JPH0627970B2 - 演奏練習装置 - Google Patents
演奏練習装置Info
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- JPH0627970B2 JPH0627970B2 JP61012066A JP1206686A JPH0627970B2 JP H0627970 B2 JPH0627970 B2 JP H0627970B2 JP 61012066 A JP61012066 A JP 61012066A JP 1206686 A JP1206686 A JP 1206686A JP H0627970 B2 JPH0627970 B2 JP H0627970B2
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- tone
- musical tone
- performance
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、演奏練習装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、このような演奏練習装置としては、例えば鍵盤の
各鍵に沿ってLED(発光ダイオード素子)を配設し、
練習をしたい楽曲についての楽音情報を記憶させてお
き、この楽音情報を順次読み出して当該楽音情報に対応
する鍵のLEDを順次点灯させることにより、操作すべ
き鍵を指し示すようにしたものが実現されている。
各鍵に沿ってLED(発光ダイオード素子)を配設し、
練習をしたい楽曲についての楽音情報を記憶させてお
き、この楽音情報を順次読み出して当該楽音情報に対応
する鍵のLEDを順次点灯させることにより、操作すべ
き鍵を指し示すようにしたものが実現されている。
[従来技術の問題点] しかしながら、このような演奏練習装置で演奏練習を行
う場合、間違えたフレーズを繰り返し練習するために
は、LEDによる指示処理を停止させてリセットし、再
び曲の先頭から指示処理をやり直さなくてはならず、間
違えた特定のフレーズだけを重点的に練習することはで
きなかった。
う場合、間違えたフレーズを繰り返し練習するために
は、LEDによる指示処理を停止させてリセットし、再
び曲の先頭から指示処理をやり直さなくてはならず、間
違えた特定のフレーズだけを重点的に練習することはで
きなかった。
[発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、難しくて間違えやすい特定のフレ
ーズを重点的に練習して、演奏の上達を早め、練習効果
を著しく上げることのできる演奏練習装置を提供するこ
とにある。
目的とするところは、難しくて間違えやすい特定のフレ
ーズを重点的に練習して、演奏の上達を早め、練習効果
を著しく上げることのできる演奏練習装置を提供するこ
とにある。
[発明の要点] この発明は上述した目的を達成するために、演奏を間違
えた時、その箇所の前より所定の区間について楽音情報
を読み出して楽音を発生させ、この楽音情報読み出し
後、間違えた箇所の前より再び楽音情報の読み出しを再
開させるようにしたことを要点とするものである。
えた時、その箇所の前より所定の区間について楽音情報
を読み出して楽音を発生させ、この楽音情報読み出し
後、間違えた箇所の前より再び楽音情報の読み出しを再
開させるようにしたことを要点とするものである。
[実施例の構成] 以下本発明の一実施例につき、図面を参照して詳述す
る。
る。
第1図は練習楽器の全体回路を示すもので、図中1はキ
ー操作部であり、このキー操作部1には鍵盤のほか、操
作すべき鍵を順次指し示すナビゲートモード設定用のス
イッチ、音色選択スイッチ、リズム選択スイッチ等が設
けられている。このキー操作部1の鍵盤の各鍵に沿って
LEDが配設され、このLEDはLED回路2によって
順次点灯駆動される。
ー操作部であり、このキー操作部1には鍵盤のほか、操
作すべき鍵を順次指し示すナビゲートモード設定用のス
イッチ、音色選択スイッチ、リズム選択スイッチ等が設
けられている。このキー操作部1の鍵盤の各鍵に沿って
LEDが配設され、このLEDはLED回路2によって
順次点灯駆動される。
また、楽音ROM3には、音高、音長、音色、リズム等
の楽音情報が記憶されており、この楽音情報はCPU4
によって読み出され、上記ナビゲートモード時には、上
記LED回路2に与えられて対応するLEDが点灯さ
れ、操作すべき鍵が指示される。
