JPS6259314B2 - - Google Patents

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JPS6259314B2
JPS6259314B2 JP54091889A JP9188979A JPS6259314B2 JP S6259314 B2 JPS6259314 B2 JP S6259314B2 JP 54091889 A JP54091889 A JP 54091889A JP 9188979 A JP9188979 A JP 9188979A JP S6259314 B2 JPS6259314 B2 JP S6259314B2
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JP54091889A
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Akira Nakada
Eisaku Okamoto
Toshio Sugiura
Kyoshi Yoshida
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Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電子楽器の改良に係り、特に演奏
技術の独習をする場合に最適な電子楽器に関す
る。
従来、電子楽器、特に電子オルガンの演奏技術
を独習する練習装置として、例えば磁気テープに
演奏情報を記録し、この記録された演奏情報を再
生しつつ電子オルガンの独習をする装置(特公昭
46−36688号)、あるいは不透明なシートに演奏情
報を穿孔によつて記録し、この記録された演奏情
報を再生しつつ独習をする装置(特開昭52−
116327号)等が考案されている。前者は予めてト
ラツクの磁気テープ上に音声信号(電子オルガン
の演奏者および先生の指導の声)および鍵盤の押
鍵指示信号を記録する一方、電子オルガンの鍵盤
部に押鍵指示装置を設け、練習者が前記磁気テー
プを再生するとスピーカあるいはヘツドホーンか
ら先生の指導の声等が聞こえると同時に、前記押
鍵指示装置が押鍵すべき鍵盤を順次指示し、これ
により練習者が能率よく電子オルガンの独習をし
得るようにしたものである。また、後者は不透明
なシートに予め押鍵位置を穿孔によつて記録する
一方、電子オルガンの鍵盤部に押鍵指示装置を設
け、練習者が前記シートを再生装置にセツトする
とシートに穿孔された押鍵位置情報が光学的読取
装置によつて順次読取られ、この読取られた情報
に基づいて押鍵指示装置が押鍵位置を順次指示す
るようにしたものである。
ところで、電子オルガンの練習をする場合、ま
ず先生が模範演奏をし続いて生徒が練習を行な
い、更に例えばメロデイ演奏の練習を行なう場合
はコード音、ベース音等が自動的に演奏されるこ
とが最も望ましいことと言える。したがつて、こ
のような見地からみると、前述した従来の練習装
置は単に曲の進行に沿つて鍵盤指示を行なつてい
くのみであり、充分満足のいく練習装置とは言え
ないものであつた。
この発明は上記鑑点から、電子楽器の独習をす
る際実際に先生に教わる場合と略同様の練習がで
き、更に例えばメロデイ演奏の練習をする場合は
ベース音、コード音等が自動的に(押鍵すること
なく)演奏される電子楽器を提供するもので、予
め演奏情報を記憶手段に記憶しておき、電子楽器
と独習する場合は、まず読取制御回路により前記
記憶手段に記憶されている演奏情報を順次読出
し、先生の模範演奏を自動的に行ない、次に練習
者の練習演奏の場合は前記演奏情報を演奏指示手
段に供給することにより練習者に押鍵位置および
運指を指示し、更に前記演奏情報を楽音発生手段
に供給することによりベース音、コード音等と自
動的に演奏させ、また先生の模範演奏と練習者の
練習演奏とを交互に繰返し行い得るようにしたも
のである。また、演奏情報とともに、この演奏情
報を適宜のフレーズ毎に区切るフレーズ情報を記
憶しておき、記憶されたフレーズ情報よつて先生
の模範演奏と練習者の練習演奏とを交互に切り替
えるようにして、先生と練習者との間で実際に行
われる鍵盤楽器の練習の場合に近似したフレーズ
毎の教習を行うようにしたものである。
以下、図面を参照しこの発明の実施例について
説明する。第1図は、この発明の第1の実施例で
ある電子オルガンの構成を示すブロツク図であ
り、この図に示す電子オルガンは通常の電子オル
ガンが持つ機能の他に、演奏技術を独習する場合
に必要や種々の装置が設けられている。
すなわち、この電子オルガンは通常の電子オル
ガンが有している各種スイツチ類、すなわち音質
調整レバー、音量調整摘子、オートコード用釦、
オートベース用釦、自動リズム釦等の他に、この
電子オルガンの演奏技術を独習するためのスイツ
チ類(すなわち、スタート釦、前進スイツチ、オ
ート/マニユアル切換スイツチ)および押鍵指示
装置、運指指示装置等を有している。そして、こ
の電子オルガンによつて演奏技術を独習する場合
は以下のようにする。
まず、練習者がオート/マニユアル切換スイツ
チを例えばマニユアル側に投入し、スタート釦を
押すと、先生の模範演奏が第1フレーズにつき自
動的に演奏される。(なお、フレーズとは予め楽
曲を区切りのよい所で区切り設定した練習単位で
ある。)先生の第1フレーズの演奏が終了する
と、「ハイ」という声が電子オルガンから発生さ
れる。練習者はこの「ハイ」という声と同時に上
記第1フレーズの練習を開始する。この場合、コ
ード音、ベース音、リズム音が自動的に演奏され
るがメロデイ音だけが消音される(自動演奏され
ない)。また、曲の進行と共に押鍵指示装置が順
次鍵盤の押鍵位置を指示し、更に運指指示装置が
順次運指(どの指を使つて押鍵するか)を指示す
る。したがつて、練習者は上記押鍵指示装置およ
び運指指示装置の指示にしたがい、更にコード
音、ベース音、リズム音を開きながらメロデイの
練習を行なう。練習者が上記1フレーズの練習を
終了すると、再び先生の模範演奏が第1フレーズ
についてなされる。そして、同フレーズの模範演
奏が終了すると再び「ハイ」という声が発生さ
れ、練習時は再度第1フレーズの練習をすること
になる。このようにして第1フレーズについての
練習を繰返し、練習者が同フレーズの演奏技術を
充分マスターした時点で、操作子(実施例におけ
る前進スイツチ)を押すと、先生の模範演奏が自
動的に第2フレーズに移る。なお、上記前進スイ
ツチは先生の模範演奏中あるいは練習者の練習中
のいずれの時点で押してもよく、また演奏中に押
した場合はそのフレーズの演奏が終了した時点で
次のフレーズに移るようになつている。以下同様
にして第2フレーズ、第3フレーズ……と練習者
は先生の模範演奏を手本に練習を行なつていく。
次に、練習者がオート/マニユアルスイツチを
オート側に投入した場合について説明する。この
場合、スタート釦を押すとまず第1フレーズにつ
いて先生の模範演奏が行なわれ、次に「ハイ」と
いう声が発生され、次いで練習者が第1フレーズ
について練習を行なうことは上述の場合と同じで
あるが、異なる点は第1フレーズについて練習者
が1回の練習を終了すると、前進スイツチを押さ
なくても自動的に先生の模範演奏が第2フレーズ
に移行することである。すなわち、この場合は練
習者が1フレーズにつき1回練習する毎に、次々
とフレーズが進んでいくようになつている。
以上がこの電子オルガンの使用法である。な
お、練習曲の演奏情報は予め内部の記憶手段に、
上記フレーズに関するデータ等が付加されて記憶
されている。
次に、この電子オルガンの構成について第1図
を参照し説明する。なお、この図において太線は
データの系路を示し、また細線は信号等の系路を
示している。
第1図において、メモリ1(記憶手段)はいわ
ゆるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)であ
り、通常半導体メモリが用いられる。このメモリ
1は、予め楽曲の演奏情報(メロデイ音、コード
音等)および前述したフレーズの区切りの情報等
を記憶しておくもので、読取制御回路2の端子T
1からアドレス端子にアドレス信号が供給される
と、そのアドレス信号に対応する番地内のデータ
がデータ端子から読取制御回路2の端子T2に供
給されるようになつている。なお、このメモリ1
へのデータの書込みはデータ書込装置(図示略)
によりなされたもので、このデータ書込装置は、
例えばカセツトテープに記憶されている前記演奏
情報等を読取つてメモリ1に書き込むもの、ある
いは楽譜の下部等に添着されている磁気テープに
記憶されている演奏情報等を読取つてメモリ1に
書込むもの等、種々の方式のものが考えられる。
また、演奏情報には音色制御情報、変調情報(ビ
ブラート、トレモロ等)を含ませることも可能で
ある。
読取制御回路2はメモリ1内の演奏情報等のデ
ータを順次読出し、適宜処理し、後述する楽音発
生部等へ供給すると共に、この電子楽器の独習を
する際必要な種々の制御を行なうもので、端子T
1乃至T10を有している。なお、詳細は後述す
る。そして、端子T3、T4に共に得られる上鍵
盤(Upper Key Board;以下UKと略称する)楽
音データおよび端子T5に得られる運指表示デー
タがUK楽音発生部3に供給され、端子T6、T
7に共に得られる下鍵盤(Lower Key Board;
以下LKと略称する)楽音データがLX楽音および
ベース音発生部4に供給され、端子8に得られる
「ハイ」音信号S9が「ハイ」音合成部5(演奏
開始指示手段)に供給され、端子T10に得られ
る稼動信号S4がリズム音発生部6に供給され、
またリズム音発生部6から端子T9に楽音ロツク
S1が供給されるようになつている。
UK楽音発生部3はUK楽音発生回路7(楽音
発生手段)、オア回路8、UKキースイツチ9、
押鍵指示装置10(押鍵指示手段)、UK11
(鍵盤、)運指指示装置12(運指指示手段)、運
指指示回路13から構成されている。UK楽音発
生回路7はUK楽音信号(アナログ信号)を作り
出す回路であり、端子T3からUK楽音データが
オア回路8を介して供給されると、このUK楽音
データに対応する楽音信号を発生し、またUK1
1が押され、この押された鍵盤に対応するUKキ
ースイツチ9の出力がオア回路8を介して供給さ
れると、押された鍵盤に対応する楽音信号を発生
するものである。押鍵指示装置10は、UK11
の押鍵位置を楽曲の進行と共に順次指示するもの
である。すなわち、この押鍵指示装置10はUK
11の各鍵盤に対応するランプ14、14…を有
しており、楽曲の進行と共にUK楽音データが端
子T4に順次供給されると、同UK楽音データに
対応するランプ14、14…が順次点灯し、押鍵
位置を指示するようになつている。なお、この押
鍵指示装置10は図示のように鍵盤の近傍に設け
てもよいが、押鍵指示ランプ14、14…を鍵盤
に埋込むようにしてもよい。運指指示装置12は
楽曲の進行と共に運指を順次指示するもので、端
子T5に順次供給される運指表示データが運旨表
示回路13によつて増幅され、この増幅された信
号(運指表示回路13の出力)によつて運指指示
ランプ15、15…が順次点灯するようになつて
いる。
LK楽音およびベース音発生部4はLK楽音およ
びベース音発生回路16(楽音発生手段)、オア
回路17、LKキースイツチ18、押鍵指示装置
19(押鍵指示手段)、LK20(鍵盤)から構成
されている。LK楽音およびベース音発生回路1
6はLK楽音(通常はコード音)およびベース音
を発生する回路であり、蝶子T6に得られるLK
楽音データがオア回路17を介して供給される
と、このLK楽音データに基づいてLK楽音信号が
作り出されると同時に上記LK楽音データに基づ
いて同一コードのベース音信号が作り出されるよ
うになつている。また、LK20が押鍵された場
合は、押鍵された鍵盤に対応するLKキースイツ
チ18の出力がオア回路17を介してLK楽音お
よびベース音発生回路16に供給され、これによ
り同LK楽音およびベース音発出回路16が押鍵
された鍵盤に対応するLK楽音信号およびベース
音信号を発生するようになつている。なお、この
LK楽音およびベース音発生回路16には後述す
るリズムパターン発生回路28からリズム信号が
供給されるようになつており、この回路16で発
生されるコード音信号、アルペジオ信号、ベース
音信号等はいずれもこのリズム信号に基づいて進
行するように作られているものである。押鍵指示
装置19は、LK20の各鍵盤に対応する押鍵指
示ランプ21、21……を有しており、楽曲の進
行と共に順次端子T7に供給されるLK楽音デー
タにしたがつて順次押鍵指示ランプ21、21…
…が点灯し、LKの押鍵位置を指示するものであ
る。なお、押鍵指示ランプ21、21……は各鍵
盤に埋込むようにしてもよい。
「ハイ」音合成部5は、先生の模範演奏の終了
後練習者に練習開始を知らせるための「ハイ」と
いう声を作り出す「ハイ」音合成回路22および
MM(モノステーブル・マルチバイブレータ)2
3、ランプ24から構成されている。「ハイ」音
合成回路22は、例えば「ハイ」という音声が録
音されている録音テープを再生することによつて
「ハイ」音を作るようにした回路、あるいはデジ
タル信号により記憶されている「ハイ」音の音声
信号をD/A変換して出力する回路等から構成さ
れ、端子T8から「ハイ」音信号S9が供給され
ると、楽曲の4分音符の長さに相当する「ハイ」
という音声信号を出力するものである。また、、
ランプ24は練習者に練習開始をランプ24の点
灯によつて知らせるためのもので、端子T8から
MM23に「ハイ」音信号S9が供給された場
合、ランプ24がこのMM23の出力によつて一
定時間(4分音符に相当する時間)点灯されるよ
うになつている。
リズム音発生部6は、楽音クロツク発生回路2
