JP3696847B2 - フォルダーおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はフォルダーおよびその製造方法に関し、特に、たとえば2つ折りにして重合されたシートの間に書類等を穴を開けずに綴じることができる、フォルダーおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフォルダー1は、図8に示すように、一枚のポリプロピレン製のシート2aとシート2bとを折り曲げ線において折り曲げて重ね合わせ、その折り曲げ縁3と直交する下端縁4に沿って、折り曲げ縁3とそれに対向する開口縁5とに亘って一定の間隔をおいて並列したヒートシール法による熱融着部6が形成されたものである。
この発明においては、「溶接」および「熱融着」とは、熱によってプラスチックシートの材料が軟化し、溶融した状態で合体することをいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のこのフォルダーにおいては、熱融着部6が、開口縁5近傍に形成されているが、開口縁5よりシート2aおよびシート2b間の収容部に被収容物を収容しようとして開口縁5を引き離したとき、開口縁5の近傍の熱融着部6の部分に応力が集中し、熱融着部6において溶接されたシート2aとシート2bとが引き剥がれてしまうことがある。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、溶接部分において引き剥がれることが少ないフォルダーおよびその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1にかかるフォルダーは、第1のシートと第2のシートを折り曲げて重ね合わされた第1のシートと第2のシートとが、開口縁および折り曲げ縁と直交する固着縁を備えたフォルダーにおいて、前記第2のシートの開口縁は、固着縁近傍において、開口を容易にするための凹みに続いて、前記第1のシートの開口縁に略平行に入り込んだ状態に切り欠かれて、前記凹みの下部より固着縁に向けて延び、固着縁近傍において第1のシートの開口縁より入り込んだ入り込み部が形成され、前記凹みは、開口縁より内側に入り込み、開口縁と交差する上側の直線縁と下側の直線縁とが形成され、前記上側の直線縁と下側の直線縁との間に円弧縁が連続して形成され、
前記入り込み部は、前記凹みの下側の直線縁に続いて円弧縁が形成され、該円弧縁を介して第1のシートの開口縁と略平行に形成された垂直状の端縁が形成され、該垂直状の端縁に続いて円弧縁を介して固着縁に続き、入り込み部部位においては、第1のシートのみが存在するように形成され、前記第1のシートと第2のシートとが固着縁に沿って且つ固着縁との間に一定の間隔をおいて、間歇的に一定の間隔をおいて並列して熱融着されて平面方形および/またはくさび状の熱溶着部単体を並列した熱溶着部が形成されるとともに、前記第2のシートが入り込んだ入り込み部部分において、第2のシートの一部が入り込み部の端縁より流出して第1のシートの表面と熱融着されて強熱溶着部が形成され、前記強熱溶着部は、前記熱溶着部単体に連続して、第2のシートの入り込み部の端縁より内側から第1のシートの内側表面にわたって入り込み部の端縁を跨いで固着縁に沿って長く延びるように形成され、前記熱溶着部単体より幅広で広い面積を有する、フォルダーである。
この発明の請求項2にかかるフォルダーは、前記強熱溶着部は、第2シートの固着縁の方向に沿って長く伸びる平面略長方形状に形成された、請求項1に記載のフォルダーである。
この発明の請求項3にかかるフォルダーの製造方法は、開口縁および該開口縁と交差する固着縁とを備える熱融着性を有する第1のシートと第2のシートとを準備するステップと、前記第2のシートを、開口縁が固着縁近傍において、開口を容易にするための凹みに続いて、第1のシートの開口縁に略平行に入り込んだ状態に切り欠き且つ凹みの下部より固着縁に向けて延び、第2のシートの開口縁が固着縁近傍において第1のシートの開口縁より入り込んだ入り込み部を形成し、前記凹みは、開口縁より内側に入り込み、開口縁と交差する上側の直線縁と下側の直線縁とが形成され、前記上側の直線縁と下側の直線縁との間に円弧縁が連続して形成され、前記入り込み部は、凹みの下側の直線縁に続いて円弧縁が形成され、該円弧縁を介して第1のシートの開口縁と略平行に形成された垂直状の端縁が形成され、該垂直状の端縁に続いて円弧縁を介して固着