JP7140439B1 - 物品搬送箱用蓋及びその製造方法、ならびに物品搬送箱用蓋を備えた物品搬送箱 - Google Patents
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Abstract
Description
該蓋形成板は中央の天板と、その周囲に隣接する各側板とを有し、対向する一組の前記側板は両端に袖片部を備え、これに隣接した他の対向する一組の側板は、前記袖片部に当接可能な接合端部を両端に備えたものとし、
前記蓋形成板の接合端部を有する側板及び袖片部を区画する第1の仮想ラインに対して、断面V字の突出部を有する熱板で加熱押圧されて、第1のV字溝が形成され、当該第1のV字溝を基準に、前記接合端部を有する側板、および、前記袖片部を、それぞれ起立角度90°以下で折曲起立され、当該接合端部を有する側板および前記袖片部が、冷却に伴う熱収縮による起立角度の変化により起立角度を略90°とし、
前記蓋形成板の前記袖片部を有する側板を区画する第2の仮想ラインに対して前記熱板で加熱押圧することによって、第2のV字溝を形成するとともに、前記接合端部と前記袖片部の端部を溶融させ、前記接合端部と前記袖片部とを溶着してなることを特徴とする物品搬送箱用蓋を、課題を解決するための手段とする。
そして、側板及び袖片部の共通する起立角度を90°に限りなく近い角度として、蓋の精度を高めることで、胴膨れを低減して、異物の混入を低減させ、遮光性を向上させることができる。
該蓋形成板は中央の天板と、その周囲に隣接する各側板とを有し、対向する一組の前記側板は両端に袖片部を備え、これに隣接した他の対向する一組の側板は、前記袖片部に当接可能な接合端部を両端に備えたものとし、
前記蓋形成板の接合端部を有する側板と袖片部を区画する第1の仮想ラインに対して、断面V字の突出部を有する熱板で加熱押圧されて、第1のV字溝が形成され、当該第1のV字溝を基準に、前記接合端部を有する側板、および、前記袖片部を、それぞれ起立角度90°以下で折曲起立され、当該接合端部を有する側板および前記袖片部が、冷却に伴う熱収縮による起立角度の変化により起立角度を略90°とし、
前記蓋形成板の前記袖片部を有する側板を区画する第2の仮想ラインに対して前記熱板で加熱押圧することによって、第2のV字溝を形成するとともに、前記接合端部と前記袖片部の端部を溶融させ、前記接合端部と前記袖片部とを溶着してなることを特徴とする物品搬送箱用蓋とすることができる(第1の構成)。
そして、側板及び袖片部の共通する起立角度を90°に限りなく近い角度として、物品搬送箱用蓋の精度を高めることで、当該物品搬送箱用蓋の胴膨れを低減して、異物の混入を低減させ、遮光性を向上させることができる。
第1の工程として、前記蓋形成板の接合端部を有する側板と袖片部を区画する第1の仮想ラインに対して、断面V字の突出部を有する熱板で加熱押圧することによって、第1のV字溝を形成し、当該第1のV字溝を基準に、前記接合端部を有する側板を第1のガイド部により90°以下で折曲して起立させ、前記袖片部を第2のガイド部により90°以下で折曲して起立させ、当該接合端部を有する側板および前記袖片部が、冷却に伴う熱収縮による起立角度の変化により起立角度を略90°とし、
第2の工程として、前記蓋形成板の前記袖片部を有する側板を区画する第2の仮想ラインに対して前記熱板で加熱押圧することによって、第2のV字溝を形成するとともに、前記袖片部の端部及び接合端部を溶融させ、前記袖片部と前記接合端部とを溶着することを特徴とする物品搬送箱用蓋の製造方法とすることができる(第3の構成)。
右側板5の両端にはそれぞれ接合端部50が形成される。左側板6の両端には、それぞれ接合端部60が形成される。
例えば、起立角度θ1は88°程度、起立角度θ2は89°程度とすることができる。この起立角度θ1、θ2の設定は、左側板6と袖片部30、40の高さや厚み、樹脂量などによって変更することができる。
従って、次工程である第2の工程において、左右側板5、6と袖片部30、40とがずれを生じないように溶着作業を行うことができる。
後方側の第2の仮想ラインL2には、第2のV字溝(断面V字状輪郭を有する溝)が形成されるとともに、当該第2のV字溝の両側縁に沿って畝部が形成される。
前方側の第2の仮想ラインL2には、第2のV字溝が形成されるとともに、当該第2のV字溝の両側に沿って畝部が形成される。
更に、物品搬送箱用蓋の精度を高めたことによって、公知の箱本体D1に当該物品搬送箱用蓋を使用することで、遮光性を高めることも可能である。
また合成樹脂板が薄物(例えば、厚さが9mm未満)である場合、熱収縮前の状態において、87°~88°とすると好適である。87°未満の場合には、熱収縮によっても90°に近い精度が実現できず、88°を超えると、当該物品搬送箱用蓋の開口が狭くなり、箱としての機能を損なうおそれがある。
但し、合成樹脂板が中空合成樹脂板の場合には樹脂量が比較的少ないため、袖片部30、40の溶着強度を確保すべく、当該袖片部30、40を若干傾斜させることができる。その際の傾斜角度を微調節するため、袖片部30、40と接触する当接部材12を厚みの異なるものに変更することができる。
10a 隅部切欠部
10b 第1のV字状切欠部
10c 第2のV字状切欠部
10d 第3のV字状切欠部
2 天板
3 前側板
30 袖片部
4 後側板
40 袖片部
5 右側板
50 接合端部
6 左側板
60 接合端部
70 2列の畝部
71 1列の畝部
8 箱本体形成板