5カウンタ26、リズムセレクタ27、リズムパ
ターン発生回路28、リズム音発生回路29(楽
音発生手段)、および切換スイツチ30から構成
されている。楽音クロツク発生回路25は楽曲の
速さの基となる楽音クロツクパルスs1を発生す
る回路である。この楽音クロツクパルスs1はそ
の周期が16分音符長の1/4(すなわち、4周期の
時間が16分音符長に等しい)であるパルスであ
り、可変抵抗器(図示略)によつてその周期を変
化し得るもので、カウンタ26および端子T9に
供給されるようになつている。カウンタ26は上
記楽音クロツクパルスS1をカウントし、カウン
ト結果をリズムパターン発生回路28に供給する
もので、そのエネーブル端子に端子T10から稼
動信号S4(この電子楽器が独習用として稼動中
であることを示す信号)が供給されると、上記楽
音クロツクパルスS1のカウントを開始するよう
になつている。リズムパターン発生回路28はリ
ズムセレクタ27によつて指定された楽曲のリズ
ム(例えば、ワルツ、スイング、マーチ、ジヤズ
ロツク等)のパターンをカウンタ26ら出力され
る順次パルスに基づいてアンドゲート及びオアゲ
ートからなるROM構成のデコーダにより作り出
すもので、この作り出されたリズムパターンがリ
ズム音発生回路29に供給されるようになつてい
る。リズム音発生回路29はリズム音源(例えば
シンバル、バスドラム、コンガ等)を有してお
り、このリズム音源および供給されたリズムパタ
ーンとを組合せ、望みのリズム音を作り出す回路
である。なお、このリズム音発生回路29の出力
は切換スイツチ30によつて開閉制御されるよう
になつている。
しかして、上述したUK楽音発生回路、LK楽音
およびベース音発生回路、「ハイ」音合成回路、
リズム音発生回路の各出力がミキシングされ、増
幅器31によつて増幅された後、スピーカ32か
ら放音されるようになつている。
次に、第2図乃至第6図を参照し前述した読取
制御回路2の詳細および、合わせて上述した電子
オルガンの動作について説明する。なお、以下の
説明において“1”信号“0”信号は共に二値論
理レベルの信号を表わすものとする。
第2図は、楽曲の冒頭部の一例を示すもので、
この楽曲は予め図に示すように第1フレーズ、第
2フレーズ、第3フレーズ……なる複数のフレー
ズ(練習単位)に分けられている。なお、この図
において音符の上の番号は後の説明の便宜上つけ
た音符番号であり、また符号E、E……は小節の
区切りを示している。
第3図、第4図は共にメモリ1内に記憶される
演奏情報等のデータフオーマツトを示す図であ
る。第3図は、第2図に示す楽曲の演奏情報等が
メモリ1に記憶されている状態を示しており、こ
の図において符号D1乃至D11によつて示す音符デ
ータは各々第2図に示す音符あるいは休符〜
に対応している。すなわち、楽曲の各音符あるい
は休符は図に示すように最大5ワード(この実施
例においては、1ワード=8ビツト構成となして
いる)の音符データによつて記憶されており、ま
たこれらの各ワードはそれぞれ番地の若い順にフ
レーズデータ(符号W11等)、UKデータ(符号
W12等)、運指データ(符号W13等)、LKデータ
(符号W14等)、符長データ(符号W15等)となつ
ている。そして、フレーズデータがない場合は音
符データは4ワードとなり(例えば音符データ
D4)、またフレーズデータ、LKデータが共にな
い場合は音符データは3ワードとなる(例えば、
音符データD5)。なお、LKデータがない場合と
は、LKデータが直前のLKデータと同一の場合で
ある。すなわち、この装置は、LKデータがない
場合は直前のLKデータを連続して発生するよう
に構成されている。音符データD1、D2…の最後
は必ず符長データであ、この装置はこの符長デー
タを検出することにより音符データの区切りを検
知するようになつている。また、楽曲の最後はフ
レーズデータの1つであるFinishコード(符号W
o5)であり、この場合は音符データが1ワードに
より構成される。なお、上記各ワードW11
W12、W13……はメモリ1の1番地から順次記潟
されている。
次に、第4図を参照し上述した音符データを構
成する各データについて説明する。まず、これら
のデータはいずれも8ビツト構成であり、第1、
第2ビツトが識別コード(各データを識別するた
めのコード)、他の6ビツトが楽音発生等のため
のデータとなつている。なお、ビツトの呼称を左
から順に第1、第2…第8ビツトとする。また、
フレーズデータ〔第4図イ〕と運指データ〔第4
図ハ〕は共に識別コードが同一であるが、運指デ
ータは第3ビツトが必ず“0”となつている一
方、フレーズデータは第3ビツトが必ず“1”と
なつており、この第3ビツトによつてこれら各デ
ータを区別し得るようになつている。次に、各デ
ータについて説明する。
第4図イはフレーズデータを示すもので、識別
コードは“1、1”であり、次の3種類のコード
がある。
Fr1…………11111110 Fr2…………11111101 Finish………11111111 まず、Fr1コードは予め設定されているフレー
ズ(練習単位)の最初の音符あるいは休符に対し
てつけられるもので、例えば第2図に示す楽曲の
場合は音符、音符、音符に対応する各音符
データD1、D9、D16の第1ワードがこのFr1コー
ドとなる。Fr2コードはテンポ合わせのためのコ
ードである。すなわち、リズム音はn小節単位
(nは1,2……:この実施例ではn=1を想
定)で規則正しくくりかえすのが普通であり、ま
た各フレーズは必ずしも小節の区切り毎に区切ら
れているとは限らないもので、例えば第2図のよ
うに第1フレーズの始まりが小節の区切りEより
〓×3早く始まり、その終りが小節の区切りEよ
り〓×1遅く終る楽曲のフレーズの区切方をする
と、第1フレーズの先生の模範演奏が終了したと
同時に第1フレーズの練習者の演奏に入つた場
合、練習者の練習とリズム音が全く合わなくなつ
てしまう。
そこで、練習者が練習するタイミングとリズム
音発生部6からのリズム音のタイミングとを一致
させるため、フレーズの始まりのタイミングt1
で練習者の練習タイミングを待つようにしてい
る。すなわち先生の模範演奏終了後非発音態様を
維持し、図に示す時刻t1で戻るようにしている。
ところで、この電子オルガンは前述したように練
習者の練習開始合図として「ハイ」という声が発
生されるようになつており、またこの「ハイ」と
いう声は丁度4分音符分の長さとしている。した
がつて、時刻t1より4分音符分前の音符(すなわ
ち、)の音符データD11にこのFr2コードを含
ませ、このFr2コードにより「ハイ」という声を
発生させ、またこのFr2コード発生時点から4分
音符分の時間が経過後自動演奏が音符に戻るよ
うになつている。なお、先生の模範演奏が第2フ
レーズの場合は、この音符のFr2コードは無視
されるようになつている。Finishコードは楽曲の
終了を示すコードであり、このコードが検出され
ると楽曲の自動演奏は全て終了する。
第4図ロは、UKデータを示しており、識別コ
ードは“0、1”である。また、第3乃至第8ビ
ツトは押鍵されるべきUKのキーコードであり、
第3、第4ビツトはオクターブコード、第5乃至
第8ビツトはノートコードである。すなわち、こ
のUKデータは先生モード(先生の模範演奏の場
合)においてはデコードされた後UK楽音データ
として前述したUK楽音発生回路7および押鍵指
示装置10に供給され、UK楽音を発生させると
共に押鍵位置を指示するものであり、また生徒モ
ード(練習者が練習する場合)においてはデコー
ドされた後押鍵指示装置10に供給され、練習者
に押鍵位置を指示するものである。なお、休符の
場合は第3乃至第8ビツトがいずれも“0”とな
る。
第4図ハは運指データを示しており、識別コー
ドは“1、1”であ。また、第3ビツトは常に
“0”であり、第4乃至第8ビツトが運指表示デ
ータとなつている。この場合、指の数は5本であ
るので、運指表示データはコード化されておら
ず、第4ビツトが“1”他は“0”の場合は親
指、第5ビツトが“1”で他は“0”の場合は人
差指、…第8ビツトが“1”で他は“0”の場合
は小指を示すようになつている。
第4図ニはLKデータを示しており、識別コー
ドは“1、0”である。また、第3、第4ビツト
は和音の種類(メジヤ、マイナ、7ch、マイナ
7ch)を示し、第5ビツト乃至第8ビツトはノー
トコードを示している。なお、LK音を発音しな
い場合は第3乃至第8ビツトがいずれも“0”と
なる。そして、先生モード、生徒モードのいずれ
の場合も第3乃至第8ビツトのデータが処理され
た後LK楽音データとして前述したLW楽音およ
びベース音発生回路16および押鍵指示装置19
に供給され、LK楽音、ベース音を発生させると
共に、押鍵位置を指示するようになつている。
第4図ホは符長データを示しており、識別コー
ドは“0、0”である。また、第3乃至第8ビツ
トは符長(音符あるいは休符の長さ)を示す長さ
データである。
次に、第2図に示す楽曲の演奏技術を独習する
場合を例にとり、第5図に示す読取制御回路2の
詳細および第1図に示す電子オルガンの動作につ
いて説明する。なお、第5図に示す回路各部の出
力波形を第6図に示す。
まず、練習者が第5図に示すオート/マニユア
ル切換スイツチ40をマニユアル側(図に示すM
側)に投入した後スタート釦41を押すと、この
電子オルガンが先生モードにおける自動演奏を開
始する。すなわち、まずスタート信号s3がオア
ゲート42を介してフリツプフロツプ(以下FF
と略称する)43のセツト入力端子に、またオア
ゲート52を介してアドレスカウンタ45のリセ
ツト端子に、更にFF53のセツト入力端子にそ
れぞれ供給され、この結果、FF43、FF53が
共にセツトされ、またアドレスカウンタ45がリ
セツトされる。FF53は、この電子オルガンが
独習用として稼動中かどうかを示すFFであり、
このFF53がセツトされた場合(稼動中の場
合)はQ出力信号(すなわち、稼動信号S4)が
端子T10を介してリズム音発生部6のカウンタ
26のエネーブル端子に供給される。これによ
り、カウンタ26が楽音クロツクパルスS1のカ
ウントを開始し、リズム音発生部6がリズム音の
発生を開始する。そして、このリズム音発生部6
は稼動信号がS4が供給されている時は常に自動
的にリズム音を発生するようになつている。
さて、FF43がセツトされ、Q出力信号が
“1”信号となり、この“1”信号がアンドゲー
ト44の一方の入力端子に印加されると、システ
ムクロツク発生回路54から発生するシステムク
ロツクパルスS2が同アンドゲート44を介して
アドレスカウンタ45のクロツク端子に供給され
る。なお、上記システムクロツクパルスS2の周
期は前述した楽音クロツクパルスS1に比較し非
常に短かくなつている。(例えば1μsec。)そし
て、システムクロツクパルスS2の第1パルスに
よりアドレスカウンタ45のカウント出力は
「1」となり、このカウント出力「1」が直接ラ
ツチ56へ、さらに端子T1を介してメモリ1の
アドレス端子に供給される。ところがFr1検出回
路46の検出出力は検出されない(“0”信号)
のでラツチ出力が発生しない。一方メモリ1のア
ドレス端子に供給された信号によつてメモリ1の
「1」番地の内容、すなわちFr1コード(第3図
における符号W11)が端子T2に供給される。こ
の端子T2に供給されたFr1コードはFr1検出回
路46によつて検出され、この検出出力(“1”
信号)がアンドゲート47の一方の入力端に供給
される。一方、アンドゲート47の他の入力端に
はFF48のQ出力信号が供給されており、また
このFF48はスタート信号S3がアンドゲート
49を介してセツト入力端子に供給されることか
ら、スタート時点でセツトされており(Q出力信
号が“1”信号となつている)、したがつて前記
Fr1検出回路46の検出出力(“1”信号)はア
ンドゲート47を介してデイレイーフリツプフロ
ツプ(以下D−FFと略称する)50の入力端子
に供給される。次に、システムクロツクパルスS
2の第2パルスがアドレスカウンタ45のクロツ
ク端子に供給されると、同アドレスカウンタ45
のカウント出力は「2」となり、このカウント出
力「2」が端子T1を介してメモリ1のアドレス
端子に供給されると共に、ラツチ56のデータ入
力端に供給される。一方、システムクロツクパル
スS2はD−FF50のクロツク端子にも供給さ
れ、したがつて、このシステムクロツクパルスS
2の第2パルスによつて前述したアンドゲート4
7の出力信号(“1”信号)がD−FF50に読込
まれ、このD−FF50の出力信号が“1”信号
となる。この“1”信号はラツチ56のロード入
力端に供給され、これにより同ラツチ56のデー
タ入力端に供給されている前記カウント出力
「2」がラツチ56に読込まれ、またオアゲート
57を介してFF58のセツト入力端に供給さ
れ、これによりFF58がセツトされ、更にFF4
8のリセツト入力端に供給され、これによりこの
FF48がリセツトされる。上記ラツチ56は戻
り番地記憶用である。すなわち、例えば先生モー
ドが終了し生徒モードとなる場合、メモリ1の内
容はラツチ56に記憶されている番地(上述の場
合「2」番地)から再び読み出されるようになつ
ている。また、上記FF58はデータ伝送禁止用
のFFである。すなわち、このFF58のQ出力信
号S5はゲート回路59のエネーブル端子に供給
されるようになつており、FF58がセツトされ
た場合(Q出力信号S5が“1”信号の場合)は
ゲート回路59が“開”となり、その入力端に供
給されるデータがその出力端に送出され、また
FF58がリセツトされた場合はゲート回路59
が“閉”状態となり、その入力端に供給されるデ
ータが出力端に送出されないようになつている。
なお、FF58のQ出力信号S5は、インバータ