の楽音情報が記憶されており、この楽音情報はCPU4
によって読み出され、上記ナビゲートモード時には、上
記LED回路2に与えられて対応するLEDが点灯さ
れ、操作すべき鍵が指示される。
上記キー操作部1の鍵盤の操作鍵に応じた音高データは
サブROM5に与えられて対応する周波数コードが読み
出され、5個のフリップフロップよりなる周波数フリッ
プフロップ6の空チャンネルに対応したフリップフロッ
プにセットされる。この周波数フリップフロップ6にセ
ットされた周波数コードは、メロディ音源カウンタ7に
与えられてカウントされ周波数コードに応じた速度でキ
ャリー信号がアダー8に与えられシフトレジスタ9から
の波形ROM10に対する読み出アドレスデータが順次
インクリメントされて、波形データが読み出され、波形
合成部11で後述するエンベロープデータが乗算されて
D/A変換され、アンプ12を介してスピーカ13より
楽音が放音される。上記メロディ音源カウンタ7は5つ
のカウンタを有しており、1つはメロディ音源用、もう
1つはオブリガード音源用、他の3つはコードの各構成
の音源用である。
サブROM5に与えられて対応する周波数コードが読み
出され、5個のフリップフロップよりなる周波数フリッ
プフロップ6の空チャンネルに対応したフリップフロッ
プにセットされる。この周波数フリップフロップ6にセ
ットされた周波数コードは、メロディ音源カウンタ7に
与えられてカウントされ周波数コードに応じた速度でキ
ャリー信号がアダー8に与えられシフトレジスタ9から
の波形ROM10に対する読み出アドレスデータが順次
インクリメントされて、波形データが読み出され、波形
合成部11で後述するエンベロープデータが乗算されて
D/A変換され、アンプ12を介してスピーカ13より
楽音が放音される。上記メロディ音源カウンタ7は5つ
のカウンタを有しており、1つはメロディ音源用、もう
1つはオブリガード音源用、他の3つはコードの各構成
の音源用である。
また、上記鍵盤の鍵操作により、キー操作部1の音色選
択スイッチの選択音色に応じたエンベロープデータがメ
インROM14より読み出され、5個のフリップフロッ
プよりなるエンベロープフリップフロップ15の空チャ
ンネルに対応したフリップフロップにセットされる。こ
のエンベロープフリップフロップ15にセットされたエ
ンベロープデータは、ラダー16を介して上記波形合成
部11に与えられ楽音が放音されていく。キー操作部1
のリズム選択スイッチの選択リズムに応じたリズムコー
ドがサブROM5より読み出され、周波数発生部17か
らの周波数データとともにリズム音源発生部18に与え
られて、リズム音源信号が発生され、ラダー19を介し
て波形合成部11に与えられリズム音が放音されてい
く。
択スイッチの選択音色に応じたエンベロープデータがメ
インROM14より読み出され、5個のフリップフロッ
プよりなるエンベロープフリップフロップ15の空チャ
ンネルに対応したフリップフロップにセットされる。こ
のエンベロープフリップフロップ15にセットされたエ
ンベロープデータは、ラダー16を介して上記波形合成
部11に与えられ楽音が放音されていく。キー操作部1
のリズム選択スイッチの選択リズムに応じたリズムコー
ドがサブROM5より読み出され、周波数発生部17か
らの周波数データとともにリズム音源発生部18に与え
られて、リズム音源信号が発生され、ラダー19を介し
て波形合成部11に与えられリズム音が放音されてい
く。
上述したナビゲートモード時には、楽音ROM3から読
み出される音高データ、音色データ、リズムデータに応
じた周波数コード、エンベロープデータ、リズムコード
が上記周波数フリップフロップ6、エンベロープフリッ
プフロップ15、リズム音源発生部18に与えられ、楽
音及びリズム音の自動演奏が行われる。
み出される音高データ、音色データ、リズムデータに応
じた周波数コード、エンベロープデータ、リズムコード
が上記周波数フリップフロップ6、エンベロープフリッ
プフロップ15、リズム音源発生部18に与えられ、楽
音及びリズム音の自動演奏が行われる。
RAM20には、チャンネルフラグI、誤押鍵フラグ
E、自動演奏フラグAU(I)、音高P(I)、アドレ
スAD(I)、音長L(I)、今回小節音符数CN
(I)、前回小節音符数CX(I)、リピート数R
(I)、タイマーT、1小節長LE、負音長LLの各レ
ジスタ又はカウンタが設けられ、上述のナビゲート処理
等に用いられる。上記メインROM14には、制御プロ
