JPS637936A - ドキユメントフアイルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は拡縮可能な蛇腹状の側面部と、この側面部の折
込み都電に中仕切を取付けることによって形成された多
数の書類収納室とを備えた、いわゆるドキュメントファ
イルの製造方法に関する。

（従来の技術） 従来のドキュメントファイルの１１造方法においては、
第４図及び第５図に示づように厚手の紙材等に蛇腹状の
折りぐせをつけて側面部１を形成し、その各折込み部２
の奥まで中仕切３を差込み、この中仕切３の端部に折返
し状に設けておいた接着剤付きの取付片４を折込み部２
の−ｈのｌＪ′ｒ面５に接着し°τいた。

（発明が解決しようどする問題点） しかし、上記の方法では、多少の開き角度を有する取付
片４を谷状の折込み部２に差込むことから、折込み部２
の奥まで届かないうちに取（’Ｊ　）ｉ’１が折面５に
接触してそのまま接着することがあり、このような取付
片４の接着部位の怪正のために相当の手間を取られると
いう問題があった。

ところで、中仕切の端部沿いに予め蛇腹状側面部の構成
単位となる谷状或いは山状の折込み部と、接着剤付きの
取付片とを一体に設けておき、その取付片を隣接の中仕
切に接着させることにより順次多数の中仕切を重ねてゆ
く方法によれば上記の問題が起らない。

しかしこの場合には、中仕切を１個ずつ順に接着してゆ
くので、その際に少しずつ位置ズレを伴い易く、多数の
中仕切の端部を正確に揃えることが難しいという問題が
新たに生ずる。

そこで本発明はこれらの問題を解決づることを目的とす
る。

（問題点を解決するための手段） Ｆ記課題を解決するための技術的手段は、端部沿いに谷
状或いは山伏の拡縮可能な折込み部を形成した中仕切用
の複数の仕切材を重ね状に接着して蛇腹状の側面部と多
数の中仕切とを協えたドキュメントファイルを製造する
方法であって、前記仕切材が互いに重なり合う部分の一
部又は全部には誘電性熱可塑樹脂の被膜層を形成してお
き、重ねた仕切材の端部が正確に揃うように位置決めし
たもとで、高周波溶着により前記被膜層の形成部分間を
同時に接着させることである。

（作　用） 接着部に設けた被膜層の溶着作用により仕切材が端部を
正確に揃えた状態で接着される。

重ね状に接着された各仕切材が中仕切を、また折込み部
が蛇腹状の側面部をそれぞれ構成する。

（実施例） 次に本発明の一実施例を第１図〜第３図に基づいて説明
する。

まず、本実施例で使用する中仕切用の仕切材６は次のよ
うにして形成される。

即ち、第１図に示すように、厚手の紙材からなる所定寸
法の方形の台紙７の下端両隅部に切欠８を設けることに
よって、仕切板部９と、その側端の対の折りしろ１０及
び下端の折りしろ１１とを形成し、これらの折りしろ１
０．１１を裏面側（第１図の前面側）へ折込んで適当な
手段で折りぐせをつけることにより、それぞれ谷状の拡
縮可能な折込み部１２と、この折込み部１２の先端から
折曲げ状に延設された接着用の取付片１３とを設けるの
である。取付片１３は折込み部１２より相当に幅広に設
けられており、折込み部１２より長く延出したその先端
側の部分が接着しろ１３ａとされている。

なお、台紙７の表面側には予め装飾用を兼ねる塩化ビニ
ル樹脂の被膜層１４が設けられており、従って第２図に
示すように取付片１３の外側面は前記被膜層１４で覆わ
れている。塩化ビニル樹脂は良好な誘電性と熱可塑性と
を儀えており、いわゆる高周波溶着に用いられる代表的
な樹脂材料である。

こうして形成された仕切材６と、絶縁性の芯材（例えば
紙製）を塩化ビニル樹脂の表皮材で被覆してなるカバー
１５とを用いて、次のような高周波溶着作業を行なう。

即ら、第３図に示ずように、高周波ウエルダーの定盤形
式の下部電極（図示省略）上の所定位置に前記カバー１
５（一部を切欠いて示す。）を展開状態で載置し、この
カバー１５の所定部上に表面側を上向きにした適当数の
仕切材６を重ねて載置し、かつこの状態で各仕切材６の
端部が揃うように、１作業又は適当な装置を用いて位置
決めする。