80 底板
81 前側板
81a 袖片部
82 後側板
82a 袖片部
83 右側板
83a 接合端部
84 左側板
84a 接合端部
85 1列の畝部
C 物品搬送箱用蓋
D 箱本体
D1 公知の箱本体
E 物品搬送用箱
H 長さ寸法(高さ寸法)
L 長さ寸法
L1 第1の仮想ライン
L2 第2の仮想ライン
L3 第1の仮想ライン
L4 第2の仮想ライン
M 熱板
m1、m2 突出部
T1 第1の治具
T10 作業台
T11 L字アングル
T12 当接部材
T13 後方位置決め部
T2 第2の治具
T20 作業台
T21 L字アングル
T22 当接部材
T23 後方位置決め部
V 第1のV字溝
W1 幅寸法
W2 幅寸法
W3 幅寸法
W4 幅寸法
θ1 起立角度
θ2 起立角度
Claims (7)
- 無発泡合成樹脂板、低発泡合成樹脂板、又は中空合成樹脂板のいずれかからなる蓋形成板により構成され、
該蓋形成板は中央の天板と、その周囲に隣接する各側板とを有し、対向する一組の前記側板は両端に袖片部を備え、これに隣接した他の対向する一組の側板は、前記袖片部に当接可能な接合端部を両端に備えたものとし、
前記蓋形成板の接合端部を有する側板及び袖片部を区画する第1の仮想ラインに対して、断面V字の突出部を有する熱板での加熱押圧により第1のV字溝が形成され、当該第1のV字溝を基準に、前記接合端部を有する側板、および、前記袖片部を、それぞれ起立角度90°以下で折曲起立され、当該接合端部を有する側板および前記袖片部が、冷却に伴う熱収縮による起立角度の変化により起立角度が略90°とされ、
前記蓋形成板の前記袖片部を有する側板を区画する第2の仮想ラインに対して前記熱板での加熱押圧により第2のV字溝が形成されるとともに前記接合端部と前記袖片部の端部が溶融され、前記接合端部と前記袖片部とが溶着されてなることを特徴とする物品搬送箱用蓋。 - 前記第1のV字溝若しくは第2のV字溝の形成によって、当該V字溝の斜面とこれに隣接するV字溝の縁部を溶融状態として、袖片部を有する側板若しくは接合端部を有する側板を天板に対して起立させることにより、前記各側板と天板との間、及び、隣り合う各側板の間に、相互に溶着された2列の畝部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の物品搬送箱用蓋。
- 無発泡合成樹脂板、低発泡合成樹脂板、又は中空合成樹脂板のいずれかからなり、中央の天板とその周囲に隣接する各側板とを有し、対向する一組の前記側板は両端に袖片部を備え、これに隣接した他の対向する一組の側板は前記袖片部に当接可能な接合端部を両端に備えたものとした蓋形成板に対し、
第1の工程として、前記蓋形成板の接合端部を有する側板と袖片部を区画する第1の仮想ラインに対して、断面V字の突出部を有する熱板で加熱押圧することによって、第1のV字溝を形成し、当該第1のV字溝を基準に、前記接合端部を有する側板を第1のガイド部により90°以下で折曲して起立させ、前記袖片部を第2のガイド部により90°以下で折曲して起立させ、当該接合端部を有する側板および前記袖片部が、冷却に伴う熱収縮による起立角度の変化により起立角度を略90°とし、
第2の工程として、前記蓋形成板の前記袖片部を有する側板を区画する第2の仮想ラインに対して前記熱板で加熱押圧することによって、第2のV字溝を形成するとともに、前記袖片部の端部及び接合端部を溶融させ、前記袖片部と前記接合端部とを溶着することを特徴とする物品搬送箱用蓋の製造方法。 - 前記第1の工程において、接合端部を有する側板と前記第1のガイド部とが線接触するものであることを特徴とする請求項3に記載の物品搬送箱用蓋の製造方法。
- 前記第2のガイド部は、前記袖片部の高さ(H)に対応する長さ(L)を有することを特徴とする請求項3に記載の物品搬送箱用蓋の製造方法。
- 前記第1のV字溝若しくは第2のV字溝の形成によって、当該V字溝の斜面とこれに隣接するV字溝の縁部を溶融状態として、袖片部を有する側板若しくは接合端部を有する側板を天板に対して起立させることにより、前記各側板と天板との間、及び、隣り合う各側板の間に、相互に溶着された2列の畝部を形成することを特徴とする請求項3に記載の物品搬送箱用蓋の製造方法。
- 請求項1又は2のいずれかに記載の物品搬送箱用蓋を有する物品搬送箱。
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JP2022068068A JP7140439B1 (ja) | 2022-04-18 | 2022-04-18 | 物品搬送箱用蓋及びその製造方法、ならびに物品搬送箱用蓋を備えた物品搬送箱 |
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JPS5618316U (ja) * | 1979-07-17 | 1981-02-18 | ||
JPH042719U (ja) * | 1990-04-23 | 1992-01-10 | ||
JP5618316B2 (ja) | 2009-10-06 | 2014-11-05 | Ntn株式会社 | 球状体の表面処理用治具、球状体の表面処理方法および球状部品の製造方法 |
WO2020116520A1 (ja) * | 2018-12-06 | 2020-06-11 | 東洋紡株式会社 | 積層体及びそれを用いた包装体 |
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