グラムが記憶されており、このプログラムは順次読み出
されてインストラクションデコーダ22に与えられ、各
種の動作制御が行われる。また、タイマーカウンター2
3はタイムカウントを行い、タイマー命令を実行するご
とに経過した時間データがRAM20のタイマーTにセ
ットされてクリアされる。第1図中1点鎖線で囲んだ部
分は1チップのLSI内に組み込まれる。
E、自動演奏フラグAU(I)、音高P(I)、アドレ
スAD(I)、音長L(I)、今回小節音符数CN
(I)、前回小節音符数CX(I)、リピート数R
(I)、タイマーT、1小節長LE、負音長LLの各レ
ジスタ又はカウンタが設けられ、上述のナビゲート処理
等に用いられる。上記メインROM14には、制御プロ
グラムが記憶されており、このプログラムは順次読み出
されてインストラクションデコーダ22に与えられ、各
種の動作制御が行われる。また、タイマーカウンター2
3はタイムカウントを行い、タイマー命令を実行するご
とに経過した時間データがRAM20のタイマーTにセ
ットされてクリアされる。第1図中1点鎖線で囲んだ部
分は1チップのLSI内に組み込まれる。
[実施例の動作] 次に本実施例の動作について述べる。
〈ナビゲート処理〉 まず、楽音ROM3に第4図上段に示す楽曲が記憶さ
れ、電源が投入されてナビゲートモードが設定される
と、CPU4は、RAM20の各種フラグをイニシャラ
イズした後(ステップS1)、新しい鍵の押鍵及び離鍵
がなければ、ステップS2、S4で、そのことを判別す
るとともに、チャンネルフラグIを「1」にセットし
て、メロディの楽音処理のモードとする(ステップS
3)。上記イニシャライズ処理で、1小節長カウンタL
Eには設定テンポに応じた1小節分のタイムデータMA
Xがセットされる。次いで、CPU4はタイマーカウン
ター23のタイムカウントデータをRAM20のタイマ
レジスタTにセットし(ステップS5)、このタイムカ
ウントデータを1小節長カウンタLEより減算しておく
(ステップS6)。そして、CPU4はチャンネルフラ
グIが「3」を越えていないことを判別後、上記タイム
カウントデータを音長レジスタL(I)からも差し引い
て、この音長レジスタL(I)の値がマイナスかどうか
を判別する(ステップS7〜S9)。
れ、電源が投入されてナビゲートモードが設定される
と、CPU4は、RAM20の各種フラグをイニシャラ
イズした後(ステップS1)、新しい鍵の押鍵及び離鍵
がなければ、ステップS2、S4で、そのことを判別す
るとともに、チャンネルフラグIを「1」にセットし
て、メロディの楽音処理のモードとする(ステップS
3)。上記イニシャライズ処理で、1小節長カウンタL
Eには設定テンポに応じた1小節分のタイムデータMA
Xがセットされる。次いで、CPU4はタイマーカウン
ター23のタイムカウントデータをRAM20のタイマ
レジスタTにセットし(ステップS5)、このタイムカ
ウントデータを1小節長カウンタLEより減算しておく
(ステップS6)。そして、CPU4はチャンネルフラ
グIが「3」を越えていないことを判別後、上記タイム
カウントデータを音長レジスタL(I)からも差し引い
て、この音長レジスタL(I)の値がマイナスかどうか
を判別する(ステップS7〜S9)。
この場合、音長レジスタL(I)には、まだ第1音目の
音長がセットされていないため、直ちにマイナス値とな
り、CPU4は音長レジスタL(I)のマイナス値をい
ったん負音長レジスタLLに転送して、楽音ROM3よ
り第1音目の音高データと音長データを読み出し、夫々
を音高レジスタP(I)、音長レジスタL(I)にセッ
トする(ステップS10、S11)。そして、上記負音
長レジスタLLのマイナス分を音長レジスタL(I)よ
り差し引いてタイミング誤差をなくしておき、アドレス
カウンタAD(I)を今回小節音符数カウンタCN
(I)とを1つインクリメントする(ステップS1
2)。次いで、CPU4はチャンネルフラグIが「1」
であり、自動演奏モードになく自動演奏フラグAU
(I)が「0」であることを判別してステップS13、
S14、上記第1音目の音高データに応じてLEDを点
灯させる(ステップS15)。
音長がセットされていないため、直ちにマイナス値とな
り、CPU4は音長レジスタL(I)のマイナス値をい
ったん負音長レジスタLLに転送して、楽音ROM3よ
り第1音目の音高データと音長データを読み出し、夫々
を音高レジスタP(I)、音長レジスタL(I)にセッ
トする(ステップS10、S11)。そして、上記負音
