリフエノキシシ
ラン、α−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、α
−グリシドキシブチル1〜リエトキシシラン、β−グリ
シドキシブチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシ
ブチルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシブチル1
〜リメトギシシラン、γ−グリシドキシブチルトリエト
キシシラン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシラ
ン、δ−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、(3
,4−エポキシシクロヘキシル)メチル1〜リメトキシ
シラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル1
〜リエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリプロ
ポキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル
)エチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルi〜リメ1〜ギシエトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル1
〜リフエノキシシラン、’7’−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)プロピルトリメトキシシラン、γ−(3
゜4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリエトキシ
シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチ
ルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)ブチルトリエトキシシランなどのトリアルコ
キシシラン、トリアジルオキシシランまたはトリフエノ
キシシラン類またはその加水分解物およびジメチルジメ
トキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジメ
チルジメトキシシラン、フェニルメチルジェトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
クロロプロピルメチルジェトキシシラン、ジメチルジア
セトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチ
ルジェトキシシラン、T−メルカプトプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−メルカプ1〜プロピルメチルジェ
トキシシランアミノプロピルメチルジメトキシシラン、
γーアミノプロピルメチルジェトキシシラン、メチルビ
ニルジメトキシシラン、メチル1〜リエトキシシラン、
グリシドキシメチルメチルジメトキシシラン、グリシド
キシメチルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキシ
エチルメチルジメトキシシラン、αーグリシドキシエチ
ルメヂルジエ1ヘキシシラン、β−グリシドキシエチル
メチルジメトキシシラン、β−グリシドキシエチルメチ
ルジェトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメチルジ
ェトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジェト
キシシラン、γーグリシドキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γーグリシドキシプロピルメチルジェトキシ
シラン、γーグリシドキシプロピルメチルジプロポキシ
シラン、γーグリシドキシプロピルメチルジブトギシシ
ラン、γーグリシドキシプロピルメチルジメトキシエト
キシシラン、γーグリシドキシプロピルメチルジフェノ
キシシラン、γーグリシドキシプロピルメチルジアセト
キシシラン、γーグリシドキシプロピルエチルジメトキ
シシラン、γーグリシドキシプロピルエチルジェポキシ
シラン、T−グリシドキシプロピルビニルジメトキシシ
ラン、γーグリシドキシプロピルビニルジェトキシシラ
ン、γーグリシドキシプロピルフェニルジメトキシシラ
ン、T−グリシドキシプロピルフェニルジエトキシシラ
ンなとジアルコキシシラン、ジフェノキシシランまたは
ジアシルオキシシラン類またはその加水分解物がその例
である。
これらの有機ケイ素化合物は1種または2種以上添加す
ることも可能であるとくに染色性付与の目的にはエポキ
シ基、グリシドキシ基を含む有機ケイ素化合物の使用が
好適でおる。
これらの有機ケイ素化合物はキュア温度を下げ、硬化を
より進行させるためには加水分解して使用することが好
ましい。
加水分解は純水または塩酸、酢酸、あるいは硫酸などの
酸性水溶液を添加、攪拌することによって製造される。
ざらに純水、あるいは酸性水溶液の添加伍を調節するこ
とによって加水分解の度合をコントロールすることも容
易に可能である。加水分解に際しては、一般式(1)の
−0R3基と等モル以上、3倍モル以下の純水または酸
性水溶液の添加が硬化促進の点で特に好ましい。
加水分解に際しては、アルコール等が生成してくるので
、無溶媒で加水分解することが可能であるが、加水分解
をざらに均一に行なう目的で有機ケイ素化合物と溶媒を
