JPS6263527A - 芳香族化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族化合物の製造方法

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JPS6263527A
JPS6263527A JP61099369A JP9936986A JPS6263527A JP S6263527 A JPS6263527 A JP S6263527A JP 61099369 A JP61099369 A JP 61099369A JP 9936986 A JP9936986 A JP 9936986A JP S6263527 A JPS6263527 A JP S6263527A
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子供与性基を有する芳香族化合物を電解酸
化反応によショウ素化し、ヨウ素化芳香族化合物を得て
、次いで求核試薬と反応させて芳香族化合物を製造する
方法に関するものである。
特には、アニリン(以下、ANと略す)からp −ヨー
ドアニリン(以下、PIAと略す)を得て、次いでp−
フエニレンジアミン(以下、PPDと略す)1−製造す
る方法に関するものである。
PPDは染料、顔料、医薬品、アラミド環維、ポリイミ
ド樹脂のモノマーなどの合成中間体として有用な用途が
ある。
(従来の技術) 電子供与性基を有する芳香族化合物を電解酸化反応によ
ショウ素化し、次いで求核試薬と反応させて芳香族化合
物を製造する方法としては、ANを電解酸化反応ヨウ素
化しPIAを得て、次いでアンモニアと反応させる米国
特許第3.975,439が知られている。この方法で
は、ANを隔膜法の電解酸化反応によ!りPIAを得て
、アンモニアとPIAを反応させた後、副生成するヨウ
化アンモニウムと水酸化ナトリウムを反応させアンモニ
アとヨウ化ナトリウムを回収し、回収したヨウ化ナトリ
ウムを電解系に戻して、PPDを製造している0 (発明が解決しようとする問題点) 従来技術にしたがって電解反応を行なうと、隔膜を用い
た場合には、電解反応と共にヨウ化水素が生成し、かな
り急激に酸性となってくる。陽極液は最初油水の2層系
であるが、電解の進行と共に遂には均一系になる。この
ような現象についての記述はないが、陽極液のデカンタ
−での分離を保証するための手段として、水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えてpHを5〜8の範囲に保持するとい
う記載がある。
しかし、比較例にも示したように、水酸化ナトリウム水
溶液を加えながら電解反応を行なうと、そもそもpHを
5〜8の範囲に保持することが極めて難しいのみでなく
、電圧の変動もかなシ激しく、電解反応を安定に行なう
ことが極めて困難であることが判明した。さらに副生物
、例えばアゾベンゼンや4−アミノジフェニルアミンな
ども少量ではあるが生成していた。また、隔膜(この場
合ハバーフルオロカーボン型陽イオン交換膜を用いた)
を通して油層が移動していることが観察された。一方、
無隔膜電解の場合にも、比較例に示したように電流効率
がかなシ大幅に低下し、かつ副生物であるアゾベンゼン
や4−アミノジフェニルアミンが多量に生成した。
(問題点を解決するだめの手段および作用)本発明者ら
は、上記のような従来法の持つ欠点を克服し、工業化に
耐え得る技術を開発するだめ鋭意研究を重ねた結果、驚
くべきことに、無機の弱酸塩および/または中酸塩、特
にはリン酸塩を電解液に加えることによって、PIAを
高い電流効率で、かつ副生物の生成を低く抑え、しかも
、KM反応を安定して行なうことができることを見出し
た。さらには、電解液水相のpIl(を特定の範囲に限
定することにより、より一層の効果が発揮できることを
見出した。この考え方は、従来技術にあるPPDの製造
のみでなく、特定の電子供与性基全有する芳香族化合物
にも適用できる。また、電解酸化反応によって生成する
ヨウ素は、電解系外に取り出して電子供与性を有する芳
香族化合物と反応させることもできるので、電解系内で
不安定な芳香族化合物も本発明を適用できる。
本発明は、以上の知見に基づくものであり、無機の弱酸
塩および/または中酸塩を含む電解液中でヨウ化物を電
解酸化し、−〇、25以下のノーメツトの置換基定数(
σp)を持つ電子供与性基金有する芳香族化合物と反応
させて得られるヨウ素化芳香族化合物を求核試薬と反応
させることを分離回収する芳香族化合物の製造方法であ
る。
本発明では、無機の弱酸塩および/′または中酸塩に’
を解液に添加するが、これによって電解反応を極めて安
定に行なうことができる。すなわち、電解液水相のpH
変化が極めて緩やかであり、かつpH調節も容易に行な
うことができる。また、芳香族モノアミンやヨウ素化芳
香族アミノ化合物を解離させる程度も少ないため、それ
らがイオン化して隔膜を通って陰極側へ移行したり、副
反応を生起することが少なくなる。また、電圧の変化も
少なく、かつ電圧も低くなる○ 本発明でいう中酸とは、弱酸よりも強いが強酸よりも弱
い強酸と弱酸の中間程度の強さを有する酸である。すな
わち、本発明で用いられる無機の弱酸塩または中酸塩と
しては、リン酸塩、ホウ酸塩またはその混合塩などがあ
るが、一般、的には効果 、の点でリン酸塩が好まシフ
用いられる。用いられるリン酸塩としては、リン酸アン
モニウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウムが好まし
い。工業的には、特にリン酸すトリウムがよシ好ましい
水層中のリン酸塩濃度は1〜20重量%が好ましく、2
0重量%を超えると水層の粘度が高くなる。
本発明に用いる電子供与性基を有する芳香族化合物は、
ハメットの置換基定数(σp)が−0,25以下のもの
が好まL7い。−〇、25より大きい電子供与性基を有
する芳香族化合物は、電流効率が極端に低くなるか、反
応しない。好ましい芳香族化合物としては、例えば、ア
ミン基、N−アルキルアミノ基、N、N−ジアルキルア
ミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基を有する芳香族化
合物が挙げラレる。特に、アニリン、N−メチルアニリ
ン、N、N−ジメチルアニリン、0−トルイジン、m−
トルイジン、N−メチル−〇−トルイジン、N、N−ジ
メチル−0−トルイジン、N−メチル−m−トルイジン
、N、N−ジメチル−m−トルイジン等の芳香族アミン
化合物や、フェノール、アニソール、0−クレゾール、
m−クレゾール、2,3−キシレノール、2.4−キシ
レノール等のフェノール誘導体が好適である。
本発明では、電解液の水層のpHが電解反応に極めて大
きな影響を及ぼすことも明らかにした0実施例、比較例
で明らかなように、特定範囲のpHでのみ高い電流効率
が得られ、かつ副生物もほとんど生成しないことを明ら
かにした。すなわち、芳香族アミン化合物の場合、水層
のpI(範囲は5.5〜6.9の範囲が好ましい。pH
が6.9より高いアルカリ性では、電流効率の低下が特
に著しく、アゾベンゼン型や4−アミノジフェニルアミ
ン型の副生物の生成がかなり増加してくる。この現象は
、無隔膜電解法の場合に水相がアルカリ性になってくる
ので顕著に現われる。pHが5,5より低くなると、芳
香族アミノ化合物やヨウ素化芳香族アミン化合物の塩の
生成が多くなり、隔嗅電解法の場合、膜を通過して陰極
側へ移動する量が増加してくる。また、電解反応を正常
に行なうことが困難になる。
一方、フェノール誘導体の場合は、水層のp Hを6.