縁に続き、入り込み部部位においては、第1のシートのみが存在するように、第2のシートの少なくとも一部を切り欠くステップと、前記第1のシートと第2のシートを、開口縁と対向し且つ固着縁に直交するように折り曲げて折り曲げ縁を形成するステップと、加熱体を備えた溶接装置によって、第1のシートと第2のシートの固着縁に沿って且つ固着縁との間に一定の間隔をおいて、加熱体を押し当てて第1のシートと第2のシートの一部を間歇的に熱融着して平面方形および/またはくさび状の熱溶着部単体を並列した熱溶着部を形成するステップと、加熱体を備えた溶接装置によって、第1のシートと第2のシートとを加熱体を押し当てて熱融着するときに、前記第2のシートの開口縁が第1のシートの開口縁より入り込んだ部位において、第2のシートの入り込んだ部位の端縁より外に出た加熱体の一部を、第2のシートの一部が加熱されて溶融して入り込み部の端縁より流出した部分に押し当て、且つ、少なくとも第1のシートの内側表面近傍まで押し当てて第1のシートと第2のシートとを熱融着して強熱溶着部を形成し、前記強熱溶着部は、前記熱溶着部単体に連続して、第2のシートの入り込み部の端縁より内側から第1のシートの内側表面にわたって、前記熱溶着部単体より幅広で第2のシートの入り込み部の端縁を跨いで固着縁に沿って長く延びるように、強熱溶着部を形成するステップとを含む、フォルダーの製造方法である。
【0006】
請求項1および3の発明によれば、溶接装置の加熱体により熱融着された部分でも、特に第1のシートの開口縁より入り込んだ第2のシートの端縁において、熱融着時に、入り込んだ部位の第2のシートの端縁より外に出た加熱体の熱が逃げにくく重ね合わされたシートが強く接着され、使用時においても重ね合わされたシートが熱融着部分より引き剥がれることがない。
請求項2および3の発明によれば、溶接装置によって、第1のシートと第2のシートの固着縁より内側にて加熱体を押し当てて、第1のシートと第2のシートの一部を間歇的に熱溶着するとき、特に第1のシートの開口縁より入り込んだ第2のシートの端縁において、該端縁より外に出た溶接装置の加熱体の熱が逃げずに、第2のシートから第1のシートに熱が伝わり易く、第1のシートと第2のシートとが所定の接着強度を有して接着される。
【0007】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施の形態であるフォルダーの一部を拡大した平面図解図である。
図2は、図1図示フォルダーの要部を拡大した図解図である。
図3は、溶接装置の加熱体の一部の図解図である。
図4は、図1図示フォルダーの原シートの平面図解図である。
図5ないし図7は、フォルダーの溶着方法を示す断面図解図である。
【0009】
このフォルダー10は、熱融着性を有するポリプロピレン製の略方形の第1のシート12と、第1のシート12と同質で略同形の第2のシート14とが重ね合わされてその内部に書類等の被収容物を収容する収容部16が構成され、第1のシート12および第2のシート14の長手端縁には収容部16につながる開口部18が形成されている。
このフォルダー10は、ポリプロピレン等の熱可塑性プラスチックからなる略方形の第1のシート12と略方形の第2のシート14との間に被収容物が収容される収容部16が形成され、1つの角隅部20から延びる側縁封止部22と下縁封止部24とにおいて、第1のシート12と第2のシート14とが封止されてなる。
すなわち、角隅部20から延びる2辺が封止部とされ且つその2辺と連続する2辺が開口部18とされた平面方形状の透明な合成樹脂製フォルダーである。
【0010】
このフォルダー10は、第1のシート12と第2のシート14とが一枚の透明ポリプロピレンシートからなる原シート50をもって形成され、原シート50をその略中央に形成された折り目52に沿って二つ折りに折り畳み、第1のシート12と第2のシート14とを重ね合わせ、第1のシート12と第2のシート14とを折り曲げて重ね合わせるための折り目52によって形成される折り曲げ縁26と直交する下端縁たる固着縁28に沿って、平面方形やくさび状の熱融着部30が一定の間隔をおいて直線状に並列され、第1のシート12と第2のシート14とをその固着縁28において固着してなる。固着縁28と熱融着部30との間には、熱融着されない面(ベタ面)がわずかな幅で形成されている。
すなわち、折り目52が封止部たる折り曲げ縁26を形成し、固着縁28に沿った熱融着部30がもう一方の封止部を構成する。
