JPS6255492B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6255492B2 JPS6255492B2 JP55023217A JP2321780A JPS6255492B2 JP S6255492 B2 JPS6255492 B2 JP S6255492B2 JP 55023217 A JP55023217 A JP 55023217A JP 2321780 A JP2321780 A JP 2321780A JP S6255492 B2 JPS6255492 B2 JP S6255492B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermoplastic resin
- resin sheet
- electrode
- welding
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 40
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 29
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 4
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 3
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
例えば第1図に示すような文房具入れは、芯と
してのボール紙の全表面をビニールシートで覆つ
た材料からなつている。そしてその加工は、第2
図に示すように底部と蓋部を一つの側壁を介して
連続せしめた片Aと、残りの3方の側壁を連続せ
しめた片Bとを、溶着して組立てられている。片
Aと片Bとの溶着は、紙製の箱の場合の糊代と同
様な溶着代Cを片Bに形成し、第3図に示すよう
に、溶着代Cが片Aの上に重なるように片Bを片
Aの底部に相当する部分の縁に沿つて立つように
片Bを型枠Dで保持し、型枠Dと溶着代Cとの間
に位置するように設けた一方の電極Eと、片Aの
支持台を兼ねた他方の電極Fとの間に圧力を加え
ながら高周波電流を通電して片Bのビニールシー
トである他の熱可塑性樹脂シート2を、それから
延長した溶着代Cの部分で、片Aのビニールシー
トである一方の熱可塑性樹脂シート1と溶着して
いる。
してのボール紙の全表面をビニールシートで覆つ
た材料からなつている。そしてその加工は、第2
図に示すように底部と蓋部を一つの側壁を介して
連続せしめた片Aと、残りの3方の側壁を連続せ
しめた片Bとを、溶着して組立てられている。片
Aと片Bとの溶着は、紙製の箱の場合の糊代と同
様な溶着代Cを片Bに形成し、第3図に示すよう
に、溶着代Cが片Aの上に重なるように片Bを片
Aの底部に相当する部分の縁に沿つて立つように
片Bを型枠Dで保持し、型枠Dと溶着代Cとの間
に位置するように設けた一方の電極Eと、片Aの
支持台を兼ねた他方の電極Fとの間に圧力を加え
ながら高周波電流を通電して片Bのビニールシー
トである他の熱可塑性樹脂シート2を、それから
延長した溶着代Cの部分で、片Aのビニールシー
トである一方の熱可塑性樹脂シート1と溶着して
いる。
この方法では溶着代Cを要するので、その分だ
け合成樹脂シートを使用し、切屑がでる等材料を
多く要する。溶着代Cの処理が悪いと溶着不良が
出る。片Bの溶着代Cを一々曲げて片Aに当てが
うため手数がかかる。箱の内側に溶着代による段
ができ、電極の跡がつく。湾曲した壁は溶着代の
処理が困難で量産できないなどの問題があつた。
け合成樹脂シートを使用し、切屑がでる等材料を
多く要する。溶着代Cの処理が悪いと溶着不良が
出る。片Bの溶着代Cを一々曲げて片Aに当てが
うため手数がかかる。箱の内側に溶着代による段
ができ、電極の跡がつく。湾曲した壁は溶着代の
処理が困難で量産できないなどの問題があつた。
本発明はこのような問題をすべて解決した溶着
法を供せんとするものである。
法を供せんとするものである。
本発明はこの目的を達するために、一方の熱可
塑性樹脂シートの表面に、他の熱可塑性樹脂シー
トの溶着代を有しない端を接触させて立て、立て
た他の熱可塑性樹脂シートの一側面に接すると共
に一方の熱可塑性樹脂シートの表面との間に間隙
を有するよう一方の電極を配置し、該電極と一方
の熱可塑性樹脂シートの裏面に配置した他方の電
極との間に高周波電流を通電しつつ、一方の熱可
塑性樹脂シートと他の熱可塑性樹脂シートとの間
に圧力を加えつつ溶着を行なうことにある。
塑性樹脂シートの表面に、他の熱可塑性樹脂シー
トの溶着代を有しない端を接触させて立て、立て
た他の熱可塑性樹脂シートの一側面に接すると共
に一方の熱可塑性樹脂シートの表面との間に間隙
を有するよう一方の電極を配置し、該電極と一方
の熱可塑性樹脂シートの裏面に配置した他方の電
極との間に高周波電流を通電しつつ、一方の熱可
塑性樹脂シートと他の熱可塑性樹脂シートとの間
に圧力を加えつつ溶着を行なうことにある。
第3図、第4図について本発明法を説明する
と、第1図と同じ箱を作る場合、第4図に示すよ
うに、本発明の場合、第2図に示したような溶着
代Cは片Bに作らない。そして壁となる片Bはそ
の端を第5図に示すように片Aに接触して立てる
のは従来と同様である。一方の電極Eは第5図に
示すように一方の熱可塑性樹脂シート1との間に
間隙F′があるように配置されると共に他の熱可
塑性樹脂シート2の一側面に接して配置される。
このようにして型枠Dと一体に設けた一方の電極
Eと他方の電極Fとの間に高周波電流を通じつつ
型枠Dで他の熱可塑性樹脂シート2を、一方の熱
可塑性樹脂シートに押しつける。このようにする
と高周波電流は、電極Eと一方の熱可塑性樹脂シ
ート1との間に形成された間隙F′に介在する空
気層は誘電率が小さいので、他の熱可塑性樹脂シ