長レジスタLLのマイナス分を音長レジスタL(I)よ
り差し引いてタイミング誤差をなくしておき、アドレス
カウンタAD(I)を今回小節音符数カウンタCN
(I)とを1つインクリメントする(ステップS1
2)。次いで、CPU4はチャンネルフラグIが「1」
であり、自動演奏モードになく自動演奏フラグAU
(I)が「0」であることを判別してステップS13、
S14、上記第1音目の音高データに応じてLEDを点
灯させる(ステップS15)。
こうして、ナビゲート処理が開始されることになる。
そして、CPU4は、1小節長カウンタLEがまだプラ
ス値であることを判別後(ステップS16)、チャンネ
ルフラグIを一つインクリメントとして「2」とし、今
度はオブリガードの楽音処理のモードとする(ステップ
S17)。この後、CPU4は上述のステップS7〜S
13の処理を繰り返して、オブリガードの第1音目の音
高データと音長データのセットを行うが、今度はステッ
プS13でチャンネルフラグIが「1」でなくなってい
ることを判別するので、このオブリガード音の周波数コ
ード、エンベロープデータとリズムコードを夫々周波数
フリップフロップ6、エンベロープフリップフロップ1
5、リズム音源発生部18にセットしてオブリガード音
を放音させていく(ステップS18)。そうして、CP
U4は、上記ステップS16を経た後、チャンネルフラ
グIをさらに1つインクリメントして「3」とし、今度
はコードの楽音処理のモードとして(ステップS1
8)、上述のステップS7〜S13、S18で同様にし
てコード音を放音させていく。
ス値であることを判別後(ステップS16)、チャンネ
ルフラグIを一つインクリメントとして「2」とし、今
度はオブリガードの楽音処理のモードとする(ステップ
S17)。この後、CPU4は上述のステップS7〜S
13の処理を繰り返して、オブリガードの第1音目の音
高データと音長データのセットを行うが、今度はステッ
プS13でチャンネルフラグIが「1」でなくなってい
ることを判別するので、このオブリガード音の周波数コ
ード、エンベロープデータとリズムコードを夫々周波数
フリップフロップ6、エンベロープフリップフロップ1
5、リズム音源発生部18にセットしてオブリガード音
を放音させていく(ステップS18)。そうして、CP
U4は、上記ステップS16を経た後、チャンネルフラ
グIをさらに1つインクリメントして「3」とし、今度
はコードの楽音処理のモードとして(ステップS1
8)、上述のステップS7〜S13、S18で同様にし
てコード音を放音させていく。
次いで、上記ステップS16を経た後、チャンネルフラ
グIをさらにもう1つインクリメントすると、今度は
「4」になるので、CPU4はステップS7でメロディ
からコードまでの1通りの処理が終ったことを判別し、
1小節長カウンタLEがまだプラス値であることを判別
して(ステップS19)、その他の処理を行う(ステッ
プS20)。もし上記ステップS19で、1小節長カウ
ンタLEがマイナス値であれば、CPU4は、このマイ
ナス分を1小節長のタイムデータMAXより差し引い
て、やはりタイミング誤差をなくしておく(ステップS
21)。
グIをさらにもう1つインクリメントすると、今度は
「4」になるので、CPU4はステップS7でメロディ
からコードまでの1通りの処理が終ったことを判別し、
1小節長カウンタLEがまだプラス値であることを判別
して(ステップS19)、その他の処理を行う(ステッ
プS20)。もし上記ステップS19で、1小節長カウ
ンタLEがマイナス値であれば、CPU4は、このマイ
ナス分を1小節長のタイムデータMAXより差し引い
て、やはりタイミング誤差をなくしておく(ステップS
21)。
〈ナビゲート指示に対する演奏における処理〉 上述のステップS15でのナビゲート指示にあった鍵に
対し、練習者が正しい鍵を新たに押鍵すれば、CPU4
はこの新しい押鍵が鍵盤のものであり、(ステップS
2、S22)、当該操作鍵の音高とナビゲート表示され
る鍵の音高とが一致していることを判別し(ステップS
23)、その操作鍵に応じた周波数コード、及びエンベ
ロープデータと、リズムコードを夫々周波数フリップフ
ロップ6、エンベロープフリップフロップ15、リズム
音源発生部18にセットして楽音を放音させていく(ス
テップS24)。次いでCPU4はチャンネルフラグI
に「1」をセットして、メロディの楽音処理のモードに
戻し(ステップS3)、上記押作鍵が離鍵されれば、上
記楽音のエンベロープをリリースさせる(ステップS2