混合した後、加水分解を行なうことも可能である。また
目的に応じて加水分解復のアルコール等を加熱および/
または減圧下に適当量除去して使用することも可能であ
るし、その後に適当な溶媒を添加することも可能である
これらの溶媒としてはアルコール、エステル、エーテル
、ケトン、ハロゲン化炭化水素あるいはトルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素などの溶媒が挙げられる。ま
たこれらの溶媒は必要に応じて2種以上の混合溶媒とし
て使用することも可能である。また、目的に応じて加水
分解反応を促進し、さらに予備縮合等の反応を准めるた
めに室温以上に加熱することも可能であるし、予備縮合
を抑えるために加水分解温度を室温以下に下げて行なう
ことも可能でおることは言うまでもない。
本発明は透明基材の表面にシリカ微粒子、フッ素系ノニ
オン界面活性剤、有機物含有ポリマからなるコーティン
グ組成物を塗布し、加熱硬化せしめてなるものでおるが
塗布に必たっては、清浄化、接着性向上、耐水性向上な
どを目的として基材に各種の前処理を施すことが可能で
ある。とくに本発明に有効な手段としては活性化ガス処
理、薬品処理などが挙げられる。
かかる活性化ガス処理とは、常圧−bb<は減圧下にお
いて生成するイオン、電子あるいは励起された気体であ
る。これらの活性化ガスを生成する方法としては、例え
ばコロナ放電、減圧下での直流、低周波、高周波あるい
はマイクロ波による高電圧放電などによるものである。
特に減圧下での高周波放電によって(9られる低温プラ
ズマによる処理が好適である。
ここで使用されるガスは特に限定されるものではないが
、具体例としては酸素、窒素、水素、炭酸ガス、二酸化
硫黄、ヘリウム、ネオン、アルゴン、フレオン、水蒸気
、アンモニア、−酸化炭素、塩素、−酸化窒素、二酸化
窒素などが挙げられる。
これらは一種のみならず、二種以上混合しても使用可能
である。前記の中で好ましいガスとしては、酸素を含ん
だものが挙げられ、空気などの自然界に存在するもので
あってもよい。ざらに好ましくは、純粋な酸素ガスが接
着性向上に有効である。さらには同様の目的で前記処理
に際しては被処理基材の温度を上げることも可能である
一方、薬品処理の具体例としては苛[生ソーダなどのア
ルカリ処理、塩酸、硫酸、過マンガン酸カリウム、重ク
ロム酸カリウムなどの酸処理、芳香環を有する有機溶剤
処理などが挙げられる。
以上の前処理は連続的、または段階的に併用して実施す
ることも十分可能である 本発明のコーティング組成物の硬化にあたっては、硬化
促進、低温硬化などを可能とする目的で各種の硬化剤が
併用可能である。硬化剤としては各種エポキシ樹脂硬化
剤、あるいは各種有機ケイ素樹脂硬化剤などが使用され
る。
これらの硬化剤の具体的な例としては、各種の有り酸お
よびそれらの酸無水物、窒素含有有数化合物、各種全屈
銘化合物あるいは全屈アルコキシド、ざらにはアルカリ
金属の有はカルボン酸塩、炭酸塩などの各種塩が挙げら
れる。これらの硬化剤は2種以上混合して使用すること
も可能である。
これら硬化剤の中でも本発明の目的には、塗料の安定性
、コーテイング後の被膜の着色の有無などの点から、特
に下記に示すアルミニウムキレート化合物が有用である
ここでいうアルミニウムキレート化合物とは、例えば一
般式AIXnY3−oで示されるアルミニウムキレート
化合物である。
ただし式中、XはOL (Lは低級アルキル基)、Yは
一般式M’ C0CHりC0M2 (M’ 、M2はい
ずれも低級アルキル基)で示される化合物に由来する配
位子および一般式M 3COCl−b COOM(M 
、 M4はいずれも低級アルキル基)で示される化合物に由
来する配位子から選ばれる少なくとも1つてあり、nは
Ollまたは2である 本発明の硬化剤として特に有用な一般式A I X、 
Y3−nで示されるアルミニウムキレート化合物として
は、各種の化合物をあげ得るが、組成物への溶解性、安
定性、硬化触媒としての硬化などの観点から特に好まし
いのは、アルミニウムアセチルアセトネート、アルミニ
ウムビスエチルアセトアセテートモノアセチルアセトネ
ート、アルミニウムージ−n−ブトキシド−モノエチル
アセトアセテート、アルミニウムーシーl5O−プロポ
ギシドーモノメヂルアゼトアセテー1〜などでおる。
これらは2種以上を混合して使用することも可能である
本発明の透明基材にmイ5される前記コーティング組成
物の塗装ff手段としては、刷毛塗り、浸漬塗り、ロー
ル塗り、スプレー塗装、スピン塗装、流し塗りなどの通
常行なわれる塗装方法が容易に使用可能である。
本発明の被膜は、前記塗装[手段で塗装「され硬化させ
ることによって1qられるが硬化は主として加熱処理す
ることによって行なわれる。なお、加熱温度は従来のコ
ーティング組成物の場合よりもかなり広範囲で使用でき
、50〜250’Cで十分に良好な結果が得られる。
本発明における被膜の膜厚はとくに限定されるものでは
ない。しかし、接着強度の保持、硬度などの点から、0
.1〜20ミクロンの間で好ましく用いられる。さらに
好ましくは0.4〜10ミクロンである。また、被膜の
塗布にあたって作業性、被膜厚さ調節などから各種溶剤
により、希釈して用いられるが希釈溶剤としては、水、
アルコール、エステル、エーテル、ハロゲン化炭化水素
などが挙げられる。
本発明の好ましい実施態様としては、とくに表面硬度、
染色性に優れていることからナングラス用レンズ、度付
メガネ用レンズなどの光学用レンズに有用である。
本発明の特徴を明瞭にするため次に実施例を挙げるが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お式中の部数は重量による。