ート2に接して配置された電極Eの熱可塑性樹脂
シート2側の稜縁を為す角部から、空気よりも誘
電率の大きい熱可塑性樹脂シート2の熱可塑性樹
脂シート1と接する部分を通り、次に熱可塑性樹
脂シート1の熱可塑性樹脂シート2に接する部分
及び側面側を経て、電極F側に達し電極Fに至る
ので、熱可塑性樹脂シート1と2の接触部付近を
誘電加熱して溶融し加圧力は溶融部分を圧着して
融着を広く確実にする。
と、第1図と同じ箱を作る場合、第4図に示すよ
うに、本発明の場合、第2図に示したような溶着
代Cは片Bに作らない。そして壁となる片Bはそ
の端を第5図に示すように片Aに接触して立てる
のは従来と同様である。一方の電極Eは第5図に
示すように一方の熱可塑性樹脂シート1との間に
間隙F′があるように配置されると共に他の熱可
塑性樹脂シート2の一側面に接して配置される。
このようにして型枠Dと一体に設けた一方の電極
Eと他方の電極Fとの間に高周波電流を通じつつ
型枠Dで他の熱可塑性樹脂シート2を、一方の熱
可塑性樹脂シートに押しつける。このようにする
と高周波電流は、電極Eと一方の熱可塑性樹脂シ
ート1との間に形成された間隙F′に介在する空
気層は誘電率が小さいので、他の熱可塑性樹脂シ
ート2に接して配置された電極Eの熱可塑性樹脂
シート2側の稜縁を為す角部から、空気よりも誘
電率の大きい熱可塑性樹脂シート2の熱可塑性樹
脂シート1と接する部分を通り、次に熱可塑性樹
脂シート1の熱可塑性樹脂シート2に接する部分
及び側面側を経て、電極F側に達し電極Fに至る
ので、熱可塑性樹脂シート1と2の接触部付近を
誘電加熱して溶融し加圧力は溶融部分を圧着して
融着を広く確実にする。
間隔Fは溶着材料や厚さ等によつて異なるが、
大体0.2〜3mm位である。このように、間隙F′を
有せしめると、熱可塑性樹脂シート2が加圧によ
つて熱可塑性樹脂シート1の方に移動しても、電
極Eが熱可塑性樹脂シート1に接せず、接したと
しても軽く接触するだけに止まるので、電極の跡
を殆ど判らないようにできる。電極Eの厚さを第
5図に示すように先に行くに従つて肉薄となるよ
うにし、その先端の幅を0.2〜0.5mmのように薄く
しておくと、電極Eの電極F側への対向面積が小
さくなり、それに従つて、その面の単位面積当り
の電流密度が大きくなるので、結局熱可塑性樹脂
シート2の方に流れる電流密度を高め溶着時間を
短かくできる。図ではボール紙の芯3を有する熱
可塑性樹脂シートの加工について説明したが、芯
のない板状の熱可塑性樹脂シートについても同様
に行なうことができる。
大体0.2〜3mm位である。このように、間隙F′を
有せしめると、熱可塑性樹脂シート2が加圧によ
つて熱可塑性樹脂シート1の方に移動しても、電
極Eが熱可塑性樹脂シート1に接せず、接したと
しても軽く接触するだけに止まるので、電極の跡
を殆ど判らないようにできる。電極Eの厚さを第
5図に示すように先に行くに従つて肉薄となるよ
うにし、その先端の幅を0.2〜0.5mmのように薄く
しておくと、電極Eの電極F側への対向面積が小
さくなり、それに従つて、その面の単位面積当り
の電流密度が大きくなるので、結局熱可塑性樹脂
シート2の方に流れる電流密度を高め溶着時間を
短かくできる。図ではボール紙の芯3を有する熱
可塑性樹脂シートの加工について説明したが、芯
のない板状の熱可塑性樹脂シートについても同様
に行なうことができる。
以上、本発明法によると、熱可塑性樹脂シート
を交差状に溶着する場合、溶着代を必要としない
のでその分だけ材料の節約ができ、加工の際に溶
着代の処理を必要としないので溶着代を有する場
合に比し溶着作業能率を従来の約1.8倍にでき、
不良を生じない上、溶着代による段がなくなり、
屈曲した壁も何等変る処なく自由に溶着できる。
を交差状に溶着する場合、溶着代を必要としない
のでその分だけ材料の節約ができ、加工の際に溶
着代の処理を必要としないので溶着代を有する場
合に比し溶着作業能率を従来の約1.8倍にでき、
不良を生じない上、溶着代による段がなくなり、
屈曲した壁も何等変る処なく自由に溶着できる。
第1図は従来の溶着加工法によつて作つた文房
具入れの斜視図、第2図は第1図の文房具入れの
溶着加工前の部分片の斜視図、第3図は第2図の
片Aと片Bを溶着する際の溶着部の断面図、第4
図は第1図と同様の文房具入れを本発明法によつ
て加工する際の片Aと片Bの斜視図、第5図は本
発明法によつて第4図の片Aと片Bを交差状態に
溶着する場合の溶着部の断面図である。 A,B……片、C……溶着代、D……型枠、E
……一方の電極、F……他方の電極、1……一方
の熱可塑性樹脂シート、2……他の熱可塑性樹脂
シート、3……芯。
具入れの斜視図、第2図は第1図の文房具入れの
溶着加工前の部分片の斜視図、第3図は第2図の
片Aと片Bを溶着する際の溶着部の断面図、第4
図は第1図と同様の文房具入れを本発明法によつ
て加工する際の片Aと片Bの斜視図、第5図は本
発明法によつて第4図の片Aと片Bを交差状態に
溶着する場合の溶着部の断面図である。 A,B……片、C……溶着代、D……型枠、E
……一方の電極、F……他方の電極、1……一方
の熱可塑性樹脂シート、2……他の熱可塑性樹脂
シート、3……芯。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一方の熱可塑性樹脂シートの表面に、他の熱
可塑性樹脂シートの溶着代を有しない端を接触さ
せて立て、立てた他の熱可塑性樹脂シートの一側
面に接すると共に一方の熱可塑性樹脂シートの表
面との間に間隙を有するように一方の電極を配置
し、該電極と一方の熱可塑性樹脂シートの裏面に
配置した他方の電極との間に高周波電流を通電し
つつ一方の熱可塑性樹脂シートと他の熱可塑性樹
脂シートとの間に圧力を加えることを特徴とする
熱可塑性樹脂の溶着法。 2 一方の電極の一方の熱可塑性樹脂シートへの
対向端が先薄に形成されている電極を使用する特