而して、このフォルダー10においては、第1のシート12と第2のシート14とを折り曲げてなる折り曲げ縁26と対向する長手端縁は、開口部18を構成する開口縁32を形成し、開口縁32と折り曲げ縁26との間に固着縁28に沿って熱融着部30が連続して形成されている。
【0011】
このフォルダー10においては、第1のシート12の開口縁32において、開口部18を開口することを容易化するために、固着縁28近傍であって、熱融着部30より一定の間隔をおいた上部において、凹み34が形成されている。凹み34は、開口縁32より内側に入り込み開口縁32と交差する上側の直線縁36aと下側の直線縁36bとが形成され、両直線縁36aと直線縁36bとの間に円弧縁36cが連続して形成されてなる。
【0012】
さらに、凹み34に続いて凹み34の下部(直線縁36bとの接合部)より固着縁28に向けて延びている。そして、その延長部分は、熱融着部30より幅広く、第2のシート14の開口縁32が固着縁28近傍において第1のシート12の開口縁32より入り込んだ入り込み部38を形成している。
入り込み部38は、凹み34に続いて円弧縁が形成され、該円弧縁を介して第1のシート12の開口縁32と略平行に形成された垂直状の端縁が形成され、該垂直状の端縁に続いて円弧縁を介して固着縁28に続く。そして、入り込み部38部位においては、第1のシート12のみが存在するように形成されている。
【0013】
そして、入り込み部38は、熱融着部30の高さおよび長さよりも幅広に形成され、入り込み部38には、第2のシート14の端縁を跨いで、強熱融着部40が形成されている。
この実施の形態においては、強熱融着部40は、略長方形で熱融着部30を構成するもう一方の熱融着部単体42に連続して形成され、熱融着部単体42より広い面積を有しており、第2のシート14の入り込み部38の端縁より内側から第1のシート12の内側表面にわたって形成されている。この強熱融着部40は、熱融着時において入り込み部38の端縁より外側に向けて融解した原シート50の材料が溶出し、第1のシート12の内側表面と溶着して形成される。
【0014】
このように、熱融着部30は、熱融着部単体42が一定の間隔をおいて直線状に同一ピッチで並列されるとともに、強熱融着部40が入り込み部38において形成されてなる。
熱融着部30の内側部(図1において上側部)は、第1のシート12および第2のシート14の固着縁28に沿って同一ピッチで略直線状に並列され、また、外側部(図1において下側部)も、固着縁28に沿って同一ピッチで略直線状に並列されている。
【0015】
次に、このフォルダー10の製造方法、特に溶接方法について説明する。
まず、一枚のポリプロピレン製シートからなる原シート50を準備する。そして、原シート50は、図4に示すように、折り目52を介して右側に第1のシート12と左側に第2のシート14とが接続されており、第1のシート12の右端縁および第2のシート14の左端縁は開口縁32を構成し、開口縁32に直交する固着縁28が封止縁を構成する。
原シート50は、第2のシート14の開口縁32に凹み34を形成するとともに、入り込み部38を切り欠き形成する。
この所定の形状に成形された第1のシート12と第2のシート14とは、折り目52において折り曲げられ重ね合わされて折り曲げ縁26を形成するとともに、第1のシート12の開口縁32と第2のシート14の開口縁32とが揃うように重ね合わせ、溶接するための準備をする。
【0016】
そして、重ね合わされた第1のシート12と第2のシート14との固着縁28、すなわち、折り曲げ縁26および開口縁32と直交する下縁に沿って、図3に示すような溶接装置60によって、第1のシート12と第2のシート14とを熱融着することにより熱融着部30を形成して下縁封止部24を形成して、収容部16を形成する。
溶接装置60の第1のシート12および第2のシート14に押し当てられる加熱体62は、間歇的に突出された断面略方形でその四隅が面取りされており、第1のシート12に押し当てられる押圧面62aが略平面の棒状体であって、基板から突出形成されている。
これら基板と加熱体62とは、金属をもって一体成形され、所定の温度に加熱されるように形成されている。
【0017】
熱融着部単体42を形成する加熱体62は、略同一断面形状の加熱体62が一定の間隔をおいて並列されているが、第2のシート14の入り込み部38を熱融着する加熱体64は、熱融着して熱融着部単体42を形成するための加熱体62と比較して、第2のシート14の固着縁28の方向に沿って長く延びる断面略長方形状で、熱融着部単体42を形成する加熱体62よりその幅も3倍程度長く形成されている。