5〜10.0の範囲に保持することが収率の点で好まし
い。
本発明においては、これらの電子供与性基を有する芳香
族化合物は、電解酸化反応の前、電解酸化反応の途中、
あるいは電解酸化反応の後の任意の段階で反応系中へ供
給することができる。また、これらを任意に組合わせた
供給方法を用いてもよい。いずれの場合もヨウ素化芳香
族化合物を得ることができる。したがって、本発明にお
いては。
電子供与性基を有する芳香族化合物の反応系内への供給
時期を自由に選ぶことが可能である。また、いずれの場
合も反応液中の水層のPHを該特定範囲に保持すること
が好ましい。
芳香族アミノ化合物の場合は、ヨウ化物を電解酸化し、
ヨウ素を生成した後1反応系に供給することも可能で、
この場合は、芳香族アミン比合物の反応率を容易に上げ
ることが可能である。
本発明において、フェノール誘導体を扱う場合には、該
フェノール誘導体をヨウ素発生電解反応の後に反応系内
に供給することが好適である。電解酸化反応系にフェノ
ール誘導体が存在すると酸化され、副生成物が多くなる
本発明において、ヨウfヒ物とは、水に可溶で電解質の
ものを言う。ヨウ化物には、ヨウ化アンモニウム、アル
カリ金属の田つ化物、ヨウ化第4級アンモニウム塩など
を挙げることができ、好ましくはヨウ化アンモニウム、
ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムが用いられる。工業
的には特にヨウ化ナトリウムが好ましい。カチオンは前
述のリン酸塩のカチオンと同じであることが好ましい。
ヨウ化物の電解反応は、隔膜法、無隔膜法いずれの方法
でも支障なく行うことができる。隔膜法の場合は、陽極
でヨウ化水素が生成し、陰極では対応する水酸化物が生
成する。水酸化物が必要な場合は、隔膜法が選択される
。一方、無隔膜法の場合は、陰極で生成する水酸化物の
ため水1@がアルカリ性となり、を流動率が低下する危
険性が高いが1本発明によれば、実施例3および比較例
3゜で明らかな如<、pH変化が少な(、高い電流効率
が安定して得られる。この方法は隔膜が不要であり、電
槽構造が簡単となシ、しかも、電極間隔を狭くでき、電
力原単位の向上が図れる。
陽極材料としては、白金、ルテニウム、口゛ジウム、イ
リジウムを単独もしくはチタンやタンタルにメッキした
もの、各々合金1合金メツキ、また。
白金、ルテニウム、ロジウム、イリジウムとバルブメタ
ル(チタン、タンタルなと)との酸化物合金、炭素など
を挙げることができる。
陰極材料としては、水素過電圧の低いものが好ましいが
、特に限定されることなく、鉄、ニッケル、ステンレス
、チタンなどを挙げることができる。
隔膜を用いる場合は、必要に応じてカチオン交換膜、ア
ニオン交換膜などが用いられる。
以下、隔膜法について述べる。その記述は、無隔膜法に
おいても概ね適用できるので、実施例を示すに止めた。
電解槽は有機電解反応において通常用いられるものであ
って、電解液を両極の間に通過させることができるよう
なものであればよい。例えば、電解槽は陰極板と陽極板
を平行に対立させ1両極の間に陰極室、陽極室を形成す
るように、膜−極間隔を規定するポリエチレン板、隔膜
、ポリエチレン板をこの順序に置く。これらのポリエチ
レン板の中央部分には、電解液が通過するように開孔部
を設ける。電極の通電面積は、この開孔部の大きさによ
ってきま)、そして、電極と隔膜との間1%は、このポ
リエチレン板の厚みによって規定される。陽極液と陰極
液は、それぞれのタンクから電解槽に設けられた供給口
を経て陽極室、陰極室に入シ、室内を通過する間に一部
が反応して流出口から出て、陽極液タンク、陰極液タン
クに戻り。
り゛ンクと室との間を循環する。
電流密度は1〜30 A/dtrlが好ましく、30A
/drl?よシ高い電流密度では電圧が著しく高くなJ
、IA/dm’よシ低い電流密度では生産性が悪くなる
電解温度は20〜80℃が好ましい。温度が20℃よ如
低いと電圧が上昇し、電力原単位が悪(な、9,80℃
よシ高いと1!槽材質上実施できなくなる。
電解槽内の電解液流速は0.1〜4m1秒が好ましい。
o、1m/秒より遅い流速では電流効率が低下し、4m
/秒よシ速い流速では電解槽内の圧損失が非常に多くな
る。
電極と隔膜の間隔は1通常0.5〜3簡が好まし−1゜ 水相のpHの調整は、必要に応じて、対応する水酸化物
、ヨウ化水素、リン酸などを加えて行うことができる。
ヨウ化物を電解酸化し、ヨウ素を生成させた後。
芳香族アミン化合物と反応させる場合は、水層のpHを
5.5〜6.9に保ちながら、芳香族アミノ化合物に生
成ヨウ素を連続的または断続的に添加して反応させるこ
とが好ましい。
本発明では1次に電解反応で得たヨウ素化芳香族化合物
を求核試薬と反応させて、対応する芳香族化合物を製造
する。
求核試薬としては、アンモニア、アミノフェノール、シ
アンイオン、ヒドロキシイオン、フッ素イオンなどを挙
げることができる。
以下に、ヨウ素化芳香族化合物をアンモニアでアミノ化
して、対応する芳香族アミン化合物を製造する場合の詳
細について、ヨウ素化芳香族化合物がPIAであり、芳
香族アミン化合物がPPDである例について述べる。
アミノ化反応は、電解反応で生成したPIAを含有する
油層に触媒とアンモニアを加えて行なう。
電解反応で得られた油層は、原料であるAN、生成物で
あるPIAおよび溶解度分の水を含んでおシ、アミノ化
反応は基本的には非水系ではなく。
水の存在下で行なわれる。アンモニアはヨウ素化芳香族
化合物に対して10〜50倍モル量加えるが、20〜3
0倍モル量加えるのが好ましい。アンモニア中の水濃度
は、50重31%より少ない量であれば問題なく、20
重4i係よシ少ない量であれば、副生物がよシ少なくな
る点で好ましい。アミノ化反応温度は、用いる触媒の種
類および量とも関係して(るが、室温以上であれば反応
を進めることはできるが、反応速度の観点から50℃以
上が好ましく5反応圧力の観点からは150℃以下が好
ましい。また、アミン化反応ではヨウ素化芳香族化合物
を完全に反応させておくことが好ましいが、そのためK
は5反応温度を70℃以上で行なうことが好ましい。
アミノ化反応に用いる触媒は第一銅化合物が好ましい。
さらに好ましくは、アニオンが同一であるヨウ化第−銅
の他に水酸化第一銅、酸化第一銅などである。第二銅化
合物では反応速度が遅い。
触媒は、ヨウ素化芳香族アミン化合物に対して0.5〜
50モル係量用いられるが1反応速度と〜・う観点から
2〜20モル幅が好ましい。
アミン化反応終了後の反応液は、AN、生成物であるP
PD、ヨウ化アンモニウム、触媒、過剰のアンモニア、
水を含む液である。この反応液から生成物でおるPPD
’e分離するためには、まず過剰のアンモニアを回収分
離し1次いで触媒を回収分離し、次いでヨウ化アンモニ
ウムを回収分離し、その後に芳香族ジアミンを回収分離
することが必要である。
アミン化反応液から銅触媒を回収するためには5余剰ア
ンモニアを除去した後、アンモニウムイオン(ヨウ化ア
ンモニウムとして存在する)ヲ、隔膜電解法でヨウ素化
芳香族化合物を製造する場合には、副生ずる水酸化アル