60を介してラツチ63のリセツト端子に、イン
バータ61を介してラツチ64のリセツト端子
に、インバータ62を介してラツチ65のリセツ
ト端子に各々供給されており、ゲート回路59が
禁止状態の場合はこれらのラツチ63、64、6
5がリセツトされるようになつている。
さて、前記アドレスカウンタ45のカウント出
力「2」がメモリ1のアドレス入力端子に供給さ
れると、メモリ1の「2」番地の内容、すなわち
第3図に示すUKデータ(符号W12)が端子T2を
介してゲート回路59の入力端に供給される。さ
らにこのゲート回路59はこの時前述したように
そのエネーブル端子に“1”信号が供給されるこ
とから“開”状態になり、したがつて上記UKデ
ータがゲート回路59の出力端に送出される。
UKデータがゲート回路59の出力端に送出され
ると、同UKデータの識別コード(“0、1”)が
UKマーク検出回路66により検出され、この検
出出力(“1”信号)がラツチ63のロード端子
に供給されると共に、D−FF67の入力端に供給
される。そして、上記検出出力によりゲート回路
59の出力端に得られるUKデータの内キーコー
ドデータ(第3〜第8ビツト)がラツチ63に読
込まれる。このラツチ63に読込まれたキーコー
ドデータはデコーダおよびゲート回路68、71
の各入力端に供給される。これらデコーダおよび
ゲート回路68、71はいずれも上記キーコード
データをデコードしUKの各鍵盤に対応するUK
楽音データに変換するデコーダとこのデコーダの
出力をゲートするゲート回路とからなるもので、
デコーダおよびゲート回路68が“開”状態か
“閉”状態かはそのエネーブル端子に供給される
FF69のQ出力信号S7によつて決定されるよ
うになつている。
このFF69は先生モードFFであり、この電子
オルガンの自動演奏が先生モードの場合はQ出力
信号S7が“1”信号となり、また生徒モードの
場合はQ出力信号S7が“0”信号となるもので
ある。ところでメモリ1の「2」番地の内容がア
ドレスカウンタ45のカウント出力「2」によつ
て読み出された前述の場合を考えるとスタート時
点でスタート信号S3がオアゲート70を介して
セツト入力端に供給されていることからこのFF
69はセツトされており(先生モード)、したが
つてデコーダおよびゲート回路68“開”状態と
なつている。一方、デコーダおよびゲート回路7
1のエネーブル端子には正電源端子72の正電圧
(“1”信号)が供給されており、したがつてデコ
ーダおよびゲート回路71は常に“開”状態にあ
る。これによりデコーダおよびゲート回路68の
入力端に供給された前記キーコードデータはデコ
ードされた後、端子T3および第1図に示すオア
回路8を介してUK楽発生回路7に供給され、こ
こで上記キーコードデータに対応するUK楽音信
号が作られ、このUK楽音信号がスピーカ32か
ら放音される。なお、このUK楽音信号は次の
UKデータがラツチ63に読込まれるまで連続し
て放音される。また、デコーダおよびゲート回路
71の入力端に供給された前記キーコードデータ
はデコードされた後端子T4を介して押鍵指示装
置10に供給され、この結果、前記キーコードデ
ータに対応する押鍵指示ランプ14が点灯し押鍵
位置を指示する。すなわち上記の場合、UK楽音
発生回路7から発生するUK楽音は押鍵指示ラン
プ14の点灯位置の鍵盤を押鍵した場合のUK楽
音と同一である。
次に、システムクロツクパルスS2の第3パル
スがアドレスカウンタ45に供給されると、アド
レスカウンタ45のカウント出力は「3」とな
り、メモリ1の「3」番地の内容、すなわち運指
データ(第3図符号W13)が端子T2を介してゲ
ート回路59の入力端に供給される。そして、こ
のゲート回路59はFF58がすでにセツトさ
れ、このセツト信号“1”により“開”状態にさ
れていることから、上記運指データはゲート回路
59の出力端に送出される。一方、システムクロ
ツクパルスS2の第3パルスはD−FF67のク
ロツク端子に供給され、この結果D−FF67が
前述したUKマーク検出回路66の出力信号
(“1”信号)を読込み、D−FF67の出力は
“1”信号となる。(すなわち、システムクロツク
パルスS2の第2パルスが1ビツトタイム遅延さ
れて、D−FF67の出力として得られる。)そし
て、この“1”信号がラツチ64のロード端子に
供給され、これにより、ゲート回路59の出力端
に得られる前記運指データの内運指表示データ
(第4〜第8ビツト)がラツチ64に読込まれ、
またこの読込まれた運指表示データがゲート回路
73に供給される。このゲート回路73はそのエ
ネーブル端子に“1”信号が供給された場合は
“開”状態となり、また“0”信号が供給された
場合は“閉”状態となる回路であり、切換スイツ
チ74が“閉”の場合は正電源端子72の正電圧
(“1”信号)がエネーブル端子に印加され、また
切換スイツチ74が“開”の場合はアース電位
(“0”信号)がエネーブル端子に印加されるよう
になつている。ゲート回路73の入力端に供給さ
れた前記運指表示データは、切換スイツチ74を
“閉”とすると、端子T5を介して運指表示回路
13に供給され、そしてこの運指表示回路13の
出力が運指指示装置12の前記運指データに対応
する運指指示ランプ15を点灯させる。
次に、システムクロツクパルスS2の第4パル
スがアドレスカウンタ45に供給されると、アド
レスカウンタ45のカウント出力は「4」とな
り、メモリ1の「4」番地の内容、すなわちLK
データ(第3図符号W14)が端子T2およびゲー
ト59を通してゲート59の出力端に送出され
る。(ゲート59は“開”状態となつている。)そ
して、このLKデータの識別コード(“1,0”)
がLKママーク検出回路75によつて検出され、
この検出出力(“1”信号)がラツチ65のロー
ド端子に供給される。この結果、ラツチ65が
LKデータの内の和音データおよびノートコード
データ(第3〜第8ビツト)を読込み、またこの
読込まれた各データがROM(リード・オンリ
イ・メモリ)およびデコーダ回路76の入力端に
供給される。ROMおよびデコーダ回路76は、
ノートコードデータに対応する楽音を根音とする
和音(この和音の種類は和音データにより決定さ
れる)を構成する3個の楽音データを、上記ノー
トコードデータおよび和音データをアドレスとし
て得るように構成されたROMと、このROMの出
力信号(上記3個の楽音データ)をデコードする
デコーダとからなるもので、この回路の入力端に
供給されたラツチ65の出力信号はデコードされ
た3個のLK楽音データとしてゲート回路77、
78の各入力端に供給される。ゲート回路77、
78はいずれもゲート回路73と同様の構成であ
り、切換スイツチ79,80によつて“開”状態
あるいは“閉”状態とされるものである。なお、
以下の説明ではこれら切換スイツチ79、80は
いずれも“閉”状態(ゲート回路77、78が共
に“開”状態)であるとする。しかして、ROM
およびデコーダ回路76の出力(LK楽音デー
タ)はゲート回路77、端子T6、オア回路17
を通してLK楽音およびベース音発生回路16に
供給され、これにより、同LK楽音およびベース
音発生回路16が前記LK楽音データに対応する
LK楽音(和音)ベース音を発生し、これらLK楽
およびベース音がスピーカ32から放音される。
また、ROMおよびデコーダ回路76の出力はゲ
ート回路78、端子T7を通して押鍵指示装置1
9に供給され、この結果、前記LK楽音データに
対応する押鍵指示装置19の押鍵指示ランプ21
が点灯し、LKの押鍵位置を指示する。
なお、上述したメモリ1の番地「1」〜「4」
に対応する動作は順次行なわれるものであるが、
この間は数μsec程度であり、実質的には略同時
に行なわれると考えることができる。
次に、システムクロツクパルスS2の第5パル
スがアドレスカウンタ45に供給されると、アド
レスカウンタ45のカウント出力は「5」とな
り、メモリ1の「5」番地の内容、すなわち符長
データ(第3図符号W15)が端子T2に供給され
る。この端子T2に供給された符長データの識別
コード(“0、0”)は符長マーク検出回路81に
よつて検出され、この検出出力(“1”信号)が
ラツチ82のロード端子、FF43のリセツト端
子およびカウンタ83のリセツト端子にそれぞれ
供給される。ラツチ82のロード端子に上記検出
出力が供給されると、同ラツチ82は端子T2に
得られる長さデータ(符長データの第3〜第8ビ
ツト)を読込み、したがつてこの長さデータが比
較回路84の一方の入力端に供給される。また、
FF43のリセツト端子に上記検出出力が供給さ
れるとこのFF43がリセツトされ、したがつて
アンドゲート44が“閉”状態となり、システム
クロツクパルスS2がアドレスカウンタ45に供
給されなくなる。また、カウンタ83のリセツト
端子に上記検出出力が供給されると、同カウンタ
83がリセツトされる。このカウンタ83は音符
の長さ(符長)を計測するためのもので、そのク
ロツク端子には楽音クロツク発生回路25(第1
図参照)の楽音クロツクパルスS1が端子T9を
介して供給されており、また、その出力は比較回
路84の他方の入力端に供給されている。そし
て、音符の長さデータ(ラツチ82の出力)が比
較回路84の一方の入力端に供給されると同時に
カウンタ83がリセツトされ、次いで同カウンタ
83が楽音クロツクパルスS1のカウントを開始
する。そして、カウンタ83のカウント出力が上
記長さデータに等しくなつた時点(すなわち、長
さデータに対応する時間が経過した時点)で比較
回路84がこれを検出し、検出出力を微分回路8
5に供給する。微分回路85はこの検出出力を微
分した後オアゲート86、42を介してFF43
のセツト入力端に供給し、同FF43を再びセツ
トする。これによつてアンドゲート44が再び
“開”状態となり、システムクロツクパルスS2
が同アンドゲート44を介してアドレスカウンタ
45に供給され、このアドレスカウンタのカウン
ト出力によつて第3図に示す音符データD2の読
出しが開始される。
以上の過程が第3図に示す音符データD1が自
動的に楽音として発生される過程である。すなわ
ち、この電子オルガンは1つの楽音に対応する音
符データを高速で(数μsecの間に)読出し、楽
音を発生させ、また音符データの読出が終了した
時点でアドレスカウンタ45に供給されるシステ
ムクロツクパルスS2をストツプし、発生してい
る楽音の音符の長さだけ待期する。そして、音符
の長さが経過した時点で次の音符データを読出
し、この音符データにもとずく楽音を発生させ、
更にこの動作を順次繰返すものである。なお、第
6図イに音符データD1、D2……読出しの場合の
タイミングチヤートを示す。
次に、第3図に示す音符データD2の場合につ
いて説明する。この音符データD2が音符データ
D1と異なる点はLKデータがないことである。す
なわち、符号W22にて示すUKデータがメモリ1
から読出されると、このUKデータに対応する楽
音が発生され、また符号W23にて示す運指データ
が読出されると、この運指データに対応する運指
が指示されるが、LKデータがないことからLK楽
音およびベース音はラツチ65に読込まれている
音符データD1のLKデータに対応する楽音を引続
いて発生することになる。
さて、上記のようにして第2図に示す楽曲が先
生モードで進行し、第1フレーズの休符までの
自動演奏が終了するとこの電子オルガンは生徒モ
ードの自動演奏に移ることになる。(但し、前進
スイツチ87(操作子)が押されていない場
合。) すなわち、楽曲が進行し、アドレスカウンタ4
5のカウント出力が音符データD9のフレーズデ
ータの番地(この番地を仮にm番地とする)と同
一の「m」になると、メモリ1からこのフレーズ
データ(すなわち、Fr1コード)が読出され端子
T2に供給される。この端子T2に供給された
Fr1コードはFr1検出回路46によつて検出さ
れ、検出出力がアンドゲート47、89、90の
各々の一方の入力端およびFF58のリセツト入
力端に供給される。ここで、FF48がリセツト
されている(D−FF50の出力により前述した
システムクロツクパルスの第2パルス発生時にリ
セツトされている)ことから、そのQ出力は
“0”信号となつており、したがつてアンドゲー
ト47、90は“閉”状態となつている。すなわ
ち、アンドゲート47、90の一方の入力端に供
給された前記検出出力はこれらのアンドゲート4
7、90によつてストツプされる。一方、FF5
8のリセツト端子に供給された前記検出出力は同
FF58をリセツトし、またアンドゲート89の
一方の入力端に供給された前記検出出力は、同ア
ンドゲート89がインバータ91の働きにより
“開”状態となつていることから、アンドゲート
89を通過しFF92のセツト入力端に供給さ
れ、同FF92をセツトする。上記FF58はデー
タ伝送禁止用FFであり、このFF58がリセツト
されると(Q出力信号S5が“0”信号となる
と)ゲート回路59が“閉”状態となると共にラ
ツチ63、64、65がいずれもリセツトされ
る。この結果、以後のデータはゲート回路59を
通過し得なくなる一方、ラツチ63、64、65
がリセツトされることから前述した楽音の発生あ
るいは押鍵指示ランプによる押鍵位置の指示等の
動作がt1まで停止される。(但し、この場合リズ
ム音だけは発生される。)すなわちこの時(第2
図のFr1検出信号発生時)からt1までの時間を
リズ調整(自動リズム音と演奏者との調整)にあ
てている。
さて、アドレスカウンンタ45のカウンント出
力が「m+1」になると、メモリ1からUKデー
タ(第3図符号W92)が読出され端子T2を介し
てゲート回路59に供給されるが、ゲート回路5
9が“閉”状態にあるため上記UKデータはここ
でストツプされる。すなわち、このUKデータに
よる楽音が発生されることはない。次に、アドレ