加熱体64の押圧面64aは、略長方形でその四隅が面取りされた平面で、熱融着部単体42を形成する加熱体62より略3倍の面積を有するように形成している。
【0018】
そして、加熱体62の押圧面62aを第1のシート12の表面に向けて、垂直方向に押し下げて接合し、第1のシート12と第2のシート14とを熱融着して熱融着部単体42を形成するとともに、第2のシート14の入り込み部38に位置する加熱体64の押圧面64aの一部を第2のシート14の入り込み部38の縁より内側において加熱した状態で押圧面64aの略3分の2を押し当て、残り3分の1を第2のシート14の入り込み部38より外側にはみ出させて第1のシート12の内側表面に接するように垂直方向に下降させて第2のシート14を加熱する(図5図示)。
【0019】
さらに、第2のシート14を第1のシート12に熱溶着した上、加熱体64を第1のシート12の内側面に対し垂直に押圧すると、加熱体64の押圧面64aが第1のシート12の表面と接触する位置まで接近し、第2のシート14と第1のシート12に加熱体64の温度が均一に当たるようになる。
このとき、図6に示すように、第2のシート14の一部が融解して、第2のシート14の入り込み部38の縁より外側にはみ出し流出する。
そして、加熱体64が、図7に示すように、第2のシート14の入り込み部38の縁より外側に流出した部分とともに、第1のシート12に押し当てられ、第2のシート14の入り込み部38の縁より外側にはみ出した部分が第1のシート12の内表面と溶着されて、熱融着部単体42を形成する。
【0020】
このように、加熱体64は、その約3分の2が第2のシート14の入り込み部38の縁より内側に位置し、加熱体64の残りの3分の1が第2のシート14の入り込み部38の縁より外側にはみ出し、第2のシート14と第1のシート12との間に跨がって押し当てられるように配置される。
そして、加熱体64の押圧面64aが、第1のシート12および第2のシート14と正対するように配され、第1のシート12および第2のシート14の表面に対し、垂直方向に向けて押圧されるように配される。
【0021】
溶接装置60によって、第1のシート12と第2のシート14の固着縁28より内側にて加熱体62および加熱体64を押し当てて、第1のシート12と第2のシート14の一部を間歇的に熱融着するとき、特に第1のシート12の開口縁32より入り込んだ第2のシート14の端縁において、熱融着時に、入り込んだ部位の第2のシート14の端縁より外に出た加熱体64の熱が逃げずに、第2のシート14から第1のシート12に熱が伝わり易く、第1のシート12と第2のシート14とが所定の接着強度を有して接着される。
特に、第2のシート14の開口縁32は、固着縁28近傍において、開口を容易にするための凹み34に続いて第1のシート12の開口縁32に略平行に入り込んだ状態に切り欠かれているので、その部位に溶接装置の加熱体64を押し当てて熱融着されるときに、熱融着時に、入り込んだ部位の第2のシート14の端縁より外に出た加熱体64の熱が逃げにくく、重ね合わされた原シート50が強く接着され、使用時においても重ね合わされた第1のシート12と第2のシート14とが熱融着部分より引き剥がれることがない。
【0022】
【発明の効果】
この発明によれば、溶接部分において引き剥がれることが少ないフォルダーおよびその製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態であるフォルダーの一部を拡大した平面図解図である。
【図2】図1図示フォルダーの要部を拡大した図解図である。
【図3】溶接装置の加熱体の一部の図解図である。
【図4】図1図示フォルダーの原シートの平面図解図である。
【図5】図1図示フォルダーの溶着方法を示す断面図解図である。
【図6】図1図示フォルダーの溶着方法を示す断面図解図である。
【図7】図1図示フォルダーの溶着方法を示す断面図解図である。
【図8】従来のフォルダーの平面図解図である。
【符号の説明】
10 フォルダー
12 第1のシート
14 第2のシート
16 収容部
18 開口部
20 角隅部
22 側縁封止部
24 下縁封止部
26 折り曲げ縁
28 固着縁
30 熱融着部
32 開口縁
34 凹み
36a,36b 直線縁
36c 円弧縁
38 入り込み部
