JP6219487B2 - ラッピング化粧板の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は参考形態に係るラッピング化粧板の製造方法により製造されたラッピング化粧板Aを示し、この化粧板Aは例えば床材等として使用される。ラッピング化粧板Aは、板状の基材1と、この基材1の表面1aないし周囲側面1b,1b,1c,1cに接着剤を介して接着一体化され、化粧シート層となるシート20とを備えている。
実加工工程では、基材1周囲のサイド側面1b,1b及びエンド側面1c,1cに雌実4及び雄実12を加工する。
接着剤塗布工程では、シート20の裏面に接着剤(湿気硬化型ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤)を塗布する。尚、接着剤は、シート20の裏面に塗布するのに代えて、基材1の表面1a及び側面1b,1cに塗布してもよい。
表面接着工程では、図4(a)及び(b)に示すように、上記シート20を基材1の表面1aに加圧しかつ接着剤を固化させて接着する。このとき、シート20と基材1とを幅方向に正確に位置合わせして接着する。また、接着は加圧ロールにより加圧しながら行うことが望ましい。
図5及び図6に示すように、上記シート20の周縁部のうち、基材1において互いに対向する2つのサイド側面1b,1b(互いに対向する一方の2辺)に対応する縁部を基材1の表面1a周囲のサイド側角部で、また基材1において互いに対向する2つのエンド側面1c,1c(互いに対向する他方の2辺)に対応する縁部を基材1の表面1a周囲のエンド側角部でそれぞれ第1及び第2の折曲げ線L1,L2にて折り曲げて基材1のサイド側面1b,1b及びエンド側面1c,1cに重ねた場合に、基材1の隣接するサイド側面1b及びエンド側面1cの2辺の隅角部において基材1の表面1aの外側に位置するシート20の、2つの折曲げ線L1,L2の延長線L1e,L2e上の位置をそれぞれ切断する。
第1シート接着工程では、図5(a)及び(b)に示すように、上記シート20の幅方向の両縁部を上記第1の折曲げ線L1,L1にて折り曲げて基材1のサイド側面1b,1bにおける雌実4の雌実側面8及び雄実12の雄実側面16に加圧しかつ接着剤を固化させて接着することで、基材1のサイド側面1b,1bに位置するシート20の周縁部に折曲げ部20a,20aを形成する。
シート切断工程では、シート20の周縁部のうち、基材1において互いに長さ方向に対向するエンド側面1c,1cの2辺に対応する縁部を、該縁部が基材1のエンド側面1c,1cに折り曲げられたときに面取り部2を経て雌実側面8及び雄実側面16まで雌実凹部5の表側内面5a及び雄実凸部13の表側外面13aに到達しないように延びる所定長さになるように切断する。この切断は、例えば基材1の先端をセンサーで検知し、連続搬送される基材1の全長に応じて上記所定長さで切断する。
第2シート接着工程も、上記第1シート接着工程と基本的に同じで、シート切断工程で切断されたシート20の長さ方向の両縁部を接着することのみが異なる。すなわち、この工程では、図6(a)及び(b)に示すように、上記シート切断工程で切断されたシート20の両縁部を第2の折曲げ線L2,L2にて折り曲げて基材1のエンド側面1c,1cにおける雌実4の雌実側面8及び雄実12の雌実側面16に加圧しかつ接着剤を固化させて接着することで、基材1のエンド側面1c,1cに位置するシート20の周縁部に折曲げ部20a,20aを形成する。このとき、基材1のエンド側面1cに位置するシート20の折曲げ部20aにおいて、(4)シート余剰部切断工程で余剰部分となる部分が切断されて残った切断面は、先の(5)第1シート接着工程で基材1のサイド側面1bに位置するシート20に形成された折曲げ部20aにおいて、同様に(4)シート余剰部切断工程で余剰部分となる部分の切断面に対し突き合わされた状態となる(図2参照)。