スカウンタのカウント出力が「m+2」となり、
メモリ1から運指データ(第3図符号W93)が読
出され端子T2を介してゲート回路59に供給さ
れるが、この運指データもゲート回路59により
ストツプされる。
次に、アドレスカウンタ45のカウント出力が
「m+3」になると、メモリ1から符長データ
(第3図符号W95)が読出され、端子T2に供給さ
れる。そして、前述したようにこの符長データの
内の長さデータがラツチ82を介して比較回路8
4に供給され、カウンタ83のカウント出力と比
較されることにより音符の長さが計測される。す
なわち、上述した音符データD9の読出しの場
合、符長データのみが使用されることになる。同
様に、音符データD10の読出しの場合も符長デー
タ(第3図符号W105)のみが使用され音符の長さ
が計測される。
次に、第3図符号W111にて示すフレーズデー
タ(Fr2コード)が読出され、端子T2に供給さ
れると、このFr2コードはFr2検出回路93によ
つて検出される。そして、検出出力(“1”信
号)がアンドゲート94の第1の入力端に供給さ
れる。この場合、アンドゲート94の第2の入力
端にはFF92のQ出力信号S6が供給されてお
り、またこのFF92は前述したFr1コード検出
時点(第3図符号W91のフレーズデータ読出時
点)においてセツトされているので、同アンドゲ
ート94の第2の入力端には“1”信号が供給さ
れている。また、アンドゲート94の第3の入力
端にはD−FF95の出力信号が供給されてい
る。このD−FF95はFF69のQ出力信号S7
をシステムクロツクパルスS2の1ビツトタイム
遅れて読込むものであり、またFF69がセツト
された時点(スタート時点;スタート信号S3が
オアゲート70を介してセツト端子に供給され
る)から1ビツトタイム遅れてその出力信号が
“1”信号となつている。すなわち、前述した
Fr2コード検出時点においては、アンドゲート9
4の第3の入力端には“1”信号が供給されてい
る。
これによりFr2検出回路93の検出出力はアン
ドゲート94、端子T8を介して「ハイ」音信号
S9として「ハイ」音合成回路22に供給され、
ここで「ハイ」という声が作られ、スピーカ32
から放音される。また、同「ハイ」音信号S9は
MM23に供給され、このMM23によつてラン
プ24が点灯される。
一方、Fr2検出回路93の検出出力(“1”信
号)はシフトレジスタ96の入力端にも供給され
る。このシフトレジスタ96は16ビツト1ステー
ジのシフトレジスタであり、前述した4分音符分
の時間(上記「ハイ」音は4分音符分の長さであ
る)を計測するものである。すなわち、このシフ
トレジスタ96のクロツク端子には端子T9を介
して楽音クロツクパルスS1が供給されており、
したがつて、シフトレジスタ96の入力端に供給
されたFr2検出回路93の検出出力(“1”信
号)は楽音クロツクパルスS1の16ビツトタイム
(この16ビツトタイムが丁度4分音符の長さに等
しい)遅延された後出力端から出力される。そし
て、この出力信号(“1”信号)がアンドゲート
97の一方の入力端に供給される一方、D−FF
98によつてシステムクロツクパルスS2の1ビ
ツトタイム遅延された後FF92のリセツト端子
に供給される。前記アンドゲート97の他方の端
子には“1”信号が供給されている(FF92は
第3図符号W91にて示すFr1コード読出時にセツ
トされている)ことから、シフトレジスタ96の
出力信号はリターン信号S8としてアンドゲート
97から出力され、またこのリターン信号S8が
出力された直後、1ビツトタイム遅れて上述した
D−FF98の出力によりFF92がリセツトされ
る。
上記リターン信号S8は、まずアンドゲート9
9,100の各一方の入力端に供給される。アン
ドゲート100の他方の入力端にはD−FF95
の出力信号が供給されており、またD−FF95
の出力信号は前述したように“1”信号であるこ
とから、リターン信号S8は同アンドゲート10
0を介してFF69のリセツト端子に供給され、
これによりFF69がリセツトされる(FF69が
生徒モードとなる)。なお、FF69がリセツトさ
れるとQ出力信号S7が“0”信号となり、D−
FF95がシステムクロツクパルスS2の1ビツ
トタイム遅れてこの“0”信号を読込むことか
ら、D−FF95はFF69がリセツトされてから
1ビツトタイム遅れてリセツト(出力信号が
“0”信号)されることになる。
一方、アンドゲート99の他方の入力端にはD
−FF101の出力信号が供給されている。この
D−FF101はFF69の出力信号7をシス
テムクロツクパルスS2の1ビツトタイム遅れて
読込むもので、したがつて先生モードの場合、D
−FF101の出力信号は“0”信号となつてい
る。すなわち、リターン信号S8はアンドゲート
99によつてストツプされる。
また、上記リターン信号S8はオアゲート57
を介してFF58のセツト入力端に供給され、こ
れによりこのFF58がセツトされる。FF58は
データ伝送禁止用のFFであり、そのQ出力信号
S5が“1”信号となると前述したようにゲート
回路59が“開”状態となると共に、ラツチ6
3、64、65のリセツトが解除され、これらの
ラツチ63、64、65が読み込み可能となる。
また、上記リターン信号S8はアドレスカウン
タ45のプリセツト端子に供給される。この結
果、アドレスカウンタ45にラツチ56に読込ま
れている戻り番地(「2」番地)がプリセツトさ
れ、したがつてアドレスカウンタ45のカウント
出力が「2」となる。すなわちこの場合はオー
ト/マニユアルスイツチ40をM側にし、スター
ト釦41を押して第1回目の先生モードが進行
し、生徒モードに移る瞬間を考えているから、
Fr1検出時よりD−FF50で1ビツトタイム遅
れたタイミングをラツチしているラツチ56のラ
ツチ信号にもとづきアドレスカウンタ45のカウ
ント出力は「2」番地を指定するようになる。
更に、上記リターン信号S8はアンドゲート8
6、42をそれぞれ通してFF43のセツト入力
端に供給される。これにより、同FF43がセツ
トされ、(Q出力信号が“1”信号となり)、アン
ドゲート44が“開”状態となり、システムクロ
ツクパルスS2がアドレスカウンタ45に再び供
給される。
このようにして上記アドレスカウンタ45のカ
ウント出力「2」は再び第3図符号W12にて示す
UKデータをメモリ1から読出し、更にアドレス
カウンタ45に供給されるシステムクロツクパル
スにより、メモリ1内の各データが順次読出さ
れ、前述と同様に処理され、楽音発生、押鍵指示
等がなされる。(生徒モードの自動演奏がなされ
る。)但しこの場合、前述した先生モードの自動
演奏と異なる点はFF69がリセツトされている
ことである。すなわち、デコーダおよびゲート回
路68のエネーブル端子に“0”信号が供給され
ており、したがつてUK楽音データがUK楽音発
生回路7に供給されず、UK楽音が自動的に発生
されることはない。そして、練習者は押鍵指示装
置10および運指指示装置12の指示にしたが
い、UK11によつて楽曲の練習を行なう。
このようにして練習者が練習を行ないつつ楽曲
が進行し、またこの際前進スイツチ87が押され
ていない場合は、この電子オルガンは第2図に示
す第1フレーズ終了時点で再び先生モードに変わ
り、第1フレーズの自動演奏を行なうことにな
る。
すなわち、生徒モードにおいて楽曲が進行し、
第3図符号W91にて示すフレーズデータ(Fr1コ
ード)がメモリ1から読出され端子T2に供給さ
れると、このFr1コードは前述と同様にFr1検出
回路46によつて検出され、この検出出力によつ
てFF58がリセツトされる一方FF92がセツト
される。(この場合、FF48はリセツトされてい
る。)そして、FF58がリセツトされると、ゲー
ト回路59が“閉”状態になると共にラツチ6
3、64、65がリセツトされ、楽音の発生等が
停止される。この状態において第3図に示す音符
データD9、D10が順次読出され、そして、符号
W95、W105にて示す符長データに相当する時間が
経過した後、符号W111にて示すフレーズデータ
(Fr2コード)がメモリ1から読出されると、こ
のFr2コードはFr2検出回路93によつて検出さ
れ、、検出出力がアンドゲート94の第1入力端
およびシフトレジスタ96に供給される。この場
合、アンドゲート94の第2入力端には“1”信
号が供給されているが、FF69のQ出力信号S
7が“0”信号であり(生徒モードにある)、し
たがつてD−FF95の出力信号も“0”信号で
あることから、アンドゲート94の第3入力端に
は“0”信号が供給されており、このため、アン
ドゲート94の出力端から「ハイ」音信号S9が
出力されることはない。一方、シフトレジスタ9
6に供給されたFr2検出回路93の検出出力は、
シフトレジスタ96によつて楽音クロツクパルス
S1の16ビツトタイム遅延された後、アンドゲー
ト97およびD−FF98に供給される。アンド
ゲート97に供給された信号はFr1検出時にFF
92がセツトされた信号と共に同アンドゲート9
7を介してリターン信号S8として出力され、同
D−FF98によりシステムクロツクパルスS2
の1ビツトタイム遅延されてFF92をリセツト
する。すなわちリターン信号S8はシステムクロ
ツクパルスS2の時間幅を有するパルス信号とし
て形成されるもので、このリターン信号S8はア
ンドゲート99、オアゲート70を介してFF6
9のセツト端子に、オアゲート57を介してFF
58のセツト端子に、オアゲート86、42を介
してFF43のセツト端子に、またアドレスカウ
ンタ45のプリセツト端子にそれぞれ供給され、
これによつて、FF69がセツトされ(再び先生
モードとなる)、FF58がセツトされ(ゲート5
9がエネーブル状態になると共にラツチ63、6
4、65のリセツトが解除される)、FF43がセ
ツトされ(アンドゲート44が開となる)、さら
にアドレスカウンタ45にラツチ56の出力信号
(この場合「2」)がプリセツトされる。かくし
て、再び先生モードにおけるこの電子オルガンの
自動演奏がなされる。なお、第6図ロに上述した
先生モード、生徒モードを繰返す場合のタイミン
グチヤートを示す。すなわち、このタイミングチ
ヤートはオート/マニユアル切換スイツチ40が
マニユアル側であり、また前進スイツチ87が押
されない場合である。
次に、前進スイツチ87が押された場合につい
て説明する。
第1フレーズにおける先生モードあるいは生徒
モードの自動演奏の途中で前進スイツチ87が押
されると、正電源端子72に得られる正電圧
(“1”信号)が同前進スイツチ87を介してアン
ドゲート104の一方の入力端に供給される。こ
の場合、アンドゲート104の他方の入力端に
は、オート/マニユアル切換スイツチ40がマニ
ユアル側の場合、同オート/マニユアル切換スイ
ツチ40を介して正電源端子72の正電圧
(“1”信号)が供給されており、したがつてアン
ドゲート104の一方の入力端に供給された上記
“1”信号は同アンドゲート104およびオアゲ
ート49を介して、FF48のセツト入力端に供
給され、これによりFF48がセツトされる。
そして、楽曲の自動演奏が進行し、第3図符号
W91にて示すフレーズデータ(Fr1コード)がメ
モリ1から読出されると、Fr1検出回路46がこ
れを検出し、検出出力をアンドゲート47、8
9、90の各一方の入力端およびFF58のリセ
ツト端子に供給する。この場合、FF48が前進
スイツチ87によつてセツトされているので、ア
ンドゲート89は“閉”であるがアンドゲート4
7、90は“開”となつており、したがつて、上
記検出出力(“1”信号)はアンドゲート47を
介してD−FF50の入力端に供給されると共
に、アンドゲート90、オアゲート70を介して
FF69のセツト入力端に供給される。これによ
りFF58がリセツトされ、またFF69がセツト
される(先生モードとなる)。次いで、アドレス
カウンタ45およびD−FF50にシステムクロ
ツクパルスS2が供給されると、アドレスカウン
タ45のカウント出力が「m+1」となる(第3
図符号W92にて示すUKデータの番地)一方、D
−FF50の出力信号が“1”信号となる。この
“1”信号はラツチ56のロード端子に、オアゲ
ート57を介してFF58のセツト端子に、また
FF48のリセツト端子にそれぞれ供給され、こ
の結果、ラツチ56にアドレスカウンタ45の上
記カウント出力「m+1」が読込まれ(第2図
に対応する戻り番地読込み)、またFF58がセツ
トされ、更にFF48がリセツトされる。そし
て、FF58がセツトされることによりゲート回
路59が“開”状態になると共に、ラツチ63、
64、65のリセツトが解除され、この結果第3
図に示す音符データD9、D10、D11の楽音発生等
が可能となる。すなわち、前述した第1フレーズ
の自動演奏の場合はこれらの音符データD9
D10、D11の楽音発生等が禁止されていたが、この
場合は第2フレーズの自動演奏に入るのでこれら
の音符データの楽音発生等がなされることにな
る。また、FF48がリセツトされたことによ
り、次のフレーズに進行せよというという状態が
解除され、したがつてこの電子オルガンは再度前
進スイツチが押されるまで第2フレーズの自動演
奏を先生モード、生徒モードを繰返しつつ続ける
ことになる。
さて、上記Fr1コードの読出し(第3図符号
W91)に続き、音符データD9、D10がメモリ1から
読出されると、これらのデータに基づいた楽音発
生等がなされ、そしてフレーズデータ(Fr2コー
ド)(第3図符号W111)が読出される。このFr2コ
ードはFr2検出回路93により検出され、検出出
力がシフトレジスタ96、アンドゲート94に供
給されるが、この場合FF92がFr1コード検出
時点(符号W91のFr1コード読出時点)において