このとき、各仕切材６の取付片１３の外側面は下側の仕
切材６の仕切板部９表面と面接触しており、かつ下端の
仕切材６においてはその取付片１３の外側面がカバー１
５と面接触している。そして前記のようにこれらの接触
面はいずれも塩化ビニル樹脂の被膜層１４或いは表皮材
で被覆されている。

そして上記の位置決め状態のままで、上端の仕切材６の
仕切板部９に上方より高周波ウエルダーのプレス型形式
の上部電極を押付け、各仕切材６を平たく圧縮変形させ
たもとで、上部、下部の電極問に高周波電流を流すので
ある。

ここで使用する上部電極は、取付片１３の接着しろ１３
ａに対応する仕切板部９の端縁沿いの部分、即ち第３図
に鎖線で示す抑圧部１６と一致する電極面形状を備え、
かつ抑圧部１６のみに押圧されるものである。従って、
高周波゛名流は専ら各仕切材６の押圧部１６と接着しろ
１３ａを通過し、かつこれらの部分のみが１部電極によ
り加圧されるので、各仕切材６における押圧部１６と接
着しろ１３ａとの間のみが選択的に溶着され、折込み部
１２の折り面間は溶着されない。また仕切板部９の央部
側と折込み部１２や取付片１３の内側面間は塩化ビニル
樹脂の被膜層が存在しないので溶着されない。なお、下
端の仕切材６の接着しろ１３ａはカバー１５に溶着され
る。

こうして多数の折込み部１２からなり拡縮可能な蛇腹状
の側面部１７と、仕切板部９により区画された多数の書
類収納室１８とを備え、かつ外側カバー１５を取付けた
ドキュメントファイル１９が製造されるのである。

なお、上記実施例において、被ｆｆ５１層１４或いはカ
バー１５の表皮材は所要の誘電性と熱可塑性とを備えた
他種の樹脂材料を用いて形成しても良い。

また、被膜層１４は仕切材６の接着しろ１３ａと押圧部
１６のみに形成しても良い。さらに、台紙７の素材は紙
材に限定するものではなく、また台紙７が粗面状の紙材
或いは布材等の溶融樹脂の含浸を許す材料からなる場合
には接着しろ１３ａと押圧部１６とのいずれか一方のみ
に被膜層１４を形成しても良い。

（発明の効果） 本発明は高周波溶着を利用するので、多数の仕切材をワ
ンショットで同時に溶着して迅速にドキュメントファイ
ルを製造でき、しかも各仕切材の端部の不揃いな不良品
の発生を防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に用いる仕切材の斜視図、第
２図はその要部拡大図、第３図は同実施例におけるドキ
ュメントファイルの製造工程を示す斜視図、第４図は従
来例を示す斜視図、第５図はその要部横断面図である。 ６・・・仕　切　材　　　　９・・・仕切根部１２・・
・折込み部　　１３・・・取　付　片１３ａ・・・接着
しろ　　　１４・・・被　膜　層１６・・・抑　圧　部 出願人　　　北　　　沢　　　京　　　−代理人　　　
弁理士　岡田英彦（外３名）６、イ士Ｑ才才 ９　イ＝ｔで７ｌ−ｊｌＪ辷層ｐ １２　：　ｉＩＴ込ン部 第２図 第３図 第４１！Ｉ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 端部沿いに谷状或いは山状の拡縮可能な折込み部を形成
   した中仕切用の複数の仕切材を重ね状に接着して蛇腹状
   の側面部と多数の中仕切とを備えたドキュメントファイ
   ルを製造する方法であって、前記仕切材が互いに重なり
   合う部分の一部又は全部には誘電性熱可塑樹脂の被膜層
   を形成しておき、 重ねた仕切材の端部が正確に揃うように位置決めしたも
   とで、高周波溶着により前記被膜層の形成部分間を同時
   に接着させることを特徴とするドキュメントファイルの
   製造方法。