角部成形工程では、上記基材1のサイド側面及びエンド側面にそれぞれ接着されたシート20の折曲げ部20aの突き合わせ部分を加熱により軟化させて基材1外面に沿うように馴染ませる。この工程では、図11に示す角部成形機構45が用いられる。この角部成形機構45は、図外のアクチュエータにより、基材1の隣接する2辺の隅角部に向かって前進後退するベース部材46を備えている。ベース部材46の先端部には加熱プレート47が取り付けられ、この加熱プレート47の前面には内面が互いに直交するように略L字状に直角に切り欠かれた加熱凹部47aが形成されており、ベース部材46の前進により加熱プレート47の加熱凹部47aをシートの折曲げ部20aの突き合わせ部分に押し当てて加熱することで、突き合わせ部分を溶融状態として基材1外面に沿うように成形する。
図12〜図14は本発明の実施形態を示し(尚、図1〜図11と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実施形態1では、シート20の2辺の折曲げ部20a,20aの余剰部分となる部分を、シート20を基材1の表面1aに接着した直後に切断しているのに対し、シート20の幅方向の両縁部を基材1の表面1a周囲の角部の第1の折曲げ線L1,L1にて折り曲げて基材1のサイド側面1b,1bにおける雌実4の雌実側面8及び雄実12の雄実側面16に接着した状態で切断するものである。
尚、上記実施形態では、周囲側面の各辺に雌実4又は雄実12が形成された板状の基材1を用いているが、雌実4又は雄実12のない基材を用いることもできる。
1 基材
1a 表面
1b サイド側面
1c エンド側面
4 雌実
5 雌実凹部
5a 表側内面
8 雌実側面
12 雄実
13 雄実凸部
13a 表側外面
16 雄実側面
20 シート(化粧シート層)
20a 折曲げ部
L1,L2 折曲げ線
L1e,L2e 延長線
24 折曲げプレス機構
25 折曲げ治具
25a 折曲げ加圧面
25b 傾斜面
26 ヒータプレート(加熱手段)
27 加圧プレート
45 角部成形機構
Claims (4)
- 矩形板状の基材と、該基材の表面ないし周囲側面に接着一体化され、化粧シート層となるシートとを備えたラッピング化粧板の製造方法であって、
上記シートの裏面又は基材の表面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、
上記シートを基材の表面に加圧しかつ接着剤を固化させて接着する表面接着工程と、
上記シートの周縁部のうち、基材において互いに対向する一方の2辺に対応する縁部を基材表面周囲の角部で第1の折曲げ線にて折り曲げて基材の側面に加圧しかつ接着剤を固化させて接着する第1シート接着工程と、
上記シートの周縁部のうち、基材において互いに対向する他方の2辺に対応する縁部を基材表面周囲の角部で第2の折曲げ線にて折り曲げて基材の側面に重ねた場合に、基材の隣接する2辺の隅角部に形成されて該2辺のシートの両折曲げ部の上記基材から食み出す余剰部分の、上記第2の折曲げ線の延長線上の位置を上記基材側面の側方角部に沿って切断するとともに、上記シートの余剰部分の、上記第1の折曲げ線の延長線上の位置を上記第1シート接着工程において上記第1の折曲げ線の延長線上に形成された折曲げ線に沿って切断することで、シートの上記余剰部分となる部分を切断除去するシート余剰部切断工程と、
上記シートの周縁部のうち、基材において互いに対向する他方の2辺に対応する縁部を第2の折曲げ線にて折り曲げて基材の側面に加圧しかつ接着剤を固化させて接着する第2シート接着工程と
を有することを特徴とするラッピング化粧板の製造方法。 - 請求項1において、
基材は長辺及び短辺を有する矩形状であり、
基材において互いに対向する一方の2辺は長辺であり、他方の2辺は短辺であることを特徴とするラッピング化粧板の製造方法。 - 請求項1又は2において、
切断工程では、シートの切断をレーザーにより行うことを特徴とするラッピング化粧板の製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
基材は、周囲側面に雌実及び雄実が形成されたものであり、
上記基材の雌実は、基材の裏側又は厚み方向中間部に位置する雌実凹部と、該雌実凹部の表側に隣接する雌実側面とを有する一方、
上記雄実は、基材の裏側又は厚み方向中間部に位置する雄実凸部と、該雄実凸部の表側に隣接する雄実側面とを有しており、
シートの周縁部が折り曲げられて重ねられる基材側面は、上記雌実側面及び雄実側面であることを特徴とするラッピング化粧板の製造方法。
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