セツトされないので、アンドゲート94、97が
共に“開”状態となつており、したがつて「ハ
イ」音発生信号S9およびリターン信号S8は共
に発生しない。言い換えれば、このFr2コードは
無視され、引続き楽音発生等がなされることにな
る。
かくして、第2フレーズの先生モードの自動演
奏が進行し、次のFr1コードを検出すると(第2
図音符)、Fr2ココードまでのリズム合わせを
行なつた後「ハイ」音によつて生徒モードに移行
する。この場合、第2回目の先生モードが進行
し、生徒モードに移る瞬間を考えているから、第
2回目のFr1検出時よりD−FF50で1ビツト
タイム遅れたタイミングをラツチしているラツチ
56のラツチ信号にもとづきアドレスカウンタ4
5のカウント出出力は「m+1」番地を指定する
ようになる。(第6図ハに、第1フレーズ生徒モ
ードの途中において前進スイツチ87が押された
場合のタイミングチヤートを示す。)このよう
に、先生モード、生徒モードが楽曲の各フレーズ
ごとに前進スイツチ87が練習者によつて押され
るまでくりかえされ、第2フレーズ、第3フレー
ズ……と練習が続けられて行き、楽曲の最後まで
行くと第3図符号Wn5によつて示すFinishコード
がメモリ1から読出され、端子T2に供給され
る。この端子T2に供給されたFinishコードは終
了コード検出回路105によつて検出され、検出
出力がFF53のリセツト端子に供給される。こ
の結果、FF53がリセツトされカウンタ26の
カウントが停止することによりリズム音の発生が
停止し、またFF53の出力に得られる“1”
信号がオアゲート52を介してアドレスカウンタ
45のリセツト端子に供給され、アドレスカウン
タ45がリセツトされる。以上でこの電子オルガ
ンの自動演奏が終了する。
次に、オート/マニユアル切換スイツチ40を
オート側(第5図におけるA側)に投入した場合
について説明する。この場合、アンドゲート10
4の他方の入力端に接地電位(“0”信号)が供
給されることから同アンドゲート104が“閉”
となり、したがつて前進スイツチ87が回路動作
から切離される一方、アンドゲート106の一方
の入力端にオート/マニユアル切換スイツチ40
を介して正電源端子72の正電圧(“1”信号)
が供給されることから、アンドゲート106の他
方の入力端に得られる信号、すなわちアンドゲー
ト100の出力信号がアンドゲート106、オア
ゲート49を介してFF48のセツト入力端に供
給されることになる。
すなわち、FF48の動作はまずスタート信号
S3でセツトされ、Fr1コード(第3図符号
W11)の読出しからシステムクロツクパルスS2
の1ビツトタイム遅れてD−FF50の出力信号
によりリセツトされ、最初のリターン信号S8の
発生時(FF69がリセツトされる時点)におい
て再度セツトされ(この結果、第1フレーズの生
徒モードが終了すると第2フレーズの先生モード
に移行し得るように準備されたことになる)、符
号W91にて示すFr1コードの読出しから1ビツト
タイム遅れてD−FFの出力信号によりリセツト
され、……という具合に順次先生モード、生徒モ
ード毎にセツトが、リセツト繰返されることにな
り、これにより練習者が1フレーズの練習をする
度びに曲が順次進行していくことになる。
以上が、第1図および第5図に示す電子オルガ
ンの詳細な説明である。なお、LK楽音がUK楽音
より短かい場合(このような場合はほとんどない
と思われるが)は符長データはLK楽音の長さと
なる。したがつて、次の音符データにはUK楽音
が含まれずUK楽音は1つ前の音符データの楽音
を発生し続けることになる。
次に、この発明の第2の実施例について説明す
る。第7図はこの発明の第2の実施例である電子
オルガンの構成を示すブロツク図であり、この図
に示す電子オルガンが第1図に示す電子オルガン
と異なる点は、この電子オルガンがマイクロコン
ピユータを用いて構成されていることである。
すなわち、この電子オルガンは図に示すように
楽曲の演奏情報等を記憶するデータメモリ120
(記憶手段)と、中央処理装置(以下CPUと略称
する)121およびプログラムメモリ122を有
して構成される読取制御回路123と、楽音発生
部124とから構成されている。そして、この電
子オルガン第1図に示す電子オルガンと略同様の
機能を有し、さらに同様の使用法にて使用される
ものである。
以下、その構成から説明すると、データメモリ
120は予め楽曲の演奏情報(メロデイ音、コー
ド音等)および前述したフレーズ(練習単位)の
区切りの情報等を記憶しておくもので(第1図メ
モリ1と同一機能)、コモンバス125を介して
CPU121からアドレス信号が供給され、また
記憶されている内容はコモンバス125を介して
CPU121に入力されるようになつている。外
部記憶装置126は、上記データメモリ120に
入力すべき演奏情報が記憶されている磁気カード
あるいは磁気テープ等およびこれらの読取装置で
あり、この外部記憶装置126に記憶されている
データはインターフエイス回路127およびコモ
ンバス125を介してCPU121に入力され、
さらにCPU121からデータメモリ120に書
込まれるようになつている。なお、DMA(ダイ
レクトメモリアクセス)方式により外部記憶装置
126から直接データメモリ120に書込むよう
にすることも可能である。
CPU121は、いわゆる1チツプ処理装置お
よびバツフア等から構成されるプログラムコント
ロールの演算、制御装置であり、命令およびデー
タの基本単位は1バイト(8ビツト)である。プ
ログラムメモリ122はCPU121をコントロ
ールするためのプログラムを記憶しているROM
(リードオンリーメモリ)であり、コモンバス1
25を介してCPU121からアドレス信号が供
給され、同アドレス信号に対応する命令がコモン
バス125を介してCPU121に入力されるよ
うになつている。和音データメモリ128はデー
タメモリ120に記憶されているLKデータ(第
10図ニ参照)に基づいて和音を構成する3個の
LK楽音データLK1、LK2、LK3を発生するもの
であり、上記LKデータがアドレス信号として和
音データメモリ128のアドレス端子に供給され
ると同和音データメモリ128から3個のLK楽
音データLK1、LK2、LK3が読出され、コモンバ
ス125を介してワーキングメモリ129に入力
されるようになつている。(第5図ROMおよびデ
コーダ回路76と同一機能。) ワーキングメモリ129はRAMにより構成さ
れるメモリであり、第8図に示すようにNEXTレ
ジスタ(以下NTレジスタと略称する)130、
表示レジスタ(以下ETレジスタと略称する)1
31、SAVEレジスタ(以下SVレジスタと略称
する)132、テンポカウンタTc、ポインタレ
ジスタPoおよび状態フラグレジスタ133を有
している。NTレジスタ130は次に楽音発生等
がなされるべきデータを記憶しておくもので、8
個のレジスタ130−1乃至130−8から構成
され、これら各レジスタ130−1乃至130−
8には各々符長データ、UKデータ、運指デー
タ、LKデータ、フレーズデータ、LK1楽音デー
タ、LK2楽音データ、LK3楽音データが入力され
るようになつている。ETレジスタ131は現在
楽音発生等がなされているデータを記憶している
もので、8個のレジスタ131−1乃至131−
8から構成されており、上記NTレジスタ130
と同一構成である。そして、Tレジスタ130の
内容が転送されるものである。SVレジスタ13
2は9個のレジスタ132−1乃至132−9か
ら構成されている。これら各レジスタの内、レジ
スタ132−1乃至132−8は前記NTレジス
タ130の内容が転送されるものであり、またレ
ジスタ132−9はポインタレジスタPoの内容
が転送されるものである。テンポカウンタTcは
符長(音符の長さ)を計測するためのもので、符
長データが入力され、またこの入力された符長デ
ータが楽音クロツクパルスS1(第1図、第7図
参照)の発生毎にデクリメントされるようになつ
ている。なお、詳細は後述する。ポインタレジス
タPoは、データメモリ120のアドレスレジス
タであり、このポインタレジスタPoの内容がア
ドレス信号としてデータメモリ120のアドレス
端子に供給されるようになつている(第5図アド
レスカウンタ45に対応)。状態フラグレジスタ
133は、5ビツトのレジスタであり5個のフラ
グZ、F、T、A、Cを構成するものである。Z
フラグはデータ出力禁止用フラグであり、このZ
フラグが“1”の場合はUKデータレジスタ13
9、運指データレジスタ140、LKデータレジ
スタ141がいずれもリセツトされ、この結果楽
音発生等が停止される。(第5図FF58に対
応。)Fフラグは、楽曲の先頭の音符あるいは休
符にFr1コードがない場合の戻り番地および戻り
用データ待避用フラグであり、詳細は後述する。
Tフラグは先生/生徒モードフラグであり、この
Tフラグが“1”の場合は先生モード、“0”の
場合は生徒モードを示す。(第5図FF69に対
応。)Aフラグはオート/マニユアル・フラグで
あり、このAフラグが“1”の場合はオートモー
ド(オート/マニユアル切換スイツチがオート側
に投入されている場合)、“0”の場合はマニユア
ルモード(オート/マニユアル切換スイツチがマ
ニユアル側に投入されている場合)を示す。Nフ
ラグは前進フラグであり、このNフラグが“1”
の場合は楽曲の自動演奏が次のフレーズに移るこ
とを示す。(第5図FF48に対応。)また、この
Nフラグは前進スイツチが押された場合“1”に
セツトされるようになつている。
第7図コントロールスイツチ群134は外部記
憶装置126のデータをデータメモリ120に入
力する場合に用いられるものであり、インターフ
エイス回路135およびコモンバス125を介し
てCPU121に接続されている。
コントロールスイツチ群136はオート/マニ
ユアル切換スイツチ、スタート釦、前進スイツチ
から構成され、インターフエイス回路137、コ
モンバス125を介してCPU121に接続され
ている。なお、上記各スイツチ等の機能は第1図
に示す電子オルガンの各スイツチ等と同一であ
る。
インターフエイス回路138はUKデータを記
憶するUKデータレジスタ139、運指データを
記憶する運指データレジスタ140、LK1乃至
LK3楽音データを記憶するLKデータレジスタ1
41、「ハイ」音信号を記憶する「ハイ」音レジ
スタ142、Tフラグを記憶するT/Sレジスタ
143、およびリズムオンレジスタ、テンポレジ
スタからなるリズム部制御レジスタ144から構
成されており、またこれらのレジスタ139乃至
144の入力端はいずれもバスライン145を介
してコモンバス125に接続されている。そし
て、UKデータレジスタ139の出力はデコーダ
およびゲート回路146を介してUK楽音発生部
3の端子T10に、またデコーダおよびゲート回
路147を介してUK楽音発生部3の端子T11
にそれぞれ供給され、運指データレジスタ140
の出力がゲート回路148を介してUK楽音発生
部3の端子T12に供給され、LKデータレジス
タ141の出力がゲート回路149を介してLK
楽音およびベース音発生部4の端子T13に、ま
たゲート回路150を介してLK楽音およびベー
ス音発生部4の端子T14にそれぞれ供給され、
「ハイ」音レジスタ142の出力が「ハイ」音合
成部5の端子T15に供給され、リズム部制御レ
ジスタ144のリズムオンレジスタから稼動信号
S4がリズム音発生部6の端子T17に供給さ
れ、更にリズム音発生部6の端子16に得られる
楽音クロツクパルスS1がリズム部制御レジスタ
144のテンポレジスタに供給されるようになつ
ている。なお、上記リズムオンレジスタはスター
ト時点でセツトされFinishコード検出時にリセツ
トされるものであり、(第5図FF53に対応)、
また上記テンポレジスタは楽音クロツクパルスS
1の発生時にセツトされ、このセツトがCPU1
21によつて検知された時点でリセツトされるも
のである。
前記デコーダおよびゲート回路146、147
は共に第5図に示すデコーダおよびゲート回路6
8、71と同一構成であり、またゲート回路14
8、149、150はいずれも第5図に示すゲー
ト回路73、77、78と同一構成である。そし
て、デコーダおよびゲート回路146のエネーブ
ル端子にはアンドゲート151の出力が供給され
ており、またこのアンドゲート151の一方の入
力端には切換スイツチ152を介して正電源端子
153の正電圧(“1”信号)が、他方の入力端
にはT/Sレジスタ143の出力が供給されてい
る。すなわち、デコーダおよびゲート回路146
は、切換スイツチ152が“オン”の場合におい
ては、T/Sレジスタの出力が“1”の場合(先
生モード)に“開”状態“0”の場合(生徒モー
ド)に“閉”状態となり、また切換スイツチ15
2が“オフ”の場合は、“閉”状態となるもので
ある。また、デコーダおよびゲート回路147、
ゲート回路148、149、150は、そのエネ
ーブル端子に各々切換スイツチ154、155、
156、157を介して正電源端子153、15
3…の正電圧(“1”信号)が供給されており、
上記各切換スイツチ154乃至157が“オン”
の場合には“開”状態となり、“オフ”状態の場
合は“閉”状態となるものである。
楽音発生部124のUK楽音発生部3、LK楽音
およびベース音発生部4、「ハイ」音合成部5、
リズム音発生部6、増幅器31およびスピーカ3
2はそれぞれ第1図に示すものと同一構成であ
る。この場合、UK楽音発生部3の端子T10、
T11、T12に得られる信号は各々第1図に示
すオア回路8、押鍵指示装置10、運指表示回路
13に供給され、LK楽音およびベース音発生部
の端子T13、T14に得られる信号は各々第1
図に示すオア回路17、押鍵指示装置19に供給
され、「ハイ」音合成部5の端子T15に得られ