許請求の範囲1項記載の熱可塑性樹脂の溶着法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2321780A JPS56118815A (en) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | Hot melt bonding method of thermoplastic resin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2321780A JPS56118815A (en) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | Hot melt bonding method of thermoplastic resin |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56118815A JPS56118815A (en) | 1981-09-18 |
JPS6255492B2 true JPS6255492B2 (ja) | 1987-11-19 |
Family
ID=12104485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2321780A Granted JPS56118815A (en) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | Hot melt bonding method of thermoplastic resin |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56118815A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4830428B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2011-12-07 | 凸版印刷株式会社 | いたずら防止機能を有するハンガーディスプレイカートン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5294373A (en) * | 1976-02-05 | 1977-08-08 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of jointing of gasket |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5184857U (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-07 | ||
JPS52100077U (ja) * | 1976-01-26 | 1977-07-28 |
-
1980
- 1980-02-26 JP JP2321780A patent/JPS56118815A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5294373A (en) * | 1976-02-05 | 1977-08-08 | Tokyo Shibaura Electric Co | Method of jointing of gasket |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56118815A (en) | 1981-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW209916B (ja) | ||
US4978055A (en) | Reinforced pocket structure for thermo-adhesive materials | |
JP6219487B2 (ja) | ラッピング化粧板の製造方法 | |
JPS6255492B2 (ja) | ||
JP5887306B2 (ja) | ラッピング化粧板 | |
US3029175A (en) | Method of forming a blank of cellulosic material into a tubular carton | |
JPS5948118A (ja) | 熱可塑性樹脂製段ボ−ルの接合方法 | |
JPS6216814B2 (ja) | ||
JP2003039576A (ja) | 紙容器原紙の端面処理方法及び端面処理装置、並びに端面処理された紙容器原紙及び該原紙により成形された紙容器 | |
JPS6224258B2 (ja) | ||
JPS6222784B2 (ja) | ||
JP7140439B1 (ja) | 物品搬送箱用蓋及びその製造方法、ならびに物品搬送箱用蓋を備えた物品搬送箱 | |
JPS6046233A (ja) | 紙缶胴の製造方法 | |
JPH035558Y2 (ja) | ||
JP2005153210A (ja) | 樹脂ボードの端末構造及び端末処理方法 | |
JP2934129B2 (ja) | 防水ジョイントの製造装置 | |
JPS58112676A (ja) | プレス抜き部品の溶接方法 | |
JP3696847B2 (ja) | フォルダーおよびその製造方法 | |
JPH0352657Y2 (ja) | ||
JPS5851994U (ja) | 合成樹脂製筒状ネツトの融着フイルム切断装置 | |
JPH0237693Y2 (ja) | ||
JPS637936A (ja) | ドキユメントフアイルの製造方法 | |
JPS5949924A (ja) | 熱可塑性樹脂製段ボ−ルの接合方法 | |
JPS6147622U (ja) | 貼付加工用シ−ト部材 | |
JPS6113990Y2 (ja) |