40 強熱融着部
42 熱融着部単体
50 原シート
52 折り目
60 溶接装置
62 加熱体
62a 押圧面
64 強加熱体
64b 押圧面

Claims (3)

  1. 第1のシートと第2のシートを折り曲げて重ね合わされた第1のシートと第2のシートとが、開口縁および折り曲げ縁と直交する固着縁を備えたフォルダーにおいて、
    前記第2のシートの開口縁は、固着縁近傍において、開口を容易にするための凹みに続いて、前記第1のシートの開口縁に略平行に入り込んだ状態に切り欠かれて、前記凹みの下部より固着縁に向けて延び、固着縁近傍において第1のシートの開口縁より入り込んだ入り込み部が形成され、
    前記凹みは、開口縁より内側に入り込み、開口縁と交差する上側の直線縁と下側の直線縁とが形成され、前記上側の直線縁と下側の直線縁との間に円弧縁が連続して形成され、
    前記入り込み部は、前記凹みの下側の直線縁に続いて円弧縁が形成され、該円弧縁を介して第1のシートの開口縁と略平行に形成された垂直状の端縁が形成され、該垂直状の端縁に続いて円弧縁を介して固着縁に続き、入り込み部部位においては、第1のシートのみが存在するように形成され、
    前記第1のシートと第2のシートとが固着縁に沿って且つ固着縁との間に一定の間隔をおいて、間歇的に一定の間隔をおいて並列して熱融着されて平面方形および/またはくさび状の熱溶着部単体を並列した熱溶着部が形成されるとともに、前記第2のシートが入り込んだ入り込み部部分において、第2のシートの一部が入り込み部の端縁より流出して第1のシートの表面と熱融着されて強熱溶着部が形成され、
    前記強熱溶着部は、前記熱溶着部単体に連続して、第2のシートの入り込み部の端縁より内側から第1のシートの内側表面にわたって入り込み部の端縁を跨いで固着縁に沿って長く延びるように形成され、前記熱溶着部単体より幅広で広い面積を有する、フォルダー。
  2. 記強熱溶着部は、第2シートの固着縁の方向に沿って長く伸びる平面略長方形状に形成された、請求項1に記載のフォルダー。
  3. 開口縁および該開口縁と交差する固着縁とを備える熱融着性を有する第1のシートと第2のシートとを準備するステップと、
    前記第2のシートを、開口縁が固着縁近傍において、開口を容易にするための凹みに続いて、第1のシートの開口縁に略平行に入り込んだ状態に切り欠き且つ凹みの下部より固着縁に向けて延び、第2のシートの開口縁が固着縁近傍において第1のシートの開口縁より入り込んだ入り込み部を形成し、
    前記凹みは、開口縁より内側に入り込み、開口縁と交差する上側の直線縁と下側の直線縁とが形成され、前記上側の直線縁と下側の直線縁との間に円弧縁が連続して形成され、
    前記入り込み部は、凹みの下側の直線縁に続いて円弧縁が形成され、該円弧縁を介して第1のシートの開口縁と略平行に形成された垂直状の端縁が形成され、該垂直状の端縁に続いて円弧縁を介して固着縁に続き、入り込み部部位においては、第1のシートのみが存在するように、第2のシートの少なくとも一部を切り欠くステップと、
    前記第1のシートと第2のシートを、開口縁と対向し且つ固着縁に直交するように折り曲げて折り曲げ縁を形成するステップと、
    加熱体を備えた溶接装置によって、第1のシートと第2のシートの固着縁に沿って且つ固着縁との間に一定の間隔をおいて、加熱体を押し当てて第1のシートと第2のシートの一部を間歇的に熱融着して平面方形および/またはくさび状の熱溶着部単体を並列した熱溶着部を形成するステップと、
    加熱体を備えた溶接装置によって、第1のシートと第2のシートとを加熱体を押し当てて熱融着するときに、前記第2のシートの開口縁が第1のシートの開口縁より入り込んだ部位において、第2のシートの入り込んだ部位の端縁より外に出た加熱体の一部を、第2のシートの一部が加熱されて溶融して入り込み部の端縁より流出した部分に押し当て、且つ、少なくとも第1のシートの内側表面近傍まで押し当てて第1のシートと第2のシートとを熱融着して強熱溶着部を形成し、前記強熱溶着部は、前記熱溶着部単体に連続して、第2のシートの入り込み部の端縁より内側から第1のシートの内側表面にわたって、前記 熱溶着部単体より幅広で第2のシートの入り込み部の端縁を跨いで固着縁に沿って長く延びるように、強熱溶着部を形成するステップとを含む、フォルダーの製造方法。
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