る信号は「ハイ」音合成回路22およびMM23
に供給され、リズム音発生部6の端子T17に得
られる信号が第1図に示すカウンタ26のエネー
ブル端子に供給され、また楽音クロツク発生回路
25の楽音クロツクパルスS1が端子T16を介
してリズム部制御レジスタ144に供給されるよ
うになつている。
次に、第9図、第10図を参照し、データメモ
リ120に記憶される演奏情報等のデータフオー
マツトについて説明する。
第9図は前述した第2図に示す楽曲の演奏情報
等がデータメモリ120に記憶されている状態を
示すもので、この図において符号D1、D2……に
よつて示す音符データは各々第2図に示す音符
、……に対応している。すなわち、楽曲の各
音符あるいは休符は図に示すように最大5バイト
の音符データによつて記憶されており、またこれ
らの各バイトはそれぞれ番地の小さい順に符長デ
ータ(符号B11等)、UKデータ(符号B12等)、運
指データ(符号B13等)、LKデータ(符号B14
等)、フレーズデータ(符号B15等)となつてい
る。この場合、前述した第3図に示すデータフオ
ーマツトと異なる点は符長データが最も小さい番
地に、またフレーズデータが最も大きい番地にな
つていることである。そして、この実施例におい
ては各音符データD1、D2……の区切りを符長デ
ータによつて検知するようなつている。なお、こ
の音符データD1、D2……において、例えばフレ
ーズデータがない場合は音符データが4バイトと
なること、LK(UK)データが直前のLK(UK)
データに等しい場合は同LK(UK)データを含ま
ないこと等は第3図に示す場合と同様である。ま
た、これら音符データD1、D2……はデータメモ
リ120の1番地から順次記憶されている。
第10図は、上述した音符データD1、D2……
を構成する各データのフオーマツトを示すもので
ある。図に示すようにこれらのデータはいずれも
1バイト(8ビツト)構成であり、第4図に示し
たものと同様に、第1、第2ビツトが識別コード
となつている。そして、この図に示すデータフオ
ーマツトが第4図に示すものと異なる点は、ハに
示す運指データおよびイに示すフレーズデータで
ある。まず、運指データについて説明すると、ハ
に示す運指データは識別コードがUKデータの識
別コードと同一の“0、1”となつている。これ
は、運指データが必ずUKデータの次に読出され
るものであることから、識別コードが同一でもプ
ログラムによつてこの2者を識別することが可能
であるからである。次に、フレーズデータについ
て説明する。この第2の実施例である電子オルガ
ンにおいてはフレーズデータが次の4種類となつ
ている。
Fr1コード……………11010000 Fr2コード……………11100000 Brコード………………11001000 Finishコード……11111111 上記フレーズデータのうち、Fr1コード、Fr2
コード、Finishコードの働きは第1の実施例にお
ける各コードの働きと同一である。(ただし、
Fr1、Fr2コードのビツト構成は異なつている。)
そして、上記Brコードは音切りのためのもので
ある。すなわち、この第2の実施例においては同
じ音高の音符が2個続く場合、これらの音符によ
る楽音が連続して放音されてしまう。(例えば4
分音符2個が2分音符として放音される。)この
不都合を除くために挿入するものが、このBrコ
ードである。このBrコードはフレーズデータ
(識別コード“1、1”)において第5ビツトが
“1”となるものであり、例えばFr1コードとBr
コードを1つの音符データに共に挿入したい場合
(第9図における音符データD9)は、フレーズデ
ータを、 11011000 なる構成とすればよく、またFr2コードとBrコ
ードを1つの音符データに共に挿入したい場合
は、フレーズデータを、 11101000 なる構成とすればよい。
次に、第11図、第12図を参照しプログラム
メモリ122に記憶されているプログラムの内容
および、合わせて第7図に示す回路の動作につい
て説明する。
第11図は、メインルーチンの流れを示す流れ
図であり、この図において符号SUB1〜SUB6はサ
ブルーチンを示す。最初に、このサブルーチン
SUB1〜SUB6について説明する。
〔1〕 イニシヤルセツト・サブルーチンSUB1 このサブルーチンはスタート時(スタート釦
が押された時点)において実行されるもので、
次の各処理を行なう。
(1) NTレジスタ130、ETレジスタ131、
SVレジスタ132をクリアする。
(2) ポインタレジスタPoをデータメモリ12
0内のデータの先頭番地(この実施例におい
ては「1」番地)にセツトする。
(3) 各フラグを次のようにセツトする。(すな
わち、状態フラグレジスタ133を次のよう
にセツトする。) Z←“0” F←“1” T←“1” A←オート/マニユアル切換スイツチ
がオート側の場合は“1”、マニ
ユアル側の場合は“0” N←“0” 〔2〕 リードデータ・サブルーチンSUB2 このサブルーチンはデータメモリ120から
音符データD1、D2……(第9図参照)をワー
キングメモリ129に読出す場合に実行される
もので、次の各処理を行なう。
(1) NTレジスタ130の各データを全てETレ
ジスタ131の対応するレジスタ130−1
乃至130−8に転送する。
(2) ポインタレジスタPoをアドレス信号とし
てデータメモリ120に供給する。
(3) 上記(2)により読出されるデータをNTレジ
スタ130の対応するレジスタに転送する。
(4) ポインタレジスタPoをインクリメントす
る。
(5) 上記(2)、(3)、(4)の過程を、データメモリ1
20から次の符長データが読出されるまで順
次繰返す。(この結果、1つの音符データの
読出しが終了した時点では、ポインタレジス
タPoは次の音符データの先頭番地を示すこ
とになる。) なお、上記読出し過程において、フレーズデー
タがない場合(例えば、第9図音符データD2)は
NTレジスタ130のレジスタ130−5をクリ
アする。また、UKあるいはLKデータがない場合
は直前に読出された音符データのUKあるいはLK
データがそのまま保持される。
〔3〕 和音・サブルーチンSUB3 このサブルーチンはLKデータに基づいて和
音を構成する3個のLK楽音データLK1、
LK2、LK3を得る場合に実行されるもので、次
の各処理を行なう。
(1) NTレジスタ130内のLKデータ(レジス
タ130−4の内容)をアドレス信号として
和音データメモリ128に供給する。
(2) 上記(1)により読出されるLK1、LK2、LK3
楽音データを各々NTレジスタ130のレジ
スタ130−6、130−7、130−8に
転送する。
〔4〕 X−SAVE・サブルーチンSUB4 このサブルーチンは、Fr1コードが挿入され
ている音符データの先頭番地(すなわち、戻り
番地;例えば、第9図における「1」番地、
「m」番地等)および、同音符データに含まれ
る戻り用データを待避させる場合に実行される
ものである。すなわち、この電子オルガンは例
えば先生モードの自動演奏が終了し、生徒モー
ドに移行する場合、このサブルーチンによつて
待避された戻り番地および戻り用データに基づ
いて生徒モードの自動演奏を開始するようにな
つている。そして、このサブルーチンは次の各
処理を行なう。
(1) NTレジスタ130の各データを全て、SV
レジスタ132の対応するレジスタ132−
1乃至132−8に転送する。
(2) ポインタレジスタPoの内容をSVレジスタ
132のレジスタ132−9に転送する。
〔5〕 X−RET・サブルーチンSUB5 このサブルーチンは、上記X−SAVEサブル
ーチンSUB4により待避された各データをNTレ
ジスタ130およびポインタレジスタPoに戻
す場合に実行されるもので次の各処理を行な
う。
(1) SVレジスタ132のレジスタ132−1
乃至132−8内の各データを、各々NTレ
ジスタ130のレジスタ130−1乃至13
0−8に転送する。
(2) SVレジスタ132のレジスタ132−9
の内容をポインタレジスタPoに転送する。
〔6〕 LENGTH・サブルーチンSUB6 このサブルーチンは、音符あるいは休符の長
さを計測するためのもので、次の各処理を行な
う。
(1) テンポカウンタTcにETレジスタ131の
レジスタ131−1の内容を転送する。
(2) リズム部制御レジスタ144のテンポレジ
スタが“0”→“1”に変化する時、テンポ
カウンタTcをデクリメントする。
(3) テンポカウンタTcの内容が「1」となつ
た時点で、ETレジスタ131のレジスタ1
31−5にBrコードがある場合は、UKデー
タレジスタ139をクリアする。(音切りを
行なう。) (4) テンポカウンタTcの内容が「0」となつ
た時点で、メインルーチンに戻る。
このように、この電子オルガンは音符あるいは
休符の長さ(時間)が経過するまでメインルーチ
ンが進行せず、プログラムがこのサブルーチンに
留まつているようになつている。
次に、第11図に示すメインルーチンの流れお
よび第7図に示す回路の動作を、第2図に示す楽
曲を自動演奏する場合を例にとり説明する。
まず、オート/マニユアル切換スイツチがマニ
ユアル側に投入されており(マニユアルモー
ド)、また前進スイツチが押されない場合につい
て説明する。
練習者がスタート釦を押すと、プログラムは先
ずイニシヤルセツト・サブルーチンSUB1に入
り、NTレジスタ130、ETレジスタ131、
SVレジスタ132のクリア、ポインタレジスタ
Poのセツト(「1」番地)、各フラグのセツトが
行われる。次にリードデータ・サブルーチン
SUB2−1に進行し、NTレジスタ130の内容
(この場合、全て“0”である。)がETレジスタ
131に転送され、また第9図に示す音符データ
D1の各データが順次データメモリ120からET
レジスタ130に転送される。(この結果、ポイ
ンタレジスタPoは「6」となる。) 次に、和音サブルーチンSUB3−1に進行し、
レジスタ130−4に記憶されているLKデータ
に対応するLK1、LK2、LK3楽音データが各々和
音データメモリ128からNTレジスタ130の
レジスタ130−6、130−7、130−8に
転送される。そして、プログラムはステツプS1
に進行、NTレジスタ130にFr1コードがある
かないかが判断される。この場合音符データD1
(第9図)にFr1コードがあることから判断結果
は「YES」である。したがつて、X−SAVEサブ
ルーチンSUB4−1に進行し、NTレジスタ130
内の各データが全てSAVEレジスタ132に転送
され、またポインタレジスタPoの内容(この場
合「6」)がSAVEレジスタ132のレジスタ1
32−9に転送される。次いで、ステツプS2に
進行し、Fフラグがリセツトされる。次にリード
データ・サブルーチンSUB2−2に入り、NTレジ
スタ130の内容(この場合、音符データD1
よびLK1、LK2、LK3楽音データ)がETレジス
タ131に転送され、そして音符データD2(第
9図)がデータメモリ120からNTレジスタ1
30に接続される。次に、和音サブルーチン
SUB3−2に進行し、LK1、LK2、LK3楽音デー
タが和音データメモリ128からNTレジスタに
転送される。なおこの場合、音符データD2には
LKデータがないことから、レジスタ130−4
には音符データD1のLKデータが引続き残されて
おり、したがつて上記LK1、LK2、LK3楽音デー
タはETレジスタ131内のLK1、LK2、LK3楽
音データと同一となる。そして、プログラムはス
テツプS3に進行し、リズム部制御レジスタ14
4内のリズムオンレジスタがセツトされる。この
結果、稼動信号S4がリズム音発生部6の端子T
17に供給されるとリズム音の発生が開始され、
スピーカ32からリズム音が放音される。次に、
ステツプS4に進行し、NTレジスタ130のレ
ジスタ130−5にFinishコードがあるかないか
が判断される。この場合、Finishコードがないの
で判断結果は「NO」であり、したがつてプログ
ラムはステツプS5に進行する。このステツプS
5では、Zフラグが“1”か否かが判断され、こ
の場合判断結果は「NO」であり、(イニシヤルセ
ツト・サブルーチンSUB1においてZフラグに
“0”がセツトされている。)したがつてプログラ
ムはステツプS6に進行する。このステツプS6
では、ETレジスタ131に記憶されているUK
データ、運指データ、LK1〜LK3楽音データが
各々UKデータレジスタ139、運指データレジ
スタ140、LKデータレジスタ141に転送さ
れる。この結果、UKデータがデコーダおよびゲ
ート回路147を介してUK楽音発生部3の端子
T11に供給され、これによりUKの押鍵位置が
指示され、また運指データがゲート回路148を
介して端子T12に供給され、これにより運指指
示がなされ、またLK1〜LK3楽音データがゲート
回路149を介してLK楽音およびベース音発生
部4の端子T13に供給され、これによりLK楽
音(コード音)およびベース音がスピーカ32か
ら放音され、またLK1〜LK3楽音データがゲート
回路150を介して端子T14に供給され、これ
によりLKの押鍵位置が指示される。なお、切換
スイツチ152、154乃至157はいずれも
“ON”状態とする。また、UK楽音の発生は次の
ステツプS7においてなされる。
次に、プログラムがステツプS7に進行する
と、Tフラグ(“1”がセツトされている)が
T/Sレジスタ143に転送される。この結果、
デコーダおよびゲート回路146が“開”となり
UKデータレジスタ139のUKデータが同デコ
ーダおよびゲート回路146を介してUK楽音発
生部3の端子T10に供給され、スピーカ32か
らUK楽音が発生される。なお、このステツプS
7と前記ステツS6の時間的相違は僅か(例えば
1μsec)であり、したがつて前述したLK楽音の