5)。そして、CPU4は上述したステップS5、S6
の1小節カウント処理、ステップS8の音長カウント処
理をメロディからコードについて繰り返す(ステップS
7〜S9、S16、S17)、この音長カウント処理に
より、音長データ分だけ楽音が放音されて音長レジスタ
L(I)がマイナス値になれば(ステップS9)、上述
のステップS10〜S15、S18の次の楽音のセット
及びナビゲートの指示又は楽音放音処理が繰り返されて
いき、次の新たな押鍵を行うことになる。
対し、練習者が正しい鍵を新たに押鍵すれば、CPU4
はこの新しい押鍵が鍵盤のものであり、(ステップS
2、S22)、当該操作鍵の音高とナビゲート表示され
る鍵の音高とが一致していることを判別し(ステップS
23)、その操作鍵に応じた周波数コード、及びエンベ
ロープデータと、リズムコードを夫々周波数フリップフ
ロップ6、エンベロープフリップフロップ15、リズム
音源発生部18にセットして楽音を放音させていく(ス
テップS24)。次いでCPU4はチャンネルフラグI
に「1」をセットして、メロディの楽音処理のモードに
戻し(ステップS3)、上記押作鍵が離鍵されれば、上
記楽音のエンベロープをリリースさせる(ステップS2
5)。そして、CPU4は上述したステップS5、S6
の1小節カウント処理、ステップS8の音長カウント処
理をメロディからコードについて繰り返す(ステップS
7〜S9、S16、S17)、この音長カウント処理に
より、音長データ分だけ楽音が放音されて音長レジスタ
L(I)がマイナス値になれば(ステップS9)、上述
のステップS10〜S15、S18の次の楽音のセット
及びナビゲートの指示又は楽音放音処理が繰り返されて
いき、次の新たな押鍵を行うことになる。
そして、第1小節のナビゲート演奏を終わると、CPU
4は上記ステップS16のそのことを判別し、自動演奏
モードになく自動演奏フラグAU(I)が「0」であ
り、誤押鍵もなく誤押鍵フラグE「0」であるとを判別
して(ステップS26、S27)、今回小節音符数カウ
ンタCN(I)の値「4」を前回小節音符数カウンタC
X(I)に転送するとともに(ステップS28)、今回
小節音符数カウンタCN(I)をクリアして(ステップ
S29)、新たな小節にはいる準備をする。
4は上記ステップS16のそのことを判別し、自動演奏
モードになく自動演奏フラグAU(I)が「0」であ
り、誤押鍵もなく誤押鍵フラグE「0」であるとを判別
して(ステップS26、S27)、今回小節音符数カウ
ンタCN(I)の値「4」を前回小節音符数カウンタC
X(I)に転送するとともに(ステップS28)、今回
小節音符数カウンタCN(I)をクリアして(ステップ
S29)、新たな小節にはいる準備をする。
〈該押鍵後の処理〉 いま、ここで第4図の第2小節目のP6の楽音の演奏を
間違えたものとする。すると、CPU4は上記ステップ
S23でそのことを判別し、誤押鍵フラグEを立てて
(ステップS30)、第4図に示すように第2小節の終
わりのP8の楽音までナビゲート演奏を続ける(ステッ
プS3〜S25)。第2小節の終わりまで達したことを
判別すると(ステップS16)、CPU4は自動演奏フ
ラグAU(I)は「0」のままだが、誤押鍵フラグEは
今度は「1」であることを判別して(ステップS26、
S27)、アドレスカウンタAD(I)より今回小節音
符数カウンタCN(I)の値「4」と前回音符数カウン
タCX(I)の値「4」とを差し引いて、自動演奏フラ
グAU(I)を「1」として自動演奏モードとする(ス
テップS31、S32)。これにより、P8の楽音に応
じた「8」の値となっていたアドレスカウンタAD
(I)の値が「0」となって、上記ステップS28、S
29、S17を経た後ステップS7〜S18の処理が繰
り返される。この場合アドレスカウンタAD(I)は
「0」であるから、誤押鍵の小節の1つ前の小節の先
頭、すなわち、第4図の第1音目P1の楽音より演奏が
開始され、しかも今度は自動演奏フラグAU(I)が
「1」となっているので、上記ステップS14の後、ス
テップS15のナビゲート処理はなされず、楽音放音処
理が行われて、メロディ音について自動演奏が開始され
る。
間違えたものとする。すると、CPU4は上記ステップ
S23でそのことを判別し、誤押鍵フラグEを立てて
(ステップS30)、第4図に示すように第2小節の終
わりのP8の楽音までナビゲート演奏を続ける(ステッ
プS3〜S25)。第2小節の終わりまで達したことを
判別すると(ステップS16)、CPU4は自動演奏フ