実施例1〜4、比較例1〜4 (1)T−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルメチルジェトキシシラン共加
水分解物の調製 回転子を備えた反応器中にγ−グリシドキシプロビルト
リメトキシシラン146.8部とγ−グリシドキシプロ
ピルメチルジェトキシシラン148.1部を仕込み、マ
グネテイツクスターラーを用いて攪拌しながら、0.0
5規定塩酸水溶液55.1部を液温を10’Cに保ちな
がら滴下し、滴下終了後さらに30分間攪拌を続けて、
加水分解物を得た。
(2)コーティング組成物の調製 前記(1)の共加水分解物300部にエタノール101
.4部、アセチルアセトン33部、界面活性剤としては
第1表に示すとおりの種類および量を添加混合し、ざら
にメタノールシリカゾル(触媒化成社製、商品名03C
AL−1132>594部、アルミニウムアセチルアセ
トネート17.8部を添加し、」−分階拌した後、コー
ティング組成物を得た。
(3)コーテイング物の作製 透明基材としてCR−39(ジエチレングリコールヒス
アリルカーボネート重合体)プランレンズを使用し、前
記(2)で調製したコーティング組成物を引き上げ速度
10m/分の条件で浸漬塗布し、次いで82℃/12分
の予備硬化を行ない、ざらに120’C/4時間加熱し
たのちコーテイング物を得た。
(4)コーテイング物の染色 前記(3)のコーテイング物を赤、青、黄3色からなる
分散染料浴を調製し、染浴を93°Cに保ち10分間染
色を行なった。
(5)性能評価 得られた透明成形体の性能は下記の方法に従って試験を
行なった。結果を第1表に示す。
(イ)スチールウール硬度 #0OOOのスチールウールで塗面を100往復こすり
、傷つき具合を判定する。
○・・・はとんど傷がなく、こすり面が白化しない。
△・・・こすり面に細かい傷が入り、白化する。
X・・・こすり面の表面が一皮めくれた状態になる。
(ロ)接着性 塗膜面にimm間隔の基材に達するゴバン目を塗膜の上
から鋼ナイフで100g入れてセロハン粘着テープ(商
品名“セロテープ゛ニチバン社製)を強くはりつけ、9
0度方向に急速にはがし、塗膜剥離の有無を調べた。
(ハ)外観 jqられた透明成形体を肉眼にてその透明性、クラック
、はじきの有無を調l〈た。
に)染色性 前記(4)で得ら゛れた染色レンズを蛍光灯下で回転さ
せ、染色の均一性を調べた。
○・・・均一に染色されている。
X・・・均一に染色されていない。
[発明の効果] 本発明によって得られる透明成形体には以下のような効
果がおる。
■ スチールウールなどの多数回摩耗にも耐え1qる高
硬度塗膜がjqられる。
■ 染色性に優れている。
■ 耐熱性、耐熱水性に優れている。
■ 可撓性に優れている。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基材の表面に下記のA、BおよびC成分から
    なる被膜を設けたことを特徴とする透明成形体。 A、平均粒子径が1〜300mμのシリカ微粒子 B、フルオロカーボン鎖を有するノニオン系界面活性剤 C、有機物含有ポリマ
  2. (2)シリカ微粒子が5〜80重量%含まれることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の透明成形体。
  3. (3)有機物含有ポリマが熱硬化性樹脂であることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の透明成形体。
  4. (4)熱硬化性樹脂が下記一般式( I )で表わされる
    有機ケイ素化合物および/またはその加水分解物の重合
    体であることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記
    載の透明成形体。 R^1_aR^2_bSi(OR^3)_4_−_(_
    a_+_b_)( I ) (ここで、R^1、R^2は各々アルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基またはハロゲン基、エポキシ基、グリ
    シドキシ基、アミノ基、メルカプト基、メタクリルオキ
    シ基あるいはシアノ基を有する炭化水素基、R^3は炭
    素数が1〜8のアルキル基、アルコキシアルキル基、ア
    シル基、アリール基であり、aおよびbは0または1で
    ある。)
  5. (5)透明基材の表面に下記のA、BおよびC成分を含
    む液状のコーティング組成物を塗布し、さらに加熱によ
    って硬化被膜を形成せしめることを特徴とする透明成形
    体の製造方法。 A、平均粒子径が1〜300mμのシリカ微粒子 B、フルオロカーボン鎖を有するノニオン系界面活性剤 C、有機物含有ポリマ
  6. (6)有機物含有ポリマが下記一般式( I )で表わさ
    れる有機ケイ素化合物および/またはその加水分解物で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(5)項記載の
    透明成形体の製造方法。 R^1_aR^2_bSi(OR^3)_4_−_(_
    a_+_b_)( I ) (ここで、R^1、R^2は各々アルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基またはハロゲン基、エポキシ基、グリ
    シドキシ基、アミノ基、メルカプト基、メタクリルオキ
    シ基あるいはシアノ基を有する炭化水素基、R^3は炭
    素数が1〜8のアルキル基、アルコキシアルキル基、ア
    シル基、アリール基であり、aおよびbは0または1で
    ある。)
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