発生等とこのUK楽音の発生は実際には同時にな
される。
以上のようにして第2図に示す音符の楽音発
生および押鍵指示等がなされ、プログラムが音符
の長さ(符長)計測のサブルーチンである
LENGTH・サブルーチンSUB6に入る。そして、
音符の長さ(時間)が経過するとステツプS8
に進行し、NTレジスタ130のレジスタ130
−5にFr1コードが有るかないかが判断される。
この場合、NTレジスタにはリードデータ・サブ
ルーチンSUB2−2において音符データD2が転送
されており、またこの音符データD2にはFr1コー
ドがないことから、上記判断結果は「NO」であ
り、したがつてプログラムはステツプS9に入
る。このステツプS9では、NTレジスタ130
のレジスタ130−5にFr2コードが有るかない
かが判断される。そして、この場合の判断結果も
上記と同じ理由により「NO」であり、したがつ
てプログラムは再びリードデータ・サブルーチン
SUB2−2に入る。
そして、このリードデータ・サブルーチン
SUB2−2においてNTレジスタ130に記憶され
ている音符データD2がETレジスタ131に転送
され、次いで音符データD3がNTレジスタ130
に転送される。以下、前述と同様に、和音サブル
ーチンSUB3−2→ステツプS3→ステツプS4
→ステツプS5→ステツプS6→ステツプS7を
順次実行することにより、第2図音符の楽音発
生および押鍵指示等がなされ、そして
LENGTH・サブルーチンSUB6において音符の
時間が計測される。
このようにして第2図に示す音符あるいは休符
〜の楽音発生、押鍵指示等が順次なされ、そ
してLENGTH・サブルーチンSUB6における休符
の時間計測が終了すると、プログラムはステツ
プS8に入る。この場合、NTレジスタ130に
は音符の音符データD9(第9図)が記憶され
ており、またこの音符データD9にはFr1コードが
挿入されているので、ステツプS8による判断結
果は「YES」であり、したがつてプログラムは
ステツプS10に入る。このステツプS10では
Fフラグが“1”か否かが判断されるが、この場
合FフラグはステツプS2においてリセツトされ
ているので判断結果は「NO」であり、したがつ
てプログラムはステツプS11に進行する。この
ステツプS11ではNフラグが“1”か否かが判
断されるが、この場合Nフラグはイニシヤルセツ
ト・サブルーチンSUB1においてリセツトされて
おり、また前進スイツチが押されていないので、
判断結果は「NO」となり、したがつてプログラ
ムはステツプS12に進行する。
ステツプS12では、Aフラグが“1”か否か
が判断されるが、この場合マニユアルモードであ
るのでAフラグは“0”であり、したがつてステ
ツプS13に進行する。このステツプS13では
Zフラグに“1”がセツトされ、これにより以後
のUKデータレジスタ139、運指データレジス
タ140、LKデータレジスタ141へのデータ
出力が禁止され、楽音発生等が停止される状態と
なる。次にステツプS14に進行し、Tフラグが
“1”か否かが判断される。この場合、Tフラグ
はイニシヤルセツト・サブルーチンSUB2におい
て“1”(先生モード)にセツトされており、し
たがつて判断結果は「YES」であり、ステツプ
S15に進行する。このステツプS15ではTフ
ラグに“0”(生徒モード)がセツトされ、そし
てプログラムがステツプS9に入る。
以下、ステツプS9→リードデータサブルーチ
ンSUB2−2→和音サブルーチンSUB3−2→ステ
ツプS3→ステツプS4が順次実行された後ステ
ツプS5に入る。この場合、ステツプS13にお
いてZフラグに“1”がセツト(データ出力禁
止)されているので、判断結果は「YES」とな
り、ステツプS16に進む。このステツプS16
ではUKデータレジスタ139、運指データレジ
スタ140LKデータレジスタ141がクリアさ
れ、したがつて楽音発生、押鍵指示等が停止され
る。すなわち、リードデータ・サブルーチン
SUB2−2でETレジスチ131に用意された音符
データD9の楽音発生等がなされない。次に、ス
テツプS7を実行した後、LENGTH・サブルー
チンSUB6に進行する。そして、このLENGTHサ
ブルーチンSUB6において音符データD9の符長が
計測された後、ステツプS8に進む。この場合
NTレジスタ130には音符データD10(第9図)
が記憶されており、したがつて、以後ステツプS
8→ステツプS9→リードデータサブルーチン
SUB2−2→和音サブルーチンSUB3−2→ステツ
プS3→ステツプS4→ステツプS5→ステツプ
S16→ステツプS7が順次実行された後、
LENGTH・サブルーチンSUB6において音符デー
タD10の符長が計測される。そして、この音符デ
ータD10の符長時間が経過すると、ステツプS8
に進む。この場合、NTレジスタ130には音符
データD11が記憶されており、したがつてステツ
プS8による判断結果は「NO」となり、ステツ
プS9に進行する。
ステツプS9ではNTレジスタ130にFr2コ
ードがあるか否かが判断されるが、この場合
「YES」であり、したがつてステツプS17へ進
行する。このステツプS17ではZフラグが
“1”か否かが判断される。この場合、ステツプ
S13においてZフラグが“1”にセツトされて
いるので判断結果は「YES」であり、したがつ
てX−RET・サブルーチンSUB5に進行する。こ
のX−RET・サブルーチンSUB5では、SVレジス
タ132のレジスタ132−1乃至132−8に
記憶されているデータ(すなわち、音符データ
D1)がNTレジスタ130に転送され、またレジ
スタ132−9に記憶されている戻り番地
(「6」)がポイントレジスタPoに転送される。次
に、ステツプS18に進むと、Zフラグがリセツ
トされる(データ出力禁止解除)。次に、ステツ
プ30に進行し、Tフラグが“1”か否かが判断
される。この場合、ステツプS15においてTフ
ラグがリセツトされているので判断結果は
「NO」であり、したがつてステツプS19に進
む。ステツプS19では「ハイ」音レジスタ14
2に“1”がセツトされる。この結果、「ハイ」
音信号S9が「ハイ」音合成部5に出力され、
「ハイ」という音声がスピーカ32から発生する
と共にランプが点灯する。次に、ステツプS20
に進行し、4分音符の長さに等しい時間が計測さ
れる。(すなわち、プログラムはこの時間の間ス
テツプS20に留まる。)この時間の計測が終了
するとテツプS21に進行し、「ハイ」音レジス
タ142がリセツトされ、この結果、「ハイ」と
いう音声が停止すると共にランプが消灯する。
その後再びリードデータ・サブルーチンSUB2
−2へ戻り、以後第1フレーズの生徒モードにお
ける自動演奏がなされることになる。すなわち、
このサブルーチンSUB2−2が実行される直前に
おいてはNTレジスタ130には音符データD1
記憶されており、またポインタレジスタPoには
番地「6」が記憶されている(X−RET・サブ
ルーチンSUB5参照)。したがつて、このサブルー
チンSUB2−2が実行されると、音符データD1
ETレジスタ131に転送され、また音符データ
D2がNTレジスタ130に転送される。以下、和
音サブルーチンSUB3−2→ステツプS3→ステ
ツプS4→ステツプS5→ステツプS6が順次実
行され(この結果、音符のLK楽音の発生、押
鍵指示等がなされ)、ステツプS7に進行する。
このステツプS7ではTフラグがT/Sレジスタ
143に出力されるが、この場合ステツプS15
においてこのTフラグがリセツトされているの
で、T/Sレジスタ143に“0”が出力される
(生徒モード)。したがつて、デコーダおよびゲー
ト回路146が“閉”となり、UK楽音発生部3
におけるUK楽音の発生が停止される。
このようにして、UK楽音のみが停止された状
態にて(すなわち、生徒モードにおいて)順次楽
曲の自動演奏が進行し、休符(第2図参照)の
長さ計測(LENGTH・サブルーチンSUB6)が終
了すると、続いてステツプS8→ステツプS10
→ステツプS11→ステツプS12→ステツプS
13を順次実行した後、ステツS14に進行す
る。そして、この場合Tフラグが“0”(「NO」)
であることから、ステツプS22に進行し、Tフ
ラグが再び“1”にセツトされる。(すなわち、
再び先生モードとなる。)次いで、ステツプS9
→リードデータ・サブルーチンSUB−2→…→
ステツプS16→ステツプS7→LENGTH・サ
ブルーチンSUB6を順次実行することにより音符
の長さが計測され(楽音発生等は停止され
る)、続いて同様の過程を経て音符の長さが計
測される。LENGTH・サブルーチンSUB6におけ
る音符の長さ計測が終了すると、ステツプS8
を実行した後ステツプS9に進行する。この場
合、NTレジスタ130には音符データD11が記憶
されているので、ステツプS9の判断結果は
「YES」であり、したがつてステツプS17に進
行する。このステツプS17ではZフラグが
“1”か否かが判断されるが、この場合ステツプ
S13においてZフラグが“1”にセツトされて
いるので判断結果は「YES」であり、したがつ
てX−RET・サブルーチンSUB5に進む。このX
−RET・サブルーチンSUB5では再び戻り番地
(この場合「6」)がポインタレジスタPoに、ま
た戻り用データ(この場合音符データD1)がNT
レジスタに転送される。次いで、ステツプS18
に進みZフラグがリセツトされた後、ステツプS
30に進む。ステツプS30ではTフラグが
“1”か否かが判断されるが、この場合ステツプ
S22においてTフラグが“1”にセツトされて
いるので判断結果は「YES」でありしたがつて
ステツプS20に進む。(「ハイ」音の発生がなさ
れない。)そして、ステツプS20において4分
音符の時間が計測された後、ステツプS21を介
して再びリードデータ・サブルーチンSUB2−2
に進行し、以下再び先生モードにおける第1フレ
ーズの自動演奏がなされる。
かくして、マニユアルモードにおいて前進スイ
ツチが押されない場合は、先生モードと生徒モー
ドを順次繰返し自動演奏することになる。
次に、マニユアルモードにおいて前進スイツチ
が押された場合について説明する。
第12図は前進スイツチが押された場合の割込
処理ルーチンを示す流れ図であり、この割込処理
ルーチンは前進スイツチが押されると現在CPU
121にて実行中の命令が終了した時点でプログ
ラムが待避され(ステツプ50)、次いでNフラ
グに“1”がセツトされ(ステツプ51)、そし
て再び待避されたプログラムに復帰(ステツプS
52)するようになつている。
次に、第2図に示す楽曲の第1フレーズの自動
演奏中に前進スイツチが押された場合を例にと
り、第11図に示すメインルーチンの流れを説明
する。なお、以下の流れは先生、生徒いずれのモ
ードにおいて前進スイツチが押されても同一であ
る。例えば、第1フレーズ生徒モードの自動演奏
中に前進スイツチが押されると、プログラムは一
旦上記割込処理ルーチンに入りNフラグを“1”
にセツトした後再びメインルーチンに戻る。そし
て、LENGTH・サブルーチンSUB6において第2
図に示す休符の時間計測が終了すると、ステツ
プS8に進行する。この場合NTレジスタ130
には音符データD9が記憶されており、したがつ
てステツプS8の判断結果は「YES」であり、
ステツプS10を介してステツプS11に進む。
このステツプS11では、Nフラグが“1”か否
かが判断されるが、この場合判断結果は
「YES」であり、したがつてX−SAVE・サブル
ーチンSUB4−2に進行する。そして、このX−
SAVE・サブルーチンSUB4−2において、NTレ
ジスタ130の内容(この場合音符データD9)が
SVレジスタ132に、またポインタレジスタPo
の内容(この場合、「m+4」)がSVレジスタ1
32のレジスタ132−9に転送される。すなわ
ち、第2図に示す第2フレーズの戻り番地および
戻り用のデータがSVレジスタ132にセツトさ
れる。次いで、ステツプS23に進行し、Tフラ
グが“1”にセツトされ(先生モード)、Nフラ
グがリセツトされ、またZフラグがリセツトされ
る(データ出力禁止解除)。次に、ステツプS9
を介してリードデータ・サブルーチンSUB2−2
に戻り、NTレジスタの内容(音符データD9)が
ETレジスタに転送され、また音符データD10
NTレジスタに転送される。そして、和音・サブ
ルーチンSUB3−2、ステツプS3、ステツプS
4を順次介してステツプS5に入る。この場合、
ステツプS23においてZフラグがリセツトされ
ているので、ステツプS5による判断結果は
「NO」であり、したがつてステツプS6に進行
し、音符データD9がUKデータレジスタ139、
運指データレジスタ140、LKデータレジスタ
141に出力され、音符のLK楽音の発生、押
鍵指示等がなされる。次いでステツプS7に進行
し、Tフラグ(この場合ステツプS23において
“1”にセツトされている)がT/Sレジスタ1
42に出力され、音符のUK楽音が発生され
る。
次に、音符の時間がLENGTH・サブルーチ
ンSUB6において計測され、次いで、スタツプS
8→ステツプS9→リードデータ・サブルーチン
SUB2−2→……→LENGTH・サブルーチン
SUB6が順次実行されることにより音符の楽音
発生等および時間計測がなされると、ステツプS
8に進行する。この場合、NTレジスタ130に
は音符データD11が記憶されており、したがつて
ステツプS8の判断結果は「NO」であり、ステ
ツプS9に進行する。そして、ステツプS9の判
断結果は「YES」であることからステツプS1
7に進行する。ここで、ZフラグはステツプS2
3においてリセツトされているので、ステツプS
17の判断結果は「NO」であり、したがつてリ
ードデータ・サブルーチンSUB2−2に進む。す