ラグAU(I)は「0」のままだが、誤押鍵フラグEは
今度は「1」であることを判別して(ステップS26、
S27)、アドレスカウンタAD(I)より今回小節音
符数カウンタCN(I)の値「4」と前回音符数カウン
タCX(I)の値「4」とを差し引いて、自動演奏フラ
グAU(I)を「1」として自動演奏モードとする(ス
テップS31、S32)。これにより、P8の楽音に応
じた「8」の値となっていたアドレスカウンタAD
(I)の値が「0」となって、上記ステップS28、S
29、S17を経た後ステップS7〜S18の処理が繰
り返される。この場合アドレスカウンタAD(I)は
「0」であるから、誤押鍵の小節の1つ前の小節の先
頭、すなわち、第4図の第1音目P1の楽音より演奏が
開始され、しかも今度は自動演奏フラグAU(I)が
「1」となっているので、上記ステップS14の後、ス
テップS15のナビゲート処理はなされず、楽音放音処
理が行われて、メロディ音について自動演奏が開始され
る。
そして、第1小節の自動演奏が終了すると(ステップS
16)、CPU4は、上記ステップS26で自動演奏モ
ードであることを判別して、リピートカウンタR(I)
を1つインクリメントして「1」とし(ステップS3
3)、「2」にも「3」にも達していないことを判別後
(ステップS34、S35)、上記ステップS28、S
29、S17を経た後、ステップS7〜S18の処理を
繰り返して、誤押鍵のあった第2小節についても自動演
奏を続けて行う。
16)、CPU4は、上記ステップS26で自動演奏モ
ードであることを判別して、リピートカウンタR(I)
を1つインクリメントして「1」とし(ステップS3
3)、「2」にも「3」にも達していないことを判別後
(ステップS34、S35)、上記ステップS28、S
29、S17を経た後、ステップS7〜S18の処理を
繰り返して、誤押鍵のあった第2小節についても自動演
奏を続けて行う。
こうして、練習者は、演奏を間違えた箇所の1つ前の小
節から、自動演奏による模範演奏を聞くことができる。
節から、自動演奏による模範演奏を聞くことができる。
続いて、第2小節の自動演奏が終了すると(ステップS
16)、CPU4は上記ステップS26を経た後、ステ
ップS33でリピートカウンタR(I)をさらに1つイ
ンクリメントして「2」とし、今度はリピートカウンタ
R(I)が「2」に達したことを判別する(ステップS
34)。すると、CPU4は上記ステップS31と全く
同じ様に、アドレスカウンタAD(I)より今回小節音
符数カウンタCN(I)の値「4」と前回小節音符カウ
ンタCX(I)の値「4」とを差し引いて、アドレスカ
ウンタAD(I)の値を再び「0」とする(ステップS
36)。そして、CPU4はリピートカウンタR(I)
が「3」に達していないことを判別後(ステップS3
5)、上記ステップS28、S29、S17を経た後、
ステップS7〜S18の処理を繰り返して、再び第1小
節より自動演奏を開始させる。
16)、CPU4は上記ステップS26を経た後、ステ
ップS33でリピートカウンタR(I)をさらに1つイ
ンクリメントして「2」とし、今度はリピートカウンタ
R(I)が「2」に達したことを判別する(ステップS
34)。すると、CPU4は上記ステップS31と全く
同じ様に、アドレスカウンタAD(I)より今回小節音
符数カウンタCN(I)の値「4」と前回小節音符カウ
ンタCX(I)の値「4」とを差し引いて、アドレスカ
ウンタAD(I)の値を再び「0」とする(ステップS
36)。そして、CPU4はリピートカウンタR(I)
が「3」に達していないことを判別後(ステップS3
5)、上記ステップS28、S29、S17を経た後、
ステップS7〜S18の処理を繰り返して、再び第1小
節より自動演奏を開始させる。
これにより、練習者は、誤押鍵のあった第2小節より再
びナビゲート演奏を開始するにあたってのタイミング合
せを行うことができることになる。
びナビゲート演奏を開始するにあたってのタイミング合
せを行うことができることになる。
そうして、第1小節の自動演奏が終了すると(ステップ
S16)、CPU4は上記ステップS26を経た後、ス
テップS33でリピートカウンタR(I)をさらにもう
1つインクリメントして「3」とし、今度はリピートカ
ウンタR(I)が「2」を越え、「3」に達したことを
判別する(ステップS34、S35)。すると、CPU
4はリピートカウンタR(I)、自動演奏フラグAU
(I)、誤押鍵フラグEをすべてクリアし(ステップS