カリを添加して除去し。
無隔膜電解法で製造する場合には、水を添加して2層分
離し、水抽出などにより除去した後に、エーテル類と水
酸化アルカリを同時に存在させることによって行うこと
が好ましい。アンモ6ニアを除去しないと、銅触媒を完
全に回収できず、水酸rヒアルカリとエーテル類を同時
に添加しないと、銅触媒を完全に回収できない。ただし
、ANをほとんど含まないPIAを用いてアミノ化を行
った場合は、エーテル類を添加しなくても、銅触媒全回
収することが可能である。
エーテル類は炭素数が6〜8の脂肪族エーテルであるこ
とが好ましい。さらに好ましくは、工業的に入手容易な
ジブチルエーテル、ジイソプロピルエーテルである。炭
素数5以下では、銅触媒の分離が不十分でちゃ、炭素数
9以上では、沸点が高くなシ蒸留分離が困難となる。エ
ーテル類の添加量は、アミノ化反応液に含まれるANの
0.5〜5倍量が好ましい。0.5倍量未満では、銅触
媒の分離が不十分であり、5倍量よシ多いと、エーテル
類の循環が多くなる。
水酸化アルカリは水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウ
ムが好ましい。特に隔膜法の場合は、陰極で生成する水
酸化アルカIJ’を用いることができる。
アミン化反応で副生するヨウ化アンモニウムは、水溶液
として回収して電解液中に循環することが工業的に好ま
しいが、回収したヨウ化物以外のヨウ化物と混合して循
環することもできる。ヨウ化アンモニウムの循環は、必
要に応じて、ヨウ化アルカリに変換した後循環する。前
述したように。
隔膜式電解法でヨウ素化芳香族化合物を製造する場合に
は、ヨウ化アルカリに変換することが好ましい。
ヨウ化アンモニウムの回収分離は1例えば、解媒の分離
時に水酸化アルカリ水溶液を添加して、ヨウ化アルカリ
として水酸化アルカリ水溶液側に油層から抽出分離する
か、または触媒を分離した後に水を添加して、ヨウ化ア
ンモニウムの水溶液として油層から抽出分離する。
一方、PPDは、出発原料であるANを含む油層に主に
存在しているが、ヨウ化アルカリまたはヨウ化アンモニ
ウムを含む水層にも相当量分配しておシ、この水層を1
例えばANで抽出することが好ましい。このようにして
得られるF’PD、ANを含む液からのPPDの分離は
、蒸留によって行なう。
前述のようにして回収したヨウ化アルカリまたはヨウ化
アンモニウム(これらをまとめてヨウ化物と略記する)
水溶液は、単独もしくはそれ以外のヨウ化物を混合した
後に、電解液中に循環する。
この循環水溶液中には、前述の抽出処理を行なって、生
成物である芳香族ジアミンを分離しても。
水への溶解度がかなシあるため、少なからず混入してい
るのが一般的である。
本発明のもう一つの特徴は、電解液中に循環するヨウ化
物水溶液中のPPDの量を規制することにある。実施例
4.5.6,7.比較例4にも示したように、電解液中
にPPDが少量でも混・入してくると、電解反応を大幅
に悪化させる原因となることを見出した。すなわち、電
解液中のPPDのIIk度が増加して(ると、電流効率
が大幅に低下するようになシ、しかも、陽極面上にポリ
マー状物質が付着して、電圧が上昇して(る現象が起る
このような現象を防止するためには、電解液中に循環す
るヨウ化物水溶液中のPPDを徹底して除去する必要が
ある。すなわち、電解液中のPPDの濃度を0.5重量
係以下に保持する濃度にまで、循環ヨウ化物水溶液中か
ら除去しておくことが好ましい。さらに好ましくは、電
解液中のPPDの濃度を0.1重量係以下に保持するこ
とである。以上の知見に基づ(工夫を加えることによ)
、ヨウ化物の電解系への回収循環をも含めた全体プロセ
スを組立てることが可能になったのである。
次に、ヨウ素化芳香族化合物とアミノフェノールとの反
応を、−例としてPIAとアミノフェノールとのカップ
リング反応によってジアミノジフェニルエーテル(以下
DADPEと略記する)を製造する方法について詳細に
述べる。
溶媒としては、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、アニリン、テトラヒド
ロフラン、ベンゼン、トルエンなどが用いられるが、特
に極性溶媒が好ましい。これらの溶媒は単独でも、また
、2糎以上混合して用いてもよい。
触媒としては、銅またはほとんどの銅化合物が用いられ
るが、好適なのは、ヨウ化第1銅、塩化第1銅、酸化第
1銅、臭fヒ第1銅、シアン化第1銅、硫酸鋼、塩化第
2銅、水酸化第2銅、酸化第2銅、臭化第2銅、リン酸
第2銅、硝酸銅、炭酸銅、酢酸鋼などである。これらの
化合物は、単独で用いても2種以上混合して用いてもよ
い。その使用量については特に制限はないが1反応物で
あるPIAK対して0.1モル係〜50モル係の範囲が
好ましい。
アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、アルコラ−ト、水素fヒナトリウム、ナトリウムアミ
ド、ナトリウム、カリウムなどが用いられるが、カップ
リング層比、後に副生ずるヨウ化アルカリの回収を考え
た場合、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを用い
ることが好ましい。
すなわち1回収されたヨウ化アルカリは、適当な精製処
理の後に、PIA製造の電解工程に循環される、この際
、生成物であるDADPEは、アミノ1ヒ生成物のPP
Dと同様に、電解反応を大幅に悪化させるため 、゛電
解液中の濃度は0.5電量係以下、好ましくは0.1重
t%以下に保持することが必要である。ヨウ素アニオン
はアニリンと酸化的に反応し、隔膜′1解法の場合には
、水酸化アルカリが生成する。この水酸化アルカリは再
使用できる。
カップリング反応は、PIA、アミノフェノール、アル
カリ、触媒、溶媒を一度に反応器に入れて反応させても
よく、また、アミノフェノールとアルカリと溶媒のみで
−Hアミノフェノールのアルコラ−トラ生成しておき、
そこへP I A、触媒と入れて反応させてもよい。反
応は室温から200℃の温度範囲で行なわれるが1反応
器度は反応時間との関係から選択できる。、また、反応
は窒素またはアルゴン気流下で行なうことが好ましい。
次に、ヨウ素化芳香族(P−合物とシアンイオンとの反
応を、−例としてPIAとシアノ化合物との反応によっ
てp−アミノベンゾニトリル(以下。
PABNと略記する)を製造する方法について詳細に述
べる。
溶媒としては原性溶媒が通常用いられ、一般的には、メ
タノール、エタノール、エチレングリコール、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、アセトニトリル、ア、
ニリン゛、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシドなどが用いられるが、極性非
プロトン性溶媒が好ましい。これらの溶媒は、単独でも
、2a以上混合して用いてもよい。
触媒としては、シアン化第1銅が最も好ましく用いられ
るが、その他、ヨウ化第1銅、硫酸鋼。
酸化第1銅、臭化第1銅、塩化第1銅、酸化第2銅、臭