なわち、この場合X−RET・サブルーチン
SUB5、ステツプS19等が実行されず、第2図
に示す第2フレーズの自動演奏が先生モードで順
次行なわれることになる。そして、第2フレーズ
先生モードの自動演奏が終了すると、第2フレー
ズ生徒モードの自動演奏に移り、更にこの動作が
次の前進スイツチが押されるまで繰返し続けられ
る。
次に、自動演奏の終了時について説明する。
楽曲の自動演奏が進行し、Finishコード(第9
図Dn)がリードデータ・サブルーチンSUB2−2
によつてNTレジスタ130に読出されると、こ
のFinishコードはステツプS4によつて検出され
る。(ステツプS4の判断結果が「YES」とな
る。)この結果、プログラムはステツプS24に
進み、UKデータレジスタ139、運指データレ
ジスタ140、LKデータレジスタ141、およ
びリズム部制御レジスタ144のリズムオンレジ
スタがいずれもクリアされ、これにより楽音、リ
ズム音の発生等が全て停止され、自動演奏が終了
する。
次に、オートモード、すなわちオート/マニユ
アル切換スイツチがオート側に投入された場合に
ついて説明する。
まず、練習者がスタート釦を押すと、前述した
マニユアルモードの場合と同様にして第2図に示
す第1フレーズの先生モードの自動演奏がなされ
る。そして、休符の時間計測がLENGTH・サ
ブルーチンSUB6にて終了すると、プログラムは
ステツプS8、S10、S11を順次介してステ
ツプS12に進行する。ここで、Aフラグが
“1”(オートモード)であることから、ステツプ
S12の判断結果は「YES」となり、ステツプ
S25に進行する。ステツプS25では、Tフラ
グが“1”か否かが判断されるが、この場合Tフ
ラグは“1”(先生モード)であり、したがつて
判断結果は「YES」となり、ステツプS26に
進行する。ステツプS26では、Tフラグがリセ
ツトされ(生徒モード)、またZフラグに“1”
がセツトされ、(データ出力禁止)、ステツプS9
に進む。
以後、音符、の時間経過後(楽音発生等は
禁止される)、「ハイ」音が発生し、この「ハイ」
音の終了と共に第1フレーズの生徒モードの自動
演奏に移る。
生徒モードの自動演奏において、休符の時間
計測(LENGTH・サブルーチンSUB6)が終了す
ると、プログラムは再びステツプS8、S10、
S11、S12を順次介して、ステツプS25に
入る。この場合Tフラグは“0”(生徒モード)
であることから、ステツプS25の判断結果は
「NO」であり、したがつてステツプS27に進
む。ステツプS27ではTフラグに“1”がセツ
トされ(先生モード)、そしてX−SAVE・サブ
ルーチンSUB4−3に進む。X−SAVE・サブル
ーチンSUB4−3ではNTレジスタ130の内容お
よびポインタレジスタPoの内容がSVレジスタ1
32に転送されるが、この場合、NTレジスタ1
30の内容は音符データD9であり、またポイン
タレジスタPoの内容は「m+4」であるので、
これら音符データD9および「m+4」がSVレジ
スタ132に転送され、これにより第2フレーズ
(第2図)の戻り番地および戻り用データがSVレ
ジスタ132にセツトされる。そして、以後先生
モードの第2フレーズの自動演奏がなされる。
次に、Fフラグについて説明する。このFフラ
グは前述したように楽曲の先頭の音符あるいは休
符にFr1コードがない場合の戻り番地および戻り
用データ待避用フラグであり、したがつて第2図
に示す楽曲の場合は楽曲の先頭の音符にFr1コ
ードがあるのでこのFフラグは無用のものとなつ
ている。
次に、第2図に示す楽曲の先頭の音符にFr1
コードがなく、例えば音符にFr1コードがある
場合について考察する。練習者がスタート釦を押
すと、イニシヤルセツト・サブルーチンSUB1
ードデータ・サブルーチンSUB2−1、和音・サ
ブルーチンSUB3−1が順次実行された後、ステ
ツプS1に進行する。この場合NTレジスタ13
0(音符データD1が記憶されている)にFr1コー
ドがないことから判断結果は「NO」であり、し
たがつてプログラムはX−SAVE・サブルーチン
SUB4−1およびステツプS2を飛ばしリードデ
ータ・サブルーチンSUB2−2に進むことにな
る。このリードデータ・サブルーチンSUB2−2
では音符データD1がETレジスタ131に、音符
データD2がNTレジスタ130にそれぞれ転送さ
れ、以下和音・サブルーチンSUB3−2→……→
LENGTH・サブルーチンSUB6が順次実行され、
ステツプS8に進む。この場合、NTレジスタ1
30に音符データD2が記憶されているので、ス
テツプS8における判断結果は「YES」であ
り、したがつてステツプS10に進みFフラグが
“1”か否かが判断される。この場合、Fフラグ
はイニシヤルセツト・サブルーチンSUB1におい
て“1”にセツトされているので判断結果は
「YES」であり、したがつてX−SAVE・サブル
ーチンSUB4−4に進み、NTレジスタ130の内
容(この場合、音符データD2)およびポインタレ
ジスタPoの内容(この場合、音符データD3の先
頭番地)がSVレジスタ132にセツトされる。
次いで、ステツプS28に進み、Fフラグがリセ
ツトされた後、ステツプS9に進行する。
第2図で示た楽曲のように楽曲の先頭の音符に
Fr1コードがない場合はX−SAVE・サブルーチ
ンSUB4−1において戻り番地および戻り用デー
タのSVレジスタ132への待避が出来ないの
で、このFフラグを利用し待避をするようになつ
ている。
以上詳細に説明したように、この発明によれば
予め演奏情報を記憶手段に記憶しておき、電子楽
器を独習する場合は、まず読取制御回路により前
記記憶手段に記憶されている演奏情報を順次読出
し、先生の模範演奏を自動的に行ない、次に練習
者の練習演奏の場合は前記演奏情報を演奏指示手
段に供給することにより練習者に押鍵位置および
運指を指示し、更に前記演奏情報を楽音発生手段
に供給することにより、ベース音、コード音等を
自動的に演奏させ、また先生の模範演奏と練習者
の練習演奏とを交互に繰返し行ない得るようにし
たので、電子楽器の独習をする際実際に先生に教
わる場合と略同様の練習ができ、従来のものより
練習効果を上げることができる。またこの発明に
よれば、メロデイ演奏の練習をする場合はコード
音、ベース音等を聞きながら練習をすることがで
きる。また、押鍵位置、運指が楽曲の進行と共に
順次指示されるので、初心者でも容易に楽曲の練
習をすることができ、さらに譜面の読めない者も
電子楽器の独習をし得る効果がある。加えて、フ
レーズ情報が検出される毎に先生機能と生徒機能
とを切り替えるようにしたから、先生機能による
模範演奏と生徒機能による練習演奏とをフレーズ
毎に繰り返しながら着実に演奏技術を習得するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例である電子オ
ルガンの構成を示すブロツク図、第2図は楽曲の
一例を示す図、第3図は第2図に示す楽曲の演奏
情報等のデータが第1図に示すメモリ1に記憶さ
れているところを示す図、第4図は第1図に示す
電子オルガンにおいて用いられる演奏情報等のデ
ータのフオーマツトを示す図、第5図は第1図に
おける読取制御回路2の詳細を示す回路図、第6
図は第5図に示す回路各部の波形を示すタイミン
グチヤート、第7図はこの発明の第2の実施例で
ある電子オルガンの構成を示すブロツク図、第8
図は第7図に示すワーキングメモリ129の構成
を示す図、第9図は第2図に示す楽曲の演奏情報
等のデータが第7図に示すデータメモリ120に
記憶されているところを示す図、第10図は第7
図に示す電子オルガンにおいて用いられる演奏情
報等のデータのフオーマツトを示す図、第11図
は第7図に示す電子オルガンのメインルーチンの
流れを示す流れ図、第12図は第7図に示す電子
オルガンにおいて前進スイツチが押された場合の
割込処理ルーチンを示す流れ図である。 1……記憶手段(メモリ)、2……読取制御回
路、5……演奏開始指示手段(「ハイ」音合成
部)、7……楽音発生手段(UK楽音発生回路)、
10……押鍵指示手段(押鍵指示装置)、11…
…鍵盤(UK)、12……運指指示手段(運指指
示装置)、16……楽音発生手段(LK楽音および
ベース音発生回路)、19……押鍵指示手段(押
鍵指示装置)、20……鍵盤(LK)、29……楽
音発生手段(リズム音発生回路)、87……操作
子(前進スイツチ)、120……記憶手段(デー
タメモリ)、123……読取制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の鍵と、これらの鍵に対応する楽音信号
    を発生する楽音発生手段とを有する電子楽器にお
    いて、 演奏情報を記憶するとともに該演奏情報を適宜
    のフレーズで区切るフレーズ情報を記憶する記憶
    手段と、 この電子楽器の練習者に演奏法を指示する演奏
    指示手段と、 前記記憶手段から所望のフレーズに関する演奏
    情報を読み出し、読み出した演奏情報を前記楽音
    発生手段に供給することにより自動的に楽音を発
    生させる先生機能、および、読み出した演奏情報
    のうちメロデイ音(または伴奏音)の演奏情報を
    前記演奏指示手段へ供給して前記練習者に演奏法
    を指示する一方、伴奏音(またはメロデイ音)の
    演奏情報を前記楽音発生手段へ供給して自動的に
    伴奏音を発生させる生徒機能を選択的に実行する
    とともに前記フレーズ情報を検出する検出手段を
    有し、該検出手段がフレーズ情報を検出する毎に
    前記先生機能、生徒機能を交互に切り替える制御
    手段と、を設けてなる電子楽器。 2 前記演奏指示手段は、押鍵位置を指示する押
    鍵指示手段を有していることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 前記演奏指示手段は、運指を指示する運指指
    示手段を有していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の電子楽器。 4 前記制御手段は、前記先生機能および生徒機
    能を実行するフレーズを操作子の操作に対応して
    順次移行させることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項乃至第3項のいずれかの項記載の電子楽
    器。 5 前記制御手段は、前記先生機能と生徒機能を
    行うフレーズを、前記先生機能と生徒機能を各々
    一回行なう度びに次のフレーズに自動的に移行さ
    せることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかの項記載の電子楽器。 6 前記制御手段は、前記検出手段の出力に基づ
    いてフレーズ毎のリズムのタイミングを合わせる
    機能を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第5項のいずれかの項記載の電子楽器。 7 複数の鍵と、これらの鍵に対応する楽音信号
    を発生する楽音発生手段とを有する電子楽器にお
    いて、 演奏情報を記憶するとともに該演奏情報を適宜
    のフレーズで区切るフレーズ情報を記憶する記憶
    手段と、 この電子楽器の練習者に演奏法を指示する演奏
    指示手段と、 前記記憶手段から所望のフレーズに関する演奏
    情報を読み出し、読み出した演奏情報を前記楽音
    発生手段に供給することにより自動的に楽音を発
    生させる先生機能、および、読み出した演奏情報
    のうちメロデイ音(または伴奏音)の演奏情報を
    前記演奏指示手段へ供給して前記練習者に演奏法
    を指示する一方、伴奏音(またはメロデイ音)の
    演奏情報を前記楽音発生手段へ供給して自動的に
    伴奏音を発生させる生徒機能を選択的に実行する
    とともに前記フレーズ情報を検出する検出手段を
    有し、該検出手段がフレーズ情報を検出する毎に
    前記先生機能、生徒機能を交互に切り替える制御
    手段と、 前記先生機能から生徒機能への切り替えに対応
    してその切り替え毎にこの電子楽器の練習者に演
    奏開始を指示する演奏開始指示手段と、 を設けてなる電子楽器。 8 前記演奏指示手段は、押鍵位置を指示する押
    鍵指示手段を有していることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の電子楽器。 9 前記演奏指示手段は、運指を指示する運指指
    示手段を有していることを特徴とする特許請求の
    範囲第7項または第8項記載の電子楽器。 10 前記制御手段は、前記先生機能および生徒
    機能を実行するフレーズを操作子の操作に対応し
    て順次移行させることを特徴とする特許請求の範
    囲第7項乃至第9項のいずれかの項記載の電子楽
    器。 11 前記制御手段は、前記先生機能と生徒機能
    を行うフレーズを、前記先生機能と生徒機能を
    各々一回行なう度びに次のフレーズに自動的に移
    行させることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    乃至第9項のいずれかの項記載の電子楽器。 12 前記制御手段は、前記検出手段の出力に基
    づいてフレーズ毎のリズムのタイミングを合わせ
    る機能を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第7項乃至第11項のいずれかの項記載の電子楽
    器。
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