37)、ナビゲートモードへの復帰処理を行う。この
後、ステップS28、S29、S17を経た後、ステッ
プS7〜S18の処理が繰り返されるが、今度は自動演
奏フラグAU(I)が「0」に戻っているので、上記ス
テップS14の後、ステップS15のナビゲート指示が
行われることになる。
S16)、CPU4は上記ステップS26を経た後、ス
テップS33でリピートカウンタR(I)をさらにもう
1つインクリメントして「3」とし、今度はリピートカ
ウンタR(I)が「2」を越え、「3」に達したことを
判別する(ステップS34、S35)。すると、CPU
4はリピートカウンタR(I)、自動演奏フラグAU
(I)、誤押鍵フラグEをすべてクリアし(ステップS
37)、ナビゲートモードへの復帰処理を行う。この
後、ステップS28、S29、S17を経た後、ステッ
プS7〜S18の処理が繰り返されるが、今度は自動演
奏フラグAU(I)が「0」に戻っているので、上記ス
テップS14の後、ステップS15のナビゲート指示が
行われることになる。
こうして、第4図下段に示すように、演奏を間違えた箇
所の付近を重点的に練習していくことができる。
所の付近を重点的に練習していくことができる。
なお、上記実施例では模範演奏としての自動演奏を間違
えた箇所の1つの前の小節から開始したが、演奏を間違
えた小節の先頭から行ってもよいし、2つ以前の小節か
ら開始してもよいし、自動演奏区間は演奏を間違えた小
節より後まで延ばしてもよく、ナビゲート指示開始地点
も、演奏を間違えた小節より前の地点であってもよい
し、またこれら自動演奏開始及び終了の各地点、ナビゲ
ート指示開始地点は小節の区切りに限らなくてもよく、
どのような範囲でもよい。また、模範演奏やタイミング
合せとしての自動演奏は1回だけでなく複数回繰り返す
ものであってもよく、その回数は1回に限定されうるも
のではない。さらに、ナビゲート指示を行う楽器として
は、鍵盤楽器以外に、弦楽器、管楽器等ナビゲート指示
ができればどのようなものでもよい。
えた箇所の1つの前の小節から開始したが、演奏を間違
えた小節の先頭から行ってもよいし、2つ以前の小節か
ら開始してもよいし、自動演奏区間は演奏を間違えた小
節より後まで延ばしてもよく、ナビゲート指示開始地点
も、演奏を間違えた小節より前の地点であってもよい
し、またこれら自動演奏開始及び終了の各地点、ナビゲ
ート指示開始地点は小節の区切りに限らなくてもよく、
どのような範囲でもよい。また、模範演奏やタイミング
合せとしての自動演奏は1回だけでなく複数回繰り返す
ものであってもよく、その回数は1回に限定されうるも
のではない。さらに、ナビゲート指示を行う楽器として
は、鍵盤楽器以外に、弦楽器、管楽器等ナビゲート指示
ができればどのようなものでもよい。
[発明の効果] この発明は以上詳細に説明したように、演奏を間違えた
時、その箇所の前より所定の区間について楽音情報を読
み出して楽音を発生させ、この楽音情報読み出し後、間
違えた箇所の前より再び楽音情報の読み出しを再開させ
るようにしたから、演奏を間違えた箇所につき、まず模
範演奏である自動演奏を聞くことができて、正しい弾き
方を正確に知ることができるほか、間違えた箇所だけを
繰り返して練習することができるため、難しくて間違え
やすい特定のフレーズを重点的に練習して、演奏の上達
を早め、練習効果を著しく上げることができる等の効果
を奏する。
時、その箇所の前より所定の区間について楽音情報を読
み出して楽音を発生させ、この楽音情報読み出し後、間
違えた箇所の前より再び楽音情報の読み出しを再開させ
るようにしたから、演奏を間違えた箇所につき、まず模
範演奏である自動演奏を聞くことができて、正しい弾き
方を正確に知ることができるほか、間違えた箇所だけを
繰り返して練習することができるため、難しくて間違え
やすい特定のフレーズを重点的に練習して、演奏の上達
を早め、練習効果を著しく上げることができる等の効果
を奏する。
第1図は練習楽器の全体回路図、第2図及び第3図はC
PU4の処理内容を示すフローチャートの図、第4図は
演奏を間違えた箇所に対する演奏例を示す図である。 1……キー操作部、2……LED回路、3……楽音RO
M、4……CPU、5……サブROM、6……周波数フ
リップフロップ、11……波形合成部、13……スピー
カ、15……エンベロープフリップフロップ、20……
RAM、21……演算部。
PU4の処理内容を示すフローチャートの図、第4図は