化第2銅、塩化第2銅、酢酸銅、硝酸鋼などが単独また
は2種以上混合して用いられる。その使用量については
特に制限はないが1反応物でちるPIAに対して0.1
〜50モル%の範囲が好ましい。
シアン化合物としては、一般にはシアン化ナトリウムや
シアン化カリウムを用いるが、シアン化水素を用いるこ
とも可能である。
反応はP I A、シアン化合物、触媒、溶媒を反応器
に入れ、50℃から250cの温度範囲で行なわれるが
、反応温度は反応時間との関係から選択できる。また1
反応は窒素雰囲気化で行なうことか好ましい。
反応によって回収されたヨウ化物は、適当な精製処理を
行なった後に、PIA製造の電解工程に循環され再使用
される。この際、生成物であるPABNは、アミノ化反
応の際のPPDと同様に。
電解反応を悪化させることになるため、電解液中の濃度
を0.5電量係以下に保持する必要がある。
次に、ヨウ素化芳香族化合物とヒドロキシイオンとの反
応を、−例としてPIAとヒドロキシ化合物との反応に
よってp−アミノフェノールを製造する方法について詳
細に述べる。
触媒としては、酸f基、第1銅が最も好ましく用いられ
るが、その他、ヨウ化第1銅、硫酸鋼、酸化第1銅、臭
化第1銅、塩化第1銅、酸化第2銅、臭化第2銅、塩化
第2銅、酢酸銅、硝酸鋼などが単独または2種以上混合
して用いられる。その使用量については特に制限はない
が1反応物であるPIAに対して0.1〜50モル%の
範囲が好ましく10 ヒドロキシ化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化
す) IJウムが反応後副生するヨウ化アルカリの回収
の点からも好ましく用いられる。すなわち、回収された
ヨウ化アルカリは、適当なni処理の後に、PIA製造
の電解工程に循環され再使用される。この際、生成物で
あるP−アミノフェノールの電解系への混入は、電解反
応を大幅に悪化させることになるため、電解液中のp−
アミノフェノールの濃度f:、0.5電量係以下、好ま
しくは0.1!t%以下に保持する必要がある。
以上で詳述したヨウ素化芳香族化合物と求核試薬との反
応以外にも、同様に適宜反応させて芳香族化合物を製造
できる。
次に1本発明の1例であるANからPPDを製造する方
法の1想定例を、図面に示したフローシートによシ説明
する。2は陽極液タンクであシ。
導管1から原料ANか供給され、蒸留塔24で濃縮され
た回収ヨウ化ナトリウムおよび蒸留塔19で回収された
ANが循環される。陽極液は陽イオン交換樹脂膜で仕切
られた電解槽3へ循環され。
その間に電解ヨウ素化反応が行なわれる。
一方、4は陰極液タンクであり、陰極液は1例えば水酸
化ナトリウム水溶液であり、電解槽3へ循環される。陽
極液の一部はデカンタ−5に送シ。
水層であるリン酸ナトリウム、ヨウ化ナトリウムの水溶
液と有機層であるPIAのAN溶液を分離させる。水層
は陰極液タンク2に循環される7有機層は導管6を経て
、アミノ化反応器7に送られる。アミン化反応液は、導
管8からアンモニアが供給され、アンモニア水蒸留塔1
0で回収されたアンモニアと一緒に圧縮されて供給され
、さらに。
フィルター13で分離回収したヨウ化第1銅触媒が導管
9を経て供給され調製される。
反応が終了すると、過剰アンモニアをアンモニア水蒸留
塔10を経て回収した後、導管↓1よ)陰極液の水酸化
す) IJウム水溶液を当量よシ過剰に加えて、アミノ
化反応で副生じたヨウrヒアンモニウムをヨウ化ナトリ
ウムに変換すると同時に、発生するアンモニアをアンモ
ニア水蒸留塔10を経て回収する。この際、蒸発してく
るアンモニア水をアンモニア水蒸留塔10で水を分離す
る。アンモニアを除去した反応液は、触媒分離槽12へ
送られ、デカンタ−14で回収されたジブチルエーテル
1が供給され、混合されて銅触媒が析出される。析出し
た銅触媒は、フィルター13で分離し循環供給される。
銅触媒を分離した反応液は、デカンタ−14に送られて
、上層のジプチルエーテル層と下層のPPD、ヨウ化ナ
トリウム水溶液が分離される。
下層の水溶液は、導管16を経て抽出塔15へ送られる
。抽出塔15には、導管18からANが。
導管17から水酸化す) リクム水溶液が供給されて、
上部からはPPDのAD浴溶液得られ、下部からはヨウ
化ナトリウムと水酸化ナトリウムの水溶液が得られる。
抽出塔15で得られたPPDのAN溶液は、AN蒸留塔
191C送られて、ANが回収され、0−フェニレンジ
アミン(以下、 OPDと略記する)除去槽20へ送ら
れる。
導管21から1例えばチオ尿素が供給され、 OPDが
高沸化生成物に変換される。OPDを変換した粗PPD
は、蒸留塔22に送られて低沸点不純物を除去した後、
蒸留塔23に送られ精製PPDが得られる。蒸留塔23
の下部からは高沸点不純物が抜き出される。抽出塔15
下部よシ得られた水溶液は、蒸留塔24へ送られ、過剰
な水を除去し、濃縮されたヨウ〔ヒナトリウムは、陽極
液タンク2に循環され、除去した水は陰極液タンク4に
循環される。
(発明の効果) 以上述べてきたように1本発明によれば、無機の弱酸塩
および/ま、たは中酸塩を加えることによって、電解液
水層のpH変化および電圧の変化を抑制し、ヨウ素化芳
香族化合物の電流効率の低下するのを防止すると共に、
なおかつ電流効率を高めることができる。さらには副生
物の生成も減少させることができる。また、pHを特定
の範囲に限定することによシ、より一層の効果が得られ
る。
無機の弱酸塩および/または中酸塩を加え、1H,解反
芯を長期間極めて安定して行なえるようになったのは、
工業的実施する上で極めて大きな利点である、しかも、
無機の弱酸塩および/または中酸塩を加えることによっ
て電圧が下シ、電力原単位の向上が図れる。このように
して得られたヨウ素化芳香族化合物を求核試薬と反応さ
せることによって、最も収率良く対応する芳香族化合物
を製造できる。さらには、PPDの製造に当シ、アミノ
化反応後に生成するヨウ化物を回収して電解系に循環す
る際に、少量同伴する生成物であるPPDの量を抑制し
、電解液中に存在するPPDの濃度を特定の濃度以下に
抑えることにより、電解反応が悪化することを防止でき
るようになった。°(この考え方は、他の芳香族化合物
製造の場合も同様である。) 以上の点で本発明の方法は、極めて優れた芳香族化合物
の工業的製法である。
(実施例) 次に、実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお、実施例および比較例における測定値は、下記方法
によった。
plo(モル比)=生成PIA/生成OIAまた、実施
例および比較例における(イ)は、電流効率および回収
率、転fヒ率1選択率以外は全て重量%である。
実施例1 陽極液として、リン酸二水素ナトリウム752゜リン酸
水宋二ナトリウム75?、ヨウ化ナトリウム150 t
、、アニリン300 t、水120Ofの混合液を用い
、陽極液タンクに入れた。陰極液タンクには5%水酸化
ナトリウム水溶液1 kiyを入れた。両タンクの電解
液を次の電解槽に循環した。
電解槽は隔膜で仕切られた陽極液と陰極室からなシ、!
@極には白金メッキしたチタン仮、陰極には鉄板で両極
ともに1 cm X 100 cmの通電面積を有する
ものを用い1両極の間に通電面積が1閏X100のにな
るよう開孔部を有する厚さ2Bのポリエチレン板2枚と
、その中央にはパーフルオロカーボンカルボン酸型イオ
ン交換膜を置いて陰極室と陽極“案を形成させたもの全
相いた。電解槽は電解液の供給口と流出口を有してお)
、電解液は流速21n/秒で流し、電流密度10A/d
i、を解温度50℃で電M全2時間行った。陽極液水層
のpHは、あらかじめ6.5に調整し、電解中はNaO
Hを加えpHを6.5に保った。
平均電圧は3.5Vであった。1解後、it電解液中P
IA=eガスクロマトグラフィーによシ分析した。その
結果、電流効率は94妬であった。運転中のpH変化が
少なく、pH調整が容易であった。
生成ヨードアニリンのp / o比は24であった。
500dオートクレーブに、電解反応で得たPIA30
yとAN351i’の混合液、水7.2f。
ヨウ化第1銅3.5r、アンモニア652を入れた。
75℃で5時間反応させた。圧力は25kq/−であっ
た。反応終了後、過剰アンモニアを放出させ。
反応液を得た。PPD 14りが生成していた。反応液
に15係水酸化ナトリウム水溶液499を加え、減圧下
80℃に加熱し、水15fi溜出させると同時にアンモ
ニアを除去した。水層中のpHを測定したところ13.
1であり、水酸化ナトリウムが残存しているので、その
ままジプチルエーテル35fを加え、攪拌した後、析出
物を濾過し。
銅触媒を同収した。5.52であった。P液全2層分離
した。上層はジブチルエーテルが主成分であfi、PP
Dが1cl)、銅が10 ppmであった。下層はAN
、水、ヨウ化す) IJウムが主成分であり、PPDを
15%含んでいた。銅濃度は20 ppmであった。下
層は80fであり、アニリン201で4回抽出した。ア
ニリン層にPPDの99%が抽出された。アニリン、溶
液を減圧蒸留してPPD12.6Fを得た。
比較例1 実施例1の陽極液組成のうちリン【没ナトリウムを除い
たほかは、実施例J、と同粂件下で電解を行った。電圧
は4.1〜4.5Vとやや変動があり、不安定であった
。電流効率は86%であった。運転中のpHの調整が難
しく、pHが7.5〜5.1まで変動した。生成したヨ
ードアニリンのp10比は23.5であった。反応終了
後、陰極液′lr:観察したところ、実施例1では分離
していなかったが、少量ながら有機層が分離しでいた。
実施例2 実施例1と同じ電解液、電解槽を用い、電解液の流速2
m/秒、電解温度50℃、電流密度10A/dW?で、
水層のpHを変化させて電解を2時間行った。結果を表
1に示した。
表    1 ※1   pH5,1では有機層が敵状でなくな九タン
ク壁などに付着し、電解槽に十分送ることができなくな
勺、電解を中止した。
※2   pH7,6ではガスクロ分析の結果、4−ア
ミノジフェニルアミン、アゾベンゼンが検出された。
比較例2 比較例1と同じ電解液、電解槽を用い、電解条件も同じ
であるが、PHのみ変化させて電解を2時間行った。結
果を表2に示した。
表    2 なお、pH5,0,4,6でも有機層は液状であり、析
出することはなかった。しかし、pH=4.6では、有
機層が非常に少なくなった。アニ+77塩が水層に溶解
したためと思われる。pH7,8では。
ガスクロ分析の結果、4−アミノジフェニルアミン、ア
ゾベンゼンが検出された。反応後、−陰極液を観察した
ところ、pH5,0,4,6では特に有機層の分離が多
(なっていた。
実施例3 電解液として、リン酸二水素カリウム702、リン酸水
素二カリウム70F、ヨウ化カリウム150F、アニリ
ン250 F、水1210Fの混合液を用い、電解液タ
ンクに入れた。水層のpHは6.0であった。
電解槽は、陽極には白金、チタンを混合、塗布。
焼成させた酸化物合金を形成させたチタン板、陰極には
鉄板で両極の間に通電面積が1crnX100譚になる
よう開孔部を有する厚さ2震のポリエチレン板工枚を置
いて電解室を形成させたものを用いた。電解槽は電解液
の供給口と流出口を有しておシ、電解液は流速2111
/秒で流し、電流密度10A/dy&、電解温度50℃
で電解を2時間行った。電解中はpH調整を行なわなか
った。・電解後の水層のpHは6.5であった。平均電
圧3.2vであった。PIAの電流効率は92係であっ
た。
生成PIAのp10比は25であった。
比較例3 実施例3の電解液組成のうちリン酸塩を除き。
水’t140F増やした電解液を用いたほかは、実施例
3と同様に電解f、2時間行った。電解中はpH調整を
行なわなかった。pH6,0から11.3まで上昇した
。平均電圧は4.4vであり、電流効率は32%であっ
た。
実施例4.5.6.7  比較例4 実施例1の電解液組成にPPDを0.1係、0.5%、
1%添加し、実施例1の電解槽のうち、隔膜をガラス繊
維芯材で補強したポリスチレン、ジビニルベンゼン共重
合体をスルホン比して得られる陽イオン交換膜に変えた
ほかは、実施例1と同様に電解を2時間行った。結果を
表3に示した。
表     3 実施例8 実施例1でPIAをアミノ比し、銅触媒を除去した後、
2層分離して、下層中PPDをANで抽出して得た下層
75f中に、ヨウ化ナトリウム18f、PPDo、21
fを含んでいた。この反応を10回行い、同様な組成の
回収ヨウ化す) IJウム水溶液760りを得た。この
液6302を用いて、リン酸二水素ナトリウム75F、
リン酸水素二ナトリウム、75F、水720Fとアユリ
フ300ft−加えて、陽極液を調製した。その他の電
解条件は、実施例1と同様にして電解を2時間行った。
電解液水層のpHは6.5に保った。電圧は3.6Vで
あった。生成PIAの電流効率は89係であった。
実施例9 実施例1と同様にオートクレーブに、電解・反応で得た
PIA80Pとアニリン1202の混合液、および水4
0 f、アンモニア200 f、ヨウ比第1銅6.49
 f入れて、100℃で3時間反応させた。圧力は30
kz/mであった、反応後、過剰のアンモニアを放出さ
せて、残留液中にPPDが382生成していた。15係
水酸化す) IJウム水溶液1009を加えて、減圧下
80℃に加熱し、水602を留出させると同時に、アン
モニアを除去した。水層のPHf測定したところ12.
9であり、水酸化ナトリウムが残存していたので1次い
でジイソプロピルエーテル160f’に添加し、混合し
た後、析出した銅触媒を減圧濾過して、銅触媒10.1
4全回収した。P液を2層分離した。上層はジインプロ
ピルエーテルが主成分であるが、銅が10 ppmであ
った。下層は水、アニリン、ヨウ化ナトリウムが主成分
であり、pPD136.52含んでいた。銅濃度は20
 ppmであった。下層は2602であった。下層(ζ
↓アニリン402で4回抽出した。アニリン層に92傑
のPPDが抽出された。アニリ〉′溶液を減圧蒸留して
PPDを312得た。アニリン抽出後、水層は25Or
であり、ヨウ化ナトリウムが509. PPDカ2.9
2含まれていた。
実施例10 実施例9の反応を同様に3回行っ゛C1回収ヨウ化ナト
リウム水溶液が7609であυ、ヨウ化ナナトリウム1
50 ?、 PPD5.89かんでいた。この回収液に
リン酸二水素ナトリウム757.リン酸水素二ナトリウ
ム75り、水590 f、アニリン3002を添加し、
陽極液全作成した。その他は実施例1と同様に電解した
。、ただし、隔膜にパーフルオロスルホン酸型陽イオン
交換膜を用いた。
電解は2時間行い、pHを6.3に保揚した。?(N比
は3.6■であった。、PIAの電流効率は78幅であ
った。
実施例11 実施例9で回収した解媒5.1yi用いて反応を行った
。5(jom/オートクレーブに、!解反応で得たPI
A295’とAN40S’の混合液、および水82.ア
ンモニア552と実施例9で得た回収触媒を入れて、9
0℃で6時間反応させたう圧力は27 kr/i−Gで
あった。反応終了後、過剰アンモニアを放出させた。残
留液中にPPG13.52が生成していた。PIAの反
応率は100係であった。その後、実施例1と同様に1
5%NaOH402、ジエチルエーテル369′fzc
加えて処理し、銅触媒5−oy2回収した。2層分離し
た上層、下層の@濃度は15 ppm、25 ppmで
あった。銅触媒中、銅の回収率は98係であった。
実施例12 実施例1と同様に反ろさせ、アミン化反応後。
過剰アンモニア金除去した残留液752を得た。
PPD14.2fが生成していた。PIAの反む車は1
00係であった。残余液に水金602添加し、攪拌して
大部分の銅触媒を析出させ、減圧沢過によシ、銅触媒5
.0yを回収した。い過後、2層分離させたところ、上
層は409であり、銅が3000 ppm、  ヨウ化
アンモニウムが7係であった。下層は952であり、銅
がxsoppm、ヨウ化アンモニウムが18.1%であ
った。また、下層中にはPPDが7.0y含有していた
ので、アニリン35Fで抽出し、PPDの95俤全抽出
した3゜抽出したアニリンと前述の上層と混合し、水4
0yで抽出を行い、ヨウ化アンモニウム金98%抽出し
た。このようにして得られたPPDのアニリン溶液中の
銅は2000 pprnであった。この浴液に。
15幅水酸化ナトリウム502とジブチルエーテル70
1を同時に加え攪拌し、銅触媒を析出させ。
濾過によシ銅触媒0.5yを回収りまた1、次いで、2
層分離させ、上層はジブチルエーテルを主成分とする有
機層で、銅が20 ppmであ・]た。F waは水酸
化す) IJウム水溶液が生成分で、銅が15 ppm
であυ、PPDを11g含んでいた。この下層をアニリ
ン609で抽出し、PPDl基、5f全回収した。この
゛アニリン浴液を蒸留しで、PI’D10.32を得た
。銅触媒中の銅の回収率は97係であった。
実施例13 実施例1と同様にして電解反応を行なった。次いで、電
解液を油水の2層に分離し、油層を・単離した。油層か
らアニIJンを減圧下に蒸留除去して。
PIA濃度を90重量係にまで濃縮した。この液t28
.5y(PIAとして0.115モル)、シアンfヒナ
トリウム10.02(0,205モル)、シアン化第1
銅1.0f(0,01モル)、ジメチルホルムアミド2
50yを500−の小型オートクレーブに入れ、オート
クレーブ中を窒素置換して、150℃で10時間攪拌し
た。反応終了後、反応iをガスクロマトグラフィーによ
シ定徴すると。
PIAの転化率は80係であり、PABNの選択率は9
8%であった。
実施例14 実施例13と同様にしてbffl解液から濃縮したPI
Aのアニリン溶液を取シ出した。この溶液28.59(
PIAとして0.115モル)、シアン化カリウム10
.0f(0,15モル)、シアン化第1銅2.0f(0
,010モル)、ジメチルスルホキシド2502を50
0−の小型オートクレーブに入れ、オートクレーブ中を
窒素置換して180℃で6時間攪拌した。反応終了後1
反応液をガスクロマトグラフィーによシ定量すると、P
IAの転化率は100係であp、PABNの選択率は9
9係であった。
実施例15 実施例3と同様にして電解を行ない1次に、電解液を油
水の2層に分離し、油層を単離した。
油層2502にシアン化カリウム11. Or (0,
165モル)、シアン化第1銅1. Of (0,01
0モル)を500−の小型オートクレーブに入れ、オー
トクレーブ中を窒素置換して、180℃で12時間攪拌
した。反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィーで
定量すると、PIAの転化率は75係であり、PABN
の選択率は95幅であった。
実施例16 実施例1と同様にしてPIAを合成し1次いで、実施例
13と同様にしてPABNを合成した。反応終了後1反
応液中にアニIJン250Fと水5002を加えた後、
結晶f 7)w過して油水の2層に分離した。水層にア
ニリン100f’i加えて水層から有機物を抽出する操
作を5回行なった後、水増を分離した。
次に1分離した水層とリン酸二水素ナトリウム75v、
リン酸水素二ナトリウム752.ヨウ比ナトリウム12
5 F、アニリン300F、水8002を混合し、陽極
液とした。この調製以外は、実施例1と全く同様にして
11解反応金行なった。平均′4圧は3,5Vであり、
PIA生成の電流効率は89係であった。生成ヨードア
ニリンのp / o比は25であった。次に電解液を油
水の2鳩に分離し、油層を単離した後、この油層を用い
て、実施例13と同様にしてPABN’i合成した。P
IAの転1ヒ率は100%であυ、PABNの選択率は
98%であった。
実施例17 実施例1と同様にして電解反応を行ない1次いで、電解
液を油水の2層に分離し、油層を単離した。油層からは
アニIJンを減圧蒸留によυ除去して、PIA濃度を9
0重量係にまで濃縮した。
次に、m−アミノフェノール3.2 ? (0,03モ
ル)。
水酸化カリウム2.0f(0,03モル)、ジメチルス
ルホキシド102、トルエン109を100frLtの
4つロフラスコに入れ、窒素気流下に130℃で3時間
トルエンを流出させながら攪拌した、反応液を100℃
に冷却し% 4つロフラスコにヨウ化銅0.49%電解
で得た油層を濃縮した液4.62(PIAとして0.0
2モル)、ジメチルスルホキサイド10yを加え、10
0℃で3時間窒素気流下で攪拌した。反応終了後1反応
液を液体クロマトグラフィーで分析すると、3.4’−
DADPEの収車はPIA基準で50%であった。
実施例18 m−アミノフェノール3.2F(0,03モル)。
水酸化ナトリウム1.29(0,03モル)、アニリン
10f1モノクロルベンゼン102を100−の4つロ
フラスコに入れ、窒素気流下に150℃で3時間モノク
ロルベンゼンを流出させながら攪拌した。反応液を10
0℃に冷却し、4つロフラスコに酸化第1銅0.49.
実施例17で得た濃縮液4.69(PIAとしてO,0
2モル)、ジメチルスルホキシド”109 fl加え、
100℃で3時間窒素気流下に攪拌した。反応終了後1
反応液を液体クロマトグラフィーで分析すると、  3
.4’ −DADPEの収率はPIA基準で30係であ
った。
実施例19 実施例17におけるm−アミノフェノール全p−アミノ
フェノールに変える以外は、実施例17と全く同様に反
応を行なった。4.4’−DADPEの収率は35%で
あった。
実施例20 実施例18におけるm−アミノフェノール&p−アミノ
フェノールに変える以外は、実施例18と全く同様に反
応を行なった。4.4’−DADPEの収率は20%で
あった。
比較例5 実施例17におけるm−アミノフェノールkp−アミノ
フェノールに変え、p−ヨードアニリンkp−クロルア
ニリンに変える以外は、実施例17と全く同様に反応を
行なった。4.4’−DADPEの収尤ば2%であった
実施例21 実施例1と同様にして電解反応を行ない、次いで、電解
液を油水の2層に分離し、油1−を単離した。油層から
アニリンを減圧下に蒸留除去[7て。
PIA濃度を90重吋係にまでビ傳縮した。
この濃縮液33f(PIAとして0.013モル)と水
酸化カリウム4.0 ? 、、水20g、酸IL第1銅
0.5F(0,0035モル)全100+nj!のマイ
クロオートクレーブに入れ、120℃で6時間攪拌した
。反応終了後、リン酸を加え、水膿のpH全7にしてア
ニリンで抽出した。アニリン5tGc分析すると、PI
Aの転化率は95弘であり、p−アミノフェノールへの
選択率は60係であった。
実施例22 実施例21と同様にして電解度」、I′Sを行ない、電
解液の油層を濃縮してTh PIA濃度が50重量係に
まで濃縮した。
この濃縮液10f(PIAとして0.0228モル)と
水酸化カリウム3.02、水20y、酸化第1f?i+
IO,2Of (0,0014モ#) el 00rd
ノマイクロオートクレープに入れ、120℃で10時間
攪拌した。反応終了後、実施例21と同様の処理を行な
い、GC分析した。PIAの転化率は40%で6す、p
−アミノフェノールへの選択率は85係であった。
実施例23 電解液として、リン酸二水素カリウム701i’、リン
酸水素二カリウム70y、  ヨウfヒカリウム300
9、水12005’の混合液音用いた。電解槽は、陽極
には白金、チタンを混合、塗布、焼成させた酸化物合金
全形成させたチタン板、陰極には鉄板で両極の間に通電
面積が1 cm ×100 cmになるよう開孔部を有
する厚さ2WrRのポリエチレン板1枚を置いて゛に解
室全形成させたものを用いた。
fW解漕は電解液の供給口と流出0を有してお9゜電解
液は流速2m/秒で流し、電流密度10A/dm’、電
解温度50℃で電解を1時間行った。電解中はpH調整
を行なわなかった。平均電圧は3、OVであった。、電
解液中pHは6,5から7.5に変fヒした。この電解
液を取や出し、フェノール539を加え、30.Cで3
0分間攪拌した。反応終了後1反応液中にリン酸50y
とベンゼン5009を入れて、生成物をベンゼン層(C
抽出した。ベンゼン層をGC分析すると、p−ヨードフ
ェノール、0−ヨードフェノール、2.4−ショートフ
ェノールが生成していた。7T 解で流した電流量基準
での収宝j寸、p−ヨードフェノールが57俤であり、
0−ヨードフェノールが32・易であυ。
2.4−ショートフェノールが2・−2でちった。
反応液からベンゼンを蒸発、除去した後、夫、・薄口1
と同様にして、ベンゼンを除去したヨードフェノール金
倉む液とアンモニア802.ヨウ[ヒ第1銅72.水8
2を入れた。100℃で8時間反L6させた。圧力は3
0kr/c−であった。反応終了後、過剰のアンモニア
全放出させて反1.こ、液!、14だ。反応液をGC分
析すると、p−アミ、7フエノール。
0−アミノフェノールがそれぞれp−ヨードフェノール
、0−ヨードフェノール大漁で96%。
94%生成していた。
比較例5 実施例23のうちで、リン酸二水素カリウム70ff1
401に変え、リン酸水素二カリウム70りを09に変
える以外は、実施例23と全く同様に電解反応を行ない
、かつフェノールとの反応を行なった。電解液のpHは
4.9〜6.0まで変化した。フェノールとの反応が室
温下で15分間攪拌しただけでは反応は全(進まず、5
0℃で5時間攪拌したところ、p−ヨードフェノールお
よび0−ヨードフェノールがわずかに生成していた。
比較例6 実施例23のうちで、リン酸二水素カリウム709’x
Otに変え、リン酸水素二カリウム70りを35fに変
え、水酸化カリウム302を追加した以外は、実施例2
3と全く同様にして電解度Cf性ない、かつフェノール
との反応を行なった。
電解液中pHは11.1〜11.6まで変化した。フェ
ノールとの反応終了後、リン酸1002とベンセフ 5
00 f f、(入れて生成物をベンゼン層へ抽出した
。ベンゼン層を分析すると、電解で流した電流量基準で
の収率は、p−ヨードフェノール26%、0−ヨードフ
ェノール11%、2.4−ショートフェノール19係で
あった。
実施例24 電解液として、リン酸二水素ナトリウ%25f。
リン酸水累二ナトリウム75f、ヨウfヒナトリウム3
00F、水120(M’の混合液を用いる他は、実施例
23と全く同様にして電解を行なった。平均電圧は3.
1vであった。電解液のpHは8.1〜9.0に変化し
た。この電解液を取シ出し、アニーソール602を加え
、80℃で15時間攪拌した。
反応終了後、未反応のヨウ素をチオ硫酸ナトリウム水溶
液で処理し、ベンゼン5002で抽出した。
ベンゼン層をGC分析すると、p−ヨードアニーソール
のみが生成していた。〇一体は生成していなかった。電
解で流した電流量基準での収率は26%であった。この
反応液を実施例23と全(同様にして、アンモニアと反
応させた。p−アミノアニーソールの収車は、p−ヨー
ドアニーソール基準で94%であった。
比較例7 実施例24において、リン酸二水素ナトリウム259f
150fに変え、リン酸水素二ナトリウム75りを02
に変える以外は、実施例24と全く同様に′電解反応を
行ない、かつアニーンールとの反応も同様に行なった。
反応終了後のGC分析では、アニーンールのヨウ素fヒ
物は全(生成していなかった。
比較例8 実施例24において、リン酸二水素す) IJウムおよ
びリン酸水素二ナトリウムを加える代9に。
水酸fヒナトリウム1009を加えた以外は、実施例2
4と全く同様にして電解反応を行ない、かつアニーソー
ルとの反応を行なった。反応終了後、反応液にリン酸を
加え、中性にしてベンゼン抽出を行ない、ベンゼン層を
GC分析したが、アニーソールのヨウ素化物は全(生成
していなかった。
実施例25 陽極液として、リン酸二水素ナトリウム701゜リン酸
水素二ナトリウム702、ヨウ化ナトリウム3009.
水12009の混合液を用いた以外は、実施例1と同様
、な電槽、!解条件で電解を2時間行った。陽極液のp
Hは、あらかじめ6.5に調整した。平均電圧は3.2
vであった。
上記仕込み陽極液と同様な組成水溶液2001に、AN
38.7fを加え、これに攪拌しながら40℃で、上記
電解後隅極液を10分間で滴下し。
30分攪拌した。反応後1反応液中にPIAが析出して
いたので分離し1分析すると、PIAが72.99(収
率92%)生成しておシ、水を15係含んでいた。また
、ANの反応率は98%であった。反応後の水層pHは
5.8であった。
500−オートクレーブに、ヨウ素化反応で析出分離し
て得たPIA30y、水102.水酸化m−銅2y、ア
ンモニア50ff入れた。80℃で6時間反応させた。
圧力は30kf/iであった。
反応終了後、過剰アンモニアを放出させて反応液を得た
。PPD 14 Fが生成していた。反応液に15%水
酸化ナトリウム552を加え、減圧下80℃に加熱し、
水302を濡出させると同時にアンモニアを除去した。
水層中のpHは13.5であった。水100yを加え析
出したPPDを溶解した後、析出している銅触媒を濾過
し1回収した。
戸液中銅濃度は20 pprnであった。泥液をアニI
Jン20りで4回抽出したところ、PPDの98係が抽
出された。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の1実施態様を示すフローシートである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機の弱酸塩および/または中酸塩を含む電解液
    中でヨウ化物を電解酸化し、−0.25以下のハメツト
    の置換基定数(σp)を持つ電子供与性基を有する芳香
    族化合物と反応させて得られるヨウ素化芳香族化合物を
    求核試薬と反応させることを特徴とする芳香族化合物の
    製造方法。
  2. (2)無機の弱酸塩および/または中酸塩を含む電解液
    中でヨウ化物を電解酸化した後、次いで−0.25以下
    のハメツトの置換基定数(σp)を持つ電子供与性基を
    有する芳香族化合物と反応させることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)無機の弱酸塩および/または中酸塩がリン酸塩で
    ある特許請求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  4. (4)リン酸塩がリン酸アンモニウム、リン酸ナトリウ
    ム、リン酸カリウムである特許請求の範囲第3項記載の
    方法。
  5. (5)ヨウ化物がヨウ化アンモニウム、ヨウ化ナトリウ
    ム、ヨウ化カリウムである特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の方法。
  6. (6)電子供与性基を有する芳香族化合物の電子供与性
    基がアミノ基、N−アルキルアミノ基、N,X−ジアル
    キルアミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基である特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  7. (7)電子供与性基を有する芳香族化合物の電子供与性
    基がアミノ基、N−アルキルアミノ基、N,N′−ジア
    ルキルアミノ基であり、かつ電解液中の水層のpHを5
    .5〜6.9に保持しながらヨウ化物を電解酸化して該
    電子供与性基を有する芳香族化合物と反応させる特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  8. (8)電子供与性基を有する芳香族化合物の電子供与性
    基がヒドロキシ基、アルコキシ基であり、かつ電解液の
    水層のpHを6.5〜10.0に保持しながらヨウ化物
    を電解酸化して芳香族化合物と反応させる特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  9. (9)電子供与性基を有する芳香族化合物がアニリンで
    あり、ヨウ素化芳香族化合物がp−ヨードアニリンであ
    り、求核試薬がアンモニアであり、芳香族化合物がp−
    フエニレンジアミンである特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
  10. (10)p−ヨードアニリンを銅触媒、水、アニリンの
    存在下でアンモニアと反応させ、反応終了後、反応液か
    らアンモニアを除去し、エーテル類と水酸化アルカリを
    添加して銅触媒を分離回収する特許請求の範囲第9項記
    載の方法。
  11. (11)銅触媒が第一銅化合物である特許請求の範囲第
    10項記載の方法。
  12. (12)エーテル類が炭素数6〜8のものである特許請
    求の範囲第10項記載の方法。
  13. (13)p−ヨードアニリンとアンモニアを反応させて
    p−フエニレンジアミンを得る際に副生するヨウ化アン
    モニウムを回収し、必要に応じて水酸化アルカリと反応
    させてヨウ化アルカリとし、前工程の電解反応にヨウ化
    物として供し、その際に混入してくるp−フエニレンジ
    アミンの電解液中の濃度を0.5重量%以下に保持する
    特許請求の範囲第9項記載の方法。
  14. (14)求核試薬がアンモニア、アミノフェノール、シ
    アンイオン、ヒドロキシイオンである特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
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