演奏を間違えた箇所に対する演奏例を示す図である。 1……キー操作部、2……LED回路、3……楽音RO
M、4……CPU、5……サブROM、6……周波数フ
リップフロップ、11……波形合成部、13……スピー
カ、15……エンベロープフリップフロップ、20……
RAM、21……演算部。
Claims (1)
- 【請求項1】所定の楽音を指定する操作手段と、 楽音情報を順次記憶する記憶手段と、 上記記憶手段より楽音情報を順次読み出す読出手段と、 上記読出手段によって読み出された楽音情報と上記操作
手段によって指定された楽音とが一致しているか否かを
判別する判別手段と、 上記判別手段によって一致していないと判別されたとき
に、判別された楽音情報より以前に上記記憶手段から読
み出された楽音情報から上記判別された楽音情報を含む
所定区間の読み出しを再開するとともに、この読み出さ
れた楽音情報に基づいて楽音の発生を指示する楽音発生
指示手段と、 上記楽音発生指示手段による上記所定区間の楽音情報読
み出し終了後、上記判別された楽音情報より以前に上記
記憶手段から読み出された楽音情報から読み出しを再開
させる再開指示手段と、 を有することを特徴とする演奏練習装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61012066A JPH0627970B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 演奏練習装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61012066A JPH0627970B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 演奏練習装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62170995A JPS62170995A (ja) | 1987-07-28 |
JPH0627970B2 true JPH0627970B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=11795228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61012066A Expired - Lifetime JPH0627970B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 演奏練習装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627970B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658589B2 (ja) * | 1989-09-26 | 1994-08-03 | 弘文 可児 | 鍵盤楽器の演奏者誘導記憶再生装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5616197A (en) * | 1979-07-19 | 1981-02-16 | Nippon Musical Instruments Mfg | Electronic musical instrument |
JPS5835583A (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-02 | カシオ計算機株式会社 | 電子楽器 |
JPS59195690A (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-06 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
JPS59200286A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-13 | 高久 洋子 | 打鍵練習用装置 |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP61012066A patent/JPH0627970B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62170995A (ja) | 1987